JP2009142458A - リプロセス処理の進捗情報通知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄処理の終了通知を安価に行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】各オペレータの携帯するIDカード13a,13bにカードタグ(アクティブタグ)23、液晶モニタ26、スピーカ27を設ける。洗浄装置12にタグリーダライタ20を設ける。洗浄装置12のスタートスイッチ21が操作された時に、各IDカード13a,13bからの電波の強度等に基づき、洗浄装置12からの距離が最短のIDカードを特定する。洗浄処理が終了したら、先に特定したIDカードを通信先に設定して、タグリーダライタ20から終了通知情報を発信させる。IDカードの液晶モニタ26及びスピーカ27で、終了通知情報を表すメッセージを表示する。IDカードにアクティブタグを設け、洗浄装置にタグリーダライタを設けるだけでよいので、システムを安価に構成することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡のリプロセス処理の進捗情報をオペレータ等に通知するリプロセス処理の進捗情報通知システムに関するものである。
医療機関では、内視鏡を利用した医療診断が盛んに行われている。医療診断で使用された内視鏡は、病気の感染を防ぐために内視鏡用の洗浄装置にセットされて洗浄・消毒処理される。
洗浄装置を用いて内視鏡を洗浄処理する際の処理条件は、内視鏡の種類や汚れ具合によって変わる。処理条件とは、例えば、工程(洗浄・消毒)の種類及び組合せ、各工程の処理時間などである。このため、洗浄装置には、上記処理条件が異なる複数の洗浄プログラムが用意されている。このことを受けて、内視鏡の種類や汚れ具合等に応じて自動的に最適な洗浄プログラムをセット可能な洗浄装置が提案されている(特許文献1及び2参照)。
このような洗浄装置を用いて洗浄処理を行った際には、どの内視鏡を、誰が、いつ、どの洗浄装置で洗浄処理を行ったのかという洗浄処理の履歴を明確するために、洗浄処理の履歴情報の記憶・管理を行っている。例えば、内視鏡、オペレータのネームプレート、洗浄装置にそれぞれパッシブタグを設けて、洗浄装置毎に設置したタグリーダによって、内視鏡ID、オペレータID、装置IDを取得して、洗浄履歴を管理する洗浄履歴管理システムが知られている(特許文献3参照)。
特開2006−51073号公報 特開2002−263066号公報 特開2001−327459号公報(特許第3854035号公報)
ところで、上記特許文献3に記載されているように、洗浄処理の履歴情報の記録・管理は自動的に行われているのに対して、洗浄処理の終了時間の把握は個々のオペレータに任されているのが実情である。内視鏡の洗浄処理中に、オペレータは、洗浄装置から離れた場所で他の作業を行っている場合が多く、洗浄処理が終了したことに気が付かない場合が多い。特に上記特許文献1及び2に記載の洗浄システムのように自動的に洗浄プログラムが変わる場合には、オペレータが洗浄処理の終了予定時間を把握することは困難である。さらに、洗浄装置の台数が増すほど、その困難性は増す。オペレータが終了に気が付かないまま、内視鏡が洗浄装置内に放置されると、予定していた検査の準備が遅れて、患者を待たせてしまうおそれがある。また、洗浄処理後、内視鏡が洗浄装置内に放置される時間が長いと、端的に内視鏡の稼働率も低下するため、非効率である。
このため、オペレータに洗浄処理の終了通知を行う必要があり、例えば上記特許文献3の洗浄履歴管理システムでは、オペレータのネームプレートに設けられているパッシブタグを利用して、オペレータに対し洗浄処理の終了通知を行う方法が考えられる。しかしながら、パッシブタグは通信可能距離が短いため、オペレータが洗浄装置から離れてしまうと、終了通知を行えなくなるという問題がある。
そこで、オペレータIDとオペレータの携帯電話機のメールアドレスとを関連付けたデータベースを設ける方法が考えられる。上記特許文献3の洗浄履歴管理システムでは、洗浄開始時にオペレータIDと装置IDとを取得しているので、上記データベースを設ければ、オペレータの携帯電話機に洗浄処理の終了通知を行うことができる。しかしながら、携帯電話機を使う場合には、その通信料を医療機関が負担する必要があり、運用コストが高くなるという問題が生じる。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、洗浄処理の終了通知を安価な構成で行うことができる洗浄処理の進捗情報通知システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明の洗浄処理の進捗情報通知システムは、使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施すリプロセス装置を操作するオペレータによって携帯され、ID情報を記憶するアクティブ型のRFIDタグ、及び表示部を有する複数の携帯端末と、前記リプロセス処理の進捗情報を取得し、前記RFIDタグからの前記ID情報の読み取りと、前記RFIDタグへの前記進捗情報の書き込みを行うタグリーダライタと、前記タグリーダライタの動作を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。なお、リプロセス処理とは、使用済みの内視鏡を再使用可能な状態にするための処理であり、洗浄処理、消毒処理、滅菌処理の少なくともいずれか一つを含む。
前記進捗情報には、前記リプロセス処理の終了通知が含まれることが好ましい。また、前記オペレータによって前記リプロセス装置のリプロセス処理開始指示がなされたことを検知する操作検知手段を備えており、前記制御装置は、前記リプロセス処理開始指示に応じて前記タグリーダライタに前記ID情報の読み取り処理を実行させることが好ましい。
前記リプロセス装置が複数台ある場合、前記タグリーダライタは、各リプロセス装置に設けられることが好ましい。また、前記制御装置は、前記タグリーダライタの通信可能範囲に複数の携帯端末が存在する場合に、前記携帯端末からの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記各携帯端末の中で通信距離が最短の携帯端末を特定する第1特定手段を備えており、前記第1特定手段で特定された前記携帯端末を、前記タグリーダライタが設けられたリプロセス装置の前記進捗情報の送信先として設定することが好ましい。これにより、複雑な計算処理等を行うことなく、タグリーダライタからの通信距離が最短となる携帯端末を判定することができるので、システムをより簡易且つ安価に構成することができる。
前記タグリーダライタは、異なる位置に少なくとも3つ配置されており、前記制御装置は、前記各タグリーダライタのそれぞれの通信可能範囲に存在する複数の前記携帯端末からの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記携帯端末の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記リプロセス処理開始指示がなされた前記リプロセス装置からの距離が最短の前記携帯端末を特定する第2特定手段とを備えており、前記第2特定手段で特定された前記携帯端末を、リプロセス処理開始指示がなされた前記リプロセス装置の前記進捗情報の送信先として設定することが好ましい。これにより、各洗浄装置にそれぞれタグリーダライタを設ける必要が無くなるため、洗浄装置を多数有している大規模病院等において、システムのコストアップを防止することができる。
前記制御装置は、前記ID情報の読み取り先の携帯端末に加えて、予め登録された他の携帯端末を前記進捗情報の送信先として設定することが好ましい。また、前記ID情報は、前記携帯端末または前記オペレータのIDであることが好ましい。
前記表示部は、視覚的表示、音声、振動の少なくとも1つを使用して前記進捗情報を表示することが好ましい。また、前記携帯端末は、ネームプレート型であることが好ましい。また、前記進捗情報に基づいて、複数の前記リプロセス装置のそれぞれのリプロセス履歴を管理する履歴管理手段を備えていることが好ましい。
