JP2009142831A - 多軸プレス機 - Google Patents

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Abstract

【課題】相対向する上下パンチの組み合わせに応じて圧縮条件を設定することができる多軸プレス機を提供する。
【解決手段】多軸プレス機1は、ダイス2とn(nは2以上の整数)個の上パンチ3a,3b,3cとm(mは2以上の整数)個の下パンチ4a,4b,4cとによって形成されるキャビティC内に充填された粉体Pを、圧縮条件設定手段によって設定された圧縮条件により上パンチ及び下パンチで圧縮して成形体を得るものである。圧縮条件設定手段は、動作原点設定画面を介して、下第1パンチ4a、下第2パンチ4b、下第3パンチ4cのいずれかの下パンチに対向する上パンチとして、上第1パンチ3a、上第2パンチ3b、上第3パンチ3cのうちのいずれか1つを選択可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の上下パンチを有し、該パンチにより粉体を圧縮成形する多軸プレス機に関するものである。
粉体を圧縮成形することにより圧縮方向に厚さが異なる段付き形状の成形体を得る成形方法として、コンピュータを用いて数値制御することにより多段プレス成形を行う方法(CNC多段プレス法)が知られている(例えば特許文献1参照)。前記CNC多段プレス法では、粉体充填時、圧縮開始位置への移送時、加圧(圧縮)時における各パンチの位置等の圧縮条件を設定することにより各パンチの動作を予め定義しておき、定義された各動作を実行して多段プレスを行うことにより、所望の成形体を得ることができる。
ところで、複数のパンチを有する多軸プレス機としては、成形体の外形に沿う形状を有する3組の上下パンチを備えた3軸プレス機101が知られている。例えば図10に示す3軸プレス機101において、各上パンチ102a,102b,102cは、ダイス103の上方に配設された3枚のパンチプレート104a,104b,104cにそれぞれ支持され、各下パンチ105a,105b,105cは、ダイス103の下方に配設された3枚のパンチプレート106a,106b,106cにそれぞれ支持されている。ここでは、同一番号の上下パンチ105,102は互いに対向するように配置されている。すなわち、下第1パンチ102aに上第1パンチ105aが対向し、下第2パンチ102bに上第2パンチ105bが対向し、下第3パンチ102cに上第3パンチ105cが対向して配置されている。
また、前記3軸プレス機としては、制御部に前記圧縮条件を設定するための圧縮条件設定プログラムを搭載したものがある(例えば非特許文献1参照)。図11に示す圧縮条件設定プログラムの圧縮条件設定画面110は、図10のような、同一番号の上下パンチ105,102が互いに対向するように配置されていることを前提とした構成を備えている。例えば、成形厚み、すなわち加圧時の下パンチと上パンチとの距離を設定したい場合には、成形厚み設定部111の第1設定部112に、下第1パンチ105aと該下第1パンチ105aに対向する上第1パンチ102aとの所望の距離L(図10参照)を入力させるようになっている。
特開2001−105193号公報 "サーボモーター駆動 CNC 多段式粉末成形プレス NSXシリーズ 操作パネル・MMI(マン・マシーン・インターフェース)について"、[online]、小林工業株式会社、[平成19年12月12日検索]、インターネット<URL:http://www.kobayashi-akita.co.jp/seihin/cnc/seigyo.html>
しかし、前記3軸プレス機101において、各上下パンチ102,105は、成形体の形状、パンチの押圧面積、パンチの押圧力、パンチの剛性、他のパンチとのクリアランス等を考慮して製作され、各パンチプレート104,106に支持されるので、必ずしも図10のように同一番号の上下パンチ105,102が対向するように配置されるとは限らない。例えば、図10における下第1パンチ105aに上第2パンチ102bが対向し、下第2パンチ105bに上第3パンチ102cが対向し、下第3パンチ105cに上第1パンチ102aが対向するように、各パンチ102,105が製作されて配置されることもある。或いは、上第2パンチ102bと上第3パンチ102cとが使用されないで、下第1パンチ105aと下第2パンチ105bと下第3パンチ105cとの全てに幅広の上第1パンチ102aが対向するように、各パンチ102,105が製作されて配置されることもある。したがって、相対向する上下パンチ105,102の組み合わせによっては、圧縮条件設定画面110で圧縮条件を設定することができないことがあるという不都合があった。
