JP2009153136A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信システムで用いられるスペクトル割り当て方法を提供する。
【解決手段】前記システムは、それぞれ予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有する少なくとも第1及び第2の通信装置を有し、前記方法は、動的に、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの再割り当てを制御する段階、を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、スペクトルの割り当てに関する。スペクトルの割り当ては、例えば、無線ネットワークで用いられるスペクトルの割り当てを含む。無線通信システムは、標準的に、通信スペクトルの割り当てられた部分を用いて(同時に)通信する通信装置を有する。通信スペクトルは、当該装置の間で効率的に共有される。本発明は、スペクトルを割り当てる方法、並びに当該方法の一部又は全てを実行するシステム及び通信装置も含む。
無線通信システムを例にとると、システムの通信機器は、一般的に同一の伝送媒体(一般的に、周囲にある空気)を共有する無線伝送を用いて(互いに、及び/又は他の通信機器と)通信する。このような無線伝送は、通常、割り付けられた若しくは割り当てられた周波数帯(又はチャンク又はブロック)を占有する。しかしながら、無線周波数スペクトルは、このような伝送により共有される。
同一の周波数の割り当て(つまり、共有される通信スペクトルの同一の部分)を占有する無線伝送は、互いに干渉し合う。干渉のレベルは多数の要因、例えば個々の伝送の電力レベルや送信機の相対位置に依存する。実際に、多くの要因が干渉に影響を与える。
例として、基地局(BS)を有する移動体通信システムを考える。当該要因は、BSのアンテナ方位、BSが用いる伝送方式(例えば、FDD又はTDD)、BSのセル内の区分化の特性、用いられる電力制御方式、用いられるハンドオーバー方式、各時点でBSにより処理されているトラフィックの特性、及び各時点で各BSに割り当てられたアクティブな加入者(例えば、移動局、又はMS)を含む。BSで用いられる如何なるスマート・アンテナ方式も、干渉に影響を与える。伝送電力が干渉に与える影響を検討すると、BSは、多数の別個のスペクトルのサブチャンク又はサブバンドを割り当てること、及びサブチャンク毎に異なる伝送電力レベルを用いることが可能である。これらの異なる電力レベルは干渉に影響を与える。
別の重要な要因は、2つの隣接するサブバンドの間に漏れる干渉である。電気通信システムでは、実際の解決法は、このような漏れを低減するためにガード帯域を導入することであるが、BSに割り当てられたサブバンドの配置は干渉に影響を与える。
干渉に関係のある他の重要な要因には、例えば、周囲の大気条件、及び信号を伝搬する際の障害物の存在の有無がある。干渉の影響により、「干渉のない」システムと比較した場合に、信号劣化及びシステム全体の性能が全体的に低下する。従って、無線通信システムの資源割り当て又は割り付けを管理することが望ましい。
標準的に、移動体通信システムは、無線通信システムの一種であり、装置の階層的なネットワークとして実施されるので、効率的且つ拡張可能なシステム構成を有する。
図1は、移動体通信システム又は移動体ネットワーク1の例の概略図である。移動体ネットワーク1は、本発明が実施されるシステムの一例を理解するのに役立つ。ネットワーク1は、多数の無線アクセス・ネットワーク(RAN)2を有する。各RANはゲートウェイ(GW)4を有する。ゲートウェイ(GW)4は、より高位の基幹ネットワーク(CN)6から、標準的にはIPネットワーク8を介して、RAN2へアクセスするためにある。各RAN2は、標準的に、GW4と接続された1又は複数の基地局(BS)10を有する。各BS10は、BS自身の地理的サービス領域(屡々「セル」と称される)内で、無線信号を1又は複数のユーザー機器(UE)へ送信(又はUEから受信)する。UEは、ユーザー端末(UT)、端末機器(TE)、又は移動局(MS)とも称される。
CN6、GW4、及びBS10の間の通信は、(例えば、光ファイバ接続を介した)アクセス用の有線通信接続、又は(例えば、アクセス無線又はマイクロ波接続を介した)アクセス用の無線通信接続である。BS10とUE12との間の通信は、標準的に無線接続を介し、一般的に無線伝送を用いる。
CN6は、例えばIPネットワーク8を介して分散される。IPネットワーク8は、例えばインターネットを含んでよい。2つのRAN2のみが図1中に示されるが、ネットワーク1は如何なる数の当該RAN2を有してもよい。同様に、各RANは、如何なる数のGW4、BS10、及びUE12を有してもよい。UE12は移動可能であってよく、あるBS10のセルから別のBS10のセルへ、更にはあるRAN2から別のRAN2へと移動する。BS10は、特定のRAN2に専用であってよく、又はRAN2の間で一時的に若しくは一時的にではなく共有されてもよい。1つのBS10は、例えば2つのRAN2のために同時に機能する。
図1のRAN2は同一の構成機器を有するが、RAN2は勿論、互いに異なってもよい。標準的に、異なるRAN2は、異なる移動体ネットワーク事業者により稼働される。異なるRAN2及びBS10は、別個の地理的サービス領域を有するか、又は複数の完全に重なり合うサービス領域を有する。例えば、あるRAN2は、他のRAN2と効率的に同じ場所に位置する。
このようなネットワークにおける無線スペクトルの共有は、近年のUEの使用が急増している状況で、及び近い将来に流通するUEの数が増加することが予測される状況では、特に問題となる。この観点から、無線システムの要件は変化している。幾つかのシステム及び移動体事業者はより多くのスペクトル資源を求めているが、大部分の既存の無線スペクトル資源は、十分に利用されていないか、又は殆どの時間が未使用のままである。
従って、無線通信設備の設計では、既存のスペクトルを共有することが望ましい。共有により、最終的に良好な稼働率が得られ、増大する無線接続の要求に対しスペクトルの稼働率が低いという現在の問題を解決できる。
本発明の第1の態様によると、無線通信システムで用いられるスペクトル割り当て方法が提供される。前記システムは、それぞれ予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有する少なくとも第1及び第2の通信装置を有する。前記方法は、動的に、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの再割り当てを制御する段階、を有する。
本発明の実施例によると、2つの通信装置間のスペクトルの再割り当ては、動的に、及び通信装置のスペクトル要件と結果として生じると予測される干渉との両方に依存して実行される。当該再割り当ては、最近のシステム要件に良好に適応し、実際のスペクトル再割り当ての簡易な仕組みを提供する。
用語「動的」は、少なくとも前記方法がシステムの動作時間中に、手動でシステムを再設定することなく実行されることを示唆する。当該方法は、適切な時間間隔で自動的に行われる。より望ましくは、当該方法は、所定の間隔又は固定された間隔ではなく、必要に応じて行われる。何れの場合も、再割り当てを制御するための通常の時間的尺度は、例えば数秒毎のように短期間である。しかしながら、再割り当てのための当該時間間隔が問題のシステムに適する場合には、例えば数分のように長期間でもよい。
通信装置の例には、例えば基地局又は中継局又はユーザー機器、例えば携帯電話、パーソナル・デジタル・アシスタント、ラップトップ若しくはPC、又はRFIDタグがある。
スペクトルを割り当てる方法は、少なくとも1つ(の通信装置)に予め割り当てられたスペクトル帯域の部分のようなスペクトルの、当該装置から少なくとも1つの他の通信装置への再割り当てを制御する段階を有する。換言すると、第1のスペクトル帯域(又は複数のスペクトル帯域)が第1の通信装置に予め割り当てられており、第2のスペクトル帯域(又は複数のスペクトル帯域)が第2の通信装置に予め割り当てられている場合に、スペクトルを割り当てる処理は、(例えば、第1及び第2の装置の間の交渉中に)前記通信装置から前記装置の他の装置への、第1又は第2の予め割り当てられたスペクトル帯域の幾つか又は全ての再割り当てを制御する段階を有する。
用語「再割り当て」は、スペクトル帯域が予め割り当てられている通信装置(又はセル)が、当該スペクトル帯域の範囲内で動作することを許可されている状況を含む。当該方法は、実際の再割り当ての段階も有する。
用語「スペクトル」は、無線周波数又は通信に適する如何なる他の範囲の電磁放射の周波数も意味する。例えば、無線通信システムは、電磁スペクトルの無線周波数範囲内で動作する無線アクセス・ネットワーク(RAN)である。更に又は代案として、無線通信システムは、例えばマイクロ波の周波数範囲内で動作する。
用語「無線通信システム」は、無線アクセス・ネットワーク、例えば無線アクセス・ネットワーク(RAN)に関連し、例えば基地局のようなネットワークの全ての構成要素を含む。無線通信システムは、RFIDタグ読み取り機、又は例えば場合によっては制御回路のような他の機器を含むネットワークを形成する当該読み取り機のグループに関連する。
望ましくは、再割り当ての制御は、前記第1及び第2の通信装置の1つで、又は前記第1及び第2の通信装置の間で共同で実行される。これらの代案の何れも、更なるエンティティを有することなく、装置自身による制御が可能である。また、有利なことに、装置の1つで行われる制御は、装置間の低位の通信を含むので、シグナリング・オーバーヘッドが少ない。
両方の装置が制御に関与している場合、当該方法は、第1及び第2の通信装置の間の交渉に基づき実行される。
再割り当ての結果として生じると予測される干渉(及び必要な場合には、任意的に現在の干渉)を表す種々の適切な指標がある。例えば、ある指標は、第1及び第2の通信装置の一方又は両方が受けると予測される干渉に基づく。別の指標は、与えた干渉を表す。どの指標を選択するかは、再割り当て方法の最終的な目的に依存する。例えば、当該目的には、通信装置の1つの利益を最大化することか、又は両方の装置に最良の状況を与えることなどがある。
好適な実施例では、当該方法は、前記選択のための複数の構成の候補を識別する段階、及び前記複数の構成の候補の中から、採用すべき構成を選択する段階、を更に有する。複数の構成の候補を識別する段階は、多数の代替の構成から選択する処理を簡単にする。例えば、構成の候補は、システムで実現可能な又はシステムに適すると考えられる構成に制限される。
前記構成の候補は、第1の前記構成の候補を識別することにより、前記複数の構成の候補を識別する段階、及び前記第1の構成の候補について繰り返し処理を実行することにより、更なる構成の候補を識別する段階、により発見される。
選択する段階は、第1の最良の構成の候補を選択するか、又は全ての構成の候補を検討し全体的に最良の構成を選択する。
構成の候補の選択は、第1及び/又は第2の通信装置で、及びスペクトルを割り当てられる側及び/又は割り当てる側で実行される。
選択は、割り当てられる側の帯域幅の予測される変化、及び割り当てられる側が受ける及び/又は与えると予測される干渉に基づく。この好適な実施例の実用化では、受ける及び与えると予測される干渉は、割り当てる側に関する。
更に、選択は、割り当てる側の帯域幅の有効な変化、及び割り当てる側が受ける及び/又は与えると予測される干渉に基づく。再び、これらの測定は、実際には割り当てられる側に関して実施される。
有利なことに、再割り当ては、最初に予測される割り当てである。また、制御は、これらの再割り当てを検討する段階、及びそれらの再割り当てが許容されるべきか否かを決定する段階を有する。例えば、予測される再割り当てのそれぞれに対し、当該方法は、採用されるべきスペクトルの構成を選択する段階、及び当該スペクトルの構成を採用するか否かを決定する段階を有する。この段階は、少なくとも1つの前記指標に基づき、及び/又は選択された構成が所定の要件を満たすか否かの決定に依存する。
当該決定は、スペクトルを割り当てられる側、又は再割り当てのためにスペクトルを割り当てる側で実行される。承認の決定は、構成の候補の選択のために列挙された決定因子と同一の決定因子に基づく。しかし、装置が構成の候補の選択を実行するのではなく、承認の決定が他の装置を代表する場合には、当該決定因子は異なるようにランク付けされる。
上述のように、スペクトルの割り当ては、適切な、固定の、又は所定の時間間隔で行われるか、要求に応じて行われる。好適な実施例では、スペクトルの割り当ては、トリガに応じて、例えば通信装置の1つからのスペクトルの要求又はスペクトルの申し出に応じて実行される。他の場合には、トリガは、データの過負荷、又は干渉レベルの超過である。
前述の干渉の指標は、測定を実行することにより、又は第1及び第2の通信装置の間の推定、又は如何なる他の適切な手段により得られる。指標は、構成段階中に、又は動作段階中に得られる。スペクトルの構成の候補が検討される場合、当該方法は、前記スペクトルの構成の候補のそれぞれに関する指標を得る段階を有する。この場合、1つの干渉の指標は測定により得られ、他の指標は初期測定に基づく推定により得られる。
本発明の第2の態様では、無線通信システムが提供される。当該無線通信システムは、通信のために予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有する少なくとも第1及び第2の通信装置、及び動的に、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び前記再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの再割り当てを制御する制御手段、を有する。