本発明のリプロセス処理の進捗情報通知システムは、オペレータにより携帯される携帯端末にアクティブ型のRFIDタグを設けて、タグリーダライタにRFIDタグからのID情報の読み取りと、RFIDタグへのリプロセス処理の進捗情報の書き込みを行わせ、書き込まれた進捗情報を携帯端末の表示部に表示させるようにしたので、携帯電話機等を用いることなくオペレータに洗浄処理の進捗情報を通知することができる。RFIDタグは携帯電話機よりも安価であり、通信料も掛からないため、本発明の通知システムは安価に構成することができ、さらに運用コストも低く抑えられる。
図1に示す洗浄システム10(リプロセス処理の進捗情報通知システム)は、大別して、内視鏡11を洗浄する洗浄装置12と、洗浄装置12を使用するオペレータA、Bに携帯されるネームプレート型のIDカード13a、13b(携帯端末)とから構成されている。この洗浄システム10は、洗浄装置12とIDカード13a,13bとの間で無線通信を行って、オペレータA,Bへの洗浄処理の終了通知情報15(進捗情報)の通知を行うシステムである。
洗浄装置12は、括弧付き数字(1)〜(3)で示すように、オペレータA,Bのいずれかにより洗浄開始操作がなされたときに、この操作を行ったオペレータのIDカードに対して、オペレータの固有識別情報であるオペレータID14の(1)配信要求(IDリクエスト)を行い、このリクエストに応じてIDカードから発信されたオペレータID14を受信する。そして、洗浄装置12は、洗浄処理が終了したときに、オペレータID14の送信元のIDカードを終了通知情報15の送信先として設定した(3)終了通知情報15を発信する。終了通知情報15には、送信先として設定されたIDカードのオペレータID14が加えられており、このオペレータID14に対応するIDカードで終了通知情報15が受信される。
洗浄装置12は、それぞれ略箱形状の洗浄装置本体(以下、単に本体という)17と、この本体17の上面に設けられた洗浄槽18、操作パネル19、及びタグリーダライタ20とから構成されている。
洗浄槽18は、図示しない蓋により開閉される。検査で使用された内視鏡11は、洗浄槽18内にセットされた後、洗浄処理が施される。洗浄処理は、大別して洗浄工程、消毒工程、すすぎ工程の計3つの工程に分かれている。各工程ではそれぞれ異なる処理液が洗浄槽18に注液されるとともに、内視鏡11の内部に供給されることで、内視鏡11に洗浄処理、消毒処理、すすぎ処理が施される。また、洗浄槽18には、内視鏡11が洗浄槽18内にセットされているか否かを検知するための検知センサ18aが設けられている。
操作パネル19には、電源スイッチ(図示せず)、スタートスイッチ21(図3参照)等が設けられている。電源スイッチは、洗浄装置12の電源をON・OFFする際に操作される。スタートスイッチ21は、洗浄処理を開始する際に操作される。
タグリーダライタ20は、アクティブ型のRFIDタグ(アクティブタグ)やパッシブ型のRFIDタグ(パッシブタグ)との間で各種情報を無線(電波)により送受信する。具体的には、タグリーダライタ20は、IDカード13a,13bに設けられたカードタグ23(図2及び図3参照)から発信されるオペレータID14を受信するとともに、洗浄処理の終了通知情報15を発信する。また、タグリーダライタ20は、内視鏡11に設けられている内視鏡タグ11a(アクティブタグ)から、内視鏡11の固有識別情報を示す内視鏡IDを受信する。この内視鏡IDは、洗浄装置12の洗浄履歴情報として用いられる。
図2及び図3に示すようにIDカード13a,13bには、カードタグ23、CPU24、メモリ25、液晶モニタ26(表示部)、スピーカ27(表示部)、操作キー28、及びこれら各部に電力を供給する電池29等が設けられている。
カードタグ23は、アクティブタグであり、上述したようにタグリーダライタ20との間で無線による情報の送受信を行う。カードタグ23は、パッシブタグと異なり、電池29から供給される電力で動作するため、タグリーダライタ20と約数十mの距離(パッシブタグは数十cm程度)で通信が可能である。
カードタグ23には、無線による情報の送受信を行うためのアンテナ23aと、オペレータID14を記憶したメモリ23bとが設けられている。そして、カードタグ23は、タグリーダライタ20からのIDリクエストに応じて、メモリ23bに記憶されているオペレータID14を重畳した電波をアンテナ23aから発信する。これにより、タグリーダライタ20で各IDカード13a,13bのオペレータID14が受信される。また、カードタグ23は、タグリーダライタ20から送信される終了通知情報15をアンテナ23aで受信する。
CPU24は、IDカード13a,13bの各部の動作を統括的に制御する。メモリ25には、カードタグ23で終了通知情報15を受信した際に、その旨を表す文字メッセージ31を液晶モニタ26で画面表示するための文字データ25aと、音声メッセージ32をスピーカ27で音声表示するための音声データ25bとが記憶されている。操作キー28は、IDカード13a,13bの各種設定を行う際に操作される。
このようにIDカード13a,13bにカードタグ23を設けることで、パッシブタグを設けた場合と異なり、IDカード13a,13bを洗浄装置12のタグリーダライタ20に近づけることなく、タグリーダライタ20との間で無線通信を行うことができる。このため、本実施形態では、洗浄装置12の使用者(オペレータA,B)が誰であるかを自動的に特定して、特定したオペレータのIDカードへ終了通知情報15を送信することができる。
図3に示すように、洗浄装置12にはCPU34とメモリ35とが設けられている。CPU34は、メモリ35などから各種プログラムを読み出し、読み出したプログラムを逐次実行することにより、洗浄装置12の各部を統括的に制御する。
タグリーダライタ20には、無線による情報の送受信を行うためのアンテナ20aと、電波受信状態検出回路(以下、単に検出回路という)20bとが設けられている。検出回路20bは、アンテナ20aで受信される各IDカード13a,13bからの電波の強度を検出する。この電波強度は、例えば、アンテナ20aで受信した電波信号を検波し、この検波信号を整流し、さらにこの整流信号を積分して得られた直流電圧より求めることができる。なお、電波強度の検出方法は、これに限定されるものではなく、周知の各種方法を用いることができる。
電波強度の検出を行う際に、各ICカード13a,13bのカードタグ23からそれぞれ発信される電波を区別する方法としては、例えば、アンチコリジョン機能を備えるタグリーダライタ20及びカードタグ23を用いる方法がある。アンチコリジョン機能とは、タグリーダライタ20が複数のカードタグ23と同時に通信を行うことができる機能である。また、アンチコリジョン機能を備えるタグリーダライタ20及びカードタグ23を用いる代わりに、各ICカード13a,13bのカードタグ23のそれぞれから発信される電波の周波数を異ならせておき、周波数別に電波強度の検出を行うようにしてもよい。検出回路20bによる検出結果は、CPU34に入力される。
CPU34は、上述のプログラムを実行することにより、操作検知部37(操作検知手段)、洗浄処理制御部38、進捗情報取得部39、タグリーダライタ制御部40(制御装置)、履歴管理部41(履歴管理手段)として機能する。操作検知部37は、操作パネル19のスタートスイッチ21等の各種スイッチが操作されたことを検知する。
洗浄処理制御部38は、洗浄槽18、処理液給排水装置(図示せず)、及び乾燥装置(図示せず)等からなる洗浄ユニット42の動作を制御する。この洗浄処理制御部38は、操作検知部37でスタートスイッチ21が操作されたことを検知したときに、洗浄ユニット42を作動させる。そして、洗浄処理制御部38は、メモリ35から読み出した洗浄プログラムに基づき、洗浄ユニット42を駆動して洗浄処理を行う。なお、洗浄プログラムは、内視鏡11の種類、検査項目、内視鏡11の汚れ具合等に最も適したものが選択される。
