JP2009154297A - 流体噴射装置におけるフラッシング方法及び流体噴射装置 - Google Patents

流体噴射装置におけるフラッシング方法及び流体噴射装置 Download PDF

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JP2009154297A
JP2009154297A JP2007331591A JP2007331591A JP2009154297A JP 2009154297 A JP2009154297 A JP 2009154297A JP 2007331591 A JP2007331591 A JP 2007331591A JP 2007331591 A JP2007331591 A JP 2007331591A JP 2009154297 A JP2009154297 A JP 2009154297A
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Masayuki Ishida
真之 石田
Jun Fukazawa
純 深澤
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Abstract

【課題】ジョブの切り換わりに伴いフラッシングの設定間隔時間が変更されても、適切な
時期にフラッシングを行うことができる流体噴射装置におけるフラッシング方法及び流体
噴射装置を提供する。
【解決手段】1ページ目の給紙処理時において、キャップ開放状態(連続印刷)であり(
S20)且つ印刷モードが変更されると(S30)、印刷モードに応じた定期フラッシン
グの設定間隔時間T2が、前回の印刷モードに応じた設定間隔時間T1より長い場合か(
S40で否定判定)、設定間隔時間T2が前回の設定間隔時間T1より短いものの(S4
0で肯定判定)それまでの経過時間tが設定間隔時間T2を経過していない(S50で肯
定判定)場合は、それまでの経過時間tを考慮しつつ、残り時間Tmを、Tm=T1−t
から、Tm=T2−tへ補正する(S60)。
【選択図】図4

Description

本発明は、用紙等のターゲットへの印刷とは関係のないインク滴等の流体をノズル目詰
まりの予防・解消のために噴射するフラッシング(捨て噴射)を行う流体噴射装置におけ
るフラッシング方法及び流体噴射装置に関する。
従来、インクジェット式プリンタ等の流体噴射装置では、記録ヘッド(流体噴射ヘッド
)のノズル目詰まりを防ぐために、ノズル内の増粘したインクを定期的に噴射してノズル
内のインクをリフレッシュするフラッシングが行われる(例えば特許文献1、2等)。
例えば特許文献1には、印刷処理中において設定間隔時間毎にフラッシングを実施する
定期フラッシングが行われる技術が開示されている。そして、定期フラッシングは、記録
用紙への印刷幅とキャリッジ移動速度とにより、キャリッジ移動時間が長くなるほどフラ
ッシング動作の頻度を高めにする構成となっていた。
また、特許文献2では、記録用紙の排紙と給紙の期間にフラッシングを実施して印刷の
スループットを向上させる技術が開示されている。すなわち、排紙と給紙の期間において
は、フラッシングタイマの計時時間(経過時間)がフラッシング間隔(設定間隔時間)に
満たなくても、フラッシングを実施してフラッシングタイマをリセットするようになって
いた。
特開2001−334686号公報(例えば段落[0024][0025][0037]〜[0041]等。) 特開2002−36581号公報(例えば段落[0031]、図3、図5等。)
ところで、特許文献1の構成では、例えば複数印刷ジョブで連続印刷が行われる場合、
印刷ジョブの切り換わりに伴い印刷幅やキャリッジ移動速度に変更があると、その変更内
容に応じて定期フラッシングの設定間隔時間も変更される。この場合、特許文献2の構成
のように、排紙と給紙の期間において、フラッシングタイマのそれまでの経過時間を無視
して直ちにフラッシングを実施すると、前回のフラッシング実施時から間もない時期にフ
ラッシングが実施されてしまい、インクが無駄に消費されるという問題が発生する。一方
、それまでの計時時間(経過時間)を無視してフラッシングタイマをリセットしてしまう
と、例えばそれまでの計時時間が変更前の設定間隔時間に達する寸前であった場合、本来
フラッシングを行うべき時期にフラッシングが行われなくなるという別の問題が発生する
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ジョブの切り換わり
に伴いフラッシングの設定間隔時間が変更されても、適切な時期にフラッシングを行うこ
とができる流体噴射装置におけるフラッシング方法及び流体噴射装置を提供することにあ
る。
本発明は、ターゲットを給送する給送手段と、給送されたターゲットに流体を噴射する
流体噴射手段と、ターゲットへの流体噴射処理とは関係のない流体を噴射するフラッシン
グを前記流体噴射手段に実行させる制御手段と、フラッシングを実施すべき設定間隔時間
を流体噴射処理のジョブ毎に設定する設定手段と、前回のフラッシング実施時からの経過
時間に対応する計測値の計時を行うとともに前記経過時間が前記設定間隔時間に達したと
きにタイムアップする計時手段とを備えた流体噴射装置におけるフラッシング方法であっ
て、ジョブの切り換わりによる設定間隔時間の変更の有無を判断する判断ステップと、前
記設定間隔時間の変更があれば、前記計時手段の計測値から定まる前記経過時間と、変更
された今回の設定間隔時間とに基づいて、残り時間が当該今回の設定間隔時間未満となる
ように前記計時手段のタイムアップ時期を調整する調整ステップと、前記計時手段がタイ
ムアップしたらフラッシングを実行する実行ステップと、を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、ジョブの切り換わりによる設定間隔時間の変更があった場合は、計
時手段の計測値から定まるそれまでの経過時間と、変更された今回の設定間隔時間とに基
づいて、残り時間が今回の設定間隔時間未満となるように計時手段のタイムアップ時期が
調整される。そして、計時手段がタイムアップしたらフラッシングが実行される。従って
、ジョブの切り換わりに伴ってフラッシングの設定間隔時間が変更されても、適切な時期
にフラッシングを行うことができる。
(第一実施形態)
以下、本発明を具体化した第一実施形態を図1〜図6に従って説明する。図1は、プリ
ンタの基本構成を示す斜視図である。
図1に示すように、流体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ(以下、単にプリ
ンタ11という)は、上側が開口する長四角箱状の本体フレーム12を備える。本体フレ
ーム12内に架設されたガイド軸13にはキャリッジ14が主走査方向X(図1における
左右方向)に往復移動可能に設けられている。キャリッジ14は、本体フレーム12内背
