JP2009150141A - 防音床材 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境への負荷を低減し得るだけでなく、施工が容易であるとともに、施工後の意匠性の低減や経年変化の少ない防音床材を提供する。
【解決手段】防音床材1は、合成樹脂からなる基板2の両側端部2a,2bに、連結接続のために相互に嵌合させる実部5,6をそれぞれ形成するとともに、該基板の表面2cには、化粧シート材3、該基板の裏面2dには、クッション材4を各々貼着している。
【選択図】図1

Description

本発明は、床下地に複数枚を配列させて施工される防音床材に関する。
従来より、コンクリートスラブや合板等の床下地に施工される床材として、防音性能を有した防音床材が汎用されている。
このような防音床材は、主に軽量床衝撃音を低減することを目的としており、床表面に加わる衝撃音を緩和し、階下に伝わる衝撃音を低減するものである。
従来のこの種の防音床材は、ラワン合板や針葉樹合板等の木質合板、パーティクルボードや木質繊維板等の木質系ボードあるいは無垢材からなる木質基板と、該木質基板の裏面に貼着されたクッション材と、該木質基板の表面に貼着された化粧シートとから構成されたものが汎用されている。
上記木質基板の裏面には、施工される面の不陸を吸収するためや防音性能を高めるために、下方に向けて開口する多数の凹溝が形成されている。また、該木質基板の一側端部には、端面から水平方向に向けて雄実部が突設される一方、他側端部には、該雄実部が差し込まれて嵌合する雌実部が形成されており、それら雄実部と雌実部とを水平方向に沿って嵌合させることで連結接続される構成とされている(例えば、下記特許文献1及び特許文献2)。
特開平8−209914号公報 特開2006−2468号公報
しかしながら、上記したような従来の防音床材では、枯渇化が危惧されている木質資源を基板として利用しているため環境への負荷が大きくなっている。
また、木質系基板に形成された雄実部と雌実部とを嵌合させて連結する構成とされているので、温湿度の変化により木質系基板に伸縮等が生じやすく、施工後に突き上げが生じたり、木質床材同士の連結接合部位に隙間(いわゆる目スキ)が生じたり、床鳴りが生じたりする恐れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、環境への負荷を低減し得るだけでなく、施工が容易であるとともに、施工後の意匠性の低減や経年変化の少ない防音床材を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る防音床材は、合成樹脂からなる基板の両側端部に、連結接続のために相互に嵌合させる実部をそれぞれ形成するとともに、該基板の表面には、化粧シート材、該基板の裏面には、クッション材を各々貼着している。
本発明の前記防音床材においては、前記基板に形成された実部を、板厚方向に沿って嵌合させて連結接続させる構造にしてもよい。特に、この場合においては、前記基板に形成された実部に、連結接続させた際に相互に弾発係止する係止爪片をそれぞれ形成したものとしてもよい。
本発明に係る前記防音床材は、合成樹脂からなる基板の両側端部に、連結接続のために相互に嵌合させる実部をそれぞれ形成するとともに、該基板の表面には、化粧シート材、該基板の裏面には、クッション材を各々貼着している。従って、該基板及びその裏面側のクッション材による防振性によって、軽量床衝撃音を防音、遮音できるとともに、基板の表面側の化粧シート材によって、意匠性が高められる。
また、前記防音床材においては、実部をそれぞれ両側端部に形成した基板が合成樹脂で構成されているので、枯渇化が叫ばれている木質資源を使用することがなく、環境への負荷を低減できる。
また、上記のように基板を合成樹脂で構成しているので、その両側端部の実部を精度良く形成できる。そのため、防音床材同士の連結部分の表面に段差や隙間が生じ難いものとなり、簡単に連結接続でき、施工性も良く、施工後の意匠性を高めることができる。
