JP2009155821A - パワーウインド制御装置 - Google Patents

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Shusuke Ishihara
秀典 石原
Katsumi Endo
克己 遠藤
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Abstract

【課題】PWM制御が行われるスイッチング素子の発熱を低減して長寿命化を図ることができるパワーウインド制御装置を提供する。
【解決手段】駆動電圧Vの印加状態でロックされるモータMのロック期間、及び始動期間において、ウインドECU12は、その制御をPWM制御からオン固定制御に切り替えるようにした。つまり、ウインドECU12は、スイッチング素子TrをPWM制御のオンオフの繰り返しによる大きな抵抗体から小さなオン抵抗のみとし、ロック電流や始動電流でモータ電流が増大しても、スイッチング素子Trからの発熱量を小さく抑える。
【選択図】図1

Description

本発明は、PWM制御によるスイッチング素子のオンオフにてパワーウインドモータの駆動電圧を調整するパワーウインド制御装置に関するものである。
パワーウインド制御装置では、ウインドガラスの開閉速度等を変更するために駆動源であるパワーウインドモータのPWM制御を行う構成のものがある。例えば特許文献1ではパワーシート装置であるが、PWM制御によるスイッチング素子(FET等)のオンオフに基づいてモータの駆動電圧を調整し、シートの前後位置やシートのリクライニング角度が調整されるものである。
特開2007−1366号公報
ところで、パワーシート装置では、シートの前端位置及び後端位置といった作動端位置、パワーウインド装置では、ウインドガラスの全閉位置及び全開位置といった作動端位置において機械的ロック状態となるため、モータには定格電流よりも十分に大きいロック電流が生じる。このとき、モータの駆動電圧を調整すべく依然としてPWM制御にてスイッチング素子がオンオフされていると、オンオフの繰り返されるスイッチング素子は大きな抵抗体をなすことから、過大なロック電流によって発熱も大となり、このことがスイッチング素子を早期に劣化させてしまうことになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、PWM制御が行われるスイッチング素子の発熱を低減して長寿命化を図ることができるパワーウインド制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、PWM制御が行われるスイッチング素子を有し、該制御によるスイッチング素子のオンオフにてモータの駆動電圧を調整し、該モータによる車両のウインドガラスの開閉作動を制御するパワーウインド制御装置であって、前記駆動電圧の印加状態でロックされる前記モータのロック期間においては、前記PWM制御から前記スイッチング素子をオンに固定するオン固定制御に切り替える制御切替手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、制御切替手段は、駆動電圧の印加状態でロックされるモータのロック期間においては、PWM制御からスイッチング素子をオンに固定するオン固定制御に切り替える。これにより、スイッチング素子はPWM制御のオンオフの繰り返しによる大きな抵抗体から小さなオン抵抗のみとなるため、ロック期間に生じるロック電流にてモータ電流が増大しても、スイッチング素子からの発熱量が小さく抑えられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパワーウインド制御装置において、前記制御切替手段は、前記ロック期間をモータ電流が上限値を超える期間として設定することをその要旨とする。
この発明では、制御切替手段により、モータ電流が上限値を超える期間としてロック期間が設定されるため、PWM制御からオン固定制御への切り替えが必要最小限で確実となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のパワーウインド制御装置において、前記制御切替手段は、前記モータの始動期間においても前記PWM制御から前記オン固定制御に切り替えることをその要旨とする。
この発明では、制御切替手段は、モータの始動期間においてもPWM制御からオン固定制御に切り替える。これにより、始動期間においても始動電流にてモータ電流が増大することから、オン固定制御に切り替えてスイッチング素子をオン抵抗のみとすることで、この始動期間においてもスイッチング素子からの発熱量が小さく抑えられる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のパワーウインド制御装置において、前記制御切替手段は、前記始動期間を予め定めた時間として設定することをその要旨とする。
