JP2009157831A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指定された金種の硬貨を適正な金種用の運搬金庫に収納することができる硬貨処理装置の提供。
【解決手段】金種別の運搬金庫11がそれぞれ金種識別手段65,66を有しており、硬貨処理機12は、装填された運搬金庫11の金種識別手段65,66を検出する識別検出手段61,62と、指定手段で指定された金種と識別検出手段61,62で検出された運搬金庫11の金種とが一致する場合に収納処理を許可する一方、指定手段で指定された金種と識別検出手段61,62で検出された運搬金庫11の金種とが不一致の場合に収納処理を禁止する制御手段とを有する。
【選択図】図11

Description

本発明は、指定金種の硬貨を計数して繰り出す硬貨処理装置に関する。
硬貨処理機において、金種別の収納部に収納された硬貨を出金する際に、収納部に混入した適正金種でない硬貨が繰り出されると、これを排除するものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、例えば交通機関の券売機等においては、釣銭を払い出す必要があるため、各券売機に予め各金種の釣銭準備金を充填しておく必要がある。このような釣銭準備用として、入金口に投入された硬貨を識別し指定手段で指定された金種の硬貨以外の硬貨を上記と同様に排除しつつ、指定された金種の硬貨を計数して繰り出す硬貨処理機がある。
特開2007−18103号公報
上記のような硬貨処理機を用いて指定された金種の硬貨を計数して繰り出すようにすれば、指定された金種以外の硬貨が指定金種の硬貨の中に混入してしまうことは防止できる。しかしながら、繰り出された硬貨を適正な金種用の運搬金庫に収納せずに、他金種用の運搬金庫に誤収納してしまうことまでは防止できない。
したがって、本発明は、指定された金種の硬貨を適正な金種用の運搬金庫に収納することができる硬貨処理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、金種別の運搬金庫と、これら金種別の運搬金庫が選択的に装填され、装填された運搬金庫内に指定手段で指定された金種の硬貨を計数しつつ収納する収納処理を行う硬貨処理機とを有する硬貨処理装置であって、前記金種別の運搬金庫がそれぞれ金種識別手段を有しており、前記硬貨処理機は、装填された運搬金庫の前記金種識別手段を検出する識別検出手段と、前記指定手段で指定された金種と前記識別検出手段で検出された運搬金庫の金種とが一致する場合に前記収納処理を許可する一方、前記指定手段で指定された金種と前記識別検出手段で検出された運搬金庫の金種とが不一致の場合に前記収納処理を禁止する制御手段とを有することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記金種識別手段は、複数の反射面部で構成され、前記識別検出手段は、装填された運搬金庫の前記複数の反射面部の反射状態を検出し、該反射状態に基づいて運搬金庫の金種を検出することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、金種別の運搬金庫から選択された運搬金庫が硬貨処理機に装填されると、硬貨処理機は、装填された運搬金庫の金種識別手段を識別検出手段で検出することになり、この検出結果に基づいて制御手段が、指定手段で指定された金種と識別検出手段で検出された運搬金庫の金種とが一致する場合に収納処理を許可する一方、指定手段で指定された金種と識別検出手段で検出された運搬金庫の金種とが不一致の場合に収納処理を禁止することになる。したがって、指定された金種の硬貨を適正な金種用の運搬金庫に収納することができる。
請求項2に係る発明によれば、金種識別手段は複数の反射面部で構成され、識別検出手段は、装填された運搬金庫の複数の反射面部の反射状態に基づいて運搬金庫の金種を検出するため、反射率の異なる反射面部の適宜の組み合わせで金種別の運搬金庫を識別することができる。したがって、簡素且つコンパクトな構成で識別を設けることができる。
本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る硬貨処理装置10は、図1に示すように、運搬金庫11と、装填された運搬金庫11内に硬貨を計数しつつ収納する収納処理を行う硬貨処理機12とを有している。
硬貨処理機12には、上下方向の中間部に前面側に突出する突出部15が設けられており、上部後側にはバラ硬貨が投入される投入口16が設けられている。また、突出部15の下面の左右方向一側には、硬貨を下方に放出する放出部17が下方に突設されている。さらに、硬貨処理機12の左右方向一側の側面には、リジェクト硬貨を排出するリジェクト部18が設けられており、下部には、左右方向における放出部17と同側に、前面に挿入開口部19を有して後方に凹む装填部20が設けられている。また、突出部15の上面には、操作者により操作入力が行われる操作部(指定手段)21と、操作者に対して表示を行う表示部22とが設けられている。
