JP2009145406A - サーバ及びその制御方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザに対し、周辺の身近なテーマを提供し得、このテーマに対し関連するより即応性の期待できる広告を掲載することのできるサーバ及びその制御方法を提供する。
【解決手段】第１情報抽出手段１０３は、ターゲティング基礎情報取得手段１０２における端末２０、かつ、記憶部１１０から、ユーザに関する情報を取得しつつ、ユーザの興味を多方面にわたって把握するため複数種類のターゲティング情報を抽出する。第２情報抽出手段１０４は、複数種類のターゲティング情報に対し互いに関連性のある情報を、派生ターゲティング情報として一種類以上抽出し、広告情報検索手段１０５によって広告情報が検索される。表示情報決定手段１０６を経た後、プログラム送信手段１０７はプログラムに従って表示部２０１の表示枠２０１１，２０１２それぞれに、ユーザに対するターゲティング情報、関連する広告情報を掲載するデータを送る。
【選択図】図１

Description

本発明は、広告を配信可能なサーバ及びその制御方法に関する。

インターネットの普及に伴い、Ｗｅｂページ上に外部のプロパティ（サーバ）から提供される広告、および広告に準ずる情報が表示される態様は一般的になっている。具体的には、例えば、ポータルサイトの運営者等は、Ｗｅｂページ上において、広告主のウェブサイトにリンクするようなバナー広告を表示させる。しかし、この従来のバナー広告による広告掲載方法では、一定期間同じ広告を掲載することになり、閲覧者が必ずしも興味がある広告を掲載するものとは限らない。

検索エンジンのＷｅｂサイトや検索機能を有した情報提供者のＷｅｂサイトは、検索キーワードに連動した広告を掲載することができる（検索連動型広告）。これは、検索キーワードのみに依存した広告掲載が表示されることになる。また、コンテンツ連動型広告として、個人Ｗｅｂサイト等、検索機能を有さないＷｅｂサイトに対しても、Ｗｅｂコンテンツの内容に連動した広告を提供可能な技術が開示されている（例えば、特許文献１参照）。
特開２００７−２８６８３３号公報

上記従来の技術では、閲覧者（情報利用者）、つまりユーザ側の興味に即した広告を提供しようとするあまり、ユーザの興味の方向性から逸脱しないようにターゲットを絞り込む広告を掲載する手法が発達してきた。しかし、ユーザにおいては、現況、すなわちＷｅｂサイトに接続する端末の場所や日時、さらには現在の衣食住を含めた周囲の生活環境等から、興味の方向性は多岐にわたって変化し得る。従来の技術はこのような配慮に欠けているといえる。

そこで、本願発明は、端末のユーザに対し、上記現況に関連しつつ、周辺の身近なテーマを提供し得、このテーマに対して、その背景にある上記現況を踏まえたより即応性の期待できる広告を掲載することのできるサーバ及びその制御方法を提供することを目的とする。

本発明者は、広告の掲載に関して少なくとも二段構えにすることを見出した。より具体的には、ユーザの現況に対して興味を投げかけるようなテーマとなる情報を提示した上で、このテーマに対して、その背景にある上記現況を踏まえたより即応性の期待できる広告を掲載し、広告効果を高める、次のようなサーバ及びその制御方法を提供する。

（１） 通信ネットワークを介してユーザ側の端末と接続される情報提供機能を有するサーバであって、
前記端末の表示部におけるサイトページ内において複数の表示枠を特定するための表示枠特定手段と、
前記端末からの情報受信を含めターゲティング基礎情報を取得するターゲティング基礎情報取得手段と、
前記ターゲティング基礎情報を利用しつつユーザに対する複数種類のターゲティング情報を抽出する第１情報抽出手段と、
前記第１情報抽出手段で抽出された前記複数種類のターゲティング情報に対し互いに関連性のある派生ターゲティング情報を一種類以上抽出する第２情報抽出手段と、
前記第２情報抽出手段で抽出された派生ターゲティング情報に応じて入手希望の条件に合致する広告情報を、広告主より提供された広告情報の中から検索する広告情報検索手段と、
前記第１情報抽出手段で抽出された前記複数種類のターゲティング情報及び前記広告情報検索手段で検索された広告情報それぞれの中から前記複数の表示枠それぞれに表示すべき所定のターゲティング情報と所定の広告情報とを決定する表示情報決定手段と、
前記所定のターゲティング情報と、前記所定の広告情報とを前記複数の表示枠それぞれに割り当てて表示させるためのデータを前記端末に送信するプログラム送信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ。

上記本発明に係るサーバによれば、所定のターゲティング情報は第１情報抽出手段で抽出され、プログラム送信手段によって、表示枠の一つに表示されるよう割り当てられる。上記第１情報抽出手段は、ターゲティング基礎情報取得手段を経たターゲティング基礎情報が利用される。よって、上記所定のターゲティング情報を含む複数種類のターゲティング情報は、ユーザの興味を広げるテーマを含んでいる。一方、所定の広告情報は、派生ターゲティング情報に基づいて検索されたものであり、プログラム送信手段によって、表示枠の別の一つに表示されるよう割り当てられる。上記派生ターゲティング情報は、第１情報抽出手段で抽出された複数種類のターゲティング情報と関連性を有するように第２情報抽出手段で抽出されるものである。これにより、表示枠の一つに表示される所定のターゲティング情報に対し、表示枠の別の一つに表示される所定の広告情報は、直接的ではないが関連性があり、しかも現況に即した興味ある広告表示を提供することが期待できる。

