JP2009147758A - データ伸張装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 データ伸張装置の係数/画素値変換部213は、メモリ部206に格納された各階層のDCT係数を使用して、L3〜L1デコード処理を実行する。メモリ部206の各エリアは4ワードの記憶容量を有する。各階層のデコード処理では、当該階層のDCT係数を参照した演算を行い、演算結果を他の同一階層のDCT係数としてメモリ部206に書き込む。そこで、各階層のDCT係数を階層毎にまとめてメモリ部206に格納し、デコード処理の際のメモリ部206へのアクセス回数を減らす。
【選択図】図8
Description
a.圧縮対象の画像に対する複数階層のエンコード処理を順次実行する。
b.最下位階層のエンコード処理では、圧縮対象の画像を所定画素サイズのブロックに区切り、ブロック毎に、当該ブロックについての離散コサイン変換を実行して離散コサイン変換係数を算出するとともに、当該ブロックの上下左右の各隣接ブロックの離散コサイン変換係数を参照することにより、当該ブロックの離散コサイン変換係数から当該ブロックの傾き相殺関数の成分を差し引いた最下位階層のブロックの離散コサイン変換係数を算出する補正処理を実行する。
c.最下位階層より上位の各階層のエンコード処理では、当該階層の下位の階層のエンコード処理の処理対象となった各ブロックを所定個数ずつ各々包含する当該階層のブロックを構成し、複数の当該階層のブロックの各々について、当該階層のブロックに含まれる下位の階層の各ブロックの直流成分の離散コサイン変換係数を用いた離散コサイン変換を実行して離散コサイン変換係数を算出するとともに、当該階層のブロックの上下左右の各隣接ブロックの離散コサイン変換係数を参照することにより、当該階層のブロックの離散コサイン変換係数から当該階層のブロックの傾き相殺関数の成分を差し引いた当該階層のブロックの離散コサイン変換係数を算出する補正処理を実行する。
d.各階層のエンコード処理により得られた各階層のブロックの離散コサイン変換係数を示す圧縮画像データを生成する。
e.圧縮画像データが示す各階層のエンコード処理結果である離散コサイン変換係数を用いて、最上位階層から最下位階層までの各階層のデコード処理を順次実行し、圧縮前の画像の画素値を算出する。
f.最下位階層以外の各階層のデコード処理では、当該階層の各ブロックについて、前記メモリに事前に記憶された当該ブロックの上下左右の隣接ブロックにおける当該階層の離散コサイン変換係数を参照することにより、当該ブロックの離散コサイン変換係数に当該ブロックの傾き相殺関数の離散コサイン変換係数を加える補正処理を行い、この補正処理を経た当該ブロックの離散コサイン変換係数に逆離散コサイン変換を施して当該ブロックを分割した当該階層の下位階層のブロックの直流成分の離散コサイン変換係数を算出し、この下位階層のブロックの直流成分の離散コサイン変換係数を前記メモリに書き込む。
g.最下位階層のデコード処理では、当該階層の各ブロックについて、前記メモリに事前に記憶された当該ブロックの上下左右の隣接ブロックにおける当該階層の離散コサイン変換係数を参照することにより、当該ブロックの離散コサイン変換係数に当該ブロックの傾き相殺関数の離散コサイン変換係数を加える補正処理を行い、この補正処理を経た当該ブロックの離散コサイン変換係数に逆離散コサイン変換を施して当該ブロックの画素値を算出し、前記メモリに書き込む。
図1はこの発明の一実施形態であるデータ伸張装置200を含む画像圧縮伝送システムの構成を示すブロック図である。この画像圧縮伝送システムにおいて、データ圧縮装置100は、静止画の画像データを圧縮して圧縮画像データを出力する装置である。本実施形態によるデータ伸張装置200は、このデータ圧縮装置100によって出力された圧縮画像データの伸張処理を行うものである。
F1=((f1+f3)+(f2+f4))/2 ……(1)
F2=((f1+f3)−(f2+f4))/2 ……(2)
F3=((f1−f3)+(f2−f4))/2 ……(3)
F4=((f1−f3)−(f2−f4))/2 ……(4)
V1=c1−U1=c1 ……(5)
V2=c2−U2=c2−(t1−b1)/8 ……(6)
V3=c3−U3=c3−(l1−r1)/8 ……(7)
V4=c4−U4=c4−0.0551*(t3−b3+l2−r2) ……(8)
a.L1ブロックの交流成分のDCT係数L1V2、L1V3、L1V4