本発明は、かかる不都合を解消して、相対向する上下パンチの組み合わせに応じて圧縮条件を設定することができる多軸プレス機を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の多軸プレス機は、ダイスと複数の上パンチと複数の下パンチとによって形成されるキャビティ内に充填された粉体を、圧縮条件設定手段によって設定された圧縮条件により前記上パンチ及び前記下パンチで圧縮して成形体を得る多軸プレス機であって、前記上パンチは上第1パンチ乃至上第nパンチ(nは2以上の整数)からなり、前記下パンチは下第1パンチ乃至下第m(mは2以上の整数)パンチからなり、前記圧縮条件設定手段は、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのいずれかの上パンチに対向する下パンチとして、前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのうちのいずれか1つを選択可能であるか、又は前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのいずれかの下パンチに対向する上パンチとして、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのうちのいずれか1つを選択可能であることを特徴とする。
本発明によれば、前記圧縮条件設定手段により、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのいずれかの上パンチに対向する下パンチとして、前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのうちのいずれか1つを選択することができる。又は、前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのいずれかの下パンチに対向する上パンチとして、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのうちのいずれか1つを選択することができる。従って、本発明によれば、相対向する前記上パンチ及び前記下パンチを任意に組み合わせることができるので、相対向する上下パンチの組み合わせに応じて圧縮条件を設定することができる。
また、本発明において、前記圧縮条件設定手段は、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのいずれかの上パンチに対向する下パンチとして、他の上パンチに対向する下パンチを選択可能であるか、又は前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのいずれかの下パンチに対向する上パンチとして、他の下パンチに対向する上パンチを選択可能であってもよい。
本発明によれば、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのいずれかの上パンチが複数の前記下パンチに対向している場合、又は前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのいずれかの下パンチが複数の前記上パンチに対向している場合であっても、前記圧縮条件設定手段により相対向する前記上パンチ及び前記下パンチを任意に組み合わせることができるので、相対向する上下パンチの組み合わせに応じて圧縮条件を設定することができる。
また、前記多軸プレス機においては、成形体の大きさや形状等によっては、全ての前記上下パンチを使用する代わりに、一部の該上下パンチのみを使用することがある。
そこで、本発明において、前記圧縮条件設定手段は、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチに対向する下パンチとしていずれも選択しない非選択を選択可能であるか、又は前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチに対向する上パンチとしていずれも選択しない非選択を選択可能であってもよい。
