JP2009146703A - 光源用基板、この基板を用いた照明装置用光源、及びこの光源を用いた照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光素子をハンダ付けによって実装しても導光板を均一に発光させることができる光源の光源用基板、これを用いた照明装置用光源、及びこの光源を用いた照明装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、光源用基板32が基板本体33と、この基板本体33の表面に設けられて発光素子31が接続される複数の電極対34と、を備え、複数の電極対34は、一列に並ぶように配設され、各電極34aは、発光素子31がハンダ付けによって当該光源用基板32に実装されたときにこの発光素子31から当該電極34aの一部がはみ出し、電極対34の並び方向にはみ出した部位134aの当該方向における長さが電極対34の並び方向と直交する方向にはみ出した部位134bの当該方向における長さよりも大きくなる形状であることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】本発明は、光源用基板32が基板本体33と、この基板本体33の表面に設けられて発光素子31が接続される複数の電極対34と、を備え、複数の電極対34は、一列に並ぶように配設され、各電極34aは、発光素子31がハンダ付けによって当該光源用基板32に実装されたときにこの発光素子31から当該電極34aの一部がはみ出し、電極対34の並び方向にはみ出した部位134aの当該方向における長さが電極対34の並び方向と直交する方向にはみ出した部位134bの当該方向における長さよりも大きくなる形状であることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、光源からの照射光が内部に入光することにより表面が面発光する導光板を用いた照明装置に関する。
一般に、板状の導光板と光源とを備え、前記光源からの照射光を導光板の側端面に形成された入射面から内部に入射させ、当該導光板の表面を均一に面発光させる照明装置が知られている。この種の照明装置は、例えば、特許文献1に記載されているように、液晶表示装置のバックライトとして利用されている。
前記液晶表示装置では、基板上に複数の発光素子が配置された光源から照射された照射光により表面が面発光した導光板によって、液晶パネルを背面から均一に照明するように構成されている。
前記照明装置において、前記導光板を発光させる光源としては、線状の光を発する線状光源が用いられ、当該線状光源からの線状照射光が前記導光板の側端面に形成された入射面に対し、当該導光板の表面と平行に入射する。
この線状光源は、表面に前記発光素子を発光させるための回路パターンが形成された基板上に複数の発光素子が一列、即ち、線状に配置されている。
特開2003−29248号公報
前記線状光源を形成する際、各発光素子は、前記基板表面の回路パターンに設けられた電極にハンダ付けされることで当該電極と電気的に接続されると共に基板上に固定される。具体的には、前記ハンダ付けは、前記電極上に前記発光素子を当該発光素子の端子が接するように載置し、前記電極の発光素子に覆われていない部位(電極の余裕部)と発光素子の側部とに接する位置に溶融したハンダを供給することによって行われる。
このハンダ付けにおいて、溶融したハンダが冷えて凝縮する際、当該ハンダによって前記発光素子が引っ張られて電極上を移動する場合がある。このように電極上を前記発光素子が移動すると、基板上に配置・固定された複数の発光素子が一列には並ばず、僅かに前記列からずれた位置で固定される発光素子が生じる。
このように一列に配置される複数の発光素子の一部が前記列と直交する方向にずれると、前記照明装置の導光板に入光する前記線状照射光のうち、当該直交する方向にずれた発光素子からの光が、他の発光素子からの光に対して前記導光板の厚さ方向(表面と直交する方向)にずれる。前記導光板は、その性状から入射面に照射された線状照射光の一部が前記厚さ方向にずれると、当該導光板内に入射した光が均一に散乱しないため表面が均一に発光しないといった問題が生じる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、発光素子をハンダ付けによって実装しても導光板を均一に発光させることができる光源の光源用基板、この基板を用いた照明装置用光源、及びこの光源を用いた照明装置を提供することを課題とする。
