JPH10202922A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10202922A
JPH10202922A JP1389197A JP1389197A JPH10202922A JP H10202922 A JPH10202922 A JP H10202922A JP 1389197 A JP1389197 A JP 1389197A JP 1389197 A JP1389197 A JP 1389197A JP H10202922 A JPH10202922 A JP H10202922A
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Takashi Watanabe
剛史 渡辺
Takatoshi Nishimura
隆俊 西村
Motoyuki Fukuda
基之 福田
Seiji Hata
誠治 畑
Kikunosuke Tsuji
菊之助 辻
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラック印字ヘッドから黒のみのインクを吐
出して印字を行う場合であっても、カラーのインクを無
駄に消費することなく、カラー印字ヘッドのノズルの目
詰りを防止する。 【解決手段】 ブラックヘッド用キャップ161とカラ
ーヘッド用キャップ171Y,171M,171Cとを
別体で形成し、ヘッドユニット182Y,182M,1
82Cのノズル面がキャップ171Y,171M,17
1Cにより閉塞された状態でヘッドユニット181Bの
みを用いて印字することができる。これによってブラッ
クインクのみを用いての印字中にヘッドユニット182
Y,182M,182Cのノズル内のインクの乾燥を防
止するために空吐出を行うことが不要になり、イエロ
ー、マゼンタ、シアンのインクの消費量を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、複
写機やプリンタ等に適用されるインクジェット記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記録ヘッドに配列形成された複数
のノズルからインク滴を吐出して用紙に印字を行うイン
クジェット記録装置が実用化されている。この装置は、
微小ノズルに連通する加圧室にインクを充填しておき、
印字時に加圧室内を加圧駆動することでインク滴を外方
に吐出するものである。従って、ノズル内のインクは外
気に晒された状態にあるため、インク吐出動作が行われ
ないノズルにおいては、インクの乾燥によってノズルの
目詰まりを生じる可能性がある。そこで、従来のインク
ジェット記録装置では、印字動作中、一定時間毎に印字
ヘッドの全ノズルからインクを吐出させる空吐出を行う
ことによって、インクの乾燥によるノズルの目詰りを防
止するようにしている。
【0003】一方、従来、シアン、マゼンタ、イエロー
のインク吐出を行うカラー印字ヘッドと、黒のインク吐
出を行うブラック印字ヘッドとを備えたカラーの印字出
力が可能なインクジェット記録装置が実用化されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカラーの印
字出力が可能なインクジェット記録装置を用いる場合で
あっても、実使用においては文書を出力することが多い
ため、ブラック印字ヘッドのみを用いる頻度が高い。
【0005】しかしながら、ブラック印字ヘッドから黒
のインク吐出が行われるときでも、インクの乾燥による
ノズルの目詰りを防止するためにカラー印字ヘッドにお
いて空吐出が行われるので、シアン、マゼンタ、イエロ
ーのインクが消費されることとなる。
【0006】しかも、多数のノズルが一方向に配列形成
されてなる長尺のラインヘッドからなる印字ヘッド、例
えば長さがA4短辺と同一寸法で、解像度が600dpiの印
字ヘッドの場合には、約5100ノズルを備えているので、
1回の空吐出で多量のインクを消費してしまうため、印
字に使用されずに無駄に消費されるインクの量が多くな
ってしまう。
【0007】本発明は、上記問題を解決するもので、ブ
ラック印字ヘッドから黒のみのインクを吐出して印字を
行う場合であっても、カラーのインクを無駄に消費する
ことなく、カラー印字ヘッドのノズルの目詰りを防止す
るようにしたインクジェット記録装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録用紙に対
向する面に形成されたノズルから黒インクを吐出するブ
ラック印字ヘッドと、記録用紙に対向する面に形成され
たノズルから黒以外のカラーインクを吐出するカラー印
字ヘッドと、上記ブラック印字ヘッドのノズルを閉塞す
るためのブラック印字ヘッド用キャップと、このブラッ
ク印字ヘッド用キャップと別体で形成され、上記カラー
印字ヘッドのノズルを閉塞するためのカラー印字ヘッド
用キャップと、上記ブラック印字ヘッドのノズルを閉塞
する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置との間で
上記ブラック印字ヘッド用キャップを移動させるブラッ
クキャップ移動手段と、上記カラー印字ヘッドのノズル
を閉塞する閉塞位置と当該ノズルを開放する退避位置と
の間で上記カラー印字ヘッド用キャップを移動させるカ
ラーキャップ移動手段とを備えたものである(請求項
1)。
【0009】この構成によれば、ブラック印字ヘッド用
キャップとカラー印字ヘッド用キャップとは別体で形成
され、それぞれ個別に対応するノズルの閉塞位置と退避
位置との間で移動されることにより、カラー印字ヘッド
用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルが閉塞され
た状態で、ブラック印字ヘッドを用いて記録用紙に印字
可能になる。従って、黒インクを吐出して印字を行う間
におけるカラー印字ヘッドのノズル内のインクの乾燥が
防止され、これによってカラー印字ヘッドのノズルの目
詰りが防止されることとなる。
【0010】また、請求項1記載のインクジェット記録
装置において、上記ブラック印字ヘッド用キャップのみ
に連結された吐出回復手段を備え、上記ブラックキャッ
プ移動手段は、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞す
る閉塞位置に上記ブラック印字ヘッド用キャップを移動
させるものである(請求項2)。
【0011】この構成によれば、吐出回復手段はブラッ
ク印字ヘッド用キャップのみに連結されており、ブラッ
ク印字ヘッド用キャップによりブラック印字ヘッドのノ
ズルが閉塞された状態で当該ノズルの吐出回復が行わ
