JP2009151367A - 電子機器 - Google Patents

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Toshio Konno
利夫 今野
Tomohiro Hamada
知宏 浜田
Hiroyuki Mizuguchi
浩之 水口
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Abstract

【課題】発熱体を冷却する冷却装置の構造が簡略化された電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器10は、第1発熱体21および第2発熱体22を備える基板20と、第1発熱体および第2発熱体の各々を冷却する冷却装置30と、を備える。冷却装置30は、第1発熱体の熱を受熱する第1受熱部41、第2発熱体の熱を受熱する第2受熱部42、第1発熱体および第2発熱体に沿って延設される単一の部材であって、第1受熱部を第1発熱体に押し付ける第1押付部51、第2受熱部を第2発熱体に押し付ける第2押付部52、第1押付部から見て第2押付部側とは反対側において基板に固定される第1固定部53、第1押付部と第2押付部との中間において基板に固定される中間固定部55、第2押付部から見て第1押付部側とは反対側において基板に固定される第2固定部54、を含む固定部材50と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板に搭載された複数の発熱体を冷却するための冷却装置を有する電子機器に関する。
従来文献(特許文献1)には、複数の半導体素子を冷却する冷却構造の一例が示されている。この従来文献の冷却構造では、複数の半導体素子が放熱板の上に一列に並べて配置されており、複数の半導体素子の上に平板状の押え金具を載せてから、2個の固定部材を用いて押え金具を放熱板に固定している。この従来文献の冷却構造では、押え金具は単純な平板状の部材であるため、各半導体素子が放熱板に押付け力は調整されていない。
また、別の従来文献(特許文献2)には、単一の半導体部品を冷却する冷却構造の一例が示されている。この従来文献の冷却構造では、回路基板上に配置されたCPUを十字型の押え金具を用いて固定している。この従来文献の冷却構造は、単一の半導体部品を固定するものであり、複数の半導体部品を固定するものではない。
実開平3−41939号公報 特許第3579384号
電子機器において、基板に複数の発熱体(例えば、CPUやノースブリッジなどの集積回路)が搭載されている場合に、発熱体の各々を冷却するために冷却装置を設ける必要がある。ここで、冷却装置の取付け作業を容易にする観点や、冷却装置の製造コストを低減する観点などから、冷却装置の構造を簡略化することが望まれている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、発熱体を冷却する冷却装置の構造が簡略化された電子機器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、第1発熱体および第2発熱体を備える基板と、第1発熱体および第2発熱体の各々を冷却する冷却装置と、を備え、冷却装置は、第1発熱体の熱を受熱する第1受熱部、第2発熱体の熱を受熱する第2受熱部、第1発熱体および第2発熱体に沿って延設される単一の部材であって、第1受熱部を第1発熱体に押し付ける第1押付部、第2受熱部を第2発熱体に押し付ける第2押付部、第1押付部から見て第2押付部側とは反対側において基板に固定される第1固定部、第1押付部と第2押付部との中間において基板に固定される中間固定部、第2押付部から見て第1押付部側とは反対側において基板に固定される第2固定部、を含む固定部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、発熱体を冷却する冷却装置の構造が簡略化された電子機器を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の電子機器の一実施例であるノートブック型パーソナルコンピュータ10の外観を示す斜視図である。ノートブック型パーソナルコンピュータ10は、キーボード13やタッチパッド16などが上面に設けられたコンピュータ装置本体11と、液晶表示パネル17が前面に設けられたディスプレイユニット12とから構成されている。コンピュータ装置本体11の奥側左右の隅部にはヒンジが設けられており、ディスプレイユニット12は、コンピュータ装置本体11に対して開放位置と閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ装置本体11は薄い箱形の筐体18を有しており、その上面にはキーボード13、コンピュータ10を電源オン/オフするためのパワーボタン14、入力操作パネル15、およびタッチパッド16などが配置されている。
