JP2009156688A - 押込み試験機及び押込み試験方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧子4を備える荷重レバー3と、圧子4の位置基準となるコンタクタ8を備えて荷重レバー3と連動する基準レバー7を備える押込み試験機100において、圧子4とコンタクタ8を試料表面に当接させた状態から荷重レバー3を回動させて、試料表面基準測定手法に応じた圧子4の変位量に相当する第1の押し込み深さ量を測定し、また、圧子基準部を取り外して基準レバーをストッパに当接させた状態から荷重レバー3を回動させて、機枠基準測定手法に応じた圧子4の変位量に相当する第2の押し込み深さ量を測定し、その測定によって得られた第2の押し込み深さ量から第1の押し込み深さ量を減算することによって、機枠歪量を取得することを可能にした。
【選択図】図1
Description
この押込み試験機により測定された押し込み深さには、押込み試験機が試料に負荷した荷重によって試験機自体の機枠が歪んだ機枠歪量も含まれてしまっているので、その機枠歪量を排除する補正を行うことが、例えば、ISO14577などの規格により規定されている。
また、特許文献1の押込み試験機は、機枠歪みを第1の変位計で、圧子押込み深さを第2の変位計で計測するようにしているため、複数の変位計を必要としていた。
回動可能に軸支される荷重レバーと、その荷重レバーの一端側における、その下面に備えられる圧子と、その上面に備えられ前記圧子と連動する圧子連動部と、前記荷重レバーの他端側に備えられ当該荷重レバーを回動させる荷重レバー駆動部と、
前記荷重レバーとほぼ同じ軸心を有するように回動可能に軸支される基準レバーと、その基準レバーの一端側における、その下面に備えられ前記圧子の先端部の位置基準となる圧子基準部と、その上面に備えられ前記圧子連動部の変位量を検出する圧子位置検出部と、前記基準レバーの他端側に備えられ当該基準レバーを回動させる基準レバー駆動部と、
前記圧子基準部が試料表面に対する所定位置となるように、前記基準レバーを停止させるストッパと、
を備え、
前記圧子基準部を試料表面に当接させた状態から前記荷重レバーを回動させて、試料表面に当接させた前記圧子を前記試料に押し付けた際の第1の押し込み深さ量を、前記圧子位置検出部が前記圧子連動部の変位量を検出することによって測定する試料表面基準測定手段と、
前記基準レバーをストッパに当接させ、前記圧子基準部を試料表面から離間させた状態から前記荷重レバーを回動させて、試料表面に当接させた前記圧子を前記試料に押し付けた際の第2の押し込み深さ量を測定する機枠基準測定手段と、
を備えることを特徴とする。
前記圧子基準部は、前記基準レバーの下面に着脱可能に備えられていることを特徴とする。
前記試料表面基準測定手段が、前記第1の押し込み深さ量を測定する間、前記圧子基準部を前記試料に押し付ける荷重を一定に調整する荷重調整手段を備えることを特徴とする。
請求項1〜3の何れかに記載の押込み試験機における押込み試験方法であって、
前記機枠基準測定手段により測定された第2の押し込み深さ量から、前記試料表面基準測定手段により測定された第1の押し込み深さ量を減算することによって、当該押込み試験機の機枠歪量を取得する機枠歪量取得工程と、
前記機枠歪量取得工程において、前記圧子を前記試料に押し付ける荷重毎の機枠歪量を取得して、荷重と機枠歪量との相関関数を取得する相関関数取得工程と、
前記相関関数取得工程において取得された前記相関関数に基づき、前記機枠基準測定手段により測定された任意の荷重における第2の押し込み深さ量から、その押し込み深さ量測定時の荷重に対応する機枠歪量を減算して、補正された押し込み深さ量を取得する補正押込み深さ量取得工程と、
を備えることを特徴とする。
