JP2009140386A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に紙幣収容部内の紙幣が満杯になったことを検出できる紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の紙幣処理装置は、紙幣を積層収容する紙幣収容部100と、紙幣収容部100内に設置され、紙幣の積層収容に伴って移動する載置プレート105と、載置プレート105に設置され、磁気を帯びた磁性体140Aと、磁性体140Aの磁気量を検知する磁気センサ140と、磁気センサ140により検出した磁気量が閾値以上であるか否かを判別する制御部とを有することを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、紙幣、カード、クーポン券等(以下、これらを紙葉類と総称する)を収容する紙葉類収容部を備え、この紙葉類収容部に紙葉類が満杯になったことを検出する検出手段を備えた紙葉類処理装置に関する。
一般的に、紙葉類処理装置の一態様である紙幣処理装置は、利用者によって紙幣挿入口から挿入された紙幣の有効性を識別し、有効と識別された紙幣価値に応じて、各種の商品やサービスを提供するサービス機器、例えば遊技場に設置されている遊技媒体貸出機、或いは、公共の場に設置されている自動販売機や券売機等に組み込まれている。
通常、このような紙幣処理装置は、紙幣挿入口に挿入された紙幣を搬送する紙幣搬送機構、搬送される紙幣の有効性を判定(真贋判定とも称する)する紙幣識別部、及び、前記紙幣識別部で有効と識別された紙幣を、順次収容する紙幣収容部(紙幣収容スタッカ)を備えている。この紙幣収容部は、装置本体から着脱可能に構成される金庫としての機能を備えており、紙幣を多数枚、積層収容する載置プレートと、この載置プレートを付勢する押圧手段(押圧バネ)と、載置プレートに対して位置決め案内される紙幣を、前記押圧バネの付勢力に抗して押し込む押圧板とを備えている。
前記押圧板は、紙幣が載置プレートと押圧板との間に案内されると、初期位置から載置プレート側の押圧位置に向けて駆動され、押圧位置において紙幣を載置プレート上に押し付ける。そして、押圧板が初期位置に戻るように駆動されることで、載置プレート上に押し付けられた紙幣は、最上の紙幣が前記押圧バネの付勢力によって規制部分に当て付けられ、これにより、載置プレート上に順次、多数枚の紙幣が積層収容される。
ところで、上記したような紙幣収容部は、紙幣が必要以上に案内されると、動作不良を起こす可能性があるため、例えば、特許文献1に開示されているように、載置プレート上の紙幣が満杯になったことを検出する検出手段が設けられている。この特許文献1に開示された検出手段は、カセット内に揺動レバーを回動可能に設置しておき、カセット内にある受板(載置プレート)に紙幣が載置されて、この揺動レバーを回動させた際に、紙幣の満杯状態を検出するようにしている。すなわち、揺動レバーの一端部には、紙幣が満杯になった際に受板が当接可能となっており、受板が当接したことで、他端部に係合しているスライドレバーをてこ作用によって上昇させ、そのスライドレバーの上昇を、発光部と受光部を有する光学式センサやマイクロスイッチ等によって検知することで、受板に紙幣が満杯になったことを検出するようにしている。
実開平5−79679号
上記した紙幣処理装置では、紙幣収容部における紙幣の満杯状態の検出は、揺動レバーとスライドレバーを介して、紙幣が載置される受板の押下げ位置を検出することでなされるため、部品点数が増加して製造コストが高騰してしまう可能性がある。
本発明は、上記した事情に着目してなされたものであり、安価に紙葉類収容部内の紙葉類が満杯になったことを検出できる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載された紙葉類処理装置は、紙葉類を積層収容する紙葉類収容部と、前記紙葉類収容部内に設置され、紙葉類の積層収容に伴って移動する載置プレートと、前記載置プレートに設置され、磁気を帯びた磁性体と、前記磁性体の磁気量を検知する磁気センサと、前記磁気センサにより検出した磁気量が閾値以上であるか否かを判別する判別手段と、を有することを特徴とする。
上記した構成の紙葉類処理装置によれば、紙葉類収容部内の載置プレート上に紙葉類が積層収容されて行くと、載置プレートの位置は次第に移動する。載置プレートには、磁気を帯びた磁性体が設置されており、この磁性体の磁気は、載置プレートの移動によって磁気センサによって検知される。この載置プレートに設置された磁性体の磁気量を検知するに際し、判別手段が検知される磁気量について所定の閾値を設定しておくことで、紙葉類収容部内の紙葉類が満杯になったか否かを判別することが可能になる。このため、機械的に作動する部品数を少なくすることができ、安価に紙葉類収容部内の紙葉類の満杯を検出することが可能となる。
また、請求項2に係る発明においては、前記磁気センサと磁性体との間に、前記載置プレートの移動方向に沿って、前記磁気センサに対する磁気を遮蔽する遮蔽体を設置し、前記載置プレートの移動に伴って前記磁性体が遮蔽体に対して移動し、前記磁気センサによって磁気量が検知可能な位置を前記閾値として設定したことを特徴とする。
このような構成では、遮蔽体を設置したことで、磁気センサに対する磁気の検知位置を明確に設定することが可能となり、載置プレートの位置、具体的には、載置プレートに載置される紙葉類が所定の設定値になったことを正確に検出することが可能となる。
また、請求項3に係る発明においては、前記判別手段によって、前記磁気量が閾値以上であると判別した場合、それを報知する報知手段を有することを特徴とする。
このような構成では、紙葉類が満杯になると、その状態が報知されるため、紙葉類が満杯状態になったことを早期に発見することができる。この場合、報知手段としては、音声によって報知するようにしても良いし、光の点滅など、視覚的に報知するようにしても良い。
また、請求項4に係る発明においては、紙葉類収容部へ紙葉類を搬送する搬送機構と、前記搬送機構による紙葉類の搬送処理を制御する制御手段と、を備えており、前記制御手段は、前記判別手段によって前記磁気量が閾値以上であると判別した場合、前記紙葉類の搬送処理を無効にすることを特徴とする。
このような構成では、紙葉類が満杯になると、制御手段は、紙葉類の搬送処理動作を無効にするため、紙葉類を、限界値を超えて紙葉類収容部に搬送することがなくなる。このため、紙葉類収容部の構成部品が故障するのを防止することが可能になる。
また、請求項5に係る発明においては、前記制御手段は、前記判別手段によって前記前記磁気量が閾値以上であると判別した場合、紙葉類処理装置の動作を管理する外部装置に対してエラー信号を送信することを特徴とする。
このような構成では、例えば、紙葉類処理装置を管理する管理装置(外部装置)側で、紙葉類満杯時の対応を行うことが可能になるため、適切なタイミングで紙葉類収容部を取り外すことが可能となる。
本発明によれば、安価に紙葉類収容部内の紙葉類が満杯になったことを検出できる紙葉類処理装置が得られるようになる。
