JP2009156289A - 自動二輪車用無段変速機 - Google Patents

自動二輪車用無段変速機 Download PDF

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Abstract

【課題】アイドリング時にクランク軸からVベルトに伝達されるトルクを低減した自動二輪車用無段変速機を提供する。
【解決手段】この無段変速機は、駆動プーリ、従動プーリ、Vベルト25、及びシーブ移動機構を備える。シーブ移動機構は、駆動プーリの固定シーブと可動シーブとの間に形成される溝の底幅がVベルト25の底幅よりも広くなる位置と、溝の底幅がVベルト25の底幅よりも狭くなる位置との間で、可動シーブを軸方向に移動させる。駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられるVベルト25は、その底に長手方向に並ぶ複数のコグ46を含む。各コグ46は、クランク軸が収まる凹状の頭頂面を有する。
【選択図】図12

Description

本発明は、自動二輪車用無段変速機に関し、さらに詳しくは、自動二輪車用無段変速機に用いられるVベルトの改良に関する。
近年、自動二輪車にはCVT(Continuously Variable Transmission)と呼ばれる無段変速機が用いられている(たとえば下記特許文献1〜3参照)。無段変速機は、エンジンのクランク軸周りに固着される駆動プーリと、後輪の駆動軸にギヤ等を介して連結される従動プーリと、駆動プーリ及び従動プーリに巻き掛けられるVベルトとを備える。
低速時には、駆動プーリの可動シーブが固定シーブから離れ、駆動プーリの巻き掛け径が小さくなるとともに、従動プーリの可動シーブが固定シーブに近寄り、従動プーリの巻き掛け径が大きくなる。そのため、後輪は大きいトルクでかつ低速で駆動される。一方、高速時には、駆動プーリの可動シーブが固定シーブに近寄り、駆動プーリの巻き掛け径が大きくなるとともに、従動プーリの可動シーブが固定シーブから離れ、従動プーリの巻き掛け径が小さくなる。そのため、後輪は小さいトルクでかつ高速で駆動される。
後輪と従動プーリとの間には自動遠心クラッチが設けられる。このクラッチにより、従動プーリから後輪へのトルク伝達はアイドリング時に遮断される。そのため、アイドリング時に従動プーリが回転しても後輪は回転しない。
一方、下記特許文献4には、スノーモービル(小型雪上車)用無段変速機が開示されている。この変速機は上記のような自動遠心クラッチを持っていない。その代わりに、Vベルトの側面が可動又は固定シーブから完全に離れるまで可動シーブを移動させることにより、駆動プーリからVベルトへのトルク伝達を遮断している。このような変速機はベルトクラッチイン型無段変速機と呼ばれる。
現在のところ、自動二輪車にベルトクラッチイン型無段変速機を採用した例は見当たらない。ベルトクラッチイン型無段変速機ではアイドリング時にVベルトの底面がクランク軸に接触するため、クランク軸のトルクが摩擦によりVベルトに伝達される。伝達されるトルクはわずかなので、通常、後輪は回転しない。
しかしながら、自動二輪車をエンジン停止時に手押しようとすると、伝達されるトルクが抗力として働き、大きな力が必要になるという問題が生じる。また、アイドリング状態でスタンドを立てて後輪を地面から浮かせると、後輪がつれ回りするという問題が生じる。
スノーモービルは使用者が手押ししたり、スタンドを立てたりすることはほとんどないので、このような問題は生じない。
特再2004−78573号公報 特開2004−249813号公報 特開2007−64287号公報 特開平10−218078号公報