前記機枠歪量取得工程において前記機枠歪量を取得する際、前記押込み試験機に、前記試料を塑性変形させずに弾性変形させる補正用圧子を配設し、その補正用圧子を試料に押し付けることで、前記機枠基準測定手段における前記レバー位置検出部が検出した前記基準レバーの変位量から、前記試料表面基準測定手段における前記圧子位置検出部が検出した前記圧子連動部の変位量を減算することによって、当該押込み試験の機枠歪量を取得することを特徴とする。
そして、例えば、様々な荷重で圧子を試料に押し付けた際の、荷重毎の機枠歪量を取得することによって、荷重と機枠歪量との相関関数を取得することができるので、その相関関数に基づき任意の荷重に対する機枠歪量を取得することが可能になる。
従って、任意の荷重において第2の押し込み深さ量を測定する場合に、相関関数からその押し込み深さ量測定時の任意の荷重に対応する機枠歪量を取得し、任意の荷重において測定された第2の押し込み深さ量に相当する圧子の変位量から、取得された機枠歪量を減算することによって、補正された押し込み深さ量を算出して取得することができる。
そして、その補正された押し込み深さ量を取得するようにして、機枠歪量の影響を排除した押し込み深さ量の測定を行うことが可能になるので、より正確に試料の硬さなどの物性値の測定を行うことが可能になる。
なお、本実施形態における押込み試験機100は、圧子4に付与する試験力(荷重)と、圧子4の押込み深さとを連続してモニター可能な計装化押込み試験機である。
この試料保持台2は、XYZステージ2aによって上下左右に移動されて、圧子4に対する試料Sの位置を調整可能になっている。
なお、基準レバー7は、図2に示すように、上面視した際に、荷重レバー3の周囲を囲うように配されており、略枠形状を有している
具体的には、圧子変位センサ5は、圧子4の移動量(変位量)を静電容量方式で計測するセンサであって、変位センサ可動部5aと変位センサ固定部5bとの距離に応じて変化する電極板間の静電容量に基づき、圧子4の変位量を計測する。
つまり、圧子変位センサ5は、変位センサ固定部5bに対する変位センサ可動部5aの変位を計測するようにして、圧子4の変位量を計測するようになっている。なお、圧子変位センサ5は、計測した圧子4の変位量に関するデータ(信号)を制御部200に出力する。
ロードセル9は、基準レバー7の一端側の下面に備えられており、圧子4が押し下げられる際に当接する基準レバー7の一端により押圧される押し付け力を測定し、基準レバー7が試料Sに押し付けられる荷重を測定するセンサである。このロードセル9は、測定した荷重に関するデータ(信号)を制御部200に出力する。
なお、コンタクタ8は、圧子4を試料Sに押し付ける測定手法によっては、荷重レバー3の移動の妨げになることなどがあるので、その場合に取り外すことができるように、コンタクタ8は、基準レバー7の一端側の下面に着脱可能に配設されている。
つまり、エンコーダ11は、コンタクタ8が試料表面に当接した状態での基準レバー7の回転角を検出するようにして、試験力が負荷され試料が沈み込むことによる支点7aのねじり剛性による押し付け力の減少を補正できるようにしている。なお、エンコーダ11は、検出した基準レバー7の回転角に応じた基準レバー7の変位量に関するデータ(信号)を制御部200に出力する。
このストッパ12は、例えば、マイクロメータヘッドからなり、送りねじを回すことで高さ調整が可能となっている。つまり、ストッパ12の高さ調整を行うことによって、ストッパ12に当接する基準レバー7の回動角度を調節したり、ストッパ12が基準レバー7に当接しないように調節したりすることができる。
そして、この操作部400は、ユーザが試料Sの押込み試験を行う指示入力を行う際に操作される。
つまり、CPU210が試料表面基準測定プログラム232を実行することにより、第1フォースモータ6を駆動させて荷重レバー3を回動させ、その荷重レバー3に備えられている圧子4を試料Sに押し付けた際の第1の押し込み深さ量を、圧子変位センサ5により計測される圧子4の変位量を検出することによって測定する試料表面基準測定手段として機能する。