面側に配設された無端状のタイミングベルト15を介してキャリッジモータ16の駆動軸
と動力伝達可能に連結されており、キャリッジモータ16が正逆転駆動することによりタ
イミングベルト15が正転・逆転することにより主走査方向Xに往復移動するようになっ
ている。
キャリッジ14の下部には、流体噴射手段としての記録ヘッド17が設けられており、
記録ヘッド17と下側に対向する位置には、記録ヘッド17と用紙Pとの間隔を規定する
プラテン18が配置されている。また、キャリッジ14の上部には、ブラック用とカラー
用のインクカートリッジ19,20が着脱可能に装填されている。これら各インクカート
リッジ19,20より記録ヘッド17に供給された流体としてのインクが、記録ヘッド1
7の下面であるノズル形成面17a(図2参照)にインク色別に開口する複数ずつのノズ
ルから、用紙Pに噴射される。
プリンタ11の背面側には、自動給紙装置(ASF)22が設けられている。自動給紙
装置22は給紙ローラ(図示省略)を駆動するための給紙モータ23(ASFモータ)を
備え、給紙ローラが回転駆動されることで給紙トレイ21に積重された複数枚の用紙Pの
うち最上位の一枚のみを分離して副走査方向Yに給紙する。
また、本体フレーム12の図1における右側下部に配設された紙送りモータ25が駆動
されることにより、記録ヘッド17を挟んだ用紙搬送経路上における前後にそれぞれ配設
された紙送りローラ対及び排紙ローラ対(いずれも図示省略)が回転駆動されることで、
用紙Pが副走査方向Yに搬送される。そして、キャリッジ14を主走査方向Xに往復動さ
せながら記録ヘッド17から用紙Pにインクを噴射する印字動作と、用紙Pを副走査方向
Yに所定の紙送り量で搬送する紙送り動作とを交互に繰り返すことで、用紙Pへの印刷が
進められる。
また、本体フレーム12内にガイド軸13に沿って設けられたリニアエンコーダ26は
、キャリッジ14の移動距離に比例する数のパルスを出力し、その出力パルスに基づいて
プリンタ11はキャリッジ14の移動位置、移動速度及び移動方向などを把握し、キャリ
ッジ14の速度制御及び位置制御に供される。
図1においてキャリッジ14の移動経路上右端部は、キャリッジ14が記録を行わない
時の待機位置であるホーム位置となっている。このホーム位置にあるときのキャリッジ1
4の直下には、記録ヘッド17のノズルクリーニング等を行うメンテナンス装置27が配
設されている。メンテナンス装置27は、記録ヘッド17のノズル形成面17a(図2参
照)に対し当接/離間が可能なキャッピング手段としての略四角形状のキャップ28と、
ノズル形成面17aを払拭するためのワイパ29と、キャップ28に負圧を付与するよう
に駆動される吸引ポンプ30とを備えている。キャップ28は昇降可能に設けられ、印刷
を実施しない待機時には待機位置(下降位置)から上昇してノズル形成面17aに当接し
、記録ヘッド17がキャッピングされるようになっている。
クリーニングの際は、記録ヘッド17に当接してキャッピング状態にあるキャップ28
内を、吸引ポンプ30の駆動により負圧にすることで、ノズル開口からインクが強制的に
吸引排出される。吸引ポンプ30は例えばチューブポンプからなるが、ギヤポンプ、ベロ
ーズ式ポンプ、ダイヤフラム式ポンプ等も採用できる。
フラッシングを実施すべき所定時期になると、そのときのキャリッジ14の主走査を終
了した側の端部位置まで移動し、その端部位置がホーム位置であればキャップ28内にフ
ラッシングを行い、左端部位置であればプラテン18の上面左端部に開口する廃液孔31
に向けてフラッシングを行う。
図2は、プリンタの正断面図を示す。メンテナンス装置27には、キャップ28を昇降
可能な昇降機構33が配設されている。本実施形態の昇降機構33は、キャッピングモー
タ61(図3に示す)により昇降駆動される電動式昇降機構である。電動式昇降機構の場
合、専用のモータに替え、例えば紙送りモータ25の動力を利用してもよい。また、昇降
機構33は機械駆動方式でもよい。機械駆動方式の構成としては、例えばキャリッジ14
がホーム位置に到達する直前の過程でレバーを押すことで、キャップ28を載置するスラ
イダをバネの付勢力に抗して上昇させ、一方、キャリッジ14がホーム位置から離れると
、バネの付勢力によってキャップ28を載置するスライダが下降する機構とすればよい。
吸引ポンプ30から延出するチューブ34の他端部は、プラテン18の下側に配置され
るとともに、その内部に多孔質部材よりなるインク吸収材32aが複数枚積み重ねて収容
された廃液タンク32に接続されている。
図2に示すように、記録ヘッド17が廃液孔31と対向する左端部位置(図2における
二点鎖線で示す位置)と、記録ヘッド17がキャップ28と対向するホーム位置(図2に
おける実線位置)とが、それぞれフラッシング位置となっている。なお、印刷処理中にお
いてキャップ28は最下降位置と上昇位置(キャッピング位置)との中間位置(図2にお
いて実線で示す位置)に配置され、その後キャッピングする際は、図2における二点鎖線
で示すキャッピング位置まで上昇するようになっている。
次の用紙Pの給紙が行われているときは、キャリッジ14(つまり記録ヘッド17)は
、ホーム位置で待機する。また、一つの印刷ジョブを終了すると、ホーム位置で一定時間
はキャッピングせず待機し、次の印刷ジョブを受け付けることなく一定時間が経過すると
、キャップ28をキャッピング位置に上昇させる設定となっている。なお、メンテナンス
装置27が機械駆動方式の昇降機構の場合は、キャリッジ14はホーム位置よりも少し印
刷領域側のフラッシング位置に配置され、キャップ28とノズル形成面17aの間隔がフ
ラッシング用のギャップに保たれる。
図3は、プリンタの電気的構成を示している。図3に示すように、本実施形態のプリン
タ11は、ホストコンピュータ38と通信可能に接続されており、ホストコンピュータ3
8から印刷データ(流体噴射処理データ)を受信する。ホストコンピュータ38はプリン
タドライバ(図示せず)を内蔵し、ユーザがポインティングデバイス等の入力装置を操作
して設定した各種設定情報に基づいてプリンタドライバは印刷条件を決定し、その印刷条
件に適合する内容の印刷データが生成される。印刷条件の一つとして、モードとしての印
刷モードが含まれる。印刷モードには、高画質印刷モードである「モードA」、標準印刷
モードである「モードB」、高速印刷モード(ドラフト印刷モード)である「モードC」
が用意されている。
プリンタ11はコントローラ40を備える。コントローラ40は、制御部41、第一判
定部42、第二判定部43、第三判定部44、計算部45、メモリ46、フラッシングタ
イマ47及びクリーニングタイマ48を備える。また、プリンタ11は、エンコーダ26
(リニアエンコーダ)、第1〜第5のモータ駆動回路51〜55、及びヘッド駆動回路5
6を備える。そして、これらの駆動回路51〜56とコントローラ40とは、バス57を
