JP2009142795A - 生ごみ乾燥処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】臭気成分を除去の簡素化を図った生ごみ乾燥処理装置を提供する。
【解決手段】生ごみ処理部5と、凝縮部8と、水を凝縮部8へ供給する給水管12と、空気を凝縮部8に貯留した水中を通して生ごみ処理部5と凝縮部8間を循環させる送風循環通路13とを備え、凝縮部8は、貯留タンク10と、オーバーフロー部23と、オーバーフロー部23からの水により形成されるトラップ24とを有するものである。これによって、貯留タンク10の水中に、空気に含まれる臭気成分が溶け込み、臭気を除去することができ、乾燥処理が進んで水が増加すると、オーバーフロー部に溢れ出すことで一定の水位の凝縮水を貯留する。そして、トラップにより一定の水位を保ちながら溢れた水を下水管26に随時排出していくため、流出する臭気ガスと下水管からの臭気の逆流や虫の侵入を簡素な構成で防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に家庭で発生する生ごみを乾燥させ、減量および減容させる時に発生する臭気成分を除去する手段を有する生ごみ乾燥処理装置に関するものである。
従来、この種の生ごみ乾燥処理装置は、生ごみ処理槽から発生した臭気を含む排気を水タンク内に導入して気泡を発生し、水タンクの水中に臭気成分を溶出させて除去するようにしている。水タンク内にはその下部に設けた給水口より、例えば水道水が供給され、その水タンクの上部領域を、排気を送り出す空間部として残して任意の高さ位置にまで内部に水が満たされ、その高さ位置に設けた排水口より常時オーバーフローとして排水される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、冷却水槽の上限設水位を検出する上限水位センサーと下限水位を検出する下限水位センサーを設け、冷却水槽内の水位が設定下限水位に達したことを下限水位センサーで検出した時に給水弁を開いて冷却水槽内に給水し、冷却水槽内の水位が設定上限水位に達したことを上限水位センサーで検出した時に給水弁を閉じて給水を停止し、排水弁を開いて排水を所定時間行なっているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−10632号公報 特開2000−311017号公報
しかしながら、前記従来の排水口より常時オーバーフローとして排水される構成では、気泡が発生している水タンクからそのままオーバーフローさせるので、オーバーフローと共に水に溶出しない臭気成分が外部に排出されるものであった。また、従来の上限水位センサーと下限水位センサーを設けた構成では、冷却水槽の水を入れ替える時に冷却水槽の水位を直接上限水位センサーと下限水位センサーで検出するので、制御が複雑になるものであった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、臭気成分を除去の簡素化を図った生ごみ乾燥処理装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ乾燥処理装置は、生ごみを乾燥する生ごみ処理部と、生ごみ処理部で発生する蒸気を凝縮する凝縮部と、生ごみ処理部で発生する蒸気を凝縮する水を凝縮部へ供給する給水管と、生ごみ処理部で発生する蒸気を含んだ空気を凝縮部に貯留した水中を通して生ごみ処理部と凝縮部間を循環させる送風循環通路とを備え、前記凝縮部は、水を貯留する貯留タンクと、貯留タンクの水位を一定に保つオーバーフロー部と、オーバーフロー部からの水によりオーバーフロー部と下水管側との間に形成されるトラップとを有するものである。
これによって、生ごみ処理部での乾燥処理により発生する蒸気を含んだ空気は、凝縮部の貯留タンクに貯留した水中を通して循環することにより、水冷されて空気の温度が急激に低下し、空気中の蒸気が大量に凝縮する。この時、空気に含まれる水溶性の臭気成分が水中に溶け込み、生ごみ処理部で乾燥処理処理を行なう時に発生する臭気を除去することになる。生ごみ処理部での乾燥処理が進むと、凝縮部の貯留タンクに貯留する水が増加し、オーバーフロー部に溢れ出すことで凝縮部に一定の水位の凝縮水が貯留するようになる。そして、オーバーフロー部では、トラップにより一定の水位を保ちながら溢れた水を下水管に随時排出していくため、トラップにより凝縮部から下水管に流出する臭気ガスと下水管からの臭気の逆流や虫の侵入を防止することができる。また、臭気成分の除去構成は、凝縮部における貯留タンク、オーバーフロー部、トラップの簡素なものである。
本発明の生ごみ乾燥処理装置は、臭気成分の除去を簡素な構成で行なうことができる。
