JP2009152823A - 増幅器と、これを用いた受信装置、または電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力ポートの前段に種々の回路が接続されたとしても良好な受信特性を実現できる小型の増幅器を提供する。
【解決手段】本発明の増幅器1は、可変リアクタンス回路2と、可変リアクタンス回路2からの出力信号を増幅する増幅回路3と、増幅回路3の出力端子4と増幅回路3の入力端子5との間に接続された負帰還回路6と、増幅回路3の出力側に接続されて受信信号の電力を検出する第1検出部7と、第1検出部7からの出力信号に基づいて、負帰還回路6の可変抵抗器8を制御する制御部9とを備えている。制御部9は、制御信号により可変リアクタンス回路2を構成しているスイッチ群11の状態を制御する。これにより、増幅器1が搭載される電子装置の所望の受信周波数において、良好なNF特性が実現できるように、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を制御できる。また、電源部15は、増幅回路3に電力を供給する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の増幅器1は、可変リアクタンス回路2と、可変リアクタンス回路2からの出力信号を増幅する増幅回路3と、増幅回路3の出力端子4と増幅回路3の入力端子5との間に接続された負帰還回路6と、増幅回路3の出力側に接続されて受信信号の電力を検出する第1検出部7と、第1検出部7からの出力信号に基づいて、負帰還回路6の可変抵抗器8を制御する制御部9とを備えている。制御部9は、制御信号により可変リアクタンス回路2を構成しているスイッチ群11の状態を制御する。これにより、増幅器1が搭載される電子装置の所望の受信周波数において、良好なNF特性が実現できるように、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を制御できる。また、電源部15は、増幅回路3に電力を供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、信号を受信する増幅器と、これを用いた電子機器に関するものである。
以下、従来の増幅器について、図7を用いて説明する。図7において、従来の増幅器100は、受信信号が入力される入力ポート101と、入力ポート101に接続された第1スイッチ102、第2スイッチ103と、第1スイッチ102の出力側と接続された第1整合回路104と、第2スイッチ103の出力側と接続された第2整合回路105と、第1整合回路104の出力側に接続され、信号を増幅する第1増幅回路106と、第2整合回路105の出力側に接続され、信号を増幅する第2増幅回路107とを備える。そして、第1増幅回路106の出力側と第2増幅回路107の出力側とは共に出力ポート108に接続される。また、出力ポート108へ伝送される受信信号の電力の一部は電力検出器109へ送られ、電力値を検出後、その電力値情報を制御部110へ送信する。制御部110は、電力検出器109から得た電力値情報を基に、第1スイッチ102及び第2スイッチ103へ制御信号を送信し、第1スイッチ102及び第2スイッチ103の接続・非接続の状態を制御する。また、出力ポート108に到達した受信信号は、信号処理部111へ送信され、信号の復調等が為される。
ここで、図7に示した従来の増幅器100は、入力ポート101の前段に種々の回路が接続されることになる。例えば、図8に示したように、入力ポート101の前段にバンドパスフィルタ112が接続され、バンドパスフィルタ112にはアンテナ113が接続される場合が考えられる。また、例えば、図9に示したように、入力ポート101の前段に初段増幅回路114が接続され、初段増幅回路114にはバンドパスフィルタ112が接続され、バンドパスフィルタ112にはアンテナ113が接続される場合が考えられる。
図9に示したように、入力ポート101の前段に初段増幅回路114が接続される場合には、増幅器100に比較的大きな受信信号の電力が入力される事となる。このため、増幅器100には、大きな電力が入力されても歪まない利得の小さい増幅回路が必要となる。また、増幅器100は初段増幅回路114の後段に接続されるので、増幅回路に対しては極めて優れたNF(Noise Figure)特性は求められない。それに対して、図8に示したように、入力ポート101の前段に初段増幅回路114が接続されない場合は、増幅回路に入力される受信信号の電力は比較的小さいため、増幅回路には高い利得と優れたNF特性が求められる事となる。これに対応するため、第1増幅回路106は、高い利得と優れたNF特性を有しており、また、第2増幅回路107は、NF特性と利得は低いが大きな電力が入力されても歪まない特性を有している。これにより、従来の増幅器100は、入力ポート101の前段に種々の回路が接続されたとしても、良好な受信特性を実現することができる。
