JP2009137939A - ケミカルピーリングのための処方 - Google Patents
ケミカルピーリングのための処方 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009137939A JP2009137939A JP2008278702A JP2008278702A JP2009137939A JP 2009137939 A JP2009137939 A JP 2009137939A JP 2008278702 A JP2008278702 A JP 2008278702A JP 2008278702 A JP2008278702 A JP 2008278702A JP 2009137939 A JP2009137939 A JP 2009137939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- keratolytic agent
- keratolytic
- composition
- acids
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも1つの角質溶解剤(グリコール酸、酒石酸、サリチル酸などから選択される)とジメチルイソソルビドとを含むケミカルピーリングのための組成物である。さらにジメチルスルホンを含み、少なくとも1つの角質溶解剤とジメチルイソソルビドとを含むケミカルピーリングのための組成物である。
【選択図】なし
Description
1.角質層からの死細胞の除去による細胞回転率の刺激。
a) 角化症および皮膚老化
b) 色素障害(Dischromia)
c) ポスト座瘡瘢痕
d) 一般的な座瘡および酒さ
e) 放射線皮膚炎
f) 伸展線
g) 脂漏性皮膚炎
様々な種類のケミカルピーリングは、以下のように分類され得る:
− 非常に表面的なピーリング:このタイプのピーリングは、表面的な角質層のみを除去する;
− 表面的なピーリング:このタイプのピーリングは、表皮の基底層に達する上皮層の一部または全ての壊死を引き起こす;
− 平均的深さのピーリング:このタイプのピーリングは、表皮および真皮乳頭層の一部の壊死を引き起こす;
− 深いピーリング:このタイプのピーリングは、表皮および真皮乳頭層の壊死を引き起こし、真皮網状層にまで及ぶ。
1.レチノイン酸
2.5-フルオロウラシル(5-Fu)
3.Jessnerの溶液
4.レゾルシン
5.サリチル酸
6.トリクロロ酢酸
7.α-ヒドロキシ酸
8.α-ケト酸(例えば、ピルビン酸)
9.フェノール
角質表皮膜層(SCE)の調製は、文献に既に記述された技術を使用し、復元形成外科を受けた32〜45歳で構成される被験者由来のヒト皮膚のサンプルを使用して行われた。
処方GC1およびGC2からのグリコール酸のインビトロでの経皮吸収の程度の評価のために、一連の6つのFranzセル(LGA, Berkeley, CA)を使用した。各Franzセルは、「ドナー」と「レセプター」によって構成され、その間にSCE膜が静置されており、角質層が「ドナー」に面している。セルの「レセプター」の体積は、4.7mlであり、「ドナー」中の膜の表面積(すなわち、製品と接触する潜在的な皮膚表面積)は、0.75cm2であった。
処方GC1およびGC2の適用24時間後にFranzセルのレセプター相中に存在するグリコール酸の量の決定を、文献中に報告された適切なHPLC方法を使用して行った。
処方GC1およびGC2からのグリコール酸の皮膚浸透の研究において得られた結果(表1を参照)は、GC2処方が、SCE膜を横切って浸透したグリコール酸の量を、GC1処方と比べて2倍(p<0.01)にすることができることを実証した。
Claims (20)
- 少なくとも1つの角質溶解剤とジメチルイソソルビドとを含むケミカルピーリングのための組成物。
- 前記角質溶解剤(単独または2以上の角質溶解剤の混合物として)と前記ジメチルイソソルビドとを、それぞれ1重量%〜99重量%の量で含む請求項1に記載の組成物。
- 前記角質溶解剤(単独または2以上の角質溶解剤の混合物として)と前記ジメチルイソソルビドとを、それぞれ5%〜40%で構成された量で含む請求項2に記載の組成物。
- 前記角質溶解剤(単独または2以上の角質溶解剤の混合物として)と前記ジメチルイソソルビドとを、1:4〜4:1で構成された重量比で含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記少なくとも1つの角質溶解剤が、飽和および不飽和のモノカルボン酸、飽和および不飽和のジカルボン酸、トリカルボン酸、モノカルボン酸のα-ヒドロキシ酸およびβ-ヒドロキシ酸、ジカルボン酸のα-ヒドロキシ酸およびβ-ヒドロキシ酸、トリカルボン酸のα-ヒドロキシ酸およびβ-ヒドロキシ酸、ケト酸、α-ケト酸、β-ケト酸、多カルボン酸、多ヒドロキシモノカルボン酸、多ヒドロキシジカルボン酸、多ヒドロキシトリカルボン酸、これらの塩、エステル、可能なシスまたはトランス形態、ラセミック混合物および/または相対的な右旋性または左旋性形態から選択される請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記少なくとも1つの角質溶解剤が、グリコール酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、ピルビン酸、グルコン酸、グルクロン酸、リンゴ酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、酢酸、フェノール、レゾルシン、レチノイン酸、アダパレン、トリクロロ酢酸、5-フルオロウラシル、アゼライン酸から選択される請求項5に記載の組成物。
- 化粧品学的または薬学的に許容可能な溶剤および/または化粧品学的または薬学的に許容可能な賦形剤をさらに含む請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記溶剤が水、アルコールまたはグリコールから選択され、かつ前記賦形剤が乳化剤、酸化防止剤、脂質賦形剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤から選択される請求項7に記載の組成物。
