JP2009152770A - 携帯端末装置、携帯端末装置の電源制御方法及び電源制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの操作なしに電源のオン/オフを設定された時刻に行い、かつ、自動電源オン/オフに伴う不具合を抑制する。
【解決手段】携帯電話機100への電源のオン又はオフを実行する電源制御をする電源制御部190と、現在の時刻を計測する時計カウント部150と、電源制御を実行する時刻である電源制御時刻の、操作者による入力を受け付けるボタン入力部110と、入力された電源制御時刻を記憶する記憶部180と、時計カウント部150から時刻情報の通知を受け、記憶されている電源制御時刻を確認して、その時刻情報が電源制御時刻になったか否かを判断する制御部120と、を有し、制御部120は、時刻情報が電源制御時刻になったと判断する場合に、電源制御部190を用いて、電源制御をさせ、また、操作者が電源制御時刻の入力をする際に、注意喚起を行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末装置、携帯端末装置の電源制御方法及び電源制御プログラムに関し、特に、携帯端末装置の電源を自動で制御する技術に関する。
本発明に関連する技術としては、特許文献1,2に記載の技術がある。特許文献1に記載の技術は、第3世代の移動通信システム(段落0010参照)における無線装置に関し、無線通信が不感になる地帯に無線装置が入るスケジュールをメモリに記憶させ、スケジュールに合わせてCPUが装置の一部の給電をオン/オフするというものである(段落0025参照)。なお、スケジュールを記憶させることに換えて、タイマを設け、タイマを監視するという記載もある。
また、特許文献2に記載の技術は、携帯電話端末装置に関し、本来の通信以外の機能を電波の使用をすることなく利用可能とすることを目的としたものであるが、他に、携帯電話利用規制場所での規制実施の実効性を高めるための構成も有する(段落0027,0030等参照)。
特開2000−278227号公報 特開2003−070067号公報
携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等の携帯端末装置においては、機能の高性能化、多機能化に伴い、種々の機能を起動させると、電池の駆動時間も限られてくるため、電池の節約が重要となる。したがって、ほとんど使用しない時間帯(例えば、夜間等)には携帯端末装置の電源を切って、かつ、使用する時間帯には電源を入れるという利用態様を選択するユーザもいる。しかしながら、このような場合、ユーザが電源キーを操作して行う必要があった。
そこで、自動で電源をオン/オフする(以下、「電源制御」と呼ぶことがある)機能を搭載することを考える。実際、PDC(Personal Digital Cellular)方式を採用していた頃の携帯電話機においては、自動電源制御機能を搭載している携帯電話機が存在していた。しかし、第3世代携帯電話機においては、航空法による規制との兼ね合いを考慮して、また、使用頻度が少ないなどの理由から、搭載されなくなっていた。ところが、最近では、使用しない時間帯(夜間等)は電源を切っておきたいという市場の声が上がってきている。
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、ユーザの操作なしに電源制御を設定された時刻に自動で行い、かつ、自動電源制御に伴う不具合を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置への電源のオン又はオフを実行する電源制御をする電源制御手段と、現在の時刻を計測する時計手段と、前記電源制御を実行する時刻である電源制御時刻の、操作者による入力を受け付ける入力手段と、入力された前記電源制御時刻を記憶する記憶手段と、前記時計手段から時刻情報の通知を受け、記憶されている前記電源制御時刻を確認して、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったか否かを判断する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったと判断する場合に、前記電源制御手段を用いて、前記電源制御をさせ、また、操作者が前記電源制御時刻の入力をする際に、注意喚起を行うことを特徴とする。
また、本発明は、現在の時刻を計測する計測工程と、装置への電源のオン又はオフを実行する電源制御を実行する時刻である電源制御時刻の、操作者による入力を受け付ける入力工程と、入力された前記電源制御時刻を記憶する記憶工程と、前記計測工程にて計測された時刻情報の通知を受け、前記記憶工程にて記憶された前記電源制御時刻を確認して、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったか否かを判断する判断工程と、前記判断工程により前記時刻情報が前記電源制御時刻になったと判断された場合に、前記電源制御を実行する電源制御工程と、を含み、前記入力工程は、操作者が前記電源制御時刻の入力する際に注意喚起を行う注意喚起工程を含む、ことを特徴とする。