本発明の目的は、アイドリング時にクランク軸からVベルトに伝達されるトルクを低減した自動二輪車用無段変速機、その無段変速機に用いられるVベルト、及びその無段変速機を用いた自動二輪車を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明による自動二輪車用無段変速機は、駆動プーリと、従動プーリと、Vベルトと、シーブ移動機構とを備える。駆動プーリは、固定シーブ及び可動シーブを有し、原動機(たとえばエンジンやモータ)のクランク軸に連結される。従動プーリは、後輪の駆動軸に連結される。Vベルトは、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられる。シーブ移動機構は、固定シーブと可動シーブとの間に形成される溝の底幅がVベルトの底幅よりも広くなる位置と、溝の底幅がVベルトの底幅よりも狭くなる位置との間で、可動シーブを軸方向に移動させる。Vベルトは、その底に長手方向に並ぶ複数のコグを含む。コグの各々は、クランク軸が収まる凹状の頭頂面を有する。
本発明によれば、コグの頭頂面が凹状をなし、そこにクランク軸が収まるようになっているため、Vベルトの底がクランク軸に接触し難くなる。したがって、アイドリング時にクランク軸からVベルトに伝達されるトルクが低減される。
好ましくは、コグはゴムで形成される。Vベルトはさらに、ゴムが浸透しないようにコグ上に覆われる帆布を含む。
この場合、ゴムが帆布に浸透していないため、クランク軸とVベルトとの間の摩擦力が低減される。
本発明によるVベルトは、その底に長手方向に並ぶ複数のコグを含む。コグの各々は、原動機のクランク軸が収まる凹状の頭頂面を有する。
本発明による自動二輪車は、フレームと、フレームに取り付けられる前輪及び後輪と、フレームに取り付けられる原動機と、フレームに取り付けられる上記無段変速機とを備える。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1を参照して、スクータ型自動二輪車10は、フレーム11と、前輪12と、後輪13と、ハンドル14と、シート15と、エンジン16と、伝動ケース17とを備える。これらはフレーム11に取り付けられる。
伝動ケース17は、図2に示されるように、ベルトクラッチイン型無段変速機20を内蔵する。無段変速機20は、エンジン16のクランク軸21周りに固着される駆動プーリ22と、従動軸23周りに固着される従動プーリ24と、駆動プーリ22及び従動プーリ24に巻き掛けられるVベルト25と、従動軸23のトルクを後輪13の駆動軸26に伝達するギヤ27とを備える。
駆動プーリ22は、図3に示されるように、クランク軸21周りに固着された固定シーブ28と、これに対向するように設けられ、クランク軸21に沿って両方向へ移動可能な可動シーブ29とを備える。固定シーブ28及び可動シーブ29は、その内側面で横断面V字状の溝を形成する。クランク軸21はエンジン16から延び出し、伝動ケース17内で回転自在に支持される。
従動プーリ24は、図4に示されるように、従動軸23周りに固着された固定シーブ30と、これに対向するように設けられ、従動軸23に沿って両方向へ移動可能な可動シーブ31とを備える。固定シーブ30及び可動シーブ31は、その内側面で横断面V字状の溝を形成する。従動軸23は伝動ケース17内で回転自在に支持される。駆動軸26はギヤ27を介して従動軸23に連結され、従動軸23が回転すると、駆動軸26も回転する。
エンジン16が始動すると、クランク軸21及び駆動プーリ22が回転する。駆動プーリ22のトルクはVベルト25を介して従動プーリ24に伝達されるので、駆動プーリ22が回転すると、従動プーリ24及び従動軸23が回転する。
無段変速機20はさらに、駆動プーリ22の可動シーブ29をクランク軸21に沿って移動させる駆動側シーブ移動機構32と、従動プーリ24の可動シーブ31を従動軸23に沿って移動させる従動側シーブ移動機構33とを備える。
駆動プーリ22の可動シーブ29は、固定シーブ28から遠ざかる方向へ付勢されている。駆動側シーブ移動機構32は、可動シーブ29を固定シーブ28に近付ける方向へ押動する。具体的には、駆動側シーブ移動機構32は、固定シーブ28と可動シーブ29との間に形成される溝の底幅がVベルト25の底幅よりも広くなる位置と、溝の底幅がVベルト25の底幅よりも狭くなる位置との間で、可動シーブ29を軸方向に移動させる。詳細は後述する。従動プーリ24の可動シーブ31は、固定シーブ30に近づく方向へ付勢されている。従動側シーブ移動機構33は、ベルト張力が付勢力にうち勝って可動シーブ31を固定シーブ30から遠ざける方向へ押動する。