上記課題を解消するために、ハンダ凝縮時に発光素子が移動する(ずれる)ことが無いよう、ハンダが供給されて前記発光素子が移動する可能性のある電極のはみ出した部位(前記電極の余裕部)の面積を減らすことが考えられる。しかし、前記はみ出した部位は、前記発光素子を前記電極に電気的に接続すると共に固定するために最低限の面積を確保する必要がある。そこで、本発明の発明者らは、前記電極において前記はみ出した部位の前記最低限の面積を確保しつつ上記課題を解消するよう以下の構成の光源用基板、この基板を用いた照明装置用光源、及びこの光源を用いた照明装置を創作した。
本発明に係る光源用基板は、複数の発光素子が実装され、導光板の表面を面発光させるために当該導光板の側端部に光を照射する光源に用いられる光源用基板であって、前記光源用基板は、基板本体と、前記基板本体の表面に設けられて前記発光素子が接続される複数の電極対と、を備え、前記複数の電極対は、一列に並ぶように配設され、前記電極対は、互いに間隔をおいて配置され、前記発光素子がハンダ付けされる一対の電極で構成され、前記各電極は、前記発光素子が前記ハンダ付けによって当該光源用基板に実装されたときにこの発光素子から当該電極の一部がはみ出し、前記電極対の並び方向にはみ出した部位の当該方向における長さが前記電極対の並び方向と直交する方向にはみ出した部位の当該方向における長さよりも大きくなる形状であることを特徴とする。
かかる構成によれば、電極のはみ出した部位によってハンダ付けのための部位が確保できる。この部位において、前記ハンダ付けの際に前記電極上に供給されるハンダの量は、前記電極対の並び方向にはみ出した部位の方が前記電極対の並び方向と直交する方向にはみ出した部位よりも面積が大きくなるため多くなる。従って、ハンダ付けのために供給されたハンダが凝縮する際、このハンダによる前記発光素子を引っ張る力は、前記電極対の並び方向に沿った前記力の方が当該方向と直交する方向に沿った前記力よりも強くなる。
そのため、前記一列に並ぶ複数の電極対にハンダ付けされる各発光素子は、前記ハンダの凝縮によってハンダ供給前の位置からずれる(移動する)としても、その方向は、前記電極対の並びに沿った方向であり、この電極対の並びと交差する(直交する)方向には殆どずれない。
従って、当該光源用基板を用いて光源を作成することで、前記ハンダ付けにおいて、前記複数の発光素子は、各電極対上に載置することで真っ直ぐ一列に並ぶように基板上に配置されたハンダ付け前の位置から前記一列の並び方向と交差する方向へのハンダ凝縮時の引っ張りによる移動が極めて小さく抑制される。その結果、各発光素子が前記一列の並びから当該一列の並び方向と交差する方向への移動を極めて抑制されることで当該光源用基板に実装された複数の発光素子の並びが高精度に直線を維持した光源が得られる。
本発明に係る光源用基板においては、前記複数の電極対は、各電極対における電極の並び方向が全て同一方向である構成が好ましく、前記電極対における電極の並び方向は、前記電極対の並び方向と平行である構成がより好ましい。かかる構成とすることで、実装される発光素子の前記電極対の並び方向に対する角度が一定となり、当該光源用基板を用いて作成した光源が照射する線状照射光が均一となり、前記導光板をより均一に面発光させることができる。
さらに、前記電極の並び方向と前記電極対の並び方向とが平行であれば、前記ハンダ付けのために発光素子の両端部にそれぞれ供給されたハンダが共に前記電極対の並び方向に沿った線上に位置する。そのため、前記ハンダが凝縮する際に発光素子の両端部がそれぞれ引っ張られても、基板表面に沿って回転することなくハンダが凝縮する前と同一の姿勢で前記電極対の並び方向に沿って移動する。その結果、当該光源用基板を用いて光源を作成することで、前記複数の光源がハンダ凝縮前と同じ姿勢で基板上に一列に実装される。
また、前記各電極は、前記電極対の並ぶ方向と直交する方向の長さが、前記ハンダ付けされる発光素子における当該方向の長さと同程度である構成が好ましい。
かかる構成によれば、前記発光素子をハンダ付けする際に前記電極の発光素子からはみ出した部位(糊代部)に供給されたハンダが前記電極対の並ぶ方向と直交する方向にはみ出した部位に回りこむことが無くなる。そのため、前記ハンダ付けの際、発光素子がハンダの凝縮時に前記電極対の並び方向と直交する方向に引っ張られることがなく、前記複数の発光素子は、光源用基板上により真っ直ぐ一列に実装される。
また、前記糊代部は、前記電極の一部であるため当該糊代部における前記電極対の並び方向と直交する方向の長さも前記ハンダ付けされる発光素子における当該方向の長さと同程度である。そのため、前記発光素子の前記電極対の並び方向における端部が前記直交する方向において広い範囲でハンダ付けされ、前記電極との電気的な接続及び前記電極(基板)への固定が強固に行われる。
