JP2009146818A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さが異なる制光装置の選択に応じた遮光角を形成できるとともに、前記選択に拘わらずに専用の設置装置を要しないで天井に埋め込み設置できる照明器具を提供する。
【解決手段】点灯装置25が取付けられた器具本体12が、設置装置31と、天井裏の吊りボルト3及びこれに螺合するナット4を用いて天井1の埋め込み孔2に埋め込み設置されるとともに、この器具本体12の下方に制光装置が配置される照明器具を前提とする。設置装置31は、埋め込み孔2の縁部に下方から引っ掛かる天井係止端部32aを有した一対のベース部材32と、これら部材32にわたって設けられて器具本体12を支持する本体支持部材35とを備える。本体支持部材35をベース部材32に上下に回転可能に連結する。設置装置31は、高さが異なる制光装置51A,51Bの選択に応じて本体支持部材35を回転させることによって器具本体12を相対的に低い位置と高い位置とで支持するようにしたことを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、天井裏の吊りボルトに器具本体が吊持されて天井に埋め込み設置される照明器具に関する。
従来、天井スラブに吊持された支持バーの器具受け部に反射板を兼ねる器具本体の下面開放部を囲む縁が載置されるとともに、器具本体に連結された複数の取付け金具が支持バーの係止凸部に載置されるシステム天井用の照明器具において、取付け金具の高さを調整可能として、この調整により、高さが異なる複数種の支持バー上に設置することを可能とした照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、取付け金具は、器具本体に固定されたベース金具部材と、この金具部材の下向きの両連結部に上下に位置調整可能に取付けられて支持バーの係止凸部に載置される一対の端部金具部材とを備えている。そして、連結部の互いに異なる高さ位置に位置決め部が設けられていて、これら位置決め部の内で支持バーの係止凸部の高さに応じて選択された位置決め部に、連結手段により端部金具部材を連結することで、端部金具部材の高さ位置を支持バーの高さに適合させて、照明器具を支持バー上に支持するようになっている。
特開2004−362783号公報(段落0013−0065、図1−図14)
特許文献1の照明器具は、器具本体が載置される支持バーの高さに適合させて、取付け金具が備えた端部金具部材の高さ位置を調整可能としたので、器具本体の高さ位置は、端部金具部材の高さ位置の調整に拘わらず変わることがなく、それに伴い遮光角も一定である。
なお、特許文献1の照明器具で、端部金具部材の高さ位置の調整を行わない場合は、支持バーに対する器具本体の高さ位置が変わるが、各種支持バーの高さは大きく異なるものではないため、高さ寸法が異なる制光装置を器具本体の下方に配置できるほど大きく、器具本体の高さ位置を変えることができないとともに、こうした制光装置の選択により所望とする遮光角を得ることも不可能である。
ところで、器具本体の下方に配置される制光装置としては、下面が開放された反射板からなる制光装置、及び反射板の内側に更にバッフル等のアクセサリーを取付けてなる制光装置が知られている。そして、これらの制光装置を備えた照明器具は、既述のシステム天井用照明器具ではなく、天井裏の吊りボルトに器具本体が吊持されて天井に埋め込み設置される照明器具において実施されている。
この種の埋め込み型の照明器具では、下面開放型の照明器具の器具本体とアクセサリー付きの照明器具の器具本体の高さ位置が異なっているので、それに応じた遮光角を夫々の照明器具で得ている。しかし、そのために、器具本体を異なる高さ位置に配置する専用の設置装置を必要としている。