尚、本出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2007−96958号公報
上記従来の増幅器100は、第1増幅回路106および第2増幅回路107のように複数の増幅回路を備える必要があり、増幅器のサイズが大きくなるという課題があった。
そこで本発明は、入力ポートの前段に種々の回路が接続されたとしても良好な受信特性を実現できる小型の増幅器を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の増幅器は、可変リアクタンス回路と、可変リアクタンス回路からの出力信号を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力端子と増幅回路の入力端子との間に接続された負帰還回路と、増幅回路の出力側に接続されて受信信号の電力を検出する第1検出部と、第1検出部からの出力信号に基づいて、負帰還回路の可変抵抗器を制御する制御部とを備えている。そして、制御部は、第1検出部が検出した受信信号の電力が第1所定値より小さい場合、可変抵抗器を開放状態に制御すると共に、可変リアクタンス回路を制御し、第1検出部が検出した受信信号の電力が第1所定値より大きい場合、可変抵抗器を非開放状態に制御すると共に、可変リアクタンス回路の制御を停止する構成である。
上記構成において、第1検出部が検出した受信信号の電力が第1所定値より小さい場合には、制御部は可変抵抗器を開放状態に制御すると共に、可変リアクタンス回路を適切な状態に制御するため、NF特性の優れた高利得の増幅器を実現できる。また、第1検出部が検出した受信信号の電力が第1所定値より大きい場合には、制御部は可変リアクタンス回路の制御を停止し、可変抵抗器を非開放状態の適切な値に制御するため、増幅回路に入力される第1所定値より大きな電力により歪まない程度の利得は最適調整される。これにより、可変リアクタンス回路の前段に種々の回路が接続されたとしても、良好な受信特性を実現できる小型の増幅器を実現する事ができる。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。図1において、本発明の増幅器1は、可変リアクタンス回路2と、可変リアクタンス回路2からの出力信号を増幅する増幅回路3と、増幅回路3の出力端子4と増幅回路3の入力端子5との間に接続された負帰還回路6と、増幅回路3の出力側に接続されて受信信号の電力を検出する第1検出部7と、第1検出部7からの出力信号に基づいて、負帰還回路6の可変抵抗器8を制御する制御部9とを備えている。尚、増幅回路3に接続されるバイアス回路等は図では省略している。制御部9は、制御信号により可変リアクタンス回路2を構成しているスイッチ群11の状態を制御する。これにより、増幅器1が搭載される電子装置の所望の受信周波数において、良好なNF特性が実現できるように、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を制御できる。また、電源部15は、増幅回路3に電力を供給する。増幅回路3の出力信号は、信号処理部17に入力され、この信号処理部17において信号は復調されると共に、表示部18において表示可能な信号に変換された後、表示部18に送信される。
以下に、本発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。図1において、本発明の増幅器1は、可変リアクタンス回路2と、可変リアクタンス回路2からの出力信号を増幅する増幅回路3と、増幅回路3の出力端子4と増幅回路3の入力端子5との間に接続された負帰還回路6と、増幅回路3の出力側に接続されて受信信号の電力を検出する第1検出部7と、第1検出部7からの出力信号に基づいて、負帰還回路6の可変抵抗器8を制御する制御部9とを備えている。尚、増幅回路3に接続されるバイアス回路等は図では省略している。制御部9は、制御信号により可変リアクタンス回路2を構成しているスイッチ群11の状態を制御する。これにより、増幅器1が搭載される電子装置の所望の受信周波数において、良好なNF特性が実現できるように、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を制御できる。また、電源部15は、増幅回路3に電力を供給する。増幅回路3の出力信号は、信号処理部17に入力され、この信号処理部17において信号は復調されると共に、表示部18において表示可能な信号に変換された後、表示部18に送信される。
