JP2009145228A - 薄膜磁気抵抗素子及び薄膜磁気センサ - Google Patents

薄膜磁気抵抗素子及び薄膜磁気センサ Download PDF

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Abstract

【課題】面内におけるいかなる方向の外部磁場に対しても応答を示し、かつ外部磁場の方向を検出可能で、スイッチ素子として利用可能な薄膜磁気抵抗素子を提供すること、及びこれを用いた実用的な薄膜磁気センサを提供すること。
【解決手段】薄膜磁気抵抗素子については、絶縁基板1上に形成された内側軟磁性膜2、外側軟磁性膜3、薄膜磁気抵抗素子4及び必要な配線5を有し、内側軟磁性膜2の外縁部と外側軟磁性膜3の内縁部との間の間隙6内に磁気抵抗効果膜4が形成され、外側軟磁性膜3は、互いに直交する方向に形成された切欠部7a,7b,7c,7dにより、4個の扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dに分割されているという構成にする。薄膜磁気センサについては、この薄膜磁気抵抗素子を可変抵抗部とするブリッジ回路を組むという構成にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄膜磁気抵抗素子及び薄膜磁気センサに係り、特に、面内におけるいかなる方向の外部磁場に対しても応答を示し、かつ外部磁場の方向を検出可能で、スイッチ素子として利用可能な薄膜磁気抵抗素子とこれを用いた薄膜磁気センサとに関する。
従来より、スイッチ動作を行う磁気センサとしては、ホールIC及びMR素子が広く用いられている。ホールICは、ホール素子とホール素子の出力を整形する回路とを一体にパッケージングしたものであり、位置検出などに適用される。一方、MR素子は、同一平面内に所要の間隙を介して第1及び第2の軟磁性膜の端面を対向に配置し、これら第1及び第2の軟磁性膜の端面間の間隙内にナノグラニュラー合金薄膜などの磁気抵抗効果膜を形成したものであり、磁気ヘッドやサーボモータ又はロータリエンコーダ等における磁気センサなどに適用される。
上述のように、ホールICは、ホール素子とホール素子の出力を整形する回路とからなるので、センサモジュールが大形かつ高価であり、しかも感度の異方性が高いという特質を有する。これに対して、MR素子は、出力整形用の回路を備える必要がないので小型かつ安価に実施できるが、感度の異方性が高いという点においてはホールICと同様であり、従来より、面内におけるいかなる方向の磁場に対しても応答を示すMR素子の開発が求められている。
本発明は、かかる技術的な課題を解決するためになされたものであり、その目的は、面内におけるいかなる方向の外部磁場に対しても応答を示し、かつ外部磁場の方向を検出可能で、スイッチ素子として利用可能な薄膜磁気抵抗素子を提供すること、及びこれを用いた実用的な薄膜磁気センサを提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、薄膜磁気抵抗素子については、第1に、絶縁基板と、当該絶縁基板上に形成された内側軟磁性膜、外側軟磁性膜、磁気抵抗効果膜及び前記磁気抵抗効果膜の抵抗値を検出するための配線とを有し、前記外側軟磁性膜は、前記内側軟磁性膜の外周を取り囲むように配置された4個の扇状外側軟磁性膜の集合からなり、各扇状外側軟磁性膜の間に形成されるスリット状の切欠部は、前記内側軟磁性膜の中心を通り、かつ互いに直交する直線に沿って形成されており、前記内側軟磁性膜の外縁部と前記外側軟磁性膜の内縁部との間には一定間隔の間隙が設けられていて、当該間隙内に前記磁気抵抗効果膜が形成されているという構成にした。