本発明の第3の態様では、無線通信システムで第1の通信装置として用いられる通信装置が提供される。前記無線通信システムは少なくとも1つの第2の通信装置を更に有し、前記通信装置のそれぞれは、通信のために予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有し、前記第1の通信装置は、動的に、任意的に前記第2の通信装置とともに、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び前記再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの再割り当てを制御する制御手段、を有する。
制御手段は、上述の態様の何れかで制御回路として構成される。当該開路は、1又は複数のプロセッサー、メモリー、及びバス・ラインを有する。
2及び第3の態様のシステム及び装置は、それぞれ、第1の態様の方法の特徴の何れかと等価である。
本発明の第4の態様では、無線通信システムの第1の通信装置で用いられるスペクトルを割り当てる方法が提供される。前記無線通信システムは少なくとも1つの第2の通信装置を更に有し、前記通信装置のそれぞれは、通信のために予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有し、前記方法は、動的に、任意的に前記第2の通信装置とともに、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの前記再割り当てを制御する段階、を有する。
第4の態様の方法は、第1の通信装置と関連する第1の代用の方法の特徴の何れかを有する。
更なる態様では、コンピューター・プログラムが提供される。当該コンピューター・プログラムは、コンピューターで実行されると、1又は複数の方法の態様のうちの方法を実行する。
更なる態様では、コンピューター・プログラムが提供される。当該コンピューター・プログラムは、コンピューターに読み込まれると、当該コンピューターに、1又は複数のシステム又は装置の態様のうちの装置として動作させる。
更なる態様では、コンピューター・プログラムが提供される。当該コンピューター・プログラムは、コンピューター・プログラムの態様のうちのコンピューター・プログラムであり、記録担体に格納される。
本発明の好適な特徴は、単なる例として添付の図面を参照し説明される。
移動体通信システム又は移動体通信ネットワークの概略図の一例である。 スペクトルを共有する概念を理解するのに役立つ単純化されたネットワークの概略図である。 スペクトルの共通の例を示す概略図である。 セルとして知られるRANのサービス領域の地理的領域の概略図である。 長期間のスペクトル割り当ての概略図である。 3つの広域への展開又はセル(WA1、WA2、WA3)、及び都市規模領域又はセル(MA)の地理的配置を示す。 BS間のスペクトル割り当てを示す概略図である。 UE間のスペクトル割り当てを示す概略図である。 階層的関係の観点から、スペクトル割り当ての4つの段階を纏めた図である。 本発明を実施する通信システムの概略図、及び帯域幅割り当ての図である。 本発明を実施する方法の概略図である。 本発明を実施する無線通信システムの概略図である。 BSiの可能なスペクトルの構成を決定する1つの可能な方法を理解するのに役立つ概略図である。 スペクトルの構成を示す概略図である。 再割り当ての単純な例を示す。 BS1及びBS2の別のスペクトルの構成を示す概略図である。 干渉を説明するスペクトル割り当ての概略図である。 直接隣接するセル(第1段のセル)により囲まれた目的のセル、及び目的のセルから1セルだけ離れたセル(第2段のセル)を示す。 本発明を実施する方法Aを示す概略図である。 スペクトル選択方法の一例のフロー図である。 スペクトル選択方法の別の例のフロー図である。 スペクトル選択方法の更に別の例のフロー図である。 スペクトル選択方法の更に別の例のフロー図である。 スペクトルを評価する処理の一例のフロー図である。 本発明を実施する方法Bを示す概略図である。 本発明を実施する方法Cを示す概略図である。 方法Cに適したスペクトルを選択する処理の例を示す。 方法Cに適したスペクトルを選択する処理の例を示す。 方法Cに適したスペクトルを選択する処理の例を示す。 方法Cに適したスペクトルを選択する処理の例を示す。 方法Cに適したスペクトルを評価する処理の例を示す。 本発明を実施する方法Dを示す概略図である。 干渉を測定する設定プロトコル(第3のアプローチ)における通信を示す概略図である。 干渉を測定する別の設定プロトコル(第3のアプローチ)における通信を示す概略図である。 干渉を測定する別の設定プロトコル(第4のアプローチ)における通信を示す概略図である。 干渉を測定する更に別の設定プロトコル(第5のアプローチ)における通信を示す概略図である。 干渉を測定する更に別の設定プロトコル(第5のアプローチ)における通信を示す概略図である。 干渉を測定する更に別の設定プロトコル(第5のアプローチ)における通信を示す概略図である。 干渉の測定値を得るアプローチ(第6のアプローチ)を実施する無線通信の地理的配置を示す概略図である。 干渉の測定値を得るアプローチ(第6のアプローチ)を実施する無線通信の地理的配置を示す概略図である。 干渉の測定値を得るアプローチ(第6のアプローチ)を実施する無線通信の地理的配置を示す可能なシナリオの一例である。 干渉の測定値を得るアプローチ(第7のアプローチ)を実施する無線通信の地理的配置を示す概略図である。 干渉の測定値を得るアプローチ(第7のアプローチ)を実施する無線通信の地理的配置を示す概略図である。 BS間の可能な通信又は異なるBSでの動作を纏めるために役立つ概略図である(第7のアプローチ)。 本発明の実施例により実施される1つの可能な会計処理を示す概略図である。 再割り当て前のシミュレーション結果を示す概略図である。 再割り当て後の図40Aのシミュレーション結果の例を示す概略図である。 再割り当て前のシミュレーション結果を示す概略図である。 再割り当て後の図40Aのシミュレーション結果の例を示す概略図である。 再割り当て前のシミュレーション結果を示す概略図である。 再割り当て後の図42Aのシミュレーション結果の例を示す概略図である。 再割り当て前のシミュレーション結果を示す概略図である。 再割り当て後の図43Aのシミュレーション結果の例を示す概略図である。 BSが通信する幾つかの方法を理解するのに役立つ概略図である。 BSが通信する幾つかの方法を理解するのに役立つ概略図である。
システム装置のスペクトル共有及び共存のためのシステムは、無線移動体ネットワークの良好なスペクトル稼働率を達成するために、2以上のRANの間のスペクトルを交換する機能を有する。
図2は、スペクトルを共有する概念を理解するのに役立つ単純化されたネットワークの概略図である。図2のネットワークは、図1の概略図と似ている。基本的に、RAN(無線アクセス・ネットワーク)は、他のRANがスペクトルを必要としない場合に、他のRANのスペクトルを用いることが可能である。異なるRAN間の交渉は、それらのRANのゲートウェイ間の通信により実行される。
図2では、2つのRANが示される。RAN1とRAN2は、それぞれGWとBSとを有する通信は、2つのGW間で直接に又は間接に可能である。2つのGWは、例えば制御機能を有する中央データベースへアクセスする。図2に示されるように、スペクトルの共有は、ゲートウェイのレベル、及び/又は基地局のレベルで行われる。
異なる周波数帯の共有を管理するルールに依存して、スペクトルを共有するための異なるアプローチが考えられる。
このようなアプローチの1つは、横方向の共有と称される。所謂、横方向の共有は、同一の状態にあるシステム間又は通信装置間で、つまり如何なるシステムも他のシステムに対し優先されていない場合に、実行される。この横方向の共有は、調整を行い、又は行わずに実行される。調整は、シグナリング又は少なくとも他のシステムを検出する機能を必要とする。また、調整は、所定のルールのセット又は「スペクトルの作法」に基づく調整を含む。
スペクトルを共有するための別のアプローチは、「縦方向」の共有と称される。所謂、縦方向の共有は、明確に確立された優先度が存在するシステム間又は通信装置間で実行される。例えば、スペクトルにアクセスする優先権を有する1次システムと、1次システムに対し有害な干渉を生じないスペクトルのみを使用する2次システムとがある。スペクトルの共有が可能なシステムは、従来の(スペクトルの共有が可能でない)システムと比べると、1次又は2次システムのいずれかであると考えられる。これは、2種類の縦方向の共有を生じる。第1の種類(図2の「縦方向の共有1」)は、スペクトルの共有が可能なシステムを1次システムとして有する。第2の種類(図2の「縦方向の共有2」)は、従来のシステムを1次システムとして有する。
図2に示されるように、ゲートウェイのレベルで、スペクトルの登録を格納する機能がある。このように、システム間、例えばRAN又はBS間でスペクトルの共有についての記録が保持される。ユーザー端末(UT)も、スペクトルの共有処理を支援するために、スペクトルの測定を行うために用いられる。
図2は、長期間のスペクトルの割り当て(LT割り当て)及び短期間のスペクトルの割り当て(ST割り当て)の両方が実行されることを示す。これらの異なる機能は、以下のように理解される。スペクトルの共有は、異なるRAN間で利用可能なスペクトル資源の一部を周期的に再割り当てするために用いられる。スペクトルの固定的な割り当てと対照的に、スペクトルの共有はネットワーク間のスペクトル資源を動的に平衡させる。
結果として、システムのスペクトルについての拡張性が増大し、ネットワークが利用可能なスペクトル資源は、要求の変化に従い調整される。
このような要求には、財政的/商業的な要求があり、例えばネットワーク事業者の顧客ベース又は市場占有率に関連する。このような要求には、運用上の要求もあり、例えば個々のネットワークの負荷に関連する。スペクトルの共有は、通信ネットワークの集中的な運用を実現するが、結果としてスペクトル資源に対する全体の要求を制限してしまうことが理解されるだろう。更に、スペクトル資源は、個々のネットワークの集中的な負荷の変化に従い再割り当てされる。それにより、多数のネットワークに渡るスペクトルの全体的な使用が向上される。
スペクトル共有機能は、通信システムに安定した、予測可能な、且つ信頼性のある、スペクトルへのアクセスを提供し、同時にシステムの異なるネットワーク間のスペクトル要件の変化に迅速に反応することが望ましい。スペクトル共有をLTスペクトル割り当て(広い地理的領域のためにゆっくりと変化する、安定したスペクトル割り当てを提供する)とSTスペクトル割り当て(大規模ソリューションの短期間の変更を提供する)に分けることにより、要求される安定性及び予測可能性が、適度な複雑性を伴って達成される。
以上に基づき、スペクトルを交渉及び管理する4つの段階が提案される。
第1の段階は、「スペクトル共存及び共有」と称される。第1の段階では、スペクトルの共存及び共有シナリオの下で、(例えば異なる事業者に属する)RANは、現存する専用スペクトル帯域を超えて、これらのRANの1つに利用可能にされるべき共有スペクトルの量を決定してよい。
図3は標準的なシナリオを示す。3つの事業者(事業者1、事業者2、及び事業者3)は、それぞれ自身のRAN(RAN1、RAN2、及びRAN3)を有する。各RANは、ガード帯域により隣接する帯域から離された、自身に専用のスペクトル帯域を有する。更に、共有されるスペクトル帯域も存在する。共有されるスペクトル帯域は、RANに専用のスペクトル帯域に加え、どのRANにも利用可能である。
スペクトルの正確な最終的な境界に関する決定は、位置に依存してよく、例えば領域(例えば、都市領域、又はローカル・エリア)の特性及び領域の座標に依存してよい。空間的な隔離と周波数上の隔離との間のトレードオフも、割り当てられたスペクトルの正確な最終的な境界に影響を与える。
この位置への依存は、図4を参照して理解される。図4は、セルとして知られるサービス領域の3つの地理的領域を示す。各セルに3つの事業者の3つのRANが存在する。しかしながら、セル毎に、3つのRANに専用のスペクトル及び共有スペクトルの間には割り当てに差がある。つまり、利用可能なスペクトルの最初の境界は(特定のスペクトルの共有又は再割り当てが実行されると仮定する)、セル毎に異なる。
第2の段階は、先述の長期間(LT)スペクトル割り当てである。段階1でスペクトル境界に関する決定を行った後に、(例えば、異なる事業者に属する)異なるRANのGW間で、周期的に若しくは半周期的に、例えば数分毎に折衝が生じる。このような折衝は、利用可能なスペクトルを再構成し(再割り付けし、又は再割り当てし)、理想的には異なるRAN間、例えば1次RANと2次RANとの間でスペクトルを最大限に利用するよう機能する。このように、1つの移動体事業者は未使用スペクトルを下取りに出し、当該移動体事業者自身の未使用スペクトルからの利益を最大化し、未使用スペクトルを他の事業者から取得することにより当該移動体事業者自身のQoS(サービス品質)を向上する。勿論、スペクトル共有が経済的要因によって影響を受けるものでないこと、及び技術的要因によってのみ、例えば複数のRANに渡りスペクトル稼働率を最大化するという要求によって影響を受けるものでないことが理解されるだろう。
図5は、例として、第2の段階の一部でスペクトルがどのように譲渡/再割り当て/再割り付けされるかを示す。図5では、第2の段階は、第1の実行及び第2の実行により2回実行される。第1の実行の前に、RAN1〜3は実質的に等しい専用帯域幅を有すること、及びRAN1及び2は追加の共有帯域幅を共有すること、またRAN2の占める部分が大きいことが分かる。
第1の実行の後、RAN2は、RAN3からスペクトルを取得することにより、専用スペクトルの割り当ての大きさを増大させている。また、第1の実行の後、RAN3及び2は、追加の共有帯域幅を共有する(RAN1はもはや如何なる追加の共有帯域幅も占有していない)。第1の実行の後、RAN3は、RAN2からスペクトルを取得することにより、専用スペクトルの割り当ての大きさを増大させている。
