JP2009147539A - 動的再構成デバイス及び半導体集積回路設計支援システム並びにプログラム - Google Patents

動的再構成デバイス及び半導体集積回路設計支援システム並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クロック配線による消費電力を抑えることが可能で、低消費電力でより多くの処理を行える動的再構成デバイスを得る。
【解決手段】クロック制御回路2−1〜2−4は、それぞれクロック制御の有無を示すクロック強制有効コンテキストの入力値pと、フリップフロップ(FF1)1−1〜(FF4)1−4の入力値cと出力値rとの3信号とクロックICLKを入力とし、3信号の状態に応じてクロックの固定制御を決定し、この結果をフリップフロップ(FF1)1−1〜(FF4)1−4へのクロックGCLKとして出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、消費電力の低減化を図るようにした動的再構成デバイスおよびこの動的再構成デバイスを用いた半導体集積回路設計支援システム並びにプログラムに関するものである。
PE(Processor Element)の入出力にクロック駆動のフリップフロップを配置してタイミングの管理を行っている従来のコンテキスト型動的再構成デバイスでは、PEを8bit、32bit等の固定ビット長で構成し、格子状に配置している。このため、動作中の信号状態に関係なく、入出力レジスタ駆動用のクロック配線による消費電力を削減出来ない問題があった。この問題に対して、例えば、特許文献1では、回路の動作状態に応じて状態管理部が、接続しているエレメント領域の動作を動作状態の発生しない動作サイクルのときに一時停止させる技術が記載されている。また、例えば特許文献2では、待機状態の電力消費を抑える技術が記載されている。
特開2004−227512号公報 特開2006−343962号公報
しかしながら、従来の特許文献1に記載されているようなアレイ型プロセッサでは、エレメント単位での停止技術であることおよび状態管理部が大規模回路であるが故の電力消費により電力低減とならない恐れがあった。また、特許文献2に記載されているような待機状態での電力消費を抑える技術では、動作中の電力消費を抑える場合には、適用できないといった問題があった。
また、クロックゲーティング回路は、信号の遅延時間を管理しない場合にクロックハザードやクロックのハイ幅やロウ幅の細りが発生し、回路が誤動作するという問題もあった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、大規模な制御回路による集中管理を必要とせず、クロック配線による消費電力を抑えることが可能となり、低消費電力でより多くの処理を行える動的再構成デバイス及び半導体集積回路設計支援システム並びにプログラムを得ることを目的とする。
この発明に係る動的再構成デバイスは、フリップフロップを有するコンテキスト型の動的再構成デバイスにおいて、フリップフロップの入力値と出力値に応じてクロックの固定制御を行うクロック制御回路を備えたものである。
この発明の動的再構成デバイスは、フリップフロップの入力値と出力値に応じてクロックの固定制御を行うクロック制御回路を備えたので、大規模な制御回路による集中管理を必要とせず、クロック配線による消費電力を抑えることが可能となり、低消費電力でより多くの処理を行うことができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスを示す構成図である。
図において、動的再構成デバイスは、プロセッサエレメント(PE)100とコンテキストデータ設定手段200を備えている。プロセッサエレメント(PE)100はコンテキスト型動的再構成デバイスの回路部であり、コンテキストデータ設定手段200は、データパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号1)201−1〜(コンテキスト番号n)201−nと、クロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号1)202−1〜(コンテキスト番号n)202−nをプロセッサエレメント(PE)100に適用して所望の回路を得るための手段である。ここで、コンテキストデータとはコンテキストの集合体での意味で用いる。
プロセッサエレメント(PE)100は、外部からのクロック入力ポートCLK、外部からのリセット入力ポートRST_N、外部からの信号入力ポートIN1〜IN6、外部への信号出力ポートOUT1、リセット信号でリセット可能な端子が付いたフリップフロップであるフリップフロップ(FF1)1−1〜(FF4)1−4、クロック制御回路2−1〜2−4、クロック強制有効コンテキスト値を保持したクロック強制有効コンテキスト回路(P1)3−1〜(P4)3−4、フリップフロップやラッチを包含しない組合せ回路(C1)4−1〜(C5)4−5、組合せ回路(C1)4−1〜(C5)4−5のコンテキスト値を保持したデータパス部のコンテキスト回路(Q1)5−1〜(Q5)5−5、FF出力選択回路(M1)6−1〜(M4)6−4、データパス部の未使用FF設定情報を保持したデータパス部の未使用FF設定コンテキスト回路(S1)7−1〜(S4)7−4を備える。尚、以下、プロセッサエレメント(PE)100はPE100として説明する。
フリップフロップ(FF1)1−1〜(FF4)1−4は、組合せ回路(C1)4−1〜(C4)4−4の出力を入力し、FF出力選択回路(M1)6−1〜(M4)6−4に対して出力d1〜d4を送出すると共に、クロック制御回路2−1〜2−4からのクロック出力GCLKをクロック入力とするフリップフロップである。尚、以下、フリップフロップ(FF1)1−1〜(FF4)1−4はFF1〜FF4として説明する。また、クロック制御回路2−1〜2−4は、全て同じクロック制御回路であるため、以下、クロック制御回路2として説明する。
図2はクロック制御回路2の構成図である。
図示のように、クロック制御回路2は、クロック入力ポートICLK、クロック強制有効コンテキスト入力ポートp、FFの入力値の入力ポートc、FF出力選択値の入力ポートr、クロック出力ポートGCLKを備えた組合せ回路で、p、c、rの各入力信号値に応じて、入力ICLKからGCLKの出力制御を行う機能を有している。
図3は、クロック制御回路2の動作真理値を示す説明図である。
図4は、クロック強制有効コンテキスト入力ポートpの入力状態を示す説明図である。
クロック制御回路2は動的再構成回路であり、図4に示すように、クロック強制有効コンテキスト入力ポートpの値が0の時に、クロック制御が行われるよう設定されている。そして、図3に示すように、クロック強制有効コンテキスト入力ポートpの値が0の時に、FFの入力値の入力ポートcとFF出力選択値の入力ポートrの値が共に1または0で同じ信号状態の時に出力クロックGCLKを固定する機能を有している。このような機能を有したクロック制御回路2を用いることで、FFの入力値と出力値に応じてクロックの固定制御を行うことが可能となる。
クロック強制有効コンテキスト回路(P1)3−1〜(P4)3−4は、全て同じクロック強制有効コンテキスト回路Pであるため、以下、クロック強制有効コンテキスト回路Pとして説明する。また、クロック強制有効コンテキスト回路Pのブロック図を図5に示す。クロック強制有効コンテキスト回路Pはコンテキストデータによって、クロック制御回路2のクロック強制有効コンテキストpを出力する。
組合せ回路(C1)4−1〜(C5)4−5は、その演算内容をデータパス部のコンテキスト(コンテキスト番号1〜n)によって変化することを特徴とする動的再構成回路である。本実施の形態では動的再構成回路の一例として組合せ回路Cを定義し、組合せ回路(C1)4−1〜(C5)4−5が全て組合せ回路Cであるとして以下の説明を行う。また、組合せ回路Cの構成を図6に示す。
組合せ回路Cは、信号入力ポートx、信号入力ポートy、データパス部のコンテキスト入力ポートq、信号出力ポートzを備え、コンテキスト入力ポートqの状態により、異なる演算結果を出力することが可能な動的再構成回路である。
図7は組合せ回路Cの動作真理値を示す説明図である。
図7に示すように、組合せ回路Cは、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が1の時に、入力xと同じ信号状態を出力し、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が2の時に、入力yと同じ信号状態を出力し、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が3の時に、入力xの論理反転した信号状態を出力し、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が4の時に、入力yの論理反転した信号状態を出力し、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が5の時に、入力xと入力yの論理積を出力し、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が6の時に、入力xと入力yの論理積反転を出力し、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が7の時に、入力xと入力yの論理和を出力し、
データパス部のコンテキスト入力ポートqの値が8の時に、入力xと入力yの論理和反転を出力する機能を特徴として備えた動的再構成回路である。
データパス部のコンテキスト回路(Q1)5−1〜(Q5)5−5は、全て同じデータパス部のコンテキスト回路Qであるため、以下、データパス部のコンテキスト回路Qとして説明を行う。データパス部のコンテキスト回路Qのブロック図を図8に示す。データパス部のコンテキスト回路Qは、コンテキストデータによって、組合せ回路Cのデータパス部のコンテキストqを出力する。