図1から図7は、本発明に係る紙葉類処理装置の一実施形態である紙幣処理装置を示しており、図1は、全体構成を示す斜視図、図2は、開閉部材を装置本体の本体フレームに対して開いた状態を示す斜視図、図3は、装置本体の動力伝達部の構成を示す斜視図、図4は、挿入口から挿入される紙幣の搬送経路を概略的に示した右側面図、図5は、紙幣収容部に配設される押圧板を駆動するための動力伝達機構の概略構成を示す図、図6は、紙幣搬送機構を駆動するための駆動源及び駆動力伝達機構の概略構成を示す左側面図、そして、図7は、紙幣処理装置の分解斜視図である。
本実施形態の紙幣処理装置1は、例えば、スロットマシン等の各種の遊技機に組み込み可能に構成されており、装置本体2と、この装置本体2に設けられ、多数の紙幣を積層、収容することが可能な紙幣収容部(紙幣収容スタッカ)100とを備えている。この紙幣収容部100は金庫としての機能を備えており、装置本体2を構成するフレーム2Aに対して着脱可能に構成されている。本実施形態では、例えば、図示されていないロック機構が解除された状態で、前面に設けられた取っ手101を引くことで、装置本体2のフレーム2Aから取り外すことが可能となっている。
なお、上記した紙幣処理装置1は、図7に示すように、主に3つの構造体によって構成されている。すなわち、紙幣処理装置1は、前記装置本体2と、装置本体2が着脱可能に載置されるスタンド(枠体)2Dと、スタンド2Dに対して着脱可能に装着される紙幣収容部100とを備えている。この場合、装置本体2の裏面側には、後述する磁気センサ140、紙幣情報の書き込みがされる記憶部(例えば、紙幣収容部に設けられるICタグ)に対して情報の書き込みや読み取りを行うリーダライタ142を備えたセンサ基板141を設置したプレート2Fが一体的に取着される。このプレート2Fは、装置本体を構成するフレーム2Aと前記スタンド2Dの表面との間に介在され、両者の間で固定される。
装置本体2は、図2及び図3に示すように、前記フレーム2Aと、フレーム2Aに対して一端部を回動中心として開閉されるように構成された開閉部材2Bとを有している。そして、これらフレーム2A及び開閉部材2Bは、図4に示すように、開閉部材2Bをフレーム2Aに対して閉じた際、両者の対向部分に紙幣が搬送される隙間(紙幣搬送路)3が形成されると共に、両者の前面露出側に、前記紙幣搬送路3に一致するようにして、紙幣挿入口5が形成されるよう構成されている。なお、前記紙幣挿入口5は、紙幣の短い辺側から装置本体2の内部に挿入できるようにスリット状の開口となっている。
前記装置本体2内には、紙幣を搬送する紙幣搬送機構6と、紙幣挿入口5に挿入された紙幣を検知する挿入検知センサ7と、挿入検知センサ7の下流側に設置され、搬送状態にある紙幣の情報を読取る紙幣読取手段8と、この紙幣読取手段8に対して、紙幣を正確に位置決めして搬送するスキュー補正機構10と、紙幣がスキュー補正機構10を構成する可動片を通過したことを検知する可動片通過検知センサ12と、紙幣が紙幣収容部100に排出されたことを検知する排出検知センサ18と、紙幣収容部100内で紙幣を載置プレート105に向けて押圧する押圧板115の位置を検出可能な押圧板検知センサ23と、紙幣収容部100内に積層、収容される紙幣が所定の状態になったか否かを検出するセンサ(磁気センサ140)と、上記した紙幣搬送機構6、紙幣読取手段8、スキュー補正機構10等の駆動を制御する制御手段200(制御回路基板200A;図15参照)とが設けられている。
以下、上記した各構成部材について、詳細に説明する。
前記紙幣搬送路3は、紙幣挿入口5から奥側に向けて延出しており、その後方側で下方に向けて傾斜するように屈曲され、そして最終的に鉛直方向に向けて屈曲するように形成されている。紙幣搬送路3には、紙幣収容部100に紙幣を排出する排出口3aが形成されており、ここから排出される紙幣は、鉛直方向に向けて、紙幣収容部100の導入口(受入口)103に送り込まれる。
前記紙幣搬送機構6は、紙幣挿入口5から挿入された紙幣を挿入方向に沿って搬送可能にすると共に、挿入状態にある紙幣を紙幣挿入口5に向けて差し戻し搬送可能とする機構である。この紙幣搬送機構6は、装置本体2内に設置された駆動源であるモータ13(図6参照)と、このモータ13によって回転駆動され、紙幣搬送路3に紙幣搬送方向に沿って所定間隔おいて配設される搬送ローラ対(14A,14B)、(15A,15B)、(16A,16B)、及び(17A,17B)を備えている。
前記搬送ローラ対は、紙幣搬送路3に一部が露出するように設置されて、いずれも紙幣搬送路3の下側に設置される搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bがモータ13によって駆動されるローラとなっており、上側に設置される搬送ローラ14A,15A,16A及び17Aが、これらのローラに対して従動するピンチローラとなっている。なお、紙幣挿入口5から挿入された紙幣を最初に挟持して奥側に搬送する搬送ローラ対(14A,14B)は、図2及び図3に示すように、紙幣搬送路3の中心位置に1箇所設置されており、その下流側に順次配置される搬送ローラ対(15A,15B)、(16A,16B)、及び(17A,17B)については、紙幣搬送路3の幅方向に沿って、所定間隔をおいて2箇所設置されている。
また、上記した紙幣挿入口5の近傍に配置される搬送ローラ対(14A,14B)については、通常は、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bから離間した状態となっており、紙幣の挿入が挿入検知センサ7によって検知されると、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bに向けて駆動され、挿入された紙幣を挟持するようになっている。なお、上側の搬送ローラ14Aについては、駆動源70(図15のブロック図参照)によって、搬送ローラ14Bに対して当接/離間するように駆動制御される。この駆動源70については、モータやソレノイド等によって構成することができ、開閉部材2B内に設置される。
そして、前記スキュー補正機構10によって、挿入された紙幣の傾きを無くし紙幣読取手段8に対して位置合わせする処理(スキュー補正処理)が行われる際には、上側の搬送ローラ14Aは、下側の搬送ローラ14Bから離間して紙幣に対する負荷を解除し、スキュー補正処理が終了すると、再び、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bに向けて駆動され、紙幣を挟持する。スキュー補正機構10は、スキューの補正を果たす左右一対の可動片10A(片側のみ図示)を備えており、スキュー駆動機構用のモータ40を駆動することでスキューの補正処理が成される。
上記した紙幣搬送路3の下側に設置される搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは、図6に示すように、モータ13、及び各搬送ローラの駆動軸の端部に設置されるプーリ14C,15C,16C及び17Cを介して回転駆動される。すなわち、モータ13の出力軸には、駆動プーリ13Aが設置されており、上記した各搬送ローラの駆動軸の端部に設置されるプーリ14C,15C,16C及び17Cには、駆動プーリ13Aとの間で駆動ベルト13Bが巻回されている。なお、駆動ベルト13Bには、適所にテンションプーリが係合しており、弛みを防止している。