（２） 前記ターゲティング基礎情報取得手段は、ターゲティング基礎情報として、前記端末が通信しているエリア及び日時に応じた情報と、さらには前記端末によるユーザの登録情報、行動履歴の中から一種類以上選択された情報とを取得することを特徴とする（１）記載のサーバ。

上記本発明に係るサーバによれば、（１）と同様の作用・効果を奏する。また、ユーザが今現在端末で通信している最寄りのアクセスポイント（地域ＩＤの受信）から、端末の所在エリアを把握し、通信日時（現在時刻や季節）認識すると共に、端末によるユーザの登録情報、行動履歴であるサイト内閲覧履歴や検索キーワードの履歴等でも得られれば、より詳細なターゲティング基礎情報が取得可能である。

（３） 前記第１情報抽出手段は、前記ターゲティング情報として前記複数の表示枠の一つに表示可能と判断される情報が含まれる第１のターゲティング情報と、前記複数の表示枠のどれにも表示しないと判断される情報が含まれる第２のターゲティング情報を抽出し、少なくとも前記第２のターゲティング情報としては、前記端末におけるユーザの年齢、性別、職業、趣味、生活環境に関する諸情報のうちの少なくとも一つの事項に応じた情報が含まれることを特徴とする（１）または（２）に記載のサーバ。

上記本発明に係るサーバによれば、（１）と同様の作用・効果を奏する。第１のターゲティング情報としては、ターゲティング基礎情報を利用して外部情報、例えば、端末の所在エリアの天候や各種ニュース、各種占い情報、季節限定情報など、グローバルな視点からユーザの興味を引くと期待されるテーマを提示するための情報が抽出される。一方、第２のターゲティング情報としては、ターゲティング基礎情報からの直接的な情報を抽出しておき、第１のターゲティング情報と共に派生ターゲティング情報抽出のためのキーワード（またはトピック）の群として準備される。

（４） 前記第２情報抽出手段は、前記派生ターゲティング情報として、前記第１情報抽出手段で抽出された所定のターゲティング情報に対して予め割り当てられた固定情報を抽出することを特徴とする（１）から（３）のいずれかに記載のサーバ。

上記本発明に係るサーバによれば、（１）と同様の作用・効果を奏する。また、予め準備されているテーブル化した固定情報から派生ターゲティング情報が抽出されるようにしておく。このような派生ターゲティング情報と広告検索手段は連動するように構成される。

（５） 前記表示情報決定手段は、前記所定のターゲティング情報の表示数に対して、前記所定の広告情報の表示数が、同じになる態様、多くなる態様、少なくなる態様のいずれかを選択できることを特徴とする（１）から（４）のいずれかに記載のサーバ。

上記本発明に係るサーバによれば、（１）と同様の作用・効果を奏する。また、表示枠のレイアウトは表示枠特定手段で決められるが、表示枠に実際に表示されるターゲティング情報や広告情報に関しては、その表示数の比を変えることができればなおよい。つまり、第１情報抽出手段におけるターゲティング情報の抽出結果と、第２情報抽出手段における派生ターゲティング情報の抽出結果に応じて、所定のターゲティング情報の表示数と所定の広告情報の表示数の内訳を臨機応変することができ、ユーザに対し情報提示のバリエーションも増える。

（６） 前記プログラム送信手段は、前記複数の表示枠それぞれに割り当てて表示させるためのデータとして、前記複数の表示枠の少なくとも一つに対する情報の表示に関し、所定時間毎に切り替えられる態様に制御されるデータを含んでいることを特徴とする（５）に記載のサーバ。

上記本発明のサーバによれば、（１）と同様の作用・効果を奏する。また、一つの表示枠に対して複数の情報の提示ができる。これにより、限定された表示枠に対し多くの情報を提示することができ、ユーザに対する情報提示のバリエーションも増える。

（７） 少なくとも前記ターゲティング基礎情報、前記ターゲティング情報、前記派生ターゲティング情報、及び前記広告情報に関し、それぞれ蓄積または更新が行える記憶手段を具備していることを特徴とする（１）から（６）のいずれかに記載のサーバ。

上記本発明のサーバによれば、（１）と同様の作用・効果を奏する。また、記憶手段のうち、特に、派生ターゲティング情報の蓄積または更新がなされることにより、ユーザの志向をより広げる情報が提供できる。また、広告情報のいっそうの充実（蓄積または更新）も重要である。