第1の発明は、生ごみを乾燥する生ごみ処理部と、生ごみ処理部で発生する蒸気を凝縮する凝縮部と、生ごみ処理部で発生する蒸気を凝縮する水を凝縮部へ供給する給水管と、生ごみ処理部で発生する蒸気を含んだ空気を凝縮部に貯留した水中を通して生ごみ処理部と凝縮部間を循環させる送風循環通路とを備え、前記凝縮部は、水を貯留する貯留タンクと、貯留タンクの水位を一定に保つオーバーフロー部と、オーバーフロー部からの水によりオーバーフロー部と下水管側との間に形成されるトラップとを有する生ごみ乾燥処理装置としたものである。これによって、生ごみ処理部での乾燥処理により発生する蒸気を含んだ空気は、凝縮部の貯留タンクに貯留した水中を通して循環することにより、水冷されて空気の温度が急激に低下し、空気中の蒸気が大量に凝縮する。この時、空気に含まれる水溶性の臭気成分が水中に溶け込み、生ごみ処理部で乾燥処理処理を行なう時に発生する臭気を除去することになる。生ごみ処理部での乾燥処理が進むと、凝縮部の貯留タンクに貯留する水が増加し、オーバーフロー部に溢れ出すことで凝縮部に一定の水位の凝縮水が貯留するようになる。そして、オーバーフロー部では、トラップにより一定の水位を保ちながら溢れた水を下水管に随時排出していくため、トラップにより凝縮部の貯留タンクから下水管に流出する臭気ガスと下水管からの臭気の逆流や虫の侵入を防止することができる。また、臭気成分の除去構成は、凝縮部における貯留タンク、オーバーフロー部、トラップの簡素なものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、トラップに貯留する水の水面でオーバーフロー部に滞留する水の水位を決めることにより、凝縮部の貯留タンクから溢れ出た水がトラップの水面を超える場合、トラップから随時排出されるので、オーバーフロー部は常時一定の水位を保つことができ、水位検知の構成を簡略化することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、トラップは、送風循環通路を流れる生ごみ処理部に発生する蒸気と空気の圧力により破壊されない水位を有することにより、生ごみ処理部や送風循環通路を外気と遮断して密閉状態にするので、生ごみ処理部での乾燥処理の循環空気量を安定させ乾燥処理能力を維持することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、一定時間が経過するごとに給水管よりオーバーフロー部に水が溢れるまで凝縮部の貯留タンクへ水を供給するようにしたことにより、定期的に凝縮部の貯留タンクに貯留した水の水温を下げると共に臭気成分が混入した水を新しい水で希釈し入れ替えるので、貯留した水を凝縮に適した温度に保ち、凝縮能力の低下を防止することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、凝縮部の貯留タンクに貯留する水の温度が所定温度に達した時に、給水管よりオーバーフロー部に水が溢れるまで貯留タンクへ水を供給するようにしたことにより、貯留タンクに貯留した水の水温を下げると共に臭気成分が混入した水を新しい水で希釈し入れ替えるので、貯留した水を凝縮に適した温度に保ち、凝縮能力の低下を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における生ごみ乾燥処理装置を示している。
図において、台所のシンク1は、生ごみや水道水と共に高速でカッタを回転させて破砕する破砕装置(ディスポーザ)2を取り付けている。固液分離装置3は、破砕生ごみと水道水または井戸水などの水を分離するものであり、破砕装置2により破砕された生ごみと水の混在物を供給する導入管4を備えている。生ごみ処理部5は、生ごみ攪拌手段6を内蔵しており、固液分離装置3で分離された破砕生ごみを乾燥処理する。ギアドモータ7は、攪拌手段6を駆動するものである。攪拌手段6により、分離された破砕生ごみを撹拌することにより乾燥し易いようにしている。
凝縮部8は、生ごみ処理部5から発生する水蒸気を凝縮するものであり、水9(水道水または井戸水または凝縮水などの水)を貯留する貯留タンク10と、貯留タンク10の下部に接続し水9を供給する開閉弁11を設けた給水管12を備えている。なお、給水管12の先端は、貯留タンク10の上部に接続して水9を落下させて供給することも可能である。送風循環通路13は、生ごみ処理部5と凝縮部8と送風手段14(ファンまたはエアーポンプで構成)とを循環状に連通し、内部を空気15が流通するようにしている。その送風循環通路13の内、生ごみ処理部5からの流出側送風循環通路13aは、入口16を生ごみ処理部5に開口し、出口17を貯留タンク10に貯留した水9の中に向かって貯留タンク10の下部に臨ませている。出口17を出た空気15は、分散手段18を介して気泡19となって水9の中を上昇するようにしている。分散手段18は、微細な気泡を形成するために多孔状のノズルを構成している。