尚、受信装置19は、増幅器1と、この増幅器1の出力側に接続された信号処理部17を有している。また、電子機器20は、受信装置19と、この受信装置19の出力側に接続された表示部18とを備えている。
尚、図1においては、可変リアクタンス回路の一例として、コンデンサとスイッチの直列回路を多数並列に並べたものが、入力ポート10と入力端子5との間に直列に、及び、グランドとの間に並列に接続された構成を示した。しかし、可変リアクタンス回路の構成は、これに限定されるものではなく、インダクタ素子を含めた構成であっても問題ない。インダクタ素子を含めた構成とした方が、インピーダンスの調整の自由度が向上するため、増幅器は高いNF特性を実現することが容易となる。
また、図1においては、可変リアクタンス回路2をスイッチ群11とリアクタンス値が固定のコンデンサにより構成したが、バリキャップダイオード等を用いてリアクタンス値自体を制御部9により変化させても良い。また、この場合、複数のバリキャップダイオード等を並列に並べて、バリキャップダイオードの直列抵抗値を低減し、Q値を実質的に向上させても良い。これにより、連続的にリアクタンス値を変更できるQ値の高い可変リアクタンス回路2を実現できる。
尚、図1においては、第1検出部7と制御部9と信号処理部17とを別々の回路ブロックで表現したが、第1検出部7と制御部9のうち、少なくとも1つが信号処理部17の内部に取り込まれた形としても問題ない。これにより小型化と低消費電流化を促進する事ができる。
図1に示した本発明の増幅器1は、その入力ポート10の前段に、種々の回路が接続されたとしても、良好なNF特性を有する増幅器を実現することができる。その動作の様子を図2、図3を用いて、具体的に示す。図2において、図1と同様の構成については同様の符号を記載し、説明を割愛する。
図2において、アンテナ13は無線信号を受信し、この受信信号をフィルタ12に送信する。フィルタ12は、アンテナ13から入力された信号から不要なノイズを除去した後、前段増幅回路14に信号を送信する。一般的に前段増幅回路14にはNF特性の良好な増幅回路が採用される。前段増幅回路14は、フィルタ12より入力された信号を増幅した後、入力ポート10に信号を送信する。前段増幅回路14において増幅後の信号が入力ポート10に入力されるため、増幅回路3に入力される信号の電力は比較的大きなものとなる。アンテナ13の受信した電力が大きい場合には、増幅回路3に入力される電力が非常に大きなものとなり、増幅回路3は歪んでしまう危険性もある。そのため、入力ポート10に電力の大きな受信信号が入力された場合には、増幅回路3は歪まないような機能を有しておく必要がある。ただ、前段増幅回路14において信号の増幅が為されるため、増幅回路3には優れたNF特性が求められない。これらの要件を満たした特性を実現するため、本発明の増幅器1は、第1検出部7において、増幅回路3に入力される信号の電力値が増幅回路3を歪ませる危険性のあるレベルであるか否かを判断し、増幅回路3を歪ませる危険性のある電力値以上であると第1検出部7が判断した場合には、制御部9にその旨の情報を送信する。第1検出部7から信号を受信した制御部9は、可変抵抗器8に制御信号を送信し、可変抵抗器8の抵抗値を適切な値に変更する。これにより、負帰還回路6の帰還利得が最適調整され、増幅回路3の増幅率が増幅回路3の歪まない程度の最適値に調整される。増幅回路3の増幅率は、第1検出部7が検知した増幅回路に入力される電力値を基準に調整され、歪みにくい増幅器1を実現できると共に、増幅回路3の増幅率を低くしすぎることにより、受信装置19のNF特性が下がりすぎる事を防止できる。尚、増幅回路3に大きな電力が入力され、制御部9が制御信号を送信して可変抵抗器8の抵抗値を最適な値に調整し、増幅回路3の増幅率を下げている場合には、制御部9は、可変リアクタンス回路2の制御を行わない事としてもよい。