JP2009138692A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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和久 稲垣
Matsue Ueda
松栄 上田
Junichi Mizuta
準一 水田
Akihiko Suda
明彦 須田
Akira Morikawa
彰 森川
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【課題】内燃機関から排出される排ガスの温度が低い場合でも、内燃機関から排出される排ガスを適切に浄化することができる内燃機関の排気浄化システムを提供する。
【解決手段】予混合圧縮着火燃焼と通常燃焼とを有する内燃機関と、前記内燃機関から排気される排ガスを浄化するための第1触媒及び第2触媒と、前記第1触媒側と前記第2触媒側との間で前記排ガスの流れを切換える切換え手段と、前記排ガスの温度が所定値未満の時は、前記排ガスが前記第1触媒側に流れるように、前記排ガスの温度が所定値以上の時は、前記排ガスが前記第2触媒側に流れるように前記切換え手段の切換えを制御する切換え制御手段とを有し、前記第1触媒は、前記排ガスの温度が所定値未満の時に触媒活性を示し、前記第2触媒は、前記排ガスの温度が所定値以上の時に触媒活性を示す。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムの技術に関する。
内燃機関から排出される排気の排出特性を向上させるため予混合圧縮着火燃焼を行うことができる内燃機関が採用されている。予混合圧縮着火燃焼によれば、内燃機関から排出される排気のうち、NO(窒素酸化物)やスモーク等の発生を抑制することができる。しかし、その一方で、HC(炭化水素)やCO(一酸化炭素)等の未燃燃料成分が多く発生してしまう。また、上記内燃機関が通常燃焼により運転される場合には、予混合圧縮着火燃焼よりNOやスモークが多く発生してしまう。そして、このような内燃機関から排出される排ガス(NO(窒素酸化物)、スモーク、HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)等)を適切に浄化する必要がある。
例えば、特許文献1には、内燃機関の燃焼方法に応じて排出される排気物を適切に浄化するために、予混合圧縮着火燃焼時又は低温燃焼時には、予混合圧縮着火燃焼時又は低温燃焼時に生じる排ガスを浄化(酸化)する第1の触媒側に、通常燃焼時には通常燃焼時に生じる排ガスを浄化する第2の触媒側に切換える内燃機関の排気浄化装置が提案されている。
特開2005−30284号公報
しかし、内燃機関の始動時、冷間時等の低負荷運転等では、内燃機関から排出される排ガスの温度は低いため、特許文献1の内燃機関の排気浄化装置のように、燃焼モードで排ガスを浄化する触媒を切換えているものでは、触媒がライトオフせず、排ガスを充分に浄化することができない場合がある。
そこで、本発明の目的は、内燃機関から排出される排ガスの温度が低い場合でも、内燃機関から排出される排ガスを適切に浄化することができる内燃機関の排気浄化システムを提供することにある。
本発明の内燃機関の排気浄化システムは、予混合圧縮着火燃焼と通常燃焼とを有する内燃機関と、前記内燃機関から排出される排ガスを浄化するための第1触媒及び第2触媒と、前記第1触媒側と前記第2触媒側との間で前記排ガスの流れを切換える切換え手段と、前記排ガスの温度が所定値未満の時は、前記排ガスが前記第1触媒側に流れるように、前記排ガスの温度が所定値以上の時は、前記排ガスが前記第2触媒側に流れるように前記切換え手段の切換えを制御する切換え制御手段とを有し、前記第1触媒は、前記排ガスの温度が所定値未満の時に触媒活性を示し、前記第2触媒は、前記排ガスの温度が所定値以上のときに触媒活性を示す。
また、前記内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記第2触媒は前記第1触媒より下流側に配置され、前記第1触媒の上流側から分岐して前記第2触媒の上流側に合流するバイパス部を有し、前記排ガスの温度が所定値未満の時に第1触媒側に切換えられた排ガスは、前記第1触媒に流れた後、前記第2触媒に流れ、前記排ガスの温度が所定値以上の時に第2触媒側に切換えられた排ガスは、前記バイパスを通り、前記第2触媒に流れることが好ましい。
