JP2009141778A

JP2009141778A - 表示部構造、及びデジタルカメラ

Info

Publication number: JP2009141778A
Application number: JP2007317312A
Authority: JP
Inventors: Motohiro Takeda; 基宏武田
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 2007-12-07
Filing date: 2007-12-07
Publication date: 2009-06-25

Abstract

【課題】表示部に強化ガラスを設けても筐体を薄型化できるようにする。
【解決手段】画像を表示する表示部３と、この表示部３の前方に位置する開口部２１を有する筐体２と、表示部３の前面であって、開口部２１の内方に配置される強化ガラス４と、この強化ガラス４の周囲の背面及び筐体２の開口部２１周囲の背面に渡って固着される金属板５と、を備える。具体的には、金属板５は、表示部３の一部と強化ガラス４との間の空間に配置される。そして、金属板５には、筐体２の色と同じ色が施されている。
【選択図】図３

Description

本発明は、前面に強化ガラスを備える表示部構造と、その表示部構造を備えるデジタルカメラに関する。

デジタルカメラにおいて、液晶表示部の前面側に強化ガラスを設けたものがある（特許文献１参照）。その強化ガラスにより、液晶表示部を保護しつつ、常に液晶表示部が良く見えるようになる。
特開平１１−３５２５６６号公報

特許文献１のような表示部に保護部材（強化ガラス）を設けたデジタルカメラにおいても、一般的なデジタルカメラと同様に、携帯時の利便性を向上させるべく筐体の薄型化を図りたいという要求がある。
しかしながら、特許文献１のデジタルカメラでは、強化ガラスの周囲の前面に、押さえ板で押し付けて当該強化ガラスを係止するための、外側に出っ張った後カバーが設けられており、その後カバーの厚みにより筐体の薄型化の要求に対処できないという問題がある。

本発明の課題は、表示部に保護部材を設けても筐体を薄型化できるようにすることである。

以上の課題を解決するため、請求項１に記載の発明は、画像を表示する表示部と、この表示部の前方に位置する開口部を有する筐体と、前記表示部の前面であって、前記開口部の内方に配置される強化ガラスと、この強化ガラスの周囲の背面及び前記筐体の前記開口部周囲の背面に渡って固着される金属板と、を備える表示部構造を特徴とする。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の表示部構造であって、前記金属板は、前記表示部の一部と前記強化ガラスとの間の空間に配置されることを特徴とする。

請求項３に記載の発明は、請求項１または２に記載の表示部構造であって、前記金属板には、前記筐体の色と同じ色が施されていることを特徴とする。

請求項４に記載の発明は、請求項１から３のいずれか一項に記載の表示部構造を備えるデジタルカメラを特徴とする。

本発明によれば、表示部に強化ガラスを設けても筐体を薄型化できる。

以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
（実施形態）
図１及び図２は本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成としてデジタルカメラを示したもので、１は前ケース、２は後ケース、３は表示部、４は強化ガラス、５は金属板である。

デジタルカメラは、図示のように、前ケース１及び後ケース２により筐体が構成され、後ケース２に形成した開口部２１の内方に、表示部３の前面に設ける強化ガラス４が配置されている。表示部３は、液晶表示装置（ＬＣＤ）により構成され、その前面の強化ガラス４の周囲の背面と後ケース２の開口部２１周囲の背面とに渡って金属板５が固着されている。

すなわち、金属板５は、ステンレス製で厚さ０．１ｍｍ程度の薄板板金により構成される矩形枠状のものである。この矩形枠状の金属板５は、図３に示すように、表示部３の前面に接着剤６で貼り付ける強化ガラス４の周囲の背面に、矩形枠状の内周側を同じ接着剤６で貼り付けるとともに、後ケース２の開口部２１周囲の背面に、矩形枠状の外周側を両面テープ７で貼り付けて固着する。

以上により、強化ガラス４を一体化して設けた表示部３が得られる。
なお、図３において、３１はＬＣＤ下ガラス、３２はＬＣＤ上ガラス、３３は偏光板である。図示のように、ＬＣＤ下ガラス３１の端部上にＣＯＧ（Chip On Glass）３５が搭載されており、このＣＯＧ３５は金属板５の背後に配置されている。

そして、金属板５の後ケース２と強化ガラス４の周囲との隙間に位置する部分５１には、筐体である後ケース２の色（例えば黒色）と同じ色（例えば黒色塗装）が施されている。

以上、実施形態の表示部構造を備えるデジタルカメラによれば、従来のような後カバーで強化ガラスを係止するのではなく、強化ガラス４の周囲の背面及び後ケース２の開口部２１周囲の背面に渡って金属板５を固着するため、従来の後カバーのような出っ張りがなくなり、表示部３に強化ガラス４を設けても筐体を薄型化することができる。

そして、金属板５が、表示部３の一部であるＬＣＤ下ガラス３１と強化ガラス４との間の空間に配置されることにより、表示部３の一部と強化ガラス４との間の空間を有効利用できる。また、ＬＣＤ下ガラス３１やＣＯＧ３５を金属板５で覆い隠すことができる。

さらに、金属板５には、後ケース２と強化ガラス４の周囲との隙間に位置する部分５１に、筐体である後ケース２の色と同じ色が施されているので、後ケース２と強化ガラス４の周囲との隙間において、色違いのギャップがなくなり、見栄えが良くなる。

（変形例）
なお、以上の実施形態においては、デジタルカメラとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示部構造を備えるＰＤＡ、電子手帳など他の電子機器であっても良い。
また、金属板の材質、筐体の色等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。

本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成を示すもので、デジタルカメラを表示部側から見た背面図である。図１のデジタルカメラの表示部構造部分の分解斜視図である。図２の分解部品の実装状態を示した断面図である。

符号の説明

２筐体
２１開口部
３表示部
４強化ガラス
５金属板
６接着剤
７両面テープ

Claims

画像を表示する表示部と、
この表示部の前方に位置する開口部を有する筐体と、
前記表示部の前面であって、前記開口部の内方に配置される強化ガラスと、
この強化ガラスの周囲の背面及び前記筐体の前記開口部周囲の背面に渡って固着される金属板と、を備えることを特徴とする表示部構造。
前記金属板は、前記表示部の一部と前記強化ガラスとの間の空間に配置されることを特徴とする請求項１に記載の表示部構造。
前記金属板には、前記筐体の色と同じ色が施されていることを特徴とする請求項１または２に記載の表示部構造。
請求項１から３のいずれか一項に記載の表示部構造を備えることを特徴とするデジタルカメラ。