この発明では、制御切替手段により、始動期間が予め定めた時間として設定されるため、オン固定制御にかかる切り替えが簡単に行える。
本発明によれば、PWM制御が行われるスイッチング素子の発熱を低減して長寿命化を図ることができるパワーウインド制御装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のモータ制御装置10である。モータ制御装置10は、車両のパワーウインド装置の駆動用の直流モータMを制御対象としている。モータ制御装置10は、モータMを回転駆動させる駆動回路11と、その駆動回路11を制御するウインドECU12とを備えてなる。ウインドECU12は、開閉スイッチ13からの開閉操作信号の入力に基づいて駆動回路11を通じてモータMを正転又は逆転駆動させ、ウインドガラスWGを開閉作動させる。また、ウインドECU12は、回転センサ14からの回転検出信号の入力に基づいて、モータMの回転方向及び回転数(回転速度)、即ちウインドガラスWGの作動方向及び開閉位置(開閉速度)を検出し、モータMの制御に反映している。また、ウインドECU12は、駆動回路11からモータMに流れるモータ電流Iも検出している。
本実施形態の駆動回路11は、4個のスイッチング素子TrでHブリッジ回路が構成され、モータMに印加する正逆転のための駆動電圧Vを生成している。ウインドECU12は、駆動回路11の各スイッチング素子Trに対してPWM制御を実施しており、その駆動電圧Vの生成(調整)を行っている。ウインドECU12は、このPWM制御にて、ウインドガラスWGの開閉速度制御を行っている。
詳述すると、ウインドガラスWGの開閉作動の際、図2及び図3に示すように、開閉作動が開始される始動期間A1と、全開及び全閉位置の機械的ロック状態となるロック期間A3とを除く定常作動期間A2では、ウインドECU12は、モータMに対してPWM制御によるスイッチング素子Trのオンオフに基づく所定の駆動電圧Vを印加し、モータMの定格回転によりウインドガラスWGを開閉作動させている。この時のモータMは、図2に示すトルク−回転数特性の直線上の点P1で作動している。また、この時のモータ電流Iは定格電流Iaでありさほど大きくないことから、PWM制御によりオンオフが繰り返されているスイッチング素子Trからの発熱量も小さい。
一方、始動期間A1及びロック期間A3では、モータMにそれぞれ始動電流及びロック電流が流れ、モータ電流Iは定格電流Iaよりも過大な電流値となる。始動期間A1は、定格電流Iaよりも大きい始動電流が生じ得る所定時間(モータMの始動時から定常回転となる予め定めた時間)に設定されており、ウインドECU12は、この始動期間A1中、PWM制御による繰り返しのスイッチング素子Trのオンオフを行わず、常時オンとするオン固定制御に切り替える。この時のモータMでは、図2に示すトルク−回転数特性の直線上の点P2となる。これにより、スイッチング素子TrはPWM制御のオンオフの繰り返しによる大きな抵抗体から小さなオン抵抗のみとなるため、始動電流によりモータ電流Iが増大しても、スイッチング素子Trからの発熱量は小さく抑えられる。
ロック期間A3は、モータ電流Iが上限値Ib(本実施形態では、定格電流Iaの1.2倍に設定)を越えモータMが停止されるまでの期間に設定されており、ウインドECU12は、同様にこのロック期間A3中も、PWM制御による繰り返しのスイッチング素子Trのオンオフを行わず、常時オンとするオン固定制御に切り替える。この時のモータMでは、図2に示すトルク−回転数特性の直線上の点P2となる。これにより、このロック期間A3中も、スイッチング素子Trは小さなオン抵抗のみとなり、ロック電流によりモータ電流Iが増大しても、スイッチング素子Trからの発熱量は小さく抑えられる。特に、このロック電流は始動電流と比べて過大な電流が長時間流れるため、ロック期間A3をPWM制御からオン固定制御に切り替える意義は大きい。尚、この場合、ウインドガラスWGによる異物の挟持によるロック時にも、スイッチング素子Trからの発熱量を低減可能である。
そして、本実施形態のウインドECU12は、ウインドガラスWGの開作動時と閉作動時との両方で各作動に応じた始動期間A1及びロック期間A3を設定し、定常作動期間A2とその期間A1,A3とで制御をPWM制御とオン固定制御とで切り替えている。この制御の切り替えにより、スイッチング素子Trからの発熱量が小さく抑えられ、該スイッチング素子Trの長寿命化が図られている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、駆動電圧Vの印加状態でロックされるモータMのロック期間A3においては、制御がPWM制御からオン固定制御に切り替えられる。これにより、スイッチング素子TrはPWM制御のオンオフの繰り返しによる大きな抵抗体から小さなオン抵抗のみとなるため、ロック期間A3に生じるロック電流にてモータ電流Iが増大しても、スイッチング素子Trからの発熱量が小さく抑えられ、スイッチング素子Trの長寿命化を図ることができる。
