JP2009139348A - イオン濃度測定器 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で電力消費量を抑えることができるイオン濃度測定器を提供する。
【解決手段】車両携帯機兼イオン濃度測定器1は、貫通孔23を有するケース2と、貫通孔23の側面に設けられ、正の電荷が帯電する正電極21と、正電極21と対向する貫通孔23の他の側面に設けられた負電極22と、ケース2内に設けられ、シェーク動作によって発生した加速度に基づいた電気信号を出力する加速度センサ26と、加速度センサ26から出力された電気信号に基づいて貫通孔23を流れる大気の流量、及び正電極21に帯電した電荷に基づいて大気中のマイナスイオン濃度を算出する制御部200と、を備えて概略構成され、容易に大気中のマイナスイオン濃度を算出することができる。
【選択図】図2
【解決手段】車両携帯機兼イオン濃度測定器1は、貫通孔23を有するケース2と、貫通孔23の側面に設けられ、正の電荷が帯電する正電極21と、正電極21と対向する貫通孔23の他の側面に設けられた負電極22と、ケース2内に設けられ、シェーク動作によって発生した加速度に基づいた電気信号を出力する加速度センサ26と、加速度センサ26から出力された電気信号に基づいて貫通孔23を流れる大気の流量、及び正電極21に帯電した電荷に基づいて大気中のマイナスイオン濃度を算出する制御部200と、を備えて概略構成され、容易に大気中のマイナスイオン濃度を算出することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ケースに設けられた貫通孔を流れる大気の流量を加速度センサからの出力電圧に基づいて算出することで大気中のイオン濃度を測定するイオン濃度測定器に関する。
従来の技術として、筒形状を有するケースと、ケースに設けられ、一方部分より空気を吸引し他方部分にて排気する通風経路と、通風経路の他方部分に吸引方向に対して横向きに設けられた空気吸引用ファンと、この通風経路内面の一方面に設けられた帯電極と、その周囲、及びこの一方面における帯電極の対向面に設けられた反撥電極と、を備えた空気イオン測定器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この空気イオン測定器は、通風経路の他方部分に設けられた空気吸引用ファンによって、空気を通風経路の一方部分より吸引し、空気吸引用ファンを介して通風経路の他方部分から排気することができるので、測定に必要な空気の流量を確保することができ、帯電極に集められた電荷を変換した電圧、及び空気の流量に基づいて空気中のイオン濃度を測定することができる。
特開2003−004786号公報
しかし、従来の空気イオン測定器によると、ケース内に安定した空気の流量を確保するため、空気吸引用ファンが必要であることから、小型化が困難であり、また電力消費量が大きいという問題があった。
従って本発明の目的は、空気吸引用ファンを必要とせず、小型で電力消費量を抑えたイオン濃度測定器を提供することにある。
(1)本発明は上記目的を達成するため、貫通孔を有するケースと、前記貫通孔の側面に設けられ、正または負の電荷が帯電する帯電電極と、前記帯電電極と対向する前記貫通孔の他の側面に設けられた反発電極と、前記ケース内に設けられ、前記ケースに付加された加速度に基づいた電気信号を出力する加速度センサと、前記加速度センサから出力された前記電気信号に基づいて前記貫通孔を流れる大気の流量、及び前記帯電電極に帯電した電荷に基づいた出力電圧に基づいて前記大気中の正または負イオン濃度を算出する制御部と、を備えたことを特徴とするイオン濃度測定器を提供する。
上記した構成によれば、小型で電力消費量を抑えることができる。
(2)本発明は上記目的を達成するため、車両のエマージェンシーキーが挿入される貫通孔を有するケースと、前記ケースに設けられ、現在位置を検出する位置検出部と、前記現在位置を記憶する記憶部と、前記貫通孔の側面に設けられ、正または負の電荷に帯電する帯電電極と、前記帯電電極と対向する前記貫通孔の他の側面に設けられた反発電極と、前記ケース内に設けられ、前記ケースに付加された加速度に基づいた電気信号を出力する加速度センサと、前記加速度センサから出力された前記電気信号に基づいて前記貫通孔を流れる大気の流量、及び前記帯電電極に帯電した電荷に基づいた出力電圧に基づいて前記大気中の正または負イオン濃度を算出する制御部と、を備え、前記記憶部は、前記位置情報と共に前記大気中の前記正または負イオン濃度を記憶することを特徴とするイオン濃度測定器を提供する。
上記した構成によれば、小型で電力消費量を抑えることができ、さらにイオン濃度を測定した位置とイオン濃度を記憶することができる。
このような構成によれば、小型で電力消費量を抑えることができる。
