JP2009155997A - 嵌合式空間格子の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】土木工程の多様な分野に適用可能な嵌合式空間格子の構造を提供する。
【解決手段】 所定数の格子ユニット10と結合柱20を組み合せ、格子ユニット10は、所定の形を呈する二つ以上のユニットから構成される。一方のユニット10の嵌合柱11と他方のユニット10の嵌合溝12とが嵌り合うことで結合する。各ユニットが互いに平面方向に直列に結合することで連続延伸可能な格子ユニットを構成することが可能となる。結合柱20がユニットの中空部111を垂直に貫通し、平面方向と直交する方向に格子ユニット10が直列に結合することにより、空間格子の構造を有する平面層10A、10B、10Cを形成し、立体状の空間格子の構造100を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、嵌合式格子ユニット構造、詳しく言えば嵌合ユニットと結合柱との組み合せにより構成される土留、排水及び埋め土による植生などの機能を有する空間格子の構造に関するものである。
従来より、『空間構築構造』は、土木工程の土留壁、堤防、水路構造に適用された例があまり多くない。一般によく知られている空間構築構造は、コンクリートから形成される格子状リブを縦横交差させて堆積して重力式構造を構成し、かつその中空部に砕石を埋めることにより土留と排水作用とを生じさせるものである。もう一つは同じ方法で木材を採用して形成される格子状フレームの構造であり、そのほかは堤防坂面に適用される格子状フレームの構造である。空間構築構造がこのような工程に多く応用されない原因は、材質、継ぎ目の組み合せ及び工法上の問題にある。例えば先ほど述べた空間構築構造において、継ぎ目の組み合わせは空間構築構造を構成する要点の一つである。しかし、従来の二つずつのユニット間の継ぎ目を組み合せる方法は非常に複雑であるため、施工難度が大きいだけでなく、作業日数と工数が増大してしまう。
本発明者は、上述の問題点を鑑み研究改良を積極的に重ねた上で特許文献1の「衝撃防止構造」、特許文献2の「植生用ネットと柔軟性の骨架との組み合せによる水土保持工法」、特許文献3の「空間堤防壁体の構造」、特許文献4の「桁式空間堤防と壁体の構造」などを掲示した。この度、土木工程のうちの空間構築について改善法を掲示することにより最善を求め、実用性の向上を図る。
台湾実用新案第271463号明細書 台湾実用新案第284168号明細書 台湾実用新案第287596号明細書 台湾実用新案第94115608号明細書
本発明の主な目的は、嵌合式空間格子の構造を提供することである。それは一般の空間構築構造上の継ぎ目の組み合せ、施工などの問題が原因で良好な空間構造を土木工程の土留壁、堤防、水路などに大量応用できなかった現状に対して「地質と目的に対応可能な」多種の用途と機能とを有する空間格子の構造を提供することである。その構造は上述の土木工程の多層面に適用可能であるため施工が簡単になり、かつ嵌合ユニットと結合柱との組み合せにより土留、排水、埋め土などの機能を果たすことが可能である。
上述の目的を達成するために、本発明が採用した技術的手段は一定の数の格子ユニットと結合柱を組み合せることである。
格子ユニットは所定の形を呈する二つ以上のユニットから構成され、かつ二つずつのユニットを互いに対応・結合させる方法によりその端部が突出状の嵌合柱と陥凹状の嵌合溝とに装着され、嵌合柱と嵌合溝とは互いに対応するほぞとほぞ穴との構造から構成されるため、突出状の嵌合柱をそれに隣り合う嵌合溝に嵌め込むことによりユニットの間を連結することが可能である。これによりユニットを互いに直列に結合させ、連続延伸可能な格子ユニットを構成することが可能となる。
連続する格子ユニットの構成により空間格子の構造を有する平面層を形成することが可能である。続いて結合柱がユニットの中空部に垂直に貫通し、そして構造高度方向上、格子ユニットの平面層を直列に結合させることにより立体形態の空間格子の構造を構成することが可能である。
前述した本発明の特徴により、格子ユニットは構造による伝導力、造形と施工の便利性、搬送と植生空間の経済性などの要素および需要に応じ最良のモードに設計されるため、格子ユニットは軽量材料から構成される中空の軽量ユニットと重量材料から構成される重量ユニットを含む。