図5及び図6に示されるように、アイドリング時においては、Vベルト25の側面が駆動プーリ22の固定シーブ28又は可動シーブ29から完全に離れるまで、可動シーブ29が固定シーブ28から遠ざかる方向へ移動する。Vベルト25の底面はクランク軸21に接触するが、Vベルト25の両側面はそれぞれ固定シーブ28及び可動シーブ29から離れているので、駆動プーリ22のトルクはVベルト25にほとんど伝達されない。このとき、従動プーリ24の可動シーブ31は固定シーブ30に最接近し、従動プーリ24の溝幅が最も狭くなる。そのため、Vベルト25が従動軸23から最も遠くなり、Vベルト25の巻き掛け径が最大になる。
ライダがスロットルを回し、エンジン16の回転数が上がり始めると、図7及び図8に示されるように、駆動側シーブ移動機構32が駆動プーリ22の可動シーブ29を押動し、Vベルト25の両側面がそれぞれ固定シーブ28及び可動シーブ29に接触する。このとき、クランク軸21の表面上のうち従動プーリ24から最も遠い位置Pmaxではなく、その位置PmaxからVベルト25の回転方向と逆方向に少し戻った位置Pinで、駆動プーリ22とVベルト25の相対隙間が最も狭くなる。そのため、この位置PinでVベルト25の両側面がそれぞれ固定シーブ28及び可動シーブ29に接触し、駆動プーリ22のトルクがVベルト25に伝達され始める。
図9及び図10に示されるように、低速(ロー)時においては、駆動側シーブ移動機構32は駆動プーリ22の可動シーブ29を図7の位置よりも押動し、駆動プーリ22の溝幅がもっと狭くなる。これにより、Vベルト25はクランク軸21から離れ、駆動プーリ22のトルクがVベルト25を介して従動プーリ24に伝達される。このとき、駆動プーリ22の巻き掛け径は小さく、従動プーリ24の巻き掛け径は大きい。したがって、従動プーリ24の回転速度は遅いが、トルクは大きい。
図11に示されるように、中速時においては、駆動側シーブ移動機構32は駆動プーリ22の可動シーブ29を図9の位置よりも押動し、駆動プーリ22の溝幅がもっと狭くなり、これによりVベルト25はクランク軸21から遠ざかる。これと同時に、従動側シーブ移動機構33は従動プーリ24の可動シーブ31を図9の位置よりも押動し、従動プーリ24の溝幅がもっと広くなり、これによりVベルト25は従動軸23に近づく。このとき、駆動プーリ22の巻き掛け径も従動プーリ24の巻き掛け径も中くらいである。したがって、従動プーリ24の回転速度もトルクも中くらいである。
図12を参照して、Vベルト25は、台形状の横断面を有し、テーパ状の側面を有する。Vベルト25は、多数本のロープ40と、それらを挟む上ゴム41及び底ゴム42と、外側表面に貼り付けられた上帆布43と、底面(内側表面)に貼り付けられた下帆布44とを備える。各ロープ40はVベルト25の長手方向に延び、ロープ40間に充填された接着ゴム45により固定される。内側スティフレックスゴム42の底には、Vベルト25の内側向け曲げ強度を小さくするために、多数のコグ(cog)46が長手方向に並ぶように形成される。各コグ46はVベルト25の幅方向に延び、コグ46の間には溝47が形成される。各コグ46の頭頂面は凹状をなし、クランク軸21が収まるようになっている。この頭頂面の曲率半径はクランク軸21の半径の1.5〜2倍である。上帆布43はバイアス織布からなる。下帆布44は綿又はナイロン製の織布からなり、コグ46上に覆われる。クランク軸21との摩擦係数を低減するために、下帆布44には下帆布44を底ゴム42に接着させるためのゴムを底ゴム42と下帆布44との間のみに敷いて加硫することによりゴムが表面に浸透しないようになっている。また、下帆布44にテフロンを塗布するなどし、下帆布44の表面に摩擦係数を低減する加工を施す。また、下帆布44自体をテフロンの布にして摩擦係数を低減する方法もある。