また、第2の実行の後、RAN3及び2は、依然として追加の共有帯域幅を共有しているが、RAN3は(RAN2より)大きい部分を占有している。従って、図5から分かるように、専用スペクトル割り当てと追加スペクトル割り当ての両方が、ある実行から次の実行で変化する。
第3の段階は、短期間(ST)スペクトル割り当てである。段階2でスペクトルの境界に関する決定を行った後に、BS間で、短期間に周期的に若しくは半周期的に、例えば数秒毎に局所的に折衝が生じる。理解されるべき点は、段階3のこのような短期間割り当ての目的は、一層高速なスペクトル割り当てを可能にすることにより、従って全体の柔軟性を向上させることにより、段階2の定期的な長期間割り当てを補強することである。このような短期間の割り当ては、セルの空間的な細分化により動作し、明らかなように種々の方法で開始される。
図6は、第3の段階の可能なシナリオを示す。図6の左側は、3つの広域への展開又はセル(WA1、WA2、WA3)、及び都市規模領域又はセル(MA)の地理的配置を示す。図6の右側から、第3の段階の2つの実行の効果が分かる。第1の実行の前に、MAは、WA1に割り当てられた又は予め割り付けられた、比較的小さいスペクトル部分を占有している。第1及び第2の実行により、MAがWA1からスペクトルを取得することを徐々に交渉していることが分かる。
第4の段階は、チャンネル割り当て/無線資源の分配と称される。物理層及びネットワーク層の両方で、許容可能な性能レベル、例えば許容可能なBER(ビット誤り率)を提供するために、無線の仕様が変更される。ネットワークのレベルで、チャネル割り当て/無線周波数の分配を行うことにより(つまり、チャネル周波数を適切に選択することにより)、干渉が最小化される。
第3の段階で(つまり、短期間(ST)に基づき)決定に至った後、例えば短期間に基づき、例えば数十ミリ秒毎に、各セル又は基地局に適切なサブチャンネルを割り当てることが決定される。図7AはBS間の割り当ての場合、図7BはBSによりサービスを提供されるUE間の割り当て(別の更に小さいサブチャンネル構成の一部)の場合を示す。
図8は、階層的関係の観点から、上述の4つの段階を纏めた図である。4段階の全てが実行される必要はなく、当該4段階の如何なる組み合わせが同時に又は順番に実行されてもよい。
図9は、本発明を実施する通信システム20の概略図、及び本発明の目的及び利点を明確に理解するのに役立つ帯域幅割り当ての図である。
通信システム20は、無線通信システムであり、少なくとも2つの通信装置22を有する。2つの通信装置22は、通信装置A及び通信装置Bと表される。明らかなように、本発明の実施例は、図9に示されるような1対の通信装置に焦点を当てている。しかしながら、勿論、本発明が如何なる数の通信装置にも拡張されることが理解されるだろう。
通信装置22の一方又は両方は、制御手段を有する。制御手段は、システム20に本発明を実施するスペクトルの再割り当て方法を実行可能にする。図10を参照して、スペクトルの割り当て方法を以下に説明する。簡単のため、制御手段は、図9に明示的に示されない。通信装置22は、例えば、移動体通信ネットワークのような無線アクセス・ネットワークの基地局(BS)である。
両方の通信装置22は、例えば無線伝送を用い(互いに、及び/又は図9に示されない他の通信装置と)、無線で通信可能である。このような通信を目的として、通信装置A及びBは、共有される通信周波数スペクトルの利用可能な一部を、互いに予め割り当てられている。この事前の割り当ては、図9の帯域幅の割り当て図に示される。
時間の経過に伴い、通信装置22の一方又は両方は、ある理由又は別の理由でスペクトルの準最適な割り当てを有するが、スペクトルの割り当てを通じて自身の割り当てを変更したいと望む。
例えば、一方の通信装置22は、特定の時間に、相対的に高い通信負荷(例えば、送信すべきデータ量)を有し、従って、当該負荷に対応するために追加の帯域幅又はスペクトルを要求する。この状況では、通信装置22が、可能ならば追加のスペクトルを別の通信装置22から取得することは、有益である。反対に、1つの通信装置22は、特定の時間に相対的に低い負荷を有し、当該特定の時間に自身のスペクトルの一部が未使用又は使用率が低い。
同様に、通信装置22が、別の通信装置22にこのような未使用の又は余分なスペクトルを使わせることは、有益である。これらの機能は、システム20内のスペクトルの稼働率を全体的に向上させる。通信装置22が異なる事業者(又は所有者)により運用されている場合、これらの事業者にスペクトルを取引する機会が与えられる。
図9の(a)〜(e)は、帯域幅の割り当ての例を示す。図9は、連続的に進行する(つまり(a)から(e)へ)スペクトルの可能な再割り当ての例を示す。スペクトルの可能な再割り当ては他の順序でも行われる。
図(b)及び(c)から分かるように、通信装置A及びBの一方は、自身のスペクトル割り当てを、他方の通信装置に予め割り当てられた周波数スペクトルまで拡張することが可能である。
図(d)から分かるように、通信装置へのスペクトルの割り当て又は割り付けは、単一の連続する割り当てである必要はない。通信装置22の1つは、他の通信装置22に予め割り当てられた大きい部分のスペクトル範囲内に含まれる。実際に、2つの通信装置のスペクトル割り当ては、図(d)よりもずっと複雑である。例えば、通信装置は、それぞれ多くの異なる別個の(分散した)部分を有し、各部分がそれぞれの電力レベル及び変調方式を有する。
図(e)から分かるように、ある時刻に通信装置A及びBに割り当てられた又は割り付けられたスペクトルの全てが、別の時刻に通信装置A及びBに(同一の方法で、又は別の方法で)割り当てられる必要はない。例えば、ある時刻に、通信装置A及びBのどちらも特定のスペクトル部分を要求しない場合は、どちらの通信装置にスペクトル部分の割り当てても効率が向上しない。
1つの利点は、他の周波数では受ける干渉が少ないことである。別の利点は、別の通信装置(例えば、通信装置Cのような図9に示されない通信装置)がスペクトルの当該部分を利用すると、通信装置A及びBの事業者の利益を増大させ、通信装置AとBとの間だけでなく、(通信装置A、B、及びCを有する)図9に示されたより大規模な通信システムに渡りスペクトル稼働率が向上することである。
最後に、簡単のために図9に示されないが、装置A及びBのスペクトル割り当ては、互いに周波数及び/又は時間領域で重なってもよい。
図10は、本発明を実施する方法30を表すフロー図である。方法30は、段階S2及びS4を有し、システム20で実行される。
システム20をシステムの例とすると、方法30はシステム20の使用中に、つまり動的に実行される。方法30は、多数の異なる方法で開始される。しかしながら、本発明の目的のため、方法は開始後、段階S2及びS4が実行され、そして終了する。勿論、方法30を複数回、例えば図10に破線で示されるように規則的に又はトリガがあったときに実行されることは有利である。方法30を複数回実行することにより、複数の又は一連の再割り当てを制御することが可能である。それにより、システム20に、システム20全体又はシステムの1又は複数の部分の状態又は要求の変化に効率的に「追従する」ことを可能にする。
段階S2で、2つの通信装置22の間のスペクトルの再割り当てにより生じることが予測される干渉を表す干渉指標が検討される。段階S4で、スペクトル割り当ては、検討された指標に依存して制御される。
図11を参照して、本発明を一層理解するために、好適な実施例を検討する。図11は、本発明を実施する無線通信システム40の概略図である。通信システム40は、2つの基地局、つまりBS1及びBS2を有する。
図1を再び参照すると、BS1及びBS2は、同一のRAN内に存在するか、又は異なるRAN内に存在する。更に、通信システム40のBS1及びBS2は、図1の通信ネットワーク1のような移動体通信システムの構成要素と考えられる。つまり、BS1及びBS2に加え、通信システム40は、多数のGW、多数のBS、及び多数のUEを更に有する。通信システム40は、IPネットワーク及びCNを更に有する。
BS1及びBS2は、例えば割り当てられた又は割り付けられた周波数スペクトルを用い、無線信号をUEへ送信し、及びUEから受信することができる。本発明の実施例は、BS対BSの高速なスペクトル割り当て及び交渉の仕組みに関する。物理層では、干渉を低減するために電力制御が行われ、従ってシステムの無線通信機(例えばBS及びUE)に対する信号対干渉比(SIR)を満たすことが可能である。
[割り当て技術]
BS1及びBS2の間でスペクトルを再割り当てする多数の異なる技術を以下に検討する。このような異なる技術は本発明を用いる。これらの技術は、無線ネットワーク内のBS(BS1及びBS2)間の効率的な短期間の交渉を含む。局在する2つのBSのみが存在し、任意の時刻に1つの交渉のみが生じることが事前に合意されていると仮定する。このような交渉は、排他的及び1対1(つまりBS1とBS2の間)の交渉であると考えられる。この意志決定過程は、方法30の段階S2及びS4と等しいと考えられる。
図11に示されるように、BS1及びBS2は、スペクトルの再割り当てのための制御機能を実行するために、互いに通信可能であると仮定する。この通信は、無線通信(例えば、OTA(Over the Air)通信)及び/又は有線通信(例えば、有線IP接続を介した通信)を含む。図1には示されないが、このような制御通信は、BS間で直接に(例えば、マイクロ波接続のような専用のOTAチャンネルを介して)生じる。或いは、又は更に、このような制御通信は、GWを介して、IPネットワークを介して、又はCNを介して、図1に示されるような接続(有線又は無線)に沿って転送される。
更なる説明のため、システム40は、N個の送受信ノード(つまり、BS)を有する無線ネットワークであると仮定する。これらのBSは、BS1及びBS2を含み、位置が固定されており、大きさL×Lの正方形の地理的領域に均一に分散されている。また、BSは、可能性のあるスペクトルの割り当て毎に、当該BSが他のBS(及び/又は一般的に当該BSのセル)に与える干渉を測定/予測/推定する機能を有すると仮定する。また、BSは、他のBSから(及び/又は当該BSのセルから)受ける干渉を決定/測定/推定する(又は、同等の関連情報を得る)ことが可能であると仮定する。
基地局(つまり、BS1及びBS2)のそれぞれは、多数の異なる可能なスペクトルの構成(つまり、スペクトルの各構成は、周波数帯域幅、任意的に追加で使用される電力レベル/変調、及び符号化方式を定める)を有すると仮定する。ある構成から他の構成への変更により、BSに割り当てられたスペクトルの量は、別のBSへのスペクトルの割り当て又は別のBSからのスペクトルの割り当てを代表して変化する。このような起こり得る構成は、集合として定められる。
Figure 2009153136
ここで、cniは、BSi(つまり送受信機i)に対しn番目に可能なスペクトルの構成である。Mは、BSiに対する見込み及び可能なスペクトルの構成の総数である。変数m又はpは、後述する変数nの代わりに用いられる。しかしながら、それぞれの場合に、変数の値は、可能な構成のうちのどの構成が参照されているのかを示す。
図12Aは、BSiの可能なスペクトルの構成を決定する1つの可能な方法を理解するのに役立つ概略図である。図12Aに示される処理は、可能な構成の数を決定する1つの単純且つ効率的な方法を示す。しかしながら、勿論、多数の可能な構成が別の方法で決定される。特に、図12Aの処理は、BSiに割り当てることができる全ての可能なスペクトルの構成を生成しない。しかし、代わりに、図12Aの処理は、適度な複雑さで、適切な広がりを有する適切な数の異なる構成を決定する。図12Aは、勿論、例えば別個のサブチャンクの中の複雑な割り当てを含む、BSが採用する全ての可能なスペクトルの構成を生成するために適応できる。
図12Aでは、第1の可能な構成c1iは、割り当てのための最小のスペクトル・チャンクと考えられる。また、第2の更なる可能な構成は、1又は2つのサブチャンクを先行する可能な構成に付加することにより繰り返し生成される。このように、n個の異なる可能な構成が生成される。n=Mである。各チャンク及びサブチャンクは、多数の所定のサブチャンネル又はチャンネルを有する。
図12Bは、図12Aと同様であるが、2つの基地局(BS1、BS2)の両方のスペクトルが示されている点が異なる。異なる構成は、異なる方法で、BS1及びBS2が利用可能な全スペクトルを、当該2つのBSへ分割する。
図12Cは、BS1がM=3の構成からM=6の構成へ移行する再割り当ての単純な例を示す。つまり、BS1は、BS2からのスペクトルの開放を交渉することにより、BS1自身のスペクトルの量を増大させる。
交渉段階の間に、示されるように、BS1が異なる構成の全て(つまり、M=1からM=7)にアクセスし、所望の構成を選択する。この場合には、BS1は、より少ない量の帯域幅を与える幾つかの構成(つまり、M=1及びM=2の構成)、及びより多い量の帯域幅を与える幾つかの構成(つまり、M=4からM=2までの構成)を検討する。
単純なシステムでは、BS1は、現在より多い量の帯域幅を得るためにM=4からM=2までの構成にアクセスするが、干渉値も高くなる(干渉値は帯域幅の増大に伴い増大する)。しかしながら、以下に詳細に説明される多くのパラメーターが干渉に影響を与える。
BS1は(全ての可能な構成を検討した後に)、所望の構成としてM=6を選択する。次にBS1はこれを最良の構成としてBS2へ提案する。次に、BS2はこの提案を受け付けるか拒否するかを選択する。再割り当ての図示された単純な例では、BS2はこの提案を受け付け、それにより「再割り当て後」の状況を与える。
