JP5546071B2 - 紙葉類処理装置及び紙葉類処理システム - Google Patents

紙葉類処理装置及び紙葉類処理システム Download PDF

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本発明は、各種の遊技機や自動販売機などのサービス機器に組み込まれ、紙幣やクーポン券などの経済価値を有する紙葉類が挿入されることで、商品やサービス等を提供する紙葉類処理装置とそれを用いた紙葉類処理システムに関する。
従来、上記したような紙葉類処理装置の一態様である紙幣処理装置は、利用者によって挿入口から挿入された紙幣の有効性を識別し、有効と判定された紙幣価値に応じて、各種の商品やサービスを提供するサービス機器、例えば遊技場に設置されている遊技機、或いは、公共の場に設置されている自動販売機や券売機等に組み込まれている。通常、このような紙幣処理装置は、挿入口から挿入された紙幣の真贋を判定し、有効と判定された紙幣を、着脱可能な収容体(金庫)に収容するよう構成されている。
上記した紙幣処理装置では、例えば、特許文献1に開示されているように、挿入された紙幣と実際に収容体内に収容された紙幣との整合性を確認できるように、収容体に記憶部を設けることが知られている。具体的には、装置本体側の紙幣識別部に紙幣識別制御回路基板を設置すると共に、収容体側に紙幣収容体制御回路基板を設置しておき、接続端子を介して両者の間で情報通信できるように構成されている。すなわち、紙幣識別制御回路基板から、挿入された紙幣に関する情報を紙幣収容体制御回路基板に送信し、その基板上に実装された記憶部で紙幣情報を記憶することで、実際に収容体内に収容される紙幣の情報が記憶、管理される。
特開2005−18644号
本発明は、紙葉類に対する不正行為の二重チェックを行うことができ、より信頼性の高い紙葉類処理装置及び紙葉類処理システムを提供することを目的とする。
本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類が挿入される挿入口を有する装置本体と、前記装置本体に着脱可能であって、前記挿入口から挿入された紙葉類を収容する収容部とを備え、前記収容部は、記憶手段を有し、前記装置本体は、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記装置本体の固有のID情報を前記収容部の前記記憶手段に送信すると共に、前記収容部の前記記憶手段に記憶された情報と照合するために前記収容部に送信した情報と同一の情報を管理サーバに送信する制御手段を有することを特徴とする。
上記した構成の紙葉類処理装置によれば、紙葉類処理装置から収容部を取り外した後、収容部の記憶手段に記録されている紙葉類の情報を読み出して、その読み出した情報を、管理サーバに記録されている情報と照合することにより、不正行為をチェックすることができる。また、収容部の記憶手段から読み出した紙葉類の情報と、実際に収容部に収容されている紙葉類とを対比することでも、不正行為をチェックすることができるため、二重チェックが行えるようになり、信頼性がより向上する。
また、本発明の紙葉類処理装置では、前記装置本体は、前記収容部に紙葉類が収容される度に、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記装置本体の固有のID情報を前記管理サーバと前記収容部に送信することが好ましい。さらに、この構成において、前記収容部は、紙葉類が載置される載置プレートと、紙葉類を前記載置プレートに押し付ける押圧位置と、紙葉類の通路を閉塞する待機位置とにわたって移動する押圧板とを有し、前記装置本体は、前記押圧板の位置を検知する押圧板検知センサを有し、前記制御手段は、前記押圧板検知センサによって、前記押圧板が前記押圧位置から前記待機位置に移動したことが検知された後、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記装置本体の固有のID情報を前記管理サーバと前記収容部に送信することが好ましい。
また、本発明の紙葉類処理システムは、紙葉類が挿入される挿入口を有する紙葉類処理装置本体と、前記紙葉類処理装置本体に着脱可能であって、前記挿入口から挿入された紙葉類を収容する収容部と、管理システムとを備え、前記紙葉類処理装置本体は、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記紙葉類処理装置本体の固有のID情報を、前記管理システムと前記収容部に送信する制御手段を有し、前記収容部は、前記制御手段から送信された紙葉類の情報及びID情報を受信して記憶する記憶手段を有し、前記管理システムは、前記紙葉類処理装置本体から受信した紙葉類の情報及びID情報を、前記収容部の前記記憶手段から読み出した紙葉類の情報及びID情報と照合することを特徴とする。
上記した構成の紙葉類処理システムによれば、上述の紙葉類処理装置と同様の効果が得られる。
また、本発明の紙葉類処理システムでは、前記紙葉類処理装置本体は、前記収容部に紙葉類が収容される度に、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記紙葉類処理装置本体の固有のID情報を前記管理システムと前記収容部に送信することが好ましい。さらに、この構成において、前記収容部は、紙葉類が載置される載置プレートと、紙葉類を前記載置プレートに押し付ける押圧位置と、紙葉類の通路を閉塞する待機位置とにわたって移動する押圧板とを有し、前記紙葉類処理装置本体は、前記押圧板の位置を検知する押圧板検知センサを有し、前記制御手段は、前記押圧板検知センサによって、前記押圧板が前記押圧位置から前記待機位置に移動したことが検知された後、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記紙葉類処理装置本体の固有のID情報を前記管理システムと前記収容部に送信することが好ましい。
本発明によれば、紙葉類に対する不正行為の二重チェックを行うことができ、信頼性がより向上する。
本実施形態に係る紙幣処理装置の構成を示す図であり、全体構成を示す斜視図。 開閉部材を装置本体の本体フレームに対して開いた状態を示す斜視図。 装置本体の動力伝達部の構成を示す斜視図。 挿入口から挿入される紙幣の搬送経路を概略的に示した右側面図。 紙幣収容部に配設される押圧板を駆動するための動力伝達機構の概略構成を示す図。 紙幣搬送機構を駆動するための駆動源及び駆動力伝達機構の概略構成を示す左側面図。 紙幣処理装置の分解斜視図。 図8は、紙幣収容部の内部を側方から見た一部切欠斜視図。 紙幣収容部の内部を上方から見た一部切欠斜視図。 紙幣処理装置の動作を制御する制御手段のブロック図。 紙幣処理装置に収容される入金情報を管理するための外部装置の概略構成を示すブロック図。 (a)は、紙幣収容部の着脱方向に沿った方向でリーダライタと記憶手段を配置した状態を示す模式図、(b)は、紙幣収容部の着脱方向と直交するような方向でリーダライタと記憶手段を配置した状態を示す模式図。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作の手順を説明するフローチャート(その1)。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作の手順を説明するフローチャート(その2)。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作の手順を説明するフローチャート(その3)。 搬送路開放処理の手順を示すフローチャート。 スキュー補正作動処理の手順を示すフローチャート。 搬送路閉鎖処理の手順を示すフローチャート。 押圧板駆動処理の手順を示すフローチャート。