（８） 通信ネットワークを介してユーザ側の端末と接続された情報提供機能を有するサーバが前記端末にターゲティング情報を表示させるサーバの制御方法において、
前記端末の表示部におけるサイトページ内において複数の表示枠を特定するための処理を行う表示枠特定ステップと、
前記端末からの情報受信を含めターゲティング基礎情報を取得するターゲティング基礎情報取得ステップと、
前記ターゲティング基礎情報からユーザに対する複数種類のターゲティング情報を抽出する第１情報抽出ステップと、
前記第１情報抽出ステップで抽出された前記複数種類のターゲティング情報に対し互いに関連性のある派生ターゲティング情報を一種類以上抽出する第２情報抽出ステップと、
前記第２情報抽出ステップで抽出された派生ターゲティング情報に応じて入手希望の条件に合致する広告情報を、広告主より提供された広告情報の中から検索する広告情報検索ステップと、
前記第１情報抽出ステップで抽出された前記複数種類のターゲティング情報及び前記広告情報検索ステップで検索された広告情報それぞれの中から前記複数の表示枠それぞれに表示すべき所定のターゲティング情報と所定の広告情報とを決定する表示情報決定ステップと、
前記所定のターゲティング情報と、前記所定の広告情報とを前記複数の表示枠それぞれに割り当てて表示させるためのデータを前記端末に送信するプログラム送信ステップと、
を備えることを特徴とするサーバの制御方法。

上記本発明に係るサーバの制御方法によれば、所定のターゲティング情報は、第１情報抽出手段で抽出され、プログラム送信ステップによって、表示枠の一つに表示されるよう割り当てられる。上記第１情報抽出ステップは、ターゲティング基礎情報取得ステップを経たターゲティング基礎情報が利用される。よって、上記所定のターゲティング情報を含む複数種類のターゲティング情報は、ユーザの興味を広げるテーマを含んでいる。一方、所定の広告情報は、派生ターゲティング情報に基づいて検索されたものであり、プログラム送信ステップによって、表示枠の別の一つに表示されるよう割り当てられる。上記派生ターゲティング情報は、第１情報抽出ステップで抽出された複数種類のターゲティング情報と関連性を有するように第２情報抽出ステップで抽出されるものである。これにより、表示枠の一つに表示される所定のターゲティング情報に対し、表示枠の別の一つに表示される所定の広告情報は、直接的ではないが関連性があり、しかも現況に即した興味ある広告表示を提供することが期待できる。

（９） 少なくとも前記ターゲティング基礎情報、前記ターゲティング情報、前記派生ターゲティング情報、及び前記広告情報に関し、それぞれ蓄積または更新が行える記憶ステップを具備していることを特徴とする（８）記載のサーバの制御方法。

上記本発明に係るサーバの制御方法によれば、（８）と同様の作用・効果を奏する。また、記憶ステップのうち、特に、派生ターゲティング情報の蓄積または更新がなされることにより、ユーザの志向をより広げる情報が提供できる。また、広告情報のいっそうの充実（蓄積または更新）においても効果を発揮する。

本発明によれば、Ｗｅｂサイトに接続する端末（ユーザ）の場所や日時、さらには現在の衣食住を含めた周囲の生活環境等の現況から、変化し得る興味を含む少なくとも一つのテーマとなる情報を提示する。このテーマに関連するように、その背景にある上記現況を踏まえたより即応性の期待できる広告を掲載するので、いっそう広告効果を高めるサーバ及びその制御方法を提供することができる。

図１は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバのブロック構成図である。また、図２は、上記サーバとユーザ（端末）を結ぶネットワーク・システムの全体構成を示す図であり、図３は、端末、上記サーバ及び別のサーバのハードウェア構成を示す図である。

図１に示すように、サーバ１０は、ユーザ側の端末２０と通信ネットワーク（図２の３０参照）を介して接続され、情報提供機能を有する。サーバ１０は、表示枠特定手段１０１、ターゲティング基礎情報取得手段１０２、第１情報抽出手段１０３、第２情報抽出手段１０４、広告情報検索手段１０５、表示情報決定手段１０６、プログラム送信手段１０７、外部情報取得手段１０８、および記憶部１１０を備える。記憶部１１０には、少なくとも表示枠パターンのレイアウトデータの格納領域１１１、ユーザＤＢ（データベース）１１２、情報記憶領域１１３、広告ＤＢ１１４、およびＷｅｂページ構成プログラムの格納領域１１５が含まれる。

図２に示すように、図１のサーバ１０は、通信ネットワーク３０を介して接続される外部プロパティ４０と同じように接続される、情報提供機能を有する装置である。また、図１の端末２０は、通信ネットワーク３０を介して接続される、情報利用者である多くのユーザが各々所有する端末２０のうちの一つである。端末２０は、一般にクライアントと呼称されることがある。ここで端末２０は、コンピュータとして実現する例で説明するが、これに限らず、携帯電話、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄａｔａ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）等の情報端末の表示装置や、Ｗｅｂテレビのようなネットワーク接続可能な情報表示装置で実現してもよい。

図３に示すように、図２における、サーバ１０、端末２０及び外部プロパティ４０は、制御部１０１０、２０１０、４０１０、入力部１０２０、２０２０、４０２０、表示部１０３０、２０３０、４０３０、記憶部１０４０、２０４０、４０４０及び通信インターフェイス部１０５０、２０５０、４０５０がそれぞれバス１０６０、２０６０、４０６０を介して接続されて構成される。