図12Dは、BSが図12A及び12Bに示されるように周波数領域で良好に分離していない更に現実的な状況を示す。ここで、M=1が現在選択されている。この場合、M=6は帯域幅を増大させるだけでなく干渉を減少させるので、BS1にはM=6が好ましい。
現実の状況では、干渉は必ずしも帯域幅と共に増大しない。多くのパラメーターは、システム、特に干渉の制御及びシステムへの要求に依存して干渉に影響を与える。
関連するパラメーターには、BSのアンテナ方位、BSの伝送方式(例えば、FDD又はTDD)、セル内の区分化の特性、提案された電力制御方式、提案されたハンドオーバー方式、各時点でBSにより処理されているトラフィックの特性、及び各時点で各BSに割り当てられたアクティブな加入者の数を含む。関連するパラメーターは、BSで用いられるスマート・アンテナ方式にも依存する。
考慮されるべき最も重要な追加のパラメーターは、送信電力(例えば、BS2は現在、BS2のスペクトルのサブチャンクのそれぞれで、異なる電力で送信する)である。別の重要なパラメーターは、図12Eに示されるように、2つの隣接するサブバンドの間の干渉の漏れである。電気通信システムでは、1つの現実的な解決策は、漏れを防ぐためにガード帯域を導入することである。図12Eに示されるように、BS1の現在のスペクトルの構成は、BS2の2つのサブチャンクの間に挟まれている。M=6を選択することにより、より多くのスペクトルが得られ、しかしながら起こり得る干渉は小さい(起こり得る漏れが小さい)。これが真と言えるのは、勿論、特に電力特性、アンテナ方位及び区分化、及びスマート・アンテナ方式の結果が全て、M=6の割り当てに対し低い干渉を生じる場合である。明らかに、M=6の場合、2つのBS間の合計距離はM=1の場合より大きい。
しかしながら、留意すべき点は、上述のパラメーターに依存して、特にスマート・アンテナ方式が用いられる場合に、実際にM=1がM=6より好ましいシナリオを想定することが可能なことである。
図12Aでは、Bは、割り当てのためにスペクトルの構成のそれぞれと関連付けられた総帯域幅である。従って、
Figure 2009153136
ここで、関数BW(.)はスペクトルの構成のそれぞれに割り当てられた帯域幅を表す。
BSiによりBSj(BSjはBSi以外のBSである)に与えられると予測される、特にスペクトルの構成に関連する干渉は、次式で表現される。
Figure 2009153136
ここで、cniはBSiへのn番目の可能なスペクトルの構成、cpjはBSjへのp番目の可能なスペクトルの構成、pはBSi(つまり、送受信機i)と関連付けられた送信電力、ηijはBSiとBSjとの間の無線通信リンクと関連付けられた全利得である。2つの可能なスペクトルの構成の間の重複が多いほど、予測される干渉の量が大きい。
同様に、特定のスペクトルの構成に関連してBSjに関連付けられたBSiが受けると予測される干渉は、次式で表現される。
Figure 2009153136
BSi(又は例えばセルi)が特定のスペクトルの構成に関連する全ての他の基地局から受信すると予測される全干渉γは、次式のように決定される。
Figure 2009153136
BSiが特定のスペクトルの構成に関連する他の基地局に与えると予測される全干渉βは、次式のように決定される。
Figure 2009153136
各基地局で受信したSIRとの正しく比較するため、各BSiの受信信号電力は、Sと予測される。従って、
Figure 2009153136
Figure 2009153136
上式に従い、可能なスペクトルの再割り当てに関し、別の可能な検討が行われる。例えば、2つの関与するBS(BS1、BS2)は、データ・トラフィック負荷が特に高い、所謂「ホット・スポット」に属する。この場合、これらのBSは、周囲のBSが十分遠くに位置している、又は周囲のBSの重要度が低いと見なし、自身の短期間のスペクトルの割り当ての計画が周囲のBSに与える影響を考慮しない。このようなホット・スポット内のBSの指向性アンテナは、当該BSの特定のセルが互いに最大に影響し合い、他のセルから若しくは他のセルへの影響が無視できるように構成される。
基本的に、他のBS(BS1、BS2)は、ある実施例では、互いへの干渉の影響を考慮するだけである。第2の例として、2つの関与するBS(BS1、BS2)は、第1の段のセルに与える干渉の影響のみを考慮する。
図12Fは、直接隣接するセル(第1段のセル)により囲まれた目的のセル、及び目的のセルから1セルだけ離れたセル(第2段のセル)を示す。第3の例として、2つの関与するBS(BS1、BS2)は、第1の段のセルに与える干渉、及び第1の段のセルから受ける干渉の影響のみを考慮する。
2つの関与するBS(BS1、BS2)の間のスペクトル共有又はスペクトル交換(再割り当て)を実行する4つの可能な方法(方法A、B、C、D)は、本発明が実施される例として以下に説明される。これらの方法は、2つの関与する基地局の間の短期間のスペクトルの再割り当てに関する。しかし、これらの方法は、如何なる時間期間にも使用できる。方法A〜Dのそれぞれにおいて、BS1はBS2へスペクトルを割り当てる可能性がある。従って、BS2は、当該スペクトルを割り当てられる可能性がある。
方法A〜Dのそれぞれにおいて、関与するBSは、基本的に当該BSに割り当てられたスペクトルの構成を変更する。従ってBS間で(本例では、BS1からBS2へ)スペクトルの移転があったものと考えられる。スペクトルを割り当てられるBS2では、BS2のスペクトルの構成の変更により、帯域幅が増加すると考えられる。
図13は、本発明を実施する方法Aを示す概略図である。図13は、BS1とBS2との間の通信、方法Aの動作中にこれらのBSで実行される動作を示す。
[方法A(自己中心的方法)]
方法Aでは、BS1はBS2に、BS1が再割り当てのために利用可能なスペクトル部分を有することを通知する。例えば、BS1は、その時に十分なトラフィック負荷がなく、又は再割り当てを提案された時に十分なトラフィック負荷を期待していないので、現在割り当てられたスペクトルの全てを維持することを正当化する。事実上、BS1は、一時的に利用可能な冗長なスペクトルを有する、又は有すると予測される。
それに応じて、BS2は、スペクトルを選択する処理を実行し、予測される再割り当てに従い採用すべきスペクトルの構成を識別する。このような処理の例は、図14乃至17を参照して以下に説明される。スペクトルを選択する処理の結果として、BS2は、BS1に、BS2が望むスペクトルの構成の提案を通知する。
次に、BS1は、スペクトルを評価する処理を実行し、提案されたスペクトルの構成を評価し、再割り当てを承認するか否かを決定する。このような処理の例は、図18を参照して以下に説明される。スペクトルを評価する処理に続き、BS1は、BS2に、BS1が提案されたスペクトル再割り当てを承認したか否かを通知する。
BS1が提案された再割り当てを承認した場合、当該再割り当てが行われ、BS1とBS2は再割り当てを考慮に入れて自身のスペクトルを採用する。つまり、BS1が提案された再割り当てを承認した場合、BS2は自身の提案したスペクトルの構成を採用し、BS1は、(本例では)BS2へ移転されたスペクトルを考慮し、対応する構成を採用する。
このような再割り当ては、BS1とBS2との間で交渉された所定の時間に生じる。或いは、BS1とBS2は再割り当てを定期的に又は準定期的に実行するよう設定される。この場合には、承認された再割り当ては、次に予定された再割り当ての時間に有効になる。このような再割り当ては、所定の時間期間の間、又は2つのBS間で交渉された時間期間の間、有効になる。外部装置は、このような再割り当てのタイミング、及び/又はこのような再割り当てが有効である時間期間を制御する。トリガは再割り当てのタイミングを制御する。BS1が提案された再割り当てを承認しない場合、当該再割り当ては生じることなく、BS1とBS2は既存の自身のスペクトルを利用する。
図14は、上述のスペクトルを選択する処理の一例である方法50のフロー図である。方法50の段階S51で、BS2は、受信すると予測される干渉を考慮に入れて、所望のmの値を選択する。図12を参照して上述されたように、mの各値は、異なる利用可能なスペクトルの構成を表す。従って、mの値を選択することは、再割り当てのために望ましいスペクトルの構成を選択することと等価である。異なる構成のそれぞれでは、BS2が受信すると予測される干渉の量が異なる。従って、このような受信されると予測される干渉を考慮することにより、BS2は、図13に示されるように、BS1へ提案する所望のスペクトル部分を選択する。
BS2が所望のスペクトル部分を選択する方法は、mの値の全範囲、つまり1からMまでを評価し、次に例えば受信されると予測される干渉が最も少ないmの値を選択することである。これは、mの「最良の」値を選択する方法と考えられる。或いは、BS2は、例えば受信されると予測される干渉の値が閾値より低い場合のmの第1の値を選択するために、mの値を評価する。これは、mの「第1の許容可能な」値を選択する方法と考えられる。理解されるべき点は、mの所望の値が、多くの他の方法で、例えば以前に選択された値の履歴を考慮することにより、選択できることである。
図15は、スペクトルを選択する処理の別の例である方法60のフロー図である。方法60は、mの「最良の」値を選択する1つの方法である。方法60は、段階S61乃至S65を有する。受信されると予測される干渉を考慮するとともに、方法60は、異なる構成のmと関連付けられた帯域幅も考慮する。図15から分かるように、方法60は、段階S61でm=1に設定する。次に段階S62で、段階S63及びS64に基づき、mの各値についてBm,2(帯域幅)及びγ2,m(受信されると予測される干渉)の値を評価し格納する。次に、段階S65で、格納された値に基づき、望ましいmの値が選択される。このように、所謂、「最良の」mの値を選択することが可能である。「最良の」mの値は、受信すると予測される干渉が最低となる、又は帯域幅が最高となる、又は特定の他の要件に最も適合するmの値である。
図16は、スペクトルを選択する処理の更に別の例である方法70のフロー図である。方法70は、段階S71乃至S80を有する。
方法70は、提案されたスペクトルの再割り当てによる状態を向上することを目的として、BS2の現在の状態を考慮する。
段階S71で、現在の受信される干渉の値、帯域幅、スペクトルの構成が評価される。
段階S72で、これらの評価された値は、「最良の」値として格納される。如何なる他の値もこれらの「最良の」値と比較され、生じる可能性のある条件を向上させるか検査される。また、段階S72で、変数mはm=1に予め設定される。
段階S73で、受信されると予測される干渉及び帯域幅は、現在のmの値、つまり当該mの値のスペクトルの構成について評価される。
段階S74で、段階S73で評価された帯域幅は対応する「最良の」値と比較される。評価された帯域幅が対応する「最良の」値より大きくない場合、方法は段階S77へ進む。評価された帯域幅が対応する「最良の」値より大きい場合、方法は段階S75へ進む。段階S75で、段階S73で評価された予測される干渉は、対応する「最良の」値と比較される。
同様に、評価された予測される干渉が対応する「最良の」値より小さくない場合、方法は段階S77へ進む。しかしながら、評価された予測される干渉が対応する「最良の」値より小さい場合、方法は段階S76へ進む。
段階S76で、段階S73で評価された値は、段階S72で格納された「最良の」値より良いと考えられる。従って、段階S73で評価された値は、新たな「最良の」値として設定される。方法は次に段階S77へ進む。
段階S77で、変数mの現在の値が最大値Mであるか否かが決定される。最大値Mでない場合、mの値は段階S78でインクリメントされ、方法は次に段階S73へ戻る。このように、mの全ての値が検討される。
段階S77で、変数mの現在の値が最大値Mであると決定された場合、方法は段階S79へ進む。段階S79で、方法70を実行した結果を承認するか否かが決定される。例えば、方法70が実行されている間に、通信条件が実質的に変化し、再割り当てを完全に諦めるか、又はどのスペクトルの変更を要求するかを「考え直す」ことが必要になる可能性がある。例えば、段階S79を実行する時点で、BS2はもはやスペクトルを割り当てられる可能性はないが、代わりに割り当てる可能性はある。
段階S79で、方法70を実行した結果を承認しないと決定した場合、方法は終了する。終了の後、方法70は再開するか、又は他の方法が実行される。
段階S79で、方法70を実行した結果を承認すると決定した場合、方法は、段階S80へ進む。段階S80で、現在格納されている「最良の」値が採用される。つまり、これらの値(これらの値を表すmの値を含む)は、方法AでBS2からBS1へ送信された所望のスペクトルの構成の提案の基礎として役立つ。勿論、理解されるべき点は、段階S79は任意であること、つまり段階S80が段階S77に続いてもよいことである。この場合、方法70を受け入れるか否かという如何なる決定も行われない。
このため、以下のフロー図は、<、>を用いて値を比較する段階、及び連続的な経路を選択する段階を含む。当業者は、比較されるべき値が等しい場合に、方法は1つの又は他の経路を辿り、未完了になることを回避する。
図17は、スペクトルを選択する処理の更に別の例である方法80のフロー図である。方法80は、段階S81乃至S80を有し、方法70の代案と考えられる。
段階S81で、現在の受信される干渉の値、与えられる干渉、帯域幅、スペクトルの構成が評価され、「最良の」値として格納される。段階S82で、変数mはm=1に予め設定される。
段階S83で、受信されると予測される干渉、与えられる干渉、帯域幅、及びスペクトルの構成は、現在のmの値、つまり当該mの値のスペクトルの構成について評価される。段階S84で、段階S83で評価された帯域幅は対応する「最良の」値と比較される。評価された帯域幅が対応する「最良の」値より大きくない場合、方法はS87へ進む。評価された帯域幅が対応する「最良の」値より大きい場合、方法は段階S85へ進む。段階S85で、段階S83で評価された受信すると予測される干渉は、対応する「最良の」値と比較される。同様に、評価された受信すると予測される干渉が対応する「最良の」値より小さくない場合、方法は段階S87へ進む。しかしながら、評価された受信すると予測される干渉が対応する「最良の」値より小さい場合、方法は段階S86へ進む。