これは、負帰還回路6に負帰還電流が流れる事により、増幅回路3の入力インピーダンスが広帯域に50Ω付近に近づいてくるためであり、更に可変リアクタンス回路2によりインピーダンス整合を取得する必要性が低減するためである。これにより、可変リアクタンス回路2の制御に要する電力を減らす事が可能となる。可変抵抗器8の抵抗値を適切な値に制御し、負帰還回路6に負帰還電流を流す事により、増幅回路3の入力インピーダンスの特性を広帯域にすることが可能であるが、その反面、増幅回路3のNF特性は劣化する事となる。しかし、図2においては、増幅回路3の前段に前段増幅回路14が接続されるため、NF特性の良好ではない増幅回路3を用いても、アンテナ13の直下から見たNF特性には大きな影響を与えない。このため、本発明の増幅器1では、強入力時においては、増幅回路3を広帯域な増幅回路として使用できるという利点を有している。尚、制御部はメモリ部(図示せず)を有し、メモリ部には、第1検出部7で検出された電力値と可変抵抗器8への制御内容との関係が記録されており、制御部9は、メモリ部の記録内容に基づいて、可変抵抗器8を制御することとしても良い。このような構成を採用する事により、最適な可変抵抗器8の抵抗値を瞬時に選択する事が可能となり、アンテナ13の受信する電力値が瞬時に変化する場合においても、増幅回路3が歪みにくい増幅器1を実現する事が可能となる。尚、可変抵抗器8をバリキャップダイオードなどの可変リアクタンス素子に置き換えても、同様の効果が得られると共に、電圧により容易にリアクタンス値を変更できるという優位な効果が得られる。
次に、図3を用いて、入力信号の電力値が比較的低い場合の増幅器1の動作について説明する。図3において、図1と同様の構成については同様の符号を記載し、説明を割愛する。
図3において、アンテナ13は無線信号を受信し、この受信信号をフィルタ12に送信する。フィルタ12は、アンテナ13から入力された信号から不要なノイズを除去した後、入力ポート10に信号を送信する。図2の場合のように、入力ポート10の前段に前段増幅回路14が接続されていないため、増幅回路3への入力電力値は比較的に低いものとなる。増幅回路3への入力電力が低く、増幅回路3が歪む危険性が無い場合には、増幅回路3には低いNF特性と、高い増幅率が求められる。この要件を満たすために、増幅回路3が歪む危険性が無い場合には、制御部9は可変抵抗器8に制御信号を出して、可変抵抗器8の抵抗値を極めて大きな値に変更し、負帰還回路6に負帰還電流が流れないようにする。これにより、増幅回路3の増幅率は高くなると共に、NF特性も低いものとなる。更に、制御部9は、可変リアクタンス回路2に制御信号を送信し、入力ポート10からアンテナ側を見た時のインピーダンスに対して、最適なNF特性が実現されるように可変リアクタンス回路2のリアクタンス値が調整される。尚、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値は、増幅回路3の増幅率が高くなるように調整されても良い。
制御部9による可変リアクタンス回路2の具体的な制御方法としては、例えば、信号処理部17が受信信号の品質を検出する第2検出部(図示せず)を備え、制御部9が、第2検出部が検出した受信信号の品質に基づいて、可変リアクタンス回路2を制御する形態としてもよい。これにより、入力ポート10の前段に多様なインピーダンスを有する回路が接続されても、良好な増幅器を実現できる。また、入力ポート10の前段にアンテナが接続される場合、アンテナの近傍に人体や金属が存在し、これらとの位置関係が絶えず変化する場合、アンテナのインピーダンスは絶えず変化する事となる。このように、入力ポート10から前段を見た時のインピーダンスが時間的に変動する場合にも、本発明の増幅器は、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を絶えず最適値に変更し、良好なNF特性を維持する事が可能である。また、製造時において、入力ポート10の前段回路のインピーダンスにばらつきが生じた場合や、増幅回路3等の製造ばらつきが生じた場合にも、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を、第2検出部から信号を基に制御部9が自動調整するため、製造ばらつき発生時にも良好なNF特性を維持できる。
尚、受信信号の品質の指標としては、例えば、C/N(Carrier/Noise)特性やBER(Bit Error Rate)などが考えられる。