送風手段14は、流出側送風循環通路13aの途中に設けられ、生ごみ処理部5から水蒸気が混入した空気15を吸引するようにしている。また、送風循環通路13の内、生ごみ処理部5への流入側送風循環通路13bは、入口20を貯留タンク10の上部空間21に臨ませ、出口22を生ごみ処理部5に開口している。
オーバーフロー部23は凝縮部8に設け、貯留した水9を一定の水位に保つように溢れた水を排出するものである。このオーバーフロー部23により、凝縮部8の貯留タンク10の上部空間21で気泡の分離を行なっている。オーバーフロー部23は、その下流側に連通してトラップ24を設けている。トラップ24の下流側には、凝縮部配水管25が設けられ、凝縮部排水管25は、下水管26を介して溢れた水を戸外に排出されるようにしている。オーバーフロー部23とトラップ24と貯留タンク10とは、各隔壁8a、8b、8cを配置して凝縮部8と一体化形成されており、凝縮部8の貯留タンク10の水位を一定に保ちながら、凝縮部8のトラップ24から下水管26に臭気ガスを流出すると共に下水管26からの臭気の逆流や虫の侵入を防止するようにしている。
また、固液分離装置3で分離された水は、固液分離排水管27を介して下水管26から直接戸外に排出されるようにしている。下水管26までの固液分離排水管27の途中に排水トラップ28を設け、破砕装置2と固液分離装置3への下水管26からの臭気の逆流や虫の侵入を防止するようにしている。
加熱手段29は、生ごみ処理部5の庫内温度を上昇させるためのもので、一般的なシーズヒータ、マイカヒータを用い一定の温度調節を行なうか、またはPTCヒータを用いて自動調節を行なうようにしている。加熱手段29により、破砕生ごみを加熱し、水蒸気を発生させ送風循環通路13内の空気15により飽和水蒸気として凝縮部8に流入するようにしている。
制御器30は、凝縮部8の給水管12の途中に設けた開閉弁11の開放のタイミングを調整し、一定時間が経過するごとに開閉弁11を所定の時間開放し、貯留タンク10に給水するようにしている。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理装置において、その動作を説明する。
まず、台所のシンク1で発生した生ごみが、破砕装置2に投入され、かつ水9が流し込まれると、破砕装置2が駆動を開始する。破砕装置2が生ごみを破砕し、破砕された生ごみと水の混在物を形成し、この混在物が導入管4を介して固液分離装置3に流入する。固液分離装置3は、破砕生ごみに付着した汁や水9を分離して固液分離排水管27から下水管26へ排水し、他方、破砕生ごみは分離されて生ごみ処理部5に排出される。同時に、送風手段14が送風循環通路13を通して生ごみ処理部5と凝縮部8とを循環する空気15の流れ(例えば10〜100L/min)を形成する。
また、ギアドモータ7が定期的(例えば、15分間隔)に駆動して攪拌手段6を回転(1分程度)させて破砕生ごみを攪拌する。生ごみ処理部5では、加熱手段29により破砕生ごみが加熱され、温度上昇し水蒸気を発生させる。生ごみから発生した蒸気を大量に含んだ空気15は、送風手段14に吸引され流出側送風循環通路13aの入口16に流入する。そして、蒸気を大量に含んだ空気15は凝縮部8の貯留タンク10の下部に臨ませている流出側送風循環通路13aの分散手段18から貯留タンク10に貯留した水9に向かって噴出し、気泡19となって上昇し貯留した水9表面に向かって流れる。その際、貯留した水9に水冷されて空気15の温度が速やかに低下し、空気15の飽和蒸気圧が下がり空気15中の蒸気が凝縮する。
そして、凝縮水は直接、または凝縮部8内面付着後に貯留した水9に混じる。この時、空気15が貯留した水9内を気泡19となって通過するので、生ごみから発生する水蒸気に含まれる水9に溶解する臭気成分(例えば、トリメチルアミン、アンモニア、硫化水素など)は、貯留した水9と空気15との接触面積(気泡の表面積)が非常に広い分、貯留した水9に十分に溶け、臭気が確実に抑えられるようにしている。
また、送風循環通路13を介して生ごみ処理部5と凝縮部8とを循環する空気15中の蒸気の凝縮により、貯留タンク10内の水9の水位が上昇してもオーバーフロー部23に溢れ、凝縮部8の水9を一定の水位を保つようにしている。オーバーフロー部23に溢れ出た水9は、下流側に連通して設けるトラップ24により新たな水面を形成し、トラップ24を構成する一定の水位を超えると自動的に凝縮部排水管25から下水管26を介して溢れた水を戸外に排出するようにして、トラップ24を維持しながら、通路を閉止し、臭気や害虫の移動を防止するようにしている。トラップ24の水位は、生ごみ処理部5と凝縮部8とを循環する空気15の送風圧力で破壊されないようにヘッド差を設けて構成するようにしている。