FF出力選択回路(M1)6−1〜(M4)6−4は、全て同じFF出力選択回路Mであるため、以下、FF出力選択回路Mとして説明する。FF出力選択回路Mのブロック図を図9に示す。FF出力選択回路Mは、データパス部の未使用FF設定コンテキスト入力ポートs、FFをスルーしたFFの入力信号の入力ポートu、FF出力の入力ポートv、データ出力ポートwを備えた動作再構成回路で、s、u、vの各入力信号値に応じて、入力u、vから出力wの出力制御を行う機能を有している。
図10は、FF出力選択回路Mの動作真理値を示す説明図である。
図示のように、FF出力選択回路Mは、
データパス部の未使用FF設定コンテキスト入力ポートsの値が1の時に、FFをスルーしたFFの入力信号の入力uを出力し、
データパス部の未使用FF設定コンテキスト入力ポートsの値が2の時に、FF出力の入力ポートvを出力する機能を有している。
上記のFF出力選択回路Mとクロック制御回路2を組み合わせることにより、未使用FFの場合にもクロックを固定し消費電力を低減することが可能になるという利点もある。具体的には、あるFFを使用しない回路構成を実現する場合、該当するFFに接続するFF出力選択回路Mのデータパス部の未使用FF設定コンテキストの値を2とし、該当するFFに接続するクロック制御回路2のクロック強制有効コンテキストの値を0とする。これにより、FF出力選択回路MはFFをスルーしたFFの入力信号を出力すると共に、クロック制御回路2の入力ポートcと入力ポートrが同じ状態になる。前述したクロック制御回路2の機能によりクロックを固定し消費電力を低減する。
データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路(S1)7−1〜(S4)7−4は、全て同じデータパス部の未使用FF設定コンテキスト回路であるため、以下、データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路Sとして説明する。データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路Sのブロック図を図11に示す。図11に示すように、データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路Sはコンテキストデータによって、FF出力選択回路Mのコンテキストsを出力する。
コンテキストデータ設定手段200は、クロック強制有効コンテキスト回路P1〜P4、データパス部のコンテキスト回路Q1〜Q5、データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路S1〜S4のコンテキストデータを保持し、かつ、これら回路に設定する手段である。即ち、コンテキストデータ設定手段200は、データパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号1)201−1〜データパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号n)201−nと、クロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号1)202−1〜クロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号n)202−nとを保持しており、これらコンテキストデータを対応するコンテキスト番号の回路に設定する。
図1において、PE100におけるFF1〜FF4の信号の入出力状態は次の通りである。
FF1には信号c1とクロックgclk1が入力され、FF1からは信号d1が出力される。
FF2には信号c2とクロックgclk2が入力され、FF2からは信号d2が出力される。
FF3には信号c3とクロックgclk3が入力され、FF3からは信号d3が出力される。
FF4には信号c4とクロックgclk4が入力され、FF4からは信号d4が出力される。
尚、図示例では、PE100内のFF1〜FF4をリセット信号でリセット可能な端子が付いたFFとしているが、リセット信号でセット可能な端子が付いたFFでも、リセット信号で制御できないリセット端子無しFFでも良い。またクロックエッジの極性にも制限は無い。
また、クロック制御回路2−1〜2−4における信号の入出力状態は次の通りである。
クロック制御回路2−1には信号q1と信号r1と信号c1、ならびにクロックCLKが入力しており、クロック制御回路2−1からはクロックgclk1が出力される。
クロック制御回路2−2には信号q2と信号r2と信号c2、ならびにクロックCLKが入力しており、クロック制御回路2−2からはクロックgclk2が出力される。
クロック制御回路2−3には信号q3と信号r3と信号c3、ならびにクロックCLKが入力しており、クロック制御回路2−3からはクロックgclk3が出力される。
クロック制御回路2−4には信号q4と信号r4と信号c4、ならびにクロックCLKが入力しており、クロック制御回路2−4からはクロックgclk4が出力される。
更に、クロック強制有効コンテキスト回路P1〜P4における信号の入出力状態は次の通りである。
クロック強制有効コンテキスト回路P1からは信号p1が出力される。
クロック強制有効コンテキスト回路P2からは信号p2が出力される。
クロック強制有効コンテキスト回路P3からは信号p3が出力される。
クロック強制有効コンテキスト回路P4からは信号p4が出力される。
また、組合せ回路C1〜C5における信号の入出力状態は次の通りである。
組合せ回路C1には信号p1と信号x1と信号y1が入力しており、組合せ回路C1からは信号c1が出力される。
組合せ回路C2には信号p2と信号x2と信号y2が入力しており、組合せ回路C2からは信号c2が出力される。
組合せ回路C3には信号p3と信号x3と信号y3が入力しており、組合せ回路C3からは信号c3が出力される。
組合せ回路C4には信号p4と信号x4と信号y4が入力しており、組合せ回路C4からは信号c4が出力される。
組合せ回路C5には信号p5と信号x5と信号y5が入力しており、組合せ回路C5からは信号c5が出力される。
また、データパス部のコンテキスト回路Q1〜Q5における信号の入出力状態は次の通りである。
データパス部のコンテキスト回路Q1からは信号q1が出力される。
データパス部のコンテキスト回路Q2からは信号q2が出力される。
データパス部のコンテキスト回路Q3からは信号q3が出力される。
データパス部のコンテキスト回路Q4からは信号q4が出力される。
また、FF出力選択回路M1〜M4における信号の入出力状態は次の通りである。
FF出力選択回路M1には信号s1と信号c1と信号d1が入力しており、FF出力選択回路M1からは信号x2が出力される。
FF出力選択回路M2には信号s2と信号c2と信号d2が入力しており、FF出力選択回路M2からは信号x4が出力される。
FF出力選択回路M3には信号s3と信号c3と信号d3が入力しており、FF出力選択回路M3からは信号y4が出力される。
FF出力選択回路M4には信号s4と信号c4と信号d4が入力しており、FF出力選択回路M4からは信号x5が出力される。
また、データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路S1〜S4における信号の入出力状態は次の通りである。
データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路S1からは信号s1が出力される。
データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路S2からは信号s2が出力される。
データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路S3からは信号s3が出力される。
データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路S4からは信号s4が出力される。
図12は、PE100内の各動的再構成回路に回路番号1〜13を割当て、各コンテキスト入力ポートに繋ぐ信号の一覧を示す説明図である。また、図13は、PE100内のデータパス部のコンテキストデータを例示する説明図であり、図14は、クロック強制有効コンテキストデータ例を示す説明図である。
これらの図に示すように、PE100内の各動的再構成回路の各コンテキスト入力ポートに適切な値を設定することにより、各動的再構成回路を任意の回路として実現することができる。
尚、PE100の回路構成は図1に示した内容に限定されるものではない。FF毎にクロック制御回路2があれば良いため、回路内部の信号接続を動的に再構成する組合せ回路の有無や、FFの初期値、FF数、動的に再構成可能な組合せ回路個数、各組合せ回路への信号入力本数、信号入力ポート数、信号出力ポート数、クロック入力ポート数、リセット入力ポート数、内部生成クロック数に制限はなく、正論理、負論理を限定するものでもない。
以上のように、この実施の形態1の動的再構成デバイスによれば、フリップフロップを有するコンテキスト型の動的再構成デバイスにおいて、フリップフロップの入力値と出力値に応じてクロックの固定制御を行うクロック制御回路を備えたので、不要時のクロック供給を停止して消費電力を削減する機能を有した動的再構成デバイスを実現することが可能となる。
また、この実施の形態1の動的再構成デバイスによれば、クロック制御回路は、クロック制御の有無を示すクロック強制有効コンテキストと、フリップフロップの入力値と、フリップフロップの出力値との3信号とクロックを入力とし、3信号の状態に応じてクロックの固定制御を決定し、この結果をフリップフロップへのクロックとして出力し、かつ、クロック強制有効コンテキストの値をコンテキストデータとして保持し設定するコンテキストデータ設定手段を備えたので、不要時のクロック供給を停止して消費電力を削減する機能を有した動的再構成デバイスを実現することが可能となる。
実施の形態2.