図1から図9は、本発明に係る紙葉類処理装置の一実施形態である紙幣処理装置を示しており、図1は、全体構成を示す斜視図、図2は、開閉部材を装置本体の本体フレームに対して開いた状態を示す斜視図、図3は、装置本体の動力伝達部の構成を示す斜視図、図4は、挿入口から挿入される紙幣の搬送経路を概略的に示した右側面図、図5は、紙幣収容部に配設される押圧板を駆動するための動力伝達機構の概略構成を示す図、図6は、紙幣搬送機構を駆動するための駆動源及び駆動力伝達機構の概略構成を示す左側面図、図7は、紙幣処理装置の分解斜視図、図8は、紙幣収容部の内部を側方から見た一部切欠斜視図、そして、図9は、紙幣収容部の内部を上方から見た一部切欠斜視図である。
本実施形態の紙幣処理装置1は、例えば、スロットマシン等の各種の遊技機に組み込み可能に構成されており、装置本体2と、この装置本体2に設けられ、多数の紙幣を積層、収容することが可能な紙幣収容部(紙幣収容スタッカ)100とを備えている。この紙幣収容部100は金庫としての機能を備えており、装置本体2を構成するフレーム2Aに対して着脱可能に構成されている。本実施形態では、例えば、図示されていないロック機構が解除された状態で、前面に設けられた取っ手101を引くことで、装置本体2のフレーム2Aから取り外すことが可能となっている。
なお、上記した紙幣処理装置1は、図7に示すように、主に3つの構造体によって構成されている。すなわち、紙幣処理装置1は、前記装置本体2と、装置本体2が着脱可能に載置されるスタンド(枠体)2Dと、スタンド2Dに対して着脱可能に装着される紙幣収容部100とを備えている。
この場合、装置本体2の裏面側には、磁気センサ140、及び紙幣情報の書き込みがされるように、紙幣収容部100の上壁102bに設けられた記憶手段104に対して情報の書き込みや読み取りを行うリーダライタ142等が実装された回路基板141を設置したプレート2Fが一体的に取着される。このプレート2Fは、装置本体を構成するフレーム2Aと前記スタンド2Dの表面との間に介在され、両者の間で固定される。
装置本体2は、図2及び図3に示すように、前記フレーム2Aと、フレーム2Aに対して一端部を回動中心として開閉されるように構成された開閉部材2Bとを有している。そして、これらフレーム2A及び開閉部材2Bは、図4に示すように、開閉部材2Bをフレーム2Aに対して閉じた際、両者の対向部分に紙幣が搬送される隙間(紙幣搬送路)3が形成されると共に、両者の前面露出側に、前記紙幣搬送路3に一致するようにして、紙幣挿入口5が形成されるよう構成されている。なお、前記紙幣挿入口5は、紙幣の短い辺側から装置本体2の内部に挿入できるようにスリット状の開口となっている。
前記装置本体2内には、紙幣を搬送する紙幣搬送機構6と、紙幣挿入口5に挿入された紙幣を検知する挿入検知センサ7と、挿入検知センサ7の下流側に設置され、搬送状態にある紙幣の情報を読取る紙幣読取手段8と、この紙幣読取手段8に対して、紙幣を正確に位置決めして搬送するスキュー補正機構10と、紙幣がスキュー補正機構10を構成する可動片を通過したことを検知する可動片通過検知センサ12と、紙幣が紙幣収容部100に排出されたことを検知する排出検知センサ18と、紙幣収容部100内で紙幣を載置プレート105に向けて押圧する押圧板115の位置を検出可能な押圧板検知センサ23と、紙幣収容部100内に積層、収容される紙幣が所定の状態になったか否かを検出するセンサ(磁気センサ140)と、上記した紙幣搬送機構6、紙幣読取手段8、スキュー補正機構10等の駆動を制御する制御手段200(制御回路基板200A;図10参照)とが設けられている。
以下、上記した各構成部材について、詳細に説明する。
前記紙幣搬送路3は、紙幣挿入口5から奥側に向けて延出しており、その後方側で下方に向けて傾斜するように屈曲され、そして最終的に鉛直方向に向けて屈曲するように形成されている。紙幣搬送路3には、紙幣収容部100に紙幣を排出する排出口3aが形成されており、ここから排出される紙幣は、鉛直方向に向けて、紙幣収容部100の導入口(受入口)103に送り込まれる。
前記紙幣搬送機構6は、紙幣挿入口5から挿入された紙幣を挿入方向に沿って搬送可能にすると共に、挿入状態にある紙幣を紙幣挿入口5に向けて差し戻し搬送可能とする機構である。この紙幣搬送機構6は、装置本体2内に設置された駆動源であるモータ13(図6参照)と、このモータ13によって回転駆動され、紙幣搬送路3に紙幣搬送方向に沿って所定間隔おいて配設される搬送ローラ対(14A,14B)、(15A,15B)、(16A,16B)、及び(17A,17B)を備えている。
前記搬送ローラ対は、紙幣搬送路3に一部が露出するように設置されて、いずれも紙幣搬送路3の下側に設置される搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bがモータ13によって駆動されるローラとなっており、上側に設置される搬送ローラ14A,15A,16A及び17Aが、これらのローラに対して従動するピンチローラとなっている。なお、紙幣挿入口5から挿入された紙幣を最初に挟持して奥側に搬送する搬送ローラ対(14A,14B)は、図2及び図3に示すように、紙幣搬送路3の中心位置に1箇所設置されており、その下流側に順次配置される搬送ローラ対(15A,15B)、(16A,16B)、及び(17A,17B)については、紙幣搬送路3の幅方向に沿って、所定間隔をおいて2箇所設置されている。
また、上記した紙幣挿入口5の近傍に配置される搬送ローラ対(14A,14B)については、通常は、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bから離間した状態となっており、紙幣の挿入が挿入検知センサ7によって検知されると、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bに向けて駆動され、挿入された紙幣を挟持するようになっている。なお、上側の搬送ローラ14Aについては、駆動源70(図10のブロック図参照)によって、搬送ローラ14Bに対して当接/離間するように駆動制御される。この駆動源70については、モータやソレノイド等によって構成することができ、開閉部材2B内に設置される。
そして、前記スキュー補正機構10によって、挿入された紙幣の傾きを無くし紙幣読取手段8に対して位置合わせする処理(スキュー補正処理)が行われる際には、上側の搬送ローラ14Aは、下側の搬送ローラ14Bから離間して紙幣に対する負荷を解除し、スキュー補正処理が終了すると、再び、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bに向けて駆動され、紙幣を挟持する。スキュー補正機構10は、スキューの補正を果たす左右一対の可動片10A(片側のみ図示)を備えており、スキュー駆動機構用のモータ40を駆動することでスキューの補正処理が成される。