この硬貨処理機12は、投入口16にバラ硬貨が投入された状態で、操作部21に金種および放出枚数が指定入力され、スタート操作がなされると、図2に示す制御部(制御手段)24が、投入口16に投入された硬貨を分離繰出部25で一枚ずつ分離して機内に取り込み、搬送部26で搬送しつつ、識別部27で、操作部21によって指定された金種の硬貨であるか否かを識別させる。識別部27では指定された金種の硬貨である場合には計数を行う。そして、制御部24は、指定された金種の硬貨であると識別部27で識別された硬貨を、計数値が操作部21で指定された枚数になるまで振分部28で放出部17から放出させることになる。他方、指定された金種の硬貨以外の硬貨である場合には計数を行うことなく、振分部28でリジェクト部18に排出する。そして、操作部21で指定された枚数の硬貨を放出部17から放出させて停止する。つまり、硬貨処理機12は、操作部21に指定入力された金種および放出枚数のバラ硬貨を放出部17から放出させる収納処理を行う硬貨計数機である。
運搬金庫11は、略直方体形状をなしており、長手方向の一端面30に持ち運び用のハンドル31が架設されている。また、運搬金庫11は、図3に示すように、スライド式のシャッタ32により開閉可能な開口部33が一の側面側に設けられており、この開口部33を介して硬貨が出し入れされる。運搬金庫11は、ハンドル31と同じ端面30にシャッタ32を閉状態でロックおよびロック解除するためのロック部34が設けられている。シャッタ32は、一対の板状の分割体36,37とこれらを回動可能に連結するヒンジ部38とからなっており、引き出された手前側の分割体36がヒンジ部38によってハンドル31とは逆側に折り畳み可能となっている。
運搬金庫11は、シャッタ32および開口部33を上向きとした姿勢で、硬貨処理機12の装填部20に挿入される。装填部20に装填された状態で運搬金庫11は、ハンドル31側の一部が、硬貨処理機12から突出する状態となり、運搬金庫11に向けて硬貨を放出する放出部17の下方に配置される。この状態で、運搬金庫11は、シャッタ32がハンドル31側にスライドさせられることで開口部33が開放されると、開口部33が放出部17の下方に配置され、放出部17から放出された硬貨を開口部33を介して受け入れる。そして、シャッタ32が閉じられた状態で運搬されて、開口部33を下向きとした姿勢で、硬貨の供給先である図示略の券売機に装填され、この状態でシャッタ32が開かれることで下向きの開口部33から硬貨を落下させて券売機に供給する。
ここで、運搬金庫11は、硬貨の供給先である券売機に応じて、三機種用の大きさが異なる運搬金庫11(11A),11(11B),11(11C)が用意されている。つまり、図4に示すように、幅が最も広く且つ高さが最も低い運搬金庫11(11A)と、図5に示すように、この運搬金庫11(11A)よりも幅が若干狭く且つ高さが若干高い運搬金庫(第1の運搬金庫)11(11B)と、図6に示すように、幅が最も狭く且つ高さが最も高い運搬金庫(第2の運搬金庫)11(11C)とが用意され、しかも、それぞれについて、同じ大きさおよび形状で10円硬貨用および100円用の二金種用が用意されている。勿論、同じ大きさおよび形状でさらに50円硬貨用と500円硬貨用とを用意することも可能である。
そして、上記のように大きさの異なる三種類の運搬金庫11を、選択的に、且つこのとき上部に配置された開口部33を放出部17のすぐ下側となる位置に位置させた状態で装填可能となるように、図7にも示す装填部20が形成されている。
装填部20には、前面側の挿入開口部19を介して運搬金庫11が挿入され装填されることになるが、装填部20内には、まず、左右の側壁面41の上下方向中間位置に、図4に示すように、幅が最も広く且つ高さが最も低い運搬金庫11(11A)の下面43を支持可能な一対の支持部材42が、同一高さ位置で側壁面41から水平に所定長さ突出するように固定されている。
また、装填部20には、左右の側壁面41の上下方向中間位置であって、一対の支持部材42よりも若干下側に、側壁面41に対して進退可能な一対のガイド部材44が同一高さ位置で水平に設けられている。これらガイド部材44には、図8に示すように、左右方向に長い長穴45が複数形成されており、これら長穴45に挿通されたボルト46によって下側の支持部47にスライド可能に支持されている。なお、ガイド部材44は、長穴45によってスライドつまり装填部20内への進退の可動範囲が決められている。両ガイド部材44は、板バネ48で装填部20内に突出する方向に付勢されている。