また、前記内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記第1触媒は前記第2触媒より下流側に配置され、前記第2触媒の下流側であって前記第1触媒の上流側から分岐して前記第1触媒の下流側に合流するバイパス路を有し、前記排ガスの温度が所定値未満の時に第1触媒側に切換えられた排ガスは、前記第1触媒に流れる前に前記第2触媒に流れ、前記排ガスの温度が所定値以上の時に第2触媒側に切換えられた排ガスは、前記第2触媒に流れた後、前記バイパス路を通ることが好ましい。
また、前記内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記内燃機関は、燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁を複数有し、前記燃料噴射弁の噴孔径は、0.06〜0.1mmの範囲であることが好ましい。
また、前記内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記第1触媒は酸化触媒であり、前記第2触媒は、NO触媒であることが好ましい。
また、前記内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記第1触媒は、CeOを含む金属酸化物に貴金属が担持されたものであることが好ましい。
また、前記内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記第1触媒の上流側に、前記排ガス中のHC及びCOを吸着し、温度上昇とともに前記吸着したHC及びCOを離脱するHC・CO吸着材を備え、前記HC・CO吸着材は炭素系材料であることが好ましい。
本発明によれば、内燃機関と内燃機関から排出される排ガスを浄化するための第1触媒及び第2触媒と、排ガスの温度が所定値未満の時は第1触媒側に、排ガスの温度が所定値以上の時は第2触媒側に、排ガスの流れを切換える切換え制御手段と、を有し、第1触媒には、排ガスの温度が所定値未満の時に触媒活性を示す触媒、第2触媒には、排ガスの温度が所定値以上の時に触媒活性を示す触媒を用いることにより、内燃機関から排出される排ガスの温度が低い場合でも、内燃機関から排出される排気を適切に浄化することができる内燃機関の排気浄化装置を提供することができる。
本発明の実施の形態について以下説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。図1に示すように、内燃機関の排気浄化システム1は、内燃機関10と、ECU(Electronic Control Unit)12と、排気浄化部14とを有する。
内燃機関10は、吸気工程、圧縮工程、爆発工程及び排気工程の4サイクルを繰り返して出力を得るディーゼルエンジンである。また、内燃機関10は、予混合圧縮着火燃焼と通常燃焼とを選択的に行うことができる。
予混合圧縮着火燃焼とは、吸気工程中又は圧縮工程中に、内燃機関10の燃料噴射弁16から燃焼室18内に燃料を噴射することで、燃焼室18内に燃料と吸気との予混合気が形成される。そして、予混合気は、ピストン20の上昇とともに圧縮されて温度が上昇し、圧縮工程上死点付近で着火し、燃焼する。予混合圧縮着火燃焼は、通常燃焼と比べてNOやスモークの発生を抑えることができるが、HCやCOが発生しやすい。一方、圧縮工程上死点付近で燃料を噴射する通常燃焼は、予混合圧縮着火燃焼と比べて、HCやCOの発生量は少ないが、NOやスモークが発生しやすい。
ECU12は、中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の論理演算回路を備えるものである。ECU12は、後述する内燃機関10から排出される排ガスの温度に応じて、排ガスの流れを第1触媒側又は第2触媒側に切換え制御する切換え制御手段として機能するものである。また、ECU12は、内燃機関10の予混合圧縮着火燃焼又は通常燃焼等の燃焼モードの切換えを制御する機能を有するものであってもよい。燃焼モードの切換え制御は、内燃機関10の回転数、負荷等の運転状態に基づき、予め設定されたマップ等を参照して行われる。
排気浄化部14は、主に内燃機関10から排出される排ガスを浄化するためのものである。図1に示すように排気浄化部14は、第1触媒22と、第2触媒24と、第1触媒22及び第2触媒24の上流側に排ガスの温度を検出する温度センサ26と、第1触媒22側と第2触媒24側との間で排ガスの流れを切換える切換え手段としての切換え弁28とを有する。