さらに、上記のように基板を合成樹脂で構成しているので、温湿度変化による伸縮等の変形なども生じ難い。従って、上記した木質系基板に生じやすい施工後の突き上げや、床材同士の連結接続部分の隙間、床鳴りを低減できる。すなわち、従来のような木質の基板で構成された防音床材では、施工後の温湿度変化を考慮して、突き上げが生じないように、防音床材同士の連結接続部分に僅かな隙間を形成する必要があったり、施工後の温湿度変化による伸縮によって、隣接嵌合する実部同士が擦れあって床鳴りが生じたりする恐れがあるが、本発明によれば、そのようなことを効果的に低減できる。
本発明に係る前記防音床材において、前記基板に形成された実部を、板厚方向に沿って嵌合させて連結接続させる構造にすれば、従来の木質床材のように雄実部と雌実部とを水平方向に沿って嵌合させることで連結接続される構成とされているものと比べて、防音床材同士の連結接続部分に発生する隙間を、より効果的に低減できる。すなわち、板厚方向に沿って嵌合させる構造とすることで、連結接続されて互いに隣接する防音床材同士に水平方向に加わる力によるズレ等が生じ難く、隙間が生じ難いものとなる。また、このものでは、床下地上に施工する際には、防音床材を順次、上方から嵌め込んで容易に連結でき、施工性により優れた防音床材となる。
さらに、上記のように実部を、板厚方向に沿って嵌合させて連結接続させる構造にしたものにおいて、前記基板に形成された実部に、連結接続させた際に相互に弾発係止する係止爪片をそれぞれ形成した構造にすれば、実部を嵌合させて連結接続させた際に、それぞれに形成された係止爪片が相互に弾発係止することで、結合をより強固にできる。
また、このものでは、係止爪片の相互の弾発係止によって、防音床材同士の連結接続部分に発生する段差もより効果的に低減できる。すなわち、互いの係止爪片が引っ掛けられて係止することで、防音床材同士の上下動が規制され、連結接続された防音床材間に段差等が生じることを、より効果的に防止できる。
さらに、係止爪片は、実部とともに、合成樹脂の基板と一体成形できるので、容易且つ精度良く形成できる。
以下に本発明の最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係る防音床材を模式的に示す概略縦断面図、図2は、同実施形態に係る防音床材を示す概略斜視図である。
尚、以下の各実施形態の説明において示す上下方向は、防音床材が床下地に施工された状態における上下方向を示している。
また、図2においては、防音床材の長手方向に沿う両側端部に実部を構成する雄実部と雌実部とをそれぞれ設けた例を示しており、短手方向に沿う両側端部には、実部を設けていない例を図示しているが、短手方向に沿う両側端部にもそれぞれ雄実部と雌実部とを設けるようにしてもよい。
図例の防音床材1は、例えば、射出成形によって形成された合成樹脂基板2と、該合成樹脂基板2の表面2cに貼着された化粧シート材3と、該合成樹脂基板2の裏面2dに貼着されたクッション材4とから構成されており、例えば、150mm×900mm程度の長尺板状体とされている。尚、合成樹脂基板2の成形は、本実施形態のように、一方の両側端部にのみ実部を形成する場合は、押出成形によって成形するようにしてもよい。この場合は、中空押出成形や発泡押出成形によって、中空形状のものや発泡成形された合成樹脂基板としてもよい。
上記合成樹脂基板2は、防音床材1の基板を構成し、例えば、厚さが5mm〜15mm程度であり、後記するクッション材4と略同厚さ、あるいはクッション材4よりも厚さを大とすることが好ましい。
上記合成樹脂基板2に採用される合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレンや、ABS、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド等の熱可塑性樹脂が挙げられる。また、これら合成樹脂に廃材等から得られる木粉を混入させるようにしてもよい。
上記合成樹脂基板2の一側端部2aには、雄実部5が設けられ、他側端部2bには、雌実部6が設けられている。
雄実部5は、下方に向けて開口するとともに、一側端部2aの長手方向に沿って凹設された嵌合凹溝5bと、該嵌合凹溝5bの外方側に連成され、下方に向けて突設された嵌合凸部5aとを有した断面略鉤形状とされている。