制御部１０１０、２０１０、４０１０は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）により構成してよく、それぞれサーバ１０、端末２０、外部プロパティ４０を制御し、例えば、記憶部１０４０、２０４０、４０４０に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、これらのハードウェアと協働して後述する各種手段を実現している。

入力部１０２０、２０２０、４０２０は、キーボード、マウス等により実現することができる。表示部１０３０、２０３０、４０３０は、液晶ディスプレイ、ブラウン管ＣＲＴ等により実現することができる。また、通信インターフェイス部１０５０、２０５０、４０５０は、ＬＡＮアダプタ、モデムアダプタ等により実現することができる。

サーバ１０の記憶部１０４０、端末２０の記憶部２０４０及び外部プロパティ４０の記憶部４０４０は、サーバ１０、端末２０及び外部プロパティ４０がそれぞれサーバ、端末及び外部プロパティとして機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラム等を格納する。これらの記憶部１０４０、２０４０、４０４０は、内部又は外部の記憶媒体に格納されてもよく、記憶媒体として、ハードディスク、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、メモリーカード等全ての記憶装置及び記憶媒体を使用することができる。

図１に示す、本発明に係るサーバ１０の説明に戻る。
表示枠特定手段１０１は、端末２０の表示部２０１におけるサイトページ内において複数の表示枠２０１１、２０１２を特定するものである。表示枠特定手段１０１は、例えば、格納領域１１１における表示枠パターンのレイアウトデータを端末２０の制御部に、データ受信手段２０４を介して送信し、表示枠２０１１、２０１２を特定する。

表示枠の一つ（表示枠２０１１）には、端末２０のユーザに対するターゲティング情報が表示され、表示枠の他の一つ（表示枠２０１２）には、端末２０のユーザに対する広告情報が表示される。表示枠は、２０１１、２０１２に限らず、さらに複数準備されるようにしてもよい。

ターゲティング基礎情報取得手段１０２は、ユーザの興味に即した情報を得るためのターゲティング基礎情報を取得する。ターゲティング基礎情報取得手段１０２は、端末２０からデータ送信手段２０３を介して情報受信する機能を有し、かつ、記憶部１１０から端末２０、すなわちユーザに関する情報を取得することもできる。ターゲティング基礎情報取得手段１０２は、ターゲティング基礎情報を、例えば、情報記憶領域１１３の第１の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に格納させる。

第１情報抽出手段１０３は、上記ターゲティング基礎情報を利用しつつ、ユーザに対する複数種類のターゲティング情報を抽出するものである。ユーザの興味を多方面にわたって把握するために、複数種類のターゲティング情報が抽出される。第１情報抽出手段１０３は、得られた複数種類のターゲティング情報を、例えば、情報記憶領域１１３の第２の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に格納させる。

第２情報抽出手段１０４は、上記複数種類のターゲティング情報に対し互いに関連性のある情報を、派生ターゲティング情報として一種類以上抽出するものである。第２情報抽出手段１０４は、得られた派生ターゲティング情報を、例えば、情報記憶領域１１３の第３の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に格納させる。

広告情報検索手段１０５は、上記派生ターゲティング情報に応じて入手希望の条件に合致する広告情報を、広告主より提供された広告情報の中から検索するものである。広告情報は、記憶部１１０から情報を取得することもできるし、外部情報取得手段１０８を用いて、別の外部プロパティから情報を取得することもできる。広告情報検索手段１０５は、検索した広告情報を、例えば、情報記憶領域１１３の第４の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に格納させる。

表示情報決定手段１０６は、第１情報抽出手段１０３で抽出された複数種類のターゲティング情報及び広告情報検索手段１０５で検索された広告情報それぞれの中から、複数の表示枠２０１１，２０１２それぞれに表示すべき所定のターゲティング情報と所定の広告情報とを決定する。所定のターゲティング情報と所定の広告情報に応じた情報は、それぞれ、例えば、情報記憶領域１１３の第５、第６の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に格納させる。

プログラム送信手段１０７は、上記所定のターゲティング情報と、所定の広告情報とを、複数の表示枠２０１１，２０１２それぞれに割り当てて表示させるためのデータと共に、スプリクト（例えば、格納領域１１５のＷｅｂページ構成プログラムによるプログラム）を、端末２０側に送信するものである。端末２０は上記スプリクト及びデータを、データ受信手段２０４を介して取得し、プログラムに従って表示部２０１の表示枠２０１１，２０１２それぞれに、ユーザに対するターゲティング情報、関連する広告情報を掲載する。

図４は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの制御方法を示す流れ図である。図１の各手段１０１から１０７に対応して、表示枠特定処理４０１、ターゲティング基礎情報取得処理４０２、第１情報抽出処理４０３、第２情報抽出処理４０４、広告検索処理４０５、表示情報決定処理４０６、およびプログラム送信処理４０７の順に処理がなされる。

また、図５は、図４中のターゲティング基礎情報取得処理の流れ図である。図６は、図４中の第１情報抽出処理の流れ図である。図７は、図４中の第２情報抽出処理の流れ図である。図８は、図４中の表示情報決定処理の流れ図である。これらの図と、図１を参照しながら、図４の各処理について説明する。