一対のガイド部材44には、図5に示すように、内側かつ上側に段差部50が形成されており、最も突出した状態で、両段差部50の壁面51間の上面52が、幅が2番目に広く且つ高さが2番目に低い運搬金庫11(11B)の下面53を案内する。つまり、この運搬金庫11(11B)は、一対のガイド部材44で下面53が案内されながら装填部20に挿入される。ここで、上記した一対の支持部材42の間部分の間隔は、一対のガイド部材44の壁面51同士の間隔と同等あるいは若干広く、よって、幅が最も広い上記した運搬金庫11(11A)の下面43を同時に支持可能であるものの、幅が2番目に広い運搬金庫11(11B)の下面53を同時には支持不可となっている。
幅が最も狭く且つ高さが最も高い運搬金庫11(11C)は、図6に示すように、下面54が装填部20の下部の底面55で案内され、下部側面が側壁面41よりも内側に位置する一対の壁部材56で案内されて装填部20内に挿入されることになり、その際に、上記した一対のガイド部材44は、図9に示すように、この運搬金庫11の両側面57で押圧されて幅方向外側に装填部20内から退避する。ここで、一対のガイド部材44の進退の可動幅は、この運搬金庫11(11C)の装填部20への挿入つまり装填を許容する一方で、この運搬金庫11(11C)よりも幅広の上記した運搬金庫11(11B)の装填部20への装填を、図10に示すように規制する。つまり、一対のガイド部材44は、最も間隔を広げた退避状態で、最も幅の狭い運搬金庫11(11C)の幅よりも広く、かつ2番目に幅の狭い運搬金庫11(11B)の幅よりも狭くなるように装填部20に対する退避量(長穴45の長さ)が設定されている。なお、一対のガイド部材44には、挿入開口部19側ほど互いの間隔が広くなるように傾斜する面取り58が形成されている。
つまり、装填部20に、幅が最も広い運搬金庫11(11A)を装填する場合に、一対の支持部材42によって、支持部材42上以外の装填位置への装填を規制することになり、幅が次に広い運搬金庫11(11B)を装填する場合に、一対の支持部材42および一対のガイド部材44によってガイド部材44上以外の装填位置への装填を規制することになる。なお、最も幅の狭い運搬金庫11(11C)を装填する場合には、その高さが最大であることから、装填部20の底面55上以外の装填位置への装填が規制される。
装填部20の奥側には、図11に示すように、上下一対の光学式の反射センサ(識別検出手段)61,62が設けられている。これに対して、すべての運搬金庫11には、装填部20に装填された状態で、ハンドル31が設けられた側とは反対側の端面63のこれら反射センサ61,62に対向可能な位置に、上下一対(複数)の反射面部(金種識別手段)65,66を形成するためのシート部材67,68がそれぞれ貼着されている。言い換えれば、装着された運搬金庫11の一対の反射面部65,66を検出する位置に一対の反射センサ61,62が設けられている。
一対のシート部材67,68の反射面部65,66は、金種に応じて、つまり金種に一対一で高反射・低反射の組み合わせが設定されており、上下一対の光学式の反射センサ61,62は、装着された運搬金庫11の複数の反射面部65,66の反射状態を検出し、各反射面部65,66の反射状態に基づいて金種の識別を検出する。
具体的に、10円硬貨用の運搬金庫11には、シャッタ32および開口部33を上向きにした姿勢で、上側のシート部材67の反射面部65が低反射率となっており、この姿勢での下側の反射面部66が高反射率となっている。これに対して、100円硬貨用の運搬金庫11には、シャッタ32および開口部33を上向きにした姿勢で、上側のシート部材67の反射面部65が高反射率となっており、この姿勢での下側の反射面部66が低反射率となっている。
これに対して、一対の反射センサ61,62は、上側の反射センサ61が低反射を検出し、下側の反射センサ62が高反射を検出すれば、装填部20に10円硬貨用の運搬金庫11が装填されていることを検出し、逆に、上側の反射センサ61が高反射を検出し、下側の反射センサ62が低反射を検出すれば、装填部20に100円硬貨用の運搬金庫11が装填されていることを検出する。なお、反射センサ61,62の数およびシート部材67,68の数は、識別する金種の数によって適宜増やすことが可能である。
なお、制御部24は、一対の反射センサ61,62が、いずれも高反射を検出しない場合には運搬金庫11が未装填であることを検出する。また、制御部24は、一対の反射センサ61,62が、いずれも高反射を検出した場合には、対象外の運搬金庫11が装填されていることを検出する。
また、図1に示すように、硬貨処理機12には、左右方向において放出部17に隣り合ってユニットボックス71が設けられている。このユニットボックス71には、長手方向を左右方向に沿わせた直方体形状のスライドユニット72が、図12に示すように、放出部17側に引き出し可能に設けられている。