雌実部6は、上方に向けて開口するとともに、他側端部2bの長手方向に沿って凹設された嵌合凹溝6bと、該嵌合凹溝6bの外方側に連成され、上方に向けて突設された嵌合凸部6aとを有した断面略鉤形状とされている。
上記雄実部5の嵌合凹溝5b及び嵌合凸部5aと、上記雌実部6の嵌合凹溝6b及び嵌合凸部6aとは、連結接続されて互いに隣接する防音床材1同士の合成樹脂基板2の表面2c及び裏面2dが面一となるよう、それぞれ形成されている。また、後記するように複数の防音床材1を連結接続させる際には、雄実部5の嵌合凸部5aが雌実部6の嵌合凹溝6bに嵌入されるとともに、雌実部6の嵌合凸部6aが雄実部5の嵌合凹溝5bに嵌入されて、互いに隣接する防音床材1の雄実部5と雌実部6とを嵌合させる構成とされている。すなわち、本実施形態においては、防音床材1は、連結接続される際に、隣接する防音床材1同士の雄実部5と雌実部6とを板厚方向に沿って嵌合させる構造にしている。
上記化粧シート材3は、無垢の突き板や、オレフィン系樹脂などの合成樹脂化粧シート(フィルム)、木質化粧単板等からなり、例えば、厚さが50μm〜1.0mm程度の薄状のものであり、合成樹脂基板2の表面2cに接着剤で貼着されている。この化粧シート材3も上記合成樹脂基板2と同様、防音床材1が連結接続された際には、互いに隣接する防音床材1の化粧シート材3同士の表面(上面)は、それらの間に隙間や段差が形成されず、面一となるよう合成樹脂基板2の表面2cの全面に亙って貼着されている。
尚、化粧シート材3の色柄等は、特に限定されないが、本実施形態のように防音床材1の基板を合成樹脂からなる合成樹脂基板2としている場合にも例えば、木目模様の化粧シート材3を貼着することで、従来の木質床材と同様の意匠性が得られる。
上記クッション材4は、クッション性、防振性を有する緩衝材であって、例えば、天然ゴム、合成ゴム等のゴム材や、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等の合成樹脂発泡体、天然繊維、合成樹脂繊維の不織布等からなる。本実施形態では、クッション材4は、ポリエチレンテレフタレート樹脂繊維からなる不織布で構成されており、その厚さが3mm〜10mm程度の平板状のものであり、合成樹脂基板2の裏面2dに接着剤で貼着されている。このクッション材4も上記合成樹脂基板2と同様、防音床材1が連結接続された際には、互いに隣接する防音床材1のクッション材4同士の表面(下面)は、それらの間に隙間や段差が形成されず、面一となるよう合成樹脂基板2の裏面2dの全面に亙って貼着されている。
次に、前記構成とされた防音床材1の床下地への施工要領について図2をも参照して説明する。
図1及び図2では、本実施形態に係る防音床材1を施工する床下地FBとしてコンクリートスラブを例示しており、いわゆるスラブへの直貼り施工の例を示している。
まず、床下地FBの平滑度及び乾燥度が所定の平滑度及び乾燥度となるよう調整し、ウレタン系樹脂接着剤、エポキシ系樹脂接着剤等の接着剤を床下地FBに塗布し、防音床材1の一列目を床下地FBに貼り付ける。
次いで、既に施工された一列目の防音床材1の手前側に、二列目の防音床材1を施工する。この際、一列目の防音床材1の手前側に位置する雌実部6に対して、二列目の防音床材1の雄実部5を嵌合させて連結接続する。すなわち、既に施工された防音床材1の雌実部6に対して、施工しようとする防音床材1の雄実部5を上方から嵌合させることで連結接続させて施工がなされる構成とされている。
尚、防音床材1を施工する床下地FBとしては、コンクリートスラブに限られず、根太に下張りされた捨て張り合板を床下地FBとしたり、二重床構造の床下地を床下地FBとしたりしてもよい。
以上のように、本実施形態の防音床材1は、合成樹脂基板2の一側端部2a及び他側端部2bに、連結接続のために相互に嵌合させる雄実部5及び雌実部6をそれぞれ形成するとともに、合成樹脂基板2の表面2cには、化粧シート材3、合成樹脂基板2の裏面2dには、クッション材4を各々貼着している。従って、合成樹脂基板2及びその裏面側のクッション材4による防振性によって、軽量床衝撃音を防音、遮音できるとともに、合成樹脂基板2の表面側の化粧シート材3によって、意匠性が高められた防音床材1となる。