上記した紙幣搬送路3の下側に設置される搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは、図6に示すように、モータ13、及び各搬送ローラの駆動軸の端部に設置されるプーリ14C,15C,16C及び17Cを介して回転駆動される。すなわち、モータ13の出力軸には、駆動プーリ13Aが設置されており、上記した各搬送ローラの駆動軸の端部に設置されるプーリ14C,15C,16C及び17Cには、駆動プーリ13Aとの間で駆動ベルト13Bが巻回されている。なお、駆動ベルト13Bには、適所にテンションプーリが係合しており、弛みを防止している。
上記した構成により、モータ13が正転駆動されると、前記搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは同期して正転駆動され、紙幣を挿入方向に向けて搬送し、モータ13が逆転駆動されると、前記搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは同期して逆転駆動され、紙幣を紙幣挿入口5側に向けて搬送する。
前記挿入検知センサ7は、紙幣挿入口5に挿入された紙幣を検知した際に検知信号を発生するものであり、本実施形態では、搬送ローラ対(14A,14B)と、スキュー補正機構10との間に設置されている。前記挿入検知センサ7は、光学式のセンサ、例えば、回帰反射型フォトセンサによって構成されているが、それ以外にも、機械式のセンサによって構成されていても良い。
また、前記可動片通過検知センサ12は、紙幣の先端が、前記スキュー補正機構10を構成する左右一対の可動片10Aを通過したことを検知した際に検知信号を発生するものであり、前記紙幣読取手段8の上流側に設置されている。この可動片検知センサ12についても、前記挿入検知センサと同様、光学式のセンサや機械式のセンサによって構成される。
また、前記排出検知センサ18は、通過する紙幣の後端を検知して、紙幣が紙幣収容部100に排出されたことを検知するものであり、紙幣搬送路3の下流側において、紙幣収容部100の受入口103の直前に配設されている。この排出検知センサ18についても、前記挿入検知センサと同様、光学式のセンサや機械式のセンサによって構成される。
前記紙幣読取手段8は、スキュー補正機構10によってスキュー補正された状態(正確に位置決めされた状態)で搬送される紙幣について、その紙幣情報を読取り、その真贋を判定する。具体的には、例えば、搬送される紙幣の両面側から光を照射し、その透過光と反射光を受光素子で検知することで紙幣の読取を行うラインセンサによって構成することができる。図においては、ラインセンサが示されており、このラインセンサで読取った光信号は光電変換され、予め格納されている真券のデータと比較照合することで、搬送される紙幣の真贋を識別する。
前記紙幣収容部100は、紙幣読取手段8で真性と識別された紙幣を順次、積層、収容する。
図7に示すように、紙幣収容部100を構成する本体フレーム100Aは、略直方体形状に構成されており、その前壁102aの内側には、付勢手段(付勢バネ)106の一端が取り付けられ、その他端には、上記した受入口103を介して送り込まれる紙幣を順次、積層する載置プレート105が設けられている。このため、載置プレート105は、前記付勢手段106を介して、後述する押圧板115側に向けて付勢された状態になっている。
また、本体フレーム100Aの上壁102bには、上述したように、記憶手段104が取着されている。この記憶手段104は、非接触型で装置本体2側から送信される紙幣に関する情報等を記憶する機能を備えており、本実施形態では、RFID(Radio Frequency Identification)タグによって構成されている。図7に拡大して示すように、この記憶手段104は、絶縁性の材料からなる基板104a上に実装されるICチップ(記憶部)104bと、同基板104a上にプリントされ、前記ICチップ104bに両端が接続されるコイルアンテナ104cとを備えている。この場合、IDタグによって構成される記憶手段104は、電池を持たないパッシブ型によって構成されているが、もちろん、電池を具備したアクティブ型によって構成されていても良い。
前記記憶手段104に対して情報(主に真正と識別した紙幣情報)を書き込むリーダライタは、上述したように、装置本体2の裏面側に取着されるプレート2Fに設けられた回路基板141上に設けられており、記憶手段104に対して所定の間隔をおいて、無線により、紙幣情報等を送信する。すなわち、回路基板141上に設けられるリーダライタ142は、詳細に図示しないが、ICチップやLCR等の受動部品から構成される通信制御部と、通信制御部に接続され、紙幣情報等を前記記憶手段104のコイルアンテナ104cに送信するアンテナと、通信に用いる電磁波の周波数や入出力のインピーダンスを考慮して整合を行うマッチング回路とを備えており、これらは、回路基板141上に実装されている。
また、本体フレーム100Aは、図8に示すように、下壁102cが、支軸102dを中心に矢印方向に回動するようになっており、内部に収容された紙幣を取り出すことができるようになっている。このため、下壁102cは、紙幣収容部100の開閉扉としての機能を備えている。
なお、本実施形態の紙幣収容部の構成は、記憶手段104が上壁102bに設けられており、記憶手段104は、付勢手段106を介在させた状態で、開閉扉である下壁102cと対向する位置に設置されている。このように、開閉蓋となる部分と記憶手段との間に付勢手段106が介在するような関係にすることで、例えば、不正目的により下壁102cを開いて、不正情報が記憶された記憶部を、正規の記憶部と付け替えようとしても、図8に示すように、下壁102cと記憶手段104との間に介在される付勢手段(付勢バネ)106が邪魔になり、そのような不正な行為を効果的に防止することが可能となる。
また、本体フレーム100A内には、図4及び図5に示すように、受入口103に連続して、落下する紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部108が設けられている。押圧待機部108の載置プレート側の両サイドには、鉛直方向に延出して一対の規制部材110が配置されている。この一対の規制部材110の間には、載置プレート105上に紙幣が順次、積層されるに際して、押圧板115が通過するように、開口部110Aが形成されている。
また、本体フレーム100A内の両サイド壁には、前記載置プレート105が付勢手段106によって押圧された際、載置プレートが当て付くように、突出壁100Bが形成されている。この突出壁100Bは、載置プレート105上に紙幣が順次、積層されて、前記付勢手段106によって載置プレートが付勢された際、最上の紙幣の両サイドを当て付け、積層される紙幣を安定して保持する役目を果たす。
さらに、本体フレーム100A内には、受入口103から押圧待機部108に落下した紙幣を載置プレート105に向けて押圧する押圧板115が配設されている。この押圧板115は、前記一対の規制部材110の間に形成された開口部110Aを往復移動できる程度の大きさに構成されており、紙幣を載置プレート105に押し付ける位置と、前記押圧待機部108を開放する位置との間で往復駆動される。