上記した構成により、モータ13が正転駆動されると、前記搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは同期して正転駆動され、紙幣を挿入方向に向けて搬送し、モータ13が逆転駆動されると、前記搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは同期して逆転駆動され、紙幣を紙幣挿入口5側に向けて搬送する。
前記挿入検知センサ7は、紙幣挿入口5に挿入された紙幣を検知した際に検知信号を発生するものであり、本実施形態では、搬送ローラ対(14A,14B)と、スキュー補正機構10との間に設置されている。前記挿入検知センサ7は、光学式のセンサ、例えば、回帰反射型フォトセンサによって構成されているが、それ以外にも、機械式のセンサによって構成されていても良い。
また、前記可動片通過検知センサ12は、紙幣の先端が、前記スキュー補正機構10を構成する左右一対の可動片10Aを通過したことを検知した際に検知信号を発生するものであり、前記紙幣読取手段8の上流側に設置されている。この可動片検知センサ12についても、前記挿入検知センサと同様、光学式のセンサや機械式のセンサによって構成される。
また、前記排出検知センサ18は、通過する紙幣の後端を検知して、紙幣が紙幣収容部100に排出されたことを検知するものであり、紙幣搬送路3の下流側において、紙幣収容部100の受入口103の直前に配設されている。この排出検知センサ18についても、前記挿入検知センサと同様、光学式のセンサや機械式のセンサによって構成される。
前記紙幣読取手段8は、スキュー補正機構10によってスキュー補正された状態(正確に位置決めされた状態)で搬送される紙幣について、その紙幣情報を読取り、その真贋を判定する。具体的には、例えば、搬送される紙幣の両面側から光を照射し、その透過光と反射光を受光素子で検知することで紙幣の読取を行うラインセンサによって構成することができる。図においては、ラインセンサが示されており、このラインセンサで読取った光信号は光電変換され、予め格納されている真券のデータと比較照合することで、搬送される紙幣の真贋を識別する。
前記紙幣収容部100は、紙幣読取手段8で真性と識別された紙幣を順次、積層、収容する。ここで、図4から図7に加え、図8から図14を参照して、紙幣収容部100の構成について説明する。
なお、これらの図において、図8は、紙幣収容部の内部構成を示す斜視図、図9は、図8において、載置プレートを裏側から見た正面図、図10は、紙幣収容部の本体フレームから載置プレートを取り外した正面図、図11は、センサ基板に装着される磁気センサの構成例を示す図、図12は、磁石と磁気センサの関係を示す図、図13は、磁気センサが遮蔽体によって磁石の磁気を検知していない状態を示す側面図、そして、図14は、磁気センサが磁石の磁気を検知するときの状態を示す側面図である。
図7に示すように、紙幣収容部100を構成する本体フレーム100Aは、略直方体形状に構成されており、その前壁102aの内側には、付勢手段(付勢バネ)106の一端が取り付けられ、その他端には、上記した受入口103を介して送り込まれる紙幣を順次、積層する載置プレート105が設けられている。このため、載置プレート105は、前記付勢手段106を介して、後述する押圧板115側に向けて付勢された状態になっている。
本体フレーム100A内には、図4及び図5に示すように、受入口103に連続して、落下する紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部108が設けられている。押圧待機部108の載置プレート側の両サイドには、鉛直方向に延出して一対の規制部材110が配置されている。この一対の規制部材110の間には、載置プレート105上に紙幣が順次、積層されるに際して、押圧板115が通過するように、開口部110Aが形成されている。
また、本体フレーム100A内の両サイド壁には、前記載置プレート105が付勢手段106によって押圧された際、載置プレートが当て付くように、突出壁100Bが形成されている。この突出壁100Bは、載置プレート105上に紙幣が順次、積層されて、前記付勢手段106によって載置プレートが付勢された際、最上の紙幣の両サイドを当て付け、積層される紙幣を安定して保持する役目を果たす。
さらに、本体フレーム100A内には、受入口103から押圧待機部108に落下した紙幣を載置プレート105に向けて押圧する押圧板115が配設されている。この押圧板115は、前記一対の規制部材110の間に形成された開口部110Aを往復移動できる程度の大きさに構成されており、紙幣を載置プレート105に押し付ける位置と、前記押圧待機部108を開放する位置との間で往復駆動される。
前記押圧板115は、本体フレーム100A内に配設される押圧板駆動機構120を介して、上記したように往復駆動される。押圧板駆動機構120は、押圧板115を、図5の矢印A方向に往復移動可能となるように、両端が押圧板115に軸支された一対のリンク部材115a,115bを備えており、これらのリンク部材115a,115bはX字状に連結され、それぞれの反対側の端部は、垂直方向(矢印B方向)に移動可能に設置された可動部材122に軸支されている。この可動部材122には、矢印B方向に沿ってラック122Aが形成されており、このラック122Aには、押圧板駆動機構120を構成するピニオン124A(図5において、ピニオンは、ギヤ124Bと同軸上に配置される)が噛合している。
このピニオンには、図5に示すように、押圧板駆動機構120を構成する収容部側ギヤトレイン124が連結されている。この場合、本実施形態においては、図3及び図5に示すように、上述した装置本体2内に、駆動源(モータ20)と、このモータ20に順次噛合する本体側ギヤトレイン21が配設されており、紙幣収容部100を装置本体2(スタンド2D)に装着すると、本体側ギヤトレイン21が収容部側ギヤトレイン124に連結するようになっている。収容部側ギヤトレイン124は、前記ピニオンと同軸上に配設されるギヤ124B、及びこれに順次噛合するギヤ124C,124Dを備えており、紙幣収容部100を装置本体2のフレーム2Aに対して着脱する際、ギヤ124Dが、本体側ギヤトレイン21の最終ギヤ21Aと噛合、離間するよう構成されている。
この結果、上記した押圧板115は、装置本体2に設けられたモータ20が回転駆動されることで、本体側ギヤトレイン21、及び押圧板駆動機構120(収容部側ギヤトレイン124、可動部材122に形成されるラック、及びリンク部材115a,115b等)を介して、矢印A方向に往復駆動される。