段階S86で、段階S83で評価された値は、「最良の」値より良いと考えられる。従って、段階S83で評価された値は、新たな「最良の」値として設定される。方法は次に段階S87へ進む。
段階S87で、変数mの現在の値が最大値Mであるか否かが決定される。最大値Mでない場合、mの値は段階S88でインクリメントされ、方法は次に段階S83へ戻る。
段階S87で、変数mの現在の値が最大値Mであると決定された場合、方法は段階S89へ進む。段階S89で、現在格納されている「最良の」値が採用される。つまり、これらの値(対応するmの値を含む)は、方法AでBS2からBS1へ送信された所望のスペクトルの構成の提案の基礎として役立つ。
勿論、与えると予測される干渉の値は方法80で評価されるが、理解されるべき点は、これらの値は方法80の処理に影響を与えないので、これが必須ではないことである。
上述のように、スペクトルを選択する処理の結果として(例は上述した通り)、BS2は、BS1に、提案された再割り当てに従い採用したいスペクトルの構成についてのBS2の提案を通知する。次に、BS1は、スペクトルを評価する処理を実行し、提案されたスペクトルの構成を評価し、再割り当てを承認するか否かを決定する。図18は、スペクトルを選択する処理の例である方法90のフロー図である。方法90は、段階S91乃至S95を有する。
方法90は、BS1が提案されたスペクトルの再割り当てが状態を向上するか否かを決定できるよう、BS1の現在の状態を考慮する。段階S91で、受信される干渉及び与えられる干渉の現在の値が評価され、「最良の」値として格納される。如何なる他の値もこれらの「最良の」値と比較され、生じる可能性のある条件を向上させるか検査される。このような格納された値は、現在の値か、又は最近の最良の値である。
段階S92で、スペクトルの構成C2,m(mの値がBS2により選択された値であるとする)の提案がBS2により検討され、BS2に対し提案された新たな構成とした場合に受信すると予測される干渉が評価される。段階S93で、段階S92で評価されたBS1が受信すると予測される干渉は、段階S91の対応する「最良の」値と比較される。評価された受信すると予測される干渉が対応する「最良の」値より小さい場合、方法は段階S94へ進む。しかしながら、評価された受信すると予測される干渉が対応する「最良の」値より小さくない場合、方法は段階S95へ進む。段階S94で、提案された再割り当ては承認される。段階S95で、提案された再割り当ては承認されない。
勿論、理解されるべき点は、段階S91で、BS1により与えられ干渉が検討されるが、与えられる干渉は方法90の実行に関連しないので、これは必須ではない。
図19は、本発明を実施する方法Bを示す概略図である。図19は、BS1とBS2との間の通信、方法Bの動作中にこれらのBSで実行される動作を示す。
[方法B(自己中心的方法)]
方法Bでは、BS2はBS1に、BS2が追加のスペクトルを要求することを、スペクトル要求の形式で通知する。例えば、BS2は、その時に過負荷のトラフィックを有するか、又は再割り当てを提案された時点で過負荷となることを予測している。事実上、BS2は、一時的に利用可能なスペクトルが不足している、又は不足すると予測している。このようなスペクトルに対する要求は、スペクトルに対する緊急の要求であるか、又はスペクトルに対する高レベルの要求である。また、本発明の実施例は、このようなスペクトルに対する要求の重要度のレベルを示してもよい。
BS1にこのような要求を通知することにより、BS2は、スペクトルを選択する処理を実行し、提案された再割り当てに従い採用したいスペクトルの構成を識別する。このような処理の例は、図14乃至17を参照して上述された。従って、更なる説明は省略される。スペクトルを選択する処理の結果として、BS2は、BS1に、再割り当てに従いBS2が望むスペクトルの構成の提案を通知する。
次に、BS1は、スペクトルを評価する処理を実行し、提案されたスペクトルの構成を評価し、再割り当てを承認するか否かを決定する。このような処理の例は、図18を参照して既に説明された。スペクトルを評価する処理に続き、BS1は、BS2に、BS1が提案されたスペクトルの再割り当てを承認したか否かを通知する。
BS1が提案された再割り当てを承認した場合、当該再割り当てが行われ、BS1とBS2は再割り当てを考慮に入れて自身のスペクトルを採用する。従って、理解されるべき点は、方法Bが基本的に方法Aと同様であるが、BS1からのスペクトルの申し出ではなく、BS2からのスペクトル要求により開始されることが異なることである。
図20は、本発明を実施する方法Cを示す概略図である。図20は、BS1とBS2との間の通信、方法Cの動作中にこれらのBSで実行される動作を示す。
[方法C(親切な方法)]
方法Cは、方法Aとよく似ている。方法Cは、BS1からBS2への利用可能なスペクトルの申し出に関連する。方法Cと方法Aとの間の主な相違点は、方法Cでは、与える干渉が受信する干渉と同様に考慮されることである。結果として、方法Cは「親切な」方法と考えられ、方法Aは「自己中心的」方法と考えられる。実際には、方法C及びDは、それぞれ「自己中心的」な方法A及びBの「親切な」変形例である。
方法Cでは、BS1はBS2に、再割り当てのために利用可能なスペクトル部分を有することを通知する。例えば、BS1は、その時に十分なトラフィック負荷がなく、又は再割り当てを提案された時点で十分なトラフィック負荷を期待していないので、現在割り当てられたスペクトルの全てを維持することを正当化する。事実上、BS1は、一時的に利用可能な冗長なスペクトルを有する、又は有すると予測される。
それに応じて、BS2は、スペクトルを選択する処理を実行し、予測される再割り当てに従い採用したいスペクトルの構成を識別する。方法Cでの使用に適したスペクトルを選択する処理は、図14乃至図17の所謂「自己中心的」なスペクトルを選択する処理の「親切な」変形版であると考えられる。方法Cでの使用に適したスペクトルを選択する処理の例は、図21乃至図24に示される。スペクトルを選択する処理の結果として、BS2は、BS1に、BS2が望むスペクトルの構成の提案を通知する。
次に、BS1は、スペクトルを評価する処理を実行し、提案されたスペクトルの構成を評価し、再割り当てを承認するか否かを決定する。方法Cでの使用に適したスペクトルを評価する処理は、図18の所謂「自己中心的」なスペクトルを評価する処理の「親切な」変形版であると考えられる。
図25は、方法Cに適したスペクトルを評価する処理の例を示す。スペクトルを評価する処理に続き、BS1は、BS2に、BS1が提案されたスペクトルの再割り当てを承認したか否かを通知する。
BS1が提案された再割り当てを承認した場合、当該再割り当てが生じ、BS1とBS2は再割り当てを考慮に入れて自身のスペクトルを採用する。
図20に示されるように、BS1は、BS2により提案されたスペクトルを評価し、再割り当てを承認するか否かを決定するスペクトルを評価する処理を実行しない。代わりに、BS1は単にBS2の提案を認め、続いて再割り当てが生じる。つまり、BS1は自動的にBS2の提案を受け入れることが可能である。このような自動的な受け入れは、方法Cが「親切な」方法である場合、方法Cで(方法Dでも)用いるのが有用である。従って、以下の説明から分かるように、BS2は与えられる干渉を考慮する。このように、スペクトルを評価する処理の実行を回避することが可能である。勿論、このような自動的な受け入れは、方法A及びBで用いられ、同様にスペクトルを評価する処理の実行を回避する。
図21乃至24は、上述のように方法Cで使用されるスペクトルを選択する処理の例である方法100、110、120、及び130のフロー図である。方法100、110、120、及び130は、それぞれ方法50、60、70、及び80と同様であるが、与えられる干渉が受信される干渉と共に検討される点が異なる。従って、方法50、60、70、及び80の詳細な説明は、方法100、110、120、及び130にも同様に当てはまる。従って、方法100、110、120、及び130の詳細な説明は省略される。勿論、方法50、60、70、及び80が適応され、受信される干渉の代わりに与えられる干渉を検討することが可能である。
同様に、図25は、上述のように方法Cで使用されるスペクトルを評価する処理の一例である方法140のフロー図である。方法140は、それぞれ方法90と同様であるが、与えられる干渉が受信される干渉と共に検討される点が異なる。従って、方法90の詳細な説明は、方法140にも同様に当てはまる。従って、方法140の詳細な説明は省略される。勿論、方法90が適応され、受信される干渉の代わりに与えられる干渉を検討することが可能である。
図26は、本発明を実施する方法Dを示す概略図である。図26は、BS1とBS2との間の通信、方法Dの動作中にこれらのBSで実行される動作を示す。
[方法D(親切な方法)]
方法Dは、方法Bとよく似ている。方法Dは、BS2からBS1への追加のスペクトルの要求に関連する。方法Dと方法Bとの間の主な相違点は、方法Dでは、与える干渉が受信する干渉と同様に考慮されることである。結果として、方法Dは「親切な」方法と考えられ、方法Bは「自己中心的」方法と考えられる。
方法Dでは、BS2はBS1に、BS2が追加のスペクトルを要求することを、スペクトル要求の形式で通知する。BS2は、その時に過負荷のトラフィックを有するか、又は再割り当てを提案された時点で過負荷となることを予測している。事実上、BS2は、一時的に利用可能なスペクトルが不足している、又は不足すると予測している。このようなスペクトルに対する要求は、スペクトルに対する緊急の要求であるか、又はスペクトルに対する高レベルの要求である。また、本発明の実施例は、このようなスペクトルに対する要求の重要度のレベルを示してもよい。要求は必須ではなく、方法Bでも、処理は別の方法で開始されるので、必須ではない。
このような要求は、BS1により確認応答の形式で、又はBS2の再割り当ての適用の最初の承認若しくは拒否の形式で、応答される(図26に示される)。これは、例えば、方法Cを参照して上述されたように、如何なるスペクトルを評価する処理も実行されない場合に有用である。
BS1にこのような要求を通知することにより、BS2は、スペクトルを選択する処理を実行し、提案された再割り当てに従い採用したいスペクトルの構成を識別する。このような処理の例は、図21乃至24を参照して上述された。従って、更なる説明は省略される。スペクトルを選択する処理の結果として、BS2は、BS1に、BS2が望むスペクトルの構成の提案を通知する。
次に任意的に、BS1は、スペクトルを評価する処理を実行し、提案されたスペクトルを評価し、再割り当てを承認するか否かを決定する。このような処理の例は、図25を参照して既に説明された。スペクトルを評価する処理に続き、BS1は、BS2に、BS1が提案されたスペクトル再割り当てを承認したか否かを通知する。
BS1が提案された再割り当てを承認した場合、当該再割り当てが生じ、BS1とBS2は再割り当てを考慮に入れて自身のスペクトルを採用する。従って、理解されるべき点は、方法Dが基本的に方法Cと同様であるが、BS1からのスペクトルの申し出ではなく、BS2からのスペクトル要求により開始されることが異なることである。
図14乃至図17、図21乃至24は、スペクトルを選択する処理を示す。図18及び図25は、スペクトルを評価する処理を示す。このようなスペクトルを選択する処理は、方法A乃至方法Dで用いられる何れかのスペクトルを評価する処理であり、例えば「親切な」方法と「自己中心的」方法との混合であってもよい。
再び図1を参照する。BS1とBS2のどちらかは、GW又はCN又は別のBSにスペクトルの交渉の結果を通知する。例えば、再割り当てが承認されたか否か、及びどの(又はどれだけ長い時間)スペクトルが割り当てられるかに関する情報は、ネットワークを介して別の場所で処理するために通信される。例えば、再割り当てに関する記録が中央で生成される。
上述の方法A乃至方法Dでは、「自己中心的」方法に対する「親切な」方法の利点は、他の基地局に与えられる干渉に関する情報が必要ないので、シグナリングのためのオーバーヘッドが少なく、又は複雑さが少ないことである。「親切な」方法は、例えば(異なる事業者に属する)異なるBS間の性能の公平さの観点から、ネットワークの性能を全体的に向上させるので、「自己中心的」方法よりも更に有利である。
[干渉の測定]
方法A乃至方法Dでは、再割り当てのためのスペクトルの構成を選択するために、及び再割り当てを承認するか否かを決定するために、干渉値(予測される干渉の指標である)が評価され、検討される。このような値は、方法が実行される度に評価される必要はないと考えられる。このような値は、例えば事前に評価され予め格納される。例えば、方法A乃至方法Dは、このような値を評価する代わりに、格納された検索テーブルからの値にアクセスする。このような値は、関連するBS内に局所的に格納されるか、又は外部装置に遠隔に格納される。
本発明は、例えば上述の方法A乃至方法Dで、本発明を実施する方法で使用される干渉値を得るための方法に拡張される。本発明を一層理解するために、以下に多数の方法を説明する。
以下に説明される第1乃至第5のアプローチは、1つのBSから他のBSに与えられる干渉に関する。以下に説明される第6及び第7のアプローチは、1つのBSによりサービスを提供されているUEから他のBSに与えられる干渉に関する。2つの干渉の種類は重要なので、別々に検討する。
[第1のアプローチ]