そのうちの格子ユニットを構成する重量ユニットは、鋼筋コンクリート、鋼鉄材、鋼骨鋼筋コンクリート、木材などの重量材料である。重量ユニットは、嵌合柱において結合柱を貫通させるための中空部を有し、格子ユニットの格子状リブは構造強度の要求、製造過程における施工性とコストなどの全面的な考慮に基づいて中空部を配置することが必要か否かを決めることが可能である。製造過程の面のみにおいて、格子状リブに中空部を配置しなければ製造過程がより簡単になる。また施工面において重量ユニットから構成される格子ユニットは重量で、人力で搬送することは難しいため、別途にクレーンを使用する必要があり、かつ嵌合・組立過程においての調整性に極めて大きい影響を与える。従って、施工前に正確に位置付けするほかに、嵌合・組立過程において偏移を防止するために別の補助工法に頼ることにより構造の平面と高度において、正確に施工することが必要である。また構造面において、重量ユニットから構成される格子ユニットの質量が生じる重力は構造上の抵抗力の源の一つであるため、それから構成される嵌合式空間格子の構造は重力式構造にすることが可能である。そして構造うちの中空部に土石などの重量充填料を入れ、重量充填料が生じる重力を構造上の抵抗力の源の一つにすることが可能であるため、構造は重力式構造にすることも可能である。またアーム状の支持部は構造上の抵抗力の源の一つであるため、構造はアーム式構造にすることも可能である。
また格子ユニットを構成する軽量ユニットは、重合体(樹脂基)、金属基、無機非金属複合材料、工学プラスチックなどの軽量・高強度材料である。軽量ユニットは重量ユニットと同様に、嵌合柱において結合柱を貫通させるための中空部を有し、かつ軽量ユニットの格子状リブと重量ユニットの格子状リブとは中空部を配置することが必要か否かに対する配慮が同じである。しかし、製造面において、重量ユニットから構成される格子ユニットは特殊な製造過程を必要とせず、一般の人力で加工・製造を行うだけでいいのに対し、軽量ユニットから構成される格子ユニットは特殊な製造過程が必要なだけでなく専用の器械を使用する必要がある。人力に頼ることができないという要素のため、軽量ユニットから構成される格子ユニットの格子状リブに中空部を配置することが好ましい。また施工面において、軽量ユニットから構成される格子ユニットは軽量で、人力で搬送と嵌合・組立とを行うことが可能であるため、特殊な事情がなければ別途クレーンを使用する必要がない。また重量ユニットから構成される格子ユニットと比べて軽量ユニットから構成される格子ユニットは調整性が高いだけでなく、構造上の平面と高度上、施工の正確性も高い。また構造面において、軽量ユニットから構成される格子ユニットの質量が生じる重力は、構造上の抵抗力の源になれないが、それから構成される嵌合式空間格子の構造は、軽量構造でも構造上の抵抗力の源の一つとなる中空部の重量充填料によって生じる重力により重力式構造にすることが可能である。また結合柱を地層または底部の基座に打ち込むことによりアーム状の支持部を形成することが可能である。そのアーム状の支持部は構造上の抵抗力の源となるため、構造はアーム式構造にすることが可能である。
構造力学に基づいて考えてみると、嵌合式空間格子の構造と一般の空間格子の構造とではユニット間で力を伝導させる方法に大きな差はない。両者の違いは外力を与えて構造を支持する方法にある。一般の空間格子の構造の外力は構造自体と構造に載せる設備と人員、風力などによって与えられる。それらの力は柱または壁などの集中性がある支持部を介して地層または底部の基座に伝導し、続いて底部の基座から地層に伝導していく。嵌合式空間格子の構造の外力は構造自体のほかに主に土からの圧力、水からの衝撃力または水の流動力によって与えられる。このような外力に対し、構造は自体の重量と重量充填量が生じる重力と重力が生じる摩擦力とにより力を分散させる支持方法で外力に抵抗する。また結合柱が外力を受けた場合、結合柱のアーム状の支持部はアームの支持作用によって外力を地層または底部の基座へ直接伝導させる、即ち分散方法で外力に抵抗する。前述した外力に抵抗する方法は単独で採用するか複合で採用することが可能である。
続いて施工と構造上の問題について説明を進める。問題の一つは施工面において構造上の平面層と平面層との間に偏移現象が発生する場合、結合柱の配置が難しくなるだけでなくそれぞれの構造層の力学形態の差異が生じることである。このような問題を減少させるために、比較的低い層において施工する時、結合柱を配置し、その柱を構造高度方向上の平面層の施工基準にすることが可能である。また格子ユニットの格子状リブに中空部を配置することなく、上下層の格子ユニットの格子状リブ上に互いに対応する突出状の嵌合柱と陥凹状の嵌合溝とを配置し、かつ突出状の嵌合柱を嵌合溝に嵌め込んで組み立てることにより、上下層の格子ユニットを一致させ、層の間に生じる偏移現象を防止し、そして付属設備を加えることにより目的を達成するのは実行可能な方法の一つである。また格子ユニットのリブに中空部を配置する場合、一般的に一定の数の補助用短柱を上下層の構造高度方向上の組立基準にすれば層の間に過量偏移が生じることなく、嵌合式空間格子の構造を迅速に構成することが可能である。また構造上の中空部に土石を入れることにより大量植生を行うことが可能である。また構造面において、嵌合強度問題は注意しなければならない。嵌合箇所を強化する場合、剛性または柔軟性のあるリングを結合柱に嵌めて組み立てることにより嵌合箇所を強化し、構造全体の強度を増進することが可能である。また軽量ユニットから構成される格子ユニットは別の方法で重量ユニットに変換することが可能である。例えば格子状リブに中空部を有する軽量ユニットの場合、格子状リブの底部を密閉し、それにコンクリートなどの重量充填料を注入すればよい。また中空部が配置されない軽量ユニットの場合、格子状リブ上に小さい穴を開けてそれにセメントなどの重量充填料を注入することにより同じ目的を達成することが可能である。或いは格子状リブ上に中空部を有する重量と軽量ユニットを配置し、その中空部に直線または傾斜状の強化隔離板を増設することにより、ユニットの構造強度を強化し、同時に構造全体の強度を増加させることが可能である。