また、制御器30により給水管12の途中に設けた開閉弁11を定期的に一定時間開放し、凝縮部8の貯留タンク10に新鮮な水9を供給し、臭気成分が溶解して温度上昇した水9を希釈しながらオーバーフロー部23に押し出し、入れ替えを行い、貯留した水9の除湿能力を維持するようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、凝縮部8の上部空間21を形成するために、凝縮部8に貯留する水9が増加した時に水面を一定に保つように構成したオーバーフロー部23と、このオーバーフロー部23の貯留する水9でトラップ24を構成したので、生ごみ処理部5での乾燥処理が進むと、凝縮部8の貯留タンク10に貯留する水9が増加してオーバーフロー部23に溢れ落ちるので、オーバーフロー部23では、トラップ24により一定の水位を保ちながら溢れた水9を下水管26に随時排出することができる。また、トラップ24により空気15の移動を遮断するので、凝縮部8から下水管26に流出する臭気ガスと下水管26からの臭気の逆流や虫の侵入を防止することができる。また、オーバーフロー部23は、簡単な構成で水位の設定を容易に行なうことができ、コストアップを防止することができる。
また、本実施の形態では、オーバーフロー部23は、トラップ24に貯留する水9の水面でオーバーフロー部23に滞留する水9の水位を決めるので、凝縮部8から溢れ出た水9は、トラップ24の水面を超える場合、トラップ24から随時排出され、オーバーフロー部23は、常時一定の水位を保つことができ、複雑な水位検知などの構成を用いることなく、簡略化によりコストアップを防止することができる。
また、本実施の形態では、トラップ24は、送風手段14により送風循環通路13を流れる生ごみ処理部5に発生する蒸気と空気15の圧力により破壊されないように水位を形成したので、生ごみ処理部5や送風循環通路通路13を外気と遮断して密閉状態にし、生ごみ処理部5での乾燥処理の循環空気量を安定させ、乾燥処理能力を維持することができる。
また、本実施の形態では、凝縮部8は、一定時間が経過するごとに給水管12に設けた給水弁11をオーバーフロー部23に水が溢れるまで一定時間開放するようにしたことにより、定期的に凝縮部8の貯留タンク10に貯留した水9の水温を下げると共に臭気成分が混入した水を新しい水で希釈し入れ替えるので、凝縮部8の貯留タンク10に貯留した水9を凝縮に適した温度に保ち、凝縮能力の低下を防止することができる。
また、本実施の形態では、生ごみを乾燥する生ごみ処理部5と、この生ごみ処理部5に発生する蒸気を凝縮する水9を貯留した凝縮部8と、生ごみ処理部5と凝縮部8と送風手段14とを循環状に連通した送風循環通路13を設けたので、生ごみ処理部5で乾燥処理が行なわれ、発生する臭気と蒸気を含んだ空気15は凝縮部に流入し、凝縮部8内の貯留した水9内を気泡19となって通過する。このため、貯留した水9に水冷されて空気15の温度が急激に低下し、空気15中の蒸気が大量に凝縮し、この時、空気15に含まれる水溶性の臭気成分が水中に溶け込み、生ごみ処理部で乾燥処理処理を行なう時に発生する臭気を除去することができる。
また、本実施の形態では、送風手段14は、生ごみ処理部5からの流出側の送風循環通路13aの途中に設けたことにより、生ごみ処理部5の生ごみから発生する水蒸気に含まれる臭気成分が送風手段14に吸引され凝縮部8に送られ、生ごみ処理部5が負圧状態に保たれるので、生ごみの乾燥処理中に生ごみ処理部5から臭気が漏れ出すことを防止することができる。
また、本実施の形態では、生ごみから発生した蒸気を大量に含んだ空気15を外気による空冷でなく、熱伝導率の高い水9で直接水冷したので、凝縮部8の凝縮能力を増加することができる。具体的には、固液分離装置3から生ごみ処理部5に大量の生ごみが投入され、蒸気が生ごみ処理部5で大量に発生した場合でも、大量の蒸気が凝縮部8で凝縮するので、大量の生ごみが短時間で乾燥できる。
また、本実施の形態では、凝縮後の空気(飽和蒸気圧)15は生ごみ処理部5への流入側送風循環通路13bの入口20に流入して、空気15の循環が形成され、他方生ごみから発生する蒸気に含まれる臭気成分(例えばトリメチルアミンなど)は、凝縮水や貯留した水9に溶けるので、臭気を抑えることができる。また、生ごみ由来のイオウや窒素により酸性化した凝縮水は、この凝縮水に比べて大量な貯留した水9より希釈されるので、取り扱いに問題を生じないようにすることができる。
また、本実施の形態では、触媒を使用するような脱臭部が不要になり、触媒を400℃以上に加熱する必要がなく断熱は簡素な構成でよいので、低コスト化と省電力化を図ることができる。