本発明の目的は、高さが異なる制光装置の選択に応じた遮光角を形成できるとともに、前記選択に拘わらずに専用の設置装置を要しないで天井に埋め込み設置できる照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、天井裏の吊りボルト及びこれに螺合するナットを用いて天井の埋め込み孔に埋め込み設置される照明器具において、前記吊りボルトが通されるボルト通孔が形成された本体上壁を有した器具本体と;この器具本体に取付けられて前記器具本体に支持される光源を点灯させる点灯装置と;前記埋め込み孔の縁部に下方から引っ掛かる天井係止端部を有して前記埋め込み孔に通される一対のベース部材、及びこれらベース部材に上下に回転可能に連結されて両ベース部材にわたって設けられているとともに前記器具本体を支持する本体支持部材とを備え、前記本体支持部が回転されることによって前記器具本体を相対的に低い位置と高い位置とで支持する複数の設置装置と;前記光源を内側に配して前記器具本体の下方に配置されるとともに前記天井係止端部を覆うカバー部を有した制光装置と;を具備したことを特徴としている。
この請求項1の発明の照明器具を下面開放型の照明器具として実施する場合、制光装置には、下面が開放された反射板が採用され、又、アクセサリー付きの照明器具として実施する場合、制光装置には、バッフル等のアクセサリー付きの反射板が使用される。アクセサリー付きの制光装置の高さは、下面が開放された反射板からなる制光装置の高さより高いとともに、下面開放型の照明器具として実施した場合の器具本体の高さ位置は、アクセサリー付きの照明器具として実施した場合の器具本体の高さ位置より低い。
請求項1の発明が下面開放型の照明器具として実施される場合は、設置装置の本体支持部材が高い位置から下方に回転移動されて低い位置に配置され、この低い位置に応じた高さ位置に器具本体が配置されるとともに、その器具本体の下方に下面開放型の反射板からなる制光装置が配置される。これにより、前記低い位置に応じた高さに配置された器具本体を備えた照明器具の遮光角は小さく形成される。又、請求項1の発明がアクセサリー付きの照明器具として実施される場合は、設置装置の本体支持部材が低い位置から上方に回転移動されて高い位置に配置され、この高い位置に応じた高さ位置に器具本体が配置されるとともに、その器具本体の下方にアクセサリー付きの制光装置が配置される。これにより、前記高い位置に応じた高さ位置に配置された器具本体を備えたアクセサリー付きの照明器具の遮光角は大きく形成される。
以上のように請求項1の発明では、天井への埋め込み設置現場での照明器具の組立てに際して、高さが異なる制光装置の選択に適合できるとともに、その選択に応じた遮光角を形成した照明器具を組立てることができる。そのため、設置装置等を、下面開放型の照明器具及びアクセサリー付きの照明器具の共通部品とできる。したがって、請求項1の発明の照明器具は、既述の制光装置の選択に拘わらずに専用の設置装置を要しないで天井に埋め込み設置することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記本体上壁の両側縁に連続した前記器具本体の本体側壁に係合孔が形成されているとともに、この係合孔に抜き差し可能に係合される係合端部を有した支持アームが、前記本体支持部材に設けられていることを特徴としている。
この請求項2の発明では、器具本体の本体側壁を撓ませることで、その係合孔と支持アームの係合端部との係合を外すことができる。このため、係合端部を係合孔から抜出した上で本体支持部材を180度上下に反転した状態で、再び係合孔に係合端部を差込んで本体支持部材に器具本体を支持できる。それにより、器具本体を上下逆様に反転することなく相対的に高い位置と低い位置とのいずれかの位置に配置できる。これとともに、例えば器具本体と本体支持部材とを枢軸等で連結する等の複雑な構成を採用することなく、簡単な構成で、器具本体を上下逆様に反転させることなく器具本体の高さ位置を変えることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記器具本体が相対的に高い位置に配置された状態及び相対的に低い位置に配置された状態で前記器具本体を支持するように前記本体支持部材を前記ベース部材に位置決めする位置決め手段が、前記設置装置に設けられていることを特徴としている。
この請求項3の発明では、本体支持部材が180度上下に反転された場合に、その回転位置で、位置決め手段により本体支持部材がベース部材に対して不用意に回転しないように位置決めされるので、器具本体を相対的に高い位置又は相対的に低い位置のいずれか所望の位置に保持できる。このため、器具本体の動揺が抑制された状態を得て、天井への埋め込み設置作業を行うことができる。