以下に、本発明のイオン濃度測定器の実施の形態を図面を参考にして詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(車両携帯機兼イオン濃度測定器1の構成)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両携帯機兼イオン濃度測定器の上方図であり、図1(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両携帯機兼イオン濃度測定器の側面図であり、図2(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る図1(a)のB―B線断面図であり、図2(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る図1(b)のA―A線断面図である。本発明のイオン濃度測定器を車両の携帯機としての車両携帯機兼イオン濃度測定器1に搭載した場合について説明する。携帯機とは、一例として、メカニカルキーを利用することなく、通信によって車両のドアの施解錠やエンジンの始動・停止が行えるものである。
(車両携帯機兼イオン濃度測定器1の構成)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両携帯機兼イオン濃度測定器の上方図であり、図1(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る車両携帯機兼イオン濃度測定器の側面図であり、図2(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る図1(a)のB―B線断面図であり、図2(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る図1(b)のA―A線断面図である。本発明のイオン濃度測定器を車両の携帯機としての車両携帯機兼イオン濃度測定器1に搭載した場合について説明する。携帯機とは、一例として、メカニカルキーを利用することなく、通信によって車両のドアの施解錠やエンジンの始動・停止が行えるものである。
イオン濃度測定器としての車両携帯機兼イオン濃度測定器1は、樹脂または金属で形成され、貫通孔23を有するケース2と、ケース2の側面に設けられ、測定されたイオン濃度の高低に応じて点灯状態を変更する発光部としてのLED(Light Emitting Diode)20と、貫通孔23の側面に設けられた帯電電極としての正電極21と、正電極21と対向する貫通孔23の他の側面に設けられ、接地された反発電極としての負電極22と、後述する加速度センサと、後述する制御部と、を備えて概略構成されている。
本実施の形態における車両携帯機兼イオン濃度測定器1は、大気中の負イオン(以下マイナスイオンと記述)の単位体積当たりの負イオン濃度(以下マイナスイオン濃度と記述)を測定することが可能であるが、帯電電極を負電極22とし、反発電極を正電極21とし、後述する電源側に接続される電極を入れ替えることで、大気中の正イオン(以下プラスイオンと記述)の単位体積当たりの正イオン濃度(以下プラスイオン濃度と記述)を測定することができる。これらの切換は、ケース2に切換スイッチを設けて切換えるようにしても良く、これに限定されない。
また車両携帯機兼イオン濃度測定器1は、図1(a)及び(b)に示すように、ケース2に設けられた後述する貫通孔23に挿入され、一例として、車両のドアを施解錠することができるエマージェンシーキー3を有しており、貫通孔23には、図2(a)及び(b)に示すように、貫通孔23の断面長手方向の一方側面に正電極21が、他方側面に負電極22が、それぞれ平行に設けられている。さらに貫通孔23の下部側面には、測定スイッチ25が設けられており、エマージェンシーキー3が貫通孔23から抜かれたとき、測定スイッチ25はオン状態となり、車両携帯機兼イオン濃度測定器1はイオン測定を開始する。また、エマージェンシーキー3が貫通孔23に挿入されているとき、測定スイッチ25はオフ状態となり、車両携帯機兼イオン濃度測定器1は、イオン濃度測定を終了(または待機)するように構成されている。
(電子回路部24の構成)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電子回路部のブロック図である。電子回路部24は、図2(a)及び(b)に示すように、ケース2内部に設けられている。なお、車両の携帯機としての機能を示す部分については省略している。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電子回路部のブロック図である。電子回路部24は、図2(a)及び(b)に示すように、ケース2内部に設けられている。なお、車両の携帯機としての機能を示す部分については省略している。
