JP2009146240A - 媒体収納繰出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ1本の方式を採用して装置の構造をシンプルなものとするとともに、確実に媒体を剥離する媒体収納繰出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ドラム33と第1のアイドルプーリ35との間にテープ32を巻きつける。テープ32はさらに中間に第2のアイドルプーリ40を介してリール34に巻きつける。そしてドラム33と第1のアイドルプーリ35との間のテープ32の部分とドラム33と第2のアイドルプーリ40との間のテープ32の部分とで、媒体Pをテープ32で挟んで搬送する媒体搬送路を形成する。媒体を繰出す際、ドラム33を巻き戻し方向に回転すると、媒体Pはこのテープ32による媒体搬送路を搬送されて繰出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣入出金装置、小切手/証書回収発行装置又は紙幣/小切手/証書の受け渡しを行なう装置等に組み込まれ、ドラムとリールの間にテープを張設し、テープを移動させることにより紙幣、小切手、証書等の紙葉類状の媒体の収納または繰出しを行なう媒体収納繰出装置に関する。
従来、ドラムとリールの間に張設したテープを巻き取り、巻き戻すことにより媒体の収納または繰出しを行なう媒体収納繰出装置は、テープを2本使用する方式と、テープを1本使用する方式がある。まずテープを2本使用する方式の媒体収納繰出装置について図を用いて説明する。図9は従来のテープ2本使用の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。
図9において、従来の媒体収納繰出装置1には、テープと紙幣などの媒体を巻き取るためのドラム2及びテープを巻き取るための第1のリール3、第2のリール4がそれぞれ回転可能に設けられている。ドラム2には2本のテープ5、6の一端部が巻きつけられ、第1のリール3には片方のテープ5の他端部が巻きつけられ、また第2のリール4には他方のテープ6の他端部が巻きつけられている。2本のテープ5、6は同じ形状で、同じ長さを有する。
上側のテープ5は、ドラム2と第1のリール3の間で、アイドルプーリ7、8により張設されている。また下側のテープ6は、ドラム2と第2のリール4の間で、アイドルプーリ9、10により張設されている。アイドルプーリ7、9は装置1の媒体入出力口11に配設されており、媒体入出力口11は、装置1の外にある搬送ユニット12から搬送されてくる媒体を受け入れるとともに、装置1内に収納してある媒体を繰出す部分である。媒体入出力口11とドラム2の間において、上側のテープ5と下側にテープ6は近接して配設されている。
次に動作を説明する。まず媒体を媒体収納繰出装置1に収納する動作を説明する。この場合は、まずドラム2が図における時計回り方向に回転し、テープ5とテープ6が重なった状態でドラム2に巻き取られる。搬送ユニット12により搬送されてきた媒体Pは、媒体入出力口11から上側のテープ5と下側のテープ6の間に挟まれ、両方のテープ5、6と一緒にドラム2方向へ搬送され、ドラム2の周面にテープ5、6とともに巻き取られる。これにより媒体Pが収納される。
媒体を繰出す場合は、第1のリール3と第2のリール4がともに反時計回り方向に回転される。これにより上側のテープ5が第1のリール3に巻き取られ、下側のテープ6が第2のリール4に巻き取られる。これにより、ドラム2に巻かれているテープ5、6が媒体入出力口11方向に移動し、両テープ5、6の間に挟まれている媒体Pが媒体入出力口11へ搬送される。そして媒体入出力口11において、アイドルプーリ7とアイドルプーリ9により、媒体Pが、両テープ5、6から剥離され、外部の搬送ユニット12に入り込み、該搬送ユニット12により搬送される。
以上のようなテープを2本使用する方式の媒体収納繰出装置を示すものとして、例えば、特許文献1(特開平3−128854号公報)や特許文献2(特開2003−312906号公報)が挙げられる。
