JP2009138964A - 金属溶解保持炉およびその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】間接加熱型の金属溶解保持炉における溶解速度が遅い、熱効率が低いなどの欠点を解消する他に、炉内温度の変動を小さくすることができ、燃料の無駄を避けることができるようすることにある。
【解決手段】金属溶解保持炉本体のるつぼ1内の溶湯温度T1を第1温度センサー4にて、炉本体内部の炉内温度T2を第2温度センサー6にて計測し、第1温度調節計5に溶湯温度T1の目標値Aを設定するとともに溶湯温度T1の計測値を入力して炉内温度T2の目標値Bを第2温度調節計7に出力し、第2温度調節計7に炉内温度T2の計測値を入力し、第2温度調節計7からバーナ3への燃料供給量および酸化剤供給量を調節する制御信号を出力し、この制御信号によってバーナ3への燃料供給量および酸化剤供給量を調整する。
【選択図】図2

Description

この発明は、アルミニウム合金、亜鉛合金、マグネシウム合金などのインゴット等の金属材料を溶解し、溶湯状態を保持しつつ一時的に貯留する間接加熱型の金属溶解保持炉とその運転方法に関し、金属の溶解、溶湯保持に要する熱エネルギーを削減できるようにしたものである。
この種の金属溶解保持炉には、直接加熱炉と間接加熱炉とがある。
図5は、従来の間接加熱炉の例を示すものである。
この間接加熱炉は、金属インゴットを溶解して溶湯とし、この溶湯を溶融状態に保ちつつ貯えるるつぼ1と、このるつぼ1を囲む炉体2と、この炉体2の底部に設けられてるつぼ1をその外部から加熱するバーナ3とから概略構成されている。
このような間接加熱炉にあっては、溶湯がバーナ3の火炎に直接曝されることがないので、溶融金属が酸化されて金属酸化物となって損失することが少なく、溶湯品質が優れていると言う利点がある一方、間接加熱であるため、溶解速度が遅い、熱効率が低いなどの欠点が指摘されている。
すなわち、従来の溶解保持炉では、溶湯温度が低下すると温度センサーによってこれを検知し、この検知信号に基づいてバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量をON−OFF制御しているが、この制御方法では、燃料供給量が過剰となって燃料の無駄が生じ、熱の多くが外部に逃げ、熱効率が低くなるのである。
特開2007−232273号公報 特開2006−275336号公報 特開2005−75940号公報
よって、本発明における課題は、間接加熱型の金属溶解保持炉における熱効率が低い欠点を解消して燃料の無駄を減らすようすることにある。
かかる課題を解決するため、
請求項1にかかる発明は、金属を溶解して溶融状態を保持する間接加熱炉本体と、この炉本体を加熱するバーナを備えた金属溶解保持炉の運転方法であって、
炉本体のるつぼ内の溶湯温度と炉本体内部の炉内温度とを計測し、第1温度調節計に溶湯温度の目標値を設定するとともに溶湯温度の計測値を入力して炉内温度の目標値を第2温度調節計に出力し、第2温度調節計に炉内温度の計測値を入力し、第2温度調節計からバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調節する制御信号を出力し、この制御信号によってバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調整することを特徴とする金属溶解保持炉の運転方法である。
請求項2にかかる発明は、るつぼの蓋の開閉を検知し、この検知信号を第1温度調節計に入力して、溶湯温度の目標値Aを蓋の開時間に対応する時間だけ高くすることを特徴とする請求項1記載の金属溶解保持炉の運転方法である。
請求項3にかかる発明は、炉内温度の計測位置が炉体の底部付近であり、溶湯温度の計測位置がるつぼの底部付近であることを特徴とする請求項1記載の金属溶解保持炉の運転方法である。
請求項4にかかる発明は、金属を溶解して溶融状態を保持する間接加熱炉本体と、この炉本体を加熱するバーナを備えた金属溶解保持炉であって、
炉本体のるつぼ内の溶湯温度を計測する第1温度センサーと、炉本体内部の炉内温度を計測する第2温度センサーと、
溶湯温度の目標値が設定されるとともに第1温度センサーからの溶湯温度の計測値が入力されて炉内温度の目標値を算出する第1温度調節計と、
第1温度調節計からの炉内温度の目標値が入力されるとともに第2温度センサーからの炉内温度の計測値が入力されて、バーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調節する制御信号を出力する第2温度調節計と、
第2温度調節計からの制御信号によってバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調整する制御手段を有することを特徴とする金属溶解保持炉である。