温度センサ26及び切換え弁28は、上記説明したECU12と電気的に接続されている。温度センサ26により検出された排ガスの温度データに基づいて、ECU12は、第1触媒22側又は第2触媒24側に排ガスが流れるように切換え弁28を切換える。具体的には、温度センサ26により検出された排ガスの温度が所定値未満の時は、ECU12は、第1触媒22側に排ガスが流れるように切換え弁28を切換え、排ガスの温度が所定値以上の時は、第2触媒24側に排ガスが流れるように切換え弁28を切換える。また、排ガスの温度は、必ずしも上記温度センサ26により検出されるものに限られない。例えば、ECU12が内燃機関10の回転数、負荷等の運転状態に基づき、予め設定されたマップ等を参照して、排ガス温度を予測するものであってもよい。そして、予測した排ガス温度値に基づいて、ECU12が、第1触媒22側又は第2触媒24側に排ガスが流れるように切換え弁28を切換えてもよい。
始動時、冷間時等の低負荷運転、部分負荷で用いられる予混合圧縮着火燃焼等では、内燃機関から排出される排ガス温度は低い(すなわち排ガス温度が所定値未満)。そして、温度の低い排ガスを浄化するために、本実施形態では、第1触媒22に排ガス温度の所定値未満で触媒活性を示すもの(低温活性触媒)が用いられる。
第1触媒(低温活性触媒)22は、排ガスの温度が所定値未満の時にも、触媒活性を示すものであれば特に制限されるものではないが、通常、排ガスの浄化触媒として用いられるNO触媒、三元触媒等は、一般的に例えば300℃以上の高温で触媒活性を示すため、第1触媒22は、300℃未満の低温で触媒活性を示すものであることが好ましい。これにより、NO触媒等(本実施形態では、第2触媒に相当)では、排ガスの温度が低く浄化することが困難な排ガスを浄化することができる。低負荷運転時等において内燃機関10が通常燃焼又は予混合圧縮着火燃焼を行うと、内燃機関10から未燃燃料成分が多く発生するため、第1触媒22は、未燃燃料成分を酸化する酸化触媒であることが好ましい。
第1触媒22を構成する材料としては、例えばMn、Fe、Co、Ni及びCu等から選択される2種以上の卑金属の複合酸化物、例えばCu−Mn複合酸化物等が用いられる。また、MnO及びCuOを主成分とする金属酸化物の混合物に、フッ素樹脂を添加して加熱処理したもの等も用いることができる。さらに、CeOを含む金属酸化物に貴金属が担持されたもの及びCeOを含む金属酸化物に貴金属が担持されたものを熱処理したもの等も用いることができる。特に、第1触媒22を構成する材料としては、低温での酸化活性に優れている点で、CeOを含む金属酸化物に貴金属が担持されたもの(熱処理したものも含む)であることが好ましい。以下、CeOを含む金属酸化物に貴金属が担持された触媒について説明する。
CeOを含む金属酸化物を担体として用いると、担体上に粒子径が小さく且つ均一に制御された貴金属粒子を形成することができる。担体中のCe原子の含有率は、担体中の全金属原子量の10原子%以上であることが好ましい。Ce原子の含有率が上記下限未満になると粒子径が小さく且つ均一に制御された貴金属粒子を形成することが困難になり、触媒の酸化活性が低下する傾向にある。
CeOを含む金属酸化物(担体)としては、CeO単独のもの、CeOと他の金属酸化物とを含む混合酸化物、CeOと他の金属酸化物との複合酸化物及びその混合物、ならびにCeOと他の金属酸化物と該複合酸化物との混合物等が挙げられる。これらのうち、触媒の耐熱性が向上し、比表面積の低下を抑制することができ、触媒の酸化活性の低下を抑制することができる点で、CeOと他の金属酸化物との複合酸化物を含むものが好ましい。
上記他の金属酸化物としては、ZrO、Al、TiO、SiO、Y、La、及びこれらの複合酸化物等が挙げられる。上記他の金属酸化物としては、CeOと固溶して耐熱性を向上させることができる点で、ZrOが好ましく、複合酸化物の耐熱性を向上させることができる点で、Alが好ましく、低温での酸化活性に優れた触媒が得られる点で、ZrOとAlとの複合酸化物が好ましい。
CeOと他の金属酸化物との複合酸化物において、複合酸化物中のCe原子と他の金属原子との比(Ce/他の金属)は1/9〜9/1であることが好ましく、3/7〜7/3であることがより好ましい。原子比が上記下限未満になると粒子径が小さく且つ均一な貴金属粒子を形成することが困難となり、触媒の酸化活性が低下する傾向にあり、上記上限を超えると複合酸化物の安定性が低下して触媒の酸化活性が低下する傾向にある。