図15および図16は、実施の形態2による動的再構成デバイスと半導体集積回路設計支援システムの構成を示すブロック図であり、図15は、動的再構成デバイスで実現する対象回路である半導体集積回路内の回路T1と回路T2と示し、図16は、動的再構成デバイスと半導体集積回路設計支援システムとを示している。尚、動的再構成デバイスの回路部であるプロセッサエレメント(PE)100については、図1で示した構成と同様であるため、内部の構成に対する図示は省略している。
対象回路T1(コンテキスト番号1)101は、外部からの信号入力ポートDTI1〜2と外部への信号出力ポートDTO1、外部からのクロック入力ポートCLK80M、外部からのリセット入力ポートRST_N、フリップフロップ(FF5)1−5〜(FF8)1−8、論理反転回路(IV1)8−1〜(IV2)8−2、論理和回路(OR1)9を備える。即ち、フリップフロップ(FF5)1−5の入力には外部からの信号入力ポートDTI1が接続され、出力は論理反転回路(IV1)8−1を介してフリップフロップ(FF6)1−6の入力に接続されている。また、フリップフロップ(FF6)1−6の出力は論理和回路(OR1)9の入力に接続されている。更に、フリップフロップ(FF7)1−7の入力には外部からの信号入力ポートDTI2が論理反転回路(IV2)8−2を介して接続され、出力は論理和回路(OR1)9の入力に接続されている。論理和回路(OR1)9の出力は、フリップフロップ(FF8)1−8の入力に接続され、フリップフロップ(FF8)1−8の出力は、外部への信号出力ポートDTO1に接続されている。尚、以下、対象回路T1(コンテキスト番号1)101は回路T1、フリップフロップ(FF5)1−5〜(FF8)1−8はFF5〜FF8、論理反転回路(IV1)8−1〜(IV2)8−2は論理反転回路IV1〜IV2、論理和回路(OR1)9は論理和回路OR1として説明する。
対象回路T2(コンテキスト番号2)102は、外部からの信号入力ポートDTI3〜4と外部への信号出力ポートDTO2、外部からのクロック入力ポートCLK1M、外部からのリセット入力ポートRST_N、フリップフロップ(FF9)1−9〜(FF11)1−11、論理反転回路(IV3)8−3〜(IV4)8−4、論理積反転回路(NA1)10を備える。即ち、フリップフロップ(FF9)1−9の入力には、論理反転回路(IV3)8−3を介して外部からの信号入力ポートDTI3が接続され、出力は論理積反転回路(NA1)10の入力に接続されている。また、フリップフロップ(FF10)1−10の入力には外部からの信号入力ポートDTI4が接続され、出力は論理積反転回路(NA1)10の入力に接続されている。論理積反転回路(NA1)10の出力は、フリップフロップ(FF11)1−11の入力に接続され、フリップフロップ(FF11)1−11の出力は、論理反転回路(IV4)8−4を介して外部への信号出力ポートDTO2に接続されている。尚、以下、対象回路T2(コンテキスト番号2)102は回路T2、フリップフロップ(FF9)1−9〜(FF11)1−11はFF9〜FF11、論理反転回路(IV3)8−3〜(IV4)8−4はIV3〜IV4、論理積反転回路(NA1)10は論理積反転回路NA1として説明する。
ここで、論理反転回路IV1〜4は入力論理を反転出力する反転回路、OR1は入力2信号に値1がある場合に値1を出力する論理和回路、NA1は入力2信号が共に1の場合に値0を出力する論理積反転回路である。
実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムは、回路情報記憶手段300、データパス部のコンテキストデータ生成手段400、クロック停止FF検出手段500を備えている。
回路情報記憶手段300は、動的再構成デバイス内の回路構成情報301と、動的再構成デバイス内の遅延時間情報302を記憶する。動的再構成デバイス内の回路構成情報301とは、プロセッサエレメント(PE)100における回路内容と回路間の接続情報である。回路には動的再構成回路とFF、組合せ回路、外部入力ポート、外部出力ポートを含む。また、動的再構成デバイス内の遅延時間情報302とは、コンテキストによって変化する出力遅延時間とクロック配線の到達遅延時間の情報である。尚、これらの情報は動的再構成デバイスの設計結果から容易に得られる情報である。
コンテキストによって変化する出力遅延時間は、動的再構成回路の各入力ポートに対して、前段回路の出力ポートまたは外部入力ポートを起点に、選択した入力ポートを通過して動的再構成回路を出力するまでの時間として定義する。回路間の配線遅延と動的再構成回路内の通過遅延を合わせた値として算出し、動的再構成回路毎の全コンテキストに対して、全入力ポートに対して定義する。
クロック配線の到達遅延時間は、基準点から各FFまでに経由する回路名と経由回路まで到達遅延時間をFF毎に保持している。ただし、以下の手続きで必要な値は動的に再構成した結果得られる回路で接続関係のあるFF間のクロック到達遅延時間差であるので、記憶しておくデータ量を減らす方法としては最大値と最小値の差だけを計算して保持しておいてもよい。
データパス部のコンテキストデータ生成手段400は、ネットリストやハードウェア記述言語等で記述された対象回路の構成要素及びその接続関係に関する情報、目標動作周波数とクロック特性を入力し、回路情報記憶手段300が保持した動的再構成デバイス内の回路構成情報301と動的再構成デバイス内の遅延時間情報302を用いて、対象回路と論理的に等価な回路を構成する動的再構成デバイスのデータパス部のコンテキストデータ401,402を生成する機能を有する。
尚、実施の形態2で必要な情報は動的再構成デバイスのデータパス部のコンテキストデータのみであるので、論理的に等価な回路を生成する技術の詳細については言及しない。
クロック停止FF検出手段500は、データパス部のコンテキストデータ生成手段400が生成したコンテキストデータを適用することで構成される動的再構成デバイスであるプロセッサエレメント(PE)100(以下、PE100という)上の回路に対してクロックを停止しても不具合が発生することのないFFを検出する機能を有する。その構成としては、最大許容遅延算出手段501、繋続FF検出手段502、検出FF記憶手段503、最大遅延時間算出・追記手段504、最大値検出・追記手段505、クロック停止FF判定手段506、クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507を有する。
最大許容遅延算出手段501は、動作周波数およびクロック特性からクロックゲーティングパスの最大許容遅延値Tmを算出する機能を有する。
繋続FF検出手段502は、コンテキストデータにより動的に再構成される回路上でFF毎にFFのデータ入力端子に繋がる全てのFFと入力ポートを検出し、各FFと入力ポートに到達するまでの経由回路名とクロック位相情報を検出する機能を有する。
検出FF記憶手段503は、繋続FF検出手段502が検出した結果を記憶し、最大遅延時間算出・追記手段504と最大値検出・追記手段505との情報授受を行う機能を有する。
最大遅延時間算出・追記手段504は、繋続FF検出手段502が検出した結果を保持した検出FF記憶手段503の情報と、データパス部のコンテキストデータ401,402と、動的再構成デバイス内の回路構成情報301と動的再構成デバイス内の遅延時間情報302とに基づいて、終点FFの入力に繋がるFF毎にFFの出力端子からクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間と、FF出力選択回路からのクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間を算出し、結果を検出して検出FF記憶手段503に追記する機能を備える。
最大値検出・追記手段505は、最大遅延時間算出・追記手段504が算出し追記した結果を保持した検出FF記憶手段503の情報から、終点FF毎の最大値を検出し、結果を検出FF記憶手段503に追記する機能を備える。
クロック停止FF判定手段506は、最大値検出・追記手段505が算出し追記した結果を保持した検出FF記憶手段503の情報から終点FFを選択し、接続先に外部入力ポートとクロック位相が同期関係にないFFを含む場合はクロック停止不可と判定し、全ての接続先がFFでクロック位相が同期の場合に、その終点FFの最大値Tpと、最大許容遅延算出手段501が算出した値Tmとの比較を行い、Tp<Tmの場合はクロック停止可と判定し、Tp≧Tmの場合は停止不可と判定する機能を有する。
クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507は、回路情報記憶手段300が保持した動的再構成デバイス内の回路構成情報301から、FF毎にFFにクロックを供給するクロック制御回路2のクロック強制有効コンテキスト入力ポートpの初期値を値1に設定後、クロック停止FF判定手段506の検出結果からクロック停止可能なFFにクロックを供給するクロック制御回路2のクロック強制有効コンテキスト入力ポートに繋がるクロック強制有効コンテキストpを値0に再設定し、動的再構成デバイス全体のクロック強制有効コンテキストデータを生成する機能を有する。クロック停止FF検出手段500におけるクロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号1)508−1,(コンテキスト番号2)508−2がクロック強制有効コンテキストデータ生成手段507によって生成されたクロック強制有効コンテキストデータを示している。