また、本実施の形態では、空気15は必要以上に高温になることはないので、生ごみの高温熱分解による大量の臭気成分発生が防止できる。
また、本実施の形態では、攪拌手段6が回転して生ごみを攪拌している期間、送風手段14は停止するよう制御手段(図示せず)によって制御することにより、攪拌手段6の攪拌により乾燥した細かな生ごみが飛散して循環する空気に運ばれることが防止できる。この結果、細かな乾燥した生ごみが、生ごみ処理部5から誤って排出されることなく、凝縮部8、送風循環通路13、送風手段14に生ごみが付着することが防止できる。
なお、本実施の形態では、給水管12から供給される水9が、水道水の場合、貯留タンク10に貯留した水9が水道水の供給側に逆流しないようにシスターンのような縁切り構成を設けることも可能である。また、ガス給湯機のように大気開放弁(シスターンと同じ機能を有する)を用いることも可能である。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における生ごみ乾燥処理装置を示している。実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
本実施の形態における生ごみ乾燥処理装置は、凝縮部8の貯留タンク10に貯留した水9の温度を検出する凝縮温度検出部31を備え、凝縮温度検出部31の出力が所定値を超えた場合、給水弁11を開放して給水管12から水9を供給するように構成している。凝縮温度検出部31は、熱電対やサーミスタで構成され、貯留した水9の水温を直接計測するか、または貯留タンク10の外壁の一部を計測することでモニターを行っている。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理装置において、その動作を説明する。
凝縮部8の貯留タンク10に貯留した水9の水温を検出する凝縮温度検出部31の出力が所定値を超えると、制御器30により、開閉弁11を開放して給水管12から水を供給し、貯留した水9の入れ替えを行なうようにして凝縮に適した水温と臭気成分の濃度を薄めて臭気成分の回収に適した濃度に保つようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、凝縮温度検出部31により凝縮部8の貯留タンク10に貯留した水9の入れ替えのタイミングを制御して、新鮮な水9を供給することができるので、凝縮部8の凝縮能力と脱臭能力の低下を防止することができる。
以上のように、本発明にかかる生ごみ乾燥処理装置は、臭気成分の除去を簡素な構成で行なうことができるので、家庭用、業務用などの生ごみ乾燥処理装置全般に適用することができる。
本発明の実施の形態1における生ごみ乾燥処理装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態2における生ごみ乾燥処理装置の構成を示す断面図
符号の説明
5 生ごみ処理部
8 凝縮部
10 貯留タンク
11 開閉弁
12 給水管
13 送風循環通路
14 送風手段
15 空気
23 オーバーフロー部
24 トラップ
26 下水管

Claims (5)

  1. 生ごみを乾燥する生ごみ処理部と、生ごみ処理部で発生する蒸気を凝縮する凝縮部と、生ごみ処理部で発生する蒸気を凝縮する水を凝縮部へ供給する給水管と、生ごみ処理部で発生する蒸気を含んだ空気を凝縮部に貯留した水中を通して生ごみ処理部と凝縮部間を循環させる送風循環通路とを備え、前記凝縮部は、水を貯留する貯留タンクと、貯留タンクの水位を一定に保つオーバーフロー部と、オーバーフロー部からの水によりオーバーフロー部と下水管側との間に形成されるトラップとを有する生ごみ乾燥処理装置。
  2. トラップに貯留する水の水面でオーバーフロー部に滞留する水の水位を決める請求項1に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  3. トラップは、送風循環通路を流れる生ごみ処理部に発生する蒸気と空気の圧力により破壊されない水位を有する請求項1または2に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  4. 一定時間が経過するごとに給水管よりオーバーフロー部に水が溢れるまで凝縮部の貯留タンクへ水を供給するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  5. 凝縮部の貯留タンクに貯留する水の温度が所定温度に達した時に、給水管よりオーバーフロー部に水が溢れるまで貯留タンクへ水を供給するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
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