CeOと他の金属酸化物との複合酸化物がCeOとZrOと他の金属酸化物との三元系複合酸化物である場合、還元性雰囲気下での還元処理によりパイロクロア相等の規則相が形成され、Ceカチオン及びZrカチオンのうち少なくとも一部は規則的に配列する。これにより、他の金属酸化物がCeOとZrOと間に介在するため、還元性雰囲気下での還元処理においてCeO−ZrO複合酸化物と他の金属酸化物とが互いに障壁となって互いの粒子の成長が抑制される。また、格子の歪みが小さいため、酸素原子が放出され易く、高い酸化活性を有する触媒が得られる。
三元系複合酸化物において、上記他の金属原子とCe原子及びZr原子との比(他の金属/(Ce+Zr))は1/5〜5/1であることが好ましく、1/3〜3/1であることがより好ましい。原子比が上記下限未満になると比表面積が小さくなり触媒の酸化活性が低下する傾向にあり、上記上限を超えると相対的にCeOの含有量が減少して粒子径が小さく且つ均一な貴金属粒子を形成することが困難になり、触媒の酸化活性が低下する傾向にある。
また、三元系複合酸化物において、上記他の金属酸化物がAlを含むものである場合、他の金属酸化物はさらに希土類元素酸化物が含まれていてもよい。担体中に含まれる希土類元素酸化物のうちの70モル%以上はAl中に固溶していることが好ましく、90モル%以上固溶していることがより好ましい。これによりAlの耐熱性が向上して触媒の酸化活性の低下を抑制することができる。希土類元素としては、La、Nd、Sm、及びPr等が挙げられる。
CeOを含む金属酸化物の担体は、特開2003−265958号公報に記載された共沈法等の公知の方法により製造することができる。本発明に用いられる貴金属としては、Pt、Pd、Rh、Ir、及びRu等が挙げられる。上記貴金属のうち、酸化活性が高く且つ劣化が進行し難いとうい観点からPt、Pd、及びRhが好ましい。CeOを含む金属酸化物の担体に貴金属を担持させる方法としては、吸着担持法、吸水担持法等公知の方法が挙げられる。
また、貴金属を担持させたCeOを含む金属酸化物に、還元性雰囲気下、600〜800℃の範囲の温度で熱処理(還元処理)を施し、次いで、酸化性雰囲気下、600〜800℃の範囲の温度で熱処理(酸化処理)を施し、さらに還元性雰囲気下、600〜800℃の範囲の温度で熱処理(還元処理)を施すことにより、担持した貴金属の粒子径を小さく且つ均一化させ、低温での触媒活性をより向上させることができる。
還元性雰囲気としては、H又はCO等の還元性ガス雰囲気が挙げられる。還元性ガス雰囲気は、還元性ガスと窒素等の不活性ガスとの混合ガス雰囲気でもよい。最初の還元処理により、担持された貴金属がある程度粒子成長するとともにCeOに酸素空孔が形成される。また、最初の還元処理時間は、担体を十分に還元できる時間であれば特に制限されるものではない。酸化性雰囲気としては、O等の酸化性ガス雰囲気が挙げられる。また、酸化性ガス雰囲気は、酸化性ガスと窒素等の不活性ガスとの混合ガス雰囲気でもよい。酸化処理と2回目の還元処理により、担体上の貴金属粒子は、粒子径が小さく且つ均一なものとなり、この貴金属微粒子を備える触媒は低温での酸化活性に優れたものとなる。酸化処理時間は、担体を十分に酸化できる時間であれば特に制限されるものではなく、また、2回目の還元処理は、担体を十分に還元できる時間であれば特に制限されるものではない。
貴金属を担持させたCeOを含む金属酸化物では、貴金属粒子が、COパルス法により測定した平均粒子径が2〜8nmのものであることが好ましい。また、XRDにより測定した粒度分布における最大粒子径に対するCOパルス法により測定した平均粒子径の誤差が35%以内であることが好ましく、20%以内であることがより好ましく、15%以内であることが特に好ましい。このような粒子径が小さく且つ均一な貴金属粒子を担持させたCeOを含む金属酸化物の酸化触媒は、低温(例えば100〜130℃)での酸化活性に優れている。
本実施形態のように、上記説明した第1触媒を使用することによって、温度の低い排ガスのHC、COの浄化効率を向上させることができるため、第2触媒(後述するNO触媒等)に使用される金属触媒の量を減らすことができる。
一方、高負荷運転では、内燃機関10から排出される排ガス温度は高い(すなわち、排ガス温度が所定値以上)。そして、温度の高い排ガスを浄化するために、本実施形態では、第2触媒24に排ガス温度の所定値以上で触媒活性を示すものが用いられる。
