JP2009154951A - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋体12に着脱可能に被着される外蓋13を備え、外蓋13の内側に、切刃部材33をシール部材25に向けて押下可能な押下部43が突設されている。
【選択図】図3
Description
また、切刃部材を必要以上に強く押下した場合には、内容物に切刃部材や指などが勢いよく入り込んで内容物が外部に飛散するおそれがある。
この発明では、押下部が切刃部材に対して位置決めされるため、押下部による安定した切刃部材の押下が行える。
この発明では、押下部による切刃部材の押下時に切刃部材の移動が天面部により阻害されないため、押下部による切刃部材の押下が確実に行える。
この発明では、切刃部材がヒンジ部を介して天面部に接続されているため、シール部材の破断後に切刃部材が分離することを防止できる。
この発明では、ストッパ凸部が係止凸部に係止されることで、シール部材の破断後に切刃部材がヒンジ部を中心として再び回動し、内容物を取り出す際に、この内容物から切刃部材にこの切刃部材を押し戻すような力が作用しても、この移動を抑えてシール部材の開口部分を塞ぐことを防止できる。
蓋付カップ容器1は、図1に示すように、カップ本体11と、蓋体12と、外蓋13とを備えている。
テーパ胴部22の上端部分には、カップ本体11の径方向外方に向けて屈曲するフランジ部24が形成されている。
シール部材25は、例えばアルミ蒸着シートなどのバリア性シート材で構成されており、下面に熱溶着層が形成されている。シール部材25は、カップ本体11内に飲料が充填された後にフランジ部24の上面に熱溶着されており、カップ本体11内の飲料が外部に漏出しないように封止している。なお、シール部材25としてバリア性シート材を使用した場合には、空気などがカップ本体11内に侵入することを防止して飲料の変質を防ぐこともできる。
円環状平面部34は、側壁部31の外周面に連設されており、蓋体12の径方向外方に向けて延びている。
装着筒部35は、円環状平面部34を介して側壁部31に接続されており、側壁部31よりも内径及び外径が一段大きくなっている。また、装着筒部35の内周面には、蓋体12の径方向内方に向けて突出する係合凸部35Aが形成されている。
したがって、装着筒部35をフランジ部24に被せると、係合凸部35Aがフランジ部24の下面側に係合し、円環状平面部34がフランジ部24の上面にシール部材25を介して当接され、蓋体12がカップ本体11に固定される構成となっている。また、蓋体12をカップ本体11に被着したとき、カップ本体11の軸線Lと蓋体12の軸線Mとは、一致する。
また、側壁部31における切刃部材33の周方向両端部よりも周方向外側には、図2に示すように、蓋体12の径方向内方側に向けて突出する案内リブ(案内部)36が連設されている。案内リブ36は、シール部材25を破断するときに、外蓋13の後述する押下部43の下方への移動を案内する。また、案内リブ36の高さは、側壁部31と同等となっている。
天面部32には、図1及び図2に示すように、切刃部材33を回動可能とするための破断開口部37が形成されている。破断開口部37は、平面視において切刃部材33よりも大きく形成されている。これにより、切刃部材33によるシール部材25の破断が天面部32に引っ掛かることなく行われる。
また、天面部32における破断開口部37に近接する縁部であってヒンジ部38の近傍には、上方に向けて突出する係止凸部39が形成されている。なお、係止凸部39の高さは、側壁部31よりも十分に低くなっている。
また、切刃部材33におけるヒンジ部38の両側端部の近傍には、下方に向けて突出するストッパ凸部33Bが形成されている。ストッパ凸部33Bの下端部は、切刃部材33をヒンジ部38回りで回動させたときに係止凸部39と係止可能となっている。
外蓋13は、軸線Nを中心とした円筒状をなす円筒部41と、円筒部41の上端に配置されて円筒部41の上端開口部を覆う天板部42とを備えている。
円筒部41は、蓋体12に被着可能となっている。そして、円筒部41の内周面が蓋体の側壁部31の外周面と嵌合することで、蓋体12に外蓋13が被着される。また、外蓋13を蓋体12に被着したとき、蓋体12の軸線Mと外蓋13の軸線Nとは、一致する。
押下部43は、天板部42から下方に向けて突出する凹部であって、その突出量が円筒部41とほぼ同等となっており、その底部が天面部32の上面近傍に位置している。また、押下部43の外周の形状は、図2に示すように、平面視で破断開口部37の縁部の形状とほぼ同等となっている。
なお、切刃部材33によりシール部材25を破断しない通常状態において、押下部43は、切刃部材33を押下しないように、押下部43と切刃部材33とが平面視で重ならないように周方向でずらされている。例えば、押下部43は、蓋付カップ容器1の径方向で軸線L、M、Nに関して切刃部材33の反対側に配置されている。
まず、外蓋13を取り外し、外蓋13を周方向で回転させて平面視で押下部43と切刃部材33とが重なるようにする。そして、外蓋13の円筒部41を蓋体12の側壁部31に沿って下方に移動させることで、図3に示すように、蓋体12を外蓋13に被着していく。このとき、蓋体12を側壁部31に沿って下方に移動させると、押下部43の底部が切刃部材33と当接する。