進捗情報取得部39は、図示しない時計回路等を有しており、洗浄装置12による洗浄処理の開始時刻、及び終了時刻等を取得する。例えば、開始時刻は、スタートスイッチ21が操作された時刻であり、終了時刻は、洗浄処理が終了した時刻である。これらの各情報は、例えば操作パネル19からの操作信号の入力や、洗浄処理制御部38による洗浄ユニット42の制御状況を監視することで取得することができる。そして、進捗情報取得部39は、終了時刻を取得したら、タグリーダライタ制御部40に対して終了通知情報15を出力する。なお、取得された開始時刻、及び終了時刻は、メモリ35等に一時的に記憶される。
タグリーダライタ制御部40は、タグリーダライタ20による各種情報の送受信を制御する。このタグリーダライタ制御部40には、特定部43(第1特定手段)が設けられている。特定部43は、スタートスイッチ21が操作されたときに、タグリーダライタ20との通信可能範囲内に複数のIDカード13a,13bが存在する場合において、洗浄装置12からの距離が最短となるIDカードを特定する。この特定は、上述の検出回路20bから入力される各IDカード13a,13bごとの電波強度の検出結果に基づき行われる。以下、オペレータAが洗浄装置12を使用する場合(図1参照)を例に挙げて説明を行う。
オペレータAによりスタートスイッチ21が操作されたことが操作検知部37で検知されると、タグリーダライタ制御部40は、タグリーダライタ20から各IDカード13a、13bに対してIDリクエストを発信させる。これにより、IDリクエストに応じて各IDカード13a,13bから発信されるオペレータID14(電波)がタグリーダライタ20で受信される。
このときに、オペレータAは洗浄装置12(タグリーダライタ20)に最も近い位置にいるため、IDカード13aとの距離が最短となる。この場合には、タグリーダライタ20がIDカード13aから受信した電波の強度が最も高くなる。従って、特定部43は、スタートスイッチ21の操作時における各IDカード13a,13bからの電波強度を比較することで、IDカード13aが最短の距離にあることを特定することができる。タグリーダライタ制御部40は、IDカード13aとの距離が最短になると特定されたら、IDカード13aのオペレータID14をメモリ35等に一時的に記憶し、IDカード13bのオペレータID14は破棄する。
また、特定部43は、タグリーダライタ20との距離が最短となる内視鏡11、つまり、洗浄装置12にセットされた内視鏡11を特定する。そして、タグリーダライタ制御部40は、洗浄装置12内の内視鏡IDも同様にメモリ35等に一時的に記憶させる。この特定方法は、上述のIDカードの特定方法と同じであるため、説明は省略する。
タグリーダライタ制御部40は、進捗情報取得部39より終了通知情報15が入力されたときは、先に一時的に記憶したオペレータID14に対応するIDカード13aを洗浄装置12の終了通知情報15の送信先として設定する。具体的には、上述したように終了通知情報15にIDカード13a(オペレータA)のオペレータID14を加える(図1参照)。次いで、タグリーダライタ制御部40は、タグリーダライタ20から終了通知情報15を送信させる。タグリーダライタ20から発信された終了通知情報15は、各IDカード13a,13bのカードタグ23で受信されるが、この終了通知情報15に加えられているオペレータID14に基づき、IDカード13bは受信した終了通知情報15を破棄する。
IDカード13aのCPU24は、カードタグ23で終了通知情報15を受信したら、メモリ25から文字データ25a及び音声データ25bを読み出して、液晶モニタ26に終了通知情報15を表す文字メッセージ31を表示させるとともに、スピーカ27に終了通知情報15を表す音声メッセージ32を表示させる(図2参照)。これにより、オペレータAは、文字メッセージ31及び音声メッセージ32から、洗浄処理が終了したことを把握することができる。
履歴管理部41は、洗浄装置12の洗浄履歴を管理するものであり、洗浄装置12で洗浄処理がなされたら、その洗浄履歴情報をメモリ35内の洗浄履歴テーブル45に記憶する。図4に示すように、洗浄履歴テーブル45に記憶される洗浄履歴情報は、洗浄処理がなされた日付と、先にメモリ35に記憶された洗浄処理の開始時刻及び終了時刻、洗浄処理が施された内視鏡11の内視鏡ID、及び洗浄装置12の使用者のオペレータID14とからなる。なお、日付については、CPU34の時計回路(図示せず)から履歴管理部41が直接取得するなど、適宜方法で取得すればよい。
次に、図5を用いて本発明の洗浄システム10の作用について説明を行う。なお、以下の説明では、上述したように、オペレータAが洗浄装置12を用いて内視鏡11の洗浄処理を行う場合(図1参照)を例に挙げて説明を行う。
オペレータAは、検査で使用された内視鏡11を洗浄装置12の洗浄槽18にセットした後、スタートスイッチ21を操作して洗浄処理を開始させる。スタートスイッチ21が操作されると、タグリーダライタ制御部40は、タグリーダライタ20よりIDリクエストを発信させる。これにより、IDリクエストに応じて各IDカード13a,13bより発信された電波(オペレータID14)が、タグリーダライタ20で受信される。タグリーダライタ20で電波が受信されると、検出回路20bにより、各IDカード13a,13bから受信した電波の電波強度の検出結果が洗浄装置12のCPU34に出力される。
タグリーダライタ制御部40の特定部43は、検出回路20bによる検出結果に基づき、スタートスイッチ21が操作されたときに、洗浄装置12との距離が最短となるIDカードを特定する。特定部43は、各IDカード13a,13bから受信した電波の電波強度を比較し、最も電波強度の強いIDカードを洗浄装置12との距離が最短となるIDカードとして特定する。本実施形態では、オペレータAがスタートスイッチ21の操作を行ったので、IDカード13aからの電波の強度が最も高くなる。
特定部43によりIDカード13aが特定されたら、タグリーダライタ制御部40は、IDカード13aのオペレータID14をメモリ35等に一時的に記憶し、IDカード13bのオペレータID14は破棄する。また、これと同時に、洗浄装置12にセットされた内視鏡11の内視鏡IDも同様にメモリ35等に一時的に記憶される。このように通信距離が長いアクティブタグ(カードタグ23)を各IDカード13a,13bに設けることで、オペレータA,Bに何らの手間をかけさせることなく、終了通知情報15の送信先の情報(オペレータID14)を自動的に取得・記憶することができる。
このオペレータID14の取得と同時に、進捗情報取得部39は、スタートスイッチ21が操作された時に、洗浄処理の開始時刻を取得してメモリ35等に一時的に記憶する。そして、洗浄処理が終了したら、進捗情報取得部39は、洗浄処理の終了時刻を取得してメモリ35等に一時的に記憶するとともに、タグリーダライタ制御部40に対して終了通知情報15を出力する。
タグリーダライタ制御部40は、終了通知情報15が入力されたら、先に一時的に記憶したIDカード13aのオペレータID14を終了通知情報15に加えた後、この終了通知情報15をタグリーダライタ20から発信させる。タグリーダライタ20から発信された終了通知情報15は、IDカード13a以外では、受信された後、破棄される。
IDカード13aは、カードタグ23で終了通知情報15を受信したら、液晶モニタ26に文字メッセージ31を表示させるとともに、スピーカ27に音声メッセージ32を表示させる。これにより、オペレータAは、文字メッセージ31と音声メッセージ32とに基づいて、洗浄処理が終了したことを把握することができる。
また、洗浄処理が終了すると、履歴管理部41は、洗浄処理が行われた日付と、先にメモリ35等に一時的に記憶されたオペレータID14、内視鏡ID、開始時刻、終了時刻とを、メモリ35内の洗浄履歴テーブル45に記憶して管理する。このように本実施形態では、オペレータA,Bに何らの手間をかけさせることなく、洗浄履歴テーブル45の管理を行うことができる。