ここで、本実施の形態によるVベルト25と比較するために、Vベルト25と異なる2種類のVベルトを図13及び図14に示す。図13に示したVベルト51ではコグ52の頭頂面が凸状をなし丸くなっている。図14に示したVベルト53ではコグ54の頭頂面が平らになっている。これに対し、本実施の形態によるVベルト25では、図15に示されるように、コグ46の頭頂面が凹状をなし、そこにクランク軸21が収まるようになっている。
Vベルト51,53,25は一定の剛性を有するので、一定の曲率半径までしか湾曲しない。Vベルト51,53,25の周長が同じ場合、その剛性も同じである。よって、いずれのVベルト51,53,25もアイドリング時にクランク軸21に巻き付くことはない。
ただし、図13に示されるように、Vベルト51を円弧状に湾曲させてクランク軸21と同心円上に置くと、コグ52の頭頂面とクランク軸21の表面との間に間隙D1が形成される。また、図14に示されるように、Vベルト53を円弧状に湾曲させてクランク軸21と同心円上に置くと、コグ54の頭頂面とクランク軸21の表面との間に間隙D2が形成される。また、図15に示されるように、Vベルト25を円弧状に湾曲させてクランク軸21と同心円上に置くと、コグ46の頭頂面とクランク軸21の表面との間に間隙D3が形成される。隙間D1〜D3はD1<D2<D3の関係を有する。
上述したように、本実施の形態によるVベルト25では、コグ46の頭頂面が凹状をなし、そこにクランク軸21が収まるようになっているため、隙間D3が広くなり、Vベルト25の底がクランク軸21に接触し難くなる。したがって、アイドリング時にクランク軸21からVベルト25に伝達されるトルクが低減される。その結果、本実施の形態による無段変速機20を備えた自動二輪車10はエンジン停止状態でも小さな力で手押しすることができる。また、スタンドを立てて後輪13を地面から浮かせても、後輪13がつれ回りすることはない。
また、Vベルト25がクランク軸21を押圧する力を低減するためには、Vベルト25の周長を長くしてもよい。ただし、この場合、低速時の巻き掛け径が大きくなり、変速比を大きく取れない。しかしながら、本実施の形態によるVベルト25では、コグ46の頭頂面が凹状をなしているため、隙間D3が広くなる。よって、Vベルト25の周長を長くしなくても、Vベルト25がクランク軸21を押圧する力を低減することができる。
また、ベルトクラッチイン型無段変速機20では、低速時から高速時にかけて巻き掛け径が大きくなる。巻き掛け径が小さいほど、コグ46は長手方向に圧縮され、幅方向に膨張する。そして、アイドリングから低速を経て高速に移る時、クランク軸21のトルクがコグ46の頭頂面にかかるので、コグ46にクラックが発生するおそれがある。しかしながら、コグ46の頭頂面が凹状をなし、コグ46の体積が小さいので、膨張量が小さくなり、クラックの発生を抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態による無段変速機を用いたスクータ型自動二輪車の外観構成を示す側面図である。 図1に示した自動二輪車に用いられる無段変速機の構造を示す断面図である。 図2に示した無段変速機の駆動プーリ周辺の拡大図である。 図3に示した無段変速機の従動プーリ周辺の拡大図である。 図1に示した無段変速機のアイドリング状態を示す一部断面図である。 図5に示したアイドリング状態における駆動プーリ周辺の側面図である。 図1に示した無段変速機がアイドリングから低速に移るクラッチイン状態を示す一部断面図である。 図7に示したクラッチイン状態における駆動プーリ周辺の側面図である。 図1に示した無段変速機の低速状態を示す一部断面図である。 図9に示した低速状態の側面図である。 図1に示した無段変速機の中速状態を示す一部断面図である。 図2に示した無段変速機に用いられるVベルトの構造を示す斜視図である。 コグの頭頂面が丸いVベルト及びクランク軸を示す側面図である。 コグの頭頂面が平らなVベルト及びクランク軸を示す側面図である。 図12に示したVベルト及びクランク軸を示す側面図である。
