JP2009150760A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導経路上の誘導対象地点の拡大表示を含む表示画面への切換えを適切なタイミングで行うナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】車両の現在地を検知する自車位置測位手段22と、地図データ15aを記憶する記憶部15と、記憶部15に記憶されている地図データ15aに基づいて、車両の現在地周辺の地図を表示部16に表示する制御回路11と、表示部16により表示された地図上で、誘導対象地点Xを経由して目的地までの経路設定を行う経路演算手段23とを備えたナビゲーション装置10であって、現在地から車両進行路前方の誘導対象地点Xに到達するのに要する到達予測時間を推定する到達予測時間演算手段26を備え、制御回路11は、到達予測時間が所定設定時間以下となったときに、誘導対象地点Xの拡大表示データbを表示部16に表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ナビゲーション装置に係り、特に通常の案内表示に加えて、所定時に経路上の誘導対象地点の拡大表示を行うナビゲーション装置に関する。
従来、自車両が誘導経路上の交差点等の誘導対象地点に接近した場合に、画面表示を通常の案内表示から誘導対象地点周辺の拡大表示に切換えたり、通常の案内表示と拡大表示の双方を同一画面の異なる領域にそれぞれ表示する分割表示に切換えたりするナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のナビゲーション装置では、自車両が誘導経路上の交差点から設定距離以上手前に位置するときには、画面全領域で通常の経路案内表示を行う。そして、このナビゲーション装置では、自車両が交差点から設定距離手前の位置に到達すると、画面を詳細画面表示に切換えるようになっている。
この詳細画面表示では、画面の表示領域が左側部,中央部,右側部に3分割され、画面左側部には通常の経路案内表示が表示され、画面中央部には道路形状の簡略表示が表示され、さらに画面右側部には交差点付近の拡大図が表示されるように構成されている。そして、この拡大表示は、交差点に近づくに連れて、その縮尺の倍率が次第に大きくなるように構成されている。
このナビゲーション装置では、このように通常の案内表示から詳細表示に画面を切換えることにより、画面左側部の通常案内表示及び画面中央部の簡略表示によって自車位置を確認できると共に、画面右側部の拡大表示によって交差点についての詳細な情報を得ることが可能となる。
特開2006−64509号公報
しかしながら、特許文献1に記載のナビゲーション装置では、自車と交差点との間の距離が設定距離になったときに画面が通常案内表示から詳細表示に自動的に切換わるので、交通渋滞等により車両速度が遅い場合には交差点通過の長時間前から詳細表示がなされることになる。
詳細表示では通常案内表示の表示範囲が左側の分割表示領域のみとなるので、自車周辺の広域表示範囲が狭く制限されてしまい、乗員は自車両周辺の状況が分かり難くなると共に、広域地図情報を十分に活用できないという問題があった。また、早くからの表示切換えに対して、乗員が違和感やストレスを感じる場合があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、誘導経路上の誘導対象地点の拡大表示を含む表示画面への切換えを適切なタイミングで行うナビゲーション装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両の現在地を検知する現在地検知手段と、地図データを記憶する地図データ記憶手段と、地図データに基づいて誘導対象地点を経由する目的地までの経路設定を行う誘導経路設定手段と、地図データに基づいて車両の現在地周辺の地図を表示画面に表示する表示手段と、を備えたナビゲーション装置であって、現在地から車両進行路前方の誘導対象地点に到達するまでに要する到達予測時間を推定する到達予測時間推定手段を備え、表示手段は、到達予測時間推定手段によって推定された到達予測時間が所定設定時間以下となったときに、誘導対象地点の拡大図を表示画面に表示することを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、自車位置から誘導経路上の誘導対象地点に到達するのに要する到達予測時間を推定し、この到達予測時間が所定設定時間以下となったときに、誘導対象地点の拡大表示を行うように構成されているので、誘導対象地点に到達する随分以前から拡大表示が表示画面に表示されてしまうことを防止することができる。これにより、乗員への誘導対象地点についての情報提供を適切なタイミングで行うことができ、情報提供タイミングに関して乗員に違和感やストレスを与えることを抑制することが可能となる。