具体的には、図4(a)に示すように、ストッパ12を基準レバー7から離した配置に調節し、コンタクタ8が試料Sに当接した状態から圧子4を試料Sに押し付けて、その押し込み深さ量を測定する。
なお、試料表面基準測定手段としてのCPU210が、圧子4の先端部とコンタクタ8を試料表面に当接させた状態から荷重レバー3を回動させて、その圧子4を試料Sに押し付けた際に第1の押し込み深さ量を計測する手法は、圧子4の変位の基準を試料Sの表面にする試料表面基準型の測定手法に相当するので、この試料表面基準測定手段としてのCPU210により測定された第1の押し込み深さ量に相当する圧子4の変位量には、機枠歪量が含まれていない。
また、圧子4を試料Sに向けて下降させた際に、圧子4が試料Sに接触する前と、接触した後では下降変位量が異なり、その下降変位量が変化したポイントが圧子4と試料Sの接触点であるので、その接触点以降の変位量が押し込み深さ量として計測される。
つまり、CPU210が荷重調整プログラム233を実行することにより、第2フォースモータ10の出力を調節するようにして、基準レバー7の駆動を調整し、コンタクタ8を試料Sに押し付ける荷重を一定に調整する荷重調整手段として機能する。
具体的には、荷重調整手段としてのCPU210は、ロードセル9により測定される、基準レバー7がコンタクタ8を押し下げる際の押し付け力であって、コンタクタ8が試料Sに押し付けられる荷重が一定になるように、基準レバー7の回動を調整し、コンタクタ8を試料Sに押し付ける際の荷重を一定に調整する。
つまり、CPU210が機枠基準測定プログラム234を実行することにより、第1フォースモータ6と第2フォースモータ10を駆動させて、荷重レバー3を回動させ、荷重レバー3に備えられている圧子4を試料Sに押し付けた際の第2の押し込み深さ量を、圧子変位センサ5により計測される圧子4の変位量を検出することによって測定する機枠基準測定手段として機能する。
具体的には、図4(b)に示すように、ストッパ12が基準レバー7に当接する配置に調節し、コンタクタ8を試料Sの表面から離間させた状態から圧子4を試料Sに押し付けて、その押し込み深さ量を測定する。なお、この図4(b)においては、コンタクタ8と試料Sの距離間隔を示すために、コンタクタ8が取り付けられている状態を図示して説明している。コンタクタ8を取り外した状態であっても、ストッパ12や基準レバー7の配置はこの図と同様となる。
なお、機枠基準測定手段としてのCPU210が、コンタクタ8を取り外し、基準レバー7をストッパ12に当接させた状態から荷重レバー3を回動させた際の変位量は圧子4の変位量に相当する。そして、この機枠基準測定手段としてのCPU210による第2の押し込み深さ量を計測する手法は、機枠歪量が含まれてしまっている。
つまり、CPU210が機枠歪量取得プログラム235を実行することにより、機枠基準測定手段としてのCPU210により測定された第2の押し込み深さ量に相当し、機枠歪量が含まれている圧子4の変位量から、試料表面基準測定手段としてのCPU210により測定された第1の押し込み深さ量に相当し、機枠歪量が含まれていない圧子4の変位量を減算する処理を行うことで、押込み試験機100の機枠歪量を取得する機枠歪量取得手段として機能する。
なお、機枠歪量取得手段としてのCPU210が取得した機枠歪量に関するデータは、RAM220や、所定のメモリ(例えば、半導体メモリ、EEPROM)に記憶される。
つまり、CPU210が相関関数取得プログラム236を実行することにより、様々な荷重で圧子4を試料Sに押し付けた際の、荷重に対する機枠歪量をグラフにプロットするようにして(図5参照)、荷重と機枠歪量との相関関数を取得する相関関数取得手段として機能する。
なお、相関関数取得手段としてのCPU210が取得した相関関数に関するデータは、RAM220や、所定のメモリ(例えば、半導体メモリ、EEPROM)に記憶される。