そして、押下部43は、切刃部材33を下方に向けて押し下げ、切刃部材33をヒンジ部38回りで回動させる。このとき、天面部32に破断開口部37が形成されているため、切刃部材33の回動動作が天面部32により阻害されない。また、案内リブ36が形成されているため、押下部43は、外蓋13の周方向でずれることなく安定して切刃部材33を押下する。
この回動動作により、切刃33Aの先端がシール部材25と当接し、シール部材25を破断する。このとき、外蓋13が破断しないため、カップ本体11内の密封状態が確保される。そのため、飲料が外部に飛散せず、指などがカップ本体11内に入り込まない。
以上のようにして、シール部材25を開封する。その後、ユーザ(消費者)は、外蓋13を取り外すことで、カップ本体11内の飲料を飲むことができる。
また、案内リブ36により押下部43が外蓋13の周方向で位置決めされるため、押下部43による安定した切刃部材33の押下が行える。
そして、破断開口部37により切刃部材33の移動が天面部32により阻害されず、押下部43による切刃部材33の押下が確実に行える。
さらに、切刃部材33がヒンジ部38を介して天面部32に接続することで、シール部材25の破断後に切刃部材33が分離することを防止できる。
また、ストッパ凸部33Bを係止凸部39に係止することで、シール部材25の破断後に切刃部材33がヒンジ部38回りで再び回動してシール部材25に形成された開口を塞ぐことを防止できる。
蓋体51は、側壁部31と、天面部32と、切刃部材33とを備えている。
側壁部31には、図6及び図7に示すように、破断開口部37の縁部を囲む案内壁部(案内部)52が連設されている。
案内壁部52は、上述した第1の実施形態における案内リブ36と同様に、シール部材25を破断するときに、外蓋13の押下部43の外周面を囲むことで、押下部43の下方への移動を案内する。また、案内壁部52の高さは、側壁部31と同等となっている。そして、案内壁部52は、上述した第1の実施形態における係止凸部39と同様に、切刃部材33をヒンジ部38回りで回動させたときに係止凸部39と係止可能となっている。
そして、押下部43は、切刃部材33を下方に向けて押し下げ、切刃部材33をヒンジ部38回りで回動させる。このように切刃部材33を回動させることで、切刃33Aがシール部材25を破断して開封する。このとき、ストッパ凸部33Bは、案内壁部52に係止される。これにより、切刃部材33がヒンジ部38回りで回動し、切刃部材33が破断したシール部材25の開口を塞ぐことが防止される。
以上のようにして、シール部材25を開封する。
例えば、シール部材の開封構造は、外蓋を蓋体からいったん取り外した後に再び外蓋を蓋体に被着させることによって押下部が切刃部材を押下して開封しているが、外蓋と蓋体とを相対的に軸周りで回動させることにより押下部が切刃部材を押下する構成としてもよい。
また、シール部材に形成された開口が切刃部材により再び塞がれなければ、ストッパ凸部を係止凸部に係止する構成としなくてもよい。
そして、切刃部材は、ヒンジ部を中心として回動可能となっているが、他の構造としてもよい。
さらに、切刃部材の押下時にシール部材と天面部との双方に開口を形成できれば、天面部に破断開口部を形成しなくてもよい。
また、案内リブ及び案内壁部は、いずれか一方に限らず、双方形成してもよい。そして、案内リブ及び案内壁部は、押下部による切刃部材の押下を安定して行えれば双方を形成しなくてもよい。
さらに、シール部材は、アルミ蒸着シートなどのバリア性シート材で構成されたものに限らず、カップ本体内の内容物に応じて適宜変更してもよい。
11 カップ本体
12,51 蓋体
13 外蓋
21 開口部
25 シール部材
32 天面部
33 切刃部材
33B ストッパ凸部
36 案内リブ(案内部)
37 破断開口部
38 ヒンジ部
39 係止凸部
43 押下部
52 案内壁部(案内部)
Claims (5)
- 開口部がシール部材によって封止されたカップ本体と、前記シール部材を破断して開封する切刃部材が設けられて前記カップ本体に被着される蓋体とを備える蓋付カップ容器であって、
前記蓋体に着脱可能に被着される外蓋を備え、
該外蓋の内側に、前記切刃部材を前記シール部材に向けて押下可能な押下部が突設されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 前記蓋体が、前記押下部による前記切刃部材の押下時に、前記押下部の前記切刃部材に向けた移動を案内する案内部を備えることを特徴とする請求項1に記載の蓋付カップ容器。
- 前記蓋体が、前記シール部材の上面を被覆する天面部を有し、
該天面部に、前記切刃部材が通過可能な破断開口部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋付カップ容器。 - 前記切刃部材は、基端がヒンジ部を介して前記天面部に接続され、先端が前記ヒンジ部を中心として回動可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蓋付カップ容器。
- 前記天面部が、上方に向けて突出する係止凸部を有し、
前記切刃部材が、前記押下部により前記シール部材に向けて押下されて前記ヒンジ部を中心に回動したときに、前記係止凸部に係止されるストッパ凸部を有することを特徴とする請求項4に記載の蓋付カップ容器。
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