制御部9による可変リアクタンス回路2の具体的な制御方法の他の例としては、電子機器20が受信することを希望する信号の周波数付近において、増幅回路3のNF特性や増幅率が良好となるように、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を調整する形態としてもよい。可変リアクタンス回路2により良好なNF特性や増幅率が実現できる周波数帯域幅は比較的狭くなる。このため、本発明の増幅器1は、電子機器20が受信することを希望する信号の周波数付近でのみ、NF特性等が良好となる構成とすることで、広い周波数帯域を利用した通信システムの信号をも受信可能となる。尚、この場合の具体的な実現方法の一例としては、電子機器20が受信することを希望する信号の周波数又はチャンネルに関する情報を、例えば、信号処理部17が制御部9に送信することとしてもよい。ここで、制御部9はメモリ部(図示せず)を有しており、このメモリ部には、受信することを希望する信号の周波数と可変リアクタンス回路2への制御内容との関係が記録されている。メモリ部の記録内容の一例を(表1)に示す。
(表1)のスイッチ1、スイッチ2、・・、スイッチnは、可変リアクタンス回路2のスイッチ群11を構成する各スイッチを表している。(表2)に示した記録方法により、制御部9は、各周波数に対応したスイッチ群11の最適な状態を瞬時に読み出す事ができる。
制御部9は、信号処理部17から得られた電子機器20が受信することを希望する信号の周波数又はチャンネルに関する情報を基に、メモリ部より可変リアクタンス回路2への制御内容を取得し、この制御内容を可変リアクタンス回路2に送信する事としてもよい。これにより、可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を瞬時に理想的な値に変更することが可能となる。尚、この場合は、各周波数に対応する可変リアクタンス回路2への制御内容を、事前に導出しておく必要がある。具体的には、実使用時の回路等を入力ポート10の前段に取り付けた後、増幅回路3が良好なNF特性となる可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を、各周波数において、事前に求めておく必要がある。そして、導出された各周波数に対する可変リアクタンス回路2への制御内容を、事前に、メモリ部へ記録しておく必要がある。尚、入力ポート10から前段を見た時のインピーダンスを所定値とし、この所定値のインピーダンスに対して良好なNF特性等が実現できる可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を各周波数においてメモリ部に記録しておき、本発明の増幅器を使用する際は、入力ポート10から前段を見た時のインピーダンスを前記所定値として使用する形態としても良い。これにより、毎回、良好なNF特性等が実現できる可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を、事前に導出する必要がなくなる。
尚、この場合、製造ばらつき等により、入力ポート10から前段を見た時のインピーダンスが所定値から多少ばらつく事も考えられる。この事を考慮し、可変リアクタンス回路2はリアクタンス微調整回路21を有し、制御部9は、第2検出部が検出した受信信号の品質に基づいて、リアクタンス微調整回路21を制御することとしてもよい。これにより、電子機器20が受信することを希望する信号の周波数に応じて瞬時に可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を所定の値に変更できると共に、製造ばらつきが発生した場合にも、良好なNF特性が維持できるという有益な効果が得られる。
次に、図4を用いて、増幅回路3に入力される受信信号の電力値と、可変リアクタンス回路2、リアクタンス微調整回路21、および、可変抵抗器8の動作との関係を説明する。
図4の横軸は、増幅回路3に入力される受信信号の電力値を表している。増幅回路3に入力される受信信号の電力値が第1所定値より低い場合、可変抵抗器8の抵抗値を開放状態と同様の非常に大きな値とし、負帰還回路6に負帰還電流が流れないようにする。そして、可変リアクタンス回路2、または、リアクタンス微調整回路21のうち、少なくとも一方は制御部9により制御されて、増幅回路3のNF特性が良好なものとなるように調整される。第1所定値は、増幅回路3の歪み始める受信信号の電力値を基に決定される。故に、第1所定値より低い受信信号の電力値である場合は、増幅回路3は歪む危険性は無い。このため、本発明の増幅器1は、受信信号の電力値が第1所定値以下の場合には、NF特性が良好となるように増幅回路3を動作させている。
