JP2009154455A - 押出ダイおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型であっても、材料の流れを確実に所望の態様にすることができる、押出ダイを提供すること。
【解決手段】押出ダイ4は、溶融樹脂などの成形材料が流入する流入口47と、流入口47から流入した成形材料が通過する通路49と、通路49に接続された複数のコートハンガー部50と、各コートハンガー部50を通過した材料が流出する流出口51とを備えている。各コートハンガー部50は、実質的に同一形状をなしている。1つのコートハンガー部を備える検討用ダイを製作して、このコートハンガー部内における材料の流れを検証し、その後、検証したのと同サイズ同形状のコートハンガー部50を複数並べて押出ダイ4を製作する。
【選択図】図3

Description

本発明は、押出ダイおよびその製造方法に関する。
押出機から押し出された材料としての溶融樹脂が通過する、コートハンガー型のダイが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−39528号公報
このようなコートハンガー型のダイは、マニホールド部などの、各部の形状を最適化する設計がなされており、溶融樹脂の通過する空間が、樹脂の流れ方向の下流側に向かうに従い幅広になるように構成されている。これにより、コートハンガーから流れ出るときの溶融樹脂の流量分布が、ダイの幅方向の全域に亘って均一になるように意図されている。
ダイの各部の形状の設計にあたっては、適当な粘性流体モデルを決めた上で、溶融樹脂の流れの検討を行うが、あくまでも近似的計算手法による検討であり、検討通りの流れが実現されない場合がある。特に、発泡成形の場合は、発泡剤の可塑性などに起因して、溶融樹脂の流れの予測が難しい傾向にある。
また、大型のダイを製作する場合などには、実際の製品としてのダイを製作する前に、このダイよりも小型の検討用ダイを製作し、この検討用ダイを用いて溶融樹脂の流れを検証し、検討した結果に基づいて実際のダイでの溶融樹脂の流れを予測し、実際のダイを小型のダイを相似形にスケールアップして製作することがある。
しかしながら、この場合も、実際のダイにおいて、必ずしも検討用ダイを用いて予測した溶融樹脂の流れと同じ流れになるとは限らない。したがって、大型のダイを製作するときには、溶融樹脂の均一な流量分布を達成できない不良品を製作するリスクが伴う。その一方で、大型のダイを何度も製作し直すのは多大のコストが生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、大型であっても、材料の流れを確実に所望の態様にすることができる、押出ダイを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、押出ダイであって、材料が流入する流入口と、前記流入口から流入した前記材料が通過する通路と、前記通路に接続され、前記材料を整流する複数のコートハンガー部と、各前記コートハンガー部を通過した前記材料が流出する流出口とを備え、各前記コートハンガー部が実質的に同一形状をなしていることを特徴としている。
このような構成によると、複数のコートハンガー部を設けていることにより、押出ダイの流出口の形状を大きくでき、押出ダイを大型にできる。また、各コートハンガー部は小型にできる。このため、たとえば、1つのコートハンガー部を備える検討用ダイを製作して、このコートハンガー部内における材料の流れを検証し、その後、検証したのと同サイズ同形状のコートハンガー部を複数並べて実際の押出ダイを製作できる。各コートハンガー部における材料の流れは実証されているので、これらのコートハンガー部を通過した、流出口における材料の流れを、確実に所望の態様にできる。これにより、流出口における材料の流量を、流出口の全域に亘って確実に均一にできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記流入口から各前記コートハンガー部まで間の前記通路の長さが、それぞれ、等しくされていることを特徴としている。
このような構成によると、流入口から通路に流入した材料が各コートハンガー部に到達するまでの時間をより均一にでき、各コートハンガー部を通過して流出口から流れ出る材料の、流出口における材料の流量の分布を、より均一にできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記通路は、前記材料の通過方向における途中で分岐される分岐部と、前記分岐部で複数に枝分かれした枝分かれ部とを含み、各前記枝分かれ部は、対応する前記コートハンガー部に接続されていることを特徴としている。
このような構成によると、分岐部で分岐されるまでの通路を、複数のコートハンガー部間で共用できる。これにより、流入口から流入した材料が各コートハンガー部に到達するまでの時間をより均一にでき、各コートハンガー部を通過して流出口から流れ出る材料の、流出口における材料の流量の分布を、より均一にできる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記押出ダイは、複数の分割体を所定の積層方向に積層して形成されており、各前記分割体を互いに固定する固定構造を備え、前記固定構造は、前記枝分かれ部を挟んだ両側方に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、枝分かれ部を挟んだ両側方に固定構造が設けられていることにより、通路内の材料から圧力が作用する各分割体に撓みが生じることを防止できる。特に、発泡剤として不活性ガスなどを用いる発泡成形の場合、通路内の材料から各分割体に作用する圧力が高いが、このような高圧が作用する条件でも、十分な耐圧構造を実現できる。また、各分割体の厚みを増して剛性を高めることにより撓みを抑制する必要がないので、各分割体を肉薄にできる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明において、前記枝分かれ部に、この枝分かれ部の開口断面積を調整可能な調整機構を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、流入口から枝分かれ部までの通路における圧力を調整機構によって調整でき、その結果、枝分かれ部の下流側部分への材料の流量を調整することができる。これにより、各コートハンガー部を通過して流出口から流れ出る材料の、流出口における材料の流量の分布を、より均一にできる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の押出ダイの製造方法であって、所定の形状を有するコートハンガー部を設計する第1設計工程と、前記コートハンガー部を複数配置して前記流出口を設計する第2設計工程と、前記流入口と各前記コートハンガー部とを接続する前記通路を設計する第3設計工程とを備えることを特徴としている。