前記押圧板115は、本体フレーム100A内に配設される押圧板駆動機構120を介して、上記したように往復駆動される。押圧板駆動機構120は、押圧板115を、図5の矢印A方向に往復移動可能となるように、両端が押圧板115に軸支された一対のリンク部材115a,115bを備えており、これらのリンク部材115a,115bはX字状に連結され、それぞれの反対側の端部は、垂直方向(矢印B方向)に移動可能に設置された可動部材122に軸支されている。この可動部材122には、矢印B方向に沿ってラックが形成されており、このラックには、押圧板駆動機構120を構成するピニオン(図5において、ピニオンは、ギヤ124Bと同軸上に配置される)が噛合している。
このピニオンには、図5に示すように、押圧板駆動機構120を構成する収容部側ギヤトレイン124が連結されている。この場合、本実施形態においては、図3及び図5に示すように、上述した装置本体2内に、駆動源(モータ20)と、このモータ20に順次噛合する本体側ギヤトレイン21が配設されており、紙幣収容部100を装置本体2(スタンド2D)に装着すると、本体側ギヤトレイン21が収容部側ギヤトレイン124に連結するようになっている。収容部側ギヤトレイン124は、前記ピニオンと同軸上に配設されるギヤ124B、及びこれに順次噛合するギヤ124C,124Dを備えており、紙幣収容部100を装置本体2のフレーム2Aに対して着脱する際、ギヤ124Dが、本体側ギヤトレイン21の最終ギヤ21Aと噛合、離間するよう構成されている。
この結果、上記した押圧板115は、装置本体2に設けられたモータ20が回転駆動されることで、本体側ギヤトレイン21、及び押圧板駆動機構120(収容部側ギヤトレイン124、可動部材122に形成されるラック、及びリンク部材115a,115b等)を介して、矢印A方向に往復駆動される。
前記装置本体2のフレーム2A内には、載置プレート105上に所定枚数の紙幣が載置されたことを検出する磁気センサ140が設置されている。この磁気センサ140は、上述したように、装置本体2を構成するフレーム2Aとスタンド2Dとの間に介在されるプレート2Fに設けられた前記回路基板141上に実装されている。そして、前記磁気センサ140に対して磁界を加える磁石140Aは、紙幣収容部100の載置プレート105の裏面中央部分に固定されている。
前記磁気センサ140は、載置プレート105が押し込まれる方向の所定の位置に設置されており、前記押圧板115によって載置プレート105が付勢手段106の付勢力に抗して押し込まれ、載置プレート105上の紙幣の積載量が多くなり、それが所定枚数を超えることで、磁石140Aによる磁界が検知されて検知信号を発生する。磁気センサ140が設置される位置(閾値を超えて検知信号を発生する位置)は、装着される紙幣収容部の大きさに応じて予め決定されており、例えば、載置プレート105上に積載される紙幣が、予め定めておいた所定枚数に達する前になったとき、検知信号が発生するように設置されている。
この場合、前記磁気センサ140(回路基板141)は、押圧板115の押圧方向に沿って、複数箇所に設置しておいても良い。例えば、図7に示すように、磁気センサ140よりもさらに押圧方向の奥側に、同様な磁気センサ140Bを設置しておくことで、紙幣収容部100に収容される紙幣に関し、異なる枚数を検知することが可能となる。これは、スタンド2Dに対して、収容枚数が異なる紙幣収容部100が装着されることを考慮したものであり、収容枚数が異なる紙幣収容部が装着されても、同一の装置本体2で対応することが可能となる。
また、上記した紙幣収容部100の本体フレーム100Aには、前記受入口103から搬入される紙幣に対して接触可能な搬送部材150が設置されている。この搬送部材150は、搬入される紙幣に接触して、安定して紙幣を押圧待機部108の適正位置(押圧板115で紙幣を押圧した際、紙幣が左右に片寄ることなく、安定して押圧できる位置)に案内する役目を果たす。本実施形態では、この搬送部材は、押圧待機部108に臨むように設置されたベルト状の部材(以下、ベルト150と称する)によって構成されている。
この場合、ベルト150は、紙幣に対して搬入方向に沿って延在するように設置されており、搬入方向の両端部に回転可能に支持された一対のプーリ150A,150Bに巻回されている。また、ベルト150は、受入口103の領域に回転可能に支持された軸方向に延出する搬送ローラ150Cと当接しており、受入口103に搬入された紙幣を挟持して、紙幣をそのまま押圧待機部108に案内するようにしている。なお、本実施形態では、前記ベルト150は、紙幣の両サイドの表面に接触可能となるように、上記した押圧板115を挟むようにして左右一対設けられている。また、ベルト150は、両端におけるプーリ150A,150Bの巻回以外に、中間位置でテンションプーリを当て付け、弛みを防止するようにしても良い。
前記一対のベルト150は、装置本体2内に設置される上述した複数の搬送ローラを駆動するモータ13によって駆動されるようになっている。具体的には、図6に示すように、モータ13によって駆動される上述した駆動ベルト13Bは、駆動力伝達用のプーリ13Dに巻回されており、このプーリ13Dに順次設置される動力伝達用のギヤトレイン13Eには、受入口103側に回転可能に支持されているプーリ150Aの支軸の端部に設置されたギヤトレイン153が噛合するようになっている。すなわち、紙幣収容部100が装置本体2に装着された際、ギヤトレイン13Eの最終ギヤには、ギヤトレイン153の入力ギヤが噛合するようになっており、一対のベルト150は、モータ13の回転駆動により、上述した紙幣搬送用の搬送ローラ14B,15B,16B,17Bと一体的に回転駆動されるようになっている。
また、上記した押圧板検知センサ23は、紙幣を載置プレート105に向けて押圧する押圧板115の位置を検出できるように構成されており、更に、紙幣収容部100を装置本体2のフレーム2A(スタンド2D)に対して着脱した際、その着脱操作を検出できるように構成されている。
次に、上述した紙幣処理装置の動作を制御する制御手段について図10を参照して説明する。
制御手段200は、上記した各駆動装置の動作を制御する制御回路基板200Aを備えており、この制御回路基板上には、紙幣識別手段を構成するCPU(Central Processing Unit)210と、ROM(Read Only Memory)212と、RAM(Random Access Memory)214と、基準データ記憶部216とが実装されている。なお、本発明の制御手段は、制御手段200だけでなく、リーダライタ142を含んだ構成に相当する。
前記ROM212には、上述した紙幣搬送機構を駆動するモータ13、押圧板を駆動するモータ20、搬送ローラ14Aを搬送ローラ14Bに向けて当接/離間するように駆動する駆動源70、スキュー駆動機構10を駆動するためのモータ40等の各種駆動装置の作動プログラムや、紙幣読取手段8で読取る紙幣についての真贋判定プログラム等の各種プログラム、及び恒久的なデータが記憶されており、CPU210は、ROM212に記憶されている前記プログラムに従って制御信号を生成し、I/Oポート220を介して上述した各種駆動装置との間で信号の入出力を行い、各種駆動装置の駆動制御を行う。