第1のアプローチとして、BSのシステムを動作させる前に(つまり、式(1)を参照して上述したようにN個のBSはBS1とBS2を含む)、多数の測定/予測が独立して動作する(つまり、他に干渉の原因が存在しない)各BSについて実行される。これらの測定/予測が実行され、特定のBSがオンに切り替わり、スペクトルの構成Cを用いて送信を開始する。それにより、スペクトルの構成Cの送信電力の変化(dP)、システムの任意の目標BSに与えられる干渉の変化の予測した結果(dl)が分かる。次に、各BSは、パラメーターのテーブルを構築する。これにより、可能なスペクトルの構成C、送信電力P、システムの他のBSのそれぞれへ与えられる予測した干渉が分かる。
測定値は、BSに、他のBSへ与えられると予測される干渉の量に関する知識を与える。ここでは、他のBSが、特定の組み合わせ若しくは構成のみならず、無線スペクトル全体に亘る干渉を傾聴及び測定すると仮定する。対象のBSは、スペクトルの全ての組み合わせ(つまり全ての構成)を試し、及び報告された干渉値を記録する。
[第2のアプローチ]
第2のアプローチは第1のアプローチと似ている。各BSは、特定のスペクトルの構成C及び規定の送信電力レベルPを用いて最初の測定を実行する。そして、各BSは、当該BSが規定の電力Pにより当該特定のスペクトルの構成Cで送信した場合に、任意の他の目標基地局でどれだけ干渉が増加したかを決定する。他の基地局での基本の干渉の増加は、接続されたBSに格納される。各BSは、当該BSと他の各BSとの間の平均伝搬条件も知っている(上述の式ではηにより表される)。各BSは、電力(dP)の変化毎に、及び異なる割り当てC毎に、他の各BSで期待される干渉の起こり得る変化(dl)を推定する。この第2のアプローチは、従って、第1のアプローチで生成されるパラメーターのテーブルと同様のパラメーターのテーブルを生成する。しかし、第2のアプローチは、他の必要なパラメーターを推定するために初期測定値を用いる。
[第3のアプローチ]
第3のアプローチは、上述の第2のアプローチを実施する1つの可能な方法であると考えられる。無線チャンネルのフェージング条件は、BSがあるスペクトルの構成(例えばC1)から別のスペクトルの構成(例えばC2)へ変化する場合に、実質的に不変であると仮定する。これを念頭に置きながら、図27及び図28を参照する。図27及び図28は、可能な第3のアプローチで、BS1及びBS2により実行される動作及び通信を示す。
図27で、BS1は、最初にBS2に、BS1が試験段階に入ろうとしていること、及び電力P1でスペクトルの構成C1を用いて試験送信を行おうとしていることを示す。図27の破線の矢印により示されるように、BS1とBS2の両方が外部のトリガに応じて又は所定の試験時間に第3のアプローチを実行するとき、この最初の表示は必須ではない。
次に、BS1は、スペクトルの構成C1を用い電力P1で試験送信を行う。また、(図27には示されないが)BS2は、BS1からの試験送信の結果として干渉の増加を測定する。次に、BS2は、BS1へ干渉の増加の概算を示す指標を送信し、BS1は当該指標を記録する。
図27に示されるように、次にBS1は、他のスペクトルの構成C2、C3、...、Cnのそれぞれを用いて送信した結果として、BS2が受けると予測される干渉を推定する。次にBS1は、BS2に、BS1が試験段階を完了したこと、及びBS2が自身の試験段階を実行することを通知する。
図28は、図27と同一の一連の動作及び通信を示す。図28では、BS2が試験段階に入り送信し、BS1が干渉を測定しBS2へ指標を通知する点が異なる。従って、重複する説明は省略する。しかしながら、理解されるべき点は、このように多数のBSが1つずつ試験段階に入り、異なるスペクトルの構成C(及び、図27及び図28には示されないが、以下に説明される第4のアプローチを参照して明らかになるように、異なる電力レベルP)の場合の予測される干渉のレベルに関する情報を収集できることである。理解されるべき点は、各試験段階で、送信側のBSが、それぞれ測定を行った複数の異なるBSから複数の干渉の指標を受信することである。このように、各BSは、当該BSの試験段階で、複数の他のBSに関する情報を収集し、図27及び図28に示された方法と同一の方法での推定により、当該他のBSの値の完全なセットを完成させる。
[第4のアプローチ]
第4のアプローチは、上述の第3のアプローチを実施する1つの可能な方法に対応すると考えられる。第3のアプローチでは、試験送信は、電力P1及びスペクトルの構成C1を用いて行われる。従って、構成C2乃至Cnに対する推定値は、電力P1を用いた送信に対応する。第4のアプローチは、送信電力Pが変動する問題、及びスペクトルの構成Cが変動する問題を解決する。
再び、無線チャンネルのフェージング条件は、BSがあるスペクトルの構成(例えばC1)から別のスペクトルの構成(例えばC2)へ変化する場合に、実質的に不変であると仮定する。これを念頭に置きながら、図29及び図30を参照する。図29及び図30は、可能な第4のアプローチで、BS1及びBS2により実行される動作及び通信を示す。
図29で、BS1は、最初にBS2に、BS1が試験段階に入ろうとしていること、及び電力P1でスペクトルの構成C1を用いて試験送信を行おうとしていることを示す。再び、図29の破線の矢印により示されるように、BS1とBS2の両方が外部のトリガに応じて又は所定の試験時間に第4のアプローチを実行するとき、この最初の表示は必須ではない。
次に、BS1は、(第3のアプローチと同様に)スペクトルの構成C1を用い電力P1で試験送信を行う。また、(図29には示されないが)BS2は、BS1からの試験送信の結果として干渉の増加を測定する。次に、BS2は、BS1へ干渉の増加の概算を示す指標を送信し、BS1は当該指標を記録する。第3のアプローチと異なり、第4のアプローチでは、次にBS1は、スペクトルの構成C1を用い電力P2で試験送信を再び行い、BS2からの更なる指標を記録のために受信する。以降、BS1が、BS1がスペクトルの構成C1を用いてP1からPnまでの任意の電力で送信したときに、BS2により与えられると予想される干渉の記録を有するまで、続けられる。
次にBS1は、電力レベルP2、P3、...、Pnのそれぞれと組み合わせたときに、スペクトルの構成C2、C3、...、Cnのそれぞれを用いて送信した結果として、BS2により与えられると予測される干渉を推定する。次にBS1は、BS2に、BS1が試験段階を完了したこと、及びBS2が自身の試験段階を実行することを通知する。
勿論、CnとPnは、同数の異なるスペクトルの構成Cと電力レベルPが存在することを示唆するが、同数である必要はない。更に、CとPの全ての可能な組み合わせの推定値を得ることが望ましいが、処理時間の観点から、多数の「類似の」組み合わせに対する推定値のみを得ること、又は要求された場合のみ(事実上、「オンザフライ」で)推定値を生成することが一層望ましい。
図30は、図29と同一の一連の動作及び通信を示す。図30では、BS2が試験段階に入り送信し、BS1が干渉を測定しBS2へ指標を通知する点が異なる。従って、重複する説明は省略する。しかしながら、理解されるべき点は、このように多数のBSが1つずつ試験段階に入り、異なるスペクトルの構成Cの場合の予測される干渉のレベルに関する情報を収集できることである。各試験段階で、送信側のBSは、それぞれ測定を行った複数の異なるBSから複数の干渉の指標を受信する。このように、各BSは、当該BSの試験段階で、複数の他のBSに関する情報を収集し、図29及び図30に示された方法と同一の方法での推定により、当該他のBSの値の完全なセットを完成させる。
[第5のアプローチ]
第5のアプローチは、第3及び第4のアプローチと同様であると考えられる。しかし、第5のアプローチでは、BSがあるスペクトルの構成(例えば、C1)から別のスペクトルの構成(例えば、C2)へ変化するときに、及び/又はBSがある送信電力(例えば、P1)から別の送信電力(例えば、P2)へ変化するときに、無線チャンネルのフェージング条件が実質的に変化しやすい。
従って、第5のアプローチは、第3及び第4のアプローチのような推定値に基づくよりも、個々の測定値及び帰還に基づく。第5のアプローチでは、無線チャンネルのフェージングが可能なスペクトルの構成C及び/又は送信電力Pと同じでない場合、個々の測定は、可能なチャンネル(スペクトル)構成Cのそれぞれ(及び/又は可能な送信電力Pのそれぞれ)に対し実行される。これを念頭に置きながら、図31及び図32を参照する。図31及び図32は、可能な第5のアプローチで、BS1及びBS2により実行される動作及び通信を示す。
図31で、BS1は、最初にBS2に、BS1が試験段階に入ろうとしていること、及び電力P1でスペクトルの構成C1を用いて試験送信を行おうとしていることを示す。再び、図31の破線の矢印により示されるように、BS1とBS2の両方が外部のトリガに応じて又は所定の試験時間に第5のアプローチを実行するとき、この最初の表示は必須ではない。
次に、BS1は、(第3のアプローチと同様に)スペクトルの構成C1を用い電力P1で試験送信を行う。また、(図31には示されないが)BS2は、BS1からの試験送信の結果として干渉の増加を測定する。次に、BS2は、BS1へ干渉の増加の概算を示す指標を送信し、BS1は当該指標を記録する。第3のアプローチと異なり、第5のアプローチでは、次にBS1は、スペクトルの構成C2を用い電力P1で試験送信を再び行い、BS2からの更なる指標を記録のために受信する。以降、BS1が、BS1がスペクトルの構成C1からCnまでを用いて電力P1で送信したときに、BS2により与えられると予想される干渉の記録を有するまで、続けられる。従って、如何なる推定もBS1で実行されない。代わりに、BS1の値は個々の測定から得られる。
次にBS1は、BS2に、BS1が試験段階を完了したこと、及びBS2が自身の試験段階を実行することを通知する。図32は、図31と同一の一連の動作及び通信を示す。図32では、BS2が試験段階に入り送信し、BS1が干渉を測定しBS2へ指標を通知する点が異なる。従って、重複する説明は省略する。
勿論、図31及び図32は、基本的に図27及び図28(第3のアプローチ)の第5のアプローチの変形に対応するが、異なる電力レベルPで測定を実行し、異なるスペクトルの構成Cを用いることにより、図29及び図30(第4のアプローチ)の第5のアプローチの変形を実行することも可能である。
上述のように、以下の第6及び第7のアプローチは、1つのBSによりサービスを提供されているUEから他のBSに与えられる干渉を測定することを提案している。
[第6のアプローチ]
第6のアプローチは、UEを考慮に入れる。このような方法は、(BS及びUEを含む)ネットワークが完全に動作する前に、つまりネットワークの設定/構成/初期化処理(上述の第1乃至第5のアプローチと同様に)の一部として実行されるのに適する。
第6のアプローチでは、システム又はネットワークを完全に動作させる前に、独立した処理と考えられる特定の測定/推定が実行される。特定のBSによりサービスを提供され送信を開始しようとしているUEのグループについて、目標BSにおける干渉の予測される変化(dl)を発見することが目的である。第6のアプローチの結果として(第1乃至第5のアプローチと同様に)、特定のBSは、任意の特定のスペクトルの構成Cで(又は範囲内で)任意の特定の送信電力Pで、又は変調及び符号化方式Sで送信するUEに、当該BSがサービスを提供した結果として、目標BSにおいて受けると予測される干渉を表すパラメーターのテーブルを構築する。
許容可能な複雑さで有用な結果を得ることを目的として、特定のBSによりサービスを提供される地理的領域(セルとして知られる)は、グリッドにより多数の部分領域に分割される。また、異なる数のUEが、例えばグリッド領域毎に又はセル毎に予測される最大数のUE(通信機)を含む異なる領域に存在すると考えられる。
第6のアプローチを実行するために、多段処理が考えられる。図33乃至図35は、第6のアプローチを理解するための、3つのBS、つまりBS1、BS2、及びBS3の地理的配置の例を示す概略図である。
図33乃至図35では、BS1は管理を行うBSであると考えられる。つまりBS1自身のセル内に、UEが存在し、BSは自身がサービスを提供しているUEが他のBSに与える影響に関する情報を得ている。図33乃至図35のこれらの「他の」BSは、BS2及びBS3である。明らかなように、BS1のセルは、グリッドにより、多数の部分グリッド領域に分割される。
ネットワークが活性化し完全に動作する前に、多数のUE(1つのみから予測されるUEの最大数まで)は、BS1の(BSが管理している)セルの特定のグリッド領域内に割り当てられる。BS1は、最も可能性のある、又は実際に、グリッド領域内のUEが送信のために割り当てられる可能性の最も高い変調及び符号化方式Sを知っている。BS1(本例では管理しているBS)は、他のBS、つまりBS2及びBS3に、試験送信が実行されようとしていることを通知する。
BS1は、可能なスペクトルの構成Cを多数のサブバンドに分割し、次に現在の対象のグリッド領域内のUEに、どのスペクトルの構成Cのどのサブバンド、及びどの変調及び符号化方式Sで、当該UEが送信しようとしているかを通知する。
図33に示されるように、次に、BS1は、対象のグリッド領域内のUEに(矛の場合には、4つのUEが特定のグリッド領域内に示される)、第1のサブバンドから開始する特定のスペクトルの構成Cを走査するよう要求する。次に他のBS、この例ではBS2とBS3は、図34に示されるように、各走査の実行により関連する干渉の増加を測定し、結果をBS1へ報告する。次に、BS1は種々の干渉の増加を記録する。