介して互いに接続されている。また、プリンタ11にはインターフェイス58が設けられ
、コントローラ40はインターフェイス58を介してホストコンピュータ38からの印刷
データを受信する。
なお、制御部41、各判定部42〜44は、メモリ46に記憶されたプログラムを実行
するCPUからなるソフトウェアにより構成されてもよいし、ASIC(Application Sp
ecific IC)等のカスタムIC(電子回路)からなるハードウェアにより構成されても
よい。
また、プリンタ11は、ホストコンピュータ38からの印刷データを、インターフェイ
ス58を介して受信する。コントローラ40は、第1〜第5のモータ駆動回路51〜55
を介して、キャリッジモータ16、給紙モータ23、紙送りモータ25、キャッピングモ
ータ61及びポンプモータ62をそれぞれ駆動制御する。また、コントローラ40は、ヘ
ッド駆動回路56を介して記録ヘッド17を駆動制御する。さらにコントローラ40は、
エンコーダ26から入力した検出パルスに基づいてキャリッジ14の位置及び移動方向を
把握してキャリッジ14の位置制御及び速度制御等を行う。
本実施形態では、給紙処理中及び印刷動作中に定期フラッシングを行う。ここで、定期
フラッシングを行う理由は、次のとおりである。記録ヘッド17がキャッピングされてい
ない状態で、インク滴が噴射されないまま一定時間以上放置された場合、ノズル内のイン
クの増粘や目詰まりに起因する噴射ミスを発生する確率が高くなる。このため、印刷中に
この種の噴射ミスを引き起こすノズルが発生しないように設定間隔時間を経過する度に、
印刷に関係のないインク滴を全ノズルから空噴射させるフラッシングを実施する。
本実施形態では、定期フラッシング時のフラッシング設定間隔時間(フラッシングイン
ターバル設定時間)(以下、単に「設定間隔時間」という」)が印刷モードに応じて決定
される。また、定期フラッシングの一回当たりのフラッシング量(インク排出量)も印刷
モードに応じて決定される。メモリ46には、印刷モードに応じた設定間隔時間及びフラ
ッシング量を引き当てる際に参照される図6に示すテーブルデータTDが記憶されている
図6に示すように、テーブルデータTDには、複数の印刷モードが設定されており、各
印刷モードに対応付けて、設定間隔時間及びフラッシング量の各データが設定されている
。本実施形態では、印刷モードとしては、前述の如く、高画質印刷モードの「モードA」
、標準印刷モードの「モードB」、高速印刷モードの「モードC」の3種類用意され、各
モードA,B,Cに対応する設定間隔時間Ta,Tb,Tc及びフラッシング量Q1,Q
2,Q3が設定されている。画質優先レベルが高いモードであるほど、印刷速度が低速で
、設定間隔時間が短く、且つ一回当たりのフラッシング量が少ない量に設定される。また
、印刷速度優先レベルが高いモードであるほど、印刷速度が高速で、設定間隔時間が比較
的長く、且つフラッシング量は多めの量が設定されている。このため、設定間隔時間につ
いては、Ta<Tb<Tcの大小関係が成立し、フラッシング量については、Q1<Q2
<Q3の大小関係が成立している。なお、本実施形態では、各設定間隔時間Ta,Tb,
Tcは、例えば10〜60秒の範囲内の所定値に設定されている。
コントローラ40は、図4及び図5にフローチャートで示されるフラッシング制御用の
プログラムをはじめとする各種プログラムを実行して、フラッシング動作を制御する。ま
た、コントローラ40は、印刷データから取得する情報により、印刷モードを把握する。
フラッシングタイマ47は、前回のフラッシングを終えたときからの経過時間に対応す
る計測値を計時し、経過時間が設定間隔時間に達したときの値を計測値がとるとタイムア
ップして、制御部41にタイムアップの旨を通知する。本実施形態では、フラッシングタ
イマ47は、設定間隔時間が初期計数値としてセットされると、時間の経過と共に計数値
をデクリメントするカウントダウンカウンタにより構成され、経過時間に対応する計測値
として、残り時間Tmを計時する。ここで、経過時間t、前回の設定間隔時間T1とする
と、フラッシングタイマ47の計数値である残り時間Tmは、Tm=T1−tで表される
。これにより、フラッシングタイマ47の計数値である残り時間Tmを用いて、前回のフ
ラッシング実施時からの経過時間tは、式 t=T1−Tm を計算することで把握され
る。
制御部41は、フラッシングタイマ47からタイムアップの旨の通知を受けると、キャ
リッジモータ16を駆動させてキャリッジ14をフラッシング位置(ホーム位置又は端部
位置)に移動させる。そして、制御部41は、印刷とは関係のない噴射駆動信号をヘッド
駆動回路56に出力することで、記録ヘッド17の全ノズルから所定フラッシング量のイ
ンク滴を噴射させる。また、制御部41は、印刷ジョブを開始する際に記録ヘッド17が
印刷待機中でキャッピング状態にあり、印刷ジョブを開始すべくキャップ28を下降させ
て記録ヘッド17のキャッピングを開放したときには、その開放直後に必ずフラッシング
を実施するようになっている。
本実施形態では、複数ジョブの連続印刷の際に印刷ジョブの切り換わりに伴う印刷モー
ドの変更を検出し、印刷モードに応じた設定間隔時間を設定する。このとき、前回と今回
の印刷ジョブ間で設定間隔時間が変更されるときにおいては、フラッシングタイマ47の
それまでの計時時間を考慮しつつその計時している計測値を、変更された今回の設定間隔
時間に応じた値に補正する補正計算処理を行う。この補正計算処理を行うための条件が設
定されており、その条件を満たすかどうかを判定するために、第一判定部42、第二判定
部43及び第三判定部44が用意されている。
第一判定部42は、印刷ジョブの切り換わりによる設定間隔時間の変更の有無を判定す
るものである。詳しくは、第一判定部42は、印刷ジョブの切り換わりであるかどうかを
判定すべく、用紙Pの給送に際してその給送が1ページ目であるか否かを判定する判定処
理と、給送が1ページ目であって印刷ジョブの切り換わりの給紙タイミングであれば、前
回と今回の印刷ジョブ間で印刷モードの変更があったか否かを判定する判定処理とを行う
第二判定部43は、印刷ジョブの開始に際してキャップ28が開放状態にあるか否かを
判定する判定処理を行う。これは、記録ヘッド17のノズル形成面17aにキャップ28
が当接するキャッピング状態にあれば、印刷を開始すべくキャップ28が開放された際に
フラッシングが行われ、フラッシングタイマ47に設定間隔時間T2がセットされてその
計時が新たに開始されることになるので、計測値としての残り時間Tmの補正が必要ない
からである。
第三判定部44は、今回の設定間隔時間T2が、前回の設定間隔時間T1及び前回のフ
ラッシング実施時からの経過時間tとの比較において補正をしてよい条件を満たすか否か
を判定するものである。詳しくは、第三判定部44は、前回の設定間隔時間T1と今回の
設定間隔時間T2とを比較してT1>T2を満たすか否かを判定する判定処理と、今回の