スライドユニット72は、ユニットボックス71側に最も挿入された状態で放出部17よりもユニットボックス71側に退避し、ユニットボックス71から放出部17側に最も引き出された状態で、図13に示すように、装填部20に装填された運搬金庫11における硬貨処理機12から突出する部分であって放出部17よりも外側部分の上方に位置する。このスライドユニット72は、図1に示す検知板73に固定されたハンドル75を介して手動でスライドさせられる。なお、ユニットボックス71には、スライドユニット72が最も引き出された状態で検知板73により遮光されるフォトインタラプタからなる位置検出センサ74が設けられている。この位置検出センサ74は、スライドユニット72がユニットボックス71から最も引き出された状態にあるか否かを検出する。
スライドユニット72の先端には、光学式の反射センサ(開閉検出手段)76が設けられている。運搬金庫11のシャッタ32には、装填部20に装填され全開状態とされたときに、最も引き出された状態のスライドユニット72の反射センサ76と対向する位置に図11に示す高反射の反射面部77を有するシート部材78が貼着されている。反射センサ76は、高反射を検出することで、装填部20に装填された運搬金庫11のシャッタ32が全開状態にあることを検出する一方、高反射を検出しないことで、装填部20に装填された運搬金庫11のシャッタ32が全開状態にないことを検出する。つまり、反射センサ76は、硬貨処理機12に装着された運搬金庫11に対して進退可能に設けられており、装填部20に装填された運搬金庫11のシャッタ32の開閉状態を前進状態にあるとき検出する。
さらに、装填部20の上部にも、光学式の反射センサ80が設けられている。この反射センサ80は、装填部20に装填された運搬金庫11の全閉状態とされたシャッタ32における対向位置に貼着された高反射の反射面部81を有するシート部材82を検出する。つまり、この反射センサ80は装填部20に装填された運搬金庫11のシャッタ32が全閉状態にあるか否かを検出する。
以上に述べた硬貨処理装置10によれば、まず、操作者が、バラ硬貨を硬貨処理機12の投入口16に投入し、金種別の運搬金庫11から一つを選択的に硬貨処理機12の装填部20に装填する。そして、運搬金庫11のシャッタ32を全開にして、ユニットボックス71からスライドユニット72を引き出す。この状態で、運搬金庫11に収納する硬貨の金種(例えば10円硬貨)および枚数を操作部21に指定入力し、スタート操作を入力する。
すると、制御部24は、位置検出センサ74の検出結果からスライドユニット72が引き出された状態にあるか否かと、反射センサ76の検出結果からシャッタ32が全開状態にあるか否かと、反射センサ61,62の検出結果から装填部20に装填された運搬金庫11の金種が、操作部21で指定された金種(例えば10円硬貨)と一致するか否かを判定する。
そして、スライドユニット72が引き出された状態にあり、且つシャッタ32が全開状態にあり、且つ装填された運搬金庫11の金種が指定された金種と一致する場合に限り、制御部24は、収納処理の実行を許可する。すると、制御部24は、投入口16に投入された硬貨を識別部27で識別し、操作部21によって指定された金種の硬貨のみを、操作部21で指定された枚数だけ、放出部17から放出する収納処理を実行することになる。これにより、操作部21に指定入力された金種および放出枚数のバラ硬貨が運搬金庫11に収納される。
他方、制御部24は、例えば操作部21で指定された金種と反射センサ61,62で検出された運搬金庫11の金種とが不一致の場合や、反射センサ76でシャッタ32の全開状態が検出されていない場合等、上記条件の少なくともいずれか一つが満足されないと、収納処理の実行を禁止して、表示部22に検出結果に基づいたエラー内容を表示する。よって、この状態では、放出部17から硬貨が放出されることない。
上記のようにして、操作部21に指定入力された金種および放出枚数のバラ硬貨が運搬金庫11に収納されると、制御部24は、位置検出センサ74の検出結果からスライドユニット72がユニットボックス71に挿入された状態にあるか否かと、反射センサ80の検出結果からシャッタ32が全閉状態にあるか否かとを検出し、スライドユニット72がユニットボックス71に挿入された状態となり、且つシャッタ32が全閉状態になると、収納処理が終了したと判定して、例えば、処理終了を示す報知音を発生させる。
なお、硬貨を袋体に収納する旨の操作入力が操作部21に入力されると、制御部24は、位置検出センサ74の検出結果からスライドユニット72が引き出された状態になく、且つ一対の反射センサ61,62が、いずれも高反射を検出しない場合に、収納処理の実行を許可する。