電子回路部24は、上記したLED20、正電極21、負電極22及び測定スイッチ25と、ケース2に付加された加速度に基づいた電気信号を出力する加速度センサ26と、正電極21に対して正の電荷を供給する電源27と、測定スイッチ25のオン・オフに基づいて制御部200によって制御され、正電極21に対する帯電の開始・停止を切換える帯電スイッチ28と、後述する制御部200と、を備えて概略構成されている。電源27は、一例として、電池または蓄電池である。
(制御部200について)
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るイオン濃度の測定状況を示した概略図である。大気中のマイナスイオン濃度の測定は、図4に示すように、車両携帯機兼イオン濃度測定器1に対して、一例として、図4に示す矢印の方向にシェーク(Shake)動作を行い、貫通孔23に大気を送り込むことによって行われる。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るイオン濃度の測定状況を示した概略図である。大気中のマイナスイオン濃度の測定は、図4に示すように、車両携帯機兼イオン濃度測定器1に対して、一例として、図4に示す矢印の方向にシェーク(Shake)動作を行い、貫通孔23に大気を送り込むことによって行われる。
制御部200は、上記した測定スイッチ25のオン・オフに基づいたマイナスイオン濃度測定の開始・停止の制御に加えて、加速度センサ26から出力された電気信号に基づいて貫通孔23に送り込まれた大気の流量を算出し、また算出した大気の流量と正電極21に帯電した電荷を変換した出力電圧とに基づいて単位体積当たりのマイナスイオン濃度を算出する。この単位体積当たりのマイナスイオン濃度の算出方法は、一例として、ゲルディエン法(ゲルジェン法)に基づいて行われる。また、制御部200は、しきい値を有しており、測定したイオン濃度をしきい値と比較することで、LED20の点灯状態を変更する。
(エマージェンシーキー3の構成)
エマージェンシーキー3は、図2(b)に示すように、操作部30と、図示しない側面に溝を有し、車両のキーシリンダに挿入することでIDの照合を行うことができる挿入部31と、挿入部31を車両携帯機兼イオン濃度測定器1の貫通孔23に挿入したとき、貫通孔23の上部と下部から雨水等の浸入を防止するパッキン32と、を備えて構成されている。
エマージェンシーキー3は、図2(b)に示すように、操作部30と、図示しない側面に溝を有し、車両のキーシリンダに挿入することでIDの照合を行うことができる挿入部31と、挿入部31を車両携帯機兼イオン濃度測定器1の貫通孔23に挿入したとき、貫通孔23の上部と下部から雨水等の浸入を防止するパッキン32と、を備えて構成されている。
(動作)
以下に、第1の実施の形態における車両携帯機兼イオン濃度測定器1の動作を図1〜図4を参照し、図5のフローチャートに従って詳細に説明する。
以下に、第1の実施の形態における車両携帯機兼イオン濃度測定器1の動作を図1〜図4を参照し、図5のフローチャートに従って詳細に説明する。
測定者は、マイナスイオン濃度を測定したい位置において車両携帯機兼イオン濃度測定器1からエマージェンシーキー3を抜き、マイナスイオン濃度の測定を開始する(S1)。
このとき、制御部200は、貫通孔23からエマージェンシーキー3が抜かれたことによる測定スイッチ25からの信号を受信し、電源27及び帯電スイッチ28を制御して、正電極21に所定の電荷を帯電させる(S2)。
測定者は、貫通孔23に送り込まれる大気の流量が測定に必要な量に達するまで、図4に示すように、車両携帯機兼イオン濃度測定器1に対してシェーク動作を行う。このとき制御部200は、一例として、加速度センサ26から出力される電気信号の積分値(加速度の方向が正負交互になるため)と貫通孔23の体積から連続的に大気の流量を算出し(S3)、測定に必要な流量が確保されたとき、正電極21に帯電する電荷を変換した出力電圧に基づいて、ゲルディエン法によってマイナスイオン濃度を算出する(S4)。なお、制御部200は、測定に必要な大気の流量が確保されたことを示すため、一例として、LED20を点滅させても良く、これに限定されない。
測定者は、LED20の点灯状況の変化を確認してシェーク動作を終了する。
制御部200は、算出したマイナスイオン濃度を、記憶するしきい値と比較し、比較した結果に基づいてマイナスイオン濃度が高いときは、図1(b)に示す「H」の位置にあるLED20を点灯させ、マイナスイオン濃度が低いときは、「L」の位置にあるLED20を点灯させ、「H」と「L」のおよそ中間のマイナスイオン濃度のときは、「H」と「L」の中間のLED20を点灯させる(S5)。
測定者は、車両携帯機兼イオン濃度測定器1の側面に表示されたLED20の点灯状態を確認することで、現在いる位置のマイナスイオン濃度を測定することができ、エマージェンシーキー3を貫通孔23に挿入することで、測定スイッチ25がオフになり、制御部200は、帯電スイッチ28をオフにして、測定を終了する。
(効果)