第2触媒24は、排ガスの温度が所定値以上の時に、触媒活性を示すものであれば特に制限されるものではない。しかし、一般的に高負荷運転時での内燃機関10は通常燃焼が行われている。そして、高負荷運転時における通常燃焼は、未燃燃料成分よりNO、スモークが多く発生するため、NO、スモークを浄化する触媒であることが好ましい。
第2触媒24としては、三元触媒、吸蔵還元型NO触媒、選択還元型NO触媒等のNO触媒等が用いられる。特に、耐熱性、浄化効率等の点で、NO触媒が好ましい。
吸蔵還元型NO触媒は、排ガスの空燃比が所定値(典型的には理論空燃比)よりリーンのときにはNOを吸収し、これに流入される排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOを放出し、排ガス中に含まれている未燃燃料成分(HC、CO)と還元反応せしめることでN、HO、CO二酸化炭素に浄化するものである。吸蔵還元型NO触媒を構成する材料は、アルミナ(Al)等の酸化物からなる基材表面に、触媒成分としての白金のような貴金属と、NO吸収成分とが担持されたもの等が用いられる。NO吸収成分は、例えばカリウム、ナトリウム、リチウム、セシウムのようなアルカリ金属、バリウム、カルシウムのようなアルカリ土類、ランタン、イットリウムのような希土類から少なくとも1つを選択したものである。
選択還元型NO触媒は、排ガスの空燃比がリーンという条件下で、排ガス中のHC、NOが定常的に且つ同時に反応されてN、HO、COといったように浄化される。ただしNOの浄化には未燃燃料成分(HC、CO)の存在が必須である。空燃比がリーンであっても、排気ガス中には未燃燃料成分が必ず含まれているので、これを利用してNOの還元浄化が可能である。選択還元型NO触媒を構成する材料は、ゼオライトまたはアルミナ等の基材表面にPtなどの貴金属を担持したものや、その基材表面にCu等の遷移金属をイオン交換して担持させたもの、その基材表面にチタニア/バナジウム触媒(V/WO/TiO)を担持させたもの等が用いられる。
三元触媒は、理論空燃比付近で燃焼させた排気中のCO 、HC、NOを、CO、HO及びNにする触媒であり、例えば活性成分であるPt、Pd、Rh、Ir等の群より選ばれる貴金属を担持させたAl、ZrO、CeOに基づく酸化物担体として用いられる。
第1触媒22及び第2触媒24は、排ガス温度によって排ガスの流れが切換えられるように配置されていれば、図1に示すように並列的な配置であっても、後述するような直列的な配置であっても特に制限されるものではない。第1触媒22及び第2触媒24の排気浄化効率を向上させることができる点で、第1触媒22及び第2触媒24は後述する直列的な配置であることが好ましい。
内燃機関の排気浄化システムのその他の構成について説明する。図1に示す内燃機関10の吸気通路30は、燃焼室18内に供給される吸気の通路であり、吸気バルブ32を介して燃焼室18に接続される。また、排気通路34は、燃焼室18から排出される排ガスの通路であり、排気バルブ36を介して燃焼室18に接続される。
燃料噴射弁16は、高圧ポンプ(不図示)等により加圧された燃料を燃焼室18に噴射供給する弁である。燃料噴射弁16は複数有するものであってもよい。また、燃料噴射弁16の噴孔径は、燃焼室18に燃料を噴射する際の貫徹力を小さくすることができ、広範囲で予混合圧縮着火燃焼を行うことができる点で、0.06〜0.1mmの範囲であることが好ましい。燃料噴射弁16の噴孔径が上記範囲外であると、内燃機関が通常燃焼で運転する場合が多くなり、上記第1触媒22又は第2触媒24で排ガスを十分に浄化できない場合がある。
内燃機関10は、その他に各種センサ(不図示)を備える。各種センサは、例えば、運転者によるアクセルペダルの踏込量に応じた信号を出力するアクセルポジションセンサ(不図示)、エンジン回転数に応じた信号を出力する回転速度センサ、及び冷却水の温度に応じた信号を出力する水温センサ、燃焼室18内に導入される空気の流量(吸入空気量)に応じた信号を出力するエアフロメータ等が挙げられる。これら各種センサの信号は、ECU12に入力される。
また、本実施形態の内燃機関10は、不図示であるがEGR装置を備えるものであってもよい。EGR装置は、吸気通路30と排気通路34とを接続するEGR通路と、EGRクーラ、EGR弁とを有する。EGR通路には、EGR通路内を流れるガスの上流から下流にかけ、EGRクーラ、EGR弁が順次配置される。