上述した通り、本発明による嵌合式空間格子の構造は土木工程の土留壁、堤防、水道、塀などの多層面に適用可能である。続いてその他の効果について説明を進める。
第一には施工を迅速かつ簡単に行えることである。この部分が嵌合・組立の施工方法、特に軽量ユニットから構成される格子ユニットに対しては、その効果は明らかである。
第二には底部基礎を配置し、付属の排水設備を増設する必要なく、直接水を地層に浸透させることにより保水機能を生じることである。
第三には大きい重みによる沈下に耐えられることである。構造上の中空部の充填料は自体の重みで沈下することにより補充作用を生じるか、一部の結合柱を下へスライド可能な誘導棒にすることにより格子ユニットを同時に沈下させることが可能であるため、構造上の安全と安定性に影響を与えることがない。
第四には全面的に掘削する方法で施工する必要なく、格子ユニットの配置箇所に処理を加えれば地形と地勢に応じて施工できることである。
第五には構造に全面的な破壊が発生しないことである。それは格子ユニットが構造全体上の一つの独立の副構造だからである。
第六には格子ユニットの構造上の中空部に土を大量に埋めて植生を行うことにより環境維持と生態環境に有利になることである。
第七には造形性が高い格子ユニットと植物との組み合せにより良好な空間景観を造ることができることである。
第八には嵌合式空間格子の構造により多層の保護作用を生成することを可能にし、かつ一部分の列が破壊されても構造の全体性に影響を与えることがないことである。
従って、本発明による嵌合式空間格子の構造は迅速かつ簡単に施工できること、保水と付属設備の減少が確実であること、大きい重みによる沈下に耐えられること、埋め土によって植生を行うことができること、景観を造ることができること、良好な構造効果が得られることなどの長所がある。
(第1実施形態)
図1から図3に示すのは本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造であり、一定の数の格子ユニット10と結合柱20とから構成される。
格子ユニット10は軽量・高強度樹脂基複合材料(Resin Matrix Composite)から構成されるモジュールの形のほうが好ましいが、それだけでなく金属基、無機金属複合材、可塑材料などから構成される中空の軽量格子ユニットにすることも可能である。かつそれぞれの側辺には二つかそれ以上の突出状の嵌合柱11と陥凹状の嵌合溝12とを別々に有し、嵌合柱11と嵌合溝12とは互いに対応するほぞとほぞ穴との構造から構成されるため、突出状の嵌合柱11をそれに隣り合う嵌合溝12に嵌め込むことにより中空の軽量ユニットから構成される格子ユニット10の間を連結し、所定の構造を呈する平面層10Aを構成することが可能である。
中空の軽量ユニットから構成される格子ユニット10はフレームを有し、フレームの側辺は縦向きを呈して縦横方向で交錯する数多くの片体から構成される中空の格子状リブ13であり、そのうちの一側の格子状リブ13は端部に中空の嵌合柱11を有し、嵌合柱11は中空部111を有し、それに対応する別の格子状リブ13は端部に開口部が外向きの嵌合溝12を有する。嵌合柱11の高さは格子状リブ13の中空の円管体の高さと同じであり、また嵌合溝12の高さは格子状リブ13のC形体の高さと同じである。図1に示すように、中空の格子状リブ13は底部に中空部131を有する形である。
本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造のもう一つの重要なユニット、即ち結合柱20は、鉄筋コンクリート、鋼鉄、中空の軽量ユニットと同じ材質などから構成される中空または非中空の柱体であり、かつ結合柱20は中空の軽量ユニットから構成される格子ユニット10の中空部を貫通する。この部分の中空部は格子状リブ13内の中空体を含み、特に前述した中空の嵌合柱11及び中空の嵌合溝12のほうが好ましい。かつ図3に示すように構造高度方向上、それぞれの平面層10A、10B、10Cなどを直列に結合させることにより立体の空間格子の構造100を構成することが可能である。また図4に示すように、本実施形態による嵌合式空間格子の構造は軽量格子ユニット10の中空の格子状リブ13に重量充填料30Aを入れるほかに更に空間格子の構造100中の中空部に土石充填料30Aを入れることにより重力式構造を構成し、かつ一部分の結合柱20を地層または基礎40に打ち込むことによりアーム式構造を構成することが可能である。