- 前記組成物が、ジメチルスルホンをさらに含む請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ジメチルスルホンを、角質溶解剤に対して2重量%〜70重量%で構成された量で含む請求項9に記載の組成物。
- 前記ジメチルスルホンを、角質溶解剤に対して10重量%〜65重量%で構成された量で含む請求項10に記載の組成物。
- 投与後に、治療のための部位の生物学的条件下で角質溶解剤を遊離することができる前記少なくとも1つの角質溶解剤の誘導体またはプロドラックをさらに含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記誘導体またはプロドラックが、前記少なくとも1つの角質溶解剤のエステルであって、前記組成物中に使用された同じ角質溶解剤のエステルかまたは異なる角質溶解剤のエステルである請求項12に記載の組成物。
- 前記少なくとも1つの角質溶解剤の前記エステルが、ピルビン酸エチル、グリコール酸エチル、クエン酸トリエチル、レゾルシン酸エチル、レチノイン酸のエチルエステル、サリチル酸エチル、サリチル酸メチル、マロン酸エチル、酢酸エチル、酒石酸エチルから選択される請求項13に記載の組成物。
- 前記少なくとも1つの角質溶解剤の前記誘導体またはプロドラッグを、角質溶解剤に対して3重量%〜60重量%で構成された量で含む請求項12ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記少なくとも1つの角質溶解剤の前記誘導体またはプロドラッグを、角質溶解剤に対して15重量%〜50重量%で構成された量で含む請求項12ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
- 角質溶解剤を含むケミカルピーリングのための組成物の調製のためのジメチルイソソルビドの使用であって、前記角質溶解剤の吸収速度を増加させるための使用。
- ケミカルピーリングのための組成物の調製におけるジメチルスルホンの使用であって、抗炎症剤、抗刺激剤および抗紅斑剤としての使用。
- 少なくとも1つの角質溶解剤と、投与後に、治療のための部位の生物学的条件下で角質溶解剤を遊離することができる角質溶解剤の誘導体またはプロドラッグとを含むケミカルピーリングのための組成物。
- 前記誘導体またはプロドラッグが、角質溶解剤のエステルである請求項19に記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008278702A JP2009137939A (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | ケミカルピーリングのための処方 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008278702A JP2009137939A (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | ケミカルピーリングのための処方 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005500189A Division JP4260163B2 (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | ケミカルピーリングのための処方 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009137939A true JP2009137939A (ja) | 2009-06-25 |
Family
ID=40868946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008278702A Pending JP2009137939A (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | ケミカルピーリングのための処方 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009137939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220091661A (ko) * | 2020-12-23 | 2022-07-01 | 주식회사 고운세상코스메틱 | 피부 장벽 개선, 보습 및 혈중 비타민 d 수치 개선 효과가 우수한 화장료 조성물 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4814173A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-21 | Warner-Lambert Company | Silicone elastomer transdermal matrix system |
JP2000186036A (ja) * | 1998-10-16 | 2000-07-04 | Showa Denko Kk | ケミカルピーリング剤組成物 |
JP2002104920A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-04-10 | L'oreal Sa | 化粧品組成物、及び、皮膚クレンジングマスクとしてのその使用 |
WO2003032909A2 (en) * | 2001-10-18 | 2003-04-24 | Ilex Products, Inc. | Methods of treating skin with diphosphonate derivatives |
-
2008