上記した第1の実施の形態によれば、貫通孔23に大気を送り込むための電動ファンを必要としないので、小型化が可能になり、また電力消費を抑えることができる。車両の携帯機に搭載されているので、容易にマイナス(またはプラス)イオン濃度を測定することができる。
上記した第1の実施の形態によれば、貫通孔23に大気を送り込むための電動ファンを必要としないので、小型化が可能になり、また電力消費を抑えることができる。車両の携帯機に搭載されているので、容易にマイナス(またはプラス)イオン濃度を測定することができる。
[第2の実施の形態]
(車両携帯機兼イオン濃度測定器1の構成)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る電子回路部のブロック図である。なお、以下の説明において、第1の実施の形態と同一の構成及び機能を有する部分については共通の符号を付すものとし、説明は省略するものとする。
(車両携帯機兼イオン濃度測定器1の構成)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る電子回路部のブロック図である。なお、以下の説明において、第1の実施の形態と同一の構成及び機能を有する部分については共通の符号を付すものとし、説明は省略するものとする。
車両携帯機兼イオン濃度測定器1は、第1の実施の形態に比べ、図6に示すように、位置検出部としてのGPS(Global Positioning System)29a、通信部29b及び記憶部29cを電子回路部24に備えた構成となっている。
GPS29aは、全地球測位システムと呼ばれ、人工衛星を利用して車両携帯機兼イオン濃度測定器1が地球上のどこにあるのかを正確に割り出し、位置情報を生成することができる。
通信部29bは、車両携帯機兼イオン濃度測定器1と後述する車両4の通信部45との間の通信を可能にし、イオン濃度の測定結果と測定した位置の位置情報とを車両4に送信する。
記憶部29cは、GPS29aで生成した位置情報をその位置のイオン濃度と関連付けて記憶する。
(車両4の構成)
車両4は、車両4に搭載された電子機器及び各種センサ等を制御する制御部40と、GPS機能を利用して車両4の現在位置、及び目的地までの道順等を表示部43に表示させるナビゲーションシステム41と、ナビゲーションシステム41の操作部42と、表示部43と、各種データを記憶する記憶部44と、車両携帯機兼イオン濃度測定器1の通信部29bと通信を行う通信部45と、を備えて概略構成されている。
車両4は、車両4に搭載された電子機器及び各種センサ等を制御する制御部40と、GPS機能を利用して車両4の現在位置、及び目的地までの道順等を表示部43に表示させるナビゲーションシステム41と、ナビゲーションシステム41の操作部42と、表示部43と、各種データを記憶する記憶部44と、車両携帯機兼イオン濃度測定器1の通信部29bと通信を行う通信部45と、を備えて概略構成されている。
(動作)
以下に、第2の実施の形態における車両携帯機兼イオン濃度測定器1の動作を図6を参照しながら詳細に説明する。なお、イオン濃度の測定については、第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略し、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
以下に、第2の実施の形態における車両携帯機兼イオン濃度測定器1の動作を図6を参照しながら詳細に説明する。なお、イオン濃度の測定については、第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略し、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
測定者は、イオン濃度を測定したい位置において車両携帯機兼イオン濃度測定器1からエマージェンシーキー3を抜き、シェーク動作を行ってイオン濃度の測定を開始する。
制御部200は、GPS29aを制御して、測定開始位置の位置情報を生成する。続いて、制御部200は、マイナスイオン濃度を算出し、算出したマイナスイオン濃度と測定開始位置の位置情報を関連付けて記憶部29cに記憶させる。なお、マイナスイオン濃度は、数値でも良いし、上記した「H」及び「L」等を示すデータでも良くこれに限定されない。
測定を終えた測定者が車両4に戻ったとき、車両携帯機兼イオン濃度測定器1の通信部29bと車両4の通信部45とで通信を行い、制御部200は、通信部29bを介して記憶部29cに記憶されたマイナスイオン濃度と測定開始位置の位置情報とを車両4に送信する。
車両4の制御部40は、通信部45を介して受信したマイナスイオン濃度と測定開始位置の位置情報を記憶部44に記憶させる。