次にテープを1本使用する方式の媒体収納繰出装置について図を用いて説明する。図10は従来のテープ1本使用の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。 図10において、従来の媒体収納繰出装置21には、テープと紙幣などの媒体を巻き取るためのドラム22及びテープを巻き取るためのリール23がそれぞれ回転可能に設けられている。ドラム22には1本のテープ24の一端部が巻きつけられ、リール23にはテープ24の他端部が巻きつけられている。
テープ24は、ドラム22とリール23の間で、アイドルプーリ25、26により張設されている。アイドルプーリ25は装置21の媒体入出力口27に配設されており、媒体入出力口27は、装置21の外にある搬送手段29から搬送されてくる媒体を受け入れるとともに、装置21内に収納してある媒体を繰出す部分である。媒体入出力口27にはスクレーパ28が設けられている。スクレーパ28は、媒体を繰出す際に、テープ24に挟まれた状態でドラム22に巻き取られている媒体をドラム22から剥離するものである。
次に動作を説明する。まず媒体を媒体収納繰出装置21に収納する動作を説明する。この場合は、まずドラム22が図における時計回り方向に回転し、テープ24がドラム22に巻き取られる。搬送手段29により搬送されてきた媒体Pは、媒体入出力口27からテープ24とスクレーパ28の間に挟まれた状態で、テープ24によりドラム22方向へ搬送され、ドラム22の周面にテープ24とともに巻き取られる。これにより媒体Pが収納される。
媒体を繰出す場合は、リール23が時計回り方向に回転される。これによりテープ24がリール23に巻き取られ、ドラム22に巻かれているテープ24が媒体入出力口27方向に移動し、テープ24とドラム22の間に挟まれている媒体Pがスクレーパ28によりドラム22から剥離され、媒体入出力口27へ搬送される。そして媒体入出力口27において、アイドルプーリ25により、媒体Pがテープ24から剥離され、外部の搬送手段29に送られ、該搬送手段29により搬送される。
以上のようなテープを1本使用する方式の媒体収納繰出装置を示すものとして、例えば、特許文献3(特開昭58−125558号公報)や特許文献4(特開平8−96191号公報)が挙げられる。
特開平3−128854号公報 特開2003−312906号公報 特開昭58−125558号公報 特開平8−96191号公報
しかしながら上記従来のテープ2本方式の媒体収納繰出装置においては、媒体の繰出し時に媒体入出力口まで2本のテープで媒体を挟んで搬送するので、媒体を確実に繰出すことができるという利点があるが、同じ長さのテープが2本必要で、またテープを巻き取るリール及びリール駆動機構も2つ必要となり、装置が複雑になるばかりでなく、テープが高価であることなどから装置が高価になるという問題がある。
また従来のテープ1本方式の媒体収納繰出装置においては、テープが1本であるため、装置をシンプルな構造とすることが可能であるが、媒体繰出し時にスクレーパでドラムから媒体を剥離する際に、媒体が非常に薄い媒体であったり、また静電気などの影響で媒体がドラムから剥がれ難い状態であったりした場合、スクレーパがドラムと媒体の間に入り込むことが困難であり、そのため媒体の剥離が正常にできないという問題があった。
そこで本発明は、テープ1本の方式を採用して装置の構造をシンプルなものとするとともに、媒体が薄い媒体である場合や静電気等で媒体を剥離し難い場合であっても確実に媒体を剥離する媒体収納繰出装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、ドラムとリールの間にテープを張設し、前記ドラムの周面にテープを巻き取ることにより媒体を収納し、前記リールの回転により前記ドラムの周面からテープが巻き戻されることにより媒体を外部へ繰出す媒体収納繰出装置において、前記ドラムと該ドラムに対して媒体繰出方向に回転自在に設けられた第1のアイドルプーリとの間にテープを巻き取る構成とし、前記リールは、前記ドラムに対して媒体繰出方向に回転自在に設けられた第2のアイドルプーリを介してテープを巻き取ることを特徴とするものである。