3×((8×8)/(2×2))=48個
b.L2ブロックの交流成分のDCT係数L2V2、L2V3、L2V4
3×((8×8)/(4×4))=12個
c.L3ブロックのDCT係数L3V1、L3V2、L3V3、L3V4
以上、64個のDCT係数が1ブロック当たりのエンコード処理結果となる。
以上がデータ圧縮装置100の詳細である。
F1=c1+U1=c1 ……(9)
F2=c2+U2=c2+(t1−b1)/8 ……(10)
F3=c3+U3=c3+(l1−r1)/8 ……(11)
F4=c4+U4=c4+0.0551*(t3−b3+l2−r2) ……(12)
これらのDCT係数F1〜F4は、上述したL3エンコード処理において補正処理が施される前のL3ブロックのDCT係数L3F1〜L3F4に相当する(以上、図5(a)参照)。なお、デコード対象のL3ブロックが静止画の上端、下端、左端、右端のものである場合には、上下左右の一部の隣接L3ブロックが存在しない事態となるが、その場合にはデコード対象のL3ブロック自体のDCT係数を存在しない隣接L3ブロックのDCT係数の代わりに使用する。これはL2デコード処理、L1デコード処理の各補正処理においても同様である。
f1=((F1+F3)+(F2+F4))/2 ……(13)
f2=((F1+F3)−(F2+F4))/2 ……(14)
f3=((F1−F3)+(F2−F4))/2 ……(15)
f4=((F1−F3)−(F2−F4))/2 ……(16)
これらの要素f1〜f4は、上述したL3エンコード処理において2×2DCTが施される前の要素f1〜f4、すなわち、当該L3ブロックに包含される4個のL2ブロックの直流成分のDCT係数L2V1に相当する(以上、図5(b)参照)。
以上がL3デコード処理〜L1デコード処理の内容である。
DCT係数の並び替えを行わない場合、L3デコード処理では、次のデータ読み出し処理を行うことになる。
a3.図10(a)に示すデコード対象のブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1、L3V2、L3V3、L3V4(図10(a)では、1、5、33、37)をプレーン206AにおけるアドレスADRi,j,0、ADRi,j,2、ADRi,j,8、ADRi,j,10の各エリアから読み出す。
b3.図10(a)に示すデコード対象のブロックの上の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V3(図10(a)では、1および33)をプレーン206AにおけるアドレスADRi-1,j,0、ADRi-1,j,8の各エリアから読み出す。
c3.図10(a)に示すデコード対象のブロックの下の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V3(1および33)をプレーン206AにおけるアドレスADRi+1,j,0、ADRi+1,j,8の各エリアから読み出す。
d3.図10(a)に示すデコード対象のブロックの左の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V2(1および5)をプレーン206AにおけるアドレスADRi,j-1,0、ADRi,j-1,2の各エリアから読み出す。
e3.図10(a)に示すデコード対象のブロックの右の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V2(1および5)をプレーン206AにおけるアドレスADRi,j+1,0、ADRi,j+1,2の各エリアから読み出す(以上、図9(a)〜(c)参照)。
従って、DCT係数の並び替えを行わない場合、L3デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ読み出し回数は12回となる。
f3.デコード結果である4個のL2ブロックの直流成分のDCT係数L2V1(図10(a)では1、5、33、37)をプレーン206BにおけるアドレスADRi,j,0、ADRi,j,2、ADRi,j,8、ADRi,j,10の各エリアに書き込む。
従って、DCT係数の並び替えを行わない場合、L3デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ書き込み回数は4回となる。