表示枠特定処理４０１において、端末２０の表示部２０１におけるサイトページ内において複数の表示枠２０１１、２０１２が特定される。例えば、格納領域１１１における表示枠パターンのレイアウトデータを、端末２０の制御部にデータ受信手段２０４を介して送信し、表示枠２０１１、２０１２を特定する。表示枠特定処理４０１終了後、処理をターゲティング基礎情報取得処理４０２に移す。

ターゲティング基礎情報取得処理４０２においては、図５を参照すると、端末２０からデータ送信手段２０３を介して地域ＩＤの情報を受信する。より具体的には、端末２０の今現在のインターネット通信を行っている最寄りのアクセスポイントにおけるＩＰアドレスがサーバ１０におけるユーザＤＢ１１２に登録されていることを条件として、端末の所在エリアを把握、通信日時（現在時刻や季節）を認識する（Ｓ５１）。かつ、ユーザＤＢ１１２に登録されているユーザの年齢、性別、職業、趣味等の登録情報を取得する（Ｓ５２）。また、端末２０によるサイト内閲覧履歴、検索キーワードの履歴といった行動履歴を取得する（Ｓ５３）。これらの処理Ｓ５１〜５３のうち、少なくとも処理Ｓ５１と、さらに処理Ｓ５２、Ｓ５３いずれかの情報は必要である。

例えば、ターゲティング基礎情報取得処理４０２において、処理Ｓ５１で現在の日時と地域ＩＤとして“横浜エリア”の情報を得る。一方、処理Ｓ５２において、“２０代”、“女性”等の情報を得る。処理Ｓ５３においては、“ファッション関係”、“旅行関係”、“求人関係”、“不動産関係”、“英会話教室”、“スポーツジム”等、各種情報を閲覧した履歴情報が得られる。各種情報は上記カテゴリー的な情報ではなく、より具体的な情報であってよい。このようなターゲティング基礎情報は、例えば、情報記憶領域１１３の第１の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に所定順に格納される。ターゲティング基礎情報取得処理４０２終了後、処理を第１情報抽出処理４０３に移す。

第１情報抽出処理４０３において、図６を参照すると、前記ターゲティング基礎情報として処理Ｓ５１で得られた地域ＩＤと、上記気象予報、交通情報等の外部情報から、第１のターゲティング情報が抽出される（Ｓ６１）。この外部情報は、気象予報、交通情報に限らず、各種占い情報、地域に即したニュース等様々である。外部情報といっても、既にサーバ１０の記憶部１１０内に取得され準備されたものである。このような情報は一定時間毎に更新されるものも含まれる。

第１情報抽出処理４０３は、さらに、ターゲティング基礎情報として処理Ｓ５２やＳ５３で得られた情報から、第２のターゲティング情報を抽出する（Ｓ６２）。この第２のターゲティング情報は、ターゲティング基礎情報取得処理４０２の処理Ｓ５２やＳ５３で得られた情報をそのまま用いることも考えられる。しかし、Ｓ５３の行動履歴が多岐にわたる場合、閲覧回数が少ないカテゴリーを抽出から外したり、閲覧回数が多くても規定により抽出から外したりすることもある。また、検索キーワードについても同様である。

上記第１のターゲティング情報は、ターゲティング情報として実際に端末２０の表示部２０１において、複数の表示枠の一つに表示可能と判断される情報が含まれる。第２のターゲティング情報は、ターゲティング情報として上記表示枠のどれにも表示しないと判断される情報が含まれる。この第２のターゲティング情報としては、ユーザの年齢、性別、職業、趣味、生活環境に関する諸情報のうちの少なくとも一つの事項に応じた情報が含まれる。第１のターゲティング情報としては、上述のようにグローバルな視点からユーザの興味を引くと期待されるテーマを提示するための情報が抽出される。一方、第２のターゲティング情報としては、ターゲティング基礎情報からの直接的な情報を抽出しておき、第１のターゲティング情報と共に後述の派生ターゲティング情報抽出のためのキーワードの群として準備される。

例えば、第１情報抽出処理４０３において、処理Ｓ６１でユーザ（端末）の所在地に関係する横浜エリアの気象予報“雨”の情報、そして、利用交通機関の“遅れ”の情報が抽出される。また、処理Ｓ６２では、“２０代”、“女性”、“ファッション関係”、“旅行関係”、“求人関係”の情報が抽出される。この例では抽出される情報は数個であるが、さらに数十と多い方がよい。このような第１、第２のターゲティング情報に応じた情報は、例えば、情報記憶領域１１３の第２の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に順に格納される。第１情報抽出処理４０３終了後、処理を第２情報抽出処理４０４に移す。

第２情報抽出処理４０４において、図７を参照すると、前記第１情報抽出処理４０３で抽出された第１、第２のターゲティング情報について、複数の情報を組み合わせて、任意のターゲティング情報群を特定する（Ｓ７１）。情報の組み合わせ方は、一定の法則を設けてよい。所定数だけ決めてランダムに組み合わせることも考えられる。次に、これらターゲティング情報群について、派生ターゲティング情報テーブルを介して共通するキーワードまたはトピックを抽出する（Ｓ７２）。派生ターゲティング情報テーブルは、本発明に係る、所定のターゲティング情報に対して予め割り当てられた固定情報の一例である。この処理Ｓ７２では、ターゲティング情報に関連して派生する派生ターゲティング情報の抽出がなされる。派生ターゲティング情報テーブルは、広告ＤＢと連動すべく、テーブルに格納されているキーワードまたはトピックに対して所定の広告データが割り当てられるようになっている。