排気通路34を流れる排ガスの一部が、EGR通路に流入し、流入したガスはEGRクーラにより冷やされ、EGR弁を介して吸気通路30の吸気と混ざり、燃焼室18内で燃料とともに燃焼に供される。このようなEGR装置を用いることによって、排ガス中のNO、スモークの発生を抑制することができる。
次に、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの制御手順の一例について説明する。
図2は、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの制御手順の一例を示すフローチャートである。内燃機関10の運転中に制御がスタートされると、図2に示すように、ステップS10において、内燃機関10から排出された排ガスの温度Tが温度センサ26により計測される。そして、この温度センサ26からの温度検出信号がECU12に送られ、排ガス温度Tが所定値T未満である場合、ステップS12に進み、第1触媒22側に排ガスが流れるように切換え弁28が切替えられる。また、排ガス温度Tが所定値T以上である場合、ステップS14に進み、第2触媒24側に排ガスが流れるように切換え弁28が切換えられる。ステップS16では、各種センサにより内燃機関10の負荷、回転速度等の運転情報(パラメータ)が検出される。そして、ECU12により運転中であるか否かが判断され、運転中であれば、再度ステップS10に戻される。
次に、本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムについて説明する。
図3は、本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。図3に示すように、内燃機関の排気浄化システム2は、内燃機関10と、ECU12と、排気浄化部38とを有する。図3に示す内燃機関の排気浄化システム2において、図1に示す内燃機関の排気浄化システム1と同様の構成については同一の符号を付している。
図3に示すように排気浄化部38は、第1触媒22と、第2触媒24と、HC・CO吸着材40と、DPF(ディーゼルパーティキュレートフィルタ)42と、第1触媒22及び第2触媒24の上流側に排ガスの温度を検出する温度センサ26、第1触媒22側か第2触媒24側かに排ガスの流れを切換える切換え手段としての切換え弁28とを有する。
図3に示すように、HC・CO吸着材40は、第1触媒22の上流側に、HC及びCO脱離温度に達するまでは排ガス中のHC及びCOを吸着し、HC及びCO脱離温度以上となると吸着していたHC及びCOを脱離させるものである。本実施形態に用いられる第1触媒とHC・CO吸着材40との組み合わせは、第1触媒22の排気浄化効率を向上させることができる点で好ましい。例えば、初めにHC・CO吸着材40から脱離されるCOを第1触媒22が浄化することによって第1触媒22の温度が上昇するため、第1触媒22は、その後HC・CO吸着材40から脱離されるHCを効率的に浄化することができる。
HC・CO吸着材40を構成する材料としては、やしがら活性炭、PAN系活性炭、ピッチ系活性炭、活性炭素繊維等の活性炭、フラーレン、カーボンナノチューブ等の炭素系材料、アルミナ、ゼオライト、シリカ、マグネシア、チタニア等のセラミック系材料を使用することができる。特に、大きな比表面積を有しHC及びCOの吸着量が高い点で、炭素系材料を使用することが好ましい。
また、使用する炭素系材料の種類によって、HC・COの吸着・脱離する温度領域が異なる。そのため、炭素材料がHC・COを吸着・脱離する温度領域、特にHC・COを脱離する温度領域内に第1触媒の触媒活性温度が含まれることが好ましい。
図3に示すように、内燃機関の排気浄化システム2は、第1触媒22及び第2触媒24の下流側に、排気ガス中の粒状物質(高沸点のHC等や炭素を主成分とするもの)を捕集し、大気への放出を抑制するDPF42を備えることが好ましい。DPF42を構成する材料としては、例えば、コージェライト、シリカ、アルミナ等のセラミックス材料等で形成されるハニカム構造体を備えたいわゆるウォールフロー型等を使用することができる。
以下、本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムでは、上記説明したHC・CO吸着材40、DPF42を備えたものを例とするが、必ずしもHC・CO吸着材、DPFを備える必要はない。