前記装置本体2のフレーム2A内には、載置プレート105上に所定枚数の紙幣が載置されたことを検出する磁気センサ140が設置されている。この磁気センサ140は、上述したように、装置本体2を構成するフレーム2Aとスタンド2Dとの間に介在されるプレート2Fに設けられたセンサ基板141上に実装されており、リードスイッチによって構成することが可能である。このリードスイッチは、例えば、図11に示すように、ガラス管140aの内部において、2本の強磁性体リード140b,140cを、接点間隔を持って対向配置することで構成することが可能である。すなわち、ガラス管140aに対して、所定値以上の磁界(閾値として設定される)が加わると、前記リード140b,140cが磁化されて、ガラス管140a内において互いに吸引しあい、閉回路となって検知信号が生成される(磁界がなくなれば、各リードは、その弾性により離間して回路が開く)。そして、前記磁気センサ140に対して磁界を加える磁石140Aは、紙幣収容部100の載置プレート105の裏面中央部分に設けられたホルダ140Dを介して固定されている。
前記磁気センサ140は、載置プレート105が押し込まれる方向の所定の位置に設置されており、前記押圧板115によって載置プレート105が付勢手段106の付勢力に抗して押し込まれ、載置プレート105上の紙幣の積載量が多くなり、それが所定枚数を超えることで、磁石140Aによる磁界が検知されて検知信号を発生する。磁気センサ140が設置される位置(閾値を超えて検知信号を発生する位置)は、装着される紙幣収容部の大きさに応じて予め決定されており、本実施形態では、後述するように、安全性や取扱性等を考慮して、載置プレート105上に積載される紙幣が、予め定めておいた所定枚数に達する前、具体的には、その所定枚数より若干少ない枚数(本実施形態では9枚に設定してある)になったとき、検知信号が発生するように設置されている。
この場合、前記磁気センサ140(センサ基板141)は、押圧板115の押圧方向に沿って、複数箇所に設置しておいても良い。例えば、図7に示すように、磁気センサ140よりもさらに押圧方向の奥側に、同様な磁気センサ140Bを設置しておくことで、紙幣収容部100に収容される紙幣に関し、異なる枚数を検知することが可能となる。これは、スタンド2Dに対して、収容枚数が異なる紙幣収容部100が装着されることを考慮したものであり、収容枚数が異なる紙幣収容部が装着されても、同一の装置本体2で対応することが可能となる。
また、上記した構成では、磁気センサ140と磁石140Aとの間に、載置プレート105の移動方向に沿って、磁気センサ140に対する磁気を遮蔽する遮蔽体140Fを設置しておくことが好ましい。この遮蔽体140Fは、載置プレート105の移動方向に沿った板状に形成されており、紙幣収容部100の本体フレーム100Aの裏面に取着されている。遮蔽体140Fは、図12の矢印に示すように、磁石140Aからの磁気を遮蔽体の内部に通して、磁気センサ140で磁気が検知されないように、透磁率の高い素材、例えば鉄によって構成されている。
この結果、載置プレート105の移動に伴って、前記磁石140Aが遮蔽体140Fに対して移動し、磁気センサ140によって磁気量が検知可能な位置を、前記所定枚数に対応させた閾値として正確に設定することが可能となる。すなわち、図13に示すように、磁石140Aが遮蔽体140Fの端部(点線Xで示す)よりも押圧板側にあるときは、磁気センサ140は磁界を検知することなく、図14に示すように、磁石140Aが遮蔽体140Fの端部(点線Xで示す)よりも押圧バネ側に移動したときに、磁気センサ140は磁界を検知するようになる。
特に、上記した遮蔽体140Fを設置することで、磁気センサ140によって検知される磁気を正確に管理することができるようになり、磁石140Aや磁気センサ140の特性に左右されることはなく、載置プレート105の位置(紙幣の所定枚数)を正確に検出することが可能となる。
また、上記した構成において、図7及び図9に示すように、磁気センサ140及び磁石140Aは、紙幣が積載される載置プレート105の幅方向の中央位置に設置しておくことが好ましい。これは、紙幣が載置プレート105上に積載されて行くと、紙幣収容部に対する紙幣の搬入状況等によって幅方向のバランスが崩れることが有り得るが、磁気センサ140及び磁石140Aを載置プレートの中央位置に設置しておくことにより、たとえ幅方向のバランスが崩れても、安定して紙幣の積層状態を検知することが可能になる。
特に、本実施形態では、載置プレート105が安定した状態で本体フレーム100A内を移動できるように、ガイド手段を設けている。このガイド手段は、例えば、図10に示すように、載置プレート105の所定位置、具体的には、装着される磁石140Aを挟んだ両側の上縁部と左右両側の側縁部にそれぞれ形成される凹所105Dと、これら凹所105Dを案内するように本体フレーム100Aの内壁に、載置プレート105の移動方向に沿って突出形成した突部100Eとによって構成することが可能である。
このように、載置プレート105と本体フレーム100Aにガイド手段を設けておくことで、載置プレート105が押圧されてもバランスが崩れることが防止され、より正確に載置プレート105の位置(所定枚数)を検出することが可能となる。
また、上記した紙幣収容部100の本体フレーム100Aには、前記受入口103から搬入される紙幣に対して接触可能な搬送部材150が設置されている。この搬送部材150は、搬入される紙幣に接触して、安定して紙幣を押圧待機部108の適正位置(押圧板115で紙幣を押圧した際、紙幣が左右に片寄ることなく、安定して押圧できる位置)に案内する役目を果たす。本実施形態では、この搬送部材は、押圧待機部108に臨むように設置されたベルト状の部材(以下、ベルト150と称する)によって構成されている。
この場合、ベルト150は、紙幣に対して搬入方向に沿って延在するように設置されており、搬入方向の両端部に回転可能に支持された一対のプーリ150A,150Bに巻回されている。また、ベルト150は、受入口103の領域に回転可能に支持された軸方向に延出する搬送ローラ150Cと当接しており、受入口103に搬入された紙幣を挟持して、紙幣をそのまま押圧待機部108に案内するようにしている。なお、本実施形態では、前記ベルト150は、紙幣の両サイドの表面に接触可能となるように、上記した押圧板115を挟むようにして左右一対設けられている。また、ベルト150は、両端におけるプーリ150A,150Bの巻回以外に、中間位置でテンションプーリを当て付け、弛みを防止するようにしても良い。
前記一対のベルト150は、装置本体2内に設置される上述した複数の搬送ローラを駆動するモータ13によって駆動されるようになっている。具体的には、図6に示すように、モータ13によって駆動される上述した駆動ベルト13Bは、駆動力伝達用のプーリ13Dに巻回されており、このプーリ13Dに順次設置される動力伝達用のギヤトレイン13Eには、受入口103側に回転可能に支持されているプーリ150Aの支軸の端部に設置されたギヤトレイン153が噛合するようになっている。すなわち、紙幣収容部100が装置本体2に装着された際、ギヤトレイン13Eの最終ギヤには、ギヤトレイン153の入力ギヤが噛合するようになっており、一対のベルト150は、モータ13の回転駆動により、上述した紙幣搬送用の搬送ローラ14B,15B,16B,17Bと一体的に回転駆動されるようになっている。
また、上記した押圧板検知センサ23は、紙幣を載置プレート105に向けて押圧する押圧板115の位置を検出できるように構成されており、更に、紙幣収容部100を装置本体2のフレーム2A(スタンド2D)に対して着脱した際、その着脱操作を検出できるように構成されている。