請求項1の発明の照明器具によれば、高さが異なる制光装置の選択に応じた遮光角を形成できるとともに、前記選択に拘わらずに専用の設置装置を要しないで天井に埋め込み設置することができる。
請求項2の発明の照明器具によれば、請求項1の発明において、更に、簡単な構成でありながら器具本体を上下逆様に反転させることなく器具本体の高さ位置を変えることができる。
請求項3の発明の照明器具によれば、請求項1又は2の発明において、更に、天井への埋め込み設置作業の際、ベース部材に対する本体支持部材の不用意な回転を原因とする器具本体の動揺が抑制された状態を得て、埋め込み設置作業を行うことができる。
図面を参照して本発明を説明する。図1(A)は下面が開放された埋め込み型の照明器具11Aとして実施した例を示す断面図、図1(B)は本発明をアクセサリー付き埋め込み型の照明器具11Bとして実施した例を示す断面図である。これらの図中符号1は屋内の天井を示し、この天井1の所定箇所に照明器具11A又は11Bが埋め込み設置される埋め込み孔2が開けられている。更に、天井裏には図示しない天井スラブから下向きに突設された吊りボルト3が設けられていて、これら吊りボルト3の下端は埋め込み孔2に対向している。吊りボルト3の下端部に照明器具11A又は11Bを天井1に設置するためのナット4が螺合される。なお、図1(A)(B)中符号5は吊りボルト3に嵌合される座金を示している。
図1(A)に示した照明器具11Aは、器具本体12と、光源21と、点灯装置25と、複数の設置装置31と、制光装置51Aとを具備している。図1(B)に示した照明器具11Bは、器具本体12と、光源21と、点灯装置25と、複数の設置装置31と、制光装置51Bとを具備している。これらの照明器具11A,11Bにおいて、器具本体12、光源21、点灯装置25、及び設置装置31は共通部品である。
図1〜図3に示すように器具本体12は下面が開放された長方形の箱形状をなしている。図2に示すように器具本体12が有した本体上壁12aの長手方向中央に電源線引込み孔13が開けられているとともに、本体上壁12aの複数個所例えば長手方向両端部の夫々にボルト通孔14が開けられている。ボルト通孔14は本体上壁12aの長手方向に延びる長円形状をなしている。
なお、説明の都合上、図2は、電源線引込み孔13を通る一点差線を境に左側が、照明器具11Aの器具本体12に対する設置装置31の配置を示し、前記一点鎖線を境に右側が照明器具11Bの器具本体12に対する設置装置31の配置を示している。
図1及び図3に示すように器具本体が有した一対の本体側壁12bの複数個所例えば長手方向両端部の夫々に係合孔15が開けられている。これら係合孔15は、本体側壁12bの長手方向に延びる角孔からなるとともに、好ましい例として本体側壁12bの高さ方向略中央位置に設けられている。
電源線引込み孔13の近くに位置して電子安定器などの点灯装置25が、本体上壁12aに固定されて器具本体12に内蔵されている。ソケット取付け金具17が器具本体12内の長手方向両端部の夫々に固定されていて、これらソケット取付け金具17の夫々にランプソケット18が取付けられている。ランプソケット18は器具本体12の下面開放部を通って下方に突出されている。一対のランプソケット18にはこれらにわたる光源21が支持されている。光源21には取外し可能な直管型の蛍光ランプが使用されている。光源21は点灯装置25によって点灯される。なお、本発明において、光源21は蛍光ランプに代えて、所定の配置で並べられた半導体発光素子例えば複数のLED(発光ダイオード)や有機EL素子等をプリント配線基板上に実装した構成を備えた光源を用いることもできる。
図2に示すように設置装置31は例えば器具本体12の長手両端部に夫々設けられている。これら設置装置31は、鋼板製の一対のベース部材32と、これらベース部材32にわたって設けられた鋼板製の本体支持部材35と、連結部材39とを備えている。
図1及び図2に示すようにベース部材32は上下方向に延びて埋め込み孔2に通されているとともに、その下端部に水平に折れ曲がった天井係止端部32aを有している。この天井係止端部32aは埋め込み孔2の縁部に下方から引っ掛かるようになっている。
