JP2009156521A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体ケース1の中に形成され、被加熱物を収納するための加熱室3と、本体ケース1に取り付けられ、加熱室3を開閉するためのドア4と、ドア4を前面とする加熱室3の6面のうち両側面、天井面およびドア4のガラス面に設けられた絶縁体ヒータ8、11、23と、絶縁体ヒータ8、11、23の通電を制御して被加熱物2を加熱させる電源制御装置とを備え、絶縁体ヒータ8、11、23は、加熱室3の面に設けられた絶縁体8b、11b、23bと、絶縁体の加熱室側の面の反対側の面に形成された導電膜8a、11a、23aと、導電膜に設けられた一対の電極とでなり、この電極に電源制御装置からの電圧が印加されることにより抵抗発熱する。
【選択図】図3
Description
側面絶縁体ヒータ8は、前述したように、発熱体である導電膜8a、絶縁体8b、導電膜8aに電源を供給する一対の電極28および各電極28に接続されたケーブル30からなっている。絶縁体8bはセラミックあるいはガラスからなり、導電膜8aは、ZnOやITOなどの酸化金属を含む顔料がスプレーやディップによって絶縁体8bに一様に塗装されたもので、オーブンで焼成することで定着形成される。電極28は、導電性を有する銀ペーストなどの塗装によって形成されている。また、導電膜8aの顔料は、透明性や熱膨張率などを任意に変化させるために、絶縁体8bの種類や目的に合わせてSiなどの混合比が変更される。
前面絶縁体ヒータ23は、透明の導電膜23a、絶縁体23b、導電膜23aに電源を供給する一対の電極28および電極28に接続されたケーブル30よりなっている。前述したように、ドア4にある2枚のガラスのうち内側のガラスを絶縁体23aとして用いている。製造方法に関しては側面絶縁体ヒータ8と同様であるため説明を省略する。なお、導電膜23aは透明であるため、加熱室3内の視認性を阻害することなく加熱可能な上、被加熱物2から発生する蒸気によるガラス曇りを防止できる。
電源制御装置50は、操作パネル6のスイッチ操作を検知すると、その操作スイッチに基づいてメモリ(図示せず)に格納されたテーブルから選択する。このテーブルには、各種の調理メニューに対して加熱源、電力、調理時間などがデータとして書き込まれている。例えば、クッキー調理が選択された場合は、天面絶縁体ヒータ11、左右の側面絶縁体ヒータ8、底面ヒータ12、前面絶縁体ヒータ23を選択して、それぞれ200Wの電力で加熱するように制御すると共に、背面ヒータ20とコンベクションファン21を選択して400Wの電力で熱風が発生するように制御する。これは、角皿に広範囲にクッキーが配置されているものとして均一加熱を行うためで、商用電源100Vの上限である1500Wを超えない、合計1400Wの電力で調理する。
また、前述の如くドア4に前面絶縁体ヒータ23を設けたので、従来の加熱調理器においては加熱不足となる部位からも加熱することが可能となり、加熱室3内の全体や被加熱物2の温度を均一に保つことができ、加熱速度の向上と蓄熱効果を持たせることができる。
さらに、発熱面となる導電膜は絶縁体表面に薄膜として塗装されるため、他の部品への接触などによる漏電の危険性を大幅に低減することができる。これに加えて、導電膜を保護する保護絶縁体を設ける構造としたため、マイクロ波や蒸気などによる導電膜の劣化を低減することができる。また、加熱室3の寸法の小型化あるいは本体ケース1の寸法の大型化を招くことなく、発熱体を設置できるという効果がある。
さらにまた、加熱室3の6面全てにヒータを設けたため、一箇所のヒータが断線等による電力不足となった場合でも、その分の電力を他のヒータで補完し、被加熱物2の加熱を継続することが可能となり、このため、製品寿命の延命が可能になる。
18 パイプ、19 シリコンパッキン、20 背面ヒータ、21 コンベクションファン、22 ファンモータ、23 前面絶縁体ヒータ、23a 導電膜、23b 絶縁体、24 外側ガラス、25 ドアフレーム、26 ドアカバー、27 加熱室側面板、
28 電極、29 断熱材、30 ケーブル、31 ヒータユニット、32 ドアヒンジ、35 断熱空気層、37 保護絶縁体、38 冷却ファン、39 冷却風、40 蒸気発生器。
Claims (17)
- 本体ケースの中に形成され、被加熱物を収納するための加熱室と、
本体ケースに取り付けられ、前記加熱室を開閉するためのドアと、
該ドアを前面とする前記加熱室の6面のうち所定の面に設けられた絶縁体ヒータと、
該絶縁体ヒータの通電を制御して被加熱物を加熱させる電源制御装置とを備え、
前記絶縁体ヒータは、前記加熱室の面に設けられた絶縁体と、該絶縁体の加熱室側の面の反対側の面に形成された導電膜と、該導電膜に設けられた一対の電極とでなり、この電極に前記電源制御装置からの電圧が印加されることにより抵抗発熱することを特徴とする加熱調理器。 - 前記絶縁体ヒータは、前記加熱室の両側面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記絶縁体ヒータは、前記加熱室の天井面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
- 前記絶縁体ヒータは、前記ドアの加熱室側の面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記加熱室の両側面の前記絶縁体ヒータは、前記絶縁体に被加熱物載置用の角皿を設置するためのレールが形成されていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
- 前記絶縁体は、ガラスあるいはセラミックの何れか一方からなっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記導電膜は、透明の部材よりなっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記ドアはガラス窓が設けられ、
前記絶縁体は、前記ガラス窓のガラスよりなっていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の加熱調理器。 - 前記加熱室に前記導電膜を覆うように設けられ、該導電膜との間に断熱空気層を有するヒータカバー部を備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記絶縁体ヒータと、該絶縁体ヒータに導電膜を覆うように設けられ、該導電膜との間に断熱空気層を有するヒータカバー部とよりなり、前記加熱室に着脱可能に設けられたヒータユニットを備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記ヒータカバー部の導電膜側の面の反対側の面に断熱材を設けたことを特徴とする請求項9又は10記載の加熱調理器。
- 前記ヒータカバー部と前記導電膜との間に保護絶縁体を設けたことを特徴とする請求項9乃至11の何れかに記載の加熱調理器。
- 本体ケースと前記加熱室との間に形成された空間に前記絶縁体ヒータを冷却する冷却ファンが設けられていることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記絶縁体ヒータは、ヒータカバー部に耐熱性と絶縁性を有する部材により固着されていることを特徴とする請求項9乃至13の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記電極間の前記導電膜の抵抗値を検知する断線検知装置を備え、
前記電源制御装置は、前記断線検知装置により検知された抵抗値が変化したときに断線と判断して、該当する絶縁体ヒータの出力分を他の絶縁体ヒータに分配する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の加熱調理器。 - 加熱源として、前記絶縁体ヒータ以外に、高周波発振器、蒸気発生器および熱風発生器の少なくとも何れか一つを備えていることを特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記ヒータユニットは、本体ケースにネジ止め、かしめ、溶接、あるいはパッキン接着固定の何れかにより固着されていることを特徴とする請求項10乃至16の何れかに記載の加熱調理器。
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