また、本実施形態の防音床材1においては、雄実部5及び雌実部6を形成した基板が合成樹脂で構成されているので、枯渇化が叫ばれている木質資源を使用することがなく、環境への負荷を低減できる防音床材1となる。
また、上記のように合成樹脂基板2とすることで、その一側端部2a及び他側端部2bの雄実部5及び雌実部6を精度良く形成できる。そのため、防音床材1同士の連結部分の表面に段差や隙間が生じ難いものとなり、簡単に連結接続でき、施工性も良く、施工後の意匠性を高めることができる。
さらに、上記のように基板を合成樹脂基板2で構成しているので、温湿度変化による伸縮等の変形なども生じ難い。従って、上記した木質系基板に生じやすい施工後の突き上げや、床材同士の連結接続部分の隙間、床鳴りを低減できる。すなわち、従来のような木質の基板で構成された防音床材では、施工後の温湿度変化を考慮して、突き上げが生じないように、防音床材同士の連結接続部分に僅かな隙間を形成する必要があったり、施工後の温湿度変化による伸縮によって、隣接嵌合する実部同士が擦れあって床鳴りが生じたりする恐れがあるが、本実施形態に係る防音床材1によれば、そのようなことを効果的に低減できる。
特に、本実施形態に係る防音床材1は、合成樹脂基板2に形成された実部5,6を板厚方向に沿って嵌合させて連結接続させる構造にしているので、上記したような従来の木質床材のように雄実部と雌実部とを水平方向に沿って嵌合させることで連結接続される構成とされているものと比べて、防音床材1同士の連結接続部分に発生する隙間を、より効果的に低減できる。すなわち、板厚方向に沿って嵌合させる構造とすることで、連結接続されて互いに隣接する防音床材1同士に水平方向に加わる力によるズレ等が生じ難く、隙間が生じ難いものとなる。
また、上記のように、床下地FBに施工する際には、防音床材1を順次、上方から嵌め込んで容易に連結でき、施工性に優れた防音床材1となる。
尚、本実施形態では、防音床材1は、連結接続させる際に互いに隣接する防音床材1同士の雄実部5と雌実部6とを板厚方向に沿って嵌合させる構造にしているが、例えば、合成樹脂基板2の一側端部から水平方向に突設させた凸部と、該凸部が差し込まれる他側端部に凹設された凹溝とで、それぞれ雄実部と雌実部とを構成し、連結接続させる際には、これら雄実部と雌実部とを水平方向に沿って嵌合させる構造にしてもよい。このような構造とした場合においても基板を合成樹脂基板2とすることで、雄実部及び雌実部を精度良く形成できるので、防音床材同士の隙間や段差を低減できるとともに、施工後の上記したような木質系床材特有の問題を低減できる。
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図3は、第2実施形態に係る防音床材を模式的に示す概略縦断面図である。
尚、第1実施形態との相違点は、主に合成樹脂基板の構成であり、同様の構成については、同一符合を付し、説明を省略する。
本実施形態に係る防音床材1Aは、その合成樹脂基板2Aの両側端部2Aa,2Abにそれぞれ形成された実部を構成する雄実部5Aと雌実部6Aとの構成が、上記第1実施形態の防音床材1の雄実部及び雌実部の構成と異なる。
すなわち、合成樹脂基板2Aの雄実部5Aと雌実部6Aとには、連結接続させた際に相互に弾発係止する係止爪片7,8がそれぞれ形成されている
雄実部5Aの係止爪片7は、下方に向かう先細り状に形成されるとともに、その後端部に係止段差部を形成するようにして、雄実部5Aの嵌合凸部5Aaの内側面下部から突設されている。また、雌実部6Aの係止爪片8は、上方に向かう先細り状に形成されるとともに、その後端部に係止段差部を形成するようにして、雌実部6Aの嵌合凸部6Aaの内側面上部から突設されている。これら係止爪片7,8は略同大に形成されている。
また、上記雄実部5Aの嵌合凸部5Aaの外側面下部及び雌実部6Aの嵌合凸部6Aaの外側面上部には、互いの上記係止爪片7,8が弾発係止する際に、嵌合凸部5Aa及び嵌合凸部6Aaの弾性変形を許容するスペースを形成するために傾斜面がそれぞれ形成されている。