また、コンテキストデータ設定手段200におけるデータパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号1)201−1,(コンテキスト番号2)201−2は、データパス部のコンテキストデータ生成手段400で生成されたデータパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号1)401,(コンテキスト番号2)402が設定されたものであり、クロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号1)202−1,(コンテキスト番号2)202−2は、クロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号1)508−1,(コンテキスト番号2)508−2が設定されたものである。
実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムを構成するデータパス部のクロック停止FF検出手段506、クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507、データパス部のコンテキストデータ生成手段400は、コンピュータを用いて実現することができる。つまり、最大許容遅延算出手段501、繋続FF検出手段502、最大遅延時間算出・追記手段504、最大値検出・追記手段505、クロック停止FF判定手段506は、本発明に従う半導体集積回路設計支援プログラムを上記コンピュータのCPUに実行させてその動作を制御することにより、ハードウェアとソフトウェアが協働した具体的手段として当該コンピュータ上に実現することができる。
また、回路情報記憶手段300、検出FF記憶手段503は、コンピュータのメモリや外部記憶装置等に構築される。対象回路の構成要素間の接続関係に関する情報は、例えば上記コンピュータに装備された記憶装置に格納され、上記手段に適宜読み出されて利用される。
尚、以下の説明において、本発明の半導体集積回路設計支援システムを具現化するコンピュータ自体の構成及びその基本的な機能については、当業者が当該技術分野の技術常識に基づいて容易に認識できるものであり、本発明の本質に直接関わるものでないので詳細な記載を省略する。
次に実施の形態2の動作を説明する。
図17および図18は、実施の形態2の動作を示すフローチャートであり、この図に沿って動作の詳細を説明する。
以下、図15に例示しているように動的再構成デバイスの回路部であるPE100で説明を行う。回路構成情報は実施の形態1に記載した内容であり、遅延情報はコンテキストによって変化する出力遅延時間定義の数値例を図19〜21に示し、クロック入力ポートCLKからの各FFまでのクロック配線の到達遅延時間を図22に示す。尚、図22から分かるようにクロック配線の到達遅延時間の最大値と最小値の差は1[ns]である。
先ず、データパス部のコンテキストデータ生成手段400に、対象回路情報とコンテキスト番号と目標動作周波数とクロック特性ならびに外部入出力タイミング制約を入力する(ステップST1)。
対象回路は回路T1、コンテキスト番号は1、目標動作周波数は80[MHz]、クロック特性としてクロックデューティを45[%]、クロックジッタは2[%]、外部入出力タイミング制約としては制約無しに相当する0[ns]を入力する。ここで[]は単位表記であり、%は周期に対する割合で使用しているが、時間単位にするなどの単位の変更も可能である。尚、対象回路内に複数のクロックがある場合はクロック名と各数値をクロックの本数分入力し、外部入出力タイミング制約指定が必要な外部入力ポートや外部出力ポート、外部入出力ポートが有る場合は、ポート名とタイミング制約を必要な数だけ入力する。
次に、データパス部のコンテキストデータ生成手段400は、コンテキスト番号1に対するデータパス部のコンテキストデータ401を生成する(ステップST2)。以下、データパス部のコンテキストデータ生成手段400で行うステップST2の処理について説明を行う。
タイミング制約値を決定し、対象回路からクロック抽出、リセット抽出、FF抽出、出力ポート抽出の順に処理を行い、出力ポートから接続を遡りながら、PE100で構成するコンテキストデータが決定するまで各コンテキストの選択とタイミング判定とコンテキストの決定を繰り返す。
先ず、ステップST1で入力された情報と回路情報記憶手段300の内容を元に、動的再構成デバイスのタイミング制約を決定する。外部入出力タイミング制約は入力情報をそのまま使用し、FF間のデータパス遅延の最大許容遅延時間Tfは、目標動作周波数の周期からクロックジッタとクロック配線の到達遅延時間差を減算して決定する。
コンテキスト番号1の場合は、外部入出力タイミング制約が0のため制約無し、Tf=12.50×(1−2/100)−1=11.25となる。
回路T1に対する外部入出力タイミング制約は無いので、入力ポートDTI1〜2、および出力ポートDTO1に対するタイミング判定はスキップされる。また、FF間のタイミング判定は、データパス遅延Tdが、Td≦11.25であるかを判定する。タイミング判定で違反した場合は別の回路構成の探索とそのタイミング判定を違反が無くなるまで繰り返し、違反が残った場合は違反値が最小になるFF間の回路構成情報と違反値を記憶することになるが、この処理は本発明の本質に関わるものではないので省略する。
回路T1のクロック信号数とクロック接続情報を抽出する。回路T1の抽出結果は、クロック信号数は1、この接続数は4、全てポジエッジトリガのFF。次にリセット信号数とリセット接続情報を抽出する。回路T1の抽出結果は、リセット信号数は1、この接続数は4、全てリセット信号で制御可能な端子が付いた初期値0のリセット端子付きリセットFF。
クロックとリセットに関して抽出した情報からPE100内のクロック信号接続とリセット信号接続を決定する。回路T1のFF数4個に対して、PE100から同じクロックに繋がる4個のリセット端子付きリセットFF1〜FF4から選択する。
次に、回路T1の出力ポート数と接続情報を確認する。回路T1の抽出結果は、出力ポート数が1、1個のFFから回路経由無し接続。
抽出結果に対して、回路T1の出力ポートDTO1とFF8をPE100の出力ポートOUT1とFF4に割当てる。この時、PE100の組合せ回路C5の出力はFF4出力から入力ポートxのスルー出力である必要があるためコンテキストq5は値1に、M4の出力もFF経由出力である必要があるためコンテキストs4は値1に決定される。前述した理由によりタイミング判定はスキップされる。
次に、回路T1内の4個のFFに対して、FFの入力に繋がる接続情報を抽出する。出力ポートに繋がるFFから順に選び、FF8はFF6とFF7から論理和回路OR1を経由して接続、FF6はFF5から論理反転回路IV1を経由して接続、FF7は入力ポートDTI2から論理反転回路IV2を経由して接続、FF5は入力ポートDTI1から回路経由無く接続している。
抽出結果に対して、回路T1の論理和回路OR1とFF6とFF7を回路PE100の組合せ回路C4とFF2とFF3に割当てる。この時、PE100の組合せ回路C4は論理和である必要があるためコンテキストq4は値7に、FF出力選択回路M2とFF出力選択回路M3の出力もFF経由である必要があるためコンテキストs2とs3は共に値1が選ばれる。
ここで、FF間のデータパス遅延Tdのタイミング判定が行われる。FF2からFF4までの間にはFF出力選択回路M2の入力ポートvと組合せ回路C4の入力ポートxを経由している。図20、図21からTd=3+6=9≦Tfとなりタイミング判定を満たす。FF3からFF4までの間にはFF出力選択回路M3の入力ポートvと組合せ回路C4の入力ポートyを経由しており、同様に、Td=3+5=8≦Tfでタイミング判定を満たす。以上により、FF4に繋がる全てのFFのタイミング判定に違反が無かったので選ばれたコンテキスト値が決定される。
同様に、回路T1のFF5と論理反転回路IV1を回路PE100のFF1と組合せ回路C2に、回路T1のDTI2と論理反転回路IV2を回路PE100のIN6と組合せ回路C3の入力ポートxに、回路T1のDTI1をPE100のIN4と組合せ回路C1の入力ポートxに割当てる。
この時、PE100の組合せ回路C2のコンテキストq2と組合せ回路C3のコンテキストq3は共に入力ポートxの論理反転の値3に、組合せ回路C1のコンテキストq1は入力ポートxのスルー出力の値1に、FF出力選択回路M1の出力もFF経由である必要があるため、コンテキストs1は値1が選ばれる。ここでFF間のデータパス遅延のタイミング判定が行われ、入力ポートのタイミング判定は前述した理由によりスキップされる。FF1からFF2までの間には、FF出力選択回路M1の入力ポートvと組合せ回路C2の入力ポートxを経由している。Td=3+1=4≦Tfを満たす。
以上により、FF2に繋がる全てのFFのタイミング判定に違反が無く、FF1とFF3は入力ポートのみに繋がっているのでタイミング判定に違反が無かったので選ばれたコンテキスト値が決定される。