図2は、コンピュータ10の左奥領域Rの内部を上から見た平面図である。図2に示すように、筐体18の内部には、プリント配線基板20が収容されている。プリント配線基板20には、発熱体となる回路部品21,22としてCPU(Central Processing Unit)やチップセットなどの半導体集積回路(LSI:Large ScaleIntegration)が実装されている。ここで、第1回路部品21はCPUであり、第2回路部品22はノースブリッジなどのCPU以外のチップセットである。これらの回路部品21,22は、動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。そこで、これらの回路部品21,22を冷却するために、筐体18の内部には冷却装置30が収容されている。なお、CPUの消費電力は、ノースブリッジなどのCPU以外のチップセットの消費電力に比べて大きい。
冷却装置30は、ヒートパイプ40、ダクト35、電動ファンユニット36および固定部材50などから構成されている。冷却装置30を構成するこれらの部材は、コンピュータ装置本体11の筐体18の側壁に形成された排気口部19付近に配設されている。
ヒートパイプ(熱移送部材)40は、冷媒が充填された金属製の管状部材43を有しており、この管状部材43は第1回路部品21から排気口部19付近に至り、ダクト35の内部まで延びている。第1回路部品21の位置にあるヒートパイプ40の一端部には、扁平な第1受熱部41が形成されており、この第1受熱部41は第1回路部品21に密接している。ヒートパイプ40の他端部には放熱部である放熱フィン44が接合されており、この放熱フィン44は電動ファンユニット36の吐出し口部36bと筐体18の排気口部19との間に配置されている。
電動ファンユニット36は、電動モータにより回転駆動される羽根車を内部に有している。また、電動ファンユニット36の上部中央には吸入口部36aが設けられており、電動ファンユニット36の排気口部19側には吐出し口部36bが設けられている。電動ファンユニット36において、内部の羽根車が回転すると、吸入口部36aを通って電動ファンユニット36の内部に空気が吸い込まれ、吐出し口部36bを通って電動ファンユニット36の内部から空気が吹き出される。電動ファンユニット36の吐出し口部36bから吹き出された空気は、ダクト35内を通って放熱フィン44を冷却し、排気口部19から筐体18の外方に放出される。
第1回路部品21の熱は、ヒートパイプ40の第1受熱部41を介して管状部材43の内部の冷媒に伝えられる。この熱伝導により、管状部材43の内部の冷媒が加熱されて蒸気となり、この蒸気はヒートパイプ40の放熱フィン44側に流れる。放熱フィン44には電動ファンユニット36から送風される空気が吹き付けられるので、ヒートパイプ40の放熱フィン44側に導かれた蒸気は放熱して凝縮する。凝縮により液化された冷媒は、毛細管力により管状部材43の内面を伝わって第1受熱部41に戻る。この冷媒の蒸発および凝縮の繰り返しにより、第1回路部品21が継続して冷却される。
一方、第1受熱部41を構成する板状部材が第1受熱部41から第2回路部品22に向けて延びており、第2回路部品22の位置において扁平な第2受熱部42が形成されている。この第2受熱部42は、第2回路部品22に密接した放熱板であり、第2回路部品22から受熱した熱を周囲の空気に放熱する。
本実施形態では、冷媒が循環する第1受熱部41により第1回路部品21が冷却され、放熱板である第2受熱部42により第2回路部品22が冷却される。但し、他の実施形態では、第1回路部品21および第2回路部品22が共に、冷媒が循環する受熱部により冷却されてもよいし、第1回路部品21および第2回路部品22が共に、放熱板である受熱部により冷却されてもよい。
また、第1受熱部41を第1回路部品21に押し付けると共に、第2受熱部42を第2回路部品22に押し付けるために、第1回路部品21および第2回路部品22に対応した位置に、固定部材50が設けられている。固定部材50は、鋼等の金属製の板材を十字形状に切断した後に、この十字形状の板材を折り曲げて形成される単一の部材である。固定部材50は、第1押付部51、第2押付部52、第1固定部53、第2固定部54、中間固定部55を含んで構成されている。
図3は、固定部材50を拡大して示している。図3において、左右方向に延びる帯状の板材は、第1発熱体および第2発熱体に沿って延設されており、第1押付部51、第2押付部52、第1固定部53、第2固定部54を形成する。図4は、この左右方向の板材の断面(図3のIV‐IV断面)を示している。一方、図3において、上下方向に延びる帯状の板材は、左右方向の板材と交差するように延設されており、中間固定部55を形成する。図5は、この上下方向の板材の断面(図3のV‐V断面)を示している。以下、図3〜図5を参照して、固定部材50の構成を、より詳しく説明する。