次に、上述した紙幣処理装置の動作を制御する制御手段について図15を参照して説明する。
制御手段200は、上記した各駆動装置の動作を制御する制御回路基板200Aを備えており、この制御回路基板上には、紙幣識別手段を構成するCPU(Central Processing Unit)210と、ROM(Read Only Memory)212と、RAM(Random
Access Memory)214と、基準データ記憶部216とが実装されている。
前記ROM212には、上述した紙幣搬送機構を駆動するモータ13、押圧板を駆動するモータ20、搬送ローラ14Aを搬送ローラ14Bに向けて当接/離間するように駆動する駆動源70、スキュー駆動機構10を駆動するためのモータ40等の各種駆動装置の作動プログラムや、紙幣読取手段8で読取る紙幣についての真贋判定プログラム等の各種プログラム、及び恒久的なデータが記憶されており、CPU210は、ROM212に記憶されている前記プログラムに従って制御信号を生成し、I/Oポート220を介して上述した各種駆動装置との間で信号の入出力を行い、各種駆動装置の駆動制御を行う。
また、CPU210には、I/Oポート220を介して、挿入検知センサ7、可動片通過検知センサ12、排出検知センサ18、磁気センサ140、及び押圧板115の位置を検出する押圧板検知センサ23等、各種センサからの検知信号が入力されるようになっており、これらの検知信号に基づいて、各種駆動装置の駆動制御が行われる。この場合、CPU210は、前記磁気センサ140から検知信号が入力されると、それは載置プレート105に取り付けた磁石140Aからの磁気量が閾値以上になったことを判別する、いわゆる判別手段としての機能を備えている。
また、前記RAM214には、CPU210が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶されており、基準データ記憶部216には、紙幣の真贋判定を行うときに用いられる基準データ、例えば、真券紙幣の全印刷領域から取得した各種のデータ(例えば、濃淡に関するデータ、赤外線を紙幣に投光した際の透過光や反射光に関するデータなど)が基準データとして記憶されている。なお、基準データについては、専用の基準データ記憶部216に記憶させているが、これをROM212に記憶させておいても良い。
そして、CPU210には、I/Oポート220を介して、上記した紙幣読取手段8を構成する紙幣読取用検知センサ(例えば、ラインセンサ)80が接続されており、この紙幣読取用検知センサ80で読取った紙幣読取データは、基準データ記憶部216に記憶されている基準データと比較され、紙幣の真贋判定処理が実行される。
また、前記CPU210は、I/Oポート220を介して、報知手段250や、紙幣処処理装置1を管理する管理装置270に対して制御信号(アラーム信号)を送信するようになっている。この場合、報知手段250は、音声によってその状態を報知するスピーカや、視覚的にその状態を報知するランプ等によって構成することが可能であり、上記した磁気センサ140から検知信号が生成された際、その状態(紙幣収容部100に紙幣が所定枚数になったこと)を報知するように、前記CPU210は、報知手段の駆動回路に対して駆動信号(アラーム信号)を送信する。
このように構成することで、紙幣が所定枚数になると、その状態が管理者等に対して報知されるため、紙幣収容部内に積載される紙幣が満杯状態になったことを発見することが可能となる。
或いは、前記磁気センサ140からCPU210に検知信号が入力された際、CPU210は、例えば、紙幣処理装置1を複数台管理する外部装置270等に対して、紙幣が所定枚数になったことを報知する信号(エラー信号)を送信するようにしても良い。
このように構成することで、例えば、紙幣処理装置1を管理する管理装置(上位装置)側で、紙幣満杯時の対応を行うことが可能となり、適切なタイミングで、特定の紙幣処理装置から紙幣収容部100を取り外すことが可能となる。
この場合、上記した紙幣処理装置1を、遊技場など多数の遊技機に設置するケースでは、紙幣収容部100の交換タイミングを適切に把握することができるため、紙幣収容部100の交換に要する時間(平均復旧時間)を短縮して遊技機の稼働率の向上を図ることが可能となる。通常、上記したような載置プレート105の位置を検出できない紙幣処理装置では、紙幣収容部100を交換するタイミングは、客が少ない時間帯(例えば、明け方など)に全ての遊技機の紙幣収容部を交換するようにしていたが、上記したように、外部装置270に対してエラー信号を送信することで、適切なタイミングで紙幣収容部を個別に交換できるため、平均復旧時間を短縮することが可能となり、遊技機の稼働率の向上が図れるようになる。また、適切なタイミングで紙幣収容部100を交換できるため、新たな紙幣を、すでに満杯状態になった紙幣収容部に挿入することで生じる故障を防止することができ、メンテナンス効率の向上を図ることが可能となる。
或いは、磁気センサ140から検知信号が生成されるのは、紙幣収容部100に紙幣が満杯になったこと(或いは、満杯に近づいたこと)を知らせるものであることから、CPU210は、磁気センサ140から検知信号が入力された際、上記した紙幣搬送機構用のモータ13の駆動を停止して、紙幣の搬送ができない状態、すなわち、紙幣の搬送を無効にするようにしても良い。
このように構成することで、紙幣収容部100において紙幣が満杯になると(満杯に近づくと)、使用者が更に紙幣を挿入しようとしても、紙幣の搬送ができない状態になっていることから、紙幣を、所定枚数を超えて紙幣収容部100に搬送することがなくなり、紙幣収容部の構成部品が故障することを防止することが可能となる。
なお、磁気センサ140が検知信号を発生するタイミング(載置プレート上に積層される紙幣の枚数;前記所定枚数の設定値)については任意であり、本実施形態では、例えば、紙幣収容部100の内部空間に最大500枚収容できる構成において、100枚程度の余裕を見て、収容枚数が400枚を所定枚数と設定しており、更に、それよりも9枚少ない状態になった時点で、磁気センサ140は検知信号を発生するようにしている。このように、磁気センサの位置を変更することで、予め定めておく所定枚数は適宜変更することが可能であり、構成部品の故障などを効果的に防止することが可能である。
また、上述した紙幣処理装置の動作を制御する制御手段200は、一つの制御回路基板200A上に実装されているが、機能に応じて別の制御回路基板上に分散して配置されていても良い。
次に、上述した制御手段200によって実行される紙幣処理装置1における紙幣の処理動作について、図16から図22のフローチャートに従って説明する。