このような方法によると、第1設計工程において、たとえば、1つのコートハンガー部を備える小型の検討用ダイを製作して、このコートハンガー部内における材料の流れを検証し、その結果に基づいて、所定の形状のコートハンガー部を設計することができる。第2設計工程では、内部での材料の流れが実証された各コートハンガー部を用いて流出口を設計するので、各コートハンガー部を通過した、流出口における材料の流れを、確実に所望の態様にできる。これにより、流出口における材料の流量を、流出口の全域に亘って確実に均一にできる。また、複数のコートハンガー部を設けていることにより、押出ダイの流出口の形状を大きくでき、押出ダイを大型にできる。
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、押出ダイの流出口の形状を大きくできるので、押出ダイを大型にできる。また、流出口における材料の流れを、確実に所望の態様にできる。
請求項2に記載の発明によれば、各コートハンガー部を通過して流出口から流れ出る材料の、流出口における材料の流量の分布を、より均一にできる。
請求項3に記載の発明によれば、各コートハンガー部を通過して流出口から流れ出る材料の、流出口における材料の流量の分布を、より均一にできる。
請求項4に記載の発明によれば、各分割体を肉薄にしつつ、十分な耐圧構造を実現できる。
請求項5に記載の発明によれば、各コートハンガー部を通過して流出口から流れ出る材料の、流出口における材料の流量の分布を、より均一にできる。
請求項6に記載の発明によれば、流出口における材料の流れを、確実に所望の態様にできる。これにより、流出口における材料の流量を、流出口の全域に亘って確実に均一にできる。また、押出ダイの流出口の形状を大きくでき、押出ダイを大型にできる。
図1は、本発明の発泡押出成形装置の一実施形態として、タンデム型発泡押出成形装置の要部構成を示す概略全体構成図である。
図1において、このタンデム型発泡押出成形装置1は、押出機2と、不活性流体供給部3と、押出ダイ4と、これら各部を制御するためのCPU5とを備えている。
押出機2は、第1押出機6、連結部7および第2押出機8を備えている。
第1押出機6は、シリンダ9、および、そのシリンダ9内に2本のスクリュー10(図1では1本のスクリューのみが現われている。)を備える二軸押出機から構成されており、さらに、駆動モータ11、ホッパ12およびヒータ13などを備えている。
シリンダ9は、筒状部材からなり、そのシリンダ9内に内装される2本のスクリュー10の軸方向一端部(成形材料の押出方向Aの上流側端部)を、回転可能に軸受支持している。なお、成形材料の通過方向としての上記押出方向Aを、以下では単に押出方向Aという。
また、このシリンダ9におけるスクリュー10の軸方向一端部には、ホッパ12が接続される供給口14が形成されている。また、このシリンダ9におけるスクリュー10の軸方向他端部(押出方向Aの下流側端部)には、成形材料を連結部7に向けて押し出すための押出口15が形成されている。また、このシリンダ9におけるスクリュー10の軸方向途中には、後述するノズル30が接続されるノズル接続口32が形成されている。
2本のスクリュー10は、シリンダ9内において、軸方向に沿って並行に配置されている。これら2本のスクリュー10の径、条数、回転方向(同方向回転または異方向回転)、噛み合いの有無などは、その用途および目的によって、適宜選択される。
駆動モータ11は、シリンダ9におけるスクリュー10の軸方向一端部において、図示しない減速装置などを介して、2本のスクリュー10の軸方向一端部にそれぞれ連結されている。
ホッパ12は、シリンダ9の供給口14に接続されている。このホッパ12には、熱可塑性樹脂を含む成形材料が投入される。
ヒータ13は、シリンダ9における外周面に、スクリュー10の軸方向に沿って複数のブロックごとに設けられている。シリンダ9内には、CPU5に接続される図示しない温度センサが設けられており、この温度センサによって検知された検知温度に基づいて、ヒータ13がブロック単位で温度制御される。
なお、シリンダ9内には、CPU5に接続される図示しない圧力センサが設けられている。
連結部7は、第1押出機6の押出口15に接続される出口部16と、第2押出機8の次に述べるシリンダ22の供給口26に接続される入口部17と、これら出口部16および入口部17を接続する接続管18とを一体的に備えている。
出口部16には、絞り19が設けられている。この絞り19は、出口部16の流路20に臨み、流路20に対して矢印方向に進退自在に設けられている。そして、絞り19は、CPU5の制御によって、進出により流路20を閉鎖し、退避により流路20を開放するように動作され、その進退動作により、流路20の開閉および開度を調整して、第1押出機6から第2押出機8に押し出される成形材料の押出量を調整可能に構成されている。
また、出口部16における絞り19よりも押出方向Aの上流側には、CPU5に接続される図示しない圧力センサが設けられており、この圧力センサによって検知される検知圧力に基づいて、絞り19の進退動作が制御される。
第2押出機8は、第1押出機6と大略同様の構成とされ、シリンダ22、および、そのシリンダ22内に2本のスクリュー23(図1では1本のスクリューのみが現われている。)を備える二軸押出機から構成されており、さらに、駆動モータ24およびヒータ25などを備えている。
シリンダ22は、筒状部材からなり、そのシリンダ22内に内装される2本のスクリュー23の軸方向一端部(押出方向Aの上流側端部)を、回転可能に軸受支持している。
また、このシリンダ22におけるスクリュー23の軸方向一端部には、連結部7の入口部17が接続される供給口26が形成されている。また、このシリンダ22におけるスクリュー23の軸方向他端部(押出方向Aの下流側端部)には、成形材料を押出ダイ4に向けて押し出すための押出口27が形成されている。
押出口27が開口するシリンダ22におけるスクリュー23の軸方向他端部には、押出方向Aに対して直交する方向に延び、後述する上フランジ42が当接するフランジ部34が形成されている。
2本のスクリュー23は、シリンダ22内において、軸方向に沿って並行に配置されている。これら2本のスクリュー23の径、条数、回転方向(同方向回転または異方向回転)、噛み合いの有無などは、その用途および目的によって、適宜選択される。