れ、ブラック印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘ
ッドのノズルが閉塞された状態で当該ノズルの吐出回復
が行われることにより、ブラック印字ヘッド及びカラー
印字ヘッドの双方のノズルの吐出回復が単一のキャップ
及び単一の吐出回復手段によって行われることとなり、
装置の構成が簡素化される。
【0012】なお、吐出回復手段は、ブラック印字ヘッ
ド用キャップに連結されたチューブや、このチューブに
介設された吸引ポンプなどで構成し、ブラック印字ヘッ
ド用キャップにより各印字ヘッドが閉塞された状態で吸
引ポンプを駆動することによってノズル面を吸引すれば
よい。
【0013】また、請求項1又は2記載のインクジェッ
ト記録装置において、上記ブラック印字ヘッド及び上記
カラー印字ヘッドは、それぞれ多数のノズルが一方向に
配列形成されてなる長尺の印字ヘッドである(請求項
3)。
【0014】この構成によれば、ブラック印字ヘッド及
びカラー印字ヘッドは、それぞれ多数のノズルが一方向
に配列形成されてなる長尺の印字ヘッドであることによ
り、黒インクのみを吐出して印字を行う間におけるカラ
ー印字ヘッドのノズル内のインクの乾燥を防止すべく空
吐出を行うとなるとインクを多量に消費することとなる
が、その間はカラー印字ヘッド用キャップによりカラー
印字ヘッドのノズルが閉塞されているので、空吐出を行
うことなくカラー印字ヘッドのノズル内の乾燥が防止さ
れ、空吐出によるインクの消費が抑制される。
【0015】また、請求項1〜3のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録装置において、上記カラー印字ヘッド
は、イエロー色のインクを吐出するイエロー印字ヘッド
と、マゼンタ色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッド
と、シアン色のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを
含むものである(請求項4)。
【0016】この構成によれば、カラー印字ヘッドは、
イエロー色のインクを吐出するイエロー印字ヘッドと、
マゼンタ色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッドと、
シアン色のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを含む
ことにより、黒インクのみを吐出して印字を行う間にお
けるカラー印字ヘッドのノズル内のインクの乾燥を防止
すべく空吐出を行うとなると各色のインクを消費するこ
ととなるが、その間はカラー印字ヘッド用キャップによ
りカラー印字ヘッドのノズルが閉塞されているので、空
吐出を行うことなくカラー印字ヘッドのノズル内の乾燥
が防止され、空吐出による各色のインクの消費が抑制さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るインクジェ
ット記録装置の一実施形態の内部構成の概略を示す正面
図である。このインクジェット記録装置は、下部に配設
された用紙収納部11と、この用紙収納部11の上方に
並設された廃インクタンク12及びインクタンク13
と、このタンク12,13の上方に配設された搬送ベル
ト14と、上記用紙収納部11の右端と搬送ベルト14
の右端間に配設された用紙搬送路15と、搬送ベルト1
4の上方に配設された第1のキャップ部16、第2のキ
ャップ部17と、このキャップ部16,17の上方に配
設された印字ヘッド部18とを備えている。
【0018】用紙収納部11は、印字を行うための記録
用紙を収納するもので、この用紙収納部11には、それ
ぞれ異なるサイズの用紙(本実施形態ではA4サイズ、
B5サイズ)を収納する2個の図略の給紙カセットが内
部に配設されるとともに、給紙を行うための給紙ローラ
対21が右端に配設されている。
【0019】インクタンク13は、それぞれイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックのインクを貯留するインク
タンク13Y,13M,13C,13Bを備えている。
なお、ブラックインクの使用頻度が最も高いので、イン
クタンク13Bは、他のタンクに比べて大きい容積のも
のが用いられている。
【0020】用紙搬送路15は、用紙収納部11から給
紙された用紙を搬送ベルト14に導くガイド板と、給紙
された用紙を搬送する搬送ローラ対22と、2次給紙を
行うレジストローラ対23とを備えている。
【0021】搬送ベルト14は、無端ベルトで構成さ
れ、左右両端に配設された一対の搬送ローラ24,25
の間に張設されるとともに、その他のテンションローラ
に張設され、用紙収納部11から搬送されてきた用紙を
静電気力やエア吸引力等により吸着して搬送するもの
で、搬送ベルト14上の記録用紙に対して印字が行われ
るようになっている。
【0022】搬送ローラ25は、図略の駆動力伝達機構
を介して搬送ベルトモータ103(図13)のモータ軸
に連結されており、搬送ベルトモータ103(図13)
の回転駆動によって搬送ローラ25が回転し、搬送ベル
ト14が回転するようになっている。
【0023】廃インクタンク12の上方には、ゴムなど
で形成された薄板状の清掃ブレード12aが配設されて
いる。清掃ブレード12aは、先端が搬送ベルト14の
表面に対して幅方向に亘って所要の圧力で押圧するよう
に配置され、搬送ベルト14に付着したインクを拭き取
るものである。
【0024】廃インクタンク12は、内部にインク吸収
体を備え、清掃ブレード12aによって拭き取られた搬
送ベルト14表面に付着していたインクや、後述する吐
出回復動作によって生じた廃インクを貯留しておくもの
である。
【0025】搬送ベルト14の左方には、記録用紙を導
くガイド板を備えた用紙搬送路26が設けられ、この用
紙搬送路26の左方には、記録用紙を装置外に排出する
排出ローラ対27が配設されている。
【0026】印字ヘッド部18は、右側に配設されたブ
ラックヘッド部181と、左側に配設されたカラーヘッ
ド部182とを備えており、それぞれ後述する機構によ
って昇降可能に構成されている。
【0027】ブラックヘッド部181は、ヘッドユニッ
ト181Bを備え、カラーヘッド部182は、用紙搬送
方向に並設されたヘッドユニット182Y,182M,
182Cを備え、各ヘッドユニット181B,182
Y,182M,182Cは、図略のインク供給チューブ
によってインクタンク13B,13Y,13M,13C
に連通している。
【0028】各ヘッドユニット181B,182Y,1
82M,182Cは、ほぼ直方体形状で、搬送ベルト1
4に対向する下面に、インクを吐出するための多数の微
小ノズルが用紙幅方向(紙面奥行き方向)にA4短辺寸