続いて、図5に示すように、軽量格子ユニット10は中空の格子状リブ13うちの任意の中空部の底部に密閉状態132を形成してもよく、それに重量充填料30を入れることにより軽量ユニットを重力式構造に変える。
図6Aから図6Dに示すのは本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造の使用状態を示す模式図である。上述の技術手段により本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造は施工が迅速かつ簡単で、かつ工程の需要に応じ土留壁、堤防、水道、景観などを迅速に造ることが可能であるため良好な構造効果を有する。
(第2実施形態)
図7及び図8に示すのは本発明の第2実施形態による嵌合式空間格子の構造である。その構造のうちの第1実施形態と同じ部分は同じ符号で表示される。第1実施形態との違いは次の通りである。嵌合柱11は上下端が格子状リブ13に突出して上下の延伸部11a、11bを形成する中空の円管体を有し、嵌合溝12は上下端が格子状リブ13に突出して上下の延伸部12a、12bを形成するC形体を有する。そして嵌合溝12の上下の延伸部12a、12bは外周縁に剛性または柔軟性のあるリング50を備えることにより、結合柱20と結合し、嵌合・組立を行えば別の空間格子の構造101を形成することが可能である。これによりそれぞれの平面層10A、10B、10Cの間にリング50の高さを有する隙間51が形成されるため、特殊な工程に対し構造上効果を果たすことが可能である。
(第3実施形態)
図9及び図10に示すのは本発明の第3実施形態による嵌合式空間格子の構造である。その構造のうちの第1実施形態と同じ部分は同じ符号で表示される。その違いは次の通りである。第1実施形態では、格子ユニット10は二つの嵌合柱11と二つの嵌合溝12が格子ユニット10に同時に配置される。第3実施形態では、一つの格子状リブ13の端部は中空の嵌合柱11を有し、隣り合って嵌合される別のフレームの格子状リブ13の端部は開口部が外向きの嵌合溝12を有する。これにより、形が異なる二つの格子ユニット10を交錯させて嵌め合せることにより前述の実施形態と同じように平面層10Aを構成することが可能である。
(第4実施形態)
図11、図12及び図13に示すのは本発明の第4実施形態による嵌合式空間格子の構造である。その構造のうちの第3実施形態と同じ部分は同じ符号で表示される。第3実施形態との違いは次の通りである。格子ユニット10aは金属、鋼筋コンクリート、木材などの重量材料から構成される重量ユニットである。つまりそれぞれの格子状リブ13a、嵌合柱11と嵌合溝12などは重量ユニットである。そのうちの嵌合柱11は比較的孔が小さい中空部111を有する。それに対応する結合柱20は非中空の柱体である。第4実施形態における嵌合柱11と嵌合溝12とはそのうちの一つの格子ユニット10aの端部に形成されるが、それだけでなく図1の第1実施形態に示すように、一つの格子ユニット10は二つの嵌合柱11と二つの嵌合溝12を同時に有することも可能である。また図13に示すように、格子ユニット10aから構成される第一平面層10Aの上方の第二平面層10Bと第一平面層10Aとは上下に対応する状態を呈し、嵌合溝12を嵌合柱11の上方に位置させ、かつ互いに交錯して積み重なることにより全体を安定させることが可能である。
(第5実施形態)
図14に示すのは本発明の第5実施形態による嵌合式空間格子の構造である。格子ユニット10bのそれぞれの格子状リブ13aは互いに垂直であり、その端部に二つの中空部111を有する嵌合柱11とそれに対応する二つの嵌合溝12を別々に有するため、それを組み立てることにより平面層10Aを構成することが可能である。その特徴と効果は前述の実施形態と同じである。
(第6実施形態)
図15に示すのは本発明の第6実施形態による嵌合式空間格子の構造である。第5実施形態との違いは次の通りである。同一の格子ユニット10bは嵌合柱11または嵌合溝12を同時に有し、それを組み立てて構成された平面層10Aは同じ効果を有する。
(第7実施形態)
本発明の実施形態における格子ユニット10、10a、10bのうちの中空の軽量ユニット(例えば10)または重量ユニット(例えば10a、10b)はすべて一体成型され、かつ大きさが同じであるが、それだけでなく本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットは図16Aから図16Cに示すように、比較的大きい格子ユニット10aまたは10bと比較的小さい格子ユニット10cである。
また図16Dに示すように、異なる三つの格子ユニット10a、10b、10cを結合させて平面層10Aを構成してもよい。