受信信号の電力値が第1所定値より高い場合には、制御部9は可変リアクタンス回路2、および、リアクタンス微調整回路21を制御せず、可変抵抗器8のみ、その抵抗値を開放状態以外の抵抗値となるように調整する。受信信号の電力値が第1所定値より大きくなると、増幅回路3が歪む危険性があるため、本発明の増幅器1は、可変抵抗器8を制御し、増幅回路3の増幅率を下げて、増幅回路3が歪むことを防止している。
尚、受信信号の電力値が第1所定値より小さい場合に、第2検出部が検出した受信信号の品質が既定値より劣悪な場合には、可変抵抗器8を非開放状態に制御することとしてもよい。受信信号の電力値が第1所定値より小さい場合には、制御部9は、増幅回路3のNF特性を重視して可変リアクタンス回路2のリアクタンス値を調整するが、その際、入力ポート10の前段の回路と増幅器1のインピーダンス整合が取れていない事も考えられる。この場合、入力ポート10の前段の回路から増幅器1へ入力された信号の一部が、入力ポート10の前段の回路へ反射されてしまう。ここで、図2に示したように、入力ポート10の前段に前段増幅回路14が接続されている場合、前段増幅回路14が異常発振する可能性もある。前段増幅回路14が異常発振した場合、電子機器20の受信特性は劣化し、良好な信号受信ができなくなる。これを防止するため、上記の本発明の増幅器1は、受信信号の電力値が第1所定値より低い場合においても、前段増幅回路14が異常発振し、第2検出部が検出した受信信号の品質が既定値より劣悪なものとなった場合は、可変抵抗器8の抵抗値を開放状態以外の値に制御する。これにより、入力端子5から増幅回路3を見たときのインピーダンスを広帯域に50Ω近くの値にすることが可能となり、入力ポート10の前段の回路への反射電力を低減する事ができる。これにより、前段増幅回路14の異常発振を停止させる事が可能となる。尚、制御部9が可変抵抗器8を制御した後、第2検出部において検出された受信信号の品質が既定値より高くなった場合、再度、可変抵抗器8の抵抗値を開放状態に戻してもよい。ただ、この際は、前段増幅回路14が異常発信した時の可変リアクタンス回路2、およびリアクタンス微調整回路21のリアクタンス値は採用しないようにする。これにより、前段増幅回路14が異常発振しないと共に、NF特性の良好な増幅器を実現できる。
次に、図5を用いて、増幅回路3に入力される受信信号の電力値と、可変リアクタンス回路2、リアクタンス微調整回路21、および、可変抵抗器8の動作との関係を説明する。
増幅回路3に入力される受信信号の電力値が第1所定値より低い場合、可変抵抗器8の抵抗値を開放状態と同様の非常に大きな値とし、負帰還回路6に負帰還電流が流れないようにする。そして、可変リアクタンス回路2、および、リアクタンス微調整回路21のうち、少なくとも一方は制御部9により制御されて、増幅回路3のNF特性が良好なものとなるように調整される。第1所定値は、増幅回路3の歪み始める受信信号の電力値を基に決定される。故に、第1所定値より低い受信信号の電力値である場合は、増幅回路3は歪む危険性は無い。このため、本発明の増幅器1は、受信信号の電力値が第1所定値以下の場合には、NF特性が良好となるように増幅回路3を動作させている。
受信信号の電力値が第1所定値より高く、第2所定値より低い場合には、可変抵抗器8の抵抗値を開放状態以外の抵抗値となるように調整し、負帰還回路6に負帰還電流を流す。これにより、増幅回路3の増幅率を下げて、増幅回路3が歪むことを防止している。これと同時に、制御部9は、可変リアクタンス回路2、または、リアクタンス微調整回路21の内、少なくとも一方のリアクタンス値についても制御し、増幅回路3のNF特性が良好となるように調整されることとなる。受信信号の電力値が第1所定値より大きく、第2所定値より小さい場合には、負帰還回路6によるNF特性への影響も低いため、可変リアクタンス回路2、または、リアクタンス微調整回路21のリアクタンス値の調整によるNF特性の向上効果も期待できる。故に、第2所定値は、可変リアクタンス回路2、または、リアクタンス微調整回路21のリアクタンス値の調整によるNF特性の向上効果が期待できる可変抵抗器8の抵抗値の範囲を基準に決定される。これにより、増幅回路3が歪む事を防止しつつ、高いNF特性を実現する事が可能となる。また、受信信号の電力値が第1所定値より高く、第2所定値より低い場合にも、入力ポート10の前段に接続された前段増幅回路14が異常発振する可能性があるため、第2検出部により受信信号の信号品質が既定値以下となっていないか、絶えずモニタリングする事としてもよい。