法に亘って配列形成されている。これらの各ノズルは、
それぞれヘッドユニット内の図略の加圧室に連通し、各
加圧室は更に図略のインク液室に連通している。なお、
ヘッドユニット182Y,182M,182Cは、ノズ
ル形成面が互いに等しい大きさで、一体的に昇降するよ
うになっている。
【0029】このように、ヘッドユニット182Y,1
82M,182Cを備えることによって、カラー印字を
行うことができる。
【0030】第1のキャップ部16は、ブラックヘッド
用キャップ161を備え、このブラックヘッド用キャッ
プ161は、後述するように、図1に示す閉塞位置と、
この閉塞位置により右方に設定された退避位置との間を
往復移動可能に配設され、吸引ポンプPが介設された廃
インクチューブ28aを介して廃インクタンク12に連
通しており、ヘッドユニット181Bのノズル面を閉塞
するとともに、ヘッドユニット181Bのノズルの吐出
回復を行うものである。
【0031】第2のキャップ部17は、カラーヘッド用
キャップ171Y,171M,171Cを備え、このキ
ャップ171Y,171M,171Cは、後述するよう
に、図1に示す閉塞位置と、この閉塞位置より左方に設
定された退避位置との間を往復移動可能に配設され、そ
れぞれヘッドユニット182Y,182M,182Cの
ノズル面を閉塞するものである。
【0032】次に、図2〜図7を用いて印字ヘッド部1
8の構成について説明する。図2は印字ヘッド部18の
構成を示す正面図、図3は同平面図、図4は同左側面図
で、図2〜図4は、各ヘッドユニットが印字位置に配置
された状態を示している。図5は印字ヘッド部18の構
成を示す正面図、図6は同平面図、図7は同左側面図
で、図5〜図7は、各ヘッドユニットが退避位置に配置
された状態を示している。なお、図6、図7では、説明
の便宜上、各ヘッドユニットを図略している。
【0033】カラーヘッド部182は、図3に示すよう
に、ヘッド支持板31と、左右一対の第1リンク32
a,32bと、左右一対の第2リンク33a,33b
と、支持枠34と、移動板35と、移動ステー36と、
カラーヘッド昇降用モータ37とを備えている。
【0034】ヘッド支持板31は、ヘッドユニット18
2Y,182M,182Cを支持するもので、図3、図
2に示すように、ヘッドユニット182Y,182M,
182Cは、それぞれピン41Y,41M,41Cによ
ってヘッド支持板31に固定されている。
【0035】なお、ヘッド支持板31とヘッドユニット
182Y,182M,182Cとの間には、図略のコイ
ルばねが配設されており、ヘッドユニット182Y,1
82M,182Cの下端がキャップなど他の部材に当接
すると、このコイルばねが緩衝部材の機能を果たすよう
になっている。
【0036】第1リンク32a,32bの一端は、図3
に示すように、それぞれ移動板35にピン42a,42
bによって回動自在に連結され、他端はヘッド支持板3
1にピン43a,43bによって回動自在に連結されて
いる。
【0037】第2リンク33a,33bの一端は、それ
ぞれピン44a,44bによって支持枠34に回動自在
に連結され、他端はピン45a,45bによってヘッド
支持板31に回動自在に連結されている。
【0038】また、第1リンク32aと第2リンク33
aとは、ピン46aによって中央で互いに回動自在に連
結され、第1リンク32bと第2リンク33bとは、ピ
ン46bによって中央で互いに回動自在に連結されてい
る。
【0039】支持枠34は、装置本体に固定されたフレ
ーム51,52に取り付けられており、カラーヘッド部
182全体を支持するものである。また、支持枠34の
孔に移動ステー36を通すことによって、移動ステー3
6の先端側(図4中、右側)が支持されている。
【0040】移動板35は、図2に示すように、中央に
穿設された軸受孔351を備えており、この軸受孔35
1に移動ステー36が嵌合している。移動ステー36
は、図3に示すように、ギア列からなる駆動力伝達機構
361によってカラーヘッド昇降用モータ37のモータ
軸に連結されている。カラーヘッド昇降用モータ37
は、装置本体に固定されたフレーム371に取り付けら
れて支持されている。
【0041】移動ステー36の図4中、右端側の所定領
域360には雄ねじが、一方、軸受孔351の内周には
雌ねじが螺設され、両者は螺合されており、カラーヘッ
ド昇降用モータ37が駆動されると、移動ステー36の
正、逆回転によって、移動板35が移動ステー36の所
定領域360の範囲内を往復移動するようになってい
る。
【0042】ブラックヘッド部181は、カラーヘッド
部182とほぼ同様に構成されている。すなわち、ブラ
ックヘッド部181は、ヘッドユニット181Bを支持
するヘッド支持板61と、左右一対の第1リンク62
a,62bと、左右一対の第2リンク63a,63b
と、装置本体に固定されたフレーム53に取り付けられ
た支持枠64と、第1リンク62a,62bの一端に取
り付けられた移動板65と、この移動板65の軸受孔6
51に螺合された移動ステー66と、この移動ステー6
6を回転させる昇降用駆動モータ67とを備えている。
【0043】次に、図2、図3、図8を用いて、各ヘッ
ドユニットの印字位置における位置決め方法について説
明する。図8はブラックヘッド部181とカラーヘッド
部182の境界部分の構成を示す拡大正面図である。
【0044】ブラックヘッド部181は、図3に示すよ
うに、カラーヘッド部182に近い側であって搬送ベル
ト14の幅方向の両外側に配設された位置決め用ピン7
1,71を備えている。この位置決め用ピン71は、所
要の寸法を有し、図8に示すように、ヘッドユニット1
81Bから延びる平板状の延設部72に垂直方向に貫通
して固定されている。
【0045】また、装置本体には、図8に示すように、
搬送ベルト14のベルト面に対して所定の高さ位置であ
って位置決め用ピン71の直下に位置決め部材73が固
定されており、この位置決め部材73には、位置決め用
ピン71の径より多少大きい径の孔731が穿設されて
いる。そして、ヘッドユニット181Bが下降すると位
置決め用ピン71の下半部が孔731に嵌合し、延設部
72が位置決め部材73の上端に当接した位置で停止す
る。
【0046】位置決め部材73の高さ位置は、この停止
位置において、ヘッドユニット181Bのノズル面が搬
送ベルト14のベルト面から0.5mm〜1.0mmの一定距離に
設定される印字位置に位置決めされるように、設定され
ている。
【0047】一方、カラーヘッド部182は、図8に示
すように、ヘッドユニット182Cから延びて上記延設
部72に対向する範囲に形成された薄板部74を備え、
この薄板部74は、位置決め用ピン71の径より多少大
きい径の貫通孔741を備えている。そして、ヘッドユ