また、本発明は、携帯端末装置に、現在の時刻を計測する計測工程と、装置への電源のオン又はオフを実行する電源制御を実行する時刻である電源制御時刻の、操作者による入力を受け付ける入力工程と、入力された前記電源制御時刻を記憶する記憶工程と、前記計測工程にて計測された時刻情報の通知を受け、前記記憶工程にて記憶された前記電源制御時刻を確認して、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったか否かを判断する判断工程と、前記判断工程により前記時刻情報が前記電源制御時刻になったと判断された場合に、前記電源制御を実行する電源制御工程と、を含み、前記入力工程は、操作者が前記電源制御時刻の入力する際に注意喚起を行う注意喚起工程を含む、処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの操作なしに電源制御を設定された時刻に自動で行い、かつ、自動電源制御に伴う不具合を抑制することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、携帯電話機に本発明を適用した例である。図1は、本実施形態に係る携帯電話機100の構成を示すブロック図である。
携帯電話機100は、ボタン入力部110と、制御部120と、送受信部130と、アンテナ部140と、時計カウント部150と、スピーカ部160と、表示部170と、記憶部180と、電源制御部190と、を有して構成されている。
ボタン入力部110は、オンフック(終了)キー、オフフック(開始)キーや、ダイヤル等を具備し、操作者による操作入力を受け付ける機能を有する。制御部120は、携帯電話機100の通信制御や外部機器への出力をプログラム制御により行い、携帯電話機100の全体制御を行う。
送受信部130は、携帯電話機100と携帯電話機100の基地局との電波の送受信を制御する。アンテナ部140は、実際に電波を送受信するハードウェアである。時計カウント部150は、携帯電話機100の時計を動かす機能を備え、現在の時刻を計測し、現在の時刻を時刻情報として制御部120に通知する機能を有する。また、時計カウント部150は、制御部120が時刻情報を問い合わせた場合に、持続的に計測し続けている現在の時刻を時刻情報として返す構成とすることもできる。
スピーカ部160は、音声やアラーム音等の音を出力する。表示部170は、制御部120の指示により文字データ等を表示し、自動電源オン/オフ機能を設定する際の注意事項も表示する。記憶部180は、自動電源オン/オフ時刻設定を含む携帯電話機100の機能設定を記憶する。
電源制御部190は、制御部120の制御を受けて携帯電話機100の電源オン又はオフを実際に実行する。なお、本実施形態でいう、電源オフ(電源OFF)は、自動電源オンに必要な各部を除く部分の給電を停止することをいう。給電が停止される部分は、図1でいうと、ボタン入力部110、送受信部130、アンテナ部140、スピーカ部160、表示部170が該当する。
制御部120について更に詳細に説明する。制御部120は、ボタン入力部110より入力されたボタンを判断する押下ボタン判断処理手段121と、現在の状態を監視する状態監視手段122と、基地局とのやりとりを制御する通信制御手段124と、設定状況確認手段123と、を有して構成されている。
設定状況確認手段123は、記憶部180に記憶された携帯電話機100の機能設定を確認し、状態監視手段122が把握する携帯電話機100の状態、押下ボタン判断手段121が得たユーザによるボタン操作の結果、時計カウント部150が伝える時刻情報等を基に、自動電源ON/OFF機能を実行する時刻になったか否かを判断する。
以上のような構成を有する本実施形態の動作について、図2ないし図5を参照して説明する。図2、図4、図5は、本実施形態の動作を示すフローチャートであり、図3は、機能設定を行うときに表示部170に表示される設定画面例である。
図2、図3を参照して、自動電源ON機能を設定する手順を説明する。
ユーザが自動電源ONを設定しようとした時に図3の設定画面を表示して、使用禁止場所で起動しない様に注意を促す画面を表示する。図2において、自動電源ONを設定する為には、始めに携帯電話機本体の時計が設定されているか判断する(ステップS201)。時計が設定されていない場合は本処理を終了する(ステップS201/No)。
時計設定されている場合は(ステップS201/Yes)、ユーザに電源ONする時刻を入力させ、入力完了後その時刻が正しい時刻か又は他の機能と重なっていないかの正当性の確認を行う(ステップS202→ステップS203)。