以上のように本発明の洗浄システム10では、各オペレータA,Bが携帯しているIDカード13a,13bにアクティブタグ(カードタグ23)を設け、洗浄装置12にタグリーダライタ20を設けることによって、IDカード13a,13bを洗浄装置12のタグリーダライタ20に近づけることなく両者の間で無線通信を行うことができる。これにより、携帯電話機等を用いることなく、各オペレータA,BのIDカード13a,13bに対して洗浄処理の終了通知情報15を送信することができる。カードタグ23は、携帯電話機などと比較して安価であるため、本発明の洗浄システム10は安価に構成することができる。また、携帯電話機と異なり、通信料がかからないため、運用コストを低く抑えることができる。
また、洗浄装置12にそれぞれタグリーダライタ20を設けることで、各IDカード13a,13bから受信した電波の電波強度から、スタートスイッチ21が操作された際に最も洗浄装置12との通信距離が最短となるIDカードを容易に特定することができる。その結果、通信距離が最短となるIDカードを特定するために複雑な計算処理等が不要になるため、洗浄システム10をより簡易且つ安価に構成することができる。
次に本発明の第2実施形態の洗浄システムについて説明を行う。上記第1実施形態では、洗浄装置12のスタートスイッチ21を操作したオペレータのみに終了通知情報15を通知する場合を例に挙げて説明を行ったが、この第2実施形態の洗浄システムでは、洗浄処理に携わる全てのオペレータに終了通知情報15を通知することができる。なお、第2実施形態の洗浄システムは、第1実施形態の洗浄システム10とほぼ同じ構成であり、第1実施形態と機能・構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
第2実施形態の洗浄装置12の操作パネル19は、終了通知情報15を通知する際の通知モードを選択する際に操作される。この通知モードは、洗浄装置12のスタートスイッチ21を操作したオペレータのみに通知を行う個別通知モードと、洗浄処理に携わる全てのオペレータに通知を行う全員通知モードとを選択することができる。個別通知モードが選択された場合については、上記第1実施形態で説明を行ったので、ここでは説明を省略する。
洗浄装置12のCPU34の各部は、タグリーダライタ制御部40を除いて、通知モードに関わらず上記第1実施形態で説明したように動作する。タグリーダライタ制御部40は、全員通知モードが選択されている時に終了通知情報15が入力された場合には、両IDカード13a,13b(オペレータA,B)を送信先として設定する。この場合には、タグリーダライタ制御部40は、オペレータID14をブランクにした終了通知情報15をタグリーダライタ20から発信させる。このようにオペレータID14がブランクの状態のときは、両IDカード13a,13bのそれぞれで受信した終了通知情報15の画面・音声表示が行われる。
次に、図6を用いて本発明の第2実施形態の作用について説明を行う。なお、各IDカード13a,13bのフローチャートについては先に説明した図5と同じであるため、図示は省略している。オペレータAは、検査で使用された内視鏡11を洗浄装置12の洗浄槽18にセットした後、操作パネル19を操作して終了通知情報15の通知モードの選択を行う。ここでは、全員通知モードが選択されたものとして説明を行う。通知モードとして全員通知モードを選択したら、オペレータAは、スタートスイッチ21を操作して、洗浄処理を開始させる。
洗浄処理が開始されると、上記第1実施形態で説明したように、IDリクエスト、オペレータID14の受信、IDカードの特定、オペレータID14・内視鏡ID・開始及び終了時刻の記憶が行われる。そして、タグリーダライタ制御部40は、進捗情報取得部39から終了通知情報15が入力されたら、オペレータID14をブランクにした終了通知情報15をタグリーダライタ20から発信させる。なお、通知モードとして個別通知モードが選択されている場合には、上述したように、IDカード13aが送信先として設定される。
両IDカード13a,13bは、それぞれのカードタグ23でオペレータID14がブランクの終了通知情報15を受信したら、液晶モニタ26に文字メッセージ31を表示させるとともに、スピーカ27に音声メッセージ32を表示させる。これにより、オペレータA,Bは、文字メッセージ31と音声メッセージ32とに基づいて、洗浄処理が終了したことを把握することができる。その結果、オペレータAが洗浄装置12から離れた位置にいて、オペレータBがオペレータAよりも洗浄装置12に近い位置にいた場合には、オペレータBに内視鏡11を取り出してもらうことができる。以下、第1実施形態で説明したように、洗浄履歴情報が洗浄履歴テーブル45に記憶される。
次に本発明の第3実施形態の洗浄システムについて説明を行う。上記第1及び第2実施形態では、洗浄処理の進捗情報として、終了通知情報15のみを例に挙げて説明を行ったが、第3実施形態の洗浄システムでは、洗浄処理の進捗情報として、洗浄処理が終了するまでの終了予定時間情報の通知も行う。なお、第3実施形態は、終了予定時間情報の通知を行う以外は第1実施形態と同じである。
終了予定時間情報の通知は、IDカード13a,13bからの終了予定時間リクエストに応じて行われる。例えば、オペレータAがIDカード13aの操作キー28で終了予定時間情報のリクエスト操作を行うと、CPU24は、カードタグ23から終了予定時間リクエストが発信される。なお、このリクエストには、リクエスト元を表す情報として、IDカード13aのオペレータID14が重畳されている。
進捗情報取得部39は、洗浄処理中にタグリーダライタ20が終了予定時間リクエストを受信したときは、洗浄処理制御部38による洗浄ユニット42の制御状況等に基づいて、洗浄処理の終了までに要する時間を算出し、これを終了予定時間情報としてタグリーダライタ制御部40に出力する。
タグリーダライタ制御部40は、進捗情報取得部39から終了予定時間情報が入力されたら、終了予定時間リクエストに重畳されていたオペレータID14を送信先として設定する。そして、タグリーダライタ制御部40は、上述の終了通知情報15の発信時と同様に、終了予定時間情報にIDカード13aのオペレータID14を加えて、この終了予定時間情報をタグリーダライタ20から発信させる。上述したように、タグリーダライタ20から発信された終了予定時間情報は、IDカード13a以外では、受信された後、破棄される。
IDカード13aのCPU24は、カードタグ23で終了予定時間情報を受信したら、メモリ25から終了予定時間を画面表示するための文字データを読み出す。これにより、図7に示すように、液晶モニタ26に終了予定時間情報を表す文字メッセージ31aが表示される。これにより、オペレータAは、文字メッセージ31aを見て洗浄装置12の終了予定時間を把握することができる。また、オペレータBも同様にしてIDカード13bで、洗浄装置12の終了予定時間を把握することができる。なお、終了通知情報15の受信時と同様に、スピーカ27で終了予定時間情報を表す音声メッセージを音声表示させるようにしてもよい。
次に、図8を用いて本発明の第3実施形態の作用について説明を行う。なお、洗浄装置12で洗浄処理が開始されるまでは、上述の図5を用いて説明を行った第1実施形態と同じ処理が行われるため、ここでは説明を省略する。
洗浄処理中、オペレータAは、必要に応じて、IDカード13aの操作キー28で終了予定時間情報の配信要求操作を行う。これにより、IDカード13aのカードタグ23より終了予定時間リクエストが発信される。この終了予定時間リクエストがタグリーダライタ20で受信されると、進捗情報取得部39は、洗浄処理の終了予定時間情報をタグリーダライタ制御部40に対して出力する。
タグリーダライタ制御部40は、終了予定時間リクエストに重畳されていたオペレータID14を終了予定時間情報に加えた後、この終了予定時間情報をタグリーダライタ20から発信させる。タグリーダライタ20から発信された終了予定時間情報は、両IDカード13a,13bで受信されるが、IDカード13bでは終了予定時間情報は破棄される。
IDカード13aは、カードタグ23で終了予定時間情報を受信したら、液晶モニタ26に文字メッセージ31aを表示させる。これにより、オペレータAは、文字メッセージ31aを見ることで、洗浄処理の終了予定時間を把握することができる。