ニット181Bが印字位置に配置されているときに、ヘ
ッドユニット182Y,182M,182Cが下降する
と、位置決め用ピン71の上端部が孔741に嵌合し、
薄板部74が延設部72に当接した位置で停止する。
【0048】薄板部74の厚さ寸法は、この停止位置に
おいて、ヘッドユニット182Y,182M,182C
のノズル面が、ヘッドユニット181Bのノズル面に等
しい高さ位置になるように設定されている。
【0049】このような構成により、ヘッドユニット1
81B,182Y,182M,182Cを精度よく印字
位置に配置することができる。また、ヘッドユニット1
82Y,182M,182Cが退避位置に配置された状
態のままで、ヘッドユニット181Bのみを印字位置ま
で下降させることができる。
【0050】従って、ブラックインクのみを用いて文字
原稿などの印字を行うときは、キャップ171Y,17
1M,171Cによりヘッドユニット182Y,182
M,182Cのノズル面を閉塞しておくことができる。
【0051】これによって、ブラックインクのみを用い
ての印字中にヘッドユニット182Y,182M,18
2Cのノズル内のインクの乾燥を防止するために空吐出
を行うことが不要になり、イエロー、マゼンタ、シアン
のインクの消費量を低減することができる。
【0052】次に、図9、図10を用いて第1のキャッ
プ部16について説明する。図9は第1のキャップ部1
6の構成を示す正面図、図10は同平面図で、図9、図
10はブラックヘッド用キャップ161が退避位置に配
置された状態を示している。なお、図9、図10では、
説明の便宜上、第2のキャップ部17及び印字ヘッド部
18を図略している。
【0053】第1のキャップ部16は、図10に示すよ
うに、ブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復用
キャップ162が配設されたキャップ板163と、この
キャップ板163を支持する一対の支持板164,16
4と、支持板164,164の上方に配設された一対の
移動ベルト165と、図10中、上部に配設されたブラ
ックキャップ移動用モータ166と、図9中、右上部に
配設されたクリーニング部167とを備えている。
【0054】支持板164,164は、図10に示すよ
うに、搬送ベルト14の幅方向両外側に配設され、記録
用紙の搬送方向に延びる長尺形状で、装置本体に固定さ
れている。
【0055】キャップ板163は、硬質合成樹脂などの
剛性を有する材質で形成された薄板形状で、下部に取り
付けられたローラ81,…を備え、このローラ81,…
によって支持板164,164上を図10中、左右方向
に滑らかに往復移動可能になされている。
【0056】一対の移動ベルト165,165は、無端
ベルトで構成され、図9に示すように、それぞれ支持板
164の上方の左右両端に配設された一対の搬送プーリ
82,82及び搬送プーリ83,83に張設されてお
り、それぞれキャップ板163の所定位置に固定されて
いる。
【0057】搬送プーリ83,83は、断面D字形状の
駆動軸84により連結され、この駆動軸84は、ギア列
からなる駆動力伝達機構85によってブラックキャップ
移動用モータ166のモータ軸に連結されている。
【0058】これによって、ブラックキャップ移動用モ
ータ166が駆動されると、搬送プーリ83,83が回
転し、この搬送プーリ83,83の回転によって移動ベ
ルト165,165が回転して、キャップ板163が左
右方向に往復移動するようになっている。
【0059】ブラックヘッド用キャップ161は、キャ
ップ板163上に配設され、ゴムなどの軟質材からな
り、図10に示すように、ヘッドユニット181Bのノ
ズル面を覆うことができる程度の大きさの長方形の開口
を有する浅い箱状に形成されている。
【0060】吐出回復用キャップ162は、キャップ板
163上のブラックヘッド用キャップ161の左方に配
設され、ゴムなどの軟質材からなり、ヘッドユニット1
82Yのノズル面を覆うことができる程度の大きさの長
方形の開口を有する箱状に形成されている。
【0061】各キャップ161,162は、各側面に廃
インクチューブ28a,28bの一端が取り付けられて
おり、それぞれほぼ中央に小径の孔161a,162a
が穿設され、この孔161a,162aは、それぞれ廃
インクチューブ28a,28bを介して、廃インクタン
ク12に連通している。また、廃インクチューブ28b
には、廃インクチューブ28aと同様に、吸引ポンプQ
(図13)が介設されている。
【0062】廃インクチューブ28a,28bは、それ
ぞれ、キャップ板163側と装置本体側とに長手方向に
摺動可能に取り付けられるとともに、この両取付点の間
において軸86の回りに引き回されている。この軸86
は、キャップ板163の移動に連動して、図10中、左
下方向に移動可能に配設されている。
【0063】これによって、キャップ板163が左方に
移動すると、廃インクチューブ28a,28bは、それ
ぞれ移動する軸86を支点として、吐出回復用キャップ
162がヘッドユニット182Yの対向位置に移動する
まで左方に引き込まれるようになっている。
【0064】また、キャップ板163には、吐出回復用
キャップ162の右側に、吐出回復用キャップ162の
長手方向に沿ってワイパー87が配設されるとともに、
このワイパー87を昇降させる図略の昇降機構が配設さ
れている。
【0065】ワイパー87は、ゴムなどで形成され、図
9、図10に示すように、長尺の薄板形状で、キャップ
板163の表面に対して立直して配設されている。そし
て、例えば空吐出直後に各ヘッドユニット181B,1
82Y,182M,182Cのノズル面に当接しながら
キャップ板163が移動することにより、余分のインク
が拭き取られてノズル面が清掃される。
【0066】クリーニング部167は、図9に示すよう
に、搬送ローラ167a,167b,167cと、この
搬送ローラ167a,167b,167cに張設された
クリーニングベルト168と、搬送ローラ167aを回
転させる図略のモータとから構成されている。クリーニ
ングベルト168は、フェルトなどからなり、ワイパー
87に付着したインクを拭き取るものである。
【0067】次に、図1、図11、図12を用いて、第
2のキャップ部17について説明する。図11は第2の
キャップ部17の構成を示す正面図、図12は同平面図
で、図11、図12では、説明の便宜上、第1のキャッ
プ部16及び印字ヘッド部18を図略している。
【0068】第2のキャップ部17は、図11に示すよ
うに、カラーヘッド用キャップ171Y,171M,1
71Cと、これらのキャップ171Y,171M,17
1Cを連結する一対の移動ベルト172,172と、キ
ャップ171Y,171M,171Cを支持する一対の