本体支持部材35は、水平状の主板部位35aと、この主板部位35aの長手方向両端から直角に折り曲げられた端板部位35bとからなる。端板部位35bの夫々は、一対のベース部材32の相対向する側面上部に個別に重ね合わされていて、これら端板部位35bとベース部材32とが連結部材39により連結されている。
連結部材39は、金属製で図4に示すようにリベット状をなしていて、軸部39aの両端にこの軸部39aよりも大径な鍔部39bを有している。この連結部材39の軸部39aは、図4及び図5(A)に示したベース部材32の上部の孔32cと、図4及び図6(A)に示した端板部位35bの孔35cとを遊通している。又、一対の鍔部39bは、ベース部材32と本体支持部材35との相対回転可能に許容する状態に互いに重なり合っているベース部材32と端板部位35bを挟んでいる。
したがって、一対のベース部材32に対して本体支持部材35が連結部材39を中心にして上下に回転可能に連結されている。この回転により、設置装置31は、器具本体12を図1(A)に示した低い位置と図1(B)に示した高い位置で支持するように、本体支持部35をいずれかの位置に選択的に移動させるようになっている。
本体支持部材35の主板部位35aには複数の支持アーム36が設けられている。各支持アーム36は、主板部位35aに対して端板部位35bが折り曲げられた側に主板部位35aから切起こされていて、その先端部は直角に折り曲げられて係合端部36aをなしている。これらの支持アーム36の上下方向の長さは、器具本体12の高さの半分以上の長さに設定されている。
係合端部36aは、一対の端板部位35b間に配置された器具本体12の係合孔15に、器具本体12の外側方から抜き差し可能に係合されている。この係合によって器具本体12が設置装置31に支持されている。係合孔15に対する係合端部36aに抜き差しは、器具本体12の本体側壁12bを内側に可撓変形させることにより実現されるようになっている。
設置装置31に位置決め手段40(図4参照)が設けられている。位置決め手段40は、器具本体12が相対的に低い位置から相対的に高い位置に配置された状態で器具本体12を支持するように本体支持部材35をベース部材32に位置決めするとともに、器具本体12が相対的に高い位置から相対的に低い位置に配置された状態で器具本体12を支持するように本体支持部材35をベース部材32に位置決めする。この位置決め手段40は、位置決め孔41と位置決め凸部42とからなる。
図5(A)(B)に示すように位置決め孔41は、ベース部材32の孔32cを中心として、したがって、連結部材39を中心として180度隔てて対称に設けられている。図6(A)(B)に示すように位置決め凸部42は、端板部位35bの孔35cを中心として180度隔てて対称に開けられている。これら一対の位置決め凸部42は、本体支持部材35の回転に伴って位置決め孔41に係脱されて、その係合により、器具本体12を支持する本体支持部材35を位置決めするようになっている。
位置決め手段は図7〜図9に示すように形成することもできる。この例では、ベース部材32の上部両側縁が位置決め縁43として利用されており、これに係脱される位置決め凸部44が本体支持部材35の端板部位35bに形成されている。一対の位置決め凸部44は、端板部位35bにその側縁に開放して切り込まれたスリット45間の部位を円弧状に曲げることにより形成されている。これとともに、一対の位置決め凸部44は連結部材39を中心として180度隔たって対称に設けられている。
図7〜図9に示した位置決め手段により、図7(A)に示すように端板部位35bの先端縁が上を向くように本体支持部材35が回転された状態で、一対の位置決め凸部44がベース部材32の位置決め縁43に係合して、前記回転によって本体支持部材35に支持された器具本体(図7〜図9では図示されない)が低い位置に配置された状態を保持できる。これとともに、図7〜図9に示した位置決め手段により、図7(B)に示すように端板部位35bの先端縁が下を向くように本体支持部材35が回転された状態で、一対の位置決め凸部44がベース部材32の位置決め縁43に係合して、前記回転によって本体支持部材35に支持された器具本体(図7〜図9では図示されない)が高い位置に配置された状態を保持できる。