また、上記課題を解消すべく、本発明に係る照明装置用光源は、照明装置における導光板の表面を面発光させるために当該導光板の側端部に光を照射する照明装置用光源であって、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光源用基板と、前記光源用基板の一列に並ぶ複数の電極対にそれぞれハンダ付けされた発光素子と、を備え、前記各発光素子は、前記電極上に配置されたときに前記電極における当該発光素子から前記電極対の並び方向にはみ出した部位と当該発光素子とに接する位置にハンダが供給されて前記ハンダ付けされていることを特徴とする。
この構成によれば、前記発光素子のハンダ付けの際に、前記電極対の並び方向にはみ出した部位にのみハンダが供給されるため前記発光素子には前記電極対の並ぶ方向に沿う方向のみに前記ハンダの凝縮による引っ張り力が働くこととなる。そのため、前記発光素子は、前記ハンダの凝縮によって前記電極対の並び方向と交差する方向への移動が殆どなく前記電極対の並び方向に沿った方向のみに移動する。その結果、各発光素子が、前記ハンダ付けの際に、前記電極対の並び方向に沿って配置された一列の並びから当該一列の並び方向と交差する方向への移動を極めて抑制されることで、光源用基板に実装された複数の発光素子の並びが高精度に直線を維持した光源が得られる。
従って、当該照明装置用光源を用いて照明装置を作成することで、前記導光板の側端部(入射面)に当該導光板の表面と平行の真っ直ぐな線状照射光が照射され、前記導光板の表面が均一に面発光する。
また、上記課題を解消すべく、本発明に係る照明装置は、照明装置用光源からの照射光が導光板に入射することで当該導光板の表面が面発光するように構成された照明装置であって、前記照明装置用光源と、側端部に入射面を有する前記導光板と、を備え、前記照明装置用光源は、前記一列に配置された複数の発光素子からの線状照射光が前記導光板の表面に対して平行となるように前記入射面に到達するよう配置されることを特徴とする。
この構成によれば、前記照明装置用光源では、複数の発光素子が当該複数の発光素子の並びが高精度に直線を維持した状態で光源用基板に固定(実装)されている。そのため、前記導光板の入光面に照射される線状照射光は、真っ直ぐな線状照射光となる。その結果、前記照明用光源を用いることで、前記真っ直ぐな線状照射光が前記導光板の表面に対して平行となるように前記入射面に到達し、導光板の表面が均一に面発光する。
以上より、本発明によれば、発光素子をハンダ付けによって実装しても導光板を均一に発光させることができる光源の光源用基板、この基板を用いた照明装置用光源、及びこの光源を用いた照明装置を提供できる。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る照明装置は、図1(a)及び図1(b)に示されるような車両用のオーディオ機器10にバックライトとして用いられる。このオーディオ機器10は、各種情報を表示する液晶表示部11と、機能選択用ボタン12とが、正面側に開放された状態でフロントパネル13に内蔵されている。
液晶表示部11は、図2(a)及び図2(b)にも示されるように、液晶表示パネル(以下、単に「LCD」とも称する。)14が照明装置20によって背面側から照明されることで、当該LCD14を透過した光が表示内容として、カバーパネル15を通して使用者側(正面)に表示されるよう構成されている。
具体的には、前記LCDパネル14は、一対のガラス板の間に液晶が封入されたものであり、電圧が印加されることによって、液晶の光透過率を制御して、その表面に表示内容に対応した像を形成するようになっている。
照明装置20は、照明装置用光源(以下、単に「光源」とも称する。)30と、側端部(側端面)に入射面21aを有する導光板21と、を備える。図3(a)乃至図4(b)にも示されるように、光源30は、一列に配置された複数のLED(発光素子)31,31,…からの線状の照射光(線状照射光)が導光板21の表面21bに対して平行となるように入射面21aに到達するように配置されている。
具体的には、照明装置20は、LCD14の背面側に、当該LCD14と共にカラーフィルター16を挟むように配置された導光板21と、この導光板21を保持するホルダ22と、このホルダ22の背面側を塞ぐように取り付けられた背面側基板23と、この背面側基板23に取り付けられた光源30と、を備えている。