尚、可変リアクタンス回路2、または、リアクタンス微調整回路21のリアクタンス値と可変抵抗器8の抵抗値とをあらかじめメモリ部に記録しておいてもよい。これにより、制御部は、瞬時に、可変リアクタンス回路2、または、リアクタンス微調整回路21の最適なリアクタンス値を選択できる。
受信信号の電力値が第2所定値より大きい場合には、制御部9は可変リアクタンス回路2、および、リアクタンス微調整回路21を制御せず、可変抵抗器8のみ、その抵抗値を開放状態以外の抵抗値となるように調整する。これにより、増幅回路3が歪む事を防止できる。
次に、図6を用いて、増幅回路3に入力される受信信号の電力値と、可変リアクタンス回路2、リアクタンス微調整回路21、可変抵抗器8、および電源部の動作との関係を説明する。図6において、受信信号の電力値と、可変リアクタンス回路2、リアクタンス微調整回路21、および可変抵抗器8の動作との関係は、図5の場合と同様である。図6において、受信信号の電力値が第3所定値より低い場合には、電源部15は増幅回路3に電源供給を行う。しかし、受信信号の電力値が第3所定値より高い場合には、電源部15は増幅回路3への電源供給を停止する。第3所定値は、可変抵抗器8の抵抗値を制御したとしても増幅回路3の歪みの危険性を解消できない受信信号の電力値を基に決定される。故に、受信信号の電力値が第3所定値より高い場合には、増幅回路3への電源供給を停止し、増幅回路3が歪む事を防止する。また、この場合、負帰還回路6を介して、受信信号を信号処理部17へ送信してもよい。この際、制御部9は、可変抵抗器の抵抗値を適当な値に制御し、入力される受信信号の電力値を低減してもよい。これにより、信号処理部17に大きな電力が入力される事を防止できる。
尚、電子機器20が所望のデータを受信していないと判断した際は、電源部15は増幅回路3への電力供給を停止することとしてもよい。これにより、消費電力の低い増幅器1を実現する事ができる。
また、増幅回路3への電力供給を停止する期間に、負帰還回路6を介して第1検出部7が受信信号の電力値を検出し、可変リアクタンス回路2、リアクタンス微調整回路21、可変抵抗器8、および電源部15の制御を事前に行ってもよい。これにより、電子機器20が所望のデータを受信しようとした瞬間に、可変リアクタンス回路2、リアクタンス微調整回路21、可変抵抗器8、および電源部15の最適な状態を実現する事が可能となる。
尚、増幅器1、信号処理部17は、同一の半導体基板上に形成してもよい。これにより小型な電子機器を実現することができる。
また、増幅回路3はFETを用いても、バイポーラトランジスタを用いても、共に同様の効果が得られる。
以上のように、本発明の増幅器は、入力ポートの前段に種々の回路が接続されたとしても良好な受信特性を実現できるため、NF特性の良好な受信装置や電子機器を実現する事ができる。
1 増幅器
2 可変リアクタンス回路
3 増幅回路
4 出力端子
5 入力端子
6 負帰還回路
7 第1検出部
8 可変抵抗器
9 制御部
10 入力ポート
11 スイッチ群
12 フィルタ
13 アンテナ
2 可変リアクタンス回路
3 増幅回路
4 出力端子
5 入力端子
6 負帰還回路
7 第1検出部
8 可変抵抗器
9 制御部
10 入力ポート
11 スイッチ群
12 フィルタ
13 アンテナ
Claims (13)
- 可変リアクタンス回路と、
前記可変リアクタンス回路からの出力信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路の出力端子と前記増幅回路の入力端子との間に接続された負帰還回路と、
前記増幅回路の出力側に接続されて受信信号の電力を検出する第1検出部と、
前記第1検出部からの出力信号に基づいて、前記負帰還回路の可変抵抗器を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第1検出部が検出した受信信号の電力が第1所定値より小さい場合、
前記可変抵抗器を開放状態に制御すると共に、前記可変リアクタンス回路を制御し、
前記第1検出部が検出した受信信号の電力が前記第1所定値より大きい場合、