内側軟磁性膜及び磁気抵抗効果膜の外周に4個の扇状外側軟磁性膜の集合からなる外側軟磁性膜を配置すると、内側軟磁性膜及び磁気抵抗効果膜の外周の大部分を外側軟磁性膜にて取り囲むことができるので、全周にわたって外部磁場の印加方向に応じた外側軟磁性膜の飽和磁束密度をもたせることができ、面内におけるいかなる方向の外部磁場に対しても応答を示す薄膜磁気抵抗素子となる。また、かかる構成によると、一方向の外部磁場を薄膜磁気抵抗素子に印加したとき、当該外部磁場の方向に配置された2つの扇状外側軟磁性膜と内側軟磁性膜とから検出されるMR比と、これと直交する方向に配置された他の2つの扇状外側軟磁性膜と内側軟磁性膜とから検出されるMR比との差を大きくすることができるので、外部磁場の方向を検出することも可能になる。
また本発明は、第2に、前記第1の薄膜磁気抵抗素子において、前記内側軟磁性膜の外縁部が円形で、前記外側軟磁性膜の内縁部及び外縁部が円弧形であるという構成にした。
かかる構成によると、外側軟磁性膜の幅を径方向に関して一定にできるので、外部磁場に対する応答の均等性を高めることができる。
一方、本発明は、薄膜磁気センサに関しては、絶縁基板と、当該絶縁基板上に形成された内側軟磁性膜、外側軟磁性膜、磁気抵抗効果膜及び前記磁気抵抗効果膜の抵抗値を検出するための配線とを有し、前記外側軟磁性膜は、前記内側軟磁性膜の外周を取り囲むように配置された4個の扇状外側軟磁性膜の集合からなり、各扇状外側軟磁性膜の間に形成されるスリット状の切欠部は、前記内側軟磁性膜の中心を通り、かつ互いに直交する直線に沿って形成されており、前記内側軟磁性膜の外縁部と前記外側軟磁性膜の内縁部との間には一定間隔の間隙が設けられていて、当該間隙内に前記磁気抵抗効果膜が形成された第1薄膜磁気抵抗素子を可変抵抗部とし、絶縁基板と、当該絶縁基板上に形成された内側非磁性金属膜、外側軟磁性膜、磁気抵抗効果膜及び前記磁気抵抗効果膜の抵抗値を検出するための配線とを有し、前記外側軟磁性膜は、前記内側軟磁性膜の外周を取り囲むように配置された4個の扇状外側軟磁性膜の集合からなり、各扇状外側軟磁性膜の間に形成されるスリット状の切欠部は、前記内側軟磁性膜の中心を通り、かつ互いに直交する直線に沿って形成されており、前記内側非磁性金属膜の外縁部と前記外側軟磁性膜の内縁部との間には一定間隔の間隙が設けられていて、当該間隙内に前記磁気抵抗効果膜が形成された第2薄膜磁気抵抗素子を固定抵抗部とし、前記可変抵抗部の外側軟磁性膜と前記固定抵抗部の外側軟磁性膜とが離間して設けられたブリッジ回路からなるという構成にした。
第1薄膜磁気抵抗素子は、その外側軟磁性膜に作用する磁場が飽和磁束密度に達したとき、磁気抵抗効果膜を介して外側軟磁性膜から内側軟磁性膜に磁束が流れるので、磁気抵抗効果膜の抵抗値の変化を可変抵抗として利用できる。これに対して、第2薄膜磁気抵抗素子は、外側軟磁性膜及び磁気抵抗効果膜の内側に軟磁性膜ではなく非磁性金属膜が形成されており、その外側軟磁性膜に作用する磁場が飽和磁束密度に達した後も、磁気抵抗効果(MR効果)が緩やかに発現されるので、固定抵抗として利用できる。よって、これらの可変抵抗及び固定抵抗を用いてブリッジ回路を構成すると、印加される磁場の大きさ及び方向を検出可能な薄膜磁気センサとすることができる。また、ブリッジ回路を構成することから、零位法によって磁気抵抗効果膜に作用する磁場の変動を検出できると共に、電源電圧の変動や検出器の入力インピーダンス若しくは膜由来の特性変化などの影響を除去することができ、高精度な薄膜磁気センサとすることができる。
本発明の薄膜磁気抵抗素子は、内側軟磁性膜の外周を大部分にわたって取り囲むように外側軟磁性膜を形成したので、面内におけるあらゆる方向の外部磁場に対して応答するスイッチ素子として利用することができる。また、外側軟磁性膜を4個の同形同大の扇状外側軟磁性膜の集合から構成し、各扇状外側軟磁性膜の間にスリット状の切欠部を形成するので、外部磁場の方向を検出することができる。
本発明の薄膜磁気センサは、内側軟磁性膜の外周を大部分にわたって取り囲むように外側軟磁性膜が形成された第1薄膜磁気抵抗素子を可変抵抗として用い、当該第1薄膜磁気抵抗素子の内側軟磁性膜に代えて内側非磁性金属膜を備えた第2薄膜磁気抵抗素子を固定抵抗とするブリッジ回路をもって薄膜磁気センサとするので、面内におけるあらゆる方向の外部磁場を検出可能で、かつ、外部磁場の方向も検出可能な薄膜磁気センサとすることができる。