また他の発明は、ドラムとリールの間にテープを張設し、前記ドラムの周面にテープを巻き取ることにより媒体を収納し、前記リールの回転により前記ドラムの周面からテープが巻き戻されることにより媒体を外部へ繰出す媒体収納繰出装置において、前記ドラムと前記リールの間には1本のテープが張設され、前記ドラムを多角柱形状としたことを特徴とするものである。
本発明によれば、1本のテープを、ドラムと第1のアイドルプーリとで巻き取るとともに、ドラムから第2のアイドルプーリを介してリールに巻き取る構成としたので、装置としてシンプルな構造とすることが可能であり、またドラムと該ドラムに対して媒体繰出方向に回転自在に設けられた第1のアイドルプーリとの間にテープを巻き取る構成としたことにより、媒体を繰出す際に媒体をテープに挟んで搬送することができるので、媒体を確実に繰出すことができる。
また他の発明によれば、ドラムとリールの間に1本のテープを張設し、ドラムを多角柱形状としたことにより、装置としてシンプルな構造とすることが可能であるとともに、媒体をドラムの周面から剥離することが容易になるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。なお以下に説明する実施の形態では、媒体収納繰出装置として、自動取引装置に具備される一時保留部を例にして説明する。図1において、第1の実施の形態の媒体収納繰出装置31には、テープ32および媒体を巻き取るためのドラム33とテープ32を巻き取るためのリール34が設けられている。ドラム33とリール34とで1本のテープ32を巻き取るとともに巻き戻す構成となっている。
ドラム33と第1のアイドルプーリ35との間には、図2に示すように、無端状のガイドベルト43が配設されており、このガイドベルト43の外側にテープ32の一端部が固着部44で固着されている。このように無端状のガイドベルト43にテープ32の一端部を固着することにより、テープ32はドラム33と第1のアイドルプーリ35の間に巻きつくようになっている。なお、図2は第1の実施の形態におけるテープの配設状態を示す斜視図である。第1のアイドルプーリ35は回転自在に設けられており、ドラム33がテープ32を巻き取る方向に回転されると、テープ32はドラム33と第1のアイドルプーリ35の間で巻き取られる。ドラム33は両方向に回転可能なモータ36により回転される。
リール34にはテープ32の他端部が巻きつけられており、リール34がモータ37により反時計回り方向に回転されることにより、テープ32がリール34に巻き取られる。モータ37は両方向に回転可能であり、モータ37の軸にはトルクリミッタ38が設けられている。ドラム33と第1のアイドルプーリ35との間のテープ張設部(下側)と、ドラム33と第2のアイドルプーリ40との間の、第1のアイドルプーリ35付近までのテープ張設部とで、テープ搬送路42を構成する。
媒体収納繰出装置31には媒体入出力口39が設けられ、この媒体入出力口39は、外部から搬送されてきた媒体が搬送ユニット12により挿入されるとともに、外部へ繰出す媒体を搬送ユニット12へ送り出す部分であり、この媒体入出力口39には第1のアイドルプーリ35と第2のアイドルプーリ40が設けられている。第2のアイドルプーリ40には、ドラム33とリール34の間でテープ32が掛け渡されている。また第2のアイドルプーリ40とリール34の間にはテンションローラ41が配設されている。
図3は第1の実施の形態の媒体収納繰出装置を示すブロック図である。図3において、制御部51は媒体収納繰出装置31の動作を制御するもので、制御部51には検出センサ52、モータ駆動回路53、54が接続されている。検出センサ52は図1に示す媒体入出力口39内に配置され、装置31内に挿入される媒体を検出するとともに、装置31から繰出される媒体を検出する。モータ駆動回路53はモータ36を駆動するもので、モータ36が回転することによりドラム33が回転する。またモータ駆動回路54はモータ37を駆動するもので、モータ37が回転することによりリール34が回転する。
次に第1の実施の形態の動作を説明する。媒体収納繰出装置31に媒体(紙幣)を収納する場合は、制御部51は、ドラム33を図1における時計回り方向に回転させるようにモータ36を駆動する。これによりドラム33は時計回り方向(巻き取り方向)に回転し、テープ32を巻き取る。このときリール34を回転させるモータ37を、リール34が時計回り方向(巻き戻し方向)に回転するように、またテープ32の巻き戻し速度がドラム33による巻き取り速度よりも若干遅くなるように、回転させる。