操作者が紙幣を紙幣挿入口5に挿入する際、紙幣挿入口の近傍に設置される搬送ローラ対(14A,14B)は、初期状態において離間した状態にある(後述するST16,ST56参照)。また、押圧板115は、押圧板115を駆動する一対のリンク部材115a,115bが押圧待機部108の経路に位置しており、紙幣が一対のリンク部材115a,115bによって受入口103から押圧待機部108に搬入できない位置(待機位置と称する)に設定されている(後述するST134参照)。すなわち、この状態では、一対の規制部材110の間に形成された開口部110Aに押圧板115が入り込んで、紙幣が通過する開口部は閉塞した状態となっており、紙幣収容部内に収容されている紙幣を抜き取ることができない状態となっている。
さらに、搬送ローラ対(14A,14B)の下流側に位置するスキュー補正機構10を構成する一対の可動片10Aは、初期状態において、あらゆる紙幣の引き抜きができないように最小幅(例えば一対の可動片10Aの間隔が52mm;後述するST15,ST57参照)に移動した状態にある。
上記した搬送ローラ対(14A,14B)の初期状態では、皺のある紙幣であっても、操作者は容易に挿入することができる。そして、挿入検知センサ7によって紙幣の挿入が検知されると(ST01)、上述した押圧板115の駆動用のモータ20を所定量逆転駆動し(ST02)、押圧板115を初期位置に移動させる。この初期位置では、押圧待機部108は開放状態になっており(図5参照)、紙幣は、紙幣収容部100内に搬入可能となっている。すなわち、モータ20を所定量逆転駆動することで、押圧板115は、本体側ギヤトレイン21、及び押圧板駆動機構120(収容部側ギヤトレイン124、可動部材122に形成されるラック、及びリンク部材115a,115b等)を介して、上記した待機位置から初期位置に駆動される。この押圧板115の移動により、押圧待機部108が開放され、紙幣が紙幣収容部内に搬入可能な状態となる。
この状態で、上述した駆動源70を駆動し、上側の搬送ローラ14Aを下側の搬送ローラ14Bに当接するように移動させる。これにより、挿入された紙幣は搬送ローラ対(14A,14B)によって挟持される(ST03)。
次いで、紙幣搬送路の開放処理が成される(ST04)。この開放処理は、図19に示すフローチャートに示すように、述したスキュー補正機構用のモータ40を逆転駆動することで、一対の可動片10Aを互いに離間する方向に駆動することで成される(ST100)。このとき、一対の可動片10Aの位置を検知する可動片検知センサによって、一対の可動片10Aが所定位置(最大幅位置)に移動したことが検知されると(ST101)、モータ40の逆転駆動が停止される(ST102)。この搬送路開放処理により、一対の可動片10A内に紙幣が進入できる状態になっている。なお、このST04の前段階では、紙幣搬送路3は、後述する搬送路閉鎖処理(ST15,ST57)によって閉鎖された状態にあるが、このように、紙幣挿入前に紙幣搬送路3を閉じておくことで、例えば、不正目的などで紙幣挿入口から板状の部材を挿入して、ラインセンサなどの素子を破損させることを防止することができる。
次いで、紙幣搬送用のモータ13が正転駆動される(ST05)。紙幣は、搬送ローラ対(14A,14B)によって装置内部に搬送され、スキュー補正機構10よりも下流側に配設されている可動片通過検知センサ12が紙幣の先端を検知すると、紙幣搬送用のモータ13は停止される(ST06,ST07)。このとき、紙幣は、スキュー補正機構10を構成する一対の可動片10A間に位置している。
引き続き、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持した状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させる(ST08)。このとき、紙幣には、何等、負荷が作用していない状態となる。
そして、この状態でスキュー補正作動処理を行う(ST09)。このスキュー補正作動処理は、上述したスキュー補正機構用のモータ40を正転駆動することで、一対の可動片10Aを互いに接近する方向に駆動することで成される。すなわち、このスキュー補正作動処理は、図20のフローチャートに示すように、上述したモータ40を正転駆動することで、一対の可動片10Aを、互いに接近する方向に移動する(ST110)。この可動片の移動は、制御手段における基準データ記憶部に登録されている紙幣の最小幅(例;幅62mm)となるまで実行され、これにより、紙幣は、両側に当て付く可動片10Aによって、スキューが補正され、正確な中心位置となるように位置決めされる。
上述したようなスキュー補正作動処理が終了すると、引き続き、搬送路開放処理が実行される(ST10)。これは、上述したスキュー補正機構用のモータ40を逆転駆動することで、一対の可動片10Aを離間する方向に移動することで成される(図19のST100〜ST102参照)。
続いて、上述した駆動源70を駆動し、上側の搬送ローラ14Aを下側の搬送ローラ14Bに当接するように移動させ、紙幣を搬送ローラ対(14A,14B)に挟持させる(ST11)。その後、紙幣搬送用のモータ13を正転駆動して紙幣を装置内部に向けて搬送し、紙幣が紙幣読取手段8を通過する際に、紙幣の読取処理を実行する(ST12,ST13)。
そして、搬送される紙幣が紙幣読取手段8を通過して、紙幣の後端が、可動片通過検知センサ12によって検知されると(ST14)、紙幣搬送路3の閉鎖処理が実行される(ST15)。この処理においては、まず、図21のフローチャートに示すように、紙幣の後端が、可動片通過検知センサ12によって検知された後、上述したモータ40を正転駆動することで、一対の可動片10Aを、互いに接近する方向に移動する(ST120)。次に、可動片検知センサによって、可動片10Aが所定位置(最小幅位置、例えば52mm)に移動したことが検知されると(ST121)、モータ40の正転駆動が停止される(ST122)。
この搬送路閉鎖処理により、一対の可動片10Aは、挿入可能なあらゆる紙幣の幅よりも狭い最小幅位置(幅52mm)に移動されており、これにより、紙幣の引き抜きを効果的に防止するようにしている。すなわち、このような紙幣搬送路の閉鎖処理を実行することで、挿入された紙幣の幅よりも、可動片10A間の距離が狭くなり、操作者が不正目的で紙幣を挿入口方向に向けて引き抜く行為を効果的に防止することが可能となる。
なお、この状態で上述した可動片検知センサが、可動片10Aの移動を検知した際、操作者が何らかの不正行為を行っているとみなし、所定の処理を実行するようにしても良い。例えば、紙幣処理装置の動作を管理する上位装置に対して不正操作信号(異常検知信号)を送信したり、紙幣処理装置に報知ランプを設けておき、これを点滅させたり、その後に操作者によって入力される入力受付(ST22)の処理を有効化することなく、強制的に排出動作を行う等の処理を実行しても良い。或いは、紙幣処理装置の動作を無効(例えば、処理の停止処理、紙幣の排出処理など)にする等、適正な処理を行うようにしても良い。
また、上記した搬送路閉鎖処理(ST15)に引き続いて、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持可能な状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させる搬送ローラ対離間処理が行われる(ST16)。この搬送ローラ対離間処理を行うことで、操作者が誤って紙幣を追加投入(二重投入)しても、紙幣は、搬送ローラ対(14A,14B)による送り動作を受けることはなく、また、ST15において接近した状態にある一対の可動片10Aの前端に突き当たることから、紙幣の二重投入動作を確実に防止することができる。