また、本発明において好ましくは、走行路の道路種別情報を取得する道路種別情報取得手段をさらに備え、到達予測時間推定手段は、道路種別情報取得手段によって取得された道路種別情報に基づいて、到達予測時間を補正する。このように構成された本発明によれば、自車位置から誘導対象地点までの走行路の道路種別に応じて、到達予測時間を補正することができるので、より適切なタイミングで誘導対象地点の拡大表示を乗員に提供することが可能となる。
また、本発明において好ましくは、走行路の渋滞度情報を取得する渋滞度情報取得手段をさらに備え、到達予測時間推定手段は、渋滞情報取得手段によって取得された渋滞度情報に基づいて、到達予測時間を補正する。このように構成された本発明によれば、自車位置から誘導対象地点までの走行路の渋滞度に応じて、到達予測時間を補正することができるので、より適切なタイミングで誘導対象地点の拡大表示を乗員に提供することが可能となる。
また、本発明において好ましくは、誘導対象地点は、交差点を含む。このように構成された本発明によれば、交差点の拡大表示を適切なタイミングで乗員に提供することができる。
また、本発明において好ましくは、表示手段は、誘導対象地点の拡大図を表示画面に表示するときに、車両の現在地周辺の地図を表示する一般表示態様から、車両の現在地周辺の地図に代えて誘導対象地点の拡大図を表示する拡大表示態様に表示を切換える。従来、広域表示と拡大表示とを同じ画面に分割表示せずに、いずれか一方のみを表示するタイプの表示手段では、必要以上に早くから拡大表示に切換わってしまうと、広域表示による地図情報の利用を促進できない場合があったが、上記のように構成された本発明によれば、適切なタイミングで拡大表示態様に切換えることが可能となる。
また、本発明において好ましくは、表示手段により表示する地図の縮尺を変更する縮尺変更手段をさらに備え、表示手段は、表示している地図の縮尺が所定倍以上である場合には、拡大表示態様への切換えを行わない。このように構成された本発明によれば、表示切換え時において、地図表示が所定倍以上の縮尺で拡大表示されている場合には、さらに拡大表示を行う必要がないので、既に表示されている所定倍率以上の縮尺の拡大表示を優先する。
本発明のナビゲーション装置によれば、誘導経路上の誘導対象地点の拡大表示を含む表示画面への切換えを適切なタイミングで行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1はナビゲーション装置のブロック図、図2は制御回路の機能ブロック図、図3は広域表示データの表示画面、図4は道路種別データ、図5は渋滞度データ、図6は広域表示データ及び拡大表示データの表示画面、図8は切換え表示処理のフローチャートである。また、図7は本発明の改変例に係る拡大表示データの表示画面である。
本実施形態のナビゲーション装置10は、制御回路11と、車速センサ12と、ジャイロセンサ13と、GPSセンサ14と、記憶部15と、表示部16と、入力部17と、渋滞情報受信部18とを備えている。
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、後述するように装置全体を制御する。
車速センサ12は、自車両の移動に伴って得られる車速パルスを検出するセンサであり、制御回路11はこの車速パルスを処理することにより、自車両の平均速度を計算する。
ジャイロセンサ13は、自車両の進行方位を検出するセンサであり、制御回路11はこの検出信号を処理することにより、自車両の相対的な方位を検出する。