- 2008-10-29 JP JP2008278702A patent/JP2009137939A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4814173A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-21 | Warner-Lambert Company | Silicone elastomer transdermal matrix system |
JP2000186036A (ja) * | 1998-10-16 | 2000-07-04 | Showa Denko Kk | ケミカルピーリング剤組成物 |
JP2002104920A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-04-10 | L'oreal Sa | 化粧品組成物、及び、皮膚クレンジングマスクとしてのその使用 |
WO2003032909A2 (en) * | 2001-10-18 | 2003-04-24 | Ilex Products, Inc. | Methods of treating skin with diphosphonate derivatives |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220091661A (ko) * | 2020-12-23 | 2022-07-01 | 주식회사 고운세상코스메틱 | 피부 장벽 개선, 보습 및 혈중 비타민 d 수치 개선 효과가 우수한 화장료 조성물 |
KR102557749B1 (ko) * | 2020-12-23 | 2023-07-21 | 주식회사 고운세상코스메틱 | 피부 장벽 개선, 보습 및 혈중 비타민 d 수치 개선 효과가 우수한 화장료 조성물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4260163B2 (ja) | ケミカルピーリングのための処方 | |
JP7201660B2 (ja) | 皮膚の弛緩と身体の輪郭を改善するための組成物および方法 | |
JP4564471B2 (ja) | 外用に適する組成物 | |
KR20080008321A (ko) | 국소 젤 조성물 | |
EA018119B1 (ru) | Новый неводный раствор диклофенака для местного применения и способ его получения | |
EP1716845B1 (de) | Formulierung zur dermalen Anwendung | |
JP2013515020A (ja) | 溶媒混合物およびビタミンd誘導体から成る医薬品組成物または類似体 | |
JP2015518033A (ja) | レチノイドを含むo/w−エマルジョン型局所医薬組成物 | |
EP2790671A1 (en) | Gel compositions | |
JP2009137939A (ja) | ケミカルピーリングのための処方 | |
US20160228396A1 (en) | Topical application of ingenol mebutate with occlusion | |
RU2313334C2 (ru) | Состав для химического пилинга | |
JP2008291032A (ja) | ケミカルピーリングのための処方 | |
CN115531226A (zh) | 一种甘草酸-甘草查尔酮a胶束乳液制备方法及美白应用 | |
FR2686251A1 (fr) | Composition pour la cicatrisation d'une plaie. | |
RU2495660C1 (ru) | Комбинированная мазевая композиция с репарирующим эффектом | |
ZA200509283B (en) | A formulation for chemical peeling | |
WO2024013283A1 (fr) | Nouveau regime posologique d'une composition comprenant de la brimonidine pour son utilisation dans la prevention et le traitement des dommages cutanes resultant d'un rayonnement | |
US20140221474A1 (en) | Method and Formulation for Chemical Peeling | |
RU2624238C2 (ru) | Лечение себореи | |
JP6542177B2 (ja) | 表皮肥厚促進剤 | |
AU2022348566A1 (en) | Compositions and formulations for topical use of an akt inhibitor for the prevention, treatment, and improvement of skin diseases, conditions, and disorders | |
JP2009235065A (ja) | 経皮吸収促進剤、並びにこれを含有する皮膚処理用製剤及び経皮吸収型製剤 | |
CN113350311A (zh) | 一种水飞蓟素纳米结构脂质载体及其制备方法 | |
SG185225A1 (en) | Method and formulation for chemical peeling |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111115 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120215 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120515 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120717 |