支持板173,173と、図12中、上部に配設された
カラーキャップ移動用モータ174とを備えている。
【0069】支持板173,173は、図1に示すよう
に、カラーヘッド部182と搬送ベルト14との間であ
って、図12に示すように、搬送ベルト14の幅方向両
外側に配設され、用紙搬送方向に延びる長尺形状で、装
置本体に固定されている。
【0070】カラーヘッド用キャップ171Y,171
M,171Cは、それぞれ硬質合成樹脂などの剛性を有
する材質で形成された薄板状の基板91と、この基板9
1に固定され、ゴム等の軟質材からなるキャップ部92
とから構成されている。このカラーヘッド用キャップ1
71Y,171M,171Cは、各基板91の幅方向両
端がヘッドユニット182Y,182M,182Cと同
一間隔で移動ベルト172,172にそれぞれ固定され
ることによって、互いに連結されている。
【0071】このキャップ部92は、図12に破線で示
すように、それぞれヘッドユニット182Y,182
M,182Cのノズル面を覆うことができる程度の大き
さの長方形の開口を有する浅い箱状に形成されている。
【0072】各移動ベルト172は、変形自在に形成さ
れ、それぞれ支持板173の上方に配設された搬送プー
リ93〜97に張設されている。なお、各移動ベルト1
72は、搬送プーリ93に数周巻き付けられており、搬
送プーリ94,94は、図11に示すように、比較的大
きい径を有している。
【0073】搬送プーリ93,93は、断面D字形状の
駆動軸93aにより連結され、この駆動軸93aは、ギ
ア列からなる駆動力伝達機構174aによってカラーキ
ャップ移動用モータ174のモータ軸に連結されてい
る。
【0074】カラーキャップ移動用モータ174は、搬
送プーリ93,93を回転させるもので、搬送プーリ9
3,93の回転によって移動ベルト172,172が回
転する。これによって、キャップ171Y,171M,
171Cが図11中、実線で示す退避位置と破線で示す
閉塞位置との間を往復移動するようになっている。
【0075】このように、カラーヘッド用キャップ17
1Y,171M,171Cを変形自在の移動ベルト17
2によって互いに連結し、移動ベルト172を搬送プー
リ93〜97に張設して、キャップ171Y,171
M,171Cを退避位置において比較的大きい径を有す
る搬送プーリ94の周囲に配置することにより、キャッ
プ171Y,171M,171Cの退避位置における占
有スペースを低減することができる。
【0076】なお、カラーヘッド用キャップ171Y,
171M,171Cは、それぞれ移動ベルト172,1
72と一体的に形成しても、別体で形成した後で移動ベ
ルト172,172に接着などにより固定するようにし
てもよい。
【0077】図13は本実施形態の制御構成を示すブロ
ック図である。このインクジェット記録装置は、ブラッ
クヘッドユニット181B、カラーヘッドユニット18
2Y,182M,182C、駆動回路100、操作部1
10、表示部120及び制御部130等を備え、パソコ
ンや画像読取装置等の外部装置から入力される印字デー
タを用紙上に印字させるようになっている。
【0078】各ヘッドユニット181B,182Y,1
82M,182Cは、上記加圧室を加圧する圧電素子2
01と、各圧電素子201を駆動する駆動回路202と
を備えている。
【0079】圧電素子201は、例えばPZTからな
り、それぞれ各ノズルに対応する加圧室の一側壁に配設
され、それぞれ一対の電極が配設されており、電極間に
電圧信号が印加されて変形することにより加圧室を加圧
するものである。
【0080】駆動回路202は、電源や各種の回路素子
等からなり、各圧電素子201の電極間に電圧信号を印
加して圧電素子201を変形させるものである。また、
駆動回路202は、各ヘッドユニット181B,182
Y,182M,182C内適所に配設され、ラッチ部を
有し、入力される例えば用紙1ライン分のシリアルの多
値の印字データを一旦ラッチし、パラレル信号に変換し
て出力する。
【0081】給紙系101は給紙ローラ対21、搬送ロ
ーラ対22及びレジストローラ対23を回転駆動するも
のであり、排紙系102は排出ローラ対27を回転駆動
するものである。なお、給紙系101、排紙系102及
び各モータ103,37,67,166,174には、
パルスモータが用いられている。
【0082】吸引ポンプP,Qは、ヘッドユニットのノ
ズル面をキャップにより閉塞した状態で吸引力を発生す
ることにより各ヘッドユニットのノズル先端に形成され
たメニスカスを正常な位置に復帰させたり、ノズル内の
気泡や異物をインクとともに取り除くなどの吐出回復動
作を行うものである。吸引ポンプP,Qにより吸引され
たインクなどは、廃インクチューブ28a,28bを介
して廃インクタンク12内部のインク吸収体に吸収され
る。
【0083】駆動回路100は、電源やトランジスタ等
からなり、各モータ103,37,67,166,17
4、給紙系101、排紙系102及び吸引ポンプP,Q
に駆動電流を供給するもので、駆動及び停止は制御部1
20によって制御される。
【0084】操作部110は、印字動作を指示するスタ
ートキー、印字枚数を設定するための枚数設定キーや吐
出回復動作を行わせるための吐出回復キー等からなる。
表示部120は、LEDやLCDなどで構成され、設定
された印字枚数や印字されている用紙のサイズ等を表示
するものである。
【0085】制御部130は、CPU131と、記憶部
132と、インタフェース(I/F)部133とを備え、
後述する動作の制御を行うものである。CPU131
は、記録制御部141と、機構制御部142と、表示制
御部143とを備え、記録制御部141及び機構制御部
142は、互いに同期して制御動作を行うようになって
いる。表示制御部143は、表示部120の表示内容を
制御するものである。
【0086】記憶部132は、制御プログラムや予め設
定されたデータを記憶するROM及びデータ等を一時的
に保管するRAMから構成される。I/F部133は、
外部装置から入力される信号を受信するもので、印字デ
ータを記録制御部141に、用紙サイズ等の操作データ
を機構制御部142に出力するようになっている。
【0087】記録制御部141は、印字データを各ヘッ
ドユニット181B,182Y,182M,182Cの
駆動回路202にシリアル送信するとともに、駆動回路
202で変換されたパラレル信号を対応する圧電素子2
01にパルス駆動信号として出力し、インク滴の吐出タ
イミングを制御するものである。
【0088】また、記録制御部141は、印字動作中に
所定印字枚数又は所定時間毎に全圧素子201にパルス
駆動信号を出力して空吐出を行わせるものである。
【0089】機構制御部142は、入力された操作デー