入力した時刻が無効な時刻の場合は(ステップS204/No)、無効である理由を表示して再度時刻入力画面に戻す(ステップS204→ステップS207→ステップS202)。
入力した時刻が有効な場合は(ステップS204/Yes)、この設定を毎日行うのか1回だけなのかなどという選択肢をユーザに提示して、それをユーザに選択させることによって、繰り返しの設定を行う(ステップS205)。繰り返し設定が完了したら、設定状況記憶手段123は、自動電源ON時刻、繰り返し設定の状態を記憶する(ステップS206)。
次に、図1、図4を参照して、自動電源ON機能が起動する手順を説明する。まず、図1の時計カウント部150から制御部120へ時刻情報が通知され、設定状況確認手段123で自動電源ONの時刻になったかを判断する(ステップS401)。
自動電源ON起動時刻の場合は、携帯電話機本体の電源がOFFか否かを確認して、OFFの場合は、携帯電話機の電源を入れる(ステップS402→ステップS403)。電源が既に入っていた場合は、何の処理も行わない。
電源ON後、図2のステップS205にて設定した繰り返しの設定の確認を行い、繰り返しなし、つまりこの1回だけであった場合は、次の同時刻に自動電源ON機能による起動が実行されないように、設定を“OFF”にする(ステップS404→ステップS405)。繰り返しが設定されていた場合は、次回も自動電源ON機能による起動が実行される必要があるため、設定解除を行わず処理を抜ける(ステップS404→END)。
以上で、自動電源ON機能の設定手順、及び、自動電源ON機能が起動する手順の説明を終える。次に、自動電源OFF機能の設定手順、及び、自動電源OFF機能が起動する手順の説明を行う。まず、自動電源ON機能設定の説明に参照した図2、図3を再度参照して自動電源OFF機能を設定する手順を簡単に説明する。
図2のステップS202において、自動電源ONの時刻を自動電源OFFの時刻に変更して、ステップS206での設定記憶を自動電源OFFの設定に変更したのが、自動電源OFFの設定処理である。
また最近の携帯電話機は、深夜等回線が空いている時間帯を使用して、音楽データ等のダウンロードを行う場合があるため、図3を用いて説明した自動電源ON機能設定時の注意喚起と同様に、電源OFF機能設定時にはダウンロードが出来ない旨の注意喚起を行っても良い。
次に、図1、図5を参照して、自動電源OFF機能が起動する手順を説明する。
図1の時計カウント部150から制御部120へ時刻情報が通知され、設定状況確認手段123で自動電源OFFの時刻になったかを判断する(ステップS501)。
自動電源OFF起動時刻の場合は、携帯電話機本体の電源が入っているか否かを確認して、電源が切れている場合は、本処理を終了する(ステップS502→END)。電源が入っている場合は、現在待ち受け状態つまり他のアプリケーションが起動していないか確認し、他にアプリケーションが起動している場合は、起動しているアプリケーションが終了するまで自動電源OFFの処理を保留する(ステップS503→ステップS507)。
これは例えば電話をしている時に自動電源OFFが起動してしまうと、回線が切れるため、ユーザにとって使い勝手が良いものでは無い為である。他のアプリケーションが起動していない場合、及び、起動していたアプリケーションが終了した場合は、繰り返し設定の確認を行う(ステップS503→ステップS504)。
繰り返しなし、つまりこの1回だけであった場合は、次の同時刻に自動電源OFFが起動しないように、設定を“OFF”にして、本体の電源を切る(ステップS504→ステップS505→ステップS506)。繰り返しが設定されていた場合は、次回も自動電源OFFを起動させる必要があるため、設定解除を行わず、本体の電源を切る(ステップS504→END)。
本実施形態によれば、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、ユーザの操作無しに、設定した時刻に携帯電話機の電源のON/OFFが行えることである。
第2の効果は、携帯電話機の使用禁止区域での自動電源ON機能による端末の起動を抑制することができることである。これは、本実施形態によれば、機能設定画面で、自動電源ONの時は使用禁止区域で電源が入らない様に、自動電源OFFの時は、ダウンロード等が出来ない事をそれぞれ示す注意喚起を行ってユーザに注意を促しているためである。
第3の効果は、自動電源OFFが設定されている場合であってもユーザの意図しない突然の電源断を避けることができることである。これは、本実施形態によれば、自動電源OFFの時に、他のアプリケーションが立ち上がっている場合はそのアプリケーションが終了するまで自動電源OFFを起動しないよう構成しており、突然電源が切れる事を防いでいるためである。