つまり、CPU210が補正押込み深さ量取得プログラム237を実行することによって、相関関数取得手段としてのCPU210により取得された相関関数に基づき、機枠基準測定手段としてのCPU210による第2の押し込み深さ量の測定時の荷重に対応する機枠歪量を得て、その第2の押し込み深さ量から機枠歪量を減算することで、補正された押し込み深さ量を取得する補正押込み深さ量取得手段として機能する。
つまり、コンタクタ8が試料Sの表面に当接した状態で動かない基準レバー7に備えられている圧子変位センサ5の変位センサ固定部5bが、回動する荷重レバー3に備えられている変位センサ可動部5aの変位を計測することで、CPU210が、圧子4の変位量を測定するようになっている。
なお、ステップS1においては、様々な荷重で圧子4を試料Sに押し付けた際の第1の押し込み深さ量である圧子4の変位量を測定し、その荷重に対応付けて試料表面基準測定手法に応じた圧子4の変位量を所定のメモリに記憶するようになっている。
なお、ステップS2においては、様々な荷重で圧子4を試料Sに押し付けた際の第2の押し込み深さ量である圧子4の変位量を測定し、その荷重に対応付けて機枠基準測定手法に応じた圧子4の変位量を所定のメモリに記憶するようになっている。
なお、ここでは、ステップS1とステップS2において測定して得られた様々な荷重に対応する第1の押し込み深さ量と第2の押し込み深さ量に基づき、様々な荷重毎の機枠歪量を算出して取得するようになっている。
この荷重と機枠歪量との相関関数を取得することによって、任意の荷重に対する機枠歪量を取得することが可能になる。
なお、CPU210によって取得された、補正された押し込み深さ量は、測定結果として表示部300に表示される。
そして、様々な荷重で圧子4を試料Sに押し付けた際の、荷重毎の機枠歪量を取得し、荷重と機枠歪量との相関関数を取得することによって、その相関関数に基づき任意の荷重に対する機枠歪量を取得することが可能になる。そして、任意の荷重において測定された第2の押し込み深さ量に相当する圧子4の変位量から、その押し込み深さ量測定時の荷重に対応する機枠歪量を減算することによって、補正された押し込み深さ量を算出して取得することができる。
従って、この押込み試験機100による押込み試験方法によって、適正な機枠歪量を取得することが可能になり、その適正な機枠歪量に基づき、補正された押し込み深さ量を取得することができる。そして、その補正された押し込み深さ量を取得するようにして、機枠歪量の影響を排除した押し込み深さ量の測定を行うことが可能になるので、より正確に試料Sの硬さなどの物性値の測定を行うことが可能になる。
例えば、図7に示すように、押込み試験機100の圧子として、試料Sを塑性変形させずに弾性変形させることを可能にする補正用圧子4aを配設するようにしてもよい。
この補正用圧子4aとしては、例えば、図7に示すように、先端部の曲率が大きな球面形状を有する圧子を用いることができる。
このように、試料Sを弾性変形させる補正用圧子4aを用いて、試料Sの弾性変形域での押し込み試験を行う場合、図8に示すように、試料Sが塑性変形してしまうことによる荷重負荷時と荷重除荷時の測定ぶれの影響を排除することができるので、機枠基準の変位量から試料表面基準の変位量の差分を算出することによって、より正確な機枠歪量を取得することができ、より正確に試料Sの測定を行うことが可能になる。
なお、コンタクタ8を取り外さない手法での第2の押込み深さ量の測定は、コンタクタ8が試料表面に当接しない状態(位置)に基準レバー7をストッパ12に当接させた状態から荷重レバー3を回動させて、圧子4を試料Sに押し付けることで行われる。
また、例えば、支点をナイフエッジとして、基準レバー7のXY方向の重心を回転中心に一致させておくことによって、基準レバー7の姿勢が変わって押し付け力が一定となるようにしてもよい。この方法では、支点にばねを用いていないので、ねじり剛性による押し付け力の変化がない。
2 試料保持台
3 荷重レバー
4 圧子
5 圧子変位センサ
5a 変位センサ可動部(圧子連動部)
5b 変位センサ固定部(圧子位置検出部)
6 第1フォースモータ(荷重レバー駆動部)