本発明によれば、使用される前記上パンチの数がn−1以下もしくは前記下パンチの数がm−1以下である場合であっても、相対向する上下パンチの組み合わせに応じて圧縮条件を設定することができる。
これは、前記上パンチの数もしくは前記下パンチの数のいずれかが1の場合でも適用できる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。図1,4,6,8は本実施形態の多軸プレス機を示す説明図である。図2,5,7,9は圧縮条件設定プログラムの表示画面を示す説明図である。図3は本実施形態の多軸プレス機に搭載された圧縮条件設定プログラムのフローチャートである。
図1に示す多軸プレス機1は、一対のダイス2とn(nは2以上の整数)個の上パンチ3とm(mは2以上の整数)個の下パンチ4によって形成されるキャビティC内に充填された粉体Pを、設定された圧縮条件により上パンチ3及び下パンチ4で圧縮して成形体を得るものであり、本実施形態においてはn=3及びm=3となっている。また、前記圧縮条件は、多軸プレス機1を制御する制御部(図示せず)に搭載された圧縮条件設定プログラム5(図3参照)により設定されるようになっている。
上パンチ3は、上第1パンチ3a、上第2パンチ3b、上第3パンチ3cからなり、各上パンチ3a,3b,3cはダイス2の上方に配設された3枚のパンチプレート6a,6b,6cにそれぞれ支持されている。一方、下パンチ4は、下第1パンチ4a、下第2パンチ4b、下第3パンチ4cからなり、各下パンチ4a,4b,4cはダイス2の下方に配設された3枚のパンチプレート7a,7b,7cにそれぞれ支持されている。各パンチ3,4は、成形体の形状、パンチの押圧面積、パンチの押圧力、パンチの剛性、他のパンチとのクリアランス等を考慮して製作されている。
図1においては、同一番号の上下パンチ3,4は互いに対向するように配置されている。すなわち、下第1パンチ4aに上第1パンチ3aが対向し、下第2パンチ4bに上第2パンチ3bが対向し、下第3パンチ4cに上第3パンチ3cが対向して配置されている。
多軸プレス機1の前記制御部に搭載された圧縮条件設定プログラム5は、多軸プレス機1の操作盤(図示せず)又はパーソナルコンピュータに設けられたディスプレイ上に表示される図2(a)の動作原点設定画面10及び図2(b)の圧縮条件設定画面20を介して入力された圧縮条件を、多軸プレス機1に設定するプログラムである。
図2(a)の動作原点設定画面10は、動作原点設定領域11と、使用軸・対向軸選択領域12と、フィーダー動作点設定領域13と、圧縮条件ボタン14と、データ送信ボタン15とを備える。
動作原点設定領域11は、図1の各パンチ3,4及びダイス2の動作原点を設定するための領域であり、原点位置、基準面オフセット、ゲージ高等を入力することができるようになっている。本実施形態では、下第1パンチを固定とし、下第1パンチに対する相対位置を入力することができるようになっている。
使用軸・対向軸選択領域12は、各下パンチ4に対向する上パンチ3を設定することにより上下パンチの組み合わせを設定するための領域であり、上から順に、下第1パンチ設定部16a、下第2パンチ設定部16b、下第3パンチ設定部16cを有する。各下パンチ設定部16は、該下パンチ設定部16がマウス等で選択されることにより表示されるリストボックス17を介して、“上第1パンチ”、“上第2パンチ”、“上第3パンチ”、“使用しない”のいずれかの値を選択することができるようになっている。“使用しない”は、下パンチに対向する上パンチとしていずれの上パンチも選択しない“非選択”であることを意味する。
フィーダー動作点設定領域13は、フィーダーの動作点を設定するための領域であり、前進点、アプローチ開始点、充填直前点等を入力することができるようになっている。
圧縮条件ボタン14は、マウス等で選択されることにより、圧縮条件設定画面20を表示するボタンである。データ送信ボタン15は、マウス等で選択されることにより、動作原点設定画面10及び圧縮条件設定画面20で入力された値を、多軸プレス機1の前記制御部に送信するボタンである。
図2(b)の圧縮条件設定画面20は、各パンチ3,4及びダイス2に対して、充填量、段差、指示厚み、成形厚み等の各圧縮条件を入力するための画面である。圧縮条件設定画面20は、移送計算方法等選択領域21と、圧縮条件設定領域22と、計算実行ボタン23と、データ送信ボタン24と、前画面ボタン25とを備える。