請求項5にかかる発明は、るつぼの蓋の開閉を検知し、蓋の開信号を第1温度調節計に送る蓋開閉センサーを設けたことを特徴とする請求項4記載の金属溶解保持炉である。
請求項6にかかる発明は、第1温度センサーの設置位置がるつぼの底部までの深さの約半分の深さであり、第2温度センサーの設置位置が炉体の底部付近であることを特徴とする請求項4記載の金属溶解保持炉の運転方法である。
本発明によれば、上述のように、溶湯温度を指標としてバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量をカスケード制御することで、バーナの熱出力を精密に制御することができ、炉内温度が過度に上昇することがなくなり、バーナへの無駄な燃料供給がなくなり、燃料消費量を削減できる。
図1および図2は、本発明の溶解保持炉の一例を示すもので、図1は金属溶解保持炉自体を示し、図2は金属溶解保持炉の温度制御系を示すものである。これら図1および図2において、符号1はるつぼを、2は炉体を、3はバーナを示す。
るつぼ1は、外形が碗状であって、その内側の空間に溶解すべき金属インゴットを投入して溶解し、生成した溶湯をその溶融状態を保って貯えるものである。
このるつぼ1は、炉体2に囲まれた状態となっている。
炉体2は、耐熱レンガ、シリカボード、セラミックファイバなどから構築されており、円形の炉壁21と円板状の炉底22と、るつぼ1の開口部を開閉する円板状の蓋23とから概略構成されている。
また、炉壁21の下部にはバーナ3を設置するためのバーナ設置部24が外方に突出して設けられている。さらに、炉壁21の上部には、燃焼排ガスを排出する煙突25が設けられている。
炉壁21の内壁面には、図1に示すように、畝状に突出したスパイラル状の突出部26が形成されている。
このスパイラル状の突出部26によりバーナ3の火炎または燃焼ガスがらせん状に炉体2内を上昇してるつぼ1を取り巻くようにして上昇してこれを効率よく加熱するようになっている。
バーナ3は、通常の液化石油ガス(LPG)、液化天然ガス(LNG)、プロパン、ブタンなどの炭化水素系ガスからなる燃料と、空気などの酸素含有ガスからなる酸化剤とが供給されて燃焼するもので、炉壁21に設けられたバーナ設置部24内に設置されている。
バーナ3には、これに燃料を供給する燃料供給管31、酸化剤を供給する酸化剤供給管32が接続されており、燃料供給管31は図示しない燃料供給源に、酸化剤供給管32は図示しない酸化剤供給源に接続されている。
また、図2に示すように、燃料供給管31には燃料供給流量を調節する燃料流量調節弁33が、酸化剤供給管32には酸化剤供給流量を調節する酸化剤流量調節弁34がそれぞれ設けられている。
図1および図2に示すように、るつぼ1の内側には、溶湯温度を計測する第1温度センサー4が取り付けられ、この第1温度センサー4からの計測値が第1温度調節計5に送られるようになっている。
さらに、炉体2の炉壁21の内壁の下部には、この位置での炉内の温度(以下、炉内温度と言う)を測定する第2温度センサー6が取り付けられており、この第2温度センサー6で計測された計測値が第2温度調節計7に送られるようになっている。
第1および第2の温度センサー4、6は、いずれも熱電対からなるものが用いられ、窒化ケイ素などの耐熱性セラミックスからなる保護管内の先端部に収められている。
第1温度センサー4の設置位置は、この実施形態では、るつぼ1の深さの約1/2の深さの底部付近であって、るつぼ1の内面から3〜5cm突出した位置となつている。第1温度センサー4は、るつぼ1内に浸した状態で設置されるので、L字型の保護管が用いられることになる。
この設置位置に第1温度センサー4を配置する理由は、この位置での溶湯温度の変化が大きく表れ、検出速度が速くなるためである。この位置で第1温度センサー4により計測された溶湯温度が溶湯温度の計測値となる。
第2温度センサー6の設置位置は、炉壁の内面の底部の内面から30〜50cm上がった位置であり、保護管が炉壁を貫通して保護管の先端部が内壁面から3〜5cm突出した位置となっている。この設置位置では、バーナ3の火炎の影響を受けにくく、適切な炉内温度を計測することができる。この位置で第2温度センサー6により計測された炉内温度が炉内温度の計測値となる。
前記第1温度調節計5は、予め設定された溶湯温度の目標値と、第1温度センサー4から入力された溶湯温度の計測値とに基づいて、炉内温度の目標値を算出し、この算出された目標値を第2温度調節計7に送り出す機能を有するもので、PID制御を実行するものである。なお、算出された炉内温度の目標値には、上限値が設定されており、炉内温度の目標値がこの上限値を超えないようになっている。