第1押付部51は、第1受熱部41を第1発熱体21に押し付ける機能を有する。第1押付部51は、当接部51a、バネ部51b、屈曲部51c、位置決め部51dを含んで構成されている。当接部51aは、第1押付部51の中央付近に設けられており、第1受熱部41側に突出した突部であり、第1受熱部41の中央付近に当接する。バネ部51bは、当接部51aの両側に延びる2本の板部であり、固定部材50が基板20に固定されると弾性変形して撓んで、当接部51aを第1受熱部41に押し付ける。屈曲部51cは、板材が屈曲することにより剛性が高められた部位であり、バネ部51bの撓みが他の部位に波及することを防止している。位置決め部51dは、第1押付部51の中央付近において延設される部位であり、位置決めピンを用いて固定部材50とヒートパイプ40との相対位置を規定する。
第2押付部52は、第2受熱部42を第2発熱体22に押し付ける機能を有する。第2押付部52は、当接部52a、バネ部52b、屈曲部52cを含んで構成されている。当接部52aは、第2押付部52の中央付近に設けられており、第2受熱部42側に突出した突部であり、第2受熱部42の中央付近に当接する。バネ部52bは、当接部52aの両側に延びる2本の板部であり、固定部材50が基板20に固定されると弾性変形して撓んで、当接部52aを第2受熱部42に押し付ける。屈曲部52cは、板材が屈曲することにより剛性が高められた部位であり、バネ部52bの撓みが他の部位に波及することを防止している。
第1固定部53は、第1押付部51から見て第2押付部52の反対側において基板20に固定される部位である。第1固定部53は、固定部材50の端部で基板20に固定される端固定部である。第1固定部53は、ネジを挿通するための貫通孔を有している。第1固定部53に形成された貫通穴に固定ネジ60Aを挿通し、取付用スタッド24Aに形成されたネジ穴に固定ネジ60Aを螺入する。この結果、第1固定部53は基板20に固定される。
第2固定部54は、第2押付部52から見て第1押付部51の反対側において基板20に固定される部位である。第2固定部54は、固定部材50の端部で基板20に固定される端固定部である。第2固定部54は、ネジを挿通するための貫通孔を有している。第2固定部54に形成された貫通穴に固定ネジ60Bを挿通し、取付用スタッド24Bに形成されたネジ穴に固定ネジ60Bを螺入する。この結果、第2固定部54は基板20に固定される。
図5に示されるように、中間固定部55は、第1押付部51と第2押付部52との中間において基板20に固定される部位である。中間固定部55は、第1受熱部41と第2受熱部42とを結ぶ方向に直角に交差して延びる延設部55aと、延設部55aの一端で基板20に固定される第1中間固定部55bと、延設部55aの他端で基板20に固定される第2中間固定部55cと、を含んでいる。このように、中間固定部55をブリッジ状とすることにより、中間固定部55が第1受熱部41と第2受熱部42との接続部位45に干渉することを回避している。
第1中間固定部55bは、ネジを挿通するための貫通孔を有している。第1中間固定部55bに形成された貫通穴に固定ネジ60Cを挿通し、取付用スタッド24Cに形成されたネジ穴に固定ネジ60Cを螺入する。また、第2中間固定部55cは、ネジを挿通するための貫通孔を有している。第2中間固定部55cに形成された貫通穴に固定ネジ60Dを挿通し、取付用スタッド24Dに形成されたネジ穴に固定ネジ60Dを螺入する。この結果、中間固定部55は基板20に固定される。
上述した冷却装置30では、固定部材50をプリント配線基板20に取り付けると、第1押付部51および第2押付部52のそれぞれにおいて、バネ部51b,52bのバネ力により受熱部41,42が回路部品21,22に押し付けられる。これにより、受熱部41,42が回路部品21,22から受熱して、回路部品21,22を冷却することができる。特に、当接部51a,52aが受熱部41,42の中央付近に当接するため、受熱部41,42は回路部品21,22にあらゆる位置で均等に押し付けられる。これにより、受熱部41,42は回路部品21,22から偏りなく受熱して、回路部品21,22を効率的に冷却することができる。
第1押付部51において、当接部51aから受熱部41に作用する押付け力は、第1押付部51の形状により決定される。また、第2押付部52において、当接部52aから受熱部42に作用する押付け力は、第2押付部52の形状により決定される。本実施形態の固定部材50では、第1押付部51および第2押付部52が単一の部材であるものの、第1押付部51および第2押付部52のそれぞれは相互に影響を与えない独立した折り曲げ形状を有しているため、第1押付部51および第2押付部52のそれぞれにおいて最適な押付け力を設定することができる。