a3’.図10(b)に示すデコード対象のブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1、L3V2、L3V3、L3V4(1、5、33、37)をプレーン206AにおけるアドレスADRi,j,0のエリアから読み出す。
b3’.図10(b)に示すデコード対象のブロックの上の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V3(1および33)をプレーン206AにおけるアドレスADRi-1,j,0のエリアから読み出す。
c3’.図10(b)に示すデコード対象のブロックの下の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V3(1および33)をプレーン206AにおけるアドレスADRi+1,j,0のエリアから読み出す。
d3’.図10(b)に示すデコード対象のブロックの左の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V2(1および5)をプレーン206AにおけるアドレスADRi,j-1,0のエリアから読み出す。
e3’.図10(b)に示すデコード対象のブロックの右の隣接ブロックに属するL3ブロックのDCT係数L3V1およびL3V2(1および5)をプレーン206AにおけるアドレスADRi,j+1,0のエリアから読み出す(以上、図9(a)、(b)、(d)参照)。
従って、DCT係数の並び替えを行った場合、L3デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ読み出し回数は5回となる。
f3’.デコード結果である4個のL2ブロックの直流成分のDCT係数L2V1(図10(b)では1、5、33、37)をプレーン206BにおけるアドレスADRi,j,0のエリアに書き込む。
従って、DCT係数の並び替えを行った場合、L3デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ書き込み回数は1回となる。
DCT係数の並び替えを行わない場合、L2デコード処理では、次のデータ読み出し処理を行うことになる。
a2.図11(a)に示すデコード対象のブロックに属する4個のL2ブロックにおけるDCT係数L2V1、L2V2、L2V3、L2V4(図11(a)では1、3、17、19、5、7、21、23、33、35、49、51、37、39、53、55)をプレーン206BにおけるアドレスADRi,j,0、ADRi,j,1、ADRi,j,4、ADRi,j,5、ADRi,j,2、ADRi,j,3、ADRi,j,6、ADRi,j,7、ADRi,j,8、ADRi,j,9、ADRi,j,12、ADRi,j,13、ADRi,j,10、ADRi,j,11、ADRi,j,14、ADRi,j,15の各エリアから読み出す。
b2.図11(a)に示すデコード対象のブロックの上の隣接ブロックに属する4個のL2ブロックのうち最も下側の2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V3(図11(a)では、5、21、37、53)をプレーン206BにおけるアドレスADRi-1,j,2、ADRi-1,j,6、ADRi-1,j,10、ADRi-1,j,14の各エリアから読み出す。
c2.図11(a)に示すデコード対象のブロックの下の隣接ブロックに属する4個のL2ブロックのうち最も上側の2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V3(図11(a)では、1、17、33、49)をプレーン206BにおけるアドレスADRi+1,j,0、ADRi+1,j,4、ADRi+1,j,8、ADRi+1,j,12の各エリアから読み出す。
d2.図11(a)に示すデコード対象のブロックの左の隣接ブロックに属する4個のL2ブロックのうち最も右側の2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V2(図11(a)では、33、35、37、39)をプレーン206BにおけるアドレスADRi,j-1,8、ADRi,j-1,9、ADRi,j-1,10、ADRi,j-1,11の各エリアから読み出す。