タに基づき、各モータ103,37,67,166,1
74、給紙系101、排紙系102及び吸引ポンプP,
Qの駆動を制御するものである。
【0090】このとき、記録制御部141によるインク
滴の吐出タイミングに同期して給紙系101の駆動を制
御してレジストローラ対23の回転を制御するととも
に、記録制御部141による1ライン分のインク滴吐出
時間に応じて搬送ベルトモータ103の駆動を制御して
搬送ベルト14の回転速度、すなわち用紙搬送速度を制
御する。
【0091】また、機構制御部142は、ヘッド昇降用
モータ37,67に供給する駆動パルス数をカウントし
てヘッドユニット181B,182Y,182M,18
2Cの高さ位置を判別する。これによって、各ヘッドユ
ニット181B,182Y,182M,182Cが印字
位置、退避位置及び閉塞位置に移動したことを検出する
ことができる。
【0092】また、機構制御部142は、ブラックキャ
ップ移動用モータ166に供給する駆動パルス数をカウ
ントしてブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復
用キャップ162の位置を判別する。これによって、ブ
ラックヘッド用キャップ161がヘッドユニット181
Bの対向位置に移動したこと、吐出回復用キャップ16
2がヘッドユニット182Y,182M,182Cの各
対向位置に移動したことを検出することができる。
【0093】また、機構制御部142は、電源が投入さ
れたときや操作部110の吐出回復キーが押されたとき
等に、後述する動作手順に従って、ブラックヘッド用キ
ャップ161によりヘッドユニット181Bのノズル面
を閉塞した状態で吸引ポンプPを動作させ、又は吐出回
復用キャップ162によりヘッドユニット182Y,1
82M,182Cを順次閉塞した状態で吸引ポンプQを
動作させることによって吐出回復動作を行わせる。
【0094】次に、本記録装置の動作について説明す
る。印字が行われていない休止期間中は、図1に示すよ
うに、ヘッドユニット181Bのノズル面はブラックヘ
ッド用キャップ161によって、ヘッドユニット182
Y,182M,182Cのノズル面はカラーヘッド用キ
ャップ171Y,171M,171Cによって、それぞ
れ閉塞されている。
【0095】まず、カラー印字の場合について説明す
る。印字動作が開始されると、ヘッド昇降用モータ3
7,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,18
2Y,182M,182Cが、図5に示すように退避位
置まで上昇してキャップによる閉塞が解除される。
【0096】次いで、カラーキャップ移動用モータ17
4が駆動されて、図11に示すように、カラーヘッド用
キャップ171Y,171M,171Cが破線で示す閉
塞位置から実線で示す退避位置に移動するとともに、ブ
ラックキャップ移動用モータ166が駆動されて、図9
に示すように、ブラックヘッド用キャップ161が退避
位置に移動する。カラーヘッド用キャップ171Y,1
71M,171Cは、図11に示すように、退避位置で
はプーリ94の周囲に配置されている。
【0097】続いて、ヘッド昇降用モータ37,67が
駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,18
2M,182Cが、図2に示すように、印字位置まで下
降する。
【0098】次いで、用紙収納部11から給紙が行わ
れ、レジストローラ対23によってインク吐出タイミン
グに同期して2次給紙が行われて、搬送ベルト14で用
紙が搬送されつつ各ヘッドユニットのノズルからインク
滴が吐出されて印字が行われ、用紙が排出されて、印字
が終了するまで給紙、印字、排出動作が繰り返される。
【0099】そして、一定枚数の印字毎に空吐出が行わ
れる。すなわち、ヘッド昇降用モータ37,67が駆動
され、全ヘッドユニット181B,182Y,182
M,182Cが印字位置から所定寸法だけ上昇する。次
いで、ブラックキャップ移動用モータ166が駆動さ
れ、移動ベルト165が回転して、ブラックヘッド用キ
ャップ161がヘッドユニット181Bのノズル面に対
向する位置に移動したときに、ヘッドユニット181B
の空吐出が行われ、更に、吐出回復用キャップ162が
ヘッドユニット182Y,182M,182Cのノズル
面に対向する各位置に移動したときに、各ヘッドユニッ
ト毎に空吐出が行われる。
【0100】ヘッドユニット182Cの空吐出が終了す
ると、ブラックキャップ移動用モータ166が逆方向に
駆動され、移動ベルト165が反転して、ブラックヘッ
ド用キャップ161及び吐出回復用キャップ162が退
避位置に戻る。次いで、ヘッド昇降用モータ37,67
が駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,1
82M,182Cが印字位置に戻って、印字が継続され
る。
【0101】なお、ヘッドユニット181B,182
Y,182M,182Cが印字位置から上昇する上記所
定寸法は、ワイパー87が上昇したときに、その先端が
上記ノズル面に好適に当接するような値に設定されてい
る。これによって、ワイパー87が各ヘッドユニット1
81B,182Y,182M,182Cのノズル面に当
接しながらブラックヘッド用キャップ161及び吐出回
復用キャップ162が退避位置に向けて移動することに
より、余分のインクが拭き取られてノズル面が清掃され
る。
【0102】そして、印字が終了すると、ヘッド昇降用
モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181
B,182Y,182M,182Cが、図5に示すよう
に退避位置まで上昇する。
【0103】次いで、ブラックキャップ移動用モータ1
66が駆動され、移動ベルト165が回転して、ブラッ
クヘッド用キャップ161がヘッドユニット181Bの
ノズル面に対向する位置に移動するとともに、カラーキ
ャップ移動用モータ174が駆動されて、カラーヘッド
用キャップ171Y,171M,171Cがヘッドユニ
ット182Y,182M,182Cのノズル面に対向す
る位置に移動する。
【0104】次いで、ヘッド昇降用モータ37,67が
駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,18
2M,182Cが下降して、図1に示すように、キャッ
プ161,171Y,171M,171Cによって閉塞
される。
【0105】次に、ブラック印字の場合について説明す
る。印字動作が開始されると、ヘッド昇降用モータ67
が駆動され、ヘッドユニット181Bが所定寸法だけ上
昇してブラックヘッド用キャップ161による閉塞が解