また図16E及び図16Fに示すように、異なる二つの格子ユニット10a、10cを結合させて平面層10Aを構成し、格子状リブ13aは一定の高度を有する立体空間の形を呈してもよい。
また図16Gと図16Hに示すように、弧状の格子状リブ13aと格子ユニット10a、10cとを結合させてもよい。
上述した通り、本発明の実施形態により提示された連続延伸可能な格子ユニットは一体成型されるか、互いに対応する二つ以上の格子ユニットに突出状の嵌合柱11と陥凹状の嵌合溝12とを別々に配置することにより二つずつの格子ユニットを結合させて形成される連続延伸可能な格子ユニットであってもよい。
本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造における平面層を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるによる嵌合式空間格子の構造から構成された重力式とアーム式構造とを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造の格子ユニットの別の構造を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造による景観造形の使用状態を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造による景観造形の使用状態を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造による景観造形の使用状態を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による嵌合式空間格子の構造による景観造形の使用状態を示す模式図である。 本発明の第2実施形態による嵌合式空間格子の構造を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態による嵌合式空間格子の構造による空間格子の構造を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態による嵌合式空間格子の構造を示す分解斜視図である。 本発明の第3実施形態による嵌合式空間格子の構造における平面層を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態による嵌合式空間格子の構造を示す分解斜視図である。 本発明の第4実施形態による嵌合式空間格子の構造における平面層を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態による嵌合式空間格子の構造による空間格子の構造を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットと平面層を示す平面図である。 本発明の第6実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットと平面層を示す平面図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの組立後の状態を示す平面図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの組立後の状態を示す平面図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの組立後の状態を示す平面図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの組立後の状態を示す平面図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの組立後の状態を示す平面図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの平面層を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの組立後の状態を示す平面図である。 本発明の第7実施形態による嵌合式空間格子の構造における格子ユニットの平面層を示す斜視図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c:格子ユニット、11:嵌合柱、111:中空部、12:嵌合溝、11a、12a:上延伸部、11b、12b:下延伸部、13、13a:格子状リブ、131:中空部、132:密閉状態、10A、10B、10C:平面層、20:結合柱、30:重量充填料、30A:土石充填料、40:地層または基礎、50:リング、51:隙間、100、101:空間格子の構造

Claims (13)

  1. 複数の格子ユニットと結合柱とから構成される嵌合式空間格子の構造であって、
    前記格子ユニットは、所定の形を呈する二つ以上のユニットから構成され、