リール34は、ドラム33がテープ32を引っ張る引っ張り力により、巻き取り速度で回転しようとするが、モータ37がテープ32の巻き取り速度よりも遅い速度で回転するので、テープ32に張力が発生する。張力が一定以上になると、トルクリミッタ38にトルクが掛かり、リール34はテープ32の巻き取り速度で回転するようになる。
外部の搬送ユニット12で搬送されてくる媒体Pは、図4に示すように、第2のアイドルプーリ40の上部から媒体入出力口39に搬入される。媒体Pは検出センサ52を過ぎり、さらに第1のアイドルプーリ35に巻かれているテープ32の下側、即ち、テープ搬送路42に入り込む。テープ搬送路42を構成する、第1のアイドルプーリ35に巻きついている部分のテープ32と、第2のアイドルプーリ40に巻きついている部分のテープ32は同じ速度で同方向に移動しているので、搬送ユニット12から離れた媒体Pはテープ32に挟まれた状態で、ドラム33方向へ搬送され、ドラム33に巻き取られる。なお図4は第1の実施の形態における媒体収納動作を示す動作説明図である。
制御部51は検出センサ52からの検出信号により、媒体Pの枚数を計数する。制御部51は送り込まれる全ての媒体Pを検出し、媒体Pの収納枚数を計数する。またテープ32に挟まれた状態でドラム33に巻き取られた媒体Pは、ドラム33の回転によりドラム33の周面から第1のアイドルプーリ35へ移動する。この状態を図5に示す。図5は媒体の巻き取り状態を示す図である。
制御部51は媒体Pを検出してから一定時間経過しても次の媒体Pを検出しない場合、媒体Pが終了したものとして最後の媒体Pを所定位置まで搬送した後、ドラム33の回転を停止する。また制御部51は、計数した媒体Pの枚数を図示しない記憶部に格納する。以上で収納動作を終了する。
次に媒体を繰出す動作を説明する。媒体を繰出す場合、制御部51はリール34を図1における反時計回り方向に回転させるようにモータ37を駆動する。これによりリール34は反時計回り方向(巻き取り方向)に回転し、テープ32を巻き取る。このときドラム33を回転させるモータ36を、ドラム33が反時計回り方向(巻き戻し方向)に回転するように、またテープ32の巻き戻し速度がリール34による巻き取り速度よりも若干遅くなるように、回転させる。
リール34は、モータ37による巻き取り速度で回転しようとするが、ドラム33が、モータ37の巻き取り速度よりも遅い速度で回転するので、テープ32に張力が発生する。張力が一定以上になると、トルクリミッタ38にトルクが掛かり、リール34はドラム33の巻き戻し速度で回転するようになる。
テープ32の巻き戻し移動により、ドラム33の周面およびドラム33と第1のアイドルプーリ35との間でテープ32に挟まれて収納されていた媒体Pは、テープ32に挟まれた状態で、ドラム33の周面から離れる。離れた後もさらに第1のアイドルプーリ35の位置までテープ搬送路42のテープ32に挟まれて搬送され、検出センサ52を通過して外部の搬送ユニット12に入り込む。制御部51は、テープ32を終端まで巻き戻し、全ての媒体Pを搬送ユニット12に送り出す。
また制御部51は検出センサ52からの検出信号により媒体Pの枚数を計数し、収納時に計数した計数値と比較する。収納枚数と繰出し枚数が一致しなかった場合、制御部51は媒体収納繰出装置31内における媒体ジャムの発生を通知する。
以上のように第1の実施の形態では、1本のテープ32を、ドラム33と第1のアイドルプーリ35の間で巻きつけ、さらに第2のアイドルプーリ40を介してドラム33とリール34の間に配設するようにしたので、シンプルな構造とすることが可能となる。また、ドラム33と第1のアイドルプーリ35の間で巻きつけた部分のテープ32と、ドラム33と第2のアイドルプーリ40の間に配設した部分のテープ32とでテープ搬送路42を形成したので、媒体の収納時には媒体を良好にドラム33まで搬送することができるとともに、媒体の繰出し時には、媒体が非常に薄い媒体である場合や媒体が静電気を帯びてドラム33に吸着しやすい場合であっても、媒体をドラム33の外周面から容易に且つ確実に引き剥がすことができ、媒体の安定した収納/繰出し動作を行うことができる。