このような互いに弾発係止する係止爪片7,8の形状は、図例のものに限られず、連結接続させる際に互いに隣接する防音床材1Aのそれぞれの雄実部5Aと雌実部6Aとを板厚方向に沿って嵌合させた際に、互いの係止爪片7,8が引っ掛けられて係止することで、それら隣接する合成樹脂基板2Aの上下動を規制するような構成のものであれば、どのような形状としてもよい。
尚、本実施形態に係る防音床材1Aの施工要領は、前記第1実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係る防音床材1Aにおいては、合成樹脂基板2Aに形成された雄実部5Aと雌実部6Aとに、連結接続させた際に相互に弾発係止する係止爪片7,8をそれぞれ形成しているので、雄実部5Aと雌実部6Aとを嵌合させて連結接続させた際に、それぞれに形成された係止爪片7,8が相互に弾発係止することで、結合をより強固にできる。
また、本実施形態に係る防音床材1Aでは、係止爪片7,8の相互の弾発係止によって、防音床材1A同士の連結接続部分に発生する段差もより効果的に低減できる。すなわち、互いの係止爪片7,8が引っ掛けられて係止することで、防音床材1A同士の上下動が規制され、連結接続された防音床材1A間に段差等が生じることを、より効果的に防止できる。
さらに、係止爪片7,8は、雄実部5A及び雌実部6Aとともに、合成樹脂基板2Aと一体成形できるので、容易且つ精度良く形成できる。
尚、上記第1実施形態及び第2実施形態においてそれぞれ説明した防音床材1及び防音床材1Aを床下地に施工する際には、連結接続部分すなわち雄実部5,5Aと雌実部6,6Aとに接着剤を塗布して連結接続するようにしてもよい。これにより、施工後に浮き等が生じることがなく、防音床材同士間の隙間や段差等をより効果的に防止できる。
以下に、本発明に係る防音床材の一実施例をその性能評価とともに例示する。
(実施例)
本実施例では、前記第2実施形態と同様の構成の防音床材を用いた。
合成樹脂基板は、ポリプロピレン樹脂で構成し、その厚さは、9.0mmとした。
化粧シート材は、厚さが0.1mmのオレフィン系樹脂化粧シートを用いた。
クッション材は、厚さが5.0mmのポリエチレンテレフタレート樹脂繊維からなる不織布を用いた。
上記合成樹脂基板の表面に上記オレフィン系樹脂化粧シートを接着剤で貼着し、上記合成樹脂基板の裏面に上記不織布を接着剤で貼着して防音床材を成形した。
上記のように成形された防音床材をコンクリートスラブ下地に対して複数枚、連結接続させて施工し、JIS A1419(建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法)に規定された方法に準拠して、L値(軽量床衝撃音LL値)を測定した。
結果は、LL−45未満となり、床衝撃音遮音等級1級(LL−45)に相当する値となった。
また、防音床材同士の連結接続部分を目視観察した結果、段差や隙間等が形成されておらず、段差や隙間が目立たない結果となった。
以上の結果から本発明を適用した一実施例における防音床材は、その防音性能、及び意匠性にも優れていることが示された。
本発明に係る防音床材の一実施形態を模式的に示す概略縦断面図である。 同実施形態に係る防音床材を示す概略斜視図である。 本発明に係る防音床材の他の実施形態を模式的に示す概略縦断面図である。
符号の説明
1,1A 防音床材
2,2A 合成樹脂基板
2a,2Aa 基板の一側端部
2b,2Ab 基板の他側端部
2c 基板の表面
2d 基板の裏面
3 化粧シート材
4 クッション材
5,5A 雄実部(実部)
6,6A 雌実部(実部)
7 雄実部の係止爪片
8 雌実部の係止爪片

Claims (3)

  1. 合成樹脂からなる基板の両側端部に、連結接続のために相互に嵌合させる実部をそれぞれ形成するとともに、該基板の表面には、化粧シート材、該基板の裏面には、クッション材を各々貼着している防音床材。
  2. 請求項1において、
    前記基板に形成された実部を板厚方向に沿って嵌合させて連結接続させる構造にしている防音床材。
  3. 請求項2において、
    前記基板に形成された実部には、連結接続させた際に相互に弾発係止する係止爪片がそれぞれ形成されている防音床材。
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