移送計算方法等選択領域21は、動作原点設定画面10の使用軸・対向軸選択領域12で設定された上下パンチの組み合わせ毎に、移送計算方法及びニュートラルライン入力方法を選択することができるようになっている。
圧縮条件設定領域22は、各パンチ3,4及びダイス2毎に、又は動作原点設定画面10の使用軸・対向軸選択領域12で選択された上下パンチの組み合わせ毎に、充填量設定部26、段差設定部27、指示厚み設定部28、成形厚み設定部29等に各圧縮条件を入力することができるようになっている。
計算実行ボタン23は、マウス等で選択されることにより、動作原点設定画面10の各領域11,12,13及び圧縮条件設定画面20の圧縮条件設定領域22に入力された値を基に、移送計算方法等選択領域21で選択された移送計算方法により計算を行うボタンである。データ送信ボタン24は、動作原点設定画面10及び圧縮条件設定画面20で入力された値を、多軸プレス機1の前記制御部に送信するボタンである。前画面ボタン25は、マウス等で選択されることにより、圧縮条件設定画面20を閉じるとともに動作原点設定画面10に戻すボタンである。
次に、図3を参照しながら圧縮条件設定プログラム5の処理フローを説明する。まず、圧縮条件設定プログラム5を起動すると、動作原点設定画面10が表示される(ST1)。
ユーザが、多軸プレス機1の上下パンチ3,4の組み合わせに応じて、動作原点設定画面10の使用軸・対向軸選択領域12で上下パンチの組み合わせを選択し、動作原点設定領域11及びフィーダー動作点設定領域13に各圧縮条件を入力する。例えば図1のように、多軸プレス機1において、下第1パンチ4aに上第1パンチ3aが対向し、下第2パンチ4bに上第2パンチ3bが対向し、下第3パンチ4cに上第3パンチ3cが対向して配置されている場合には、図2(a)に示すように、下第1パンチ設定部16aで“上第1パンチ”を選択し、下第2パンチ設定部16bで“上第2パンチ”を選択し、下第3パンチ設定部16cで“上第3パンチ”を選択する。
次に、ユーザが動作原点設定画面10の圧縮条件ボタン14を押下すると、動作原点設定画面10が閉じるとともに圧縮条件設定画面20が表示される(ST2)。このとき、圧縮条件設定画面20の移送計算方法等選択領域21、指示厚み設定部28、成形厚み設定部29等には、動作原点設定画面10の使用軸・対向軸選択領域12で選択された上下パンチの組み合わせが設定された状態となっている。例えば、図2(b)に示すように、成形厚み設定部29では、最上段に下第1パンチ4aと上第1パンチ3aとの組み合わせを意味する「下1−上1」が設定され、中段に下第2パンチ4bと上第2パンチ3bとの組み合わせを意味する「下2−上2」が設定され、最下段に下第3パンチ4cと上第3パンチ3cとの組み合わせを意味する「下3−上3」が設定された状態となっている。
次に、ユーザが、圧縮条件設定画面20の圧縮条件設定領域22に各圧縮条件を入力する。例えば、成形厚み設定部29の「下1−上1」行に、下第1パンチ4aと該下第1パンチ4aに対向する上第1パンチ3aとの所望の距離L(図1参照)を入力し、「下2−上2」行に、下第2パンチ4bと該下第2パンチ4bに対向する上第1パンチ3bとの所望の距離Lを入力し、「下3−上3」行に、下第3パンチ4cと該下第3パンチ4cに対向する上第3パンチ3cとの所望の距離Lを入力する。次に、ユーザが圧縮条件設定画面20のデータ送信ボタン24を押下すると、動作原点設定画面10及び圧縮条件設定画面20に入力された値が多軸プレス機1の前記制御部に送信される。
次に、ユーザが圧縮条件設定画面20の前画面ボタン25を押下すると、圧縮条件設定画面20を閉じて動作原点設定画面10に戻る。続いて、ユーザが動作原点設定画面10のデータ送信ボタン15を押下すると、動作原点設定画面10及び圧縮条件設定画面20に入力された値が多軸プレス機1の前記制御部に送信され(ST4)、圧縮条件設定プログラム5は処理を終了する。
本実施形態の多軸プレス機1は、動作原点設定画面10により、下第1パンチ4a、下第2パンチ4b、下第3パンチ4cのいずれかの下パンチ4に対向する上パンチ3として、上第1パンチ3a、上第2パンチ3b、上第3パンチ3cのうちのいずれか1つを選択することにより、相対向する上パンチ3及び下パンチ4を任意に組み合わせることができる。従って、本実施形態の多軸プレス機1によれば、動作原点設定画面10及び圧縮条件設定画面20を介して、相対向する上下パンチの組み合わせに応じて、圧縮条件を設定することができる。