このように最適な押付け力を設定するためには、固定部材50の設計時に、第1当接部51aから第1受熱部41に作用する押付け力が最適となるように第1押付部51の形状を決定すると共に、第2当接部52aから第2受熱部42に作用する押付け力が最適となるように第2押付部52の形状を決定すればよい。また、第1押付部51の当接部51aから受熱部41に作用する押付け力を変更して調整したい場合には、第2押付部52の形状をそのままにして、第1押付部51の形状のみを設計変更すればよい。一方、第2押付部52の当接部52aから受熱部42に作用する押付け力を変更して調整したい場合には、第1押付部51の形状をそのままにして、第2押付部52の形状のみを設計変更すればよい。このように第1押付部51および第2押付部52の設計自由度は大きい。
本実施形態の冷却装置30によれば、第1押付部51および第2押付部52のそれぞれにおいて押付け力を調節自在とすると共に、固定部材50を単一の部材により構成することにより冷却装置30の部品点数の削減を実現している。このため、冷却装置30の構造が簡略化され、冷却装置30の製造に必要なコストを低減することができる。このような固定部材50の構造は、複数の回路部品21,22を冷却する冷却装置30に最適である。
(第1変形例)
次に、図6を参照して、上述した実施形態の第1変形例に係る固定部材50について説明する。
第1変形例において、固定部材50は、鋼等の金属製の板材を直線形状に切断した後に、この直線形状の板材を折り曲げて形成される単一の部材である。固定部材50は、第1押付部51、第2押付部52、第1固定部53、第2固定部54、中間固定部56を含んで構成されている。ここで、中間固定部56の形状が、前述した実施形態と異なっている。
中間固定部56は、第1押付部51と第2押付部52との中間において基板20に固定される部位である。中間固定部56は、第1押付部51と第2押付部52との中間にネジを挿通するための貫通孔を有している。中間固定部56に形成された貫通穴に固定ネジ60Eを挿通し、取付用スタッドに形成されたネジ穴に固定ネジ60Eを螺入する。この結果、中間固定部56は基板20に固定される。
第1変形例において、第1受熱部41と第2受熱部42とは一体化されておらず、それぞれ別の部材である。このため、中間固定部56は、前述した実施形態のようにブリッジ状にする必要がなく、第1押付部51と第2押付部52との中間において基板20に固定されている。第1変形例においても、第1押付部51および第2押付部52のそれぞれにおいて押付け力を調節自在とすると共に、固定部材50を単一の部材により構成することにより冷却装置30の部品点数の削減を実現している。
(第2変形例)
前述した実施形態およびその変形例では、発熱体21,22および受熱部41,42はそれぞれ2つ設けられており、固定部材50は2つの発熱体21,22および受熱部41,42に対応した形状となっていた。但し、本発明の固定部材は、これに限られるものではなく、発熱体および受熱部がそれぞれ3つ以上設けられている場合に、3つ以上の発熱体および受熱部に対応した形状となっていてもよい。
すなわち、基板に、少なくとも1つの別の発熱体をさらに搭載されている場合には、冷却装置は、別の発熱体のそれぞれに対応して設けられ、別の発熱体のそれぞれの熱を受熱する少なくとも1つの別の受熱部をさらに有し、固定部材は、別の受熱部のそれぞれに対応して設けられ、別の受熱部のそれぞれを別の発熱体のそれぞれに押し付ける少なくとも1つの別の押付部、別の押付部の近傍において基板に固定される別の固定部、を含むものであればよい。
次に説明する第2変形例では、発熱体21A,21B,21Cおよび受熱部41A,41B,41Cがそれぞれ3つ設けられており、固定部材70は、3つの発熱体21A,21B,21Cおよび受熱部41A,41B,41Cに対応した形状となっている。図7を参照して、第2変形例に係る固定部材70について説明する。
第2変形例において、固定部材70は、鋼等の金属製の板材を直線形状に切断した後に、この直線形状の板材を折り曲げて形成される単一の部材である。固定部材70は、第1押付部71、第2押付部72、第3押付部73、第1固定部74、第2固定部75、第3固定部76、第4固定部77を含んで構成されている。
第1固定部74は、固定部材70の一端において基板20に固定される端固定部である。第2固定部75は、第1押付部71と第2押付部72との中間において基板20に固定される中間固定部である。第3固定部76は、第2押付部72と第3押付部73との中間において基板20に固定される中間固定部である。第4固定部77は、固定部材70の他端において基板20に固定される端固定部である。