以下、本発明に係る薄膜磁気抵抗素子の一例を、図1乃至図5に基づいて説明する。図1は実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子の平面図、図2は図1におけるA−A部の断面形状の第1例を示す拡大断面図、図3は図1におけるA−A部の断面形状の第2例を示す拡大断面図、図4は実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子の外部磁場に対するMR比の変化を示すグラフ図、図5は実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子の外部磁場に対する出力電圧の変化を示すグラフ図である。
図1乃至図3に示すように、本例の薄膜磁気抵抗素子は、絶縁基板1と、当該絶縁基板1上に形成された内側軟磁性膜2、外側軟磁性膜3、磁気抵抗効果膜4及び磁気抵抗効果膜4の抵抗値を検出するための配線5とから主に構成されている。
絶縁基板1は、無機誘電体、プラスチックス又は非磁性セラミックスなどの高剛性の非磁性絶縁体をもって所要の形状及びサイズに形成される。
内側軟磁性膜2及び外側軟磁性膜3は、例えばCo77FeSi合金やパーマロイ合金(Fe65Ni35)などの飽和磁束密度が高い軟磁性体をもって形成される。これら内側軟磁性膜2及び外側軟磁性膜3の形成方法としては、真空蒸着やスパッタリングなどの真空成膜法を用いることができる。図1に示すように、内側軟磁性膜2は平面形状が円形に形成されており、外側軟磁性膜3は平面形状が扇形に形成された4個の同形同大の扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dの集合から構成されており、内側軟磁性膜2の周囲にこれを取り囲むように等分に配置されている。扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dの内径は、内側軟磁性膜2の外径よりも大きく形成されており、内側軟磁性膜2の外縁部と扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dの内縁部との間には、一定幅の弧状の間隙6が形成される。また、隣接して配置される扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dの間には、スリット状の切欠部7a,7b,7c,7dが設けられており、これらの各切欠部7a,7b,7c,7dは、内側軟磁性膜2の中心を通り、かつ互いに直交する直線に沿って形成される。
磁気抵抗効果膜4としては、パーマロイ合金系の磁気抵抗効果膜に比べて格段に大きなMR比を有し、かつ1層で大きなMR比が得られることから、絶縁体マトリクス中に強磁性微粒子を分散してなるグラニュラー磁性膜が形成される。グラニュラー磁性膜としては、32vol%のCoFe−MgFやCoYOなどを挙げることができる。この磁気抵抗効果膜4は、図2に示すように、内側軟磁性膜2の外縁部と外側軟磁性膜3の内縁部との間の間隙6内にスパッタリングなどにより形成される。
なお、図2の例では、内側軟磁性膜2の外縁部と扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dの内縁部とが絶縁基板1に対して傾斜する形状に形成されているが、これは磁気抵抗効果膜4をスパッタリングにて形成する場合に、間隙6内への磁気抵抗効果膜4の形成を容易にするためであり、例えばスパッタリング時の条件などを工夫することにより間隙6内に磁気抵抗効果膜4を密に形成できる場合には、各縁部を絶縁基板1に対して垂直に形成することもできる。