前記第2温度調節計7は、第1温度調節計5から送られた炉内温度の目標値と、第2温度センサー6から入力された炉内温度の計測値とに基づいて、前記燃料流量調節弁33の開度を制御する制御信号を算出し、この制御信号を出力する機能を有するもので、PID制御を実行するものである。
図2に示すように、第2温度調節計7から出力された燃料流量制御信号は、一旦燃料流量調節器35に送られ、この燃料流量調節器35から弁開度信号が燃料流量調整弁33に送られるように構成されている。
また、これと同時に、燃料流量調節器35からは燃料流量信号が酸化剤流量調節器36に送られ、酸化剤流量調節器36ではこの燃料流量信号に基づいてこれに応じた酸化剤流量を算出し、この酸化剤流量に基づいて酸化剤流量調整弁34に弁開度信号を送るようになっている。
燃料流量から酸化剤流量を算出するには、例えば燃料がLNGで、酸化剤が空気である場合、LNG1Nm/時間当たりの理論空気量10.6Nm/時間に空燃比1.1を乗じて算出される。
このように、燃料供給量が決まると、これに対応する酸化剤供給量が自動的に定まるようになっている。
また、図1に示すように、炉体2の上部には、蓋23の開閉を検知するリミットスイッチなどの蓋開閉検知センサー8が取り付けられており、この蓋開閉検知センサー8からの蓋23の開信号が第1温度調節計5に送られるようになっており、第1温度調節計5は、蓋開閉検知センサー8からの開信号が入力されると、開信号が入力されている期間に対応して溶湯温度の目標値を1〜5℃程度高めるように動作する。
つぎに、上述の金属加熱保持炉の運転方法について説明する。
まず、第1温度調節計5に溶湯温度の目標値を設定する。金属材料がアルミニウム合金である場合の目標値は660〜680℃の温度範囲内で設定される。
バーナ2に適量の燃料と酸化剤を供給して燃焼を開始し、るつぼ1内にアルミニウムインゴットなどの金属材料を投入して溶解を行う。
溶湯温度を第1温度センサー4によって、炉内温度を第2温度センサー6によって常時計測する。溶湯温度の計測値を第1温度調節計5に入力する。第1温度調節計5では、予め記憶されている溶湯温度と炉内温度との間の応答特性を用い、溶湯温度の目標値と溶湯温度の計測値とに基づいて、炉内温度の目標値を算出し、この炉内温度の目標値を第2温度調節計7に送信する。
るつぼ1に金属材料を投入する際には、蓋23を開くことになるので、蓋開閉検知センサー8からの開信号が第1温度調節計5に送られる。第1温度調節計5では、開信号が送られている時間だけ、溶湯温度の目標値を1〜5℃程度高くする動作を行うので、算出される炉内温度の目標値もこれに応じて高くなる。
第2温度調節計7では、炉内温度の目標値と第2温度センサー6から入力された炉内温度の計測値に基づき、予め記憶されているバーナ3への燃料供給量に対する炉内温度の応答特性を参照して、燃料流量調整弁33の開度を指示する燃料流量制御信号を算出し、この信号を燃料流量調節器35に送る。
燃料流量調節器35は、この燃料流量制御信号に基づいて、弁開度信号を燃料流量調整弁33に送り、該弁33の開度を調整し、バーナ1への燃料供給量を制御する。
同時に、燃料流量調節器35は、燃料流量信号を酸化剤流量調節器36に送る。酸化剤流量調節器36は、この燃料流量信号に基づいて、燃料流量に応じて必要となる酸化剤流量を上述のように算出し、弁開度信号を酸化剤流量調整弁34に送り、バーナ3への酸化剤供給量を制御する。
このような運転方法によれば、インゴット投入などの溶湯温度を変動させる外乱を受けても、バーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を精密にかつ過不足なく制御できるので、炉内温度の変動が小さくなる。このことは、バーナへの燃料の過度の供給が抑えられることであり、熱効率が向上することである。
図3は、この実施形態の運転方法による溶湯温度および煙突温度の時間的な変動を示すグラフである。煙突温度は煙突から排出される排ガスの温度であって、溶解炉の外部に持ち出される(逃げる)熱量を示すものである。
なお、図3中のアルミ溶湯温度の変動を示す曲線に付した矢印は、アルミニウム合金インゴットをるつぼに投入したタイミングを示すものである。また、アルミ溶湯温度とは第1温度センサー4で計測した温度である。
このグラフは、アルミニウム合金インゴットの溶解時のものであって、溶湯温度の目標値は680℃に設定されている。
このように炉内温度の温度変動が小さい理由は以下に示すようなものと考えられる。
溶湯温度の計測値が目標値よりも低くなれば、第1温度調節計5は炉内温度の目標値を高めるように第2温度調節計7に出力し、第2温度調節計7はこの指示に従って炉内温度の目標値を高めて炉内温度の計測値がこの目標値になるように、バーナ3への燃料供給量を増加して炉内温度を高めるようにする。