(2)本実施形態では、モータ電流Iが上限値Ibを超える期間としてロック期間A3が設定されるため、PWM制御からオン固定制御への切り替えが必要最小限で確実とすることができる。
(3)本実施形態では、モータMの始動期間A1においても制御がPWM制御からオン固定制御に切り替えられる。これにより、始動期間A1においても始動電流にてモータ電流Iが増大することから、オン固定制御に切り替えてスイッチング素子Trをオン抵抗のみとすることで、この始動期間A1においてもスイッチング素子Trからの発熱量が小さく抑えられる。このことによっても、スイッチング素子Trの長寿命化を図ることができる。
(4)本実施形態では、始動期間A1が予め定めた時間として設定されるため、オン固定制御にかかる切り替えを簡単に行うことができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、PWM制御にてウインドガラスWGの開閉速度制御を行っているが、これに限らず、例えばモータMの低騒音制御やモータ作動音の音色制御を行うものであってもよい。
・上記実施形態では、駆動回路11において4個のスイッチング素子TrでHブリッジ回路を構成したが、2個のスイッチング素子でブリッジ回路を構成してもよい。また、PWM制御の対象となるスイッチング素子を1個で構成してもよい。
・上記実施形態では、始動期間A1では予め定めた時間、ロック期間A3ではモータ電流Iが上限値Ibを超える期間として設定したが、これに限らず、例えば始動期間A1とロック期間A3の両方とも、モータ電流Iの上限値Ibによる期間設定としてもよい。このようにすれば、その両者ともオン固定制御にかかる切り替えが必要最小限で確実となる。また、始動期間A1とロック期間A3の両方とも予め定めた時間とすれば、その両者ともオン固定制御にかかる切り替えが簡単となる。
・上記実施形態では、始動期間A1とロック期間A3との両方でPWM制御からオン固定制御に切り替えたが、いずれか一方の期間のみオン固定制御としてもよい。この場合、ロック電流は始動電流と比べて過大な電流が長時間流れるため、少なくともロック期間A3をオン固定制御とするのが望ましい。仮に、ロック期間A3のみオン固定制御に切り替える態様とすれば、その切り替えにかかるウインドECU12の負荷を軽減することができる。
本実施形態におけるパワーウインド制御装置の電気ブロック図である。 モータ特性及びスイッチング素子の発熱を説明するための図である。 ウインドガラスの開閉制御を説明するための図である。
符号の説明
10…モータ制御装置(パワーウインド制御装置)、12…制御切替手段としてのウインドECU、A1…始動期間、A3…ロック期間、I…モータ電流、Ib…上限値、M…直流モータ、Tr…スイッチング素子、V…駆動電圧、WG…ウインドガラス。

Claims (4)

  1. PWM制御が行われるスイッチング素子を有し、該制御によるスイッチング素子のオンオフにてモータの駆動電圧を調整し、該モータによる車両のウインドガラスの開閉作動を制御するパワーウインド制御装置であって、
    前記駆動電圧の印加状態でロックされる前記モータのロック期間においては、前記PWM制御から前記スイッチング素子をオンに固定するオン固定制御に切り替える制御切替手段を備えたことを特徴とするパワーウインド制御装置。
  2. 請求項1に記載のパワーウインド制御装置において、
    前記制御切替手段は、前記ロック期間をモータ電流が上限値を超える期間として設定することを特徴とするパワーウインド制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のパワーウインド制御装置において、
    前記制御切替手段は、前記モータの始動期間においても前記PWM制御から前記オン固定制御に切り替えることを特徴とするパワーウインド制御装置。
  4. 請求項3に記載のパワーウインド制御装置において、
    前記制御切替手段は、前記始動期間を予め定めた時間として設定することを特徴とするパワーウインド制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110952870A (zh) * 2018-09-27 2020-04-03 现代自动车株式会社 用于控制速度调节器电动车窗的马达的方法和设备

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