このような処理により、回路T1に対する全ての回路と入力ポートと出力ポートの割当が終了し、データパス部のコンテキストデータ生成手段400は、回路T1に対するPE100のデータパス部のコンテキストデータとして、図23に示すような結果を得る。尚、PE100の入力ポートIN1〜3、IN5は使用されない。
データパス部のコンテキストデータ生成手段400は、次のコンテキスト番号入力が無いかを判定する(ステップST3)。ステップST3において、次のコンテキストデータ生成が必要なため、ステップST1に戻る。
対象回路は回路T2、コンテキスト番号は2、目標動作周波数は1[MHz]、クロック特性としてクロックデューティを25[%]、クロックジッタは20[%]、外部入出力タイミング制約としては制約無しに相当する0[ns]を入力する。
次に、データパス部のコンテキストデータ生成手段400は、コンテキスト番号2に対するデータパス部のコンテキストデータを生成する(ステップST2)。前述の回路T1の場合のステップST2と同様に、先ず、ステップST1で入力された情報と回路情報記憶手段300の内容を元に、動的再構成デバイスのタイミング制約を決定する。コンテキスト番号2の場合は、外部入出力タイミング制約が0のため制約無し、Tf=1000×(1−20/100)−1=799となる。
回路T2のクロック信号数とクロック接続情報を抽出する。回路T2の抽出結果は、クロック信号数は1、この接続数は3、全てポジエッジトリガのFF。次にリセット信号数とリセット接続情報を抽出する。回路T2の抽出結果は、リセット信号数は1、この接続数は3、全てリセット信号で制御可能な端子が付いた初期値0のリセット端子付きリセットFF。
クロックとリセットに関して抽出した情報からPE100内のクロック信号接続とリセット信号接続を決定する。回路T2のFF数3個に対して、PE100から同じクロックに繋がる4個のリセット端子付きリセットFF1〜FF4から選択する。
次に、回路T2の出力ポート数と接続情報を確認する。回路T2の抽出結果は、出力ポート数が1、1個のFFから論理反転して接続。
抽出結果に対して、回路T2の出力ポートDTO2と論理反転回路IV4とFF11をPE100の出力ポートOUT1と組合せ回路C5とFF4に割当てる。この時、PE100の組合せ回路C5の出力はFF4出力の入力ポートxの論理反転のためコンテキストq5は値3に、FF出力選択回路M4の出力もFF経由のためコンテキストs4は値1に決定される。前述した理由によりタイミング判定はスキップされる。
次に、回路T2内の3個のFFに対して、FFの入力に繋がる接続情報を抽出する。出力ポートに繋がるFFから順に選び、FF11はFF9とFF10から論理積反転NA1を経由して接続、FF10は入力ポートDTI4から直接接続、FF9は入力ポートDTI3の論理反転回路IV3を経由して接続している。
抽出結果に対して、回路T2の論理積反転回路NA1とFF9とFF10をPE100の組合せ回路C4とFF2とFF3に割当てる。この時、PE100の組合せ回路C4は論理積反転のためq4は値6に、FF出力選択回路M3とFF出力選択回路M2の出力はFF経由のためコンテキストs3とs2は共に値1が選ばれる。
ここで、FF間のデータパス遅延Tdのタイミング判定が行われる。FF2からFF4までの間にはFF出力選択回路M2の入力ポートvと組合せ回路C4の入力ポートxを経由している。図20、図21からTd=3+2=5≦Tfとなりタイミング判定を満たす。FF3からFF4までの間にはFF出力選択回路M3の入力ポートvと組合せ回路C4の入力ポートyを経由しており、同様に、Td=3+1=4≦Tfでタイミング判定を満たす。以上により、FF4に繋がる全てのFFのタイミング判定に違反が無かったので選ばれたコンテキスト値が決定される。
同様に、回路T2の論理反転回路IV3とDTI3を回路PE100の組合せ回路C2とIN2に、回路T2のDTI4をPE100のIN6に割当てる。この時、PE100の組合せ回路C2のコンテキストq2は入力ポートyの論理反転の値4に、組合せ回路C3のコンテキストq3は入力ポートxのスルー出力の値1が選ばれる。
ここで入力ポートのタイミング判定は前述した理由によりスキップされる。
以上により、回路T2に対する全ての回路と入力ポートと出力ポートの割当が終了し、データパス部のコンテキストデータ生成手段400は回路T2に対するPE100のデータパス部のコンテキストデータとして、図29を得る。尚、PE100の入力ポートIN1、IN3〜5、FF1、組合せ回路C1、FF出力選択回路M1は使用されない。
以上が、ステップST1〜ステップST2の詳細である。
次に、データパス部のコンテキストデータ生成手段400は、次のコンテキスト番号の入力が無いかを判定する(ステップST3)。このステップST3において、次のコンテキストデータ生成は不要なため、ステップST4に移る。次に、クロック停止FF検出手段500は、任意のコンテキスト番号を選ぶ(ステップST4)。ここでは、コンテキスト番号1を選ぶ。
次に、クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507は、データパス部のコンテキストデータ生成手段400がステップST2で生成したデータパス部のコンテキストデータ401から未使用FFを検出し、クロック強制有効コンテキストデータの初期値を作成する(ステップST5)。未使用FF情報は、データパス部のコンテキストデータ401のうち、FF出力選択回路Mのコンテキスト入力ポートsの値により判定することが出来る。sの値が1の時は未使用FFで、sの値が2の時は動作FFである。
ここで、図23に示すようにコンテキスト番号1のFF出力選択回路M1〜4のコンテキスト入力ポートsの値は全て2であるため、クロック強制有効コンテキストp1〜4の全ての初期値を1に設定する。クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507が作成したコンテキスト番号1のクロック強制有効コンテキストデータの初期値を図24に示す。
次に、最大許容遅延算出手段501は、クロックゲーティングパスの最大許容遅延値Tmを算出する(ステップST6)。Tmの算出方法は、周期からジッタを減算した値にデューティを乗じ、クロック配線の遅延時間差を減算する。
コンテキスト番号1のTm=12.50×(1−2/100)×45/100−1=4.51。
次に、繋続FF検出手段502は、データパス部のコンテキストデータ401から、対象回路内の回路構成を復元する(ステップST7)。図23に示すコンテキスト番号1のデータパス部のコンテキストデータ401から、回路T1内の回路構成をPE100に復元する。
次に、繋続FF検出手段502は、対象回路内の動作FFを検出し、番号付けする(ステップST8)。図23に示すコンテキスト番号1のデータパス部のコンテキストデータ401から、PE100内の動作FFである、FF1、FF2、FF3、FF4を検出し、1、2、3、4と番号付けする。
次に、繋続FF検出手段502は、ステップST8で番号付けしたFF毎にFFのデータ入力端子に繋がる全てのFFと入力ポートと経由回路を検出する(ステップST9)。ここで、番号1から4まで順番にFF毎にFFのデータ入力端子に繋がる全てのFFと入力ポートと経由回路を検出する。
終点FF1のデータ入力端子に繋がるFFは無く、入力ポートIN4が検出される。
終点FF2のデータ入力端子に繋がるFFはFF1が検出され、入力ポートは検出されない。
終点FF3のデータ入力端子に繋がるFFは無く、入力ポートIN6が検出される。
終点FF4のデータ入力端子に繋がるFFはFF2とFF3が検出され、入力ポートは検出されない。
次に、繋続FF検出手段502は、ステップST9の検出結果から終点FFの駆動クロックとFFの駆動クロックの間に、クロック位相が同期関係にあるかどうかを判定する(ステップST10)。終点FF2の駆動クロックとFF1の駆動クロックは同一のクロックCLKであるため同期関係にあると判定する。終点FF4の駆動クロックとFF2とFF3の駆動クロックは同一のクロックCLKであるため同期関係にあると判定する。
次に、検出FF記憶手段503は、ステップST9とステップST10の結果からFF毎にFFのデータ入力端子に繋がる全てのFFと入力ポートと経由回路の情報を記憶する(ステップST11)。ステップST11で記憶したステップST8の検出結果とステップST9の判定結果を図25に示す。
次に、クロック停止FF検出手段500は、ステップST11の結果から接続種別がFFでクロック位相が同期の終点FFを選ぶ(ステップST12)。ここでは、FF2を選択する。
次に、最大遅延時間算出・追記手段504は、ST12で選んだFFのデータ入力端子に繋がるFF毎にFFの出力端子からクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間とFF出力選択回路からのクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間を算出し追記する(ステップST13)。FF2に繋がるFFはFF1のみであり、FF1からクロック制御回路2−2内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tc=M1v+C2x+CK2c=2+1+1=4
FF2の出力選択回路からクロック制御回路2−2内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tr=M2v+CK2r=2+1=3