    各ユニットは、一の端部に突出状の中空部を有する嵌合柱、他の端部に陥凹状の嵌合溝を有し、
    一方のユニットの嵌合柱と他方のユニットの嵌合溝とがほぞとほぞ穴の関係に対応し嵌り合うことで結合可能であり、
    各ユニットが互いに平面方向に直列に結合することで連続延伸可能な格子ユニットを構成することが可能となり、
    前記結合柱が前記ユニットの中空部を垂直に貫通し、前記平面方向と直交する方向に前記格子ユニットが直列に結合することにより、三次元の空間格子の構造を構成することが可能であることを特徴とする嵌合式空間格子の構造。
  2. 前記格子ユニットは、フレームを有し、前記フレームの側辺は縦向きを呈して縦横方向で交錯する数多くの片体から構成される中空の格子状リブであり、そのうちの一側の前記格子状リブは端部に中空の嵌合柱を有し、それに対応する別の前記格子状リブは端部に開口部が外向きの嵌合溝を有することを特徴とする請求項1に記載の嵌合式空間格子の構造。
  3. 前記フレームは、樹脂基複合材料、金属基、無機非金属基複合材料、または可塑材料から構成される中空の軽量ユニットであることを特徴とする請求項2に記載の嵌合式空間格子の構造。
  4. 前記嵌合柱は、上下端が前記格子状リブに突出し、第1上下の延伸部を形成する中空の円管体を有し、前記嵌合溝は、上下端が前記格子状リブに突出し、第2上下の延伸部を形成するC形体を有することを特徴とする請求項2に記載の嵌合式空間格子の構造。
  5. 前記嵌合溝の前記第2上下の延伸部は外周縁に剛性または柔軟性のあるリングを有することにより、前記結合柱と結合し、嵌合し組立を行うことが可能であることを特徴とする請求項4に記載の嵌合式空間格子の構造。
  6. 前記格子ユニットは、中空の格子状リブのうちの任意の中空部の底部に密閉状態を形成し、重量充填料を入れることにより軽量ユニットを重力式構造に変えるユニットであることを特徴とする請求項3に記載の嵌合式空間格子の構造。
  7. 前記結合柱は、鋼筋コンクリート、鋼鉄、または格子ユニットと同じ材質から構成される中空または非中空の柱体であることを特徴とする請求項1に記載の嵌合式空間格子の構造。
  8. 前記立体状の空間格子の構造は、中空部に土石を埋め、埋め土による植生を行うことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の嵌合式空間格子の構造。
  9. 前記格子ユニットは、フレームを有し、前記フレームの側辺は縦向きを呈して縦横方向で交錯する数多くの片体から構成される中空の格子状リブであり、前記格子状リブは端部に中空の嵌合柱を有し、それに隣り合って嵌合される別のフレームの格子状リブは端部に開口部が外向きの嵌合溝を有することを特徴とする請求項1に記載の嵌合式空間格子の構造。
  10. 前記フレームは、樹脂基複合材料と可塑材料とから構成される中空の軽量ユニットであることを特徴とする請求項9に記載の嵌合式空間格子の構造。
  11. 前記格子ユニットは、金属、鋼筋コンクリート、または木材から構成される重量ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の嵌合式空間格子の構造。
  12. 前記連続延伸可能な格子ユニットは、一体成形される連続延伸可能な格子ユニットであり、互いに対応する二つ以上の格子ユニットに突出状の嵌合柱と陥凹状の嵌合溝とを別々に配置することにより二つずつの格子ユニットを結合させて形成される連続延伸可能な格子ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の嵌合式空間格子の構造。
  13. 前記立体状の空間格子の構造は、中空部に重量充填料を入れることにより重力式構造を構成し、かつ一部分の結合柱を地層または基礎に打ち込むことによりアーム式構造を構成することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の嵌合式空間格子の構造。
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KR101440552B1 (ko) * 2012-09-10 2014-09-17 재단법인 포항산업과학연구원 강그리드 단위모듈을 이용한 연약지반 보강구조체 및 연약지반 강화시공방법

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JP2001064987A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Shohei Senda 土木用骨格構造体およびそれに用いる骨ピース、土木用パネル組構造体およびそれに用いるパネルピース、土木用構造体、ならびに土木用構造体の構築工法

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