なお、上記第3実施形態では、オペレータが操作キー28で終了予定時間情報の配信要求操作を行ったときに、終了予定時間情報がタグリーダライタ20から発信される場合を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、洗浄処理中に、タグリーダライタ20から終了予定時間情報を定期的に発信させるようにしてもよい。この場合には、上記第2実施形態で説明したように、オペレータID14をブランクにした終了予定時間情報が発信されるため、全てのIDカード13a,13bで文字メッセージ31aを表示させることができる。
次に本発明の第4実施形態の洗浄システム50について説明を行う。上述の第1〜3実施形態の洗浄システムでは、洗浄装置12が一台がしか設けられていない場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、洗浄装置が複数台設けられていてもよい。この場合には、全ての洗浄装置にタグリーダライタ20を設ける必要があるため、洗浄装置を多数保有する大規模病院では、アクティブタグ(カードタグ23)と比較して高価なタグリーダライタ20を洗浄装置の数だけ揃えなければならず、システムのコストアップの要因となってしまう。そこで、洗浄システム50では、洗浄装置を多数有する大規模病院等でもタグリーダライタ20の数を最低限に抑えられるようにしている。以下、図9及び図10を用いて洗浄システム50について説明を行う。
洗浄システム50は、大別して洗浄装置52a〜52cと、タグリーダライタ53a〜53cと、管理サーバ54とから構成される。洗浄装置52a〜52cは、基本的に第1実施形態の洗浄装置12と同じ構成である。ただし、洗浄装置52a〜52cの本体上面には、タグリーダライタ20(図1参照)の代わりに装置タグ56が設けられている。
装置タグ56は、上述のカードタグ23と同様のアクティブタグであり、各タグリーダライタ53a〜53cとの間で無線による情報の送受信を行う。各装置タグ56には、アンテナ56aと、それぞれが設けられている洗浄装置52a〜52cの固有識別情報(No001〜No003)である装置ID57を記憶したメモリ56bとが設けられている(図10参照)。そして、各装置タグ56は、各タグリーダライタ53a〜53cから発信されるIDリクエストを受信したときに、装置ID57を重畳した電波をアンテナ56aから発信する。
タグリーダライタ53a〜53cは、基本的に上記第1実施形態のタグリーダライタ20と同じものである。ただし、タグリーダライタ53a〜53cは、各洗浄装置52a〜52cとは別体で、且つ異なる位置にそれぞれ配置されている。各タグリーダライタ53a〜53cは、各IDカード13a,13bのカードタグ23、各洗浄装置52a〜52cの装置タグ56、内視鏡11の内視鏡タグ11aとの間で、各種情報を無線により送受信する。このように、3箇所に配置された各タグリーダライタ53a〜53cと、各IDカード13a,13b及び各洗浄装置52a〜52cとの間で通信を行うことで、3点測量法の原理を用いて各IDカード13a,13b、及び各洗浄装置52a〜52cの位置を求めることができる。
管理サーバ54は、各オペレータA,Bへの洗浄処理の進捗情報(終了通知情報15、終了予定時間情報)の通知と、各洗浄装置52a〜52cの洗浄履歴情報とを管理する。この管理サーバ54には、各洗浄装置52a〜52cと各タグリーダライタ53a〜53cとがそれぞれLANで接続されている。そして、管理サーバ54には、LANを介して各洗浄装置52a〜52cから進捗情報や、洗浄処理の開始及び終了時刻が入力される。また、管理サーバ54には、各タグリーダライタ53a〜53cで受信したオペレータID14、装置ID57等がLANを介して入力される。
管理サーバ54には、コンソール59と、CPU60と、メモリ61とが設けられている。コンソール59は、入力機器やモニタなどから構成されている。入力機器は、例えば、マウスやキーボードなどといった周知の入力デバイスであり、ユーザからの操作指示を受け付けて、その操作指示に応じた信号をCPU60に入力する。モニタは、CPU60の処理に応じて様々な画面を表示する。
CPU60は、メモリ61などから各種プログラムを読み出し、読み出したプログラムを逐次実行することにより、管理サーバ54の各部を統括的に制御する。このCPU60は、上述のプログラムを実行することにより、統合操作検知部62、統合進捗情報取得部63、タグリーダライタ制御部64、履歴管理部65として機能する。
統合操作検知部62には、各洗浄装置52a〜52cの操作検知部37(図3参照)からLANを介して操作パネル19の操作検知結果が入力される。統合進捗情報取得部63には、各洗浄装置52a〜52cの進捗情報取得部39(図3参照)からLANを介して洗浄処理の進捗情報や、開始及び終了時刻が入力される。なお、各洗浄装置52a〜52cから入力された開始及び終了時刻は、メモリ61等に一時的に記憶される。
タグリーダライタ制御部64は、各タグリーダライタ53a〜53cによる各種情報の送受信を制御する。このタグリーダライタ制御部64は、位置検出部66(位置検出手段)と特定部67(第2特定手段)とを備えており、各洗浄装置52a〜52cでスタートスイッチ21が操作された際に、この操作がなされた洗浄装置に最も近い位置に存在するIDカードを特定する。
位置検出部66は、統合操作検知部62で各洗浄装置52a〜52cのスタートスイッチ21が操作されたことが検知されたときに、各タグリーダライタ53a〜53cとの通信可能範囲内に存在する全てのIDカード13a,13bの位置を検出する。
各IDカード13a,13bの位置の検出は、各タグリーダライタ53a〜53cが、各IDカード13a,13bから受信した電波の電波強度の検出結果に基づいて行われる。以下、オペレータAにより洗浄装置52aのスタートスイッチ21が操作された場合を例に挙げて説明を行う。
洗浄装置52aのスタートスイッチ21がオペレータAにより操作されて、この操作が統合操作検知部62で検知されたときに、タグリーダライタ制御部64は、各タグリーダライタ53a〜53cよりIDリクエストを発信させる。これにより、IDリクエストに応じて各IDカード13a,13bのカードタグ23から発信されるオペレータID14(電波)が各タグリーダライタ53a〜53cで受信される。なお、このIDリクエストに応じて各洗浄装置52a〜52cの装置タグ56から発信される装置ID57(電波)も、同様にして各タグリーダライタ53aで受信される。
各タグリーダライタ53a〜53cで電波が受信されると、それぞれの検出回路20bにより、各タグリーダライタ53a〜53cにおいて各IDカード13a,13bからそれぞれ受信した電波の強度が検出される。この電波強度の検出結果は、管理サーバ54のCPU60に入力される。
位置検出部66は、各タグリーダライタ53a〜53cにおける各IDカード13a,13bからの電波強度の検出結果に基づき、各タグリーダライタ53a〜53cのそれぞれと、各IDカード13a,13bのそれぞれとの距離を演算する。これら各間の距離は、タグリーダライタ−カードタグ間の距離と、電波強度との関係を予め求めておくことで、電波強度の検出結果より求められる。そして、位置検出部66は、求めた各間の距離と、既知の各タグリーダライタ53a〜53cとの位置に基づき、例えば3点測量や位置補正を行って各IDカード13a,13bの位置を検出する。なお、3点測量等で位置を検出する方法は、周知であるので説明は省略する。また、位置検出部66は、同様にして内視鏡11の位置を検出する。そして、これら各IDカード13a,13b、内視鏡11の位置の検出結果は、特定部67に出力される。
特定部67は、各IDカード13a,13bの位置検出結果に基づき、メモリ61内に格納されている各洗浄装置52a〜52cの位置を記憶した洗浄装置位置データ68を参照して、IDカード13a(オペレータA)が洗浄装置52aから最短の距離に位置していることを特定する。つまり、上述の第1実施形態と同様にオペレータAが洗浄装置12の使用者であると特定することができる。