導光板21は、アクリル樹脂により形成された矩形のプレートであり、その一方側(図2(b)参照)の側端部、即ち、一方の短辺側の側端部に入射面21aが形成され、当該入射面21aからの入射光を内部で散乱(乱反射)させることにより、その表面21bを均一に面発光させるようになっている。
ホルダ22は、導光板21を正面側から嵌め込み可能な凹部22aが形成された額縁状に形成されている。また、ホルダ22には前記凹部22aの内側面から背面に向かって延びる収容孔22bが当該ホルダ22の一方側(図2(b)参照)短辺に沿って形成されている。この収容孔22bは、光源30が備えるLED31を背面側から収容するように形成されている(図1(b)参照)。また、収容孔22bの肩部は、正面側へ向けて先窄まりとなる傾斜面(反射面)22cとされている。
背面側基板23には、当該背面側基板23がホルダ22に取り付けられた際、収容孔22bと対応する位置に光源30が取り付けられている。
光源30は、導光板21の入射面21aに対して線状照射光を照射するためのいわゆる線状光源であり、光源用基板32と、この光源用基板32にハンダ付けによって実装された複数のLED(発光素子)31,31,…と、を備える。
光源用基板32は、基板本体33と、この基板本体33の表面に設けられてLED31が接続される複数の電極対34,34,…と、を備える。詳細には、基板本体33は、矩形状の板状体で、表面には導体で構成されたLED31を発光させるための回路パターン35が形成されている。この回路パターン35には前記複数の電極対34,34,…が含まれ、これら複数の電極対34,34,…は一列(線状)に並ぶように配設されている。この電極対34は、互いに間隔をおいて配置され、LED31がハンダ付けされる一対の電極34a,34aで構成されている。
具体的には、本実施形態の場合、9対の電極対34が一列に並ぶように配設されている。この9対(複数)の電極対34は、各電極対34における電極34aの並び方向が全て同一方向となるように構成されている。詳細には、電極対34における電極34aの並び方向は、電極対34の並び方向と平行となるように構成されている。
各電極34aは、LED31がハンダ付けによって当該光源用基板32に実装されたときに、このLED31から当該電極34aの一部(はみ出し部、又は糊代部)がはみ出すような形状である。このはみ出した部位は、電極対34の並び方向にはみ出した部位(並び方向はみ出し部)134aの当該方向(電極対の並び方向)における長さL1が電極対34の並び方向と直交する方向にはみ出した部位(直交方向はみ出し部)134bの当該方向(電極対の並び方向と直交する方向)における長さL2よりも大きくなる形状である。
具体的には、各電極対34は、それぞれ矩形状に形成された一対の電極34a,34aが長手方向の辺(長辺)が対向するように互いに間隔をおいて配置されている(図4(a)参照)。この電極34aの長辺の長さは、ハンダ付けされるLED31の当該方向の長さと同程度である。
詳細には、電極34aは、その長辺の長さがLED31の前記長さよりも僅かに大きくなるように形成されている。この僅かに大きい長さとは、後述するハンダ付けの際、溶融したハンダsを前記並び方向はみ出し部134aとLED31(詳細には、LED31の長手方向側端面に設けられた端子t)とに接するように供給した場合に、この供給されたハンダsが前記直交方向はみ出し部134bに流れ込まない程度の長さである。本実施形態においては、例えば、電極34aの長辺の長さが3.4mm、短辺の長さが1.5mmであり、電極対34を構成する一対の電極34a,34aの間隔が2.5mmである。また、LEDは、縦(図4(a)において上下方向)が3mm、横(図4(a)において左右方向)が3.5mm、高さ(図4(b)において上下方向)が2.5mmである。
このように構成される9対の電極対34には、それぞれLED(発光素子)31が接続(実装)される。このLED31は、略直方体形状をしており、長手方向の両端部において、裏面31aから側端面31bにかけて端子tがそれぞれ設けられている。また、表面(基板側と反対側の面)には発光面31cが形成されており、回路パターン35から電極34aを介して供給される電流によって当該発光面31cが発光する。
このLED31は、図4(b)にも示されるように、一対の電極34a,34a間に掛け渡されるように実装(配置)される。このとき、LED31における裏面31aの長手方向両端部に設けられた端子t,tが、一対の電極34a,34aにそれぞれ面接触している。そして、前記並び方向はみ出し部134aとLED31(詳細には、LED31の長手方向の側端面31bに設けられた端子t)とに接するようにハンダsが供給されることでハンダ付けされる。このようにハンダ付けされることで、LED31は、電極34aとより広い面積で電気的に接続されると共に電極34a(光源用基板32)に固定される。