例えば、第２情報抽出処理４０４において、処理Ｓ７１で、気象予報の“雨”の情報と、“２０代”、“女性”、“ファッション関係”というターゲティング情報群Ａが特定される。また、利用交通機関の“遅れ”の情報、と“２０代”、“女性”、“旅行関係”というターゲティング情報群Ｂが特定される。

図９は、派生ターゲティング情報テーブルの一部のイメージ図である。
上記ターゲティング情報群Ａ，Ｂを用いて、派生ターゲティング情報を抽出する。例えば、ターゲティング情報群Ａにおいて共通するキーワードまたはトピックは、“婦人用傘”、“婦人用レインコート”となった。これは、例えば、上記派生ターゲティング情報テーブルにおける、ターゲティング情報群Ａの“雨”、“２０代”、“女性”という３つのターゲティング情報に関し割り当てられている派生ターゲティング情報テーブルＴ１００の、一番目に指示すアドレスＡｄ０１が婦人用傘（Ａ）であり、２番目に指示すアドレスＡｄ０７が婦人用レインコート（Ａ）であるということである。因みに“２０代”という情報の代わりに“５０代”という情報であった場合、派生ターゲティング情報テーブルの、一番目に指示すアドレスＡｄ０３が婦人用傘（Ｃ）であり、２番目に指示すアドレスＡｄ０９が婦人用レインコート（Ｃ）であってもよい。つまり、“婦人用傘”が抽出されるにしても、取得した年齢の情報に相応するように“婦人用傘”の広告情報が選択されるように構成されている。

また、例えば、ターゲティング情報群Ｂにおいて共通するキーワードまたはトピックは、“激安日帰り温泉ツアー”、“格安海外旅行”となった。これは、例えば、上記派生ターゲティング情報テーブルにおける、ターゲティング情報群Ｂの“遅れ”という交通関係の情報、“２０代”、“旅行関係”という３つのターゲティング情報に関し割り当てられている派生ターゲティング情報テーブルＴ７０１の、一番目に指示すアドレスＡｄ０１が激安日帰り温泉ツアー（Ａ）であり、２番目に指示すアドレスＡｄ０７が格安海外旅行（Ａ）であるということである。因みに“２０代”という情報の代わりに“５０代”という情報であった場合、上記同様、取得した年齢の情報に相応するような広告情報が選択されるように構成されている。

このような派生ターゲティング情報に応じた情報（アドレス情報）は、例えば、情報記憶領域１１３の第３の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に順に格納される。第２情報抽出処理４０４終了後、処理を広告検索処理４０５に移す。

広告検索処理４０５においては、上記派生ターゲティング情報に応じて入手希望の条件に合致する広告情報を、例えば記憶部１１０の広告ＤＢ１１４の中から検索する。広告情報は、その他、外部情報取得手段１０８を用いて、別の外部プロパティから情報を取得することも考えられる。

上記派生ターゲティング情報テーブルによって選択されたキーワードまたはトピックに基づいて、広告情報が検索される。例えば、婦人用傘（または婦人用レインコート）の広告情報、激安日帰り温泉ツアー（または格安海外旅行）を紹介する広告情報が検索結果として抽出され、例えば、情報記憶領域１１３の第４の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に順に格納される。広告検索処理４０５終了後、処理を表示情報決定処理４０６に移す。

表示情報決定処理４０６は、第１情報抽出処理４０３の処理Ｓ６１にて抽出された第１のターゲティング情報の中から、実際の端末２０の表示枠２０１１に表示するターゲティング情報を決定する（処理Ｓ８１）。次に、広告検索処理４０５における検索結果の中から、実際の端末２０の表示枠２０１２に表示するターゲティング情報を決定する（処理Ｓ８２）。

例えば、表示情報決定処理４０６は、処理Ｓ８１において、情報記憶領域１１３の第１の所定のアドレス位置より、所定アドレスに格納された、ユーザ（端末）の所在地に関係する横浜エリアの気象予報“雨”の情報に基づき、今日の横浜エリアの天気が雨である情報を、表示部２０１におけるサイトページ内の表示枠２０１１に表示することを決定する。また、上記に伴い、派生ターゲティング情報テーブルにより選択され、広告検索処理４０５にて検索された婦人用傘の広告情報を、表示部２０１におけるサイトページ内の表示枠２０１２に表示することを決定する。これにより、上記各決定情報に応じた情報は、それぞれ、情報記憶領域１１３の第５、第６の所定のアドレス位置より与えられた所定領域に格納される。

また、表示情報決定処理４０６は、複数の情報のペア（ターゲティング情報と広告情報のペア）を準備することができる。これは、プログラム送信手段１０７で用いられるスプリクト（例えば、格納領域１１５のＷｅｂページ構成プログラムによるプログラム）が、表示部２０１の表示枠２０１１，２０１２それぞれに、ユーザに対するターゲティング情報や、関連する広告情報を複数掲載されるように構成されている場合には、より効果的である。