一方、第2温度調節計7は、独自に炉内温度の計測値が目標値よりも低くなるとバーナ3への燃料供給量を増加して炉内温度を高めて目標値に合致するように動作する。
るつぼ1にインゴットを投入すると、炉内部からるつぼ1への熱伝達量が増加するため、溶湯温度の低下よりも先に炉内温度が低下する。この炉内温度の低下を第2温度調節計7が感知して独自に制御を行うことになり、溶湯温度の低下に先だって制御が開始されて応答速度が速くなり、温度変動幅が小さくなる。
また、蓋開閉検知センサー8からの開信号を第1温度調節計5に入力してインゴットの投入以前に炉内温度の目標値を高くすることで、インゴット投入による溶湯温度の低下に先だって炉内温度を高めることができる。このため、制御系全体の応答速度が速くなって、結果的に炉内温度の変動が小さくなる。
また、第1温度調節計5から出力される炉内温度の目標値に上限値を設定しているので、溶湯温度が大きく低下しても、これにともなって炉内温度をむやみに高めることがなくなるので、バーナ3へ燃料供給量を過剰に供給することがなくなり、燃料供給量を抑えることができる。
以上のようにして、炉内温度の変動を小さくすることができるとともに燃料供給量を抑えることができて、エネルギーコストを低減できる。
図4は、従来の溶湯温度の変動に基づいてバーナ3への燃料供給量および酸化剤供給量とを制御する方式での溶湯温度、炉内温度および煙突温度の時間的変動を示すグラフで、測温位置は図3のものと同じである。
このものでも、溶湯目標値は680℃である。
煙突温度が図3のものに比べて変動が大きくなっている。このことから煙突から熱が多く逃げており、熱効率が低いことがわかる。
本発明の金属溶解保持炉自体の構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の金属溶解保持炉の温度制御系の一例を示す構成図である。 本発明による炉内温度等の時間的な変動を示すグラフである。 従来のものによる炉内温度等の時間的な変動を示すグラフである。 従来の金属溶解保持炉の例を示す概略構成図である。
符号の説明
1・・るつぼ、2・・炉体、3・・バーナ、4・・第1温度センサー、5・・第1温度調節計、6・・第2温度センサー、7・・第2温度調節計、8・・蓋開閉検知センサー

Claims (6)

  1. 金属を溶解して溶融状態を保持する間接加熱炉本体と、この炉本体を加熱するバーナを備えた金属溶解保持炉の運転方法であって、
    炉本体のるつぼ内の溶湯温度と炉本体内部の炉内温度とを計測し、第1温度調節計に溶湯温度の目標値を設定するとともに溶湯温度の計測値を入力して炉内温度の目標値を第2温度調節計に出力し、第2温度調節計に炉内温度の計測値を入力し、第2温度調節計からバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調節する制御信号を出力し、この制御信号によってバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調整することを特徴とする金属溶解保持炉の運転方法。
  2. るつぼの蓋の開閉を検知し、この検知信号を第1温度調節計に入力して、溶湯温度の目標値を蓋の開時間に対応する時間だけ高くすることを特徴とする請求項1記載の金属溶解保持炉の運転方法。
  3. 炉内温度の計測位置が炉体の底部付近であり、溶湯温度の計測位置がるつぼの底部付近であることを特徴とする請求項1記載の金属溶解保持炉の運転方法。
  4. 金属を溶解して溶融状態を保持する間接加熱炉本体と、この炉本体を加熱するバーナを備えた金属溶解保持炉であって、
    炉本体のるつぼ内の溶湯温度を計測する第1温度センサーと、炉本体内部の炉内温度を計測する第2温度センサーと、
    溶湯温度の目標値が設定されるとともに第1温度センサーからの溶湯温度の計測値が入力されて炉内温度の目標値を算出する第1温度調節計と、
    第1温度調節計からの炉内温度の目標値が入力されるとともに第2温度センサーからの炉内温度の計測値が入力されて、バーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調節する制御信号を出力する第2温度調節計と、
    第2温度調節計からの制御信号によってバーナへの燃料供給量および酸化剤供給量を調整する制御手段を有することを特徴とする金属溶解保持炉。
  5. るつぼの蓋の開閉を検知し、蓋の開信号を第1温度調節計に送る蓋開閉センサーを設けたことを特徴とする請求項4記載の金属溶解保持炉。
  6. 第1温度センサーの設置位置がるつぼの底部までの深さの約半分の深さであり、第2温度センサーの設置位置が炉体の底部付近であることを特徴とする請求項4記載の金属溶解保持炉の運転方法。
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