このハンダ付けの際、前記並び方向はみ出し部134aにのみ溶融したハンダが供給されることで、LED31にはこのハンダsが冷えて凝縮する際に、当該ハンダsによりLED31に加わる引っ張り力は、電極対34の並び方向に沿う方向のみに働くこととなる。そのため、LED31が一列に並ぶ複数の電極対34にハンダ付けされて光源用基板32に実装される際、各LED31は、前記ハンダの凝縮によってハンダs供給前の位置から移動するとしても、その方向は、電極対34の並びに沿った方向であり、この電極対34の並びと交差する(直交する)方向にはずれない。
従って、当該光源用基板32を用いた光源30においては、ハンダ付けにおいて、複数のLED31は、各電極対34上に載置することで真っ直ぐ一列に並ぶように光源用基板32上に配置されたハンダ付け前の位置から前記一列の並び方向と交差する方向へのハンダ凝縮時の引っ張りによる移動が極めて小さく抑制される。その結果、各LED31が前記一列の並びから当該一列の並び方向と交差する方向への移動を極めて抑制されることで光源用基板32上に実装された複数のLED31,31,…の並びが高精度に直線を維持した光源30が得られる。
詳細には、ハンダ凝縮時に各LED31が電極対34の並び方向にずれることがあるため、9個のLED31は等間隔には並ばず隣り合うLED31,31間の距離は、それぞれ異なる場合がある。しかし、各LED31は、電極対34の並び方向、即ち、前記並び方向はみ出し部134aの並び方向にしかずれない(移動しない)。そのため、光源用基板32上で一列に並んでいる各LED31は、この並び方向と交差する方向にずれることなく真っ直ぐ一直線に並ぶ。このように真っ直ぐ一直線にLED31が並ぶことで、当該光源30が照射する照射光は、真っ直ぐな線状照射光となる。即ち、各LED31の光軸が共通の平面上に位置するように並ぶ。
このように構成される光源30は、背面側基板23に取り付けられ、この背面側基板23がホルダ22の背面側に取り付けられることで、ホルダ22の収容孔22bの正面側(反射面22c)に前記一列に並んだLED31の発光面31cを向けて配置される。
以上のように構成される照明装置20において、光源30が発光、即ち、一列に並んだ各LED31が発光することで、光源30からは、前記LEDの並び方向(電極対34の並び方向)に沿った真っ直ぐな線状照射光が射出される。この線状照射光は、ホルダ22の反射面22cで反射されて、導光板21の入射面21aに入射する。この入射光は、導光板21の表面(正面)21bと平行に入射面21aに入射して、導光板21の表面21bを面発光させる。
このとき、導光板21の入射面21aに入射する線状照射光のうち、1又は複数のLED31からの光が他のLED31からの光に対して導光板21の厚さ方向(表面21bと直交する方向)にずれた場合、導光板21は、その性状から当該導光板21内に入射した光が均一に散乱しないため表面21bが均一に発光しない。
しかし、本実施形態に係る光源30では、複数のLED31,31,…がハンダ付けによって光源用基板32に実装される際に、電極対34の並びに沿った真っ直ぐ一列に配置されたハンダ付け前の位置から電極対34の並び方向と交差する方向(直交する方向)へのLED31の移動が極めて抑制され、真っ直ぐ一列に実装されている。即ち、光源30は、各LED31が電極対34の並びに沿った列から当該並び方向と交差する方向への移動を極めて抑制されることで複数のLED31,31,…の並びが高精度に直線を維持した状態で光源用基板32に実装されている。
そのため、本実施形態に係る光源用基板32を用いて光源30を作成することで、導光板21の入射面21aに対して、その表面21bと平行に真っ直ぐな線状照射光を照射することができる。その結果、照明装置20の導光板21の表面21bを均一に面発光させることができる。
尚、本発明の光源用基板、この基板を用いた照明装置用光源、及びこの光源を用いた照明装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本実施形態においては、各電極対34の電極34aの並び方向が電極対34の並び方向と平行であるが、図5(a)に示されるように、各電極対34の電極34aの並び方向が電極対34の並び方向と交差する方向であってもよい。このように電極対34を配置しても、前記並び方向はみ出し部134aの電極対34の並び方向における長さの方が前記直交方向はみ出し部134bの電極対34の並び方向と直交する方向における長さよりも長くなるように各電極34aが形成されていればよい。そうすることで、前記同様、LED(発光素子)31をハンダ付けによって光源用基板32に実装する際、電極対34の並び方向にのみハンダ凝縮による引っ張り力が加わるため、前記並び方向にのみずれるため、基板32上に真っ直ぐ一列に複数のLED31を実装することができる。