駆動モータ24は、シリンダ22におけるスクリュー23の軸方向一端部において、図示しない減速装置などを介して、2本のスクリュー23の軸方向一端部にそれぞれ連結されている。
ヒータ25は、シリンダ22における外周面に、スクリュー23の軸方向に沿って複数のブロックごとに設けられている。シリンダ22内には、CPU5に接続される図示しない温度センサが設けられており、この温度センサによって検知された検知温度に基づいて、ヒータ25がブロック単位で温度制御される。
なお、シリンダ22内には、CPU5に接続される図示しない圧力センサが設けられている。
不活性流体供給部3は、タンク28、定量供給ポンプ29、ノズル30および供給ライン31を備えている。
タンク28には、超臨界流体となる流体(ガス)として、たとえば、炭酸ガス(二酸化炭素ガス)や窒素ガスなどの不活性流体(不活性ガス)が貯蔵されている。また、タンク28は、供給ライン31を介して定量供給ポンプ29に接続されている。
定量供給ポンプ29は、供給ライン31を介してノズル30に接続されている。この定量供給ポンプ29は、ノズル30を介して、シリンダ9内に、タンク28に貯蔵されているガスを、超臨界流体として、単位時間あたり一定量で供給することができる定量供給ポンプから構成されている。
ノズル30は、シリンダ9のノズル接続口32に接続されている。このノズル30は、逆止弁を備えており、超臨界流体がシリンダ9内に供給されないときには、シリンダ9内から供給ライン31への逆流を防止し、一方、超臨界流体がシリンダ9内に供給されるときには、超臨界流体の供給ライン31からシリンダ9内への流入を許容している。
また、この不活性流体供給部3では、供給ライン31が全体的に温度調整可能および圧力調整可能に構成されており、定量供給ポンプ29によって、タンク28に貯蔵されている不活性流体(不活性ガス)を、超臨界状態にして、すなわち、超臨界流体(超臨界ガス)として、ノズル30からシリンダ9内に供給できるように構成されている。
また、ノズル接続口32には、ノズル30の先端からシリンダ9の内周面までの間に、シリンダ9内に供給される超臨界流体を、シリンダ9内の成形材料に分散させるための多孔質部材33が埋設されている。
なお、ノズル接続口32は、シリンダ9におけるスクリュー10の軸方向途中、すなわち、ホッパ12よりもスクリュー10の軸方向下流側であって、かつ、押出口15よりも上流側において、シリンダ9の外周面から内周面までを貫通するように形成されている。ノズル接続口32の形成位置は、その目的および用途により、適宜決定すればよいが、ノズル接続口32が形成されるスクリュー9の軸方向途中位置から、押出口15が形成される軸方向他端部までの間において、成形材料と超臨界流体とを十分に混合分散して溶解できる軸方向距離が確保される位置に設定される。
CPU5には、第1押出機6の駆動モータ11およびヒータ13、絞り19、第2押出機8の駆動モータ24およびヒータ25、定量供給ポンプ29などや、これらに設けられている、図示しない、温度センサ、圧力センサおよびヒータなどの各部に、接続されており、これら各部を制御している。
そして、このタンデム型発泡押出成形装置1を用いて、発泡押出成形するには、まず、第1押出機6において、CPU5によって、駆動モータ11を、2本のスクリュー10が所定の回転速度(たとえば、1〜200回転/分、好ましくは、30〜150回転/分)で回転するように駆動制御するとともに、ヒータ13を、シリンダ9内が成形材料の溶融温度以上(成形材料(樹脂)の種類にもよるが、たとえば、100〜350℃、好ましくは、120〜300℃であり、たとえば、成形材料の溶融温度の5〜50℃以上、好ましくは、10〜30℃以上)となるように温度制御する。また、CPU5によって、シリンダ9内が所定の圧力(上述の温度制御において、成形材料に対して超臨界流体が溶解する所定の圧力、たとえば、5〜40MPa、好ましくは、10〜30MPa)となるように、絞り19の進退動作を制御する。
そして、ホッパ12から所定量の成形材料を、第1押出機6のシリンダ9内に連続的に投入する。
成形材料は、特に制限されないが、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、スチレン共重合体(たとえば、ブタジエン・スチレン共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体など)、ポリブテン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンオキシド、ポリビニルアルコール、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、生分解性ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、フッ素樹脂、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトンなどの熱可塑性樹脂のペレットが貯蔵されている。
そして、シリンダ9内に投入された成形材料が、溶融されながらシリンダ9内を押出方向Aの下流側に向かって連続的に流動する。
また、これとともに、CPU5によって、定量供給ポンプ29を駆動制御して、所定量の超臨界流体を、タンク28から、供給ライン31を介してノズル30に送り、その所定量の超臨界流体を、ノズル30から多孔質部材33を介してシリンダ9内に連続的に供給する。
なお、CPU5による定量供給ポンプ29の駆動制御によって供給される超臨界流体の供給量は、成形材料の種類や、目的とするマイクロセルラーフォームの物性により、適宜決定すればよいが、シリンダ9内において混合される成形材料および超臨界流体の合計に対して、0.01〜15重量%、好ましくは、たとえば、超臨界流体が、二酸化炭素の超臨界流体である場合には、0.1〜15重量%、たとえば、超臨界流体が、窒素の超臨界流体である場合には、0.04〜6重量%となるように設定される。超臨界流体の供給量がこれより少ないと、発泡せずあるいはセル径が大きくなる場合があり、また、超臨界流体の供給量がこれより多いと、合泡および破泡により連通気泡になったり、あるいは発泡倍率が低下する場合がある。
そして、シリンダ9内を溶融されながら流動する成形材料が、ノズル30が接続されるノズル接続口32に到達すると、その成形材料に、ノズル30から多孔質部材33を介して供給される超臨界流体が連続的に混合され、シリンダ9内の温度および圧力によって、成形材料に超臨界流体が均一に分散され、連続的に溶解される。