GPSセンサ14は、GPS衛星からのGPS信号をアンテナやレシーバ等で検出するセンサであり、制御回路11はこのGPS信号を処理することにより、地表における自車両の現在地の絶対的な位置座標や方位を計算する。
記憶部15は、制御回路11が実行する各種の制御プログラム等を記憶するROMと、制御回路11の作業領域であるRAMと、地図データ15aや各種データを記憶するハードディスク等から構成されている。地図データ15aは、道路地図描画用データや各種の図形データから構成されている。記憶部15は、本発明の地図データ記憶手段に相当する。
なお、本実施形態では、ハードディスクに記憶された地図データ15a等を読み出すように構成されているが、これに限らず、DVD−ROM,CD−ROM等の記憶媒体から地図データ15a等を読み出すように構成してもよい。
表示部16は、液晶モニタ等の表示装置であり、制御回路11の制御に基づいて、地図表示や各種情報を表示画面に表示して乗員に提供する。表示部16及び表示制御を行う制御回路11は、本発明の表示手段に相当する。
入力部17は、操作スイッチ,リモコン,タッチパネル等によって構成され、乗員はこれにより指示命令や各種情報を入力可能となっている。乗員は、入力部17により、表示部16での地図表示の縮尺変更の指示入力、誘導目的地の入力、後述する誘導経路の選択等を行うことができる。
渋滞情報受信部18は、外部装置から渋滞情報を取得する装置である。本実施形態の渋滞情報受信部18は、図外のVICS情報センターから供給される渋滞情報を含むVICS情報を受信する。このVICS情報は電波ビーコンや光ビーコン又はFM多重放送によって送信される。
次に、図2に基づいて制御回路11の機能及び作用についてさらに説明する。
制御回路11は、車速演算手段21と、自車位置測位手段22と、経路演算手段23と、距離演算手段24と、渋滞度判定手段25と、到達予測時間演算手段26と、表示切換手段27として機能するように構成されている。
車速演算手段21は、車速センサ12からの信号に基づいて自車の所定期間での平均速度を逐次算出するように構成されている。
また、自車位置測位手段22は、車速センサ12,ジャイロセンサ13,GPSセンサ14からの信号に基づいて、GPS航法測位,自律航法測位等により自車の現在地(自車位置)を逐次計算し、自車位置を特定するように構成されている。自車位置測位手段22,車速センサ12,ジャイロセンサ13,GPSセンサ14は、本発明の現在地検知手段に相当する。
経路演算手段23は、記憶部15から地図データ等を読み出しながら、ダイクストラ法等の経路探索アルゴリズムを使って経路探索を行うように構成されている。経路演算手段23は、自車位置測位手段22により特定された自車位置又は指定された地点を経路探索開始点として、入力部17により指定された目的地までの誘導経路を、地図データ15aに基づいて計算することで、誘導経路を表す経路データを作成する。経路データには、経路上の道路及び誘導対象地点に関する各種情報が取り込まれる。経路演算手段23によって複数の経路が求められた場合は、乗員は入力部17により所望の経路を選択することができる。経路演算手段23は、本発明の誘導経路設定手段に相当する。
経路データは、誘導経路のリンク情報やノード情報等からなり、記憶部15に一次記憶される。経路データの誘導経路は、目的地までの間に、通常、複数の誘導対象地点を経由するように構成されている。制御回路11は、誘導経路に従って車両が走行できるように、誘導対象地点の手前で、乗員に対して画面や音声等による進行方向指示の誘導を行い、車両を経路誘導する。制御回路11は、経路データと自車位置とにより、次に通過することになる誘導経路上の誘導対象地点を特定する。誘導対象地点は、例えば曲がるべき交差点,建造物等である。
図3に示すように、制御回路11は、自車位置,経路データ及び地図データ15a等に基づいて画像データを生成し、この画像データにより地図上に自車位置及び誘導経路が表示された表示データaを表示部16に適宜な縮尺で表示する。また、制御回路11は、入力部17での入力操作により入力される入力信号に基づいて、表示データaの縮尺を変更して表示するように表示部16を制御する。制御回路11は、本発明の縮尺変更手段に相当する。
図3は、地図情報A上に自車両を表す略三角形状の自車位置標識B及び誘導経路Cが示された一般表示態様を示している。自車位置標識Bは、その位置により自車位置を示し、その頂部の向きにより自車両の進行方向を示している。