次に、最大値検出・追記手段505は、ST13の結果から最大遅延時間Tpを検出し、追記する(ステップST14)。FF2に繋がるFFはFF1のみであるので、Tc>TrとなりTp=Tc=4となる。
次に、クロック停止FF判定手段506は、Tp<Tmが成立するかどうかを判定し、成立の場合はステップST16、不成立の場合はステップST18へ移る(ステップST15)。Tp=4、Tm=4.51であるのでTp<Tmが成立し、ステップST16へ移る。
次に、クロック停止FF判定手段506は、クロック停止可能なFFとして検出FF記憶手段503に追記する(ステップST16)。FF2がクロック停止可能と追記する。
次に、クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507は、クロック強制有効コンテキスト値を値0に書き換える(ステップST17)。クロック制御回路2−2のクロック強制有効コンテキストp2の値を0に書き換える。
次に、クロック停止FF判定手段506は、接続種別がFFでクロック位相が同期である全ての終点FFに対する処理が終了しているか判定し、終了していればステップST19に移り、終了していなければステップST12に移る(ステップST18)。ここでは、FF4に対する処理が終了していないので、ステップST12に移る。
クロック停止FF検出手段500は、ステップST11の結果から接続種別がFFでクロック位相が同期の終点FFを選ぶ(ステップST12)。ここでは、FF4を選択する。
次に、最大遅延時間算出・追記手段504は、ST12で選んだFFのデータ入力端子に繋がるFF毎にFFの出力端子からクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間とFF出力選択回路からのクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間を算出し追記する(ステップST13)。FF4に繋がるFFはFF2とFF3があり、FF2からクロック制御回路2−4内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tc2=M2v+C4x+CK4c=2+6+1=9
FF3からクロック制御回路2−4内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tc3=M3v+C4y+CK4c=2+5+1=8
FF4の出力選択回路からクロック制御回路2−4内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tr=M4v+CK4r=2+1=3
次に、最大値検出・追記手段505は、ST13の結果から最大遅延時間Tpを検出し、追記する(ステップST14)。FF4に繋がるFFはFF2とFF3であるので、Tc2>Tc3>TrとなりTp=Tc2=9となる。
次に、クロック停止FF判定手段506は、Tp<Tmが成立するかどうかを判定し、成立の場合はステップST16、不成立の場合はステップST18へ移る(ステップST15)。Tp=9、Tm=4.51であるのでTp<Tmが成立せず、ステップST18へ移る。
次に、クロック停止FF判定手段506は、接続種別がFFでクロック位相が同期である全ての終点FFに対する処理が終了しているか判定し、終了していればステップST19に移り、終了していなければステップST12に移る(ステップST18)。全てのFFに対する処理が終了したので、ステップST19に移る。
ここまでの手続きにより、コンテキスト番号1に対する処理が完了する。
最大遅延時間算出・追記手段504が算出したコンテキスト番号1に関するクロック制御回路2内のクロックゲーティング回路までの遅延計算式と最大遅延時間を図26に示す。
また、検出FF記憶手段503上のコンテキスト番号1に関する最終情報を図27に示す。
また、コンテキスト番号1のクロック強制有効コンテキストデータを図28に示す。
次に、クロック停止FF判定手段506は、全てのコンテキスト番号に対する処理が終了したか判定し、終了していればステップST20に移り、終了していなければステップST4に移る(ステップST19)。コンテキスト番号2に対する処理が終了していないので、ステップST4に移る。
次に、クロック停止FF検出手段500は、任意のコンテキスト番号を選ぶ(ステップST4)。ここでは、コンテキスト番号2を選ぶ。次に、クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507は、データパス部のコンテキストデータ生成手段400がステップST2で生成したデータパス部のコンテキストデータ402から未使用FFを検出し、クロック強制有効コンテキストデータの初期値を作成する(ステップST5)。ここで、図29に示すようにコンテキスト番号2のFF出力選択回路M1〜4のコンテキスト入力ポートsの値はs1が1で、s2〜s4は2であるため、クロック強制有効コンテキストp1の初期値を0、p2〜4の初期値を1に設定する。
クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507が作成したコンテキスト番号2のクロック強制有効コンテキストデータの初期値を図30に示す。
次に、最大許容遅延算出手段501は、クロックゲーティングパスの最大許容遅延値Tmを算出する(ステップST6)。Tmの算出方法は、周期からジッタを減算した値にデューティを乗じ、クロック配線の遅延時間差を減算する。
コンテキスト番号2のTm=1000×(1−20/100)×25/100−1=199。
次に、繋続FF検出手段502は、データパス部のコンテキストデータ402から、対象回路内の回路構成を復元する(ステップST7)。図29に示すコンテキスト番号2のデータパス部のコンテキストデータ402から、回路T2内の回路構成をPE100に復元する。次に、繋続FF検出手段502は、対象回路内の動作FFを検出し、番号付けする。(ステップST8)。図29に示すコンテキスト番号2のデータパス部のコンテキストデータ402から、PE100内の動作FFである、FF2、FF3、FF4を検出し、1、2、3と番号付けする。次に、繋続FF検出手段502は、ステップST8で番号付けしたFF毎にFFのデータ入力端子に繋がる全てのFFと入力ポートと経由回路を検出する(ステップST9)。ここで、番号1から3まで順番にFF毎にFFのデータ入力端子に繋がる全てのFFと入力ポート名を検出する。
終点FF2のデータ入力端子に繋がるFFは無く、入力ポートIN2が検出される。
終点FF3のデータ入力端子に繋がるFFは無く、入力ポートIN6が検出される。
終点FF4のデータ入力端子に繋がるFFはFF2とFF3が検出され、入力ポートは検出されない。
次に、繋続FF検出手段502は、ステップST9の検出結果から終点FFの駆動クロックとFFの駆動クロックの間に、クロック位相が同期関係にあるかどうかを判定する(ステップST10)。終点FF4の駆動クロックとFF2とFF3の駆動クロックは同一のクロックCLKであるため同期関係にあると判定する。
次に、検出FF記憶手段503は、ステップST9とステップST10の結果からFF毎にFFのデータ入力端子に繋がる全てのFFと入力ポートと経由回路の情報を記憶する(ステップST11)。ステップST11で記憶したステップST8の検出結果とステップST9の判定結果を図31に示す。
次に、クロック停止FF検出手段500は、ステップST11の結果から接続種別がFFでクロック位相が同期の終点FFを選ぶ(ステップST12)。ここでは、FF4を選択する。
次に、最大遅延時間算出・追記手段504は、ST12で選んだFFのデータ入力端子に繋がるFF毎にFFの出力端子からクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間とFF出力選択回路からのクロック制御回路2内のゲーティング回路までの最大遅延時間を算出し追記する(ステップST13)。FF4に繋がるFFはFF2とFF3があり、FF2からクロック制御回路2−4内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tc2=M2v+C4x+CK4c=2+3+1=6
FF3からクロック制御回路2−4内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tc3=M3v+C4y+CK4c=2+2+1=5
FF4の出力選択回路からクロック制御回路2−4内のゲーティング回路までの経路遅延計算式は、Tr=M4v+CK4r=2+1=3
次に、最大値検出・追記手段505は、ST13の結果から最大遅延時間Tpを検出し、追記する(ステップST14)。FF4に繋がるFFはFF2とFF3であるので、Tc2>Tc3>TrとなりTp=Tc2=6となる。
次に、クロック停止FF判定手段506は、Tp<Tmが成立するかどうかを判定し、成立の場合はステップST16、不成立の場合はステップST18へ移る(ステップST15)。Tp=6、Tm=199であるのでTp<Tmが成立し、ステップST16へ移る。次に、クロック停止FF判定手段506は、クロック停止可能なFFとして検出FF記憶手段503に追記する(ステップST16)。FF4がクロック停止可能と追記する。