例えば、表示情報決定処理４０６は、上記の他、処理Ｓ８１において、情報記憶領域１１３の第１の所定のアドレス位置より、別の所定アドレスに格納された、ユーザ（端末）の所在地に関係する利用交通機関の“遅れ”の情報に基づき、利用交通機関に遅れが出ている情報を、表示部２０１におけるサイトページ内の表示枠２０１１に表示することを決定する。また、上記に伴い、派生ターゲティング情報テーブルにより選択され、広告検索処理４０５にて検索された激安日帰り温泉ツアーの広告情報を、表示部２０１におけるサイトページ内の表示枠２０１２に表示することを決定する。これにより、上記各決定情報に応じた情報は、それぞれ、情報記憶領域１１３の第５、第６の所定のアドレス位置より与えられた別の所定領域に格納される。

上記のような表示情報決定処理４０６は、例えば、所定数個の情報のペア（ターゲティング情報と広告情報のペア）を決定し準備しておくことが考えられる。少なくとも１ペア（ターゲティング情報と広告情報のペア）の表示情報決定処理４０６終了後、処理をプログラム送信処理４０７に移す。

プログラム送信処理４０７は、はじめに決定した上記所定のターゲティング情報（横浜エリアの天気が雨の報知）と、所定の広告情報（婦人用傘の広告）とを複数の表示枠２０１１，２０１２それぞれに割り当てて表示させるためのデータと共に、スプリクト（例えば、格納領域１１５のＷｅｂページ構成プログラムによるプログラム）を、端末２０側に送信する。この実施例ではスクリプトを送信しているが、所定のＷｅｂページを構成するためのプログラムであればいかなるものであってもよい。具体的には、サーバ１０は、表示情報決定処理４０６により格納されたアドレス情報に基づいて得られるＵＲＬの情報を参照して上述の処理を行う。

図１０は、本発明に係るサーバによって制御される端末の表示画面の一例を示す図である。端末２０の表示部２０１において、表示枠２０１１には、横浜エリアの天気が雨の報知が表示され、表示枠２０１２には、表示枠２０１１の情報から派生して選択された、婦人用傘の広告が表示されている。この例では、表示部２０１はさらに、一定時間が経過すると、表示情報が入れ替わる。つまり、端末２０の表示部２０１において、表示枠２０１１には利用交通機関の遅れの報知が表示され、表示枠２０１２には、表示枠２０１１の情報から派生して選択された激安日帰り温泉ツアーの広告が表示されている。このような表示の入れ替わりは、上述したようにプログラム送信手段１０７によって制御される。

また、図１０のような表示を、同時に行うことも考えられる。その場合、表示枠特定手段１０１において、端末２０の表示部２０１におけるサイトページ内において表示枠が４つ特定され、各表示枠の少なくとも一つに、グローバルな視点からユーザに投げかける身近なテーマとなる情報（ターゲティング情報）を提示し、残りの表示枠に、ユーザの情報等背景を踏まえてターゲティング情報に関連するとイメージされ得る広告情報が表示される。

上記のように、端末２０の表示部２０１におけるサイトページ内において、表示枠が２つより多く確保された場合、所定のターゲティング情報の表示数に対して、所定の広告情報の表示数が、同じになる態様、多くなる態様、少なくなる態様のいずれかを選択できるようにしてもよい。表示枠に実際に表示されるターゲティング情報や広告情報に関しては、その表示数の比を変えることができれば、第１情報抽出手段１０３におけるターゲティング情報の抽出結果と、第２情報抽出手段１０４における派生ターゲティング情報の抽出結果に応じて、所定のターゲティング情報の表示数と所定の広告情報の表示数の内訳を臨機応変することができ、ユーザに対し情報提示のバリエーションも増える。

以上説明したように、本発明に係る構成によれば、Ｗｅｂサイトに接続する端末（ユーザ）の場所や日時、さらには現在の衣食住を含めた周囲の生活環境等の現況から、変化し得る興味を含む少なくとも一つのテーマとなる情報を提示する。そして、このテーマに関連するように、その背景にある上記現況を踏まえたより即応性の期待できる広告を掲載するので、いっそう広告効果を高めるサーバ及びその制御方法を提供することができる。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。

本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバのブロック構成図である。 本発明に係るサーバとユーザ（端末）を結ぶネットワーク・システムの全体構成を示す図。 端末、本発明に係るサーバ及び別のサーバのハードウェア構成を示す図である。 本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバの制御方法を示す流れ図である。 図４中のターゲティング基礎情報取得処理の流れ図である。 図４中の第１情報抽出処理の流れ図である。 図４中の第２情報抽出処理の流れ図である。 図４中の表示情報決定処理の流れ図である。 派生ターゲティング情報テーブルの一部のイメージ図である。 本発明に係るサーバによって制御される端末の表示画面の一例を示す図である。

符号の説明

１０ サーバ
１０１ 表示枠特定手段
１０２ ターゲティング基礎情報取得手段
１０３ 第１情報抽出手段
１０４ 第２情報抽出手段
１０５ 広告情報検索手段
１０６ 表示情報決定手段
１０７ プログラム送信手段
１０８ 外部情報取得手段
１１０ 記憶部
２０ 端末
２０１ 表示部
２０１１，２０１２ 表示枠
３０ 通信ネットワーク
４０ 別のサーバ、外部プロパティ