また、CPU210には、I/Oポート220を介して、挿入検知センサ7、可動片通過検知センサ12、排出検知センサ18、磁気センサ140、及び押圧板115の位置を検出する押圧板検知センサ23等、各種センサからの検知信号が入力されるようになっており、これらの検知信号に基づいて、各種駆動装置の駆動制御が行われる。
また、前記RAM214には、CPU210が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶されており、基準データ記憶部216には、紙幣の真贋判定を行うときに用いられる基準データ、例えば、真券紙幣の全印刷領域から取得した各種のデータ(例えば、濃淡に関するデータ、赤外線を紙幣に投光した際の透過光や反射光に関するデータなど)が基準データとして記憶されている。なお、基準データについては、専用の基準データ記憶部216に記憶させているが、これをROM212に記憶させておいても良い。
そして、CPU210には、I/Oポート220を介して、上記した紙幣読取手段8を構成する紙幣読取用検知センサ(例えば、ラインセンサ)80が接続されており、この紙幣読取用検知センサ80で読取った紙幣読取データは、基準データ記憶部216に記憶されている基準データと比較され、紙幣の真贋判定処理が実行される。
また、前記CPU210は、I/Oポート220を介して、前記リーダライタ142に、紙幣収容部に収容すべき紙幣に関する紙幣情報を送信するようになっている。すなわち、前記CPU210は、紙幣読取用検知センサ80で読取った紙幣読取データを、基準データ記憶部216に記憶されている基準データと比較し、紙幣の真贋判定処理を実行して、その紙幣が真正であると判定した際、前記リーダライタ142を駆動し、紙幣収容部100に設置されている記憶手段(IDタグ)104に対して、真正と判定した紙幣の情報の書き込みを実施する。
この場合、記憶手段104に対しては、収容される紙幣情報(金額情報)に加え、その紙幣が挿入された時間情報、及び、装置本体2の固有ID情報を関連付けして記憶するようにしても良い。具体的には、例えば、装置本体2に対して紙幣収容部100を装着したときに、その紙幣処理装置1の装置本体2に予め与えられている固有のID情報を、記憶手段104の記憶部104bに書き込んで、装置本体2と紙幣収容部100の関連付けを行う。
また、前記CPU210は、I/Oポート220を介して、外部接続される管理サーバ260に対して、前記リーダライタ142によって記憶手段104に書き込まれる紙幣情報と同一の情報を、上記した固有のID情報に関連付けして送信するようになっている。本実施形態では、図11に示すように、管理サーバ260は、夫々紙幣処理装置1を組み込んだ多数の遊技機300を管理(遊技場を管理するホールコンピュータなど)するよう構成されており、夫々の紙幣処理装置1で入金処理された金額情報がID情報と共に送信され、管理サーバ260では、夫々の紙幣処理装置での入金情報がID情報と共に記憶、管理される。なお、管理サーバ260と、各遊技機300(紙幣処理装置1)との間は、インターネットやLAN等の専用の通信網500を介して情報の送受信がなされる。
さらに、上記した紙幣処理装置1から取り外される紙幣収容部100については、例えば、図11に示すように、その記憶手段(IDタグ)104に記憶されている情報の読み出しを行う管理装置280を利用して、内部に収容されている紙幣を管理するようにしても良い。具体的には、管理装置280は、CPUや記憶手段等を備えた管理制御部281と、無線により、紙幣収容部100に組み込まれた記憶手段(IDタグ)104に記録されている入金情報の読取りが可能なリーダライタ装置(R/W装置)282と、ディスプレイのような表示装置283とを備えている。尚、管理装置280と管理サーバ260が、本発明の管理システムに相当する。
そして、管理装置280において、夫々の紙幣収容部100の記憶手段(IDタグ)104に記録されている入金情報をリーダライタ装置282で読み出した際、その読み出した入金情報を、上記した管理サーバ260において既に記録されている紙幣収容部毎の入金情報との間でデータ照合を行うこと(入金情報のマッチング処理)により、不正行為をチェックすることが可能となる。
或いは、表示装置283において、リーダライタ装置282で読み出した入金情報を表示させ、この状態で、実際にその紙幣収容部100に収容されている紙幣を取り出して計測し、両者を対比することでも、不正行為をチェックすることが可能となる。なお、このようなチェックに加え、上記のような管理サーバ260との間の入金情報のマッチング処理を実施することで、二重チェックが行えるようになり、信頼性がより向上するようになる。
上記のように、紙幣処理装置1と紙幣収容部100は、ID情報により関連付けされているため、紙幣回収のため多数の遊技機から複数の紙幣収容部100を取り外しても、装着すべき装置本体を容易に把握することが可能となり、更には、収容されている金額情報から、人気のある遊技機300を容易に特定することが可能となる。
また、それぞれの紙幣処理装置1において、上記したように、紙幣挿入口5から挿入され、紙幣収容部100に収容される紙幣に関する情報は、送信部となるリーダライタ142と、記憶手段(IDタグ)104のコイルアンテナ104cとの間で無線により送受信されるため、従来のように、装置内に接続端子や電力兼信号線を設置する必要がなく、これにより、両者の間で接続端子間の接触不良が生じることもない。従って、装置本体2から紙幣に関する情報を、紙幣収容部100側に確実に供給することが可能となる。
また、上記した構成においては、記憶手段(IDタグ)104のコイルアンテナ104cは、紙幣収容部100の着脱方向に沿った表面側(上壁102b)に設置されており、紙幣情報を送信する送信部となるリーダライタ142は、紙幣収容部100の上壁102bと対向した部分に設置されていることから、紙幣収容部100が、装置本体2のフレーム(スタンド2D)に対して装着が未完全であったとしても、両者の間で通信できなくなる可能性を少なくすることができる。
具体的には、図12(b)に示すように、紙幣収容部100の着脱方向と直交するような方向でリーダライタ142と記憶手段104を配置すると、図12(b)の右側の図に示すように、紙幣収容部100のスタンド2Dに対する装着が未完全の場合、両者の間の距離Lが開いてしまうため、紙幣情報の確実な送信ができなくなる可能性がある。これに対し、本実施形態のように構成すると、図12(a)の左側に示す状態に対して、右側に示すように、紙幣収容部100のスタンド2Dに対する装着が未完全であったとしても、装置本体のフレーム側に設置されたリーダライタ142と紙幣収容部100側に設置された記憶手段104のコイルアンテナ104cとの間の距離Lは、通信が可能な距離に維持しておくことが可能となり、両者の間で通信できなくなる可能性を少なくすることができる。
以上のように、リーダライタ142と記憶手段104の配置関係については、図12(a)に示すような関係になっていることが好ましいが、もちろん、本発明は、図12(b)に示すような配置関係になっていても良い。なお、図12(b)に示すような配置関係であれば、紙幣収容部100に設置される開閉蓋は、図7に示す前壁102aとすることが好ましい。すなわち、このような配置関係にすることで、開閉蓋と記憶手段との間に付勢手段が介在することとなり、開閉蓋を開けて記憶手段104に対して不正な行為をすることを効果的に防止することが可能となる。