次に、クロック強制有効コンテキストデータ生成手段507は、クロック強制有効コンテキスト値を値0に書き換える(ステップST17)。クロック制御回路2−4のクロック強制有効コンテキストp4の値を0に書き換える。
次に、クロック停止FF判定手段506は、接続種別がFFでクロック位相が同期である全ての終点FFに対する処理が終了しているか判定し、終了していればステップST19に移り、終了していなければステップST12に移る(ステップST18)。全てのFFに対する処理が終了したので、ステップST19に移る。
ここまでの手続きにより、コンテキスト番号2に対する処理が完了する。
最大遅延時間算出・追記手段504が算出したコンテキスト番号2に関するクロック制御回路2内のクロックゲーティング回路までの遅延計算式と最大遅延時間を図32に示す。
検出FF記憶手段503上のコンテキスト番号2に関する最終情報を図33に示す。
コンテキスト番号2のクロック強制有効コンテキストデータを図34に示す。
次に、クロック停止FF判定手段506は、全てのコンテキスト番号に対する処理が終了したか判定し、終了していればステップST20に移り、終了していなければステップST4に移る(ステップST19)。全てのコンテキスト番号に対する処理が終了したのでステップST20に移る。最後に、クロック停止FF検出手段500は、クロック停止FF検出を完了する(ステップST20)。
PE100のコンテキストデータの説明を図35に、また、PE100のビット割当て例を図36に示す。
なお、実施の形態2ではPE100を例に述べたが、例えば図37のように複数プロセッサエレメントが搭載された動的再構成デバイス(PP1)103でも同様に、PE2とPE3の間のFF間のデータパス遅延を算出し、クロック停止FFを検出することが出来る。尚、PE2〜PE5内のフリップフロップ(FF1)1−1〜(FF4)1−4やクロック制御回路2−1〜2−4の各構成は、図1に示した構成と同等であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように、この実施の形態2の半導体集積回路設計支援システムによれば、実施の形態1の動的再構成デバイスに対して、動的再構成デバイス内の隣接するフリップフロップを出力してからコンテキスト値によって構成される回路を通過し終わるまでの最大遅延時間を算出し、算出した最大遅延時間値からクロック停止可能なフリップフロップを検出し、このフリップフロップへのクロックを制御するクロック制御回路の制御値を決定し、クロック強制有効コンテキストデータとして生成するクロック停止FF検出手段を備えたので、大規模な制御回路による集中管理を必要とせず、クロック配線による消費電力を抑えることが可能な動的再構成デバイスを用いた半導体集積回路の設計支援を行うことができる。
また、この実施の形態2の半導体集積回路設計支援システムによれば、クロック停止FF検出手段は、動作周波数およびクロック特性からクロックゲーティングパスの最大許容遅延を算出する最大許容遅延算出手段と、コンテキストデータにより動的に再構成される回路上でフリップフロップ毎にフリップフロップのデータ入力端子に繋がる全てのフリップフロップを検出する繋続FF検出手段と、繋続FF検出手段の検出結果に基づいて、フリップフロップ間の最大遅延時間であるFF間最大遅延時間を算出する最大遅延時間算出・追記手段と、最大遅延時間算出・追記手段の算出結果に基づいて、フリップフロップ毎の遅延時間の最大値を検出する最大値検出・追記手段と、最大値検出・追記手段が検出した最大値と、最大許容遅延の値からクロック停止可能なフリップフロップを判定するクロック停止FF判定手段と、クロック停止FF判定手段が判定した結果からクロック強制有効コンテキストデータを生成するクロック強制有効コンテキストデータ生成手段とを備えたので、更に、クロックゲーティングパスの最大許容遅延値を閾値としてデータパス遅延値からクロックゲーティングの可否を判定することで、クロック停止するフリップフロップに繋がるクロック制御回路による誤動作を回避することが可能となる。
また、この実施の形態2の半導体集積回路設計支援プログラムによれば、半導体集積回路設計支援を行うコンピュータを、実施の形態1の動的再構成デバイスに対して、動的再構成デバイス内の隣接するフリップフロップを出力してからコンテキスト値によって構成される回路を通過し終わるまでの最大遅延時間を算出し、算出した最大遅延時間値からクロック停止可能なフリップフロップを検出し、このフリップフロップへのクロックを制御するクロック制御回路の制御値を決定し、クロック強制有効コンテキストデータとして生成するクロック停止FF検出手段として機能させるようにしたので、大規模な制御回路による集中管理を必要とせず、クロック配線による消費電力を抑えることが可能な動的再構成デバイスを用いた半導体集積回路の設計支援を行うことができる半導体集積回路設計支援システムをコンピュータ上に実現することができる。
また、この実施の形態2の半導体集積回路設計支援プログラムによれば、クロック停止FF検出手段は、動作周波数およびクロック特性からクロックゲーティングパスの最大許容遅延を算出する最大許容遅延算出手段と、コンテキストデータにより動的に再構成される回路上でフリップフロップ毎にフリップフロップのデータ入力端子に繋がる全てのフリップフロップを検出する繋続FF検出手段と、繋続FF検出手段の検出結果に基づいて、フリップフロップ間の最大遅延時間であるFF間最大遅延時間を算出する最大遅延時間算出・追記手段と、最大遅延時間算出・追記手段の算出結果に基づいて、フリップフロップ毎の遅延時間の最大値を検出する最大値検出・追記手段と、最大値検出・追記手段が検出した最大値と、最大許容遅延の値からクロック停止可能なフリップフロップを判定するクロック停止FF判定手段と、クロック停止FF判定手段が判定した結果からクロック強制有効コンテキストデータを生成するクロック強制有効コンテキストデータ生成手段とを備えたので、更に、クロックゲーティングパスの最大許容遅延値を閾値としてデータパス遅延値からクロックゲーティングの可否を判定することで、クロック停止するフリップフロップに繋がるクロック制御回路による誤動作を回避することが可能な半導体集積回路設計支援システムをコンピュータ上に実現することができる。
この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのクロック制御回路の構成図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのクロック制御回路の動作真理値を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのクロック強制有効コンテキスト入力ポートpの入力状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのクロック強制有効コンテキスト回路の構成図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスの組合せ回路Cの構成図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスの組合せ回路Cの動作真理値を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのデータパス部のコンテキスト回路の構成図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのFF出力選択回路の構成図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのFF出力選択回路の動作真理値を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのデータパス部の未使用FF設定コンテキスト回路の構成図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスの各コンテキスト入力ポートに繋ぐ信号の説明図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのデータパス部のコンテキストデータの説明図である。 この発明の実施の形態1による動的再構成デバイスのクロック強制有効コンテキストデータの説明図である。 この発明の実施の形態2による動的再構成デバイスの動的再構成デバイスと半導体集積回路設計支援システムの構成を示すブロック図(その1)である。 