誘導経路Cは、他の道路と区別可能なように、表示形態を変えて画面表示されている。本実施形態では、誘導経路Cは、他の道路と表示色を異ならせている。これにより、乗員は地図上の誘導経路Cを認識することができる。
制御回路11は、誘導経路C上の複数の誘導対象地点のうち、自車両の直前にある誘導対象地点を特定している。図3では、制御回路21は、自車位置標識Bの前方に位置する誘導経路C上の誘導対象地点Xを特定する。
また、記憶部15は、図4に示す道路種別パラメータと道路種別係数との対応関係を示す道路種別データを記憶している。経路演算手段23は、経路データに基づいて、図4に示すデータを用いて、自車位置から誘導対象地点Xまでの走行路における道路種別係数を取得する。例えば、経路データから得られた走行路の道路種別パラメータが「高速道」である場合は、道路種別係数を1.2とする。経路演算手段23は、本発明の道路種別情報取得手段に相当する。
距離演算手段24は、自車位置測位手段22により特定された自車位置と、経路演算手段23によって設定された経路データから誘導対象地点Xまでの到達距離を逐次計算するように構成されている。
渋滞度判定手段25は、渋滞情報受信部18が受信した経路データ上の渋滞情報に基づいて、自車位置から誘導対象地点Xまでの走行路における渋滞度を判定するように構成されている。記憶部15は、図5に示す渋滞度と渋滞度係数との対応関係を示す渋滞度データを記憶している。渋滞度判定手段25は、渋滞情報から得られた渋滞度から、図5のデータを用いて渋滞度係数を取得する。渋滞度は、平均時速に応じて設定されている。例えば、平均時速が5km/h以上10km/h未満の場合、渋滞度係数は1.3となる。渋滞度判定手段25は、本発明の渋滞度情報取得手段に相当する。
到達予測時間演算手段26は、車速演算手段21により計算された平均車速と、距離演算手段24により計算された到達距離と、経路演算手段23により取得された道路種別係数と、渋滞度判定手段25により設定された渋滞度係数に基づいて、自車位置から誘導対象地点Xに到達するのに要する到達予測時間を逐次演算するように構成されている。
そして、到達予測時間演算手段26は、誘導対象地点Xまでの到達予測時間を、以下の式(1)により逐次演算する。到達予測時間演算手段26は、本発明の到達予測時間推定手段に相当する。
到達予測時間=到達距離/車速/道路種別係数×渋滞度係数・・・式(1)
なお、自車位置から誘導対象地点Xまでの経路で、道路種別や渋滞度が範囲によって異なる場合は、比例配分等により調整が行われる。
表示切換手段27は、到達予測時間演算手段26により求められた到達予測時間が、所定値以下となったときに、以下に述べる誘導対象地点Xの拡大表示を表示部16に表示するように表示切換え制御を行う。
なお、自車両が誘導対象地点Xを通過後に、制御回路11は、表示画面を切換え表示画面から元の表示画面に戻すように構成されている。
式(1)中、「到達距離/車速」により自車両が誘導対象地点Xに到達するまでの時間が算出されるが、式(1)では、道路種別係数及び渋滞度係数により、自車位置から誘導対象地点Xまでの間の経路状況を反映させるように、「到達距離/車速」で算出される時間を補正して到達予測時間が算出される。
例えば走行路の道路種別が細街路側であるほど、又、渋滞度が低速側であるほど、実質的に到達距離が短くなるように補正される。これにより、道路種別が細街路側であるほど、又、渋滞度が低速側であるほど、到達予測時間が大きく見積もられるので、表示切換手段27による表示切換え処理の開始が遅くなる。このように、本実施形態では、道路種別及び渋滞度に応じて、切換え表示処理を行うタイミングを調整している。
なお、図4及び図5のデータの係数は、適宜に設定することができる。
次に、本実施形態における表示切換え処理の概要について説明する。
制御回路11は、自車両が誘導経路上で誘導対象地点Xの手前を走行中、所定条件を満たすまでは図3のように、表示部16の表示領域(表示画面)Pの略全範囲に、自車位置を含む広域地図を示す通常の表示データa(以下、「広域表示データa」という)を表示する。