そして、超臨界流体が溶解された成形材料は、押出口15から連続的に押し出されると、出口部16、接続管18および入口部17を介して、第2押出機8のシリンダ22内に連続的に供給される。
また、第2押出機8においては、CPU5によって、駆動モータ24を、2本のスクリュー23が所定の回転速度(たとえば、1〜200回転/分、好ましくは、10〜150回転/分)で回転するように駆動制御するとともに、ヒータ25を、第2押出機8のシリンダ22内が、第1押出機6のシリンダ9内の温度よりも低く、かつ、溶融温度よりも高い温度であって、押出方向Aに従って順次ブロックごとに低くなるような温度(成形材料の種類にもよるが、たとえば、押出方向A最上流側温度が80〜300℃、好ましくは、80〜200℃で、押出方向A最下流側温度が70〜280℃、好ましくは、70〜170℃)に温度制御する。なお、押出方向Aの最下流側のブロックは、後述する押出ダイ4とほぼ同じ温度に温度制御する。
また、この第2押出機8のシリンダ22内は、上述したCPU5による絞り19の進退動作の制御により、所定の圧力に設定されている。このシリンダ22内の圧力は、上述の温度制御において、成形材料に対して超臨界流体が溶解状態を維持できる所定の圧力であって、かつ、後述する押出ダイ4からの押し出し時に所定の圧力差を付与できる圧力、たとえば、1〜35MPa、好ましくは、5〜30MPaに設定されている。
そして、第2押出機8のシリンダ22内に連続的に供給された、超臨界流体が溶解されている成形材料は、2本のスクリュー23の回転によって、さらに超臨界流体が成形材料に対して均一に分散溶解され、シリンダ22内の圧力が保持された状態で、冷却されながら押出方向Aの下流側に流動し、押出口27から後述する押出ダイ4に向かって連続的に押し出される。
図2は、押出ダイ4を説明するための、図1の要部の拡大図であり、図3は、図2のIII−III断面の断面図である。
図1および図2に示すように、押出ダイ4は、アダプタ41を介して第2押出機8の押出口27に接続されている。
アダプタ41は、円筒状の連結管43と、連結管43の押出方向Aの上流側端部に設けられる上フランジ42と、連結管43の押出方向Aの下流側端部に設けられる下フランジ44とを一体的に備えている。
上フランジ42は、図示しないねじ部材を用いて第2押出機8のフランジ部34に固定されている。
下フランジ44には、その周方向に等間隔に複数のねじ挿通孔44aが貫通形成されている。
図2および図3を参照して、押出ダイ4は、成形材料を、断面略矩形状をなす板状に成形するためのものであり、複数の分割体としての上板45および下板46とを備えている。また、上板45および下板46には、流入口47と、上板45および下板46のそれぞれに設けられ、互いに対向して面接触する対向面48と、通路49と、通路49に接続される複数のコートハンガー部50と、各コートハンガー部50に接続される流出口51とが形成されており、さらに、押出ダイ4は、流出口51に連なるダイプレート52と、通路49の途中に設けられた調整機構としての調整弁53と、上板45および下板46を互いに固定する複数の固定構造54とを備えている。
上板45は、平面視略矩形状をなす板状の部材であり、連結管43の軸線に沿う長さ方向に相対的に短く、軸線方向と直交する幅方向に相対的に長い、幅広な形状をなしている。
なお、以下の説明において、上記長さ方向に沿う方向を前後方向Xとし、上記幅方向に沿う方向を左右方向Yとし、鉛直方向に沿う方向を積層方向としての上下方向Zとし、具体的には、図3に示す方向を基準とする。
下板46は、上板45と上下に略対称な形状をなしており、具体的には、前後方向Xに相対的に短く、左右方向Yに相対的に長い、幅広な形状をなしている。
これら上板45および下板46は、上下方向Zに積層されている。各上下板45,46の前側面には、雌ねじ部55がそれぞれ複数設けられている。各雌ねじ部55は、下フランジ44の対応するねじ挿通孔44aに対応して配置されている。
各ねじ挿通孔44aに挿通されたねじ部材56の雄ねじ部が、対応する雌ねじ部55に螺合しており、これにより、下フランジ44は、各上下板45,46の前側面に固定されている。
流入口47には、下フランジ44を通過してきた成形材料が流入するようになっている。流入口47は、上板45の前側面の下端側、および下板46の前側面の上端側に開口形成されている。この流入口47は、各上下板45,46における左右方向Yの中央部に配置されて、全体として断面円形状に形成されており、連結管43内に連通している。
上板45の対向面48は、この上板45の底面からなる水平な平坦面であり、下板46の対向面48は、この下板46の上面からなる水平な平坦面である。
通路49は、各対向面48の一部を互いに上下対称となるように窪ませて形成されており、流入口47から流入した成形材料が通過するようになっている。この通路49は、上下方向Zに投影したときに、前側から後側に進むに従い枝分かれするツリー形状をなしている。
通路49は、主通路57と、第1分岐部58と、第1枝分かれ部59と、第2分岐部60と、第2枝分かれ部61と、第3分岐部62と、第3枝分かれ部63とを備えている。すなわち、通路49は、押出方向Aにおけるその途中で分岐される複数の分岐部としての第1〜第3分岐部58,60,62と、対応する第1〜第3分岐部58,60,62からそれぞれ複数に枝分かれした複数の枝分かれ部としての第1〜第3枝分かれ部59,61,63とを備えている。
主通路57は、流入口47から流入した成形材料が通過するようになっており、押出方向Aに直交する断面が円形形状をなしている。この主通路57は、押出ダイ4の前端部側に形成されて、前後方向Xに沿って延びており、押出方向Aの上流側部分が流入口47に接続されている。
第1分岐部58は、主通路57を通過した成形材料が通過するようになっており、主通路57と第1枝分かれ部59とを互いに接続している。この第1分岐部58は、上下方向Zに投影したときに、たとえば、Y字状をなしており、押出方向Aにおける通路49の途中が右側と左側とに分岐するようにされている。第1分岐部58の上流側部分は、主通路57の下流側部分に接続されている。第1分岐部58の下流側部分は、2股に分かれており、後側に進むに従い、左右方向Yにおける互いの間隔が離れている。