この発明の実施の形態2による動的再構成デバイスの動的再構成デバイスと半導体集積回路設計支援システムの構成を示すブロック図(その2)である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの動作を示すフローチャート(その1)である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの動作を示すフローチャート(その2)である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのクロック制御回路の出力遅延時間定義の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの組合せ回路Cの出力遅延時間定義の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの組合せ回路Mの出力遅延時間定義の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのFF毎のクロック配線の到達遅延時間の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキスト番号1のデータパス部のコンテキストデータの説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキスト番号1のクロック強制有効コンテキストデータの初期値の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの繋続FF検出手段が検出したコンテキスト番号1に関する情報の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの最大遅延時間算出・追記手段が算出したコンテキスト番号1に関するクロック制御回路内のクロックゲーティング回路までの遅延計算式と最大遅延時間を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの検出FF記憶手段上のコンテキスト番号1に関する最終情報を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキスト番号1のクロック強制有効コンテキストデータを示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキスト番号2のデータパス部のコンテキストデータを示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキスト番号2のクロック強制有効コンテキストデータの初期値の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの繋続FF検出手段が検出したコンテキスト番号2に関する情報の説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの最大遅延時間算出・追記手段が算出したコンテキスト番号2に関する終点FFの入力パスと出力パスに関する遅延計算式を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの検出FF記憶手段上のコンテキスト番号2に関する最終情報を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキスト番号2のクロック強制有効コンテキストデータの説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキストデータの説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムのコンテキストデータのビット割当て例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体集積回路設計支援システムの複数プロセッサエレメント間に跨る場合の動的再構成デバイスを示す構成図である。
符号の説明
1−1〜1−11 フリップフロップ(FF1〜FF11)、2−1〜2−4 クロック制御回路、3−1〜3−4 クロック強制有効コンテキスト回路(P1〜P4)、4−1〜4−5 組合せ回路(C1〜C5)、5−1〜5−5 データパス部のコンテキスト回路(Q1〜Q5)、6−1〜6−4 FF出力選択回路(M1〜M4)、7−1〜7−4 データパス部の未使用FF設定コンテキスト回路(S1〜S4)、8−1〜8−4 論理反転回路(IV1〜IV4)、9 論理和回路(OR1)、10 論理積反転回路(NA1)、100 プロセッサエレメント(PE)、101 対象回路T1、102 対象回路T2、103 動的再構成デバイス(PP1)、200 コンテキストデータ設定手段、201−1〜201−n データパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号1〜コンテキスト番号n)、202−1〜202−n クロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号1〜コンテキスト番号n)、300 回路情報記憶手段、301 動的再構成デバイス内の回路構成情報、302 動的再構成デバイス内の遅延時間情報、400 データパス部のコンテキストデータ生成手段、401 データパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号1)、402 データパス部のコンテキストデータ(コンテキスト番号2)、500 クロック停止FF検出手段、501 最大許容遅延算出手段、502 繋続FF検出手段、503 検出FF記憶手段、504 最大遅延時間算出・追記手段、505 最大値検出・追記手段、506 クロック停止FF判定手段、507 クロック強制有効コンテキストデータ生成手段、508−1,508−2 クロック強制有効コンテキストデータ(コンテキスト番号1,コンテキスト番号2)。

Claims (6)

  1. フリップフロップを有するコンテキスト型の動的再構成デバイスにおいて、
    前記フリップフロップの入力値と出力値に応じてクロックの固定制御を行うクロック制御回路を備えた動的再構成デバイス。
  2. クロック制御回路は、クロック制御の有無を示すクロック強制有効コンテキストと、フリップフロップの入力値と、フリップフロップの出力値との3信号とクロックを入力とし、前記3信号の状態に応じてクロックの固定制御を決定し、この結果を前記フリップフロップへのクロックとして出力し、
    かつ、
    前記クロック強制有効コンテキストの値をコンテキストデータとして保持し設定するコンテキストデータ設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の動的再構成デバイス。
  3. 請求項2の動的再構成デバイスに対して、
    前記動的再構成デバイス内の隣接するフリップフロップを出力してからコンテキスト値によって構成される回路を通過し終わるまでの最大遅延時間を算出し、当該算出した最大遅延時間値からクロック停止可能なフリップフロップを検出し、このフリップフロップへのクロックを制御するクロック制御回路の制御値を決定し、クロック強制有効コンテキストデータとして生成するクロック停止FF検出手段を備えた半導体集積回路設計支援システム。
  4. 半導体集積回路設計支援を行うコンピュータを、
    請求項2の動的再構成デバイスに対して、
    前記動的再構成デバイス内の隣接するフリップフロップを出力してからコンテキスト値によって構成される回路を通過し終わるまでの最大遅延時間を算出し、当該算出した最大遅延時間値からクロック停止可能なフリップフロップを検出し、このフリップフロップへのクロックを制御するクロック制御回路の制御値を決定し、クロック強制有効コンテキストデータとして生成するクロック停止FF検出手段として機能させるための半導体集積回路設計支援プログラム。
  5. クロック停止FF検出手段は、
    動作周波数およびクロック特性からクロックゲーティングパスの最大許容遅延を算出する最大許容遅延算出手段と、
    コンテキストデータにより動的に再構成される回路上でフリップフロップ毎にフリップフロップのデータ入力端子に繋がる全てのフリップフロップを検出する繋続FF検出手段と、
    繋続FF検出手段の検出結果に基づいて、フリップフロップ間の最大遅延時間であるFF間最大遅延時間を算出する最大遅延時間算出・追記手段と、
    前記最大遅延時間算出・追記手段の算出結果に基づいて、フリップフロップ毎の遅延時間の最大値を検出する最大値検出・追記手段と、
    前記最大値検出・追記手段が検出した最大値と、前記最大許容遅延の値からクロック停止可能なフリップフロップを判定するクロック停止FF判定手段と、
    前記クロック停止FF判定手段が判定した結果からクロック強制有効コンテキストデータを生成するクロック強制有効コンテキストデータ生成手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路設計支援システム。
  6. クロック停止FF検出手段は、
    動作周波数およびクロック特性からクロックゲーティングパスの最大許容遅延を算出する最大許容遅延算出手段と、
    コンテキストデータにより動的に再構成される回路上でフリップフロップ毎にフリップフロップのデータ入力端子に繋がる全てのフリップフロップを検出する繋続FF検出手段と、
    繋続FF検出手段の検出結果に基づいて、フリップフロップ間の最大遅延時間であるFF間最大遅延時間を算出する最大遅延時間算出・追記手段と、
    前記最大遅延時間算出・追記手段の算出結果に基づいて、フリップフロップ毎の遅延時間の最大値を検出する最大値検出・追記手段と、
    前記最大値検出・追記手段が検出した最大値と、前記最大許容遅延の値からクロック停止可能なフリップフロップを判定するクロック停止FF判定手段と、
    前記クロック停止FF判定手段が判定した結果からクロック強制有効コンテキストデータを生成するクロック強制有効コンテキストデータ生成手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路設計支援プログラム。
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