設定間隔時間T2と経過時間tとを比較してt<T2を満たすか否かを判定する判定処理
とを行う。これは、経過時間tが既に今回の設定間隔時間T2に達している(t≧T2)
場合、直ぐにフラッシングを実施する設定としており、フラッシングタイマ47が計時す
る残り時間Tmの補正が必要ないからである。T1>T2を満たす場合に限り、経過時間
tが今回の設定間隔時間に既に達している(t≧T2)場合と、まだ達していない(t<
T2)場合とに分かれるので、上記のような二段階の判定を行っている。
計算部45は、フラッシングタイマ47の計測値、すなわち残り時間Tmの補正計算を
行う。本実施形態では、上記の補正条件を満たす場合、フラッシングタイマ47の計測値
である残り時間Tmを、式 Tm=T2−t により補正計算するようにしている。この
補正計算式から分かるように、残り時間Tmは、今回の設定間隔時間T2及び経過時間t
に応じた設定間隔時間T2未満の値に補正される。
また、クリーニングタイマ48は、前回のノズルクリーニング(吸引動作)を終えてか
らの経過時間を計時する。制御部41は、クリーニングタイマ48の計時する経過時間が
予め設定された設定時間(例えば数時間〜数日)を超えたとき、またはその超えた後の最
初の電源投入時に、クリーニングタイマ48からその旨の通知を受けると、その超えた設
定時間に応じた吸引強度でクリーニングを実施する。すなわち、制御部41はキャリッジ
モータ16を駆動させてキャリッジ14をホーム位置に移動させ、次にキャッピングモー
タ61を駆動させてキャップ28を上昇させることで記録ヘッド17をキャッピングする
。続いてポンプモータ62を駆動させて吸引ポンプ30をポンプ駆動させることで、キャ
ップ28の内部空間を負圧とし、記録ヘッド17のノズル開口からインクを強制的に吸引
する。
制御部41はホストコンピュータ38から印刷データを受信すると、自動給紙装置22
を駆動させ、給紙トレイ21上に積重された複数枚の用紙Pのうち最上位の一枚だけが給
送され、用紙Pを印刷開始位置まで給送する。この給送期間に、制御部41は、受信した
印刷データを解析して印刷モードを取得する。例えば印刷データのヘッダの中に印刷モー
ドフラグ値を格納しておき、そのフラグ値に基づいて印刷モードを把握する。もちろん、
印刷データのヘッダ中の印刷条件情報(用紙サイズ、用紙種類、カラー/モノクロ、双方
向印刷等)を解析して印刷モードを把握する構成でもよい。
制御部41は、今回の印刷ジョブに係る印刷モードを把握すると、図6に示すテーブル
データTDを参照して、設定間隔時間Ta,Tb,Tcの中から、印刷モードに応じた今
回の設定間隔時間T2を取得する。メモリ46は、データの書き換えが可能なRAMある
いは不揮発性メモリ等からなり、今回の新しい設定間隔時間T2のデータはメモリ46の
所定記憶領域に格納される。前回の設定間隔時間T1のデータもメモリ46の所定記憶領
域から読み出して取得できるようになっている。例えば高画質印刷モードである「モード
A」であれば、設定間隔時間Taが設定される。また、このときテーブルデータTDを参
照して取得したフラッシング量Q1が、メモリ46の所定記憶領域に格納される。また、
印刷モードが標準印刷モードである「モードB」であれば、設定間隔時間Tb、フラッシ
ング量Q2が設定される。さらに、印刷モードが高速印刷モードである「モードC」であ
れば、設定間隔時間Tc、フラッシング量Q3が設定される。
給紙中においては、頭出しを終えるまでの間に、制御部41は、図4及び図5に示すフ
ラッシング制御処理を実行する。本実施形態では、次の給紙が開始された給紙処理のタイ
ミングでフラッシング制御処理を行うことで、最終ページの印刷を終えて次ページの給紙
が行われることのないタイミングでのフラッシングを実施しないようにしている。
次に制御部41が実行するフラッシング制御処理ルーチンを図4及び図5に示すフロー
チャートに従って説明する。なお、図4は給紙処理時におけるフラッシング制御処理を示
し、図5は印刷中におけるフラッシング制御処理を示す。まず、図4に従って、給紙処理
時のフラッシング制御処理について説明する。
制御部41は、印刷中の用紙の印刷を終了すると、印刷すべき後続のページ、あるいは
印刷すべき後続の印刷ジョブがあるか否かを判断し、そのようなページ又は印刷ジョブが
あれば、その印刷を行うべく用紙の給紙処理を開始する。また、印刷をしていない待機中
に印刷データを受信すると、その印刷ジョブを実行すべく、用紙の給紙処理を開始する。
このような用紙の給紙処理を開始したときには、この給紙動作中にフラッシング制御処理
を実行する。
制御部41はフラッシング制御処理を開始すると、まず1ページ目であるか否かを判断
する(ステップS10)。1ページ目であれば、印刷ジョブが切り換わるときであるので
、印刷モードの切り換わりを判断する必要があるか否かを、1ページ目であるか否かを判
断することで行う。1ページ目であれば、次に、キャップ開放状態であるか否かを判断す
る(ステップS20)。もしキャップ開放状態になければ(つまりキャッピング状態にあ
れば)、キャップ開放時に比較的強力なフラッシングを実施した後に、新たな設定間隔時
間を設定することになるので、この判断を行う。
キャップ開放状態であれば(S20で肯定判定)、次に印刷モードが変更されたか否か
、つまり、前回の設定間隔時間T1と今回の設定間隔時間T2とが異なる(T1≠T2)
か否かを判断する(ステップS30)。この場合、テーブルデータTDを参照して印刷モ
ードに応じた設定間隔時間T2を取得し、前回と今回の設定間隔時間T1,T2を比較す
る。もちろん、全ての印刷モード間で設定間隔時間が互いに異なっている場合は、印刷モ
ードが変更されたか否かを判断するだけで足りる。但し、設定間隔時間が前回と今回で同
じ(T1=T2)となる印刷モードの組み合わせが存在する場合は、印刷モードで比較す
るのではなく、あくまで設定間隔時間T1,T2が異なるかどうかを比較する。なお、第
一判定部42による判定処理であるステップS10及びS30が、ジョブの切り換わりに
よる設定間隔時間の変更の有無を判定する判定ステップに相当する。また、第二判定部4
3による判定処理であるステップS20が、キャッピング手段が開放状態であるか否かを
判断する判断ステップに相当する。
印刷モードが変更されれば(T1≠T2であれば)(S30で肯定判定)、次に前回の
設定間隔時間T1よりも今回の設定間隔時間T2の方が短くなるか(T1>T2であるか
)否かを判断する(ステップS40)。そして、T1>T2であれば、次に経過時間tが
今回の設定間隔時間T2より短いか(t<T2であるか)否かを判断する(ステップS5
0)。t<T2でなければ(つまりt≧T2であれば)、経過時間tが既に今回の設定間
隔時間T2に達しているため、この場合は、直ちにフラッシングを実施する(ステップS
80)。
一方、T1≠T2であってT1>T2でない場合(S40で否定判定)と、T1>T2