なお、スリット45間の部位で位置決め凸部44が形成されているので、これら位置決め凸部44は端板部位35bの厚み方向に弾性変形できる。これにより、位置決め凸部44を弾性変形させつつベース部材32に摺動させながら本体支持部材35を回転操作できるので、その操作が円滑であり過大な回転操作力を要することがない。
図1(A)に示すように照明器具11A用の制光装置51Aは、反射板で形成されていて、下面が開放されている。すなわち、制光装置51Aは、水平状の反射天板の両側縁から斜め下方に反射側板を折り曲げるとともに、長手方向両端に夫々反射端板(図示しない)を取付けて形成されている。一対の反射端板の下縁と、相互間隔が下方に向かうに従い次第に広がって設けられた一対の反射側板の下縁は、図1(A)に示された反射側板で代表して示すようにカバー部52をなしている。反射側板に連続したカバー部52は前記天井係止端部32aを覆って配設される。
この制光装置51Aはカバー部52を天井1に複数の木ねじ(図示しない)で固定することにより器具本体12の下方に配置されている。制光装置51Aの反射天板の長手方向両端部の夫々には、前記ランプソケット18が挿通するソケット通孔(図示しない)が開けられている。このため、光源21は制光装置51Aの内側に配置されるようになっている。
図1(B)に示すように照明器具11B用の制光装置51Bは、反射板を兼ねるアクセサリーホルダ55と、この内側に配置されたバッフル等のアクセサリー56を備えて形成されている。
アクセサリーホルダ55は、水平状の反射天板の両側縁から下方に反射側板を折り曲げるとともに、長手方向両端に夫々反射端板(図示しない)を取付けて形成されている。このアクセサリーホルダ55の下面は開放されているとともに、アクセサリーホルダ55の高さは制光装置51Aの高さより高い。一対の反射端板の下縁と一対の反射側板の下縁は、図1(B)に示された反射側板で代表して示すようにカバー部52をなしている。反射側板に連続したカバー部52は前記天井係止端部32aを覆って配設される。
このアクセサリーホルダ55はカバー部52を天井1に複数の木ねじ(図示しない)で固定することにより器具本体12の下方に配置されている。アクセサリーホルダ55の反射天板の長手方向両端部の夫々には、前記ランプソケット18が挿通するソケット通孔(図示しない)が開けられている。このため、光源21は制光装置51Bが有したアクセサリーホルダ55の内側に配置されるようになっている。
アクセサリー56は、アクセサリーホルダ55の下部内側に配置されて、このアクセサリーホルダ55に図示しない取付け手段により支持されている。
図1(A)に示すように本体支持部材35に支持された器具本体12が低い位置に配置されている下面開放型の照明器具11Aは、以下の手順で天井1に埋め込み設置される。
まず、ランプソケット18及び点灯装置25が取付けられている器具本体12が、本体支持部材35の主板部位35aの上側に支持された状態となるように、設置装置31を操作する。つまり、器具本体12が低い位置に配置されるように本体支持部材35をベース部材32に対して回転させる。本体支持部材35が所定の位置に回転されると、その位置で位置決め凸部42が位置決め孔41に係合する。これにより、器具本体12が低い位置に配置された状態が保持される。
次に、器具本体12及び設置装置31を埋め込み孔2内に上向きに挿入して、設置装置31の天井係止端部32aを埋め込み孔2の縁部に下方から引っ掛ける。この場合、前記挿入において器具本体12のボルト通孔14の夫々に上方から天井裏の吊りボルト3の先端部が通されるとともに、ベース部材32に対する本体支持部材35が、連結部材39を支点として不用意に遊動しないように位置決め手段40により保持されているので、ボルト通孔14への吊りボルト3の挿入が容易に行われる。
この後、吊りボルト3に、座金5を嵌めるとともにナット4を螺合した上で、ナット4を上方にねじ込んで器具本体12を押上げる。これにより、器具本体12を介して設置装置31が上向きの力を受けるとともに、その天井係止端部32aの埋め込み孔2縁部への引掛かりが強化されるので、設置装置31が天井1に強固に固定されるとともに、この設置装置31に対してがたつかないように器具本体12が設けられる。
最後に、制光装置51Aを埋め込み孔2に挿入して天井1にねじ止めした上で、その際に制光装置51A内に挿入されたランプソケット18にわたって光源21を支持する。