前記可変抵抗器を非開放状態に制御すると共に、前記可変リアクタンス回路の制御を停止する増幅器。 - 前記制御部は、前記第1検出部が検出した受信信号の電力が前記第1所定値より大きな第2所定値より小さい場合、前記可変リアクタンス回路を制御し、前記第1検出部が検出した受信信号の電力が前記第2所定値より大きい場合、前記可変リアクタンス回路の制御を停止する請求項1に記載の増幅器。
- 前記増幅回路の出力側に接続されて受信信号の品質を検出する第2検出部を備え、
前記制御部は、前記第1検出部が検出した受信信号の電力が第1所定値より小さいと共に、前記第2検出部が検出した受信信号の品質が既定値より劣悪な場合、
前記可変抵抗器を非開放状態に制御する請求項1に記載の増幅器。 - 前記増幅回路の出力側に接続されて受信信号の品質を検出する第2検出部を備え、
前記制御部は、前記第2検出部が検出した受信信号の品質に基づいて、前記可変リアクタンス回路を制御する請求項1または請求項2に記載の増幅器。 - 前記制御部はメモリ部を有し、
前記メモリ部には、受信信号の周波数と前記可変リアクタンス回路への制御内容との関係が記録されており、
前記制御部は、前記メモリ部の記録内容に基づいて、前記可変リアクタンス回路を制御する請求項1または請求項2に記載の増幅器。 - 前記制御部はメモリ部を有し、
前記メモリ部には、受信信号の電力と前記可変抵抗器への制御内容との関係が記録されており、
前記制御部は、前記メモリ部の記録内容に基づいて、前記可変抵抗器を制御する請求項1に記載の増幅器。 - 前記可変リアクタンス回路はリアクタンス微調整回路を有し、
前記制御部は、前記第2検出部が検出した受信信号の品質に基づいて、前記リアクタンス微調整回路を制御する請求項4または請求項5に記載の増幅器。 - 前記増幅回路に電力を供給すると共に、前記増幅器と接続された電源部を備え、
前記第1検出部が検出した受信信号の電力が第3所定値より大きい場合、
前記電源部は前記増幅回路への電力供給を停止する請求項1に記載の増幅器。 - 半導体基板上に形成された請求項1に記載の増幅器。
- 請求項1に記載の増幅器と、
この増幅器の出力側に接続された信号処理部を有する受信装置。 - 請求項10に記載の受信装置と、
この受信装置の出力側に接続された表示部とを備えた電子機器。 - 前記電子機器が所望のデータを受信していないと判断した際、
前記電源部は前記増幅回路への電力供給を停止する請求項11に記載の電子機器。 - 前記増幅回路への電力供給を停止する期間に、
前記負帰還回路を介して前記第1検出部が受信信号の電力を検出する請求項12に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007328345A JP2009152823A (ja) | 2007-12-20 | 2007-12-20 | 増幅器と、これを用いた受信装置、または電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007328345A JP2009152823A (ja) | 2007-12-20 | 2007-12-20 | 増幅器と、これを用いた受信装置、または電子機器 |
Publications (1)
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Family
ID=40921451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007328345A Pending JP2009152823A (ja) | 2007-12-20 | 2007-12-20 | 増幅器と、これを用いた受信装置、または電子機器 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013531943A (ja) * | 2010-06-08 | 2013-08-08 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | Rf受信機の雑音指数または利得を最適化するための複数の技術 |
JP2015005961A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | 日本電信電話株式会社 | センサインタフェース回路及び制御方法 |
-
2007
- 2007-12-20 JP JP2007328345A patent/JP2009152823A/ja active Pending
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