以上、多軸プレス機1において、図1に示すように、同一番号の上下パンチ3,4が互いに対向するように配置されている場合について説明したが、本実施形態の多軸プレス機1は、同一番号でない上下パンチ3,4が互いに対向するように配置されている場合についても対応可能である。例えば、図4に示すように、下第1パンチ4aに上第2パンチ3bが対向し、下第2パンチ4bに上第3パンチ3cが対向し、下第3パンチ4cに上第1パンチ3aが対向して配置されている場合について説明する。
ユーザは、図5(a)に示すように、動作原点設定画面10の下第1パンチ設定部16aで“上第2パンチ”を選択し、下第2パンチ設定部16bで“上第3パンチ”を選択し、下第3パンチ設定部16cで“上第1パンチ”を選択する。これにより、図5(b)に示すように、例えば圧縮条件設定画面20の成形厚み設定部29では、最上段に下第1パンチ4aと上第2パンチ3bとの組み合わせを意味する「下1−上2」が設定され、中段に下第2パンチ4bと上第3パンチ3cとの組み合わせを意味する「下2−上3」が設定され、最下段に下第3パンチ4cと上第1パンチ3aとの組み合わせを意味する「下3−上1」が設定された状態となる。続いて、ユーザは、成形厚み設定部29の「下1−上2」の行に、下第1パンチ4aと該下第1パンチ4aに対向する上第2パンチ3bとの所望の距離L(図4参照)を入力し、「下2−上3」行に、下第2パンチ4bと該下第2パンチ4bに対向する上第3パンチ3cとの所望の距離Lを入力し、「下3−上1」行に、下第3パンチ4cと該下第3パンチ4cに対向する上第1パンチ3aとの所望の距離Lを入力することができる。
また、本実施形態の多軸プレス機1は、1つの上パンチ3が複数の下パンチ4に対向している場合であっても対応可能である。例えば、図6に示すように、上第2パンチと上第3パンチとが使用されないで、下第1パンチ4aと下第2パンチ4bと下第3パンチ4cとの全ての下パンチ4に幅広の上第1パンチ3aが対向するように配置されている場合について説明する。
ユーザは、図7(a)に示すように、動作原点設定画面10の下第1パンチ設定部16aで“上第1パンチ”を選択し、下第2パンチ設定部16bで“上第1パンチ”を選択し、下第3パンチ設定部16cで“上第1パンチ”を選択する。これにより、図7(b)のように、例えば圧縮条件設定画面20の成形厚み設定部29では、最上段に下第1パンチ4aと上第1パンチ3aとの組み合わせを意味する「下1−上1」が設定され、中段に下第2パンチ4bと上第1パンチ3aとの組み合わせを意味する「下2−上1」が設定され、最下段に下第3パンチ4cと上第1パンチ3aとの組み合わせを意味する「下3−上1」が設定された状態となる。また、例えば圧縮条件設定画面20のオフセット設定部30では、最下段に上第1パンチ3aを意味する「上1」が設定されるとともに、今回使用されない上第3パンチ及び上第2パンチについては設定されていない状態となる。続いて、ユーザは、成形厚み設定部29の「下1−上1」の行に、下第1パンチ4aと該下第1パンチ4aに対向する上第1パンチ3aとの所望の距離L(図6参照)を入力し、「下2−上1」行に、下第2パンチ4bと該下第2パンチ4bに対向する上第1パンチ3aとの所望の距離Lを入力し、「下3−上1」行に、下第3パンチ4cと該下第3パンチ4cに対向する上第1パンチ3aとの所望の距離Lを入力することができる。
さらに、本実施形態の多軸プレス機1は、成形体の大きさや形状等によっては、3組全ての上下パンチ3,4を使用する代わりに、一部の上下パンチ3,4のみを使用することがあるが、この場合であっても対応可能である。例えば、図8に示すように、下第1パンチ4aに上第1パンチ3aが対向し、下第2パンチ4bに上第2パンチ3bが対向して配置され、上第3パンチと下第3パンチとを使用しない場合について説明する。
ユーザは、図9(a)のように、動作原点設定画面10の下第1パンチ設定部16aで“上第1パンチ”を選択し、下第2パンチ設定部16bで“上第2パンチ”を選択し、下第3パンチ設定部16cで“使用しない”を選択する。これにより、図9(b)に示すように、例えば圧縮条件設定画面20の成形厚み設定部29では、最上段に下第1パンチ4aと上第1パンチ3aとの組み合わせを意味する「下1−上1」が設定され、中段に下第2パンチ4bと上第2パンチ3bとの組み合わせを意味する「下2−上2」が設定されるとともに、今回使用されない上第3パンチ及び下第3パンチについては設定されていない状態となる。続いて、ユーザは、成形厚み設定部29の「下1−上1」の行に、下第1パンチ4aと該下第1パンチ4aに対向する上第1パンチ3aとの所望の距離L(図8参照)を入力し、「下2−上1」行に、下第2パンチ4bと該下第2パンチ4bに対向する上第1パンチ3aとの所望の距離Lを入力することができる。