であってもt<T2ではない場合(S50で肯定判定)は、フラッシングタイマ47の残
り時間Tmを、これまでのTm=T1−tから、Tm=T2−tに補正する(ステップS
60)。このようにフラッシングタイマ47の計数値である残り時間Tmを、残り時間T
mから定まる経過時間t(=T1−Tm)と、今回の設定間隔時間T2とを用いて、式
Tm=T2−tにより補正することで、フラッシングタイマ47のタイムアップ時期を調
整している。また、この調整された残り時間Tmは、経過時間tがt>0である限り、必
ず今回の設定間隔時間T2未満の値となる。
そして、この給紙処理中に補正後の残り時間がTm=0となってフラッシングタイマ4
7がタイムアップした場合(S70で肯定判定)は、フラッシングを実施する(S80)
。なお、フラッシング実施後は、フラッシングタイマ47に今回の設定間隔時間T2をセ
ットすることにより(Tm=T2)、設定間隔時間T2の計時を開始する(ステップS1
10)。なお、ステップS60が調整ステップに相当し、ステップS80が実行ステップ
に相当する。
また、印刷モードの変更がなかった(つまりT1=T2)場合(S30で否定判定)は
、残り時間Tm(=T1−t)の計測をそのまま継続し、この給紙処理中に残り時間Tm
がTm=0となってフラッシングタイマ47がタイムアップすれば(S70で肯定判定)
、フラッシングを実施する(S80)。この給紙処理中にもしタイムアップしなければ(
S70で否定判定)、残り時間Tmの計測をそのまま継続しつつ当該処理を終了する。
また、キャップ開放状態でなかった場合(つまりキャップ状態であった場合)(S20
で否定判定)は、キャップ28を開放し(ステップS90)、その開放直後にフラッシン
グを実施する(ステップS100)。これにより印刷開始に先立ち予めフラッシングを実
施して全ノズル内のインクが予めリフレッシュされる。このキャッピング開放時には比較
的強力なフラッシングが実施される。そして、フラッシング終了後に、フラッシングタイ
マ47に今回の設定間隔時間T2をセットすることで、設定間隔時間T2の計時を開始す
る。(S110)。この結果、フラッシングタイマ47は残り時間Tm=T2−tの計時
を開始する。
なお、同一印刷ジョブの2ページ目以降の給紙処理であった場合(S10で否定判定)
は、残り時間Tmの計測をそのまま継続する。そして、給紙処理中に残り時間TmがTm
=0になれば、フラッシングを実施し(S80)、フラッシングタイマ47に今回の設定
間隔時間T2をセットして、今回の設定間隔時間T2の計時を再開する(S110)。
こうして、印刷ジョブが切り換わって印刷モードが変更された場合、それまでの経過時
間tが今回の設定間隔時間T2にまだ達していなければ、残り時間Tmが、それまでの経
過時間tと今回の設定間隔時間T2を考慮した値(Tm=T2−t)に補正される。
その後、用紙Pが印刷開始位置に頭出しされると、次に図5に示す印刷中のフラッシン
グ制御処理が開始される。図5に示すように、印刷中においては、残り時間がTm=0に
なったか(つまりフラッシングタイマ47がタイムアップしたか)否かを判断する(ステ
ップS210)。そして、Tm=0であれば(S210で肯定判定)、キャリッジ14を
フラッシング位置(ホーム位置又は左端部位置)に移動させてフラッシングを実施し(ス
テップS220)、その後、フラッシングタイマ47に今回の設定間隔時間T2をセット
し、今回の設定間隔時間T2の計時を開始する。こうして給紙処理時に残り時間が調整さ
れた場合でも、その後印刷中に最初のタイムアップ以後のフラッシング実施時には今回の
設定間隔時間T2が設定される。なお、一回当たりのフラッシング量は、今回の印刷モー
ドに応じて決まる設定間隔時間が短いほど多く、高画質印刷モードである印刷モードA、
標準印刷モードである印刷モードB、高速印刷モードである印刷モードCの順で、一回当
たりのフラッシング量が徐々に多くなる。
このように印刷モードが切り換わって設定間隔時間が変更された場合でも、給紙処理時
にそれまでの経過時間tと今回の設定間隔時間T2とを考慮しつつ残り時間Tmを補正す
る。このため、設定間隔時間変更時にそれまでの経過時間tを無視してフラッシングタイ
マをリセットしてしまったため、フラッシングを行うべきときにフラッシングが行われな
くなる不都合や、それまでの経過時間tを無視して直ちにフラッシングを実施することに
よる無駄なインク消費や印刷スループット低下の不都合を回避することができる。このた
め、フラッシングによるインクの無駄な消費を抑えつつ、ノズル目詰まりを抑えて印刷品
質を向上でき、しかも不要なフラッシングを無くすことで印刷スループットを向上できる
以上、詳述したように第一実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)給紙処理時に印刷ジョブの切り換わりによる印刷モードの変更があったと判断す
ると、それまでの経過時間tと今回の設定間隔時間T2を考慮しつつ残り時間Tm(<T
2)を補正することによりフラッシングタイマ47のタイムアップ時期を調整するので、
無駄なフラッシングを回避しつつ、必要なフラッシングを漏れなく実施できる。この結果
、フラッシングによる無駄なインク消費を抑えつつ、印刷スループットを向上できる。
(2)経過時間tが既に今回の設定間隔時間T2に達してしまっている場合は、直ちに
フラッシングを実施する。よって、必要なフラッシングを確実に実施できる。
(3)T1>T2でなければ、残り時間Tmを、Tm=T1−tから、Tm=T2−t
に補正し、それまでの経過時間tを考慮しつつ残り時間Tmを調整するので、調整後の残
り時間Tmにより適切なタイミングでフラッシングを実施できる。
(3)T1>T2であっても、経過時間tが今回の設定間隔時間T2に達していなけれ
ば、それまでの経過時間tを考慮しつつ、残り時間Tmを補正するので、補正後の残り時
間Tmにより適切な時期にフラッシングを実施できる。
(4)キャップ開放状態か(連続印刷であるか)否かを判断し、キャップ開放状態であ
れば残り時間Tmの調整を行い、キャッピング状態であれば、残り時間Tmの調整は行わ
ない。よって、キャッピング状態からの印刷開始時を除く、給紙処理時の残り時間Tmの
調整が必要な場合にのみその調整を行うことができるため、無駄な調整処理を回避できる
(5)1ページ目であるか否かを判断したので、印刷モードの切り換わりのない2ペー
ジ目以降の給紙処理時に無駄に処理を実行する必要がなく、制御部41(例えばCPU)
の無駄な処理の実行を回避できる。
(第二実施形態)
以下、第二実施形態について図7を用いて説明する。この第二実施形態では、給紙処理
時のフラッシング制御処理が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と同様の構成に
ついては説明を省略し、特に異なる部分についてのみ説明する。