上記した紙幣搬送路の閉鎖処理と共に、紙幣読取手段8が紙幣の後端までデータを読取ると、紙幣搬送用のモータ13を所定量駆動し、紙幣を所定位置(エスクロ位置;紙幣読取手段8の中心位置から13mm紙幣が下流側に搬送された位置)で停止させ、このときに、制御手段200において、紙幣の真贋判定処理を実行する(ST17〜ST20)。
上記したST20の真贋判定処理において、紙幣が真券であると判定されると(ST21;Yes)、操作者の入力を受付ける(ST22)。これは、操作者が、サービスの提供(例えば、ゲーム装置であればゲーム開始に伴う受付処理)を受入れるべく、受入ボタンを押下する受入操作、及び、挿入した紙幣の返却処理を行うべく、返却ボタンを押下する処理が該当する。
そして、各種サービスの提供を受入れる操作が入力されると(ST23;Yes)、引き続き、この状態で紙幣搬送用のモータ13を正転駆動し、紙幣を、紙幣収容部100に向けて搬送する(ST24)。この紙幣の搬送に際しては、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知されるまでは紙幣搬送用のモータ13は正転駆動され(ST25)、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知されてから、紙幣搬送用のモータ13は所定量だけ正転駆動される(ST26,ST27)。
このST26、及びST27における紙幣搬送用のモータ13の正転駆動処理は、紙幣が、装置本体2の紙幣搬送路3の下流側にある排出口3aから紙幣収容部100の受入口103に搬入され、前記一対のベルト150が、搬入される紙幣の両側表面に接触して安定して、押圧待機部108に案内される駆動量に対応している。すなわち、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知された後、更に、所定量、紙幣搬送用のモータ13を正転駆動することで、前記一対のベルト150は、搬入される紙幣に接触しつつ紙幣送り方向に駆動され、紙幣を安定した状態で押圧待機部108に案内する。
そして、上記した紙幣搬送用のモータ13が停止した後、紙幣を載置プレート105上に載置すべく押圧板115の駆動処理を実行する(ST28)。
この押圧板115の駆動処理は、図22に示すフローチャートに従って実行される。
最初、押圧板115の駆動用のモータ20を所定量正転駆動することで、上記ST02において初期位置にある押圧板115を押圧位置まで移動させる(ST130)。このモータ20の正転回転駆動量は、モータ20がDCモータによって構成されていれば、例えばエンコーダを利用してパルスを発生させ、そのパルス数を計測することで所定の回転量を設定することが可能である。すなわち、このように駆動用のモータ20を所定量正転駆動することで、押圧板115は、本体側ギヤトレイン21、及び押圧板駆動機構120(収容部側ギヤトレイン124、可動部材122に形成されるラック、及びリンク部材115a,115b等)を介して初期位置から押圧位置に移動される。
この押圧板115の移動により、押圧待機部108にある紙幣は、一対の規制部材110間の開口部110Aを左右対称となるようにU字状に撓みながら通過し、最終的に載置プレート105上に押し付けられる。このとき、紙幣は、上述したように一対のベルト150によって、片寄りがなく適正な押圧位置に搬送されているので、押圧板115が移動しても、一対の規制部材110との間でジャム等が生じることなく、安定した状態で載置プレート105上に載置される。
押圧板115が押圧位置へ移動すると、紙幣が安定して載置プレート105に載置されるように、押圧板115はその押圧位置で所定時間(200ms)、待機処理され(ST131)、その後、押圧板115の駆動用のモータ20を逆転駆動する(ST132)。そして、押圧板検知センサ23によって、押圧板115が押圧位置から上述した待機位置に移動したことが検知されると、モータ20の駆動が停止され、押圧板115は待機位置に停止される(ST133;Yes,ST134)。上述したように、この待機位置では、紙幣の抜き取りができない状態となっている。
なお、所定時間内に押圧板検知センサ23が、押圧板115が押圧位置から待機位置に移動したことを検知しなければ、スタック動作に異常があったものとみなし、スタック動作に異常があった旨(エラー信号)を外部装置や報知手段等に送信する(ST133;No、ST133A)。
そして、押圧板115が押圧位置から待機位置に移動した後、磁気センサ140が載置プレート105の裏面に設けられた磁気を検知すれば(ST135;Yes)、CPU210に対して検知信号を送信し、紙幣収容部100内に積載される紙幣が所定枚数に近づいていることを報知する(ST136;No、ST137)。
本実施形態では、磁気センサ140が閾値となる検知信号を発生するにあたり、安全性や取扱性等を考慮して、載置プレート105上に積載される紙幣が、予め定められた所定枚数に達する前(所定枚数より9枚少ない状態)に、検知信号が発生するように磁気センサ140が設置されている。
具体的には、磁気センサ140が磁石140Aによる磁気を検知し始めると、CPU210では、その後の紙幣の収容動作毎(1枚の収容動作毎)にカウントアップを繰り返し(ST138)、その情報をRAM214に書き込んで行く。CPU210では、それが9回以内であれば、スタックが満杯に近づいていることを報知する(ST137)。この報知は、具体的には、上述したように、音声によってその状態を報知するスピーカや、視覚的にその状態を報知するランプ等で構成される報知手段250(図15参照)に対して駆動信号を送信し、管理者等に対して、音声やランプ等でスタックが満杯に近づいていることを把握させるようにする。これにより、管理者は、紙幣収容部100内に紙幣が所定枚数になる前に、紙幣収容部100を交換することが可能となる。
或いは、CPU210は、紙幣処理装置の動作を管理する管理装置などの外部装置270(図15参照)に対してエラー信号を送信して、その状態を別の箇所で把握させるようにしても良い。このように構成することで、紙幣収容部100を取り外すタイミングを適切に管理することが可能となる。
なお、前記磁気センサ140が磁気を検知した後、更に、紙幣収容部100を交換することなく、10回以上の紙幣のスタック動作が繰り返されたことが検出されると(ST136;Yes)、これ以上、紙幣が挿入されないように、装置の無効化処理が実行される(ST136A)。この無効化処理は、利用者が紙幣を紙幣挿入口5に挿入しても、内部に紙幣を搬送しないように、例えば、上述した紙幣搬送機構6の紙幣搬送用のモータ13の駆動を停止する等の処理をすれば良い。これにより、紙幣を、所定枚数を超えて紙幣収容部100に搬送することがなくなるため、紙幣収容部100の構成部品が故障するのを防止することが可能になる。