第1枝分かれ部59は、第1分岐部58を通過した成形材料が通過するようになっており、押出方向Aに直交する断面が円形状をなしている。第1枝分かれ部59は、第1分岐部58の下流側部分の2股に分かれた部分のそれぞれに接続されており、各第1枝分かれ部59の上流側部分および中流側部分は、後側に進むに従い、左右方向Yにおける互いの間隔が広くなるように延びている。各第1枝分かれ部59の下流側部分は、前後方向Xと平行に延びるように屈曲している。各第1枝分かれ部59の断面積は、主通路57の断面積の略半分とされている。各第1枝分かれ部59は、対応する第2分岐部60、第2枝分かれ部61、第3分岐部62、第3枝分かれ部63を介して、対応するコートハンガー部50に接続されている。
第2分岐部60は、各第1枝分かれ部59のそれぞれの下流側部分に設けられて、各第1枝分かれ部59を通過した成形材料が通過するようになっており、各第1枝分かれ部59と対応する第2枝分かれ部61とを互いに接続している。各第2分岐部60は、上下方向Zに投影したときに、たとえば、Y字状をなしており、押出方向Aにおける通路49の途中が右側と左側とに分岐するようにされている。各第2分岐部60の上流側部分は、対応する第1枝分かれ部59の下流側部分に接続されている。各第2分岐部60の下流側部分は、2股に分かれている。各第2分岐部60においては、後側に進むに従い、左右方向Yにおける2股部分の互いの間隔が離れている。
第2枝分かれ部61は、各第2分岐部60のそれぞれの下流側部分に設けられて、各第2分岐部60を通過した成形材料が通過するようになっており、押出方向Aに直交する断面が円形状をなしている。各第2枝分かれ部61の上流側部分は、対応する第2分岐部60のうち、下流側部分の2股に分かれた対応する部分にそれぞれ接続されている。共通の第2分岐部60に接続された2つの第2枝分かれ部61において、上流側部分および中流側部分は、後側に進むに従い、左右方向Yにおける互いの間隔が広くなるように延びている。各第2枝分かれ部61の下流側部分は、前後方向Xと平行に延びるように屈曲している。各第2枝分かれ部61の断面積は、第1枝分かれ部59の断面積の略半分とされている。各第2枝分かれ部61は、対応する第3分岐部62、および第3枝分かれ部63を介して、対応するコートハンガー部50に接続されている。
第3分岐部62は、各第2枝分かれ部61のそれぞれの下流側部分に設けられて、各第2枝分かれ部61を通過した成形材料が通過するようになっており、各第2枝分かれ部61と対応する第3枝分かれ部63とを互いに接続している。各第3分岐部62は、上下方向Zに投影したときに、たとえば、Y字状をなしており、押出方向Aにおける通路49の途中が右側と左側とに分岐するようにされている。各第3分岐部62の上流側部分は、対応する第2枝分かれ部61の下流側部分に接続されている。各第3分岐部62の下流側部分は、2股に分かれている。各第3分岐部62においては、後側に進むに従い、左右方向Yにおける互いの2股部分の間隔が離れている。
第3枝分かれ部63は、各第3分岐部62のそれぞれの下流側部分に設けられて、各第3分岐部62を通過した成形材料が通過するようになっており、押出方向Aに直交する断面が円形状をなしている。各第3枝分かれ部63の上流側部分は、対応する第3分岐部62のうち、下流側部分の2股に分かれた対応する部分にそれぞれ接続されている。共通の第3分岐部62に接続された2つの第3枝分かれ部63において、上流側部分および中流側部分は、後側に進むに従い、左右方向Yにおける互いの間隔が広くなるように延びている。各第3枝分かれ部63の下流側部分は、前後方向Xと平行に延びるように屈曲している。各第3枝分かれ部63の下流端は、通路49の下流端とされている。各第3枝分かれ部63の断面積は、第2枝分かれ部61の断面積の略半分とされている。各第3枝分かれ部63は、対応するコートハンガー部50に接続されている。
主通路57の断面積に比べて、各第1枝分かれ部59の断面積の総和が小さくされている。また、各第1枝分かれ部59の断面積の総和に比べて、各第2枝分かれ部61の断面積の総和が小さくされている。また、各第2枝分かれ部61の断面積の総和に比べて、各第3枝分かれ部63の断面積の総和が小さくされている。
このように、通路49の断面積は、押出方向Aの上流側から下流側に進むに従い、段階的に小さくされている。これにより、通路49のうち、枝分かれしている下流側部分において、成形材料の圧力降下を小さくし、通路49内で成形材料が発泡することを防止できる。
なお、主通路57の断面積と、各第1枝分かれ部59の断面積の総和と、各第2枝分かれ部61の断面積の総和と、各第3枝分かれ部63の断面積の総和とを、互いに等しくしてもよい。
第1分岐部58、およびこの第1分岐部58から枝分かれした2つの第1枝分かれ部59は、第1ユニット64を構成している。第1ユニット64は、上下方向Zに投影したときに、全体としてY字状をなしている。
同様に、1つの第2分岐部60、およびこの1つの第2分岐部60から枝分かれした2つの第2枝分かれ部61は、第2ユニット65を構成している。第2ユニット65は、左右方向Yに2つ並んでいる。すなわち、第2ユニット65は、第1ユニット64の数の2倍の数だけ設けられている。各第2ユニット65は、上下方向Zに投影したときに、全体としてY字状をなしている。
同様に、1つの第3分岐部62、およびこの1つの第3分岐部62から枝分かれした2つの第3枝分かれ部63は、第3ユニット66を構成している。第3ユニット66は、左右方向Yに4つ並んでいる。すなわち、第3ユニット66は、第2ユニット65の数の2倍の数だけ設けられている。各第3ユニット66は、上下方向Zに投影したときに、全体としてY字状をなしている。
第1ユニット64、第2ユニット65および第3ユニット66は、上下方向Zに投影したときに、互いに相似形をなしている。第1ユニット64よりも第2ユニット65のほうが小さい形状とされており、また、第2ユニット65よりも第3ユニット66のほうが小さい形状とされている。
流入口47から各コートハンガー部50までの通路49の長さが、それぞれ、等しくされている。具体的には、第1分岐部58の前側から後側にかけての長さが、2股部分のそれぞれにおいて互いに等しくされているとともに、各第1枝分かれ部59の全長が互いに等しくされている。また、各第2分岐部60のそれぞれにおいて、前側から後側にかけての長さが、2股部分のそれぞれにおいて互いに等しくされているとともに、各第2枝分かれ部61の全長が互いに等しくされている。さらに、各第3分岐部62のそれぞれにおいて、前側から後側にかけての長さが、2股部分のそれぞれにおいて互いに等しくされているとともに、各第3枝分かれ部63の全長が互いに等しくされている。
図4は、図3のIV−IV断面の断面図である。図3および図4に示すように、コートハンガー部50は、押出ダイ4の後端部において、通路49の第3枝分かれ部63の数に対応する数(本実施形態において、8)だけ設けられて、左右方向Yに隙間なく並べられており、対応する第3枝分かれ部63にそれぞれ接続されている。