上記第1の実施の形態において、ドラム33と第1のアイドルプーリ35との間の距離は、テープ搬送路42を長くする意味において、またテープ搬送路42を外部の搬送ユニット12に近づける意味でも、長くすることが望ましいが、あまりに長くすると、第1のアイドルプーリ35の周面における収納媒体の湾曲変形が極端になる。したがって両方を勘案して適度な距離とすべきであるが、しかしながら、媒体の極端な湾曲変形を緩和するには、第1のアイドルプーリ35の径を大きくすればよい。
次に第2の実施の形態を説明する。図6は第2の実施の形態の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。図6において、第2の実施の形態の媒体収納繰出装置61には、テープ32および媒体を巻き取るためのドラム62とテープ32を巻き取るためのリール34が設けられている。ドラム62とリール34とで1本のテープ32を巻き取るとともに巻き戻す構成となっている。ドラム62は、図7に示すように、六角柱の形状を有している。図7は第2の実施の形態のドラムを示す斜視図である。
テープ32の一端部がドラム62に巻きつけられている。ドラム62は両方向に回転可能なモータ36により回転される。リール34にはテープ32の他端部が巻きつけられており、リール34がモータ37により反時計回り方向に回転されることにより、テープ32がリール34に巻き取られる。モータ37は両方向に回転可能であり、モータ37の軸にはトルクリミッタ38が設けられている。
媒体収納繰出装置61には媒体入出力口63が設けられ、この媒体入出力口63は、外部から搬送されてきた媒体が搬送ユニット12により挿入されるとともに、外部へ繰出す媒体を搬送ユニット12へ送り出す部分であり、この媒体入出力口63にはアイドルプーリ64とプレッシャローラ65が設けられている。アイドルプーリ64には、ドラム62とプーリ34の間でテープ32が掛け渡されている。また媒体入出力口63には媒体を検出する検出センサ52が配設されている。なおアイドルプーリ64とリール34の間にはテンションローラ41が配設されている。
次に第2の実施の形態の動作を説明する。まず媒体収納繰出装置61に媒体(紙幣)を収納する場合は、ドラム62を図6における時計回り方向に回転させるようにモータ36を駆動する。これによりドラム62は時計回り方向(巻き取り方向)に回転し、テープ32を巻き取る。このときリール34を回転させるモータ37を、リール34が時計回り方向(巻き戻し方向)に回転するように、またテープ32の巻き戻し速度がドラム33による巻き取り速度よりも若干遅くなるように、回転させる。
外部の搬送ユニット12で搬送されてくる媒体Pは、アイドルプーリ64とプレッシャローラ65の間から媒体入出力口63に搬入される。媒体Pは搬送ユニット12の搬送力により、検出センサ52を通過し、さらにテープ32に乗せられて進み、ドラム62の外周面とテープ32の間に入り込む。これ以降、媒体Pはドラム62の回転により搬送され、テープ32とともにドラム62の外周面に巻き取られる。
第1の実施の形態と同様に、媒体Pが検出センサ52を通過した際の検出センサ52からの検出信号により、媒体Pの枚数が計数される。媒体Pを検出してから一定時間経過しても次の媒体Pを検出しない場合、媒体Pが終了したものとして最後の媒体Pを所定位置まで搬送した後、ドラム33の回転を停止する。以上で収納動作を終了する。
次に媒体の繰出し動作を説明する。媒体を繰出す場合、リール34を図6における反時計回り方向に回転させるようにモータ37を駆動する。これによりリール34は反時計回り方向(巻き取り方向)に回転し、テープ32を巻き取る。このときドラム62を回転させるモータ36を、ドラム62が反時計回り方向(巻き戻し方向)に回転するように、またテープ32の巻き戻し速度がリール34による巻き取り速度よりも若干遅くなるように、回転させる。