また、上述した処理手順のST21において、挿入された紙幣が真券でないと判別された場合、或いは、操作者によって返却ボタンが押下された場合(ST23;No)、搬送路開放処理を実行し(ST51、図19のST100〜ST102参照)、その後、紙幣搬送用のモータ13を逆転駆動し、搬送ローラ対(14A,14B)の挟持処理を実行した後、エスクロ位置に待機している紙幣を、紙幣挿入口5に向けて搬送する(ST52,53)。そして、挿入検知センサ7が紙幣挿入口5に向けて差し戻される紙幣の後端を検知した際に、紙幣搬送用のモータ13の逆転駆動を停止すると共に、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持した状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させる(ST54〜ST56)。そして、搬送路閉鎖処理を実施し(ST57)、ST02において初期位置に移動された押圧板を待機位置に戻すように、押圧板115の駆動用のモータ20を所定量正転駆動し(ST58)、一連の処理が終了する、
上記した構成の紙幣処理装置によれば、紙幣収容部100内の載置プレート105上に紙幣が積層収容されて行くと、載置プレート105の位置は次第に移動し、磁気センサ140が載置プレート105に設置された磁石140Aの磁界を検知するようになる。磁気センサ140が磁界を検知すると(閾値を超えると)、制御手段のCPU210が紙幣収容部100内の紙幣が所定枚数になったか否か(満杯に近づいたか否か)を判別することが可能になる。このため、機械的に作動する部品数を少なくすることができ、安価に紙幣収容部内の紙幣の満杯を検出することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することが可能である。
例えば、図22に示すフローチャートのST136では、N回連続して磁気センサ140が磁気を検知した場合に、ST136Aの処理を実行するようにしても良い。これは、搬入される紙幣に損傷(皺、よれ等)が激しいと、紙幣1枚分以上の厚さを持ってしまい、磁気センサ140は誤って磁気を検知してしまう可能性があり、しかも、載置プレート上に載置された後は、前記付勢手段106の付勢力によって紙幣1枚分の厚さに矯正されるため、カウント値に誤差が生じる可能性がある。
上記したように、磁気センサ140から発せられる検知信号に関し、カウンタがN回(例えば、10回)連続して検知信号を受信することを条件とすることで、上記のような誤差を防止することが可能となる。
また、本発明は、紙幣収容部内に収容される紙幣が、予め定めた所定枚数、又は所定枚数に近づいたことを磁気センサによって検出できるよう構成されていれば良く、それ以外の装置の構成、例えば、上述した各種の駆動部材を駆動する駆動源、或いは、その駆動源からの動力伝達機構等については適宜変形することが可能である。
本発明は、例えば、紙幣が挿入されたことで、商品やサービスを提供する各種の装置に組み込むことが可能である。また、紙幣に限られず、クーポン券のような紙葉類を処理する処理装置に適用することが可能である。
本実施形態に係る紙幣処理装置の構成を示す図であり、全体構成を示す斜視図。 開閉部材を装置本体の本体フレームに対して開いた状態を示す斜視図。 装置本体の動力伝達部の構成を示す斜視図。 挿入口から挿入される紙幣の搬送経路を概略的に示した右側面図。 紙幣収容部に配設される押圧板を駆動するための動力伝達機構の概略構成を示す図。 紙幣搬送機構を駆動するための駆動源及び駆動力伝達機構の概略構成を示す左側面図。 紙幣処理装置の分解斜視図。 紙幣収容部の内部構成を示す斜視図。 図8において、載置プレートを裏側から見た正面図。 紙幣収容部の本体フレームから載置プレートを取り外した正面図。 センサ基板に装着される磁気センサの構成例を示す図。 磁石と磁気センサの関係を示す図。 磁気センサが遮蔽体によって磁石の磁気を検知していない状態を示す側面図。 磁気センサが磁石の磁気を検知するときの状態を示す側面図。 紙幣処理装置の動作を制御する制御手段の構成を示すブロック図。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作の手順を説明するフローチャート(その1)。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作の手順を説明するフローチャート(その2)。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作の手順を説明するフローチャート(その3)。 搬送路開放処理の手順を示すフローチャート。 スキュー補正作動処理の手順を示すフローチャート。 搬送路閉鎖処理の手順を示すフローチャート。 押圧板駆動処理の手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 紙幣処理装置
2 装置本体
2A フレーム
3 紙幣搬送路
5 紙幣挿入口
6 紙幣搬送機構
8 紙幣読取手段
10 スキュー補正機構
100 紙幣収容部
105 載置プレート
108 押圧待機部
115 押圧板
120 押圧板駆動機構
140 磁気センサ
140A 磁石
140F 遮蔽体
200 制御手段

Claims (5)

  1. 紙葉類を積層収容する紙葉類収容部と、
    前記紙葉類収容部内に設置され、紙葉類の積層収容に伴って移動する載置プレートと、
    前記載置プレートに設置され、磁気を帯びた磁性体と、
    前記磁性体の磁気量を検知する磁気センサと、
    前記磁気センサにより検出した磁気量が閾値以上であるか否かを判別する判別手段と、
    を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記磁気センサと磁性体との間に、前記載置プレートの移動方向に沿って、前記磁気センサに対する磁気を遮蔽する遮蔽体を設置し、
    前記載置プレートの移動に伴って前記磁性体が遮蔽体に対して移動し、前記磁気センサによって磁気量が検知可能な位置を前記閾値として設定したことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記判別手段によって、前記磁気量が閾値以上であると判別した場合、それを報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記紙葉類収容部へ紙葉類を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構による紙葉類の搬送処理を制御する制御手段と、
    を備えており、
    前記制御手段は、前記判別手段によって前記磁気量が閾値以上であると判別した場合、前記紙葉類の搬送処理を無効にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記判別手段によって前記前記磁気量が閾値以上であると判別した場合、紙葉類処理装置の動作を管理する外部装置に対してエラー信号を送信することを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
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