各コートハンガー部50は、各対向面48を互いに上下対称となるように窪ませて形成されている。これらのコートハンガー部50は、それぞれ、成形材料を、左右方向Yに長く、上下方向Zに肉薄である矩形状に整流するものである。
各コートハンガー部50は、従来の押出ダイ、すなわち、コートハンガー部が1つのみであって、押出ダイ4の流出口51と同サイズ同形状の流出口を有する従来の押出ダイのコートハンガー部と比べて、小型に(小スケールに)形成されている。各コートハンガー部50は、実質的に同一形状をなしている。「実質的に同一形状」とは、たとえば、各コートハンガー部50の形状の違いが、製造時の寸法誤差の範囲内に収まっていることをいう。
各コートハンガー部50は、上下方向Zに投影したときに、前側から後側に進むに従い左右方向Yに広幅となる三角形状をなしており、マニホールド部67と、マニホールド部67の後側方に配置されたランド部68とを含んでいる。
各マニホールド部67は、第3枝分かれ部63を通過してきた成形材料を、後側に進むに従い左右方向Yに広がるように導くようにされており、上下方向Zに投影したときに、く字状をなしている。各マニホールド部67は、前側から後側に進むに従い、上下方向Zの幅が狭くなっている。上下方向Zにおける幅は、前端において第3枝分かれ部63の直径と略等しくされており、後端において、ランド部68の幅と略等しくされている。各マニホールド部67の後端は、隣接する他のコートハンガー部50のマニホールド部67の後端に近接している。左右方向Yにおける各マニホールド部67の中央は、対応する第3枝分かれ部63の下流端に接続されている。
各ランド部68は、対応するマニホールド部67を通過した成形材料が流入するようにされており、上下方向Zに投影したときに、三角形状をなしている。各ランド部68は、上下方向Zの幅が所定の値にされており、左右方向Yに細長く、上下方向Zに肉薄である矩形状に形成されている。各ランド部68には、対応するマニホールド部67が前側から囲うように連続して配置されている。
流出口51は、各コートハンガー部50を通過した成形材料が流出するようにされており、各コートハンガー部50の共通の出口として設けられている。この流出口51は、各コートハンガー部50の後側において、各対向面48の一部を、互いに上下対称となるように窪ませて形成されており、左右方向Yに細長く、かつ、上下方向Zに薄い、矩形状に形成されている。この流出口51の上下方向Zにおける幅は、後側に進むに従い広くなるように形成されており、最小幅が、各ランド部68の上下方向Zの幅と等しくされている。この流出口51は、最も右側のコートハンガー部50の右側端部から、最も左側のコートハンガー部50の左側端部にかけて延びている。
ダイプレート52は、流出口51を通過した成形材料の断面形状を、所定の形状に成形するものであり、流出口51に対して、押出方向Aの下流側としての後側に配置されている。このダイプレート52は、各上下板45,46の後端面を窪ませて形成された嵌合孔69に嵌め込まれて固定されている。
ダイプレート52には、押出ダイ4からの成形材料の出口としての出口孔70が貫通形成されている。出口孔70の形状は、成形材料を成形する形状に合わせて適宜決定されている。この出口孔70は、流出口51に接続されており、流出口51を通過した成形材料は、出口孔70を通過して、押出ダイ4の外側に押し出される。
調整弁53は、各第3枝分かれ部63の下流側部分において、各第3枝分かれ部63の開口断面積を調整可能に設けられており、たとえば、流量調整弁からなる。
各調整弁53は、対応する第3枝分かれ部63の下流側部分の上方に配置されており、ハウジング71と、可動軸72と、パッキン73と、目盛り部材74とを備えている。
各ハウジング71は、全体として細長い円筒状に形成されて貫通孔71aを有しており、外周に形成された雄ねじ部75が、上板45の対応する箇所に設けられた雌ねじ部76に螺合して固定されている。各ハウジング71の上端は、上板45の上端面から突出している。各ハウジング71の貫通孔71aは、上板45の雌ねじ部76の底面に貫通形成された貫通孔45aを介して、第3枝分かれ部63の下流側部分に接続されている。
各可動軸72は、全体が一体的に形成されて、対応するハウジング71の貫通孔71aおよび上板45の対応する貫通孔45aの双方を挿通している。この可動軸72は、可動軸72の上側に配置された操作部77と、操作部77の下側に配置された雄ねじ部78と、雄ねじ部78の下側に配置された弁体79とを備えている。
各操作部77には、図示しない操作レバーなどが固定されるようになっており、この操作部77を用いて可動軸72を回転操作するようになっている。
雄ねじ部78は、ハウジング71の貫通孔71aにおける内周面に形成された雌ねじ部80に螺合して保持されている。雄ねじ部78を雌ねじ部80に対して回転させることにより、ハウジング71に対する可動軸72の上下の位置を調整することができる。
各弁体79は、対応する第2雄ねじ部78の下端から下方に向けて延びて円柱状をなしており、先端が半球状をなしている。各弁体79の下端は、上板45の貫通孔45aから第3枝分かれ部63内に突出している。各弁体79の外径は、第3枝分かれ部63の内径よりも小さくされており、各弁体79は、対応する第3枝分かれ部63の一部のみを、塞ぐことができるようにされている。各弁体79は、その先端が下板46に当接するまで下側に移動でき、また、その先端が第3枝分かれ部63内から退避するまで上昇できるようにされている。
各パッキン73は、第3枝分かれ部63内の成形材料が上板45の貫通孔45aから漏れることを防止するためのものであり、たとえば、環状をなす真鍮製の薄板とPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製の薄板とを交互に積層して構成されている。
各パッキン73は、対応するハウジング71と上板45の雌ねじ部76の底部との間に配置されている。各パッキン73の外周面は、対応する雌ねじ部76に液密的に当接している。各パッキン73の内周面は、対応する弁体79の外周面に液密的に当接している。
各目盛り部材74は、調整弁53の開度を表示するためのものであり、対応するハウジング71にそれぞれ固定されている。各目盛り部材74には、図示しない目盛りが記されており、対応するハウジング71からの可動軸72の突出量が、弁体79の開度として、目盛りで表示されるようになっている。