次に、上述した制御手段200によって実行される紙幣処理装置1における紙幣の処理動作について、図16から図19のフローチャートに従って説明する。
操作者が紙幣を紙幣挿入口5に挿入する際、紙幣挿入口の近傍に設置される搬送ローラ対(14A,14B)は、初期状態において離間した状態にある(後述するST16,ST56参照)。また、押圧板115は、押圧板115を駆動する一対のリンク部材115a,115bが押圧待機部108の経路に位置しており、紙幣が一対のリンク部材115a,115bによって受入口103から押圧待機部108に搬入できない位置(待機位置と称する)に設定されている(後述するST134参照)。すなわち、この状態では、一対の規制部材110の間に形成された開口部110Aに押圧板115が入り込んで、紙幣が通過する開口部は閉塞した状態となっており、紙幣収容部内に収容されている紙幣を抜き取ることができない状態となっている。
さらに、搬送ローラ対(14A,14B)の下流側に位置するスキュー補正機構10を構成する一対の可動片10Aは、初期状態において、あらゆる紙幣の引き抜きができないように最小幅(例えば一対の可動片10Aの間隔が52mm;後述するST15,ST57参照)に移動した状態にある。
上記した搬送ローラ対(14A,14B)の初期状態では、皺のある紙幣であっても、操作者は容易に挿入することができる。そして、挿入検知センサ7によって紙幣の挿入が検知されると(ST01)、上述した押圧板115の駆動用のモータ20を所定量逆転駆動し(ST02)、押圧板115を初期位置に移動させる。この初期位置では、押圧待機部108は開放状態になっており(図5参照)、紙幣は、紙幣収容部100内に搬入可能となっている。すなわち、モータ20を所定量逆転駆動することで、押圧板115は、本体側ギヤトレイン21、及び押圧板駆動機構120(収容部側ギヤトレイン124、可動部材122に形成されるラック、及びリンク部材115a,115b等)を介して、上記した待機位置から初期位置に駆動される。この押圧板115の移動により、押圧待機部108が開放され、紙幣が紙幣収容部内に搬入可能な状態となる。
この状態で、上述した駆動源70を駆動し、上側の搬送ローラ14Aを下側の搬送ローラ14Bに当接するように移動させる。これにより、挿入された紙幣は搬送ローラ対(14A,14B)によって挟持される(ST03)。
次いで、紙幣搬送路の開放処理が成される(ST04)。この開放処理は、図16に示すフローチャートに示すように、述したスキュー補正機構用のモータ40を逆転駆動することで、一対の可動片10Aを互いに離間する方向に駆動することで成される(ST100)。このとき、一対の可動片10Aの位置を検知する可動片検知センサによって、一対の可動片10Aが所定位置(最大幅位置)に移動したことが検知されると(ST101)、モータ40の逆転駆動が停止される(ST102)。この搬送路開放処理により、一対の可動片10A内に紙幣が進入できる状態になっている。なお、このST04の前段階では、紙幣搬送路3は、後述する搬送路閉鎖処理(ST15,ST57)によって閉鎖された状態にあるが、このように、紙幣挿入前に紙幣搬送路3を閉じておくことで、例えば、不正目的などで紙幣挿入口から板状の部材を挿入して、ラインセンサなどの素子を破損させることを防止することができる。
次いで、紙幣搬送用のモータ13が正転駆動される(ST05)。紙幣は、搬送ローラ対(14A,14B)によって装置内部に搬送され、スキュー補正機構10よりも下流側に配設されている可動片通過検知センサ12が紙幣の先端を検知すると、紙幣搬送用のモータ13は停止される(ST06,ST07)。このとき、紙幣は、スキュー補正機構10を構成する一対の可動片10A間に位置している。
引き続き、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持した状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させる(ST08)。このとき、紙幣には、何等、負荷が作用していない状態となる。
そして、この状態でスキュー補正作動処理を行う(ST09)。このスキュー補正作動処理は、上述したスキュー補正機構用のモータ40を正転駆動することで、一対の可動片10Aを互いに接近する方向に駆動することで成される。すなわち、このスキュー補正作動処理は、図17のフローチャートに示すように、上述したモータ40を正転駆動することで、一対の可動片10Aを、互いに接近する方向に移動する(ST110)。この可動片の移動は、制御手段における基準データ記憶部に登録されている紙幣の最小幅(例;幅62mm)となるまで実行され、これにより、紙幣は、両側に当て付く可動片10Aによって、スキューが補正され、正確な中心位置となるように位置決めされる。
上述したようなスキュー補正作動処理が終了すると、引き続き、搬送路開放処理が実行される(ST10)。これは、上述したスキュー補正機構用のモータ40を逆転駆動することで、一対の可動片10Aを離間する方向に移動することで成される(図16のST100〜ST102参照)。
続いて、上述した駆動源70を駆動し、上側の搬送ローラ14Aを下側の搬送ローラ14Bに当接するように移動させ、紙幣を搬送ローラ対(14A,14B)に挟持させる(ST11)。その後、紙幣搬送用のモータ13を正転駆動して紙幣を装置内部に向けて搬送し、紙幣が紙幣読取手段8を通過する際に、紙幣の読取処理を実行する(ST12,ST13)。
そして、搬送される紙幣が紙幣読取手段8を通過して、紙幣の後端が、可動片通過検知センサ12によって検知されると(ST14)、紙幣搬送路3の閉鎖処理が実行される(ST15)。この処理においては、まず、図18のフローチャートに示すように、紙幣の後端が、可動片通過検知センサ12によって検知された後、上述したモータ40を正転駆動することで、一対の可動片10Aを、互いに接近する方向に移動する(ST120)。次に、可動片検知センサによって、可動片10Aが所定位置(最小幅位置、例えば52mm)に移動したことが検知されると(ST121)、モータ40の正転駆動が停止される(ST122)。
この搬送路閉鎖処理により、一対の可動片10Aは、挿入可能なあらゆる紙幣の幅よりも狭い最小幅位置(幅52mm)に移動されており、これにより、紙幣の引き抜きを効果的に防止するようにしている。すなわち、このような紙幣搬送路の閉鎖処理を実行することで、挿入された紙幣の幅よりも、可動片10A間の距離が狭くなり、操作者が不正目的で紙幣を挿入口方向に向けて引き抜く行為を効果的に防止することが可能となる。
なお、この状態で上述した可動片検知センサが、可動片10Aの移動を検知した際、操作者が何らかの不正行為を行っているとみなし、所定の処理を実行するようにしても良い。例えば、紙幣処理装置の動作を管理する上位装置に対して不正操作信号(異常検知信号)を送信したり、紙幣処理装置に報知ランプを設けておき、これを点滅させたり、その後に操作者によって入力される入力受付(ST22)の処理を有効化することなく、強制的に排出動作を行う等の処理を実行しても良い。或いは、紙幣処理装置の動作を無効(例えば、処理の停止処理、紙幣の排出処理など)にする等、適正な処理を行うようにしても良い。