e2.図11(a)に示すデコード対象のブロックの右の隣接ブロックに属する4個のL2ブロックのうち最も左側の2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V2(図11(a)では、1、3、5、7)をプレーン206BにおけるアドレスADRi,j+1,0、ADRi,j+1,1、ADRi,j+1,2、ADRi,j+1,3の各エリアから読み出す(以上、図9(a)〜(c)参照)。
従って、DCT係数の並び替えを行わない場合、L2デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ読み出し回数は32回となる。
f2.デコード結果である16個のL1ブロックの直流成分のDCT係数L1V1(図11(a)では、1、3、17、19、5、7、21、23、33、35、49、51、37、39、53、55)をプレーン206CにおけるアドレスADRi,j,0、ADRi,j,1、ADRi,j,4、ADRi,j,5、ADRi,j,2、ADRi,j,3、ADRi,j,6、ADRi,j,7、ADRi,j,8、ADRi,j,9、ADRi,j,12、ADRi,j,13、ADRi,j,10、ADRi,j,11、ADRi,j,14、ADRi,j,15の各エリアに書き込む。
従って、DCT係数の並び替えを行わない場合、L2デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ書き込み回数は16回となる。
a2’.上記a2.において読み出し対象であった4個のL2ブロックのDCT係数L2V1、L2V2、L2V3、L2V4は、図11(b)に示す1、3、17、19、5、7、21、23、33、35、49、51、37、39、53、55であり、これらはプレーン206BにおけるアドレスADRi,j,0、ADRi,j,1、ADRi,j,4、ADRi,j,5の各エリアに格納されている。従って、これらの各エリアに格納されているものを読み出す。
b2’.上記b2.において読み出し対象であった2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V3は、図11(b)に示す5、21、37、53であり、これらはプレーン206BにおけるアドレスADRi-1,j,0、ADRi-1,j,4の各エリアに格納されている。従って、これらの各エリアに格納されているものを読み出す。
c2’.上記c2.において読み出し対象であった2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V3は、図11(b)に示す1、17、33、49であり、これらはプレーン206BにおけるアドレスADRi+1,j,0、ADRi+1,j,4の各エリアに格納されている。従って、これらの各エリアに格納されているものを読み出す。
d2’.上記d2.において読み出し対象であった2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V2は、図11(b)に示す33、35、37、39であり、これらはプレーン206BにおけるアドレスADRi,j-1,0、ADRi,j-1,1の各エリアに格納されている。従って、これらの各エリアに格納されているものを読み出す。
e2’.上記e2.において読み出し対象であった2個のL2ブロックのDCT係数L2V1およびL2V2は、図11(b)に示す1、3、5、7であり、これらはプレーン206BにおけるアドレスADRi,j+1,0、ADRi,j+1,1の各エリアに格納されている。従って、これらの各エリアに格納されているものを読み出す(以上、図9(a)、(b)、(d)参照)。
従って、DCT係数の並び替えを行わない場合、L2デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ読み出し回数は12回となる。
f2’.デコード結果である16個のL1ブロックの直流成分のDCT係数L1V1(図11(b)では、1、3、17、19、5、7、21、23、33、35、49、51、37、39、53、55)をプレーン206CにおけるアドレスADRi,j,0、ADRi,j,1、ADRi,j,4、ADRi,j,5の各エリアに書き込む。
従って、DCT係数の並び替えを行った場合、L2デコード処理において、8×8画素の1ブロック当たりのメモリ書き込み回数は4回となる。
以上が本実施形態の詳細である。
(1)本実施形態によれば、L3〜L1デコード処理の際のメモリ部206へのアクセス回数が少なくて済むため、効率的に圧縮画像データの伸張処理を実行することができる。