除される。なお、ヘッドユニット181Bを上昇させる
上記所定寸法は、ブラックヘッド用キャップ161の移
動に支障がない値に設定されている。
【0106】次いで、ブラックキャップ移動用モータ1
66が駆動されてブラックヘッド用キャップ161が退
避位置に移動し、続いて、ヘッド昇降用モータ67が駆
動され、ヘッドユニット181Bが印字位置まで下降し
て、カラー印字の場合と同様に、給紙、印字、排出動作
が繰り返される。また、ヘッドユニット181Bの空吐
出のみがカラー印字の場合と同様に行われる。
【0107】そして、印字が終了すると、ヘッド昇降用
モータ67が駆動され、ヘッドユニット181Bが退避
位置まで上昇し、次いで、ブラックキャップ移動用モー
タ166が駆動され、移動ベルト165が回転して、ブ
ラックヘッド用キャップ161がヘッドユニット181
Bのノズル面に対向する位置に移動する。
【0108】次いで、ヘッド昇降用モータ67が駆動さ
れ、ヘッドユニット181Bが下降して、ブラックヘッ
ド用キャップ161によって閉塞される。
【0109】次に、吐出回復動作について説明する。例
えば、カラー印字中に吐出回復動作を行うときは、ヘッ
ド昇降用モータ37,67が駆動され、全ヘッドユニッ
ト181B,182Y,182M,182Cが印字位置
から所定寸法だけ上昇する。次いで、ブラックキャップ
移動用モータ166が駆動され、移動ベルト165が回
転して、ブラックヘッド用キャップ161がヘッドユニ
ット181Bのノズル面に対向する位置に移動したとき
に、ヘッド昇降用モータ67が駆動され、ヘッドユニッ
ト181Bが下降して、ブラックヘッド用キャップ16
1により閉塞された状態でポンプPが駆動し、ヘッドユ
ニット181Bの吐出回復が行われる。そして、ヘッド
昇降用モータ67が駆動されて、ヘッドユニット181
Bが元の位置まで上昇する。
【0110】次いで、ブラックキャップ移動用モータ1
66が駆動され、移動ベルト165が回転して、吐出回
復用キャップ162がヘッドユニット182Cのノズル
面に対向する位置に移動したときに、ヘッド昇降用モー
タ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,
182Y,182M,182Cが下降し、ヘッドユニッ
ト182Cが吐出回復用キャップ162により閉塞され
た状態でポンプQが駆動し、ヘッドユニット181Cの
吐出回復が行われる。そして、ヘッド昇降用モータ3
7,67が駆動されて、ヘッドユニット181B,18
2Y,182M,182Cが元の位置まで上昇する。
【0111】次いで、ブラックキャップ移動用モータ1
66が駆動され、移動ベルト165が回転して、吐出回
復用キャップ162がヘッドユニット182Mのノズル
面に対向する位置に移動したときに、ヘッド昇降用モー
タ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,
182Y,182M,182Cが下降し、ヘッドユニッ
ト182Mが吐出回復用キャップ162により閉塞され
た状態でポンプQが駆動し、ヘッドユニット181Mの
吐出回復が行われる。そして、ヘッド昇降用モータ3
7,67が駆動されて、ヘッドユニット181B,18
2Y,182M,182Cが元の位置まで上昇する。
【0112】次いで、ブラックキャップ移動用モータ1
66が駆動され、移動ベルト165が回転して、吐出回
復用キャップ162がヘッドユニット182Yのノズル
面に対向する位置に移動したときに、ヘッド昇降用モー
タ37,67が駆動され、全ヘッドユニット181B,
182Y,182M,182Cが下降し、ヘッドユニッ
ト182Yが吐出回復用キャップ162により閉塞され
た状態でポンプQが駆動し、ヘッドユニット181Yの
吐出回復が行われる。そして、ヘッド昇降用モータ3
7,67が駆動されて、ヘッドユニット181B,18
2Y,182M,182Cが元の位置まで上昇する。
【0113】次いで、ブラックキャップ移動用モータ1
66が逆方向に駆動され、移動ベルト165が反転し
て、ブラックヘッド用キャップ161及び吐出回復用キ
ャップ162が退避位置に移動する。
【0114】そして、ヘッド昇降用モータ37,67が
駆動され、全ヘッドユニット181B,182Y,18
2M,182Cが印字位置まで下降して、中断された印
字が継続される。
【0115】なお、本発明は、上記実施形態に限られ
ず、以下の変形形態(1)、(2)を採用することがで
きる。
【0116】(1)ヘッドユニット181Bのノズル面
の大きさを、ヘッドユニット182Y,182M,18
2Cのノズル面の大きさに一致させる。この形態によれ
ば、ブラックヘッド用キャップ161によりヘッドユニ
ット182Y,182M,182Cの各ノズル面を閉塞
した状態でポンプPを駆動することによって、各ヘッド
ユニット182Y,182M,182Cのノズルの吐出
回復を行うことができる。
【0117】従って、吐出回復用キャップ162、ポン
プQ及び廃インクチューブ28bが不要になり、これに
よって、部品点数を削減し、装置構成を簡素化すること
ができる。
【0118】なお、この場合には、ブラックヘッド用キ
ャップ161によりヘッドユニット182Y,182
M,182Cのノズルを閉塞させる閉塞手段は、移動ベ
ルト165やブラックキャップ移動用モータ166など
によって構成される。
【0119】(2)ブラックヘッド用キャップ161や
吐出回復用キャップ162が、ヘッドユニット181
B,182Y,182M,182Cに対向する各位置に
移動したことを検出するセンサを配設してもよい。これ
によって、キャップ移動用モータ166,174に供給
する駆動パルス数に誤差やずれ等が生じた場合でも、キ
ャップ161,162がヘッドユニット181B,18
2Y,182M,182Cに対向する各位置に移動した
ことを確実に検出することができる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラック印字ヘッド用キャップとカラー印字ヘッド用キ
ャップとを別体で形成し、それぞれ個別に対応するノズ
ルの閉塞位置と退避位置との間で移動するようにしたの
で、カラー印字ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッ
ドのノズルが閉塞された状態で、ブラック印字ヘッドを
用いて記録用紙に印字することができる。従って、黒イ
ンクを吐出して印字を行う間におけるカラー印字ヘッド
のノズル内のインクの乾燥を防止でき、これによってカ
ラー印字ヘッドのノズルの目詰りを防止することができ
る。
【0121】また、ブラック印字ヘッド用キャップによ
りブラック印字ヘッドのノズルが閉塞された状態で当該
ノズルの吐出回復をブラック印字ヘッド用キャップのみ