第1固定部74、第2固定部75、第3固定部76、第4固定部77のそれぞれは、ネジを挿通するための貫通孔を有している。各固定部74,75,76,77に形成された貫通穴に固定ネジ90A,90B,90C,90Dを挿通し、取付用スタッドに形成されたネジ穴に固定ネジ90A,90B,90C,90Dを螺入する。この結果、各固定部74,75,76,77は基板20に固定される。
第2変形例において、第1押付部71,第2押付部72,第3押付部73のそれぞれを相互に影響を与えない独立した折り曲げ形状とすることにより、第1押付部71,第2押付部72,第3押付部73のそれぞれにおいて押付け力を調節自在とすると共に、固定部材70を単一の部材により構成することにより冷却装置の部品点数の削減を実現している。このため、冷却装置の構造が簡略化され、冷却装置の製造に必要なコストを低減することができる。
(第3変形例)
次に説明する第3変形例では、発熱体21A,21B,21Cおよび受熱部41A,41B,41Cがそれぞれ3つ設けられており、固定部材80は、3つの発熱体21A,21B,21Cおよび受熱部41A,41B,41Cに対応した形状となっている。図8を参照して、第3変形例に係る固定部材80について説明する。
第3変形例において、固定部材80は、鋼等の金属製の板材をT字形状に切断した後に、このT字形状の板材を折り曲げて形成される単一の部材である。固定部材80は、第1押付部81、第2押付部82、第3押付部83、第1固定部84、第2固定部85、第3固定部86、第4固定部87を含んで構成されている。
第1固定部84は、固定部材80の一端において基板20に固定される端固定部である。第2固定部85は、第1押付部81、第2押付部82および第3押付部83の中間において基板20に固定される中間固定部である。第3固定部86は、固定部材80の別の一端において基板20に固定される端固定部である。第4固定部87は、固定部材80のさらに別の一端において基板20に固定される端固定部である。
第1固定部84、第2固定部85、第3固定部86、第4固定部87のそれぞれは、ネジを挿通するための貫通孔を有している。各固定部84,85,86,87に形成された貫通穴に固定ネジ91A,91B,91C,91Dを挿通し、取付用スタッドに形成されたネジ穴に固定ネジ91A,91B,91C,91Dを螺入する。この結果、各固定部84,85,86,87は基板20に固定される。
第3変形例において、第1押付部81,第2押付部82,第3押付部83のそれぞれを相互に影響を与えない独立した折り曲げ形状とすることにより、第1押付部81,第2押付部82,第3押付部83のそれぞれにおいて押付け力を調節自在とすると共に、固定部材80を単一の部材により構成することにより冷却装置の部品点数の削減を実現している。このため、冷却装置の構造が簡略化され、冷却装置の製造に必要なコストを低減することができる。
(第4変形例)
次に、図9を参照して、上述した実施形態の第4変形例に係る固定部材について説明する。第4変形例では、端固定部100の構造が、前述した実施形態およびその変形例と異なっている。第4変形例では、固定部材の端固定部100は棒状の係合部102となっている。基板20の一部にアーチ状の受け部104に形成されており、この受け部104に係合部102を挿し込んで係合することにより、端固定部100が基板20に固定される。このように、端固定部100を挿し込み構造とすることにより、前述した実施形態およびその変形例で必要であった固定ネジを削減することができる。なお、このような端固定部100の構造は、例えば、第1実施形態の端固定部53,54、第1変形例の端固定部53,54、第2変形例の端固定部74,77、第3変形例の端固定部84,86,87に適用可能である。
また、本発明に係る電子機器は、ノートブック型パーソナルコンピュータに限定されるものではなく、発熱量の大きい回路部品を搭載する種々の電子機器に適用することができる。
ノートブック型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。 回路部品の冷却装置を示す平面図である。 図2の一部を拡大して示す拡大図である。 図3のIV‐IV断面を示す断面図である。 図3のV‐V断面を示す断面図である。 第1変形例に係る固定部材を示す図である。 第2変形例に係る固定部材を示す図である。 第3変形例に係る固定部材を示す図である。 第4変形例に係る固定部材を示す図である。
符号の説明