7 基準レバー
8 コンタクタ(圧子基準部)
9 ロードセル
10 第2フォースモータ(基準レバー駆動部)
11 エンコーダ
12 ストッパ
100 押込み試験機
200 制御部
210 CPU(試料表面基準測定手段、荷重調整手段、機枠基準測定手段、機枠歪量取得手段、相関関数取得手段、補正押込み深さ量取得手段)
220 RAM
230 記憶部
232 試料表面基準測定プログラム
233 荷重調整プログラム
234 機枠基準測定プログラム
235 機枠歪量取得プログラム
236 相関関数取得プログラム
237 補正押込み深さ量取得プログラム
300 表示部
400 操作部
S 試料
4a 補正用圧子
Claims (5)
- 回動可能に軸支される荷重レバーと、その荷重レバーの一端側における、その下面に備えられる圧子と、その上面に備えられ前記圧子と連動する圧子連動部と、前記荷重レバーの他端側に備えられ当該荷重レバーを回動させる荷重レバー駆動部と、
前記荷重レバーとほぼ同じ軸心を有するように回動可能に軸支される基準レバーと、その基準レバーの一端側における、その下面に備えられ前記圧子の先端部の位置基準となる圧子基準部と、その上面に備えられ前記圧子連動部の変位量を検出する圧子位置検出部と、前記基準レバーの他端側に備えられ当該基準レバーを回動させる基準レバー駆動部と、
前記圧子基準部が試料表面に対する所定位置となるように、前記基準レバーを停止させるストッパと、
を備え、
前記圧子基準部を試料表面に当接させた状態から前記荷重レバーを回動させて、試料表面に当接させた前記圧子を前記試料に押し付けた際の第1の押し込み深さ量を、前記圧子位置検出部が前記圧子連動部の変位量を検出することによって測定する試料表面基準測定手段と、
前記基準レバーをストッパに当接させ、前記圧子基準部を試料表面から離間させた状態から前記荷重レバーを回動させて、試料表面に当接させた前記圧子を前記試料に押し付けた際の第2の押し込み深さ量を測定する機枠基準測定手段と、
を備えることを特徴とする押込み試験機。 - 前記圧子基準部は、前記基準レバーの下面に着脱可能に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の押込み試験機。
- 前記試料表面基準測定手段が、前記第1の押し込み深さ量を測定する間、前記圧子基準部を前記試料に押し付ける荷重を一定に調整する荷重調整手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の押込み試験機。
- 請求項1〜3の何れかに記載の押込み試験機における押込み試験方法であって、
前記機枠基準測定手段により測定された第2の押し込み深さ量から、前記試料表面基準測定手段により測定された第1の押し込み深さ量を減算することによって、当該押込み試験機の機枠歪量を取得する機枠歪量取得工程と、
前記機枠歪量取得工程において、前記圧子を前記試料に押し付ける荷重毎の機枠歪量を取得して、荷重と機枠歪量との相関関数を取得する相関関数取得工程と、
前記相関関数取得工程において取得された前記相関関数に基づき、前記機枠基準測定手段により測定された任意の荷重における第2の押し込み深さ量から、その押し込み深さ量測定時の荷重に対応する機枠歪量を減算して、補正された押し込み深さ量を取得する補正押込み深さ量取得工程と、
を備えることを特徴とする押込み試験方法。 - 前記機枠歪量取得工程において前記機枠歪量を取得する際、前記押込み試験機に、前記試料を弾性変形させる補正用圧子を配設し、その補正用圧子を試料に押し付けることで、前記機枠基準測定手段における前記レバー位置検出部が検出した前記基準レバーの変位量から、前記試料表面基準測定手段における前記圧子位置検出部が検出した前記圧子連動部の変位量を減算することによって、当該押込み試験の機枠歪量を取得することを特徴とする請求項4に記載の押込み試験方法。
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