に連結された吐出回復手段によって行い、ブラック印字
ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルが閉
塞された状態で当該ノズルの吐出回復をブラック印字ヘ
ッド用キャップのみに連結された吐出回復手段によって
行うことにより、ブラック印字ヘッド及びカラー印字ヘ
ッドの双方のノズルの吐出回復を単一のキャップ及び単
一の吐出回復手段によって行うことができ、部品点数を
削減して装置構成を簡素化することができる。
【0122】また、ブラック印字ヘッド及びカラー印字
ヘッドとして、それぞれ多数のノズルが一方向に配列形
成されてなる長尺の印字ヘッドを用いた場合でも、黒イ
ンクのみを吐出して印字を行う間はカラー印字ヘッド用
キャップによりカラー印字ヘッドのノズルを閉塞するこ
とにより、空吐出を行うことなくカラー印字ヘッドのノ
ズル内の乾燥を防止することができ、これによって空吐
出によるインクの消費を抑制することができる。
【0123】また、カラー印字ヘッドとして、イエロー
色のインクを吐出するイエロー印字ヘッドと、マゼンタ
色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッドと、シアン色
のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを含む場合で
も、黒インクのみを吐出して印字を行う間はカラー印字
ヘッド用キャップによりカラー印字ヘッドのノズルを閉
塞することにより、空吐出を行うことなくカラー印字ヘ
ッドのノズル内の乾燥を防止することができ、これによ
って、空吐出による各色のインクの消費を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の一実施
形態の内部構成の概略を示す正面図である。
【図2】印字ヘッド部の構成を示す正面図で、各ヘッド
ユニットが印字位置に配置された状態を示している。
【図3】印字ヘッド部の構成を示す平面図で、各ヘッド
ユニットが印字位置に配置された状態を示している。
【図4】印字ヘッド部の構成を示す左側面図で、各ヘッ
ドユニットが印字位置に配置された状態を示している。
【図5】印字ヘッド部の構成を示す正面図で、各ヘッド
ユニットが退避位置に配置された状態を示している。
【図6】印字ヘッド部の構成を示す平面図で、各ヘッド
ユニットが退避位置に配置された状態を示している。
【図7】印字ヘッド部の構成を示す左側面図で、各ヘッ
ドユニットが退避位置に配置された状態を示している。
【図8】ブラックヘッド部とカラーヘッド部の境界部分
を示す拡大正面図である。
【図9】第1のキャップ部の構成を示す正面図で、ブラ
ックヘッド用キャップが退避位置に配置された状態を示
している。
【図10】第1のキャップ部の構成を示す平面図で、ブ
ラックヘッド用キャップが退避位置に配置された状態を
示している。
【図11】第2のキャップ部の構成を示す正面図であ
る。
【図12】第2のキャップ部の構成を示す平面図であ
る。
【図13】本実施形態の制御構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
28a 廃インクチューブ(吐出回復手段) 161 ブラックヘッド用キャップ 162 吐出回復用キャップ(吐出回復手段) 165 移動ベルト(ブラックキャップ移動手段) 166 ブラックキャップ移動用モータ(ブラックキャ
ップ移動手段) 171Y,171M,171C カラーヘッド用キャッ
プ 172 移動ベルト(カラーキャップ移動手段) 174 カラーキャップ移動用モータ(カラーキャップ
移動手段) 181B ヘッドユニット(ブラック印字ヘッド) 182Y,182M,182C ヘッドユニット(カラ
ー印字ヘッド) P ポンプ(吐出回復手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 誠治 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 辻 菊之助 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙に対向する面に形成されたノズ
    ルから黒インクを吐出するブラック印字ヘッドと、記録
    用紙に対向する面に形成されたノズルから黒以外のカラ
    ーインクを吐出するカラー印字ヘッドと、上記ブラック
    印字ヘッドのノズルを閉塞するためのブラック印字ヘッ
    ド用キャップと、このブラック印字ヘッド用キャップと
    別体で形成され、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞
    するためのカラー印字ヘッド用キャップと、上記ブラッ
    ク印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該ノズル
    を開放する退避位置との間で上記ブラック印字ヘッド用
    キャップを移動させるブラックキャップ移動手段と、上
    記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞する閉塞位置と当該
    ノズルを開放する退避位置との間で上記カラー印字ヘッ
    ド用キャップを移動させるカラーキャップ移動手段とを
    備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録装置
    において、上記ブラック印字ヘッド用キャップのみに連
    結された吐出回復手段を備え、上記ブラックキャップ移
    動手段は、上記カラー印字ヘッドのノズルを閉塞する閉
    塞位置に上記ブラック印字ヘッド用キャップを移動させ
    るものであることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のインクジェット記
    録装置において、上記ブラック印字ヘッド及び上記カラ
    ー印字ヘッドは、それぞれ多数のノズルが一方向に配列
    形成されてなる長尺の印字ヘッドであることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置において、上記カラー印字ヘッドは、
    イエロー色のインクを吐出するイエロー印字ヘッドと、
    マゼンタ色のインクを吐出するマゼンタ印字ヘッドと、
    シアン色のインクを吐出するシアン印字ヘッドとを含む
    ものであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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