一方、制御回路11は、自車両が誘導対象地点Xの手前を走行中、所定条件が満たされると、図6のように表示領域Pに分割表示領域(分割画面)Qを出現させるように表示部16の切換え表示制御を行う。制御回路11は、表示領域Pに継続的に広域表示データaを表示し、分割表示領域Qに誘導対象地点Xの拡大図である表示データb(以下、「拡大表示データb」という)を表示する。
本実施形態では、分割表示領域Qは、表示部16の表示領域Pの右半分に表示される。この分割表示領域Qに表示される拡大表示データbは、広域表示データaのうち誘導対象地点X付近を所定倍率の拡大縮尺で表示するものであり、分割表示領域Qの中央部に誘導対象地点Xが位置するように表示される。なお、図6では、拡大表示データbは広域表示データaと方位を変更して表示している。
また、制御回路11は、距離演算手段24により算出された到達距離を示す到達距離表示cを分割表示領域Qに表示する。図6では、分割表示領域Qの左下部分に到達距離表示cが表示され、到達距離が「350m」であることを示している。なお、図6では、自車両を表す自車位置標識Bは、分割表示領域Qの枠外に位置しているため、分割表示領域Q内にはまだ表示されていない。
また、広域表示データaは、表示領域Pのうち分割表示領域Q以外の領域に、表示切換え前と同様に表示されるが、自車位置標識Bが画面左側中央部に表示されるように、横方向にずれて表示される。したがって、表示切換え後は、広域表示データaの表示範囲が狭くなるため、図3における広域表示の約半分の地理範囲を表示する。
なお、所定条件が満たされ図6の分割表示に切換えられたとき、本実施形態では広域表示データaを図3の広域表示と同じ縮尺で表示するように構成しているが、これに限らず、広域表示データaを予め設定された縮尺で表示するように構成してもよい。ただし、この場合でも、広域表示データaは、拡大表示データbよりも広域を表示する縮尺で縮小表示するように構成される(すなわち、縮尺の倍率が小さい)。
なお、本実施形態では、表示切換え処理を行う際に、すでに入力部17を介した乗員による操作等により、広域表示データaを表示する縮尺が、拡大表示データbを表示する倍率と同じ縮尺か、より詳細表示する大きな倍率の縮尺に設定されていた場合には、制御回路11は表示切換え処理を行わない。すなわち、制御回路11は、分割表示領域Qを出現させることなく、広域表示データaのみを継続して表示する。
また、本実施形態では、表示切換え時、表示領域P中に、一般表示態様の広域表示データa上に重ねて分割表示領域Qを出現させるように構成しているが、これに限らず、図7に示すように広域表示データaに代えて、拡大表示データb及び到達距離表示cを表示領域Pに表示する拡大表示態様としてもよい。表示領域Pの画面サイズが小さい場合には、分割表示領域Qを出現させると画面表示が煩雑となり乗員にとって表示内容が視認しづらくなるため、図7のように拡大表示データb及び到達距離表示cを表示し、広域表示データaを表示しない拡大表示態様とするのが好適である。
次に、図8に基づいて、制御回路11の表示切換え処理フローを説明する。
この処理フローは、制御回路11によって所定時間毎に繰り返し行われる。まず、制御回路11は、装置電源がONとなり、ナビゲーション処理が開始されているか否かを判定する(ステップS1)。まだナビゲーション処理を開始していない場合(ステップS1;No)、そのまま処理を終了し、所定時間後に再びステップS1を行う。一方、ナビゲーション処理を開始している場合(ステップS1;Yes)、制御回路11は、メモリに更新記憶された自車位置又は前回のシステムオフ時に記憶された自車位置に基づいて自車両周辺の広域表示データaを所定の広域縮尺倍率で表示する(ステップS2)。
なお、ナビゲーション処理を開始直後の時点では、誘導経路のデータ入力及び演算が終了していないので、誘導経路は設定されておらず、広域表示データaには自車周辺の地図情報Aと自車位置標識Bが表示され、誘導経路Cは表示されない。一方、図8の表示切換え処理フローと異なる処理フローにおいて、誘導経路の演算が終了すると、誘導経路が設定され、誘導経路Cが追加的に表示される。すなわち、誘導経路Cが他の道路と異なる色で表示される。