図2および図3に示すように、固定構造54は、平面視における押出ダイ4の全体に亘って分散配置されており、全体として左右方向Yに対称となるように配列されている。具体的には、固定構造54は、固定構造541〜548を含んでいる。
固定構造541は、各第1枝分かれ部59の前側方に配置されている。
固定構造542は、各第2ユニット65の前側方において、固定構造541に対して後側にかつ左右方向Yの外側にそれぞれ配置されている。
固定構造543は、各第2ユニット65の前側方において、固定構造542に対して後側にかつ左右方向Yの外側にそれぞれ配置されている。
固定構造544は、左右方向Yの外側の2つの第3ユニット66の前側方において、固定構造543に対して後側にかつ左右方向Yの外側にそれぞれ配置されている。
固定構造545は、各第1枝分かれ部59の上流側部分の後側方にそれぞれ配置されている。
固定構造546は、固定構造545よりも後側に配置されており、左右方向Yにおける押出ダイ4の中央に配置されている。
固定構造547は、各第2分岐部60の後側方にそれぞれ配置されている。
固定構造548は、各コートハンガー部50の境界部分のそれぞれの前側方に配置されており、前後方向Xにおいて第3分岐部62の後側に配置されている。
固定構造54は、第1枝分かれ部59を挟んだ両側方に配置されているとともに、第2枝分かれ部61を挟んだ両側方に配置され、かつ、第3枝分かれ部63を挟んだ両側方に配置されている。
具体的には、各第1枝分かれ部59は、固定構造541と固定構造545とによって挟まれている。
また、左右方向Yの外側の各第2枝分かれ部61は、固定構造547と固定構造542〜544とによって挟まれている。左右方向Yの内側の各第2枝分かれ部61は、固定構造547と固定構造545,546とによって挟まれている。
また、左右方向Yの最も外側の各第3枝分かれ部63は、固定構造548と固定構造544とによって挟まれている。左右方向Yの2番目に外側の各第3枝分かれ部63は、固定構造548と固定構造547,548とによって挟まれている。左右方向Yの3番目に外側の各第3枝分かれ部63は、固定構造548と固定構造547,548とによって挟まれている。左右方向Yの4番目に外側の各第3枝分かれ部63、すなわち、左右方向Yの最も内側の各第3枝分かれ部63は、固定構造548と固定構造545,546,548とによって挟まれている。
各固定構造54は、ねじ部材81と、下板46に形成された雌ねじ部82とを備えている。各ねじ部材81の雄ねじ部83は、上板45の対応する箇所に貫通形成されたねじ挿通孔84を挿通するとともに、下板46の対向面48の対応する箇所に形成された雌ねじ部82に螺合している。これにより、各ねじ部材81の頭部と下板46の対向面48とで、上板45を挟持している。
次に、押出ダイ4における成形材料の流れについて説明する。
押出機2の押出口27から押し出された成形材料は、アダプタ41の連結管43を通過して押出ダイ4の流入口47から押出ダイ4内に進入し、主通路57を通って第1分岐部58に到達する。第1分岐部58に到達した成形材料は、2股に分かれて対応する第1枝分かれ部59をそれぞれ押出方向Aに沿って移動し、第2分岐部60に到達する。
各第2分岐部60に到達した成形材料は、それぞれ2股に分かれて、対応する第2枝分かれ部61を押出方向Aに沿って移動し、対応する第3分岐部62に到達する。各第3分岐部62に到達した成形材料は、それぞれ2股に分かれて、対応する第3枝分かれ部63を押出方向Aに沿って移動し、対応するコートハンガー部50に同一時間に同一速度で到達する。
なお、通路49内の圧力バランスなどにより、流入口47から各コートハンガー部50に至るまでの成形材料の到達速度や時間にばらつきがある場合には、成形材料の流れが速い側の第3枝分かれ部63における調整弁53の可動軸72をハウジング71に対して回動することにより、弁体79の第3枝分かれ部63内への突出量を調整して、この第3枝分かれ部63における上流側部分の背圧を増す。これにより、成形材料の流速を落として成形材料の到達時間が均一になるようにされる。
各コートハンガー部50に到達した成形材料は、そのマニホールド部67内を進みながら、ランド部68側に進んで行く。各ランド部68内を後側に進んだ成形材料は、流出口51に到達し、ダイプレート52において、断面形状が所定の形状となるように成形され、押出ダイ4の外側に押し出される。
図5は、押出ダイ4の製造方法の要部について説明するためのフローチャートである。次に、押出ダイ4の製造方法について説明する。
図5に示すように、押出ダイ4の製造方法は、第1〜第4設計工程を備えている。
まず、第1設計工程では、所定の形状を有するコートハンガー部50を設計する(S1)。このコートハンガー部50の設計は、たとえば、1つのコートハンガー部50(小スケール)と同サイズ同形状のコートハンガー部を有する検討用ダイを試作して、この検討用ダイに成形材料を流して、実際に成形材料の流れを検証した上で行う。なお、検討用ダイを製作して成形材料の流れを検証することに代えて、電子計算機上で検討用ダイをモデル化し、コンピュータシミュレーションによって成形材料の流れを検証してもよい。成形材料の流れの検証結果に基づき、設計修正などを行い、コートハンガー部50を設計する。
次に、第2設計工程において、第1設計工程で設計されたコートハンガー部50を複数配置して、流出口51を設計する(S2)。このとき、コートハンガー部50が、左右方向Yに沿って複数並ぶように設計が行われる。コートハンガー部50の数は、流出口51の全体形状(フルスケール)にあわせて適宜決定されるが、2(nは自然数)を満たす数とされる。
次に、第3設計工程において、流入口47と各コートハンガー部50とを接続する通路49を設計する(S3)。このとき、流入口47から各コートハンガー部50までの通路49の長さがそれぞれ等しくなるように、通路49が設計される。また、コートハンガー部50の数は、2(本実施形態において、n=3)であることから、第1分岐部58および第1枝分かれ部59、第2分岐部60および第2枝分かれ部61、…第n分岐部および第n枝分かれ部がそれぞれ設計される。
次に、第4設計工程において、押出ダイ4のうちの残りの部分が設計される(S4)。このとき、固定構造54の数や配置、調整弁53の数や配置が、適宜設計される。