ここで、反射面部65,66を形成するために、シート部材67,68を貼付するのではなく、運搬金庫11の素材そのものを利用しても良い。例えば、運搬金庫11をステンレス鋼材製等にすることで、高反射率の反射面部を素材面で形成し、低反射率の反射面部のみシート部材を貼付して形成したりできる。また、反射面部を塗料の塗布で形成しても良い。
以上に述べたように本実施形態に係る硬貨処理装置10によれば、金種別の運搬金庫11から選択された運搬金庫11が硬貨処理機12に装填されると、硬貨処理機12は、装填された運搬金庫11の金種識別のための反射面部65,66を反射センサ61,62で検出することになり、この検出結果に基づいて制御部24が、操作部21で指定された金種と反射センサ61,62で検出された運搬金庫11の金種とが一致する場合に収納処理を許可する一方、操作部21で指定された金種と反射センサ61,62で検出された運搬金庫11の金種とが不一致の場合に収納処理を禁止することになる。したがって、指定された金種の硬貨を適正な金種用の運搬金庫11に収納することができる。
また、運搬金庫11が複数の反射面部65,66を有し、反射センサ61,62は、装填された運搬金庫11の複数の反射面部65,66の反射状態に基づいて運搬金庫11の金種を検出するため、反射率の異なる反射面部65,66の適宜の組み合わせで金種別の運搬金庫11を識別することができる。したがって、簡素且つコンパクトな構成で識別を設けることができる。
なお、上記した反射センサ76、ユニットボックス71およびスライドユニット72を廃止して、反射センサ80の検出結果に基づいてシャッタ32の開閉状態を検出しても良い。
本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置を示す斜視図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機を示す制御ブロック図である。 同硬貨処理装置の運搬金庫を示す斜視図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機の装填部に運搬金庫を装填した状態を示す正面図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機の装填部に運搬金庫を装填した状態を示す正面図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機の装填部に運搬金庫を装填した状態を示す正面図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機の装填部を示す斜視図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機の装填部の内部構成を示す斜視図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機の装填部に運搬金庫を装填する途中の状態を示す平面図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機の装填部に運搬金庫を誤装填した状態を示す正面図である。 同硬貨処理装置を示す硬貨処理機を透過状態とした斜視図である。 同硬貨処理装置の硬貨処理機を示す斜視図である。 同硬貨処理装置を示す側面図である。
符号の説明
10 硬貨処理装置
11 運搬金庫
12 硬貨処理機
21 操作部(指定手段)
24 制御部(制御手段)
61,62 反射センサ(識別検出手段)
65,66 反射面部(金種識別手段)

Claims (2)

  1. 金種別の運搬金庫と、
    これら金種別の運搬金庫が選択的に装填され、装填された運搬金庫内に指定手段で指定された金種の硬貨を計数しつつ収納する収納処理を行う硬貨処理機とを有する硬貨処理装置であって、
    前記金種別の運搬金庫がそれぞれ金種識別手段を有しており、
    前記硬貨処理機は、装填された運搬金庫の前記金種識別手段を検出する識別検出手段と、前記指定手段で指定された金種と前記識別検出手段で検出された運搬金庫の金種とが一致する場合に前記収納処理を許可する一方、前記指定手段で指定された金種と前記識別検出手段で検出された運搬金庫の金種とが不一致の場合に前記収納処理を禁止する制御手段とを有することを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記金種識別手段は、複数の反射面部で構成され、
    前記識別検出手段は、装填された運搬金庫の前記複数の反射面部の反射状態を検出し、該反射状態に基づいて運搬金庫の金種を検出することを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
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