次いで、制御回路11は、表示領域Pに表示している広域表示データaの縮尺が、拡大表示データbを表示する所定倍率の縮尺率以上であるか否かを判定する(ステップS3)。広域表示データaの縮尺が所定倍率以上である場合(ステップS3;Yes)、制御回路11は、既に乗員により拡大表示の設定がなされており表示切換え処理は不要であると判断して、そのまま処理を終了する。一方、広域表示データaの縮尺が所定倍率に満たない場合(ステップS3;No)、制御回路11は、誘導経路が設定されているか否かを判定する(ステップS4)。
まだ誘導経路が設定されていない場合(ステップS4;No)、制御回路11はそのまま処理を終了する。一方、誘導経路が既に設定されている場合(ステップS4;Yes)、制御回路11は、自車位置を測位・計算し(ステップS5)、自車平均速度を算出する(ステップS6)。そして、制御回路11は、自車位置及び経路データから進行方向前方で直近の誘導対象地点Xを特定し、自車位置から誘導対象地点Xまでの到達距離を経路データに基づいて算出する(ステップS7)。
次いで、制御回路11は、経路データ及び図4に示した道路種別データに基づいて、誘導対象地点Xまでの経路の道路種別係数を取得する(ステップS8)。さらに、制御回路11は、渋滞情報,経路データ及び図5に示した渋滞度データに基づいて、誘導対象地点Xまでの経路の渋滞度係数を取得する(ステップS9)。
そして、制御回路11は、平均車速,到達距離,道路種別係数,渋滞度係数に基づいて到達予測時間を演算する(ステップS10)。
制御回路11は、算出した到達予測時間が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS11)。到達予測時間が所定値より大きい場合(ステップS11;No)、制御回路11は、そのまま処理を終了する。一方、到達予測時間が所定値以下の場合(ステップS11;Yes)、制御回路11は、表示部16を図6に示す表示態様に切換え表示して、処理を終了する。そして、制御回路11は、自車両が誘導対象地点Xを通過したとき、図6の表示態様での切換え表示を終了し、図3の表示態様に表示を戻す。
以上のように、本実施形態のナビゲーション装置10では、従来のように誘導経路上の誘導対象地点(例えば、交差点等)から所定距離だけ手前に到達したときに、誘導対象地点の拡大表示に切換え処理するのではなく、自車位置から誘導対象地点に到達するのに要すると推定される到達予測時間が所定値に達したときに拡大表示に切換え処理を行うように構成されている。
このように構成することにより、本実施形態のナビゲーション装置10では、例えば走行路の渋滞度合いにかかわらず、誘導対象地点に到達する所定時間前の適切なタイミングで、誘導対象地点の拡大表示データを表示部16に表示することができる。
したがって、誘導対象地点付近に到達してはいるが、交通渋滞によって誘導対象地点に到達するにはまだ随分時間を要するような場合に、広域表示データから、広域表示データよりも表示する地図情報が狭い範囲に限定されてしまう拡大表示データに画面表示が切換わって、自車両周辺の広域地図を画面で確認できないような不都合が生じることを防止することができる。
このような不都合は、特に、表示部16の表示領域Pのサイズが小さく、表示領域P全体が拡大表示データbに切換わってしまうタイプ、すなわち一般表示態様から拡大表示態様に切換わるタイプの場合(図7参照)に顕著である。すなわち、このようなタイプの場合、切換え処理により広域表示データaがまったく表示されなくなるので、広域表示データaを確認したいときには、乗員は入力部17の操作を行わなくてはならない。したがって、このようなタイプの表示部16を有するナビゲーション装置において、本実施形態のように表示切換え処理のタイミングを設定すると、上記不都合を回避することができ、特に有利である。
さらに、本実施形態では、自車位置から誘導対象地点までの道路種別や渋滞度に応じて、表示タイミングを変更するように構成しているので、交通状況に応じてより適切なタイミングで拡大表示データを乗員に提供することができる。
なお、本実施形態では、到達予測時間を算出するのに、道路種別及び渋滞度によって補正していたが、これに限らず、道路種別又は渋滞度のいずれか一方を用いて補正してもよいし、これらを用いて補正しなくてもよい。これらの補正を行わない場合は、図4,図5に示したデータにおいて対応する係数をすべて「1.0」にすればよい。