以上説明したように、本実施形態によれば、押出ダイ4に複数のコートハンガー部50を設けていることにより、押出ダイ4の流出口51の形状を大きくでき、押出ダイ4を大型にできる。また、各コートハンガー部50は小型にできる。このため、たとえば、1つのコートハンガー部を備える検討用ダイを製作して、このコートハンガー部内における成形材料の流れを検証し、その後、検証したのと同サイズ同形状のコートハンガー部50を複数並べて押出ダイ4を製作できる。各コートハンガー部50における成形材料の流れは実証されているので、これらのコートハンガー部50を通過した、流出口51における成形材料の流れを、確実に所望の態様にできる。これにより、流出口51における成形材料の流量を、流出口51の全域に亘って確実に均一にできる。
また、流入口47から各コートハンガー部50まで間の通路49の長さが、それぞれ、等しくされている。これにより、流入口47から通路49に流入した成形材料が各コートハンガー部50に到達するまでの時間をより均一にでき、各コートハンガー部50を通って流出口51から流れ出る成形材料の、流出口51における成形材料の流量の分布を、より均一にできる。
さらに、通路49のうち、各分岐部58,60,62で分岐されるまでの部分を、複数のコートハンガー部50間で共用できる。これにより、流入口47から流入した成形材料が各コートハンガー部50に到達するまでの時間をより均一にでき、各コートハンガー部50を通って流出口51から流れ出る成形材料の、流出口51における成形材料の流量の分布を、より均一にできる。
また、第1〜第3枝分かれ部59,61,63のそれぞれにおいて、両側方に固定構造54が設けられていることにより、通路49内の成形材料から圧力が作用する上板45および下板46に撓みが生じることを防止できる。
特に、発泡剤として不活性ガスなどを用いる発泡成形の場合、通路49内の成形材料から各上下板45,46に作用する圧力がたとえば8MPa〜20MPaと高いが、このような高圧が作用する条件でも、十分な耐圧構造を実現できる。また、各上下板45,46の厚みを増して剛性を高めることにより撓みを抑制する必要がないので、各上下板45,46を肉薄にできる。
従来の、コートハンガー部を1つのみ設ける構成では、コートハンガー部内に固定構造を設けると、この固定構造周辺で成形材料の流れにムラが生じてしまい、ウェルドマークができてしまうことから、このような構成は採用できず、上板および下板の肉厚を非常に大きくして剛性を確保することで撓みを抑えるという、質量の大きな耐圧構造となっていたが、本実施形態では、このような構成を採用する必要がない。
さらに、各第3枝分かれ部63に、調整弁53を設けていることにより、通路49のうち、第3枝分かれ部63の上流側部分における背圧を調整弁53によって調整でき、その結果、各第3枝分かれ部63の下流側部分への成形材料の流量を調整することができる。これにより、各コートハンガー部50を通って流出口51から流れ出る成形材料の、流出口51における成形材料の流量の分布を、より均一にできる。
また、第1設計工程において、たとえば、1つのコートハンガー部を備える小型の検討用ダイを試作して、このコートハンガー部内における成形材料の流れを検証し、その結果に基づいて、所定の形状のコートハンガー部50を設計することができる。第2設計工程では、内部での成形材料の流れが実証された各コートハンガー部50を用いて流出口51を設計するので、各コートハンガー部50を通過した、流出口51における成形材料の流れを、確実に所望の態様にできる。これにより、流出口51における成形材料の流量を、流出口51の全域に亘って確実に均一にできる。また、複数のコートハンガー部50を設けていることにより、押出ダイ4の流出口51の形状を大きくでき、押出ダイ4を大型にできる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、コートハンガー部50の数は、8に限らず、2でも、4つでも、16でも、2であればよい。また、流入口47を複数設けてもよい。また、タンデム型発泡押出成形装置1に限らず、通常の押出成形機にも適用できる。
本発明の発泡押出成形装置の一実施形態として、タンデム型発泡押出成形装置の要部構成を示す概略全体構成図である。 ダイを説明するための、図1の要部の拡大図である。 図2のIII−III断面の断面図である。 図3のIV−IV断面の断面図である。 ダイの製造方法の要部について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
4 押出ダイ
45 上板(分割体)
46 下板(分割体)
47 流入口
49 通路
50 コートハンガー部
51 流出口
53 調整弁(調整機構)
54 固定構造
58 第1分岐部
59 第1枝分かれ部
60 第2分岐部
61 第2枝分かれ部
62 第3分岐部
63 第3枝分かれ部
A 押出方向(通過方向)
Z 上下方向(積層方向)

Claims (6)

  1. 材料が流入する流入口と、
    前記流入口から流入した前記材料が通過する通路と、
    前記通路に接続され、前記材料を整流する複数のコートハンガー部と、
    各前記コートハンガー部を通過した前記材料が流出する流出口とを備え、
    各前記コートハンガー部が実質的に同一形状をなしていることを特徴とする押出ダイ。
  2. 前記流入口から各前記コートハンガー部まで間の前記通路の長さが、それぞれ、等しくされていることを特徴とする、請求項1に記載の押出ダイ。
  3. 前記通路は、前記材料の通過方向における途中で分岐される分岐部と、前記分岐部で複数に枝分かれした枝分かれ部とを含み、
    各前記枝分かれ部は、対応する前記コートハンガー部に接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の押出ダイ。
  4. 前記押出ダイは、複数の分割体を所定の積層方向に積層して形成されており、
    各前記分割体を互いに固定する固定構造を備え、
    前記固定構造は、前記枝分かれ部を挟んだ両側方に配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の押出ダイ。
  5. 前記枝分かれ部に、この枝分かれ部の開口断面積を調整可能な調整機構を備えていることを特徴とする、請求項3または4に記載の押出ダイ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の押出ダイの製造方法であって、
    所定の形状を有するコートハンガー部を設計する第1設計工程と、
    前記コートハンガー部を複数配置して前記流出口を設計する第2設計工程と、
    前記流入口と各前記コートハンガー部とを接続する前記通路を設計する第3設計工程とを備えることを特徴とする、押出ダイの製造方法。
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