上述の処理は、勿論、異なる数のUE、異なるグリッド領域、異なるスペクトルの構成C、異なる送信電力P、及び異なる変調及び符号化方式Sに対し繰り返されてよい。上述の処理は、管理しているBSである異なるBSにより繰り返されてもよい。更に、第1乃至第5のアプローチは、本発明の第6のアプローチで用いられる。更に複雑な場合では、UEの移動性が考慮され、異なる数のUEが1つのグリッド領域から別のグリッド領域へ異なる速度で移動する場合に測定が行われる。ある変形例では、移動体UEは、当該UEの全てが同一のグリッド領域(又はグリッド・セル)内に配置される場合に送信するよう設定される。
ネットワークが動作したとき、STスペクトル割り当てが実行される前に、当該割り当てを検討するBSは、記録された情報にアクセスし、他のBSに引き起こされている(及び/又は引き起こされていると予測される)干渉を決定する。図35は、可能なシナリオの例を示す。
図35に示されるように、4つのUEは現在グリッド領域2(つまり、G2)内にあり、1つのUEはグリッド領域6(G6)内で移動し、更に2つのUEはグリッド領域12(G12)に位置する。BS1は、スペクトルの構成を検討しているBSであり、伝送パラメーター及び検討中のスペクトルの構成を調べ、これら全てのグリッド領域(G2、G6、及びG12)からの格納された測定値の最良の組み合わせを見付け、現在のスペクトルの構成及び/又は再割り当ての後の予測されるスペクトルの構成に基づき、BS2及びBS3で予測される最良の推定を見付ける。例えば、BS1は、G2に関連する測定結果を調べ、4つのUEだけがG2内に存在する場合に関連する予測される干渉レベルを決定する。また、BS1は、他の結果も調べ、1つの移動しているUEがG6内に存在し、2つのUEがG12内に位置する場合の関連する予測される干渉レベルを決定する。次に、BS1は、本例では、3つのグリッド領域の結果を纏め、BS2及びBS3に与えられる干渉の重ね合わせの推定を、現在及び/又は予測されるスペクトルの構成Cの結果として見付ける。
[第7のアプローチ]
第7のアプローチは、第6のアプローチのようにUEを考慮に入れる。第7のアプローチは、(BS及びUEを含む)ネットワークが完全に動作している間に実行されるのに適する。これは、ネットワークが完全に動作する前に実行される第6のアプローチの測定方式を適用することが望ましくあい場合に、有利である。
第7のアプローチは、図36及び図37を参照して理解される。再びBS1、BS2、及びBS3を考える。BS1は、BS1のセル内にUEを有するBSであり、可能性のあるスペクトルの再構成を検討しているBSである。
ST再割り当てが完全に検討される前に(理想的には直前に)、BS1は、可能性のあるスペクトルの構成が、現在割り当てられているスペクトルの量に追加のスペクトルの量を追加する段階を含むか否か(つまり、BS1はスペクトルを得るのか失うのか)を検討する。これは、再割り当てされ前のスペクトルの構成を、可能性のある再割り当て後のスペクトルの構成と比較することにより実行される。次に、BS1は、提案されたSTスペクトル再割り当てが成功して完了した後に、追加の可能性のあるスペクトルのうち、どのサブチャンネルがどのUEに割り当てられるかを識別する。
次に、BS1は、他のBS(本例では、BS2及びBS3)に、当該他のBS(本例では、BS2及びBS3)に測定に入らせ傾聴モードにさせるため、追加の可能性のあるスペクトルの範囲内で試験送信が行われようとしていることを通知する。次に、BS1は、BS1のセル内のUEに、追加の可能性のあるスペクトルの指定されたサブチャンネルで、割り当てられた(又は現在の)変調及び符号化方式により、及び割り当てられた電力により、図36に示されるように試験送信を送信する指示する。BS1は、当該追加の可能性のあるスペクトル範囲内で、UEにより送信された情報を復号化する必要はない。
図37に示されるように、試験送信を通知されたBS2及びBS3は、試験送信の結果として干渉の増加を測定し、それらBS2及びBS3の測定の結果をBS1に通知する。このように、BS1は、BS1の可能性のあるスペクトルの再割り当てがBS2及びBS3に与える可能性のある影響を効率的に評価できる。
勿論、可能性のあるST割り当てが実行される前に、BS1は第7のアプローチを例えば異なる可能性のあるスペクトル割り当てに対し数回実行し(つまり、他の可能性のあるスペクトル割り当て及びスペクトルのサブチャンク又はサブチャンネルの割り当ての影響を理解するために)、更なる関連する干渉値を記録する。
図38は、BS間の可能な通信、及び異なるBSでの動作を纏めるために役立つ概略図である(第7のアプローチ)。留意すべき点は、第7のアプローチを実行するためには(上述の第1乃至第6のアプローチと同様に)シグナリングが必要なことである。しかしながら、要求されるシグナリングのオーバーヘッドは、STスペクトル割り当ての期間が数百ミリ秒の範囲内、又は1秒程度である場合、無視できる。
理解されるべき点は、上述の第7のアプローチの如何なる組み合わせも、方法A乃至Dの何れとも組み合わされ、本発明の実施例を形成することである。
[会計処理]
上述のように、本発明は、スペクトルの再割り当ての会計が行われる実施例に拡張される。このような会計は、例えば再割り当ての傾向を識別するために、純粋に技術的な理由から有用である。この傾向は、本発明の実施例の種々の方法及びアプローチを合理化するのに役立つ。例えば、不要な、又は希にしか要求されない値及び測定及び推定は必要がない限り含まれない。これは、処理時間を減少し、電力消費を低減し、及び/又は必要な記憶容量を削減するという有利な効果を有する。更に、このように、本発明に関連するシグナリング・オーバーヘッドが削減されるか、又は最小限に抑えられる。
この会計の更なる利益は、スペクトルの交渉(スペクトルの再割り当て)の特定のスナップショット(グループ)のスペクトルの可用性又は稼働率が向上し、及び関連して受ける干渉が改善されることである。以前の再割り当てを調査することにより、必ずしも被る干渉を増大させずに、スペクトル稼働率を向上させることができる。
更に報告を使用する可能性は、(異なるBSを運用している)事業者に、スペクトルを取引させ、スペクトル再割り当てから幾らかの経済的利益を得ることを可能にすることである。このような取引は、例えば取引を制御する多数のパラメーターを設定することにより、会計処理により自動的に行われる。
図39は、本発明の実施例により実施される1つの可能な会計処理を示す概略図である。図から分かるように、BS1及びBS2は、N回の一連の交渉、つまり互いの間でN回のスペクトル再割り当てを実行する。各交渉の後に、又はN回の一連の交渉の後に再割り当てされたスペクトルは、スペクトル・レジスタに記録され、報告される。このスペクトル・レジスタは、BS内、又は上位のネットワーク・エンティティのような外部装置内に格納される。
各BSは、自身の関連付けられたスペクトル・レジスタを有するか、又は単一の共有されるレジスタが置かれる。異なる事業者がBSを運用する場合には、各BSが自身のスペクトル・レジスタを有することが有利である。レジスタに基づき、貸した又は借りたスペクトルの総量を評価すること、及び2つの事業者間の送金を制御することが可能である。
[性能評価、及びシミュレーション結果]
本発明の実施例の可能な利点を理解するために、多数のシミュレーションが実行された。これらのシミュレーションの結果を図40A乃至43Bに示す。これらのシミュレーションでは、BSは上述の方法Cを用いると仮定した。BS1及びBS2のみが考えられ、他のセル(BS及びサービスを提供されるUE)からの干渉の影響は無視された。
4つの異なるシミュレーションが示される(それぞれ図40乃至43に対応する)。各シミュレーションは、スペクトル再割り当ての前(図40A、41A、42A、及び43A)、及び再割り当ての後(図40B、41B、42B、及び43B)の結果である。従って、BS1及びBS2のスペクトルの構成は、再割り当ての結果、変化する。これらの図に示される結果は、スナップショットであり、再割り当ての前後で経験したSIR及び他のBSに与えられる干渉値(Int2)、及びこれらBSにより使用される帯域幅BWの量を示す。簡単のため、利用可能な帯域幅全体が、再割り当てを目的として8つのスペクトル・ユニットに分割されるとする。各BSは、当該BSに割り当てられた帯域幅の一部又は全てを何時でも使用してよい。
図40乃至43を参照する。各スナップショットは、現在各BSにより使用されているスペクトル(各BSに割り当てられたスペクトルと同一又は少ない)を、矢印により図示する。各矢印は1つのスペクトル・ユニットに対応する。使用される帯域幅BSの値(0乃至8)、及び経験したSIRの値、及び受けた干渉の値(Int2)が示される。
BS1の項目を見ると、注目すべき点は、BS1に割り当てられた空白(BS1への全てのスペクトル割り当て)が、BS1自身のRAN及びスペクトル割り当てポリシーにより時間的に制御されることである。これにより、特に境界のセルで、実現可能なスペクトルの入手可能性を独立して開拓することを可能になる。データ・パケット及び無線ノードに対する適応型チャンネル符号化レートは、無線ノードが当該無線ノードの送信レート及び目標SIR値を調整することを可能にする。シミュレーションのために選択されたBER要件は、10−3である。また、リード・マラー・チャンネル符号RM(1,m)が用いられた。シミュレーションに用いられた、符号化レート(2つの符号化レートの比として与えられる)及び対応する目標SIR要件は、表1に示される。
[表1]リード・マラー・チャンネル符号RM(1,m)及び目標BERの対応するSIR要件
Figure 2009153136
次に、個々のシミュレーションを検討する。図40A乃至図40Bの再割り当てでは、空白(つまり未使用スペクトル)はBS2により利用され、より広い帯域幅を提供する(つまり、5個のスペクトル・ユニットから6個のスペクトル・ユニットへ増大する)。更に、BS1とBS2の両方は、自身のSIRを向上させ、互いに与える干渉を低減している。これは、割り当てで重複があることを示す。つまり3+6=9、つまり>8である。
図41A乃至図41Bの再割り当てでは、BS2が再び帯域幅を得ている(つまり、6個のスペクトル・ユニットから7個のスペクトル・ユニットへ増大している)。更に、BS1とBS2の両方は、自身のSIRを向上させ、互いに与える干渉を低減している。
同様に、図42A乃至図42Bの再割り当てでは、BS2が再び帯域幅を得ている(つまり、3個のスペクトル・ユニットから5個のスペクトル・ユニットへ増大している)。更に、BS1とBS2の両方は、自身のSIRを向上させ、互いに与える干渉を低減している。
図43A乃至図43Bの再割り当てでは、BS2が再び帯域幅を得ている(つまり、3個のスペクトル・ユニットから6個のスペクトル・ユニットへ増大している)。更に、BS1とBS2の両方は、自身のSIRを向上させ、互いに与える干渉を低減している。
全体的に、シミュレーションは、BS2が次第にBS1が利用可能な空白を利用していることを示している。これは、BS1により使用される帯域幅BWが、再割り当ての結果、減少しないからである。
上述のように、BSは多数の異なる方法で互いに通信する。
図44及び図45は、BSが通信する幾つかの可能な方法を理解するのに役立つ概略図である。図44Aでは、BSは、当該BSの個々のGW(GWは異なるRANに属するとする)を介して、及びIP基幹網として知られるIPネットワークを介して互いに通信する。図44Bでは、異なるRANに属するBSは、共有機器を介し、例えば共有の仲介BS又は他の無線通信機を介して互いに通信する。図45Aでは、BSは、無線通信(OTA)を用いて、例えば無線若しくはマイクロ波リンクを用いて互いに通信する。図45Bでは、BSは、有線通信を用いて互いに通信する。有線通信は、例えば効率的に協働する場合に、BS同士が互いに近くに存在する場合に最も有用である。
上述の態様は、半分見えない技術であると考えられ、以下の利点を有する。当該技術により、局所的に、例えば所謂ホット・スポットの冗長なスペクトルの一時的な利用可能性を開拓することが可能である(つまり、微調整)。同時に、各BSにおいて独立に、上位のエンティティ(例えば、GW)により制御されるべき長期間に亘る全体的なスペクトル割り当てを可能にする。
自己中心的技術は、指向性アンテナ装置により、対象となる2つのセルが互いに最も強い影響を与え、且つ他のセルから又は他のセルへの影響が無視できる場合に、ホット・スポット内の2つのBSが、効率的な方法でスペクトルを交換することを可能にする。関与するBS間である程度の調整を行う短期間の再割り当てを実行する2つの親切な方法も提供される。本発明の実施例を実施するためのシグナリング方法及び仕組みも提供される。どのように協力してスペクトル稼働率を向上させ、(与える及び/又は受ける)干渉を低減するか検討が行われる。再割り当ての候補の数から「最良の」ST再割り当てを評価する技術が提供される。開示の技術は、1つのBSで別のBSにより実行されているか又は提案されている割り当てを監視する手順を提供する。これらの手順は、独立した形式で(つまり、時間的に重ならない)提供され、どのように組み合わされてもよい。
本発明の実施例は、協力して移動体無線ネットワークのスペクトル稼働率を向上させ、干渉レベルを改善する。スペクトル利用可能性は、短期間に開拓される。これにより、QoS、ネットワーク全体のサービス領域及び性能が向上し、無線資源が利用可能であることを保証することにより、ピーク時に必要とされる場合に部分的な貸与に対する利益を向上する。このように、部分的に貸与することにより、冗長な無線スペクトルは浪費されず、効率的に利用可能になるので、事業者には追加の資源により収入が生まれる。これにより、特にセル端での呼の閉塞の可能性を低減できる。
上述の態様は、ハードウェア、又は1又は複数のプロセッサーで動作するソフトウェアモジュールとして実施されて良い。ある態様の特徴は他の如何なる態様にも適用されて良い。