10…ノートブック型パーソナルコンピュータ(電子機器)、11…コンピュータ装置本体、12…ディスプレイユニット、13…キーボード、14…パワーボタン、15…入力操作パネル、16…タッチパッド、17…液晶表示パネル、18…筐体、19…排気口部、20…プリント配線基板、21,22…回路部品(発熱体)、24A〜24D…取付用スタッド、30…冷却装置、35…ダクト、36…電動ファンユニット、40…ヒートパイプ、41,42…受熱部、43…管状部材、44…放熱フィン、45…接続部位、50…固定部材、51,52…押付部、51a,52a…当接部、51b,52b…バネ部、51c,52c…屈曲部、51d 位置決め部、53,54…固定部、55,56…中間固定部、55a…延設部、55b…第1中間固定部、55c…第2中間固定部、60A〜60D…固定ネジ。

Claims (10)

  1. 第1発熱体および第2発熱体を備える基板と、
    前記第1発熱体および前記第2発熱体の各々を冷却する冷却装置と、
    を備え、
    前記冷却装置は、
    前記第1発熱体の熱を受熱する第1受熱部、
    前記第2発熱体の熱を受熱する第2受熱部、
    前記第1発熱体および前記第2発熱体に沿って延設される単一の部材であって、前記第1受熱部を前記第1発熱体に押し付ける第1押付部、前記第2受熱部を前記第2発熱体に押し付ける第2押付部、前記第1押付部から見て前記第2押付部側とは反対側において前記基板に固定される第1固定部、前記第1押付部と前記第2押付部との中間において前記基板に固定される中間固定部、前記第2押付部から見て前記第1押付部側とは反対側において前記基板に固定される第2固定部、を含む固定部材と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記固定部材は、前記第1発熱体および前記第2発熱体に沿って延設される板状の部材であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1押付部は、前記第1受熱部に当接する第1当接部、前記当接部を前記第1受熱部に押し付けるように弾性変形する第1バネ部、前記バネ部の外側で屈曲する第1屈曲部を含み、
    前記第2押付部は、前記第2受熱部に当接する第2当接部、前記当接部を前記第2受熱部に押し付けるように弾性変形する第2バネ部、前記バネ部の外側で屈曲する第2屈曲部を含むことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記中間固定部は、
    前記第1受熱部と前記第2受熱部とを結ぶ方向に交差して延びる延設部と、
    前記直交延設部の一端で前記基板に固定される第1中間固定部と、
    前記直交延設部の他端で前記基板に固定される第2中間固定部と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記第1受熱部は、放熱部との間で冷媒が循環するように構成され、冷媒を用いて前記第1発熱体から受熱した熱を放熱する受熱部であり、
    前記第2受熱部は、前記第2発熱体から受熱した熱を放熱する放熱板であることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第1発熱体の消費電力は、前記第2発熱体の消費電力に比べて大きいことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記第1固定部および前記第2固定部の少なくとも一方は、ネジ部材を用いて前記基板に固定されることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1固定部および前記第2固定部の一方は、前記基板の一部に係合する係合部を用いて前記基板に固定されることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記中間固定部は、前記第1受熱部と前記第2受熱部との中間に貫通孔を有し、当該貫通孔を通したネジ部材が前記基板に形成されたネジ穴に螺着されることにより、前記基板に固定されることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  10. 前記基板は、少なくとも1つの別の発熱体をさらに備え、
    前記冷却装置は、前記別の発熱体のそれぞれに対応して設けられ、前記別の発熱体のそれぞれの熱を受熱する少なくとも1つの別の受熱部をさらに有し、
    前記固定部材は、前記別の受熱部のそれぞれに対応して設けられ、前記別の受熱部のそれぞれを前記別の発熱体のそれぞれに押し付ける少なくとも1つの別の押付部、前記別の押付部の近傍において前記基板に固定される別の固定部、を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
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