図7において、ステップS310〜S350,S390〜S430の処理は、図4にお
けるステップS10〜S50,S70〜S110の処理と同様である。以下の処理が異な
る。
T1>T2でない場合(S340で否定判定)と、T1>T2あってもt<T2である
場合(S350で肯定判定)は、今回の印刷モードが、高画質印刷モードである印刷モー
ドAであるか否かを判断する(ステップS360)。印刷モードAであれば、残り時間T
mを、Tm=T2−tに補正する(ステップS370)。一方、印刷モードA(高画質印
刷モード)でなければ(つまり標準印刷モードB又は高速印刷モードCであれば)、残り
時間Tmを、Tm=T2−T2・t/T1に補正する(ステップS380)。なお、式
Tm=T2−T2・t/T1が、前回と今回の設定間隔時間の各値に応じた重み付けを付
与して計測値を補正する重み付け計算式に相当する。そして、T2/T1が、経過時間t
に対する重み付け係数となる。換言すれば、この重み付け補正計算式は、経過時間tが前
回の設定間隔時間T1に占める割合と今回の設定間隔時間T2に占める経過時間の割合と
が同じになるように経過時間を調整することにより、残り時間Tmを補正する式となって
いる。
ここで印刷モードAであるか否かを判断し、印刷モードに応じて残り時間Tmの補正計
算式を異ならせているのは、次の理由による。例えばTa=10秒、Tb=20秒、Tc
=60秒とすると、前回の印刷モードCで例えば経過時間tが6秒経過していたとすると
、今回の印刷モードAにおける残り時間Tmは、T1=60秒、T2=10秒なので、T
m=T2−T2・t/T1=10−1=9秒と補正される。つまり、既に6秒が経過して
いるにも拘わらず、設定間隔時間T2=10秒のところ、さらに残り時間Tm=9秒を待
った後にフラッシングを実施することになる。これは、高画質印刷モードである印刷モー
ドAにとって、ノズル目詰まりをもたらし画質が損われる心配があるので、印刷モードA
の場合は、残り時間を補正する計算式として、Tm=T2−tを使用し、Tm=T2−t
=10−6=4秒となる。
一方、今回が高速印刷モードである印刷モードCの場合、前回の印刷モードAで既に経
過時間t=5秒が経過していた場合、今回の印刷モードCにおける残り時間Tmは、T1
=10秒、T2=60秒なので、Tm=T2−T2・t/T1=60−30=30秒とな
る。この場合、前回のフラッシング実施時から35秒後にフラッシングを実施することに
なり、今回の設定間隔時間T2(=60秒)より早くフラッシングが行われるので、印刷
品質上特に問題はない。ちなみに、今回が標準印刷モードである印刷モードBの場合、前
回の印刷モードAで既に経過時間t=5秒が経過していた場合、上記と同条件の場合、今
回の印刷モードBにおける残り時間Tmは、T1=10秒、T2=20秒なので、Tm=
T2−T2・t/T1=20−10=10秒となり、前回のフラッシング実施時から15
秒後に次のフラッシングが実施され、同様に設定間隔時間T2(=20秒)より早くフラ
ッシングが行われる。
これに対し、式 Tm=T2−tを用いた場合、今回が印刷モードCの場合は、上記と
同条件の場合、残り時間Tmは、T2=60秒なので、Tm=T2−t=60−5=55
秒となる。これは設定間隔時間T2(=60秒)よりは早いものの、前回のフラッシング
は10秒後に次回のフラッシングを実施することを前提で実施されているので、次回のフ
ラッシング実施時期までに過度に時間が経過することになるため、印刷品質上あまり好ま
しくない。このため、本実施形態のように、印刷モードに応じて、残り時間Tmの補正計
算式を切り換えることで、その時々の印刷モードに応じた比較的適切な残り時間Tmを設
定できる。
(第三実施形態)
以下、第三実施形態について図8を用いて説明する。前記第二実施形態では、印刷モー
ドに応じて補正計算式を選択したが、この第三実施形態では、前回の設定間隔時間T1と
今回の設定間隔時間T2の大小比較結果に応じて補正計算式を選択する。
図8において、ステップS510〜S540,S580〜S620の処理は、図7にお
けるステップS310〜S330,S350,S390〜S430の処理と同様である。
以下の処理が異なる。
t<T2である場合(S540で肯定判定)は、次に今回の設定間隔時間T2が前回の
設定間隔時間T1よりも短いか(T1>T2であるか)否かを判断する(ステップS55
0)。T1>T2を満たす場合は、残り時間Tmを、Tm=T2−tに補正する(ステッ
プS560)。一方、T1>T2を満たさなければ(つまりT1≦T2であれば)、残り
時間Tmを、重み付け補正計算式を用いて、Tm=T2−T2・t/T1に補正する(ス
テップS570)。例えば印刷モードの変更が「B→A」「C→A」「C→B」の場合と
印刷モードの変更がない場合は、式 Tm=T2−tが用いられ、印刷モードの変更が「
A→B」「A→C」「B→C」の場合は、式 Tm=T2−T2・t/T1が用いられる
。この構成によれば、今回の設定間隔時間T2が前回の設定間隔時間T1よりも短くなっ
た場合には、前回のフラッシングで想定された前回の設定間隔時間T1よりも短い今回の
設定間隔時間T2で次回のフラッシングを早期に実施できる。また、今回の設定間隔時間
T2が前回の設定間隔時間T1以上の値に長くなった場合、式 Tm=T2−tを用いる
場合に比べ、前回のフラッシングで想定された前回の設定間隔時間T1を超過する時間を
比較的短く抑えられる。
なお、実施形態は、上記に限定されず以下のように変更してもよい。
(変形例1)モードが変更されても、計測値としての残り時間を調整することなく直ち
にフラッシングを実行する場合(例えばステップS50で否定判定の場合)、それまでの
経過時間tに応じてフラッシング量を調整してもよい。例えば前回の設定間隔時間T1に
対する経過時間tの占める割合に応じて正規のフラッシング量よりも少ないフラッシング
量Q=t/T1×Q1又はQ=t/T1×Q2を設定する。ここで、Q1は前回の印刷モ
ードに応じたフラッシング量、Q2は今回の印刷モードに応じたフラッシング量である。
(変形例2)キャップ開放後のフラッシング(S100,S420)は廃止してもよい
。この場合、フラッシングタイマはキャッピング中も経過時間を継続して計測し、キャッ
プ開放時に、フラッシングタイマ47が既にタイムアップ(Tm=0)していれば、キャ
ップ開放後のフラッシングを行い、タイムアップ前であればキャップ開放後のフラッシン
グを行わない構成を採用できる。
(変形例3)補正計算式は、前記各実施形態で示した計算式に限定されない。例えば重
み付け計算式としては、前回と今回の各設定間隔時間の比率T2/T1に、重み付け係数
kを乗ずる計算式を用いて重み付けしてもよい。すなわち、補正計算式Tm=T2−t・
k・T2/T1である。この場合、重み付け係数kは、T1<T2の場合に小さめな値(
例えば0.1〜0.3)に設定し、T1>T2の場合に大きめな値(例えば0.7〜1.