また、図5(b)に示されるように、各電極対34の電極34aの並び方向が電極対34毎に異なっていても、前記並び方向はみ出し部134aの電極対34の並び方向における長さの方が前記直交方向はみ出し部134bの電極対34の並び方向と直交する方向における長さよりも長くなるように各電極34aが形成されればよい。このように形成されることで、前記同様、LED(発光素子)31をハンダ付けによって光源用基板32に実装する際、基板上に真っ直ぐ一列に複数のLED31を実装することができる。
21 導光板
21a 入射面
21b 表面
30 光源(照明装置用光源)
31 LED(発光素子)
32 光源用基板(基板)
33 基板本体
34 電極対
34a 電極
134a 並び方向はみ出し部(電極対の並び方向にはみ出した部位)
134b 直交方向はみ出し部(電極対の並び方向と直交する方向にはみ出した部位)
s ハンダ
21a 入射面
21b 表面
30 光源(照明装置用光源)
31 LED(発光素子)
32 光源用基板(基板)
33 基板本体
34 電極対
34a 電極
134a 並び方向はみ出し部(電極対の並び方向にはみ出した部位)
134b 直交方向はみ出し部(電極対の並び方向と直交する方向にはみ出した部位)
s ハンダ
Claims (6)
- 複数の発光素子が実装され、導光板の表面を面発光させるために当該導光板の側端部に光を照射する光源に用いられる光源用基板であって、
前記光源用基板は、基板本体と、前記基板本体の表面に設けられて前記発光素子が接続される複数の電極対と、を備え、
前記複数の電極対は、一列に並ぶように配設され、
前記電極対は、互いに間隔をおいて配置され、前記発光素子がハンダ付けされる一対の電極で構成され、
前記各電極は、前記発光素子が前記ハンダ付けによって当該光源用基板に実装されたときにこの発光素子から当該電極の一部がはみ出し、前記電極対の並び方向にはみ出した部位の当該方向における長さが前記電極対の並び方向と直交する方向にはみ出した部位の当該方向における長さよりも大きくなる形状であることを特徴とする光源用基板。 - 請求項1に記載の光源用基板において、
前記複数の電極対は、各電極対における電極の並び方向が全て同一方向であることを特徴とする光源用基板。 - 請求項2に記載の光源用基板において、
前記電極対における電極の並び方向は、前記電極対の並び方向と平行であることを特徴とする光源用基板。 - 請求項3に記載の光源用基板において、
前記各電極は、前記電極対の並ぶ方向と直交する方向の長さが、前記ハンダ付けされる発光素子における当該方向の長さと同程度であることを特徴とする光源用基板。 - 照明装置における導光板の表面を面発光させるために当該導光板の側端部に光を照射する照明装置用光源であって、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光源用基板と、
前記光源用基板の一列に並ぶ複数の電極対にそれぞれハンダ付けされた発光素子と、を備え、
前記各発光素子は、前記電極上に配置されたときに前記電極における当該発光素子から前記電極対の並び方向にはみ出した部位と当該発光素子とに接する位置にハンダが供給されて前記ハンダ付けされていることを特徴とする照明装置用光源。 - 照明装置用光源からの照射光が導光板に入射することで当該導光板の表面が面発光するように構成された照明装置であって、
請求項5に記載の照明装置用光源と、
側端部に入射面を有する前記導光板と、を備え、
前記照明装置用光源は、前記一列に配置された複数の発光素子からの線状照射光が前記導光板の表面に対して平行となるように前記入射面に到達するよう配置されることを特徴とする照明装置。
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JP2015126064A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 東芝ライテック株式会社 | Ledモジュール、ledモジュールの製造方法および照明装置 |
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