洗浄装置位置データ68は、各洗浄装置52a〜52cの位置を予め求めておくことで作成される。各洗浄装置52a〜52cの位置は、上述のIDカードの位置検出と同様に、各タグリーダライタ53a〜53cにおける各洗浄装置52a〜52cからの電波強度を検出して、これら各間の距離を求めることで、3点測量等により求めることができる。各洗浄装置52a〜52cは、所定の位置に設置・固定されているため、移動することはない。従って、洗浄装置位置データ68を予め作成しておくことで、洗浄処理が行われる度に各洗浄装置52a〜52cの位置を検出する手間を省くことができる。
また、特定部67は、位置検出部66より入力される内視鏡11の位置に基づいて、洗浄装置52a内にセットされている内視鏡11を特定する。これらの特定部67による特定結果に基づき、タグリーダライタ制御部64は、各タグリーダライタ53a〜53cで受信したIDの中で、IDカード13aのオペレータID14、洗浄装置52aの装置ID57、及び洗浄装置52a内の内視鏡11の内視鏡IDのみをメモリ61等に一時的に記憶し、他のIDは破棄する。
タグリーダライタ制御部64は、統合進捗情報取得部63より洗浄装置52aの洗浄処理の終了通知情報15が入力されたら、上述の第1実施形態と同様に、先に一時的に記憶したIDカード13aのオペレータID14を終了通知情報15に加えた後、この終了通知情報15を各タグリーダライタ53a〜53c(いずれか一つでも可)から発信させる。タグリーダライタ20から発信された終了通知情報15は、IDカード13a以外では、受信された後、破棄される。なお、上記第2実施形態で説明したように、通知モードとして全員通知モードが選択されている場合には、オペレータID14をブランクにした終了通知情報15が各タグリーダライタ53a〜53cから発信される。
また、上記第3実施形態で説明したように、例えばIDカード13aの操作キー28で洗浄装置52aの終了予定時間情報の配信要求操作が行われると、IDカード13aのカードタグ23より終了予定時間リクエストが発信される。この際に、IDカード13a〜13cのメモリ25には、洗浄装置52a〜52cの装置ID57が予め記憶されており、終了予定時間情報の配信要求操作を行う際に、リクエスト先の装置ID57が指定される。従って、IDカード13aのカードタグ23から発信される終了予定時間リクエストには、リクエスト元のオペレータID14、及びリクエスト先の装置ID57が重畳されている。
IDカード13aから発信された終了予定時間リクエストが各タグリーダライタ53a〜53cで受信されたら、統合進捗情報取得部63は、リクエスト先の洗浄装置52aの洗浄処理の終了予定時間情報をタグリーダライタ制御部64に出力する。これにより、上述の第3実施形態で説明したように、タグリーダライタ制御部64は、IDカード13aのオペレータID14を終了予定時間情報に加えた後、この終了予定時間情報を各タグリーダライタ53a〜53cから発信させる。これにより、IDカード13aでのみ終了予定時間情報を表す文字メッセージ31a(図7参照)が表示される。
履歴管理部65は、各洗浄装置52a〜52cのそれぞれの洗浄履歴情報を、装置別に分類してメモリ61内の洗浄履歴テーブル69に記憶する。図11に示すように、洗浄履歴テーブル69に記憶される各洗浄装置52a〜52cの洗浄履歴情報は、上記第1実施形態(図4参照)と同じである。
次に、図12を用いて本発明の第4実施形態の洗浄システム50の作用について説明する。なお、各IDカード13a,13bのフローチャートについては先に説明した図8と同じであるため、図示は省略している。また、以下の説明では、上述したように、オペレータAが洗浄装置52aを用いて内視鏡11の洗浄処理を行う場合(図9参照)を例に挙げて説明を行う。
オペレータAは、検査で使用された内視鏡11を洗浄装置52aの洗浄槽18にセットした後、スタートスイッチ21を操作して洗浄処理を開始させる。スタートスイッチ21が操作されると、タグリーダライタ制御部64は、各タグリーダライタ53a〜53cよりIDリクエストを発信させる。そして、このIDリクエストに応じて各IDカード13a,13b及び各洗浄装置52a〜52cから発信された電波(オペレータID14、装置ID57)が、各タグリーダライタ53a〜53cで受信される。各タグリーダライタ53a〜53cで電波が受信されると、それぞれの検出回路20bにより、各IDカード13a,13bからの電波の強度の検出結果が管理サーバ54のCPU60に入力される。
位置検出部66は、各タグリーダライタ53a〜53cの検出回路20bより入力される電波強度の検出結果に基づき、各タグリーダライタ53a〜53cのそれぞれと、各IDカード13a,13bのそれぞれとの距離を演算し、この演算結果に基づき3点測量等を行って各IDカード13a,13bの位置を検出する。また、これと同時に内視鏡11の位置検出も行われる。これらIDカード13a,13b、内視鏡11の位置の検出結果は、特定部67に出力される。
特定部67は、各IDカード13a,13bの位置検出結果に基づき、メモリ61内の洗浄装置位置データ68を参照して、IDカード13aが洗浄装置52aから最短の距離に位置していることを特定する。また、これと同時に、洗浄装置52a内にセットされている内視鏡11も特定される。そして、この特定部67による特定結果に基づき、タグリーダライタ制御部64は、IDカード13aのオペレータID14、洗浄装置52aの装置ID57、及び洗浄装置52a内の内視鏡11の内視鏡IDのみをメモリ61等に一時的に記憶し、他のIDは破棄する。
以下、上述の第1〜第3実施形態で説明したように、タグリーダライタ制御部64は、洗浄処理中に終了予定時間リクエストが行われた場合には、各タグリーダライタ53a〜53cより終了予定時間情報を発信させるとともに、洗浄処理が終了した場合には、各タグリーダライタ53a〜53cより終了通知情報15を発信させる。そして、洗浄処理が終了したら、履歴管理部65は、洗浄装置52aの洗浄履歴情報(日付、開始時刻、終了時刻、内視鏡ID、オペレータID14)を、メモリ61内の洗浄履歴テーブル69に記憶して管理する。
以上のように本発明の第4実施形態の洗浄システム50では、各洗浄装置52a〜52cにそれぞれタグリーダライタを設ける必要が無くなるので、特に洗浄装置を多数有している大規模病院においてシステムのコストアップを防止することができる。なお、設置するリーダライタの数は3点測量には3つで十分であるが、位置検出の精度をあげるため4つ以上であってもよい。
なお、上記第4の実施形態では、IDカード13a(13bも同様)から1台の洗浄装置の終了予定時間情報の配信要求を行う場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、全ての洗浄装置52a〜52cの終了予定時間情報の配信要求を行ってもよく、この場合には、IDカード13a,13bの液晶モニタ26に全ての洗浄装置52a〜52cの終了予定時間情報が並べて画面表示される。
次に本発明の第5実施形態の洗浄システムについて説明を行う。上記第1〜第4実施形態では、タグリーダライタから洗浄処理の進捗情報(終了通知情報、終了予定時間情報)のみを発信しているが、この第5実施形態では、洗浄処理が終了して内視鏡11が洗浄装置から取り出されたら、全てのIDカード(オペレータ)に対して、内視鏡11の取出し情報、及び洗浄装置の空きを示す空き情報を送信する。この第5実施形態の洗浄システムは、上述の第1〜第4実施形態の洗浄システムとほぼ同じ構成であるので、ここでは、上述の図1及び図3を用いて説明を行う。
タグリーダライタ制御部40は、上述の検知センサ18aの検知結果に基づき、終了通知情報15の発信後に内視鏡11が洗浄装置12から取り出されたか否かを把握することができる。そして、タグリーダライタ制御部40は、終了通知情報15の発信後に内視鏡11が取り出されたことが検知されたら、上述の第2実施形態における全員通知モードの選択時と同様に、オペレータID14をブランクにした内視鏡11の取出し情報、及び洗浄装置12の空き情報をタグリーダライタ20から発信させる。これにより、全てのIDカード13a,13bで取出し情報及び空き情報の画面・音声表示が行われる。