0)に設定する構成も採用できる。
(変形例4)前記第一実施形態における補正計算式として、重み付け計算式を採用して
もよい。例えば前記第二実施形態の重み付け計算式や、上記変形例3における重み付け計
算式を採用する。
(変形例5)前記実施形態では、カウントダウンカウンタを用いたが、カウントアップ
カウンタを用いてもよい。詳しくは、フラッシングタイマは、前回のフラッシング終了時
からの経過時間を計測値として計時する。この場合、フラッシングタイマの計測値をTn
とおくと、第一実施形態ではt<T2ならば計測値(経過時間)はTn=tのままでタイ
ムアップ値となる設定間隔時間を今回の設定間隔時間T2に置き換え、一方、第二実施形
態ではt<T2ならば、補正計算式として、式 Tn=T2×t/T1を採用して計測値
を補正するとともに、タイムアップ値となる設定間隔時間を今回の設定間隔時間T2に補
正する。前記各実施形態では、計時手段としてのフラッシングタイマの残り時間Tmであ
る計測値のみを補正することによりタイムアップ時期を調整したが、この例のように、タ
イムアップ値のみ、あるいは計測値とタイムアップ値の両方を補正することで、タイムア
ップ時期を調整する方法も採用できる。
(変形例6)前記各実施形態では、残り時間Tmを補正したが、計時手段としてのフラ
ッシングタイマ47が計測値として経過時間を計時する構成においては、タイムアップ値
である設定間隔時間を変更する構成に限らず、経過時間を補正してもよい。例えば残り時
間が前回の設定間隔時間以下である場合は、タイムアップ値である設定間隔時間はそのま
まとし、計測値である経過時間を変更する。また、両方を変更してもよく、例えばフラッ
シングタイマをリセットして経過時間を「0」とし、タイムアップ値として設定する今回
の設定間隔時間の替わりに残り時間を設定する構成も採用できる。
(変形例7)今回のモードに応じてメモリの格納データの中から選択する補正計算式は
二種類に限定されない。例えばモード毎に補正計算式をメモリに用意してもよく、メモリ
に記憶した三種類以上の補正計算式のうちから今回のモードに応じた一つを選択する構成
も採用できる。
(変形例8)「モード」とは印刷モードに限定されない。例えばフラッシングモードで
あってもよい。フラッシングモードは印刷モードが同じでも異なる場合があるモードであ
り、例えば印刷データ中の特定の印刷条件情報に基づいてモードを判定することができる
。例えばモードの判定に用いる印刷条件情報としては、用紙サイズ、印刷幅、キャリッジ
移動速度、双方向印刷/一方向印刷、用紙種類(写真紙、普通紙等)、カラー/モノクロ
などを印刷条件情報を挙げることができ、これらのうち少なくとも一つの情報に基づきモ
ードを判定する。また、これらの印刷条件情報のうち少なくとも一つの情報からテーブル
データを参照して印刷ジョブに係る設定間隔時間を取得したり、さらには印刷データ中に
設定間隔時間のデータが含まれ、印刷データから設定間隔時間を直接取得したりすること
も可能である。また、印刷データとは別のデータに基づき設定間隔時間を取得してもよい
。例えばユーザが入力手段を操作して流体噴射装置に入力設定したフラッシング設定情報
に基づき設定間隔時間を取得する構成でもよい。
(変形例9)流体噴射装置は、インクジェット式プリンタに限定されない。インク以外
の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのよ
うな流状体を含む)を噴射する流体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶デ
ィスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの
製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで
含む液状体を噴射する液状体噴射装置、さらに光通信素子等に用いられる微小半球レンズ
(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する
液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射
する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であ
ってもよい。流体噴射手段から空噴射(フラッシング)を行う構成であればこれらの装置
に広く本発明は適用できる。なお、「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念
であり、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を
含む)、粉粒体、流状体などが含まれる。
第一実施形態におけるプリンタの概略構成を示す斜視図。 プリンタの模式正断面図。 プリンタの電気的構成を示すブロック図。 給紙処理時のフラッシング制御処理を示すフローチャート。 印刷中のフラッシング制御処理を示すフローチャート。 テーブルデータを示す模式図。 第二実施形態における給紙処理時のフラッシング制御処理を示すフローチャート。 第三実施形態における給紙処理時のフラッシング制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
11…流体噴射装置としてのプリンタ、14…流体噴射手段を構成するキャリッジ、1
7…流体噴射手段を構成する記録ヘッド、22…給送手段としての自動給紙装置、23…
給送手段を構成する給紙モータ、25…給送手段を構成する紙送りモータ、26…リニア
エンコーダ、27…メンテナンス装置、28…キャッピング手段としてのキャップ、30
…吸引ポンプ、31…廃液孔、38…ホストコンピュータ、40…制御手段及び設定手段
としてのコントローラ、41…制御手段及び設定手段を構成する制御部、42…判定手段
としての第一判定部、43…第二判定部、44…第三判定部、45…計測値調整手段とし
ての計算部、46…メモリ、47…計時手段としてのフラッシングタイマ、48…クリー
ニングタイマ、52…給送手段を構成する第2のモータ駆動回路、53…給送手段を構成
する大3のモータ駆動回路、56…ヘッド駆動回路、61…キャッピングモータ、62…
ポンプモータ、T1…前回の設定間隔時間、T2…今回の設定間隔時間、t…経過時間、
Tm…残り時間、A,B,C…モードとしての印刷モード、Ta,Tb,Tc…設定間隔
時間、Q1,Q2,Q3…フラッシング量、P…ターゲット(記録媒体)としての用紙。

Claims (8)

  1. ターゲットを給送する給送手段と、給送されたターゲットに流体を噴射する流体噴射手
    段と、ターゲットへの流体噴射処理とは関係のない流体を噴射するフラッシングを前記流