測定者は、一例として、操作部42を介して車両4に搭載されたナビゲーションシステム41を操作し、知りたい過去のマイナスイオン濃度の測定地点を選択する。車両4の制御部40は、選択された測定地点におけるマイナスイオン濃度を記憶部44から読出し、ナビゲーションシステム41の表示部43に表示する。測定者は、これらの操作を繰り返すことによって、過去に測定を行った測定地点におけるマイナスイオン濃度を知ることができる。
(効果)
上記した第2の実施の形態によれば、車両4に測定したマイナスイオン濃度と測定した位置の位置情報を送信し、記憶部44に記憶させることができるので、測定者は、容易に過去に測定した測定地点におけるマイナスイオン濃度を確認することができる。
上記した第2の実施の形態によれば、車両4に測定したマイナスイオン濃度と測定した位置の位置情報を送信し、記憶部44に記憶させることができるので、測定者は、容易に過去に測定した測定地点におけるマイナスイオン濃度を確認することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
1…車両携帯機兼イオン濃度測定器、2…ケース、3…エマージェンシーキー、4…車両、20…LED、21…正電極、22…負電極、23…貫通孔、24…電子回路部、25…測定スイッチ、26…加速度センサ、27…電源、28…帯電スイッチ、29a…GPS、29b…通信部、29c…記憶部、30…操作部、31…挿入部、32…パッキン、40…制御部、41…ナビゲーションシステム、42…操作部、43…表示部、44…記憶部、45…通信部、200…制御部
Claims (6)
- 貫通孔を有するケースと、
前記貫通孔の側面に設けられ、正または負の電荷が帯電する帯電電極と、
前記帯電電極と対向する前記貫通孔の他の側面に設けられた反発電極と、
前記ケース内に設けられ、前記ケースに付加された加速度に基づいた電気信号を出力する加速度センサと、
前記加速度センサから出力された前記電気信号に基づいて前記貫通孔を流れる大気の流量、及び前記帯電電極に帯電した電荷に基づいた出力電圧に基づいて前記大気中の正または負イオン濃度を算出する制御部と、
を備えたことを特徴とするイオン濃度測定器。 - 前記制御部は、前記反発電極に前記正の電荷を帯電させたとき、前記帯電電極が帯電した前記貫通孔を流れる前記大気の前記正の電荷に基づいて前記正イオン濃度を算出し、前記反発電極に前記負の電荷を帯電させたとき、前記帯電電極が帯電した前記貫通孔を流れる前記大気の前記負の電荷に基づいて前記負イオン濃度を算出することを特徴とする請求項1に記載のイオン濃度測定器。
- 前記ケースは、車両の携帯機であり、
前記貫通孔は、前記車両のエマージェンシーキーが挿入されることを特徴とする請求項1に記載のイオン濃度測定器。 - 前記ケースは、側面に発光部が設けられ、
前記制御部は、前記発光部を制御し、点灯状態によって前記イオン濃度を前記発光部に表示させることを特徴とする請求項1に記載のイオン濃度測定器。 - 車両のエマージェンシーキーが挿入される貫通孔を有するケースと、
前記ケースに設けられ、現在位置を検出する位置検出部と、
前記現在位置を記憶する記憶部と、
前記貫通孔の側面に設けられ、正または負の電荷に帯電する帯電電極と、
前記帯電電極と対向する前記貫通孔の他の側面に設けられた反発電極と、
前記ケース内に設けられ、前記ケースに付加された加速度に基づいた電気信号を出力する加速度センサと、
前記加速度センサから出力された前記電気信号に基づいて前記貫通孔を流れる大気の流量、及び前記帯電電極に帯電した電荷に基づいた出力電圧に基づいて前記大気中の正または負イオン濃度を算出する制御部と、
を備え、
前記記憶部は、前記位置情報と共に前記大気中の前記正または負イオン濃度を記憶することを特徴とするイオン濃度測定器。 - 前記イオン濃度測定器は、車両と通信を行う通信部を有し、
前記制御部は、前記通信部を介して前記記憶部の記憶内容を前記車両に搭載されたナビゲーションシステムに対して送信を行うことを特徴とする請求項5に記載のイオン濃度測定器。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011045891A1 (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-21 | 株式会社日立製作所 | イオン検出装置 |
JP2011158428A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Micro Control Systems Kk | 大気中のイオンを測定する装置 |
KR101353525B1 (ko) * | 2010-02-09 | 2014-01-21 | 주식회사 엘지화학 | 유리판 제조 시스템용 레이-아웃 및 유리판 처리 방법 및 그에 따른 유리판 |
-
2007
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100423 |
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