符号の説明
10 自動二輪車
11 フレーム
12 前輪
13 後輪
16 エンジン
20 ベルトクラッチイン型無段変速機
21 クランク軸
22 駆動プーリ
23 従動軸
24 従動プーリ
25 Vベルト
26 駆動軸
27 ギヤ
28,30 固定シーブ
29,31 可動シーブ
32 駆動側シーブ移動機構
33 従動側シーブ移動機構
42 スティフレックスゴム
44 下帆布
46 コグ

Claims (9)

  1. 固定シーブ及び可動シーブを有し、原動機のクランク軸に連結される駆動プーリと、
    後輪の駆動軸に連結される従動プーリと、
    前記駆動プーリと前記従動プーリとに巻き掛けられるVベルトと、
    前記固定シーブと前記可動シーブとの間に形成される溝の底幅が前記Vベルトの底幅よりも広くなる位置と、前記溝の底幅が前記Vベルトの底幅よりも狭くなる位置との間で、前記可動シーブを軸方向に移動させるシーブ移動機構とを備え、
    前記Vベルトは、
    その底に長手方向に並ぶ複数のコグを含み、前記コグの各々は前記クランク軸が収まる凹状の頭頂面を有する、ことを特徴とする自動二輪車用無段変速機。
  2. 請求項1に記載の自動二輪車用無段変速機であって、
    前記コグはゴムで形成され、
    前記Vベルトはさらに、
    前記ゴムが浸透しないように前記コグ上に覆われる帆布を含む、ことを特徴とする自動二輪車用無段変速機。
  3. 請求項2に記載の自動二輪車用無段変速機であって、
    前記帆布の表面に摩擦係数を低減する加工を施した、ことを特徴とする自動二輪車用無段変速機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車用無段変速機であって、
    前記凹状の頭頂面は前記クランク軸の半径の1.5〜2倍の曲率半径を有する、ことを特徴とする自動二輪車用無段変速機。
  5. 自動二輪車の無段変速機に用いられるVベルトであって、
    その底に長手方向に並ぶ複数のコグを含み、前記コグの各々は原動機のクランク軸が収まる凹状の頭頂面を有する、ことを特徴とするVベルト。
  6. 請求項5に記載のVベルトであって、
    前記コグはゴムで形成され、
    前記Vベルトはさらに、
    前記ゴムが浸透しないように前記コグ上に覆われる帆布を含む、ことを特徴とするVベルト。
  7. 請求項6に記載のVベルトであって、
    前記帆布の表面に摩擦係数を低減する加工を施した、ことを特徴とするVベルト。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載のVベルトであって、
    前記凹状の頭頂面は前記クランク軸の半径の1.5〜2倍の曲率半径を有する、ことを特徴とするVベルト。
  9. 自動二輪車であって、
    フレームと、
    前記フレームに取り付けられる前輪及び後輪と、
    前記フレームに取り付けられる原動機と、
    前記フレームに取り付けられる無段変速機とを備え、
    前記無段変速機は、
    固定シーブ及び可動シーブを有し、前記原動機のクランク軸に連結される駆動プーリと、
    前記後輪の駆動軸に連結される従動プーリと、
    前記駆動プーリと前記従動プーリとに巻き掛けられるVベルトと、
    前記固定シーブと前記可動シーブとの間に形成される溝の底幅が前記Vベルトの底幅よりも広くなる位置と、前記溝の底幅が前記Vベルトの底幅よりも狭くなる位置との間で、前記可動シーブを軸方向に移動させるシーブ移動機構とを備え、
    前記Vベルトは
    その底に長手方向に並ぶ複数のコグを含み、前記コグの各々は前記クランク軸が収まる凹状の頭頂面を有する、ことを特徴とする自動二輪車。
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