図4は、本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。図4に示すように、内燃機関の排気浄化システム3は、内燃機関10と、ECU12と、排気浄化部44とを有する。図4に示す内燃機関の排気浄化システム3において、図1に示す内燃機関の排気浄化システム1と同様の構成については同一の符号を付している。
図4に示すように排気浄化部44は、第1触媒22と、第2触媒24と、バイパス路46と、第1触媒22及び第2触媒24の上流側に排ガスの温度を検出する温度センサ26、第1触媒22側か第2触媒24側かに排ガスの流れを切換える切換え手段としての切換え弁28とを有する。
図4に示すように第2触媒24は第1触媒22より下流側に配置されている。そして、第1触媒22に流れた排ガスは、第2触媒24にも流れるように直列的に接続されている。このような構成にすることによって、所定値未満の温度を有する排ガスで第2触媒24を温めることができるため、第2触媒24が触媒活性温度に達するまでの時間を短縮することができる。すなわち、排ガスの流れが第2触媒24側に切換わった直後でも、効率的に排ガスを浄化することができる。
図4に示すようにバイパス路46は、第1触媒22の上流側から分岐して第2触媒24の上流側に合流するものである。このようなバイパス路46は、所定値未満の温度で触媒活性を有する第1触媒22の耐熱性を考慮し、所定値以上の温度の排ガスが、第1触媒22側に流れることを防止するものである。
図2により、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化システム3の制御手順について説明する。図2に示すように、ステップS10において、内燃機関10から排出された排ガスの温度Tが温度センサ26により計測される。そして、この温度センサ26からの温度検出信号がECU12に送られ、排ガス温度Tが所定値T未満である場合、ステップS12に進み、第1触媒22側に排ガスが流れるように切換え弁28が切換えられる。この際、上記説明したように第1触媒22側に切換えられた排ガスは、第1触媒22に流れた後、第2触媒24に流れる。
また、排ガス温度Tが所定値T以上である場合、ステップS14に進み、第2触媒24側に排ガスが流れるように切換え弁28が切換えられる。この際、第1触媒22側には排ガスは流れず、バイパス路46を通り、第2触媒24に流れる。ステップS16では、各種センサによりエンジン負荷およびエンジン回転速度等の運転情報(パラメータ)が検出される。そして、ECU12により運転中であるか否かが判断され、運転中であれば、再度ステップS10に戻される。
本実施形態の第1触媒22、第2触媒24及びバイパス路46の配置は上記に必ずしも制限されるものではない。図5は、本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。図5に示す内燃機関の排気浄化システム4において、図4に示す内燃機関の排気浄化システム3と同様の構成については同一の符号を付している。
図5に示すように、排気浄化部48の第1触媒22が第2触媒24より下流側に配置されている。そして、第1触媒22に流れる排ガスは、第1触媒22に流れる前に第2触媒24にも流れるように直列的に接続されている。そして、バイパス路50は、第2触媒24の下流側であって、第1触媒22の上流側から分岐して第1触媒22の下流側に合流するものである。このバイパス路50も上記同様に、所定値未満の温度で触媒活性を有する第1触媒22の耐熱性を考慮し、所定値以上の温度の排ガスが、第1触媒22側に流れることを防止するものである。
本実施形態に係る内燃機関の排気浄化システム4の制御手順は上記と同様であるが、図2に示すステップS12において、第1触媒22側に切換えられた排ガスは、第2触媒24に流れた後、第1触媒22に流れる。また、ステップS14において、第2触媒側に切換えられた排ガスは、第1触媒22側に流れないようにバイパス路50を通る。
以上のように、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムにおいて、排ガスの温度が所定値未満の時は、排ガスが当該所定値温度未満の時に触媒活性を示す第1触媒側に流れるように、排ガスの温度が所定値以上の時は、排ガスが当該所定値温度以上の時に触媒活性を示す第2触媒側に流れるように切換えることにより、適切に排ガスを浄化することができる。特に、低負荷運転等で内燃機関から排出される排ガスの温度が低い場合でも、内燃機関から排出される排ガスを適切に浄化することができる。