また、図2の例では、磁気抵抗効果膜4の内周端部及び外周端部が内側軟磁性膜2及び扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dの上面側に重ね合わされているが、これは絶縁基板1上にまず内側軟磁性膜2及び扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dを形成し、しかる後に磁気抵抗効果膜4を形成する場合の例であり、これとは逆に、まず絶縁基板1上に磁気抵抗効果膜4を形成し、しかる後に内側軟磁性膜2及び扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dを形成する場合には、図3に示すように、内側軟磁性膜2の外周端部及び扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dの内周端部を磁気抵抗効果膜4の上面側に重ね合わせることもできる。
配線5は、銅やアルミニウムなどの導電性に優れた金属材料にて形成される。この配線5の形成方法としても、真空蒸着やスパッタリングなどの真空成膜法を用いることができる。
図4及び図5に、本実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子の試験例を示す。試料は、外側軟磁性膜3の外径φ1が150μm、内側軟磁性膜2の外径φ2が40μm、間隙6の大きさLが2μm、内側軟磁性膜2及び外側軟磁性膜3の厚みtが1.5μmのものを用いた。
外部磁場Hexを変更しながら試料に係る薄膜磁気抵抗素子のMR比の変化を測定したところ、図4に示す結果が得られた。但し、外部磁場Hexの印加方位は、図1に示すy方向とし、内側軟磁性膜2と扇状外側軟磁性膜3bとの間で検出されるy方向のMR比の変化MRyと、内側軟磁性膜2と扇状外側軟磁性膜3aとの間で検出されるx方向のMR比の変化MRxとを測定した。図4から明らかなように、試料に係る薄膜磁気抵抗素子は、外部磁場Hexに応じたMRyの変化が大きく、スイッチ素子として利用することができる。また、この図から明らかなように、試料に係る薄膜磁気抵抗素子は、y方向に印加された外部磁場Hexに対するy方向のMR比の変化MRyとx方向のMR比の変化MRyとの差が大きく、薄膜磁気抵抗素子に印加される外部磁場Hexの方位を検出することができる。
一方、外部磁場Hexを変更しながら試料に係る薄膜磁気抵抗素子の出力電圧の変化を測定したところ、図5に示す結果が得られた。この図から明らかなように、試料に係る薄膜磁気抵抗素子は、外部磁場Hexの上昇に伴って出力電圧の上昇が徐々になまってゆき、外部磁場Hexの大きさがある段階を超えると、出力電圧値が低下し始める。これは、外側軟磁性膜3が4個の扇状外側軟磁性膜3a,3b,3c,3dに分割されているので、外部磁場Hexを例えばy方向に印加した場合、扇状外側軟磁性膜3bが飽和した段階で、磁束が扇状外側軟磁性膜3a側及び扇状外側軟磁性膜3c側に流れるためである。
以下、前記実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子を利用した薄膜磁気センサの構成を、図6乃至図8を用いて説明する。図6は実施形態に係る薄膜磁気センサの構成図、図7は実施形態に係る薄膜磁気センサの等価回路図、図8は実施形態に係る薄膜磁気センサにおける外部磁場に対する可変抵抗部及び固定抵抗部の抵抗変化率特性を示すグラフ図である。
図6に示すように、本例の薄膜磁気センサは、絶縁基板1と、絶縁基板1上に形成された可変抵抗部11及び固定抵抗部21と、これら可変抵抗部11及び固定抵抗部21を相互に接続してブリッジ回路を構成する配線5とからなる。
可変抵抗部11としては、図1乃至図3に示した薄膜磁気抵抗素子が用いられる。これに対して、固定抵抗部21としては、可変抵抗部11の内側軟磁性膜2に代えて非磁性金属膜22を形成したものが用いられる。その他の部分の形状及びサイズについては、可変抵抗部11と同様に形成される。
可変抵抗部11は、先に説明したように外部磁場Hexに対して図8に実線で示す抵抗変化率特性を有する。これに対して、固定抵抗部21は、非磁性金属膜22を備えているので、外側軟磁性膜3が飽和磁束密度に達したとき、磁気抵抗効果が緩やかに発現され、図8に破線で示す抵抗変化率を有する。したがって、これらの可変抵抗部11及び固定抵抗部21をもって図7に例示する等価回路に相当するブリッジ回路を構成すると、零位法によって磁気抵抗効果膜に作用する磁場の変動を検出できると共に、電源電圧の変動や検出器の入力インピーダンス若しくは非直線性などの影響を除去することができ、高精度にして実用的な薄膜磁気センサとすることができる。