    体噴射手段に実行させる制御手段と、フラッシングを実施すべき設定間隔時間を流体噴射
    処理のジョブ毎に設定する設定手段と、前回のフラッシング実施時からの経過時間に対応
    する計測値の計時を行うとともに前記経過時間が前記設定間隔時間に達したときにタイム
    アップする計時手段とを備えた流体噴射装置におけるフラッシング方法であって、
    ジョブの切り換わりによる設定間隔時間の変更の有無を判定する判定ステップと、
    前記設定間隔時間の変更があれば、前記計時手段の計測値から定まる前記経過時間と、
    変更された今回の設定間隔時間とに基づいて、残り時間が当該今回の設定間隔時間未満と
    なるように前記計時手段のタイムアップ時期を調整する調整ステップと、
    前記計時手段がタイムアップしたらフラッシングを実行する実行ステップと、
    を備えたことを特徴とする流体噴射装置におけるフラッシング方法。
  2. ターゲットへの流体噴射処理を実施しない待機中に前記流体噴射手段をキャッピングす
    るキャッピング手段を更に備え、前記制御手段は前記キャッピング手段をキャッピング状
    態から開放状態へ駆動させる度に前記流体噴射手段にフラッシングを実施させる構成であ
    り、
    ジョブの開始に際して前記キャッピング手段が開放状態であるか否かを判断する判断ス
    テップを更に備え、
    前記設定間隔時間の変更が検出され且つジョブの開始に際して前記キャッピング手段が
    開放状態であれば前記調整ステップ及び前記実行ステップを実施し、一方、前記設定間隔
    時間の変更があってもジョブの開始に際して前記キャッピング手段がキャッピング状態に
    あれば前記調整ステップ及び前記実行ステップを実施しないことを特徴とする請求項1に
    記載の流体噴射装置におけるフラッシング方法。
  3. 前記設定間隔時間の変更があった場合、前回の設定間隔時間と今回の設定間隔時間とを
    比較するステップを更に備え、
    前記調整ステップでは、今回の設定間隔時間が前回の設定間隔時間よりも長い場合は、
    前記経過時間が設定間隔時間に占める割合が前回と今回で同じになるように前記計時手段
    のタイムアップ時期を調整し、一方、今回の設定間隔時間が前回の設定間隔時間以下の場
    合は、設定間隔時間は今回のものに変更し、前記経過時間はそのまま引き継ぐことで前記
    計時手段のタイムアップ時期を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の流体噴
    射装置におけるフラッシング方法。
  4. 前記設定手段がジョブに係る流体噴射処理のモードに応じた異なる設定間隔時間を設定
    する構成であり、
    前記計時手段の計測値は残り時間であり、前記調整ステップでは前記計時手段の計測値
    である残り時間を補正することでタイムアップ時期を調整し、
    流体噴射装置は、前記残り時間の補正に用いる補正計算式を複数記憶するメモリを有し

    前記判定ステップは、ジョブの切り換わりを検出するステップと、前回と今回の各ジョ
    ブに係る前回と今回の各モードを比較して両モードが異なる場合に設定間隔時間の変更が
    あると判定するステップとを含み、
    前記調整ステップでは、前回のモードと今回のモードとが異なる場合に、前記メモリに
    記憶された複数の補正計算式のうち今回のモードに対応する一つを選択し、選択した補正
    計算式に基づき前記経過時間と今回の設定間隔時間とを少なくとも用いて、補正後の残り
    時間を計算することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流体噴射装置に
    おけるフラッシング方法。
  5. 前記調整ステップでは、前記計時手段の計測値から把握される前記経過時間が今回の設
    定間隔時間に達するまでの残り時間の有無を判断し、前記残り時間が無い場合は、前記計
    時手段のタイムアップ時期を調整することなく直ちに前記実行ステップに移行してフラッ
    シングを実施することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の流体噴射装置
    におけるフラッシング方法。
  6. 前記計時手段は前記計測値として前記残り時間を計時するものであり、
    前記調整ステップでは、前記計時手段の計測値である残り時間を補正することでタイム
    アップ時期を調整し、前記残り時間の補正に用いる補正計算式として、前記経過時間t、
    今回の設定間隔時間T2、今回の残り時間Tmとすると、式 Tm=T2−tで示される
    計算式を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の流体噴射装置にお
    けるフラッシング方法。
  7. 前記調整ステップでは、前記計時手段の計測値を補正することでタイムアップ時期を調
    整し、前記計測値の補正に用いる補正計算式として、前記経過時間tに前回と今回の設定
    間隔時間の各値に応じた重み付けを付与して計測値を補正する重み付け計算式を含むこと
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の流体噴射装置におけるフラッシング
    方法。
  8. ターゲットを給送する給送手段と、
    給送されたターゲットに流体を噴射する流体噴射手段と、
    ターゲットへの流体噴射処理とは関係のない流体を噴射するフラッシングを前記流体噴
    射手段に実行させる制御手段と、
    フラッシングを実施すべき設定間隔時間を流体噴射処理のジョブ毎に設定する設定手段
    と、
    前回のフラッシング実施時からの経過時間に対応する計測値を計時するとともに前記経
    過時間が前記設定間隔時間に達したときにタイムアップする計時手段とを備えた流体噴射
    装置であって、
    ジョブの切り換わりによる設定間隔時間の変更の有無を判定する判定手段と、
    前記設定間隔時間の変更があれば、前記計時手段の計測値から定まる前記経過時間と、
    変更された今回の設定間隔時間とに基づいて、残り時間が当該今回の設定間隔時間未満と
    なるように前記計時手段のタイムアップ時期を調整する調整手段とを備え、
    前記制御手段は、前記計時手段がタイムアップしたらフラッシングを実行させることを
    特徴とする流体噴射装置。
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