また、第5実施形態の履歴管理部41は、終了通知情報15の発信の有無に関わらず、洗浄装置12から内視鏡11を取り出したオペレータのオペレータID14をメモリ35内の取出し履歴テーブル(図示せず)に記憶させる。この場合には、タグリーダライタ制御部40はタグリーダライタ20からリクエストIDを再度発信させるとともに、特定部43は洗浄装置12からの距離が最短となるIDカードを特定する。そして、履歴管理部41は、特定部43で特定されたIDカードのオペレータID14を取出し履歴テーブルに記憶する。なお、取出し履歴テーブルに記憶させずに、上述の洗浄履歴テーブル45に取出し者のオペレータID14を記憶させるようにしてもよい。
次に、図13を用いて本発明の第5実施形態の洗浄システムの作用について説明を行う。なお、タグリーダライタから終了通知情報15が発信されるまでは、上記第1実施形態と同じであるため、説明は省略する。なお、第2〜第4実施形態に第5実施形態を適用した場合も同様であるため、ここでは説明を省略する。
例えばオペレータAは、IDカード13aで終了通知情報15が表示されたら、洗浄装置12から内視鏡11を取り出す。この内視鏡11が取り出されたことが検知センサ18aによって検知されると、タグリーダライタ制御部40は、オペレータID14をブランクにした内視鏡11の取出し情報、及び洗浄装置12の空き情報をタグリーダライタ20から発信させる。これにより、全てのIDカード13a,13bで取出し情報及び空き情報が表示される。その結果、洗浄装置12から離れた場所にいる者も、洗浄装置12が空いたことを容易に把握することができる。このため、時間間隔を空けずに洗浄装置12を使用することができ、洗浄装置12の稼働率を上げることができる。
また、内視鏡11が取り出されたことが検知センサ18aによって検知されると、タグリーダライタ制御部40はタグリーダライタ20からリクエストIDを再度発信させる。このリクエストIDに応じて各IDカード13a,13bから発信された電波(オペレータID14)がタグリーダライタ20で受信されると、特定部43は、洗浄装置12からの距離が最短となるIDカードを特定する。そして、履歴管理部41は、特定部43で特定されたIDカードのオペレータID14を取出し履歴テーブルに記憶する。これにより、誰が洗浄装置12から内視鏡11を取り出したのかを容易に把握することができる。
なお、上記第1〜第4実施形態では、各オペレータA,Bにそれぞれ一枚ずつカードタグ23付きのIDカード13a,13bが貸与されている場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、オペレータが多数在籍する大規模病院では、カードタグ23付きのIDカードをオペレータの数だけ揃えなければならず、システムのコストアップの要因となってしまう。そこで、IDカード71(図14参照)のカードタグ23に任意のオペレータID14を登録可能にすることで、複数のオペレータの間で一枚のカードタグ23付きのIDカードを使い回せるようにしてもよい。
図14に示すように、IDカード71のカードタグ23にオペレータID14を登録する場合には、洗浄装置72から登録する方法と、IDカード71にオペレータID14を直接入力する方法がある。洗浄装置72は、上述の第1実施形態の洗浄装置12と基本的に同じである。ただし、洗浄装置72の操作パネル19には、オペレータID14を入力するためのID入力キー73が設けられている。
IDカード71を携帯したオペレータが、ID入力キー73でオペレータID14の入力を行うと、タグリーダライタ制御部40は、タグリーダライタ20からリクエストIDを発信させる。そして、このリクエストIDに応じて、IDカード71からオペレータID14が重畳された電波が発信される。なお、IDカード71から発信されるオペレータID14は、先の使用者のオペレータID14、もしくは、新たなオペレータID14が登録されるまでの仮のオペレータID14である。
特定部43は、IDカード71から発信される電波をタグリーダライタ20で受信した結果に基づき、上述したように、洗浄装置72との通信距離が最短となるIDカードを特定する。この場合には、オペレータID14の入力を行ったオペレータが携帯しているIDカード71が特定される。そして、この特定結果に基づき、タグリーダライタ制御部40は、IDカード71を送信先と設定して、先に入力されたオペレータID14の情報をタグリーダライタ20より発信させる。
IDカード71のCPU24は、カードタグ23で新たなオペレータID14を受信したら、この新たなオペレータID14をカードタグ23のメモリ23bに登録する。なお、カードタグ23のメモリ23bにオペレータID14が既に登録されている場合には、このオペレータID14が上書きされる。
また、オペレータがIDカード71の操作キー28を操作してオペレータID14を直接入力した場合にも、IDカード71のCPU24は、入力された新たなオペレータID14をカードタグ23のメモリ23bに登録する。
このように、IDカード71のカードタグ23に任意のオペレータID14を登録可能にすることで、カードタグ23(アクティブタグ)付きのIDカード71をオペレータの人数分だけ揃える必要が無くなるので、洗浄システムをより安価に構成することができる。
なお、図14において符号75は振動を発生する振動発生器である。この振動発生器75は、カードタグ23で進捗情報(終了通知情報15、終了予定時間情報)が受信されたときに振動することで、IDカード71を携帯するオペレータに対して進捗情報の受信を知らせることができる。
なお、上記各実施形態では、IDカード13a,13bのカードタグ23に、ID情報としてオペレータIDが記憶されている場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、カード番号等の各種ID情報が記憶されていてもよい。
また、上記各実施形態では、本発明の携帯端末としてネームプレート型のIDカードを例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、医療機器等の誤作動を防止できれば各種の携帯端末を用いてもよい。
なお、上記各実施形態では、洗浄履歴テーブル45,69に洗浄履歴情報として、日付、開始及び終了時刻、内視鏡ID、オペレータID14を記憶する場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、オペレータID14または内視鏡IDのみを洗浄履歴情報として記憶するようにしてもよい。
なお、上記第1〜第3実施形態では、各IDカード13a,13bのカードタグ23から発信される電波の強度に基づいて、洗浄装置12からの距離が最短のIDカードを特定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各IDカード13a,13bのカードタグ23から発信される電波が洗浄装置12(タグリーダライタ20)に到達する到達時間に基づいて、洗浄装置12からの距離が最短のIDカードを特定するようにしてもよい。電波の到達時間は、例えば、タグリーダライタ20からIDリクエストが発信されてから、各IDカード13a,13bから発信される電波がタグリーダライタ20で受信されるまでの時間を計測することで求められる。そして、最も電波到達時間が短くなるIDカードを、洗浄装置12からの距離が最短のIDカードとして特定することができる。
また、上記第4実施形態においては、各タグリーダライタ53a〜53cにおける各IDカード13a,13bからの電波の到達時間の検出結果に基づき、各タグリーダライタ53a〜53cのそれぞれと、各IDカード13a,13bのそれぞれとの距離を演算してしてもよい。これら各間の距離は、タグリーダライタ−カードタグ間の距離と、電波到達時間との関係を予め求めておくことで、電波到達時間の検出結果より求められる。
なお、上記第1〜第3実施形態では、洗浄装置が一台しか設置されていない場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数台設置されていてもよい。洗浄装置が複数台設置されている場合でも、上記第1〜第3実施形態で説明したように、個々の洗浄装置ごとにIDリクエスト、終了通知情報、終了予定時間情報の配信が行われる。この際に、各IDカード13a、13bから各洗浄装置のいずれかに対して終了予定時間情報の配信要求を行う場合には、上記第4実施形態で説明したように、各IDカードID13a,13bのメモリ25に各洗浄装置の装置IDを予め記憶させておく。これにより、各IDカード13a,13bから発信される終了予定時間リクエストには、リクエスト元のオペレータID、リクエスト先の装置IDが重畳されるため、リクエスト元のIDカードでのみ終了予定時間情報を表示することができる。