実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子の平面図である。 図1におけるA−A部の断面形状の第1例を示す拡大断面図である。 図1におけるA−A部の断面形状の第2例を示す拡大断面図である。 実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子の外部磁場に対するMR比の変化を示すグラフ図である。 実施形態に係る薄膜磁気抵抗素子の外部磁場に対する出力電圧の変化を示すグラフ図である。 実施形態に係る薄膜磁気センサの構成図である。 実施形態に係る薄膜磁気センサの等価回路図である。 実施形態に係る薄膜磁気センサにおける外部磁場に対する可変抵抗部及び固定抵抗部の抵抗変化率特性を示すグラフ図である。
符号の説明
1 絶縁基板
2 内側軟磁性膜
3 外側軟磁性膜
3a,3b,3c,3d 扇状外側軟磁性膜
4 磁気抵抗効果膜
5 配線
6 間隙
7a,7b,7c,7d 切欠部
11 可変抵抗部
21 固定抵抗部
22 非磁性金属膜

Claims (3)

  1. 絶縁基板と、当該絶縁基板上に形成された内側軟磁性膜、外側軟磁性膜、磁気抵抗効果膜及び前記磁気抵抗効果膜の抵抗値を検出するための配線とを有し、前記外側軟磁性膜は、前記内側軟磁性膜の外周を取り囲むように配置された4個の扇状外側軟磁性膜の集合からなり、各扇状外側軟磁性膜の間に形成されるスリット状の切欠部は、前記内側軟磁性膜の中心を通り、かつ互いに直交する直線に沿って形成されており、前記内側軟磁性膜の外縁部と前記外側軟磁性膜の内縁部との間には一定間隔の間隙が設けられていて、当該間隙内に前記磁気抵抗効果膜が形成されていることを特徴とする薄膜磁気抵抗素子。
  2. 前記内側軟磁性膜の外縁部が円形で、前記外側軟磁性膜の内縁部及び外縁部が円弧形であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気抵抗素子。
  3. 絶縁基板と、当該絶縁基板上に形成された内側軟磁性膜、外側軟磁性膜、磁気抵抗効果膜及び前記磁気抵抗効果膜の抵抗値を検出するための配線とを有し、前記外側軟磁性膜は、前記内側軟磁性膜の外周を取り囲むように配置された4個の扇状外側軟磁性膜の集合からなり、各扇状外側軟磁性膜の間に形成されるスリット状の切欠部は、前記内側軟磁性膜の中心を通り、かつ互いに直交する直線に沿って形成されており、前記内側軟磁性膜の外縁部と前記外側軟磁性膜の内縁部との間には一定間隔の間隙が設けられていて、当該間隙内に前記磁気抵抗効果膜が形成された第1薄膜磁気抵抗素子を可変抵抗部とし、
    絶縁基板と、当該絶縁基板上に形成された内側非磁性金属膜、外側軟磁性膜、磁気抵抗効果膜及び前記磁気抵抗効果膜の抵抗値を検出するための配線とを有し、前記外側軟磁性膜は、前記内側軟磁性膜の外周を取り囲むように配置された4個の扇状外側軟磁性膜の集合からなり、各扇状外側軟磁性膜の間に形成されるスリット状の切欠部は、前記内側軟磁性膜の中心を通り、かつ互いに直交する直線に沿って形成されており、前記内側非磁性金属膜の外縁部と前記外側軟磁性膜の内縁部との間には一定間隔の間隙が設けられていて、当該間隙内に前記磁気抵抗効果膜が形成された第2薄膜磁気抵抗素子を固定抵抗部とし、
    前記可変抵抗部の外側軟磁性膜と前記固定抵抗部の外側軟磁性膜とが離間して設けられたブリッジ回路からなることを特徴とする薄膜磁気センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017049240A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 多軸磁気抵抗センサパッケージ

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