(2)本実施形態において、係数/画素値変換部213は、可変長復号化部211および逆量子化部212が圧縮画像データ全体についての可変長復号化および逆量子化を終えるのを待たずに、画素値への変換に用いる所定ブロックライン数分のDCT係数がメモリ部206に書き込まれたときに、L3デコード処理の実行を開始する。従って、例えば外部記憶媒体から圧縮画像データを読み出して伸張処理を行うような場合において、可変長復号化部211および逆量子化部212の処理の総時間が長くなるような場合でも、迅速にL3デコード処理を開始し、伸張処理の結果を早く出力することができる。
Claims (1)
- 圧縮対象の画像に対する複数階層のエンコード処理を順次実行する手段であって、最下位階層のエンコード処理では、前記圧縮対象の画像を所定画素サイズのブロックに区切り、ブロック毎に、当該ブロックについての離散コサイン変換を実行して離散コサイン変換係数を算出するとともに、当該ブロックの上下左右の各隣接ブロックの離散コサイン変換係数を参照することにより、当該ブロックの離散コサイン変換係数から当該ブロックの傾き相殺関数の成分を差し引いた最下位階層のブロックの離散コサイン変換係数を算出する補正処理を実行し、最下位階層より上位の各階層のエンコード処理では、当該階層の下位の階層のエンコード処理の処理対象となった各ブロックを所定個数ずつ各々包含する当該階層のブロックを構成し、複数の当該階層のブロックの各々について、当該階層のブロックに含まれる下位の階層の各ブロックの直流成分の離散コサイン変換係数を用いた離散コサイン変換を実行して離散コサイン変換係数を算出するとともに、当該階層のブロックの上下左右の各隣接ブロックの離散コサイン変換係数を参照することにより、当該階層のブロックの離散コサイン変換係数から当該階層のブロックの傾き相殺関数の成分を差し引いた当該階層のブロックの離散コサイン変換係数を算出する補正処理を実行する画素値/係数変換部を有し、各階層のエンコード処理により得られた各階層のブロックの離散コサイン変換係数を示す圧縮画像データを生成するデータ圧縮装置が生成した圧縮画像データの伸張処理を行うデータ伸張装置であって、
複数のエリアを有し、エリア単位でデータの読み出しまたは書き込みが可能であり、1つのエリアが複数の離散コサイン変換係数または複数の画素値を記憶可能な容量を有するメモリと、
前記圧縮画像データが示す各階層のエンコード処理結果である離散コサイン変換係数を用いて、最上位階層から最下位階層までの各階層のデコード処理を順次実行し、圧縮前の画像の画素値を算出する手段であって、最下位階層以外の各階層のデコード処理では、当該階層の各ブロックについて、前記メモリに事前に記憶された当該ブロックの上下左右の隣接ブロックにおける当該階層の離散コサイン変換係数を参照することにより、当該ブロックの離散コサイン変換係数に当該ブロックの傾き相殺関数の離散コサイン変換係数を加える補正処理を行い、この補正処理を経た当該ブロックの離散コサイン変換係数に逆離散コサイン変換を施して当該ブロックを分割した当該階層の下位階層のブロックの直流成分の離散コサイン変換係数を算出し、この下位階層のブロックの直流成分の離散コサイン変換係数を前記メモリに書き込み、最下位階層のデコード処理では、当該階層の各ブロックについて、前記メモリに事前に記憶された当該ブロックの上下左右の隣接ブロックにおける当該階層の離散コサイン変換係数を参照することにより、当該ブロックの離散コサイン変換係数に当該ブロックの傾き相殺関数の離散コサイン変換係数を加える補正処理を行い、この補正処理を経た当該ブロックの離散コサイン変換係数に逆離散コサイン変換を施して当該ブロックの画素値を算出し、前記メモリに書き込む係数/画素値変換部とを具備し、
前記圧縮画像データは、最上位階層のブロック単位で、各ブロックに属する各階層のブロックの離散コサイン変換係数を含んでおり、
前記データ伸張装置は、各階層の離散コサイン変換係数が階層順に並び、かつ、同一のエリアに格納するべき離散コサイン変換係数が連続して並ぶように、前記圧縮画像データから取り出した最上位階層のブロックおよびこれに属する各階層のブロックの離散コサイン変換係数を並び替える手段を前記係数/画素値変換部よりも前段の位置に有し、各階層の離散コサイン変換係数を階層毎にまとめて前記メモリ部の各エリアに格納することを特徴とするデータ伸張装置。
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