なお、上記各実施形態では、内視鏡に洗浄、消毒、すすぎを施す洗浄装置を例に挙げて説明を行ったが、本発明は、リプロセス処理として洗浄、消毒、滅菌の少なくともいずれか一つを行うリプロセス装置にも適用可能である。
本発明の第1実施形態の洗浄システムの構成を概略的に示す説明図である。 IDカードの正面図である。 第1実施形態の洗浄システムの電気的構成を示すブロック図である。 洗浄履歴情報を記憶する洗浄履歴テーブルの一例を説明するための説明図である。 第1実施形態の洗浄システムにおける終了通知情報の通知処理を説明するためのフローチャートである。 終了通知情報の通知モードとして個別通知モード、全員通知モードが選択可能な第2実施形態の洗浄システムにおける終了通知情報の通知処理を説明するためのフローチャートである。 IDカードが洗浄装置の洗浄処理の終了予定時間情報を受信したときの状態を説明するための説明図である。 洗浄処理の終了予定時間情報を通知可能な第3実施形態の洗浄システムにおける終了通知情報の通知処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態の洗浄システムの構成を概略的に示す説明図である。 第4実施形態の洗浄システムの電気的構成を示すブロック図である。 第4実施形態における洗浄履歴テーブルの一例を説明するための説明図である。 第4実施形態の洗浄システムにおける進捗情報(終了通知情報、終了予定時間情報)の通知処理を説明するためのフローチャートである。 内視鏡の取出し情報、洗浄装置の空き情報を通知するとともに、内視鏡の取出し履歴を記憶する第5実施形態の洗浄システムにおける通知処理及び記憶処理を説明するためのフローチャートである。 IDカードのカードタグに任意のID情報を登録可能にした洗浄装置及びIDカードの構成を概略的に示す説明図である。
符号の説明
10,50 洗浄システム
11 内視鏡
12,52a〜52c,72 洗浄装置
13a,13b,71 IDカード
14 オペレータID
20,53a〜53c タグリーダライタ
21 スタートスイッチ
23 カードタグ
25 液晶モニタ
26 スピーカ
39 進捗情報取得部
40,64 タグリーダライタ制御部
41,65 履歴管理部
43,67 特定部
45,69 洗浄履歴テーブル
54 管理サーバ
57 装置ID
66 位置検出部
A,B オペレータ

Claims (11)

  1. 使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施すリプロセス装置を操作するオペレータによって携帯され、ID情報を記憶するアクティブ型のRFIDタグ、及び表示部を有する複数の携帯端末と、
    前記リプロセス処理の進捗情報を取得し、前記RFIDタグからの前記ID情報の読み取りと、前記RFIDタグへの前記進捗情報の書き込みを行うタグリーダライタと、
    前記タグリーダライタの動作を制御する制御装置とを備え、
    前記表示部は、前記RFIDタグに書き込まれた前記進捗情報を表示することを特徴とするリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  2. 前記進捗情報には、前記リプロセス処理の終了通知が含まれることを特徴とする請求項1記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  3. 前記オペレータによって前記リプロセス装置のリプロセス処理開始指示がなされたことを検知する操作検知手段を備えており、前記制御装置は、前記リプロセス処理開始指示に応じて前記タグリーダライタに前記ID情報の読み取り処理を実行させることを特徴とする請求項1または2記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  4. 前記リプロセス装置が複数台ある場合、前記タグリーダライタは、各リプロセス装置に設けられることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  5. 前記制御装置は、前記タグリーダライタの通信可能範囲に複数の携帯端末が存在する場合に、前記携帯端末からの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記各携帯端末の中で通信距離が最短の携帯端末を特定する第1特定手段を備えており、
    前記第1特定手段で特定された前記携帯端末を、前記タグリーダライタが設けられたリプロセス装置の前記進捗情報の送信先として設定することを特徴とする請求項4記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  6. 前記タグリーダライタは、異なる位置に少なくとも3つ配置されており、
    前記制御装置は、前記各タグリーダライタのそれぞれの通信可能範囲に存在する複数の前記携帯端末からの電波の強度または到達時間の測定結果に基づいて、前記携帯端末の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記リプロセス処理開始指示がなされた前記リプロセス装置からの距離が最短の前記携帯端末を特定する第2特定手段とを備えており、
    前記第2特定手段で特定された前記携帯端末を、リプロセス処理開始指示がなされた前記リプロセス装置の前記進捗情報の送信先として設定することを特徴とする請求項3記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  7. 前記制御装置は、前記ID情報の読み取り先の携帯端末に加えて、予め登録された他の携帯端末を前記進捗情報の送信先として設定することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  8. 前記ID情報は、前記携帯端末または前記オペレータのIDであることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  9. 前記表示部は、視覚的表示、音声、振動の少なくとも1つを使用して前記進捗情報を表示することを特徴とする請求項1ないし8いずれか1項記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  10. 前記携帯端末は、ネームプレート型であることを特徴とする請求項1ないし9いずれか1項記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
  11. 前記進捗情報に基づいて、複数の前記リプロセス装置のそれぞれのリプロセス履歴を管理する履歴管理手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし10いずれか1項記載のリプロセス処理の進捗情報通知システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014036738A (ja) * 2012-08-15 2014-02-27 Hoya Corp 内視鏡システム
DE102014224843A1 (de) * 2014-12-04 2016-06-09 Olympus Winter & Ibe Gmbh Aufbereitungssystem zum Reinigen und/oder Desinfizieren von medizinischen Geräten und Verfahren zum Betreiben desselben
JP2016172077A (ja) * 2016-06-21 2016-09-29 Hoya株式会社 内視鏡システム

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