こうして組立てられた照明器具11Aは、器具本体12及びこれにランプソケット18を介して支持された光源21が低い位置に配置されているので、その遮光角θ1は図1(A)に示すように浅い角度で形成される。
又、図1(B)に示すように本体支持部材35に支持された器具本体12が高い位置に配置されたアクセサリー付きの照明器具11Bは、以下の手順で天井1に埋め込み設置される。
まず、ランプソケット18及び点灯装置25が取付けられている器具本体12が、本体支持部材35の主板部位35aの下側に支持された状態となるように、設置装置31を操作する。
つまり、本体支持部材35の支持アーム36の係合端部36aを器具本体12の係合孔15から抜いた状態で、図1(A)の照明器具11Aを基準とした場合、本体支持部材35をベース部材32に対して上下逆様となるように回転させる。こうして本体支持部材35が所定の位置に回転されると、その位置で位置決め凸部42が位置決め孔41に係合する。この上で、支持アーム36の係合端部36aを器具本体12の係合孔15に再び差し込んで、器具本体12を設置装置31に支持する。これにより、器具本体12が高い位置に配置された状態が保持される。なお、この状態から既述の図1(A)の照明器具11Aとするのに、器具本体12が高い位置にある状態から既述の低い位置に配置する際にも、以上説明した器具本体12の係合孔15に対する支持アーム36の係合端部36aの抜き差し操作が同様に行われる。
次に、器具本体12及び設置装置31を埋め込み孔2内に上向きに挿入して、設置装置31の天井係止端部32aを埋め込み孔2の縁部に下方から引っ掛ける。この場合、前記挿入において器具本体12のボルト通孔14の夫々に上方から天井裏の吊りボルト3の先端部が通されるとともに、ベース部材32に対する本体支持部材35が、連結部材39を支点として不用意に遊動しないように位置決め手段40により保持されているので、ボルト通孔14への吊りボルト3の挿入が容易に行われる。
この後、吊りボルト3に、座金5を嵌めるとともにナット4を螺合した上で、ナット4を上方にねじ込んで器具本体12を押上げる。これにより、器具本体12を介して設置装置31が上向きの力を受けるとともに、その天井係止端部32aの埋め込み孔2縁部への引掛かりが強化されるので、設置装置31が天井1に強固に固定されるとともに、この設置装置31に対してがたつかないように器具本体12が設けられる。
最後に、制光装置51Bのアクセサリーホルダ55を埋め込み孔2に挿入して天井1にねじ止めした上で、その際にアクセサリーホルダ55内に挿入されたランプソケット18にわたって光源21を支持するとともに、このアクセサリーホルダ55の下部内にアクセサリー56を取付ける。こうした制光装置51Bの取付けは、既述のように器具本体12が高い位置に配置されていることにより可能である。
こうして組立てられた照明器具11Bは、器具本体12及びこれにランプソケット18を介して支持された光源21が高い位置に配置されているので、その遮光角θ2は図1(B)に示すように深い角度で形成される。なお、アクセサリー56を取付けずにアクセサリーホルダ55のみで制光装置51Bを構成する場合には、遮光角θ1と遮光角θ2の間の比較的深い遮光角を形成できる。
以上のように本発明の照明器具は、天井1への埋め込み設置現場での照明器具11A,11Bの組立てに際して、高さが異なる制光装置51A,51Bの選択に適合できるとともに、選択された制光装置51A又は51Bと光源21の高さ位置によって規定される遮光角θ1又はθ2を形成した照明器具を組立てることができる。これとともに、ソケット取付け金具17、ランプソケット18、及び点灯装置25が取付けられた器具本体12、並びに設置装置31を、下面開放型の照明器具11A及びアクセサリー付きの照明器具11Bの共通部品とできる。したがって、既述の制光装置51A,51Bの高さに応じた専用の設置装置を要しないで、制光装置51A,51Bの選択に拘わらず照明器具を天井1に埋め込み設置することができるとともに、以上の部品共通化により、照明器具11A,11Bの製造コストを低減できる。