以上、説明したように、本実施形態の多軸プレス機1は、動作原点設定画面10の動作原点設定画面10の使用軸・対向軸選択領域12の下パンチ設定部16で、各下パンチに対向する上パンチを“上第1パンチ”、“上第2パンチ”、“上第3パンチ”、“使用しない”のいずれかから選択することができるので、相対向する上パンチ及び下パンチを任意に組み合わせることができる。従って、本実施形態の多軸プレス機1によれば、相対向する上下パンチの組み合わせに関係なく、圧縮条件を設定することができる。
なお、本実施形態の多軸プレス機1は、上下3組のパンチ3,4を備えるとして説明したが、上下2組のパンチ3,4を備えるものであってもよいし、上下4組以上のパンチ3,4を備えるものであってもよい。
また、動作原点設定画面10の使用軸・対向軸選択領域12では、下パンチ4に対向する上パンチ3を選択することができるようになっているが、上パンチ3に対向する下パンチ4を選択することができるようにしてもよい。
本実施形態の多軸プレス機を示す説明図。 圧縮条件設定プログラムの表示画面を示す説明図。 本実施形態の多軸プレス機に搭載された圧縮条件設定プログラムのフローチャート。 本実施形態の多軸プレス機を示す説明図。 圧縮条件設定プログラムの表示画面を示す説明図。 本実施形態の多軸プレス機を示す説明図。 圧縮条件設定プログラムの表示画面を示す説明図。 本実施形態の多軸プレス機を示す説明図。 圧縮条件設定プログラムの表示画面を示す説明図。 従来技術の多軸プレス機を示す説明図。 従来技術の多軸プレス機に搭載された圧縮条件設定プログラムの圧縮条件設定画面を示す説明図。
符号の説明
1…多軸プレス機、 2…ダイス、 3,3a,3b,3c…上パンチ、 4,4a,4b,4c…下パンチ、 5…圧縮条件設定手段、 C…キャビティ、 P…粉体。

Claims (3)

  1. ダイスと複数の上パンチと複数の下パンチとによって形成されるキャビティ内に充填された粉体を、圧縮条件設定手段によって設定された圧縮条件により前記上パンチ及び前記下パンチで圧縮して成形体を得る多軸プレス機であって、
    前記上パンチは上第1パンチ乃至上第nパンチ(nは2以上の整数)からなり、
    前記下パンチは下第1パンチ乃至下第m(mは2以上の整数)パンチからなり、
    前記圧縮条件設定手段は、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのいずれかの上パンチに対向する下パンチとして、前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのうちのいずれか1つを選択可能であるか、又は前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのいずれかの下パンチに対向する上パンチとして、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのうちのいずれか1つを選択可能であることを特徴とする多軸プレス機。
  2. 請求項1記載の多軸プレス機において、
    前記圧縮条件設定手段は、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのいずれかの上パンチに対向する下パンチとして、他の上パンチに対向する下パンチを選択可能であるか、又は前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのいずれかの下パンチに対向する上パンチとして、他の下パンチに対向する上パンチを選択可能であることを特徴とする多軸プレス機。
  3. 請求項1又は請求項2のうちのいずれか1項に記載の多軸プレス機において、
    前記圧縮条件設定手段は、前記上第1パンチ乃至前記上第nパンチのいずれかの上パンチに対向する下パンチとしていずれも選択しない非選択を選択可能であるか、又は前記下第1パンチ乃至前記下第mパンチのいずれかの下パンチに対向する上パンチとしていずれも選択しない非選択を選択可能であることを特徴とする多軸プレス機。
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