また、第2触媒を第1触媒より下流側又は第1触媒を第2触媒より下流側に配置し、排ガス温度が所定値未満の時は、第1触媒及び第2触媒に排ガスを流すことによって、第2触媒を排ガスで温めることができるため、第2触媒が触媒活性を示す温度に達するまでの時間を短縮することができる。また、排ガス温度が所定値以上の時は、第2触媒にのみに排ガスを流すためのバイパス路を設けることによって、第1触媒の熱による劣化を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る内燃機関の排気浄化システムの構成の一例を示す模式図である。
符号の説明
1〜4 排気浄化システム、10 内燃機関、14,38,44,48 排気浄化部、16 燃料噴射弁、18 燃焼室、20 ピストン、22 第1触媒、24 第2触媒、
26 温度センサ、28 切換え弁、30 吸気通路、32 吸気バルブ、34 排気通路、36 排気バルブ、40 HC・CO吸着材、46 バイパス路、50 バイパス路。

Claims (7)

  1. 予混合圧縮着火燃焼と通常燃焼とを有する内燃機関と、前記内燃機関から排気される排ガスを浄化するための第1触媒及び第2触媒と、前記第1触媒側と前記第2触媒側との間で前記排ガスの流れを切換える切換え手段と、前記排ガスの温度が所定値未満の時は、前記排ガスが前記第1触媒側に流れるように、前記排ガスの温度が所定値以上の時は、前記排ガスが前記第2触媒側に流れるように前記切換え手段の切換えを制御する切換え制御手段とを有し、
    前記第1触媒は、前記排ガスの温度が所定値未満の時に触媒活性を示し、前記第2触媒は、前記排ガスの温度が所定値以上の時に触媒活性を示すことを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 請求項1記載の内燃機関の排気浄化システムであって、前記第2触媒は前記第1触媒より下流側に配置され、前記第1触媒の上流側から分岐して前記第2触媒の上流側に合流するバイパス路を有し、
    前記排ガスの温度が所定値未満の時に前記第1触媒側に切換えられた排ガスは、前記第1触媒に流れた後、前記第2触媒に流れ、前記排ガスの温度が所定値以上の時に前記第2触媒側に切換えられた排ガスは、前記バイパス路を通り、前記第2触媒に流れることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  3. 請求項1記載の内燃機関の排気浄化システムであって、前記第1触媒は前記第2触媒より下流側に配置され、前記第2触媒の下流側であって前記第1触媒の上流側から分岐して前記第1触媒の下流側に合流するバイパス路を有し、
    前記排ガスの温度が所定値未満の時に前記第1触媒側に切換えられた排ガスは、前記第1触媒に流れる前に前記第2触媒に流れ、前記排ガスの温度が所定値以上の時に前記第2触媒側に切換えられた排ガスは、前記第2触媒に流れた後、前記バイパス路を通ることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化システムであって、前記内燃機関は、燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁を複数有し、前記燃料噴射弁の噴孔径は、0.06〜0.1mmの範囲であることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記第1触媒は酸化触媒であり、前記第2触媒はNO触媒であることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化システムであって、前記第1触媒は、CeOを含む金属酸化物に貴金属が担持されたものであることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の排気浄化システムであって、前記第1触媒の上流側に、前記排ガス中のHC及びCOを吸着し、温度上昇とともに前記吸着したHC及びCOを離脱するHC・CO吸着材を備え、前記HC・CO吸着材は炭素系材料であることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
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