Claims (9)

1. 通信ネットワークを介してユーザ側の端末と接続される情報提供機能を有するサーバであって、
   前記端末の表示部におけるサイトページ内において複数の表示枠を特定するための表示枠特定手段と、
   前記端末からの情報受信を含めターゲティング基礎情報を取得するターゲティング基礎情報取得手段と、
   前記ターゲティング基礎情報を利用しつつユーザに対する複数種類のターゲティング情報を抽出する第１情報抽出手段と、
   前記第１情報抽出手段で抽出された前記複数種類のターゲティング情報に対し互いに関連性のある派生ターゲティング情報を一種類以上抽出する第２情報抽出手段と、
   前記第２情報抽出手段で抽出された派生ターゲティング情報に応じて入手希望の条件に合致する広告情報を、広告主より提供された広告情報の中から検索する広告情報検索手段と、
   前記第１情報抽出手段で抽出された前記複数種類のターゲティング情報及び前記広告情報検索手段で検索された広告情報それぞれの中から前記複数の表示枠それぞれに表示すべき所定のターゲティング情報と所定の広告情報とを決定する表示情報決定手段と、
   前記所定のターゲティング情報と、前記所定の広告情報とを前記複数の表示枠それぞれに割り当てて表示させるためのデータを前記端末に送信するプログラム送信手段と、
   を備えることを特徴とするサーバ。
2. 前記ターゲティング基礎情報取得手段は、ターゲティング基礎情報として、前記端末が通信しているエリア及び日時に応じた情報と、さらには前記端末によるユーザの登録情報、行動履歴、の中から一種類以上選択された情報とを取得することを特徴とする請求項１記載のサーバ。
3. 前記第１情報抽出手段は、前記ターゲティング情報として前記複数の表示枠の一つに表示可能と判断される情報が含まれる第１のターゲティング情報と、前記複数の表示枠のどれにも表示しないと判断される情報が含まれる第２のターゲティング情報を抽出し、少なくとも前記第２のターゲティング情報としては、前記端末におけるユーザの年齢、性別、趣味、職業、生活環境に関する諸情報のうちの少なくとも一つの事項に応じた情報が含まれることを特徴とする請求項１または２に記載のサーバ。
4. 前記第２情報抽出手段は、前記派生ターゲティング情報として、前記第１情報抽出手段で抽出された所定のターゲティング情報に対して予め割り当てられた固定情報を抽出することを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載のサーバ。
5. 前記表示情報決定手段は、前記所定のターゲティング情報の表示数に対して、前記所定の広告情報の表示数が、同じになる態様、多くなる態様、少なくなる態様のいずれかを選択できることを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載のサーバ。
6. 前記プログラム送信手段は、前記複数の表示枠それぞれに割り当てて表示させるためのデータとして、前記複数の表示枠の少なくとも一つに対する情報の表示に関し、所定時間毎に切り替えられる態様に制御されるデータを含んでいることを特徴とする請求項５に記載のサーバ。
7. 少なくとも前記ターゲティング基礎情報、前記ターゲティング情報、前記派生ターゲティング情報、及び前記広告情報に関し、それぞれ蓄積または更新が行える記憶手段を具備していることを特徴とする請求項１から６のいずれかに記載のサーバ。
8. 通信ネットワークを介してユーザ側の端末と接続された情報提供機能を有するサーバが前記端末にターゲティング情報を表示させるサーバの制御方法において、
   前記端末の表示部におけるサイトページ内において複数の表示枠を特定するための処理を行う表示枠特定ステップと、
   前記端末からの情報受信を含めターゲティング基礎情報を取得するターゲティング基礎情報取得ステップと、
   前記ターゲティング基礎情報からユーザに対する複数種類のターゲティング情報を抽出する第１情報抽出ステップと、
   前記第１情報抽出ステップで抽出された前記複数種類のターゲティング情報に対し互いに関連性のある派生ターゲティング情報を一種類以上抽出する第２情報抽出ステップと、
   前記第２情報抽出ステップで抽出された派生ターゲティング情報に応じて入手希望の条件に合致する広告情報を、広告主より提供された広告情報の中から検索する広告情報検索ステップと、
   前記第１情報抽出ステップで抽出された前記複数種類のターゲティング情報及び前記広告情報検索ステップで検索された広告情報それぞれの中から前記複数の表示枠それぞれに表示すべき所定のターゲティング情報と所定の広告情報とを決定する表示情報決定ステップと、
   前記所定のターゲティング情報と、前記所定の広告情報とを前記複数の表示枠それぞれに割り当てて表示させるためのデータを前記端末に送信するプログラム送信ステップと、
   を備えることを特徴とするサーバの制御方法。
9. 少なくとも前記ターゲティング基礎情報、前記ターゲティング情報、前記派生ターゲティング情報、及び前記広告情報に関し、それぞれ蓄積または更新が行える記憶ステップを具備していることを特徴とする請求項８記載のサーバの制御方法。

Images