また、上記した搬送路閉鎖処理(ST15)に引き続いて、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持可能な状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させる搬送ローラ対離間処理が行われる(ST16)。この搬送ローラ対離間処理を行うことで、操作者が誤って紙幣を追加投入(二重投入)しても、紙幣は、搬送ローラ対(14A,14B)による送り動作を受けることはなく、また、ST15において接近した状態にある一対の可動片10Aの前端に突き当たることから、紙幣の二重投入動作を確実に防止することができる。
上記した紙幣搬送路の閉鎖処理と共に、紙幣読取手段8が紙幣の後端までデータを読取ると、紙幣搬送用のモータ13を所定量駆動し、紙幣を所定位置(エスクロ位置;紙幣読取手段8の中心位置から13mm紙幣が下流側に搬送された位置)で停止させ、このときに、制御手段200において、紙幣の真贋判定処理を実行する(ST17〜ST20)。
上記したST20の真贋判定処理において、紙幣が真券であると判定されると(ST21;Yes)、操作者の入力を受付ける(ST22)。これは、操作者が、サービスの提供(例えば、ゲーム装置であればゲーム開始に伴う受付処理)を受入れるべく、受入ボタンを押下する受入操作、及び、挿入した紙幣の返却処理を行うべく、返却ボタンを押下する処理が該当する。
そして、各種サービスの提供を受入れる操作が入力されると(ST23;Yes)、引き続き、この状態で紙幣搬送用のモータ13を正転駆動し、紙幣を、紙幣収容部100に向けて搬送する(ST24)。この紙幣の搬送に際しては、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知されるまでは紙幣搬送用のモータ13は正転駆動され(ST25)、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知されてから、紙幣搬送用のモータ13は所定量だけ正転駆動される(ST26,ST27)。
このST26、及びST27における紙幣搬送用のモータ13の正転駆動処理は、紙幣が、装置本体2の紙幣搬送路3の下流側にある排出口3aから紙幣収容部100の受入口103に搬入され、前記一対のベルト150が、搬入される紙幣の両側表面に接触して安定して、押圧待機部108に案内される駆動量に対応している。すなわち、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知された後、更に、所定量、紙幣搬送用のモータ13を正転駆動することで、前記一対のベルト150は、搬入される紙幣に接触しつつ紙幣送り方向に駆動され、紙幣を安定した状態で押圧待機部108に案内する。
そして、上記した紙幣搬送用のモータ13が停止した後、紙幣を載置プレート105上に載置すべく押圧板115の駆動処理を実行する(ST28)。
この押圧板115の駆動処理は、図19に示すフローチャートに従って実行される。
最初、押圧板115の駆動用のモータ20を所定量正転駆動することで、上記ST02において初期位置にある押圧板115を押圧位置まで移動させる(ST130)。このモータ20の正転回転駆動量は、モータ20がDCモータによって構成されていれば、例えばエンコーダを利用してパルスを発生させ、そのパルス数を計測することで所定の回転量を設定することが可能である。すなわち、このように駆動用のモータ20を所定量正転駆動することで、押圧板115は、本体側ギヤトレイン21、及び押圧板駆動機構120(収容部側ギヤトレイン124、可動部材122に形成されるラック、及びリンク部材115a,115b等)を介して初期位置から押圧位置に移動される。
この押圧板115の移動により、押圧待機部108にある紙幣は、一対の規制部材110間の開口部110Aを左右対称となるようにU字状に撓みながら通過し、最終的に載置プレート105上に押し付けられる。このとき、紙幣は、上述したように一対のベルト150によって、片寄りがなく適正な押圧位置に搬送されているので、押圧板115が移動しても、一対の規制部材110との間でジャム等が生じることなく、安定した状態で載置プレート105上に載置される。
押圧板115が押圧位置へ移動すると、紙幣が安定して載置プレート105に載置されるように、押圧板115はその押圧位置で所定時間(200ms)、待機処理され(ST131)、その後、押圧板115の駆動用のモータ20を逆転駆動する(ST132)。そして、押圧板検知センサ23によって、押圧板115が押圧位置から上述した待機位置に移動したことが検知されると、モータ20の駆動が停止され、押圧板115は待機位置に停止される(ST133;Yes,ST134)。上述したように、この待機位置では、紙幣の抜き取りができない状態となっている。
なお、所定時間内に押圧板検知センサ23が、押圧板115が押圧位置から待機位置に移動したことを検知しなければ、スタック動作に異常があったものとみなし、スタック動作に異常があった旨(エラー信号)を外部装置や報知手段等に送信する(ST133;No、ST133A)。
上記したように、押圧板115が待機位置に停止されると、引き続きCPU210は、読取った紙幣の金額情報を、その紙幣処理装置に付与されている固有のID情報と共に管理サーバ260に対して送信する(ST135)。このため、管理サーバ260では、紙幣処理装置毎に送信されてくる入金情報が、逐次、記録、管理される。
そして、CPU210は、管理サーバ260に対して入金情報を送信した後、リーダライタ142に対してその入金情報を送信し(ST136)、リーダライタ142によって、紙幣収容部100に設けられている記憶手段(IDタグ)に入金情報を記録する。
また、押圧板115が押圧位置から待機位置に移動した後、磁気センサ140が載置プレート105の裏面に設けられた磁気を検知すれば(ST137;Yes)、CPU210に対して検知信号を送信し、紙幣収容部100内に積載される紙幣が所定枚数に近づいていることを報知する(ST138;No、ST139)。
本実施形態では、磁気センサ140が閾値となる検知信号を発生するにあたり、安全性や取扱性等を考慮して、載置プレート105上に積載される紙幣が、予め定められた所定枚数に達する前(所定枚数より9枚少ない状態)に、検知信号が発生するように磁気センサ140が設置されている。
具体的には、磁気センサ140が磁石140Aによる磁気を検知し始めると、CPU210では、その後の紙幣の収容動作毎(1枚の収容動作毎)にカウントアップを繰り返し(ST140)、その情報をRAM214に書き込んで行く。CPU210では、それが9回以内であれば、スタックが満杯に近づいていることを報知する(ST139)。この報知は、具体的には、音声によってその状態を報知するスピーカや、視覚的にその状態を報知するランプ等で構成される報知手段に対して駆動信号を送信し、管理者等に対して、音声やランプ等でスタックが満杯に近づいていることを把握させるようにする。これにより、管理者は、紙幣収容部100内に紙幣が所定枚数になる前に、紙幣収容部100を交換することが可能となる。
或いは、CPU210は、紙幣処理装置(遊技機)の動作を管理する管理サーバ260(図10参照)に対してエラー信号を送信して、その状態を別の箇所で把握させるようにしても良い。このように構成することで、紙幣収容部100を取り外すタイミングを適切に管理することが可能となる。