なお、本実施形態においては、繰り返し設定を、1回、毎回のみとしたが、曜日毎に設定可能としても良い。また、自動電源OFF時に自動電源OFFの時刻になったので電源を切っても良いかの画面を表示しても良い。また、自動電源OFFにより電源が切れたが、携帯電話機の故障に電源が切れたと勘違いされるのを防ぐために、電源ON時に「自動電源OFFにて電源が切れた」というメッセージを表示する事も有効である。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る携帯電話機において機能設定する際の設定画面例である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の自動電源ON機能が起動する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の自動電源OFF機能が起動する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 携帯電話機
110 ボタン入力部
120 制御部
121 押下ボタン判断手段
122 状態監視手段
123 設定状況確認手段
124 通信制御手段
130 送受信部
140 アンテナ部
150 時計カウント部
160 スピーカ部
170 表示部
180 記憶部

Claims (6)

  1. 装置への電源のオン又はオフを実行する電源制御をする電源制御手段と、
    現在の時刻を計測する時計手段と、
    前記電源制御を実行する時刻である電源制御時刻の、操作者による入力を受け付ける入力手段と、
    入力された前記電源制御時刻を記憶する記憶手段と、
    前記時計手段から時刻情報の通知を受け、記憶されている前記電源制御時刻を確認して、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったか否かを判断する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったと判断する場合に、前記電源制御手段を用いて、前記電源制御をさせ、
    また、操作者が前記電源制御時刻の入力をする際に、注意喚起を行うことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記注意喚起は、前記電源制御が装置への電源のオンである場合、装置の使用が禁止されている場所での前記電源制御の実行を行わないようにとするものであることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記注意喚起は、前記電源制御が装置への電源のオフである場合、装置のデータ通信が使用できない旨通知するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったと判断し、かつ、実行中のアプリケーションがない場合に、前記電源制御手段を用いて、前記電源制御をさせることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の携帯端末装置。
  5. 現在の時刻を計測する計測工程と、
    装置への電源のオン又はオフを実行する電源制御を実行する時刻である電源制御時刻の、操作者による入力を受け付ける入力工程と、
    入力された前記電源制御時刻を記憶する記憶工程と、
    前記計測工程にて計測された時刻情報の通知を受け、前記記憶工程にて記憶された前記電源制御時刻を確認して、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記時刻情報が前記電源制御時刻になったと判断された場合に、前記電源制御を実行する電源制御工程と、を含み、
    前記入力工程は、操作者が前記電源制御時刻の入力する際に注意喚起を行う注意喚起工程を含む、ことを特徴とする携帯端末装置の電源制御方法。
  6. 携帯端末装置に、
    現在の時刻を計測する計測工程と、
    装置への電源のオン又はオフを実行する電源制御を実行する時刻である電源制御時刻の、操作者による入力を受け付ける入力工程と、
    入力された前記電源制御時刻を記憶する記憶工程と、
    前記計測工程にて計測された時刻情報の通知を受け、前記記憶工程にて記憶された前記電源制御時刻を確認して、前記時刻情報が前記電源制御時刻になったか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記時刻情報が前記電源制御時刻になったと判断された場合に、前記電源制御を実行する電源制御工程と、を含み、
    前記入力工程は、操作者が前記電源制御時刻の入力する際に注意喚起を行う注意喚起工程を含む、処理を実行させることを特徴とする電源制御プログラム。
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