本発明の実施形態におけるナビゲーション装置のブロック図である。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の制御回路の機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置が表示する広域表示データの表示画面である。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の道路種別データである。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の渋滞度データである。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置が表示する広域表示データ及び拡大表示データの表示画面である。 本発明の改変例に係るナビゲーション装置が表示する拡大表示データの表示画面である。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の切換え表示処理のフローチャートである。
符号の説明
10 ナビゲーション装置
11 制御回路
12 車速センサ
13 ジャイロセンサ
14 GPSセンサ
15 記憶部
15a 地図データ
16 表示部
17 入力部
18 渋滞情報受信部
21 車速演算手段
22 自車位置測位手段
23 経路演算手段
24 距離演算手段
25 渋滞度判定手段
26 到達予測時間演算手段
27 表示切換手段
a 広域表示データ
b 拡大表示データ
c 到達距離表示
A 地図情報
B 自車位置標識
C 誘導経路
P 表示領域
Q 分割表示領域
X 誘導対象地点

Claims (6)

  1. 車両の現在地を検知する現在地検知手段と、
    地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    前記地図データに基づいて誘導対象地点を経由する目的地までの経路設定を行う誘導経路設定手段と、
    前記地図データに基づいて車両の現在地周辺の地図を表示画面に表示する表示手段と、を備えたナビゲーション装置であって、
    現在地から車両進行路前方の誘導対象地点に到達するまでに要する到達予測時間を推定する到達予測時間推定手段を備え、
    前記表示手段は、前記到達予測時間推定手段によって推定された到達予測時間が所定設定時間以下となったときに、前記誘導対象地点の拡大図を前記表示画面に表示することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 走行路の道路種別情報を取得する道路種別情報取得手段をさらに備え、
    前記到達予測時間推定手段は、前記道路種別情報取得手段によって取得された道路種別情報に基づいて、到達予測時間を補正することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 走行路の渋滞度情報を取得する渋滞度情報取得手段をさらに備え、
    前記到達予測時間推定手段は、前記渋滞情報取得手段によって取得された渋滞度情報に基づいて、到達予測時間を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記誘導対象地点は、交差点を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記表示手段は、前記誘導対象地点の拡大図を前記表示画面に表示するときに、車両の現在地周辺の地図を表示する一般表示態様から、車両の現在地周辺の地図に代えて前記誘導対象地点の拡大図を表示する拡大表示態様に表示を切換えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記表示手段により表示する地図の縮尺を変更する縮尺変更手段をさらに備え、
    前記表示手段は、表示している地図の縮尺が所定倍以上である場合には、前記拡大表示態様への切換えを行わないことを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
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