本発明はまた、本願明細書に記載された方法の何れかを実行するコンピューター・プログラム、及び本願明細書に記載された方法の何れかを実行するコンピューター・プログラムを格納しているコンピューター可読媒体も提供する。本発明を実施するコンピューター・プログラムは、コンピューター可読媒体に格納されて良く、又は例えばインターネットのウェブサイトから提供されるダウンロード可能なデータ信号のような信号の形式であっても良く、又は他の如何なる形式であっても良い。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 無線通信システムで用いられるスペクトル割り当て方法であって、前記システムは、それぞれ予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有する少なくとも第1及び第2の通信装置を有し、前記方法は、
動的に、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの再割り当てを制御する段階、を有するスペクトル割り当て方法。
(付記2) 前記制御は、前記第1及び第2の通信装置の1つで、又は前記第1及び第2の通信装置の間で共同で実行される、請求項1記載のスペクトル割り当て方法。
(付記3) 前記制御は、前記第1及び第2の通信装置の間の交渉に基づき実行される、請求項1又は2記載のスペクトル割り当て方法。
(付記4) 前記少なくとも1つの指標は、前記再割り当ての結果として前記第1及び第2の通信装置の一方又は両方が受けると予測される干渉を表す、付記1乃至3の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記5) 前記少なくとも1つの指標は、前記割り当ての結果として前記第1及び第2の通信装置の一方又は両方により与えられると予測される干渉を表す、付記1乃至4の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記6) 前記再割り当ての度に、前記少なくとも1つの指標に依存して、採用すべきスペクトルの構成を選択する段階、を有する付記1乃至5の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記7) 前記選択のための複数の構成の候補を識別する段階、及び
前記複数の構成の候補の中から、採用すべき構成を選択する段階、を更に有する付記6記載のスペクトル割り当て方法。
(付記8) 第1の前記構成の候補を識別することにより、前記複数の構成の候補を識別する段階、及び
前記第1の構成の候補について繰り返し処理を実行することにより、更なる前記構成の候補を識別する段階、を更に有する付記7記載のスペクトル割り当て方法。
(付記9) 前記構成の候補を順番に検討することにより、前記選択する段階を実行する段階、及び
所定の要件を満たす前記候補の第1の部分を選択する段階、を有する付記7又は8記載のスペクトル割り当て方法。
(付記10) 前記構成の候補の全てを検討することにより、前記選択する段階を実行する段階、及び
前記第1及び/又は第2の通信装置に最も好ましい構成の候補を選択する段階、を有する付記7又は8記載のスペクトル割り当て方法。
(付記11) 前記再割り当ての度に、前記再割り当てのためのスペクトルを割り当てられる前記第1及び第2の通信装置で、又は前記再割り当てのためのスペクトルを割り当てる前記第1及び第2の通信装置の1つで、前記選択する段階を実行する段階、を有する付記6乃至10の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記12) 前記再割り当ての度に、前記選択は
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てられる側の予測される帯域幅の変化、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てられる側が受けると予測される干渉、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てられる側が与えると予測される干渉、
の1又は複数に基づく、付記11記載のスペクトル割り当て方法。
(付記13) 前記再割り当ての度に、前記選択は
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てる側の予測される帯域幅の変化、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てる側が受けると予測される干渉、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てる側が与えると予測される干渉、
の1又は複数に基づく、付記11又は12記載のスペクトル割り当て方法。
(付記14) 前記再割り当ては、初期の可能性のある割り当てであり、及び前記制御は、可能性のある再割り当てを検討する段階、及び前記可能性のある再割り当てを承認するか否かを決定する段階、を有する、付記1乃至13の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記15) 前記可能性のある再割り当ての度に、採用すべきスペクトルの構成を選択する段階、及び前記選択された構成を承認するか否かを決定する段階、を有する付記14記載のスペクトル割り当て方法。
(付記16) 前記可能性のある再割り当ての度に、前記少なくとも1つの指標に依存して、前記選択された構成を承認するか否かを決定する段階、を更に有する付記15記載のスペクトル割り当て方法。
(付記17) 前記選択された構成が所定の要件を満たすか否かを決定することにより、前記決定する段階を実行する段階、を有する付記15又は16記載のスペクトル割り当て方法。
(付記18) 前記再割り当ての度に、前記再割り当てのためのスペクトルを割り当てられる前記第1及び第2の通信装置で、又は前記再割り当てのためのスペクトルを割り当てる前記第1及び第2の通信装置の1つで、前記決定する段階を実行する段階、を有する付記15乃至17の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記19) 前記再割り当ての度に、前記決定は
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てられる側の予測される帯域幅の変化、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てられる側が受けると予測される干渉、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てられる側が与えると予測される干渉、
の1又は複数に基づく、付記18記載のスペクトル割り当て方法。
(付記20) 前記再割り当ての度に、前記決定は
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てる側の予測される帯域幅の変化、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てる側が受けると予測される干渉、
前記再割り当ての結果として可能性のある割り当てる側が与えると予測される干渉、
の1又は複数に基づく、付記18又は19記載のスペクトル割り当て方法。
(付記21) トリガに応じて、少なくとも1つの前記再割り当てを実行する段階、を有する付記1乃至20の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記22) 前記トリガは、前記第1及び第2の通信装置の1つからのスペクトルの要求を有する、付記21記載のスペクトル割り当て方法。
(付記23) 前記トリガは、前記第1及び第2の通信装置の1つからのスペクトルの申し出を有する、付記21又は22記載のスペクトル割り当て方法。
(付記24) 前記トリガは、前記通信装置の1つにより送信されるべきデータのオーバーヘッドを有する、付記21乃至23の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記25) 前記トリガは、前記通信装置の1つが受ける干渉の超過レベルを有する、付記21乃至24の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記26) 前記第1及び第2の通信装置の間の測定及び/又は推定を実行することにより、各干渉の指標を得る段階、を有する付記1乃至25の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
(付記27) 構成段階中に、及び前記再割り当てが制御される処理の前に、各干渉の指標を得る段階、を有する付記26記載のスペクトル割り当て方法。
(付記28) 前記再割り当てが制御される処理段階中に、各干渉の指標を得る段階、を有する付記26記載のスペクトル割り当て方法。
(付記29) 前記各スペクトルの構成の候補に関する前記干渉の指標を得る段階、を更に有する付記26乃至28の何れか一項記載、及び付記7に記載のスペクトル割り当て方法。
(付記30) 測定により前記スペクトルの構成の候補の1つに関する前記干渉の指標を得る段階、及び
前記測定された干渉の指標に基づく推定により、他の前記スペクトルの構成のそれぞれに関する前記干渉の指標を得る段階、を有する付記29記載のスペクトル割り当て方法。
(付記31) 無線通信システムであって、
通信のために予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有する少なくとも第1及び第2の通信装置、及び
動的に、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの前記再割り当てを制御する制御手段、を有する無線通信システム。
(付記32) 無線通信システムで第1の通信装置として用いられる通信装置であって、前記無線通信システムは少なくとも1つの第2の通信装置を更に有し、前記通信装置のそれぞれは、通信のために予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有し、前記第1の通信装置は、
動的に、任意的に前記第2の通信装置とともに、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの前記再割り当てを制御する制御手段、を有する、無線通信装置。
(付記33) 無線通信システムの第1の通信装置で用いられるスペクトルを割り当てる方法であって、前記無線通信システムは少なくとも1つの第2の通信装置を更に有し、前記通信装置のそれぞれは、通信のために予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有し、前記方法は、
動的に、任意的に前記第2の通信装置とともに、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの前記再割り当てを制御する段階、を有する方法。
1 移動体ネットワーク
2 無線アクセス・ネットワーク(RAN)
4 ゲートウェイ(GW)
6 基幹ネットワーク(CN)
8 IPネットワーク
10 基地局(BS)
12 ユーザー機器(UE)
20、40 通信システム
22 通信装置
42 基地局(BS)

Claims (10)

  1. 無線通信システムで用いられるスペクトル割り当て方法であって、前記システムは、それぞれ予め割り当てられた通信スペクトルの部分を有する少なくとも第1及び第2の通信装置を有し、前記方法は、
    動的に、前記第1及び第2の通信装置のスペクトル要件、及び再割り当ての結果として予測される干渉を表す少なくとも1つの指標に依存して、前記第1及び第2の通信装置の間のスペクトル稼働率を向上させるよう、前記第1及び第2の通信装置の間の前記スペクトルの再割り当てを制御する段階、を有するスペクトル割り当て方法。
  2. 前記制御は、前記第1及び第2の通信装置の1つで、又は前記第1及び第2の通信装置の間で共同で実行される、請求項1記載のスペクトル割り当て方法。
  3. 前記制御は、前記第1及び第2の通信装置の間の交渉に基づき実行される、請求項1又は2記載のスペクトル割り当て方法。
  4. 前記少なくとも1つの指標は、前記再割り当ての結果として前記第1及び第2の通信装置の一方又は両方が受けると予測される干渉を表す、請求項1乃至3の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
  5. 前記少なくとも1つの指標は、前記割り当ての結果として前記第1及び第2の通信装置の一方又は両方により与えられると予測される干渉を表す、請求項1乃至4の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
  6. 前記再割り当ての度に、前記少なくとも1つの指標に依存して、採用すべきスペクトルの構成を選択する段階、を有する請求項1乃至5の何れか一項記載のスペクトル割り当て方法。
  7. 前記選択のための複数の構成の候補を識別する段階、及び
    前記複数の構成の候補の中から、採用すべき構成を選択する段階、を更に有する請求項6記載のスペクトル割り当て方法。
  8. 第1の前記構成の候補を識別することにより、前記複数の構成の候補を識別する段階、及び
    前記第1の構成の候補について繰り返し処理を実行することにより、更なる前記構成の候補を識別する段階、を更に有する請求項7記載のスペクトル割り当て方法。
  9. 前記構成の候補を順番に検討することにより、前記選択する段階を実行する段階、及び
    所定の要件を満たす前記候補の第1の部分を選択する段階、を有する請求項7又は8記載のスペクトル割り当て方法。
  10. 前記構成の候補の全てを検討することにより、前記選択する段階を実行する段階、及び
    前記第1及び/又は第2の通信装置に最も好ましい構成の候補を選択する段階、を有する請求項7又は8記載のスペクトル割り当て方法。
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