しかも、照明器具11A,11Bは、その設置装置31の本体支持部材35に設けた支持アーム36の係合端部36aを、器具本体12の本体側壁12bの係合孔15に抜き差し可能に係合させているので、本体支持部材35をベース部材32に対して上下逆様に反転させる際に、本体側壁12bを撓ませることで、その係合孔15と支持アーム36の係合端部36aとの係合を外すことができる。このため、係合端部36aを係合孔15に抜き差しした上で、連結部材39を支点として本体支持部材35を180度上下に反転することが可能である。この後、回転操作された本体支持部材35に対して係合端部36aを係合孔15に係合させることで、器具本体12を上下逆様に反転することなく高い位置と低い位置とのいずれかの位置に配置できる。これとともに、例えば器具本体12と本体支持部材35とを枢軸等により連結する等の複雑な構成を採用することなく、既述の簡単な構成で、器具本体12を上下逆様に反転させることなく器具本体12の高さ位置を変えることができる。
(A)は本発明を下面が開放された埋め込み型の照明器具として実施した例を示す断面図。(B)は本発明をアクセサリー付き埋め込み型の照明器具として実施した例を示す断面図。 図1(A)及び図1(B)に示した照明器具が備える器具本体と設置装置との関係を示す平面図。 図1(A)及び図1(B)に示した照明器具の器具本体を一部切欠いて示す側面図。 図1(A)及び図1(B)中矢印F4−F4線に沿って示す断面図。 (A)は図1(A)及び図1(B)に示した照明器具の設置装置が有したベース部材の一部を示す側面図。(B)は図5(A)中矢印F5B−F5B線に沿って示す断面図。 (A)は図1(A)及び(B)に示した照明器具の設置装置が有した本体支持部材の一部を示す側面図。(B)は図6(A)中矢印F6B−F6B線に沿って示す断面図。 (A)(B)は本発明に係る他の照明器具が備える設置装置の一部を夫々異なる状態で示す側面図。 図7(A)中矢印F8方向から見た平面図。 図7(A)中矢印F9−F9線に沿う断面図。
符号の説明
1…天井、2…埋め込み孔、3…吊りボルト、4…ナット、11A…下面開放型の照明器具、11B…アクセサリー付きの照明器具、12…器具本体、12a…本体上壁、12b…本体側壁、14…ボルト通孔、15…係合孔、21…光源、25…点灯装置、31…設置装置、32…ベース部材、32a…天井係止端部、35…本体支持部材、36…支持アーム、36a…係合端部、39…転結部材、40…位置決め手段、51A,51B…制光装置、52…カバー部、56…アクセサリー

Claims (3)

  1. 天井裏の吊りボルト及びこれに螺合するナットを用いて天井の埋め込み孔に埋め込み設置される照明器具において、
    前記吊りボルトが通されるボルト通孔が形成された本体上壁を有した器具本体と;
    この器具本体に取付けられて前記器具本体に支持される光源を点灯させる点灯装置と;
    前記埋め込み孔の縁部に下方から引っ掛かる天井係止端部を有して前記埋め込み孔に通される一対のベース部材、及びこれらベース部材に上下に回転可能に連結されて両ベース部材にわたって設けられているとともに前記器具本体を支持する本体支持部材とを備え、前記本体支持部が回転されることによって前記器具本体を相対的に低い位置と高い位置とで支持する複数の設置装置と;
    前記光源を内側に配して前記器具本体の下方に配置されるとともに前記天井係止端部を覆うカバー部を有した制光装置と;
    を具備したことを特徴とする照明器具。
  2. 前記本体上壁の両側縁に連続した前記器具本体の本体側壁に係合孔が形成されているとともに、この係合孔に抜き差し可能に係合される係合端部を有した支持アームが、前記本体支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記器具本体が相対的に高い位置に配置された状態及び相対的に低い位置に配置された状態で前記器具本体を支持するように前記本体支持部材を前記ベース部材に位置決めする位置決め手段が、前記設置装置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101588168B1 (ko) * 2015-06-13 2016-02-01 최철수 천정 패널 고정장치

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