テープ32がリール34で巻き戻されることにより、ドラム62の周面とテープ32との間に挟まれて収納されていた媒体Pは、テープ32がドラム62の外周面に対する密着状態から離間した時点で、図8に示すように、六角柱であるドラム62の稜線部分62aにおいて、自身の腰の強さにより、ドラム62に対する密着状態から解放され、プレッシャローラ65方向(繰出し方向)に伸びる。媒体Pは先端部がアイドルプーリ64とプレッシャローラ65に挟まれるまでドラム62の回転により搬送される。テープ32は終端まで巻き戻され、全ての媒体Pを搬送ユニット12に送り出す。なお図8は第2の実施の形態における媒体繰出し動作を示す動作説明図である。
第1の実施の形態と同様に、繰出しの際も媒体Pは検出センサ52により検出され、媒体Pの繰出し枚数が計数される。計数された枚数は、収納時に計数した計数値と比較され、収納枚数と繰出し枚数が一致しなかった場合には、媒体収納繰出装置31内における媒体ジャムの発生が通知される。
以上のように第2の実施の形態に拠れば、1本のテープ32を、中間にアイドルプーリ64を介して、六角柱のドラム62とリール34の間に配設した構成としたので、シンプルな構造とすることが可能となる。また、六角柱のドラム62を巻き取り用のドラムとして使用し、ドラム62の稜線部分62aで媒体Pを剥離するようにしたことにより、スクレーパ等の剥離用の機構を具備しなくても、薄い媒体や静電気を帯びた媒体でも確実にドラム62から剥離することができ、安定した収納/繰出し動作を行うことができる。
上記第2の実施の形態では、ドラム62の形状として六角柱のものを使用した例を示したが、ドラム62の形状はこれに限られないことはいうまでもない。例えば、五角柱や八角柱のものでもよい。しかしながら稜線部分が多くなるほど、稜線部分の角度が大きくなるので、媒体が剥がれ難くなる可能性がある。逆に稜線部分が少ないと稜線部分が鋭角になるので、ドラムに巻き取られる媒体に折癖ができる可能性がある。
第1の実施の形態の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。 第1の実施の形態におけるテープの配設状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の媒体収納繰出装置を示すブロック図である。 第1の実施の形態における媒体収納動作を示す動作説明図である。 媒体の巻き取り状態を示す図である。 第2の実施の形態の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。 第2の実施の形態のドラムを示す斜視図である。 第2の実施の形態における媒体繰出し動作を示す動作説明図である。 従来のテープ2本使用の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。 従来のテープ1本使用の媒体収納繰出装置を示す概略構成図である。
符号の説明
31、61 媒体収納繰出装置
32 テープ
33、62 ドラム
34 リール
35 第1のアイドルプーリ
40 第2のアイドルプーリ
51 制御部
64 アイドルプーリ

Claims (3)

  1. ドラムとリールの間にテープを張設し、前記ドラムの周面にテープを巻き取ることにより媒体を収納し、前記リールの回転により前記ドラムの周面からテープが巻き戻されることにより媒体を外部へ繰出す媒体収納繰出装置において、
    前記ドラムと該ドラムに対して媒体繰出方向に回転自在に設けられた第1のアイドルプーリとの間にテープを巻き取る構成とし、
    前記リールは、前記ドラムに対して媒体繰出方向に回転自在に設けられた第2のアイドルプーリを介してテープを巻き取ることを特徴とする媒体収納繰出装置。
  2. 前記第1のアイドルプーリは、媒体の入出力口に設けられる請求項1記載の媒体収納繰出装置。
  3. ドラムとリールの間にテープを張設し、前記ドラムの周面にテープを巻き取ることにより媒体を収納し、前記リールの回転により前記ドラムの周面からテープが巻き戻されることにより媒体を外部へ繰出す媒体収納繰出装置において、
    前記ドラムと前記リールの間には1本のテープが張設され、
    前記ドラムを多角柱形状としたことを特徴とする媒体収納繰出装置。
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