なお、前記磁気センサ140が磁気を検知した後、更に、紙幣収容部100を交換することなく、10回以上の紙幣のスタック動作が繰り返されたことが検出されると(ST138;Yes)、これ以上、紙幣が挿入されないように、装置の無効化処理が実行される(ST138A)。この無効化処理は、利用者が紙幣を紙幣挿入口5に挿入しても、内部に紙幣を搬送しないように、例えば、上述した紙幣搬送機構6の紙幣搬送用のモータ13の駆動を停止する等の処理をすれば良い。これにより、紙幣を、所定枚数を超えて紙幣収容部100に搬送することがなくなるため、紙幣収容部100の構成部品が故障するのを防止することが可能になる。
また、上述した処理手順のST21において、挿入された紙幣が真券でないと判別された場合、或いは、操作者によって返却ボタンが押下された場合(ST23;No)、搬送路開放処理を実行し(ST51、図16のST100〜ST102参照)、その後、紙幣搬送用のモータ13を逆転駆動し、搬送ローラ対(14A,14B)の挟持処理を実行した後、エスクロ位置に待機している紙幣を、紙幣挿入口5に向けて搬送する(ST52,53)。そして、挿入検知センサ7が紙幣挿入口5に向けて差し戻される紙幣の後端を検知した際に、紙幣搬送用のモータ13の逆転駆動を停止すると共に、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持した状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させる(ST54〜ST56)。そして、搬送路閉鎖処理を実施し(ST57)、ST02において初期位置に移動された押圧板を待機位置に戻すように、押圧板115の駆動用のモータ20を所定量正転駆動し(ST58)、一連の処理が終了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することが可能である。
本発明は、装置本体側において、紙幣挿入口から挿入された紙幣の情報を無線により送信する送信部(リーダライタ)を設置し、紙幣収容部側において、前記送信部から送信された情報を無線により受信するアンテナと、アンテナから受信した紙幣の情報を記憶する記憶部とを有するように構成されていれば良く、それ以外の装置の構成、例えば、上述した各種の駆動部材を駆動する駆動源、或いは、その駆動源からの動力伝達機構等については適宜変形することが可能である。また、送信部と、送信部から送信される情報を受信するアンテナについても、その構成や設置位置についても適宜変形することが可能である。
本発明は、例えば、紙幣が挿入されたことで、商品やサービスを提供する各種の装置に組み込むことが可能である。また、紙幣に限られず、クーポン券のような紙葉類を処理する処理装置に適用することが可能である。
1 紙幣処理装置
2 装置本体
2A フレーム
3 紙幣搬送路
5 紙幣挿入口
6 紙幣搬送機構
8 紙幣読取手段
10 スキュー補正機構
100 紙幣収容部
104 記憶手段
104a 基板
104b 記憶部
104c コイルアンテナ
105 載置プレート
108 押圧待機部
115 押圧板
120 押圧板駆動機構
140 磁気センサ
140A 磁石
142 リーダライタ
200 制御手段
260 管理サーバ
280 管理装置

Claims (6)

  1. 紙葉類が挿入される挿入口を有する装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能であって、前記挿入口から挿入された紙葉類を収容する収容部とを備え、
    前記収容部は、記憶手段を有し、
    前記装置本体は、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記装置本体の固有のID情報を前記収容部の前記記憶手段に送信すると共に、前記収容部の前記記憶手段に記憶された情報と照合するために前記収容部に送信した情報と同一の情報を管理サーバに送信する制御手段を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記装置本体は、前記収容部に紙葉類が収容される度に、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記装置本体の固有のID情報を前記管理サーバと前記収容部に送信することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記収容部は、
    紙葉類が載置される載置プレートと、
    紙葉類を前記載置プレートに押し付ける押圧位置と、紙葉類の通路を閉塞する待機位置とにわたって移動する押圧板とを有し、
    前記装置本体は、
    前記押圧板の位置を検知する押圧板検知センサを有し、
    前記制御手段は、
    前記押圧板検知センサによって、前記押圧板が前記押圧位置から前記待機位置に移動したことが検知された後、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記装置本体の固有のID情報を前記管理サーバと前記収容部に送信することを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 紙葉類が挿入される挿入口を有する紙葉類処理装置本体と、
    前記紙葉類処理装置本体に着脱可能であって、前記挿入口から挿入された紙葉類を収容する収容部と、
    管理システムとを備え、
    前記紙葉類処理装置本体は、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記紙葉類処理装置本体の固有のID情報を、前記管理システムと前記収容部に送信する制御手段を有し、
    前記収容部は、前記制御手段から送信された紙葉類の情報及びID情報を受信して記憶する記憶手段を有し、
    前記管理システムは、前記紙葉類処理装置本体から受信した紙葉類の情報及びID情報を、前記収容部の前記記憶手段から読み出した紙葉類の情報及びID情報と照合することを特徴とする紙葉類処理システム。
  5. 前記紙葉類処理装置本体は、前記収容部に紙葉類が収容される度に、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記紙葉類処理装置本体の固有のID情報を前記管理システムと前記収容部に送信することを特徴とする請求項4に記載の紙葉類処理システム。
  6. 前記収容部は、
    紙葉類が載置される載置プレートと、
    紙葉類を前記載置プレートに押し付ける押圧位置と、紙葉類の通路を閉塞する待機位置とにわたって移動する押圧板とを有し、
    前記紙葉類処理装置本体は、
    前記押圧板の位置を検知する押圧板検知センサを有し、
    前記制御手段は、
    前記押圧板検知センサによって、前記押圧板が前記押圧位置から前記待機位置に移動したことが検知された後、前記挿入口から挿入された紙葉類の情報及び前記紙葉類処理装置本体の固有のID情報を前記管理システムと前記収容部に送信することを特徴とする請求項5に記載の紙葉類処理システム。
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