JP2009137400A - モニター内蔵シート - Google Patents

モニター内蔵シート Download PDF

Info

Publication number
JP2009137400A
JP2009137400A JP2007314732A JP2007314732A JP2009137400A JP 2009137400 A JP2009137400 A JP 2009137400A JP 2007314732 A JP2007314732 A JP 2007314732A JP 2007314732 A JP2007314732 A JP 2007314732A JP 2009137400 A JP2009137400 A JP 2009137400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor
backboard
display monitor
moving
rack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007314732A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunetoshi Hattori
恒利 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2007314732A priority Critical patent/JP2009137400A/ja
Priority to US12/163,123 priority patent/US7959226B2/en
Publication of JP2009137400A publication Critical patent/JP2009137400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】車載用AV装置のモニター部を車のバックボードの内外への挿入/排出と、バックボードの内から排出されたモニター部の回転について、単一の駆動源による駆動構成とするモニター内蔵シートを提供する。
【解決手段】背凭れクッションの背面側のバックボード30に表示モニター50が収納されているモニター内蔵シートであって、表示モニター50は、単一のモーターと、シャフトと、ピニオンギアとを有しており、バックボード30は、上部位置に開口部が形成されており、表示モニター50の収納位置と外部位置との間を直線的動作として移動させるラックと、外部位置での引出し位置と使用位置との間を回動動作として移動させるラックが、ピニオンギアが連続して噛合い移動できるように配置されて取り付けられており、ピニオンギアがモーター駆動源によって両ラック上を噛合い移動することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、モニター内蔵シートに関する。詳細には、背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニターが収納されている車両用シートに関する。
従来より、自動車等の車両において液晶テレビ、カーナビゲーション装置等の車載用AV装置を搭載するものの中には、例えば特許文献1のように、自動車等の車両のダッシュボードに組み込まれる液晶テレビ、カーナビゲーション装置等の車載用AV装置に関するものがある。これは、車載用AV装置のモニター部が車のダッシュボードの内外に挿入/排出自在に配置されるとともに、該ダッシュボードの内から排出されたモニター部が回転自在に配置されるており、モニター部の挿入/排出や回転の駆動源として、減速機付きモーターユニットを用いた発明が開示されている。
なお、特許文献1においては、運転席前面のダッシュボードに配する場合を示しているが、この車載用AV装置が配する場所は、運転席前面のダッシュボードに限定されるものではなく、車両内の様々な部位に適用が可能であり、車両用シートにおいて背凭れクッションの背面側のバックボードに配することも可能である。
特開2001−347893号公報
しかしながら、特許文献1に記載した従来技術では、モニター部を車のダッシュボードの内外に挿入/排出させる駆動源としてのモーターユニットと、ダッシュボードの内から排出されたモニター部を回転させる駆動源としてのモーターユニットを別々に装備している。
ここで、モーターユニットは、モーターと、モーターの駆動源を伝達するピニオンギア等から構成されており、モーターは製品に占めるコストの割合が高く、またピニオンギアにおいても複数必要となることからコスト高に繋がる。
すなわち、モーターユニットを二つ使用することは製品のコストに直結する重要な課題である。また、限られたスペース内において二つのモーターユニットを装備しなければならないというスペース上の課題もある。
本発明者は、かかる問題について鋭意検討の結果、背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニターが収納されているモニター内蔵シートに適用するにあたって、モニター部を車のバックボードの内外への挿入/排出と、バックボードの内から排出されたモニター部の回転について、単一の駆動源による構成にすることに着目したものである。
而して、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、モニター部をシートのバックボードの内外への挿入/排出と、バックボードの内から排出されたモニター部の回転について、単一の駆動源による駆動構成とするモニター内蔵シートを提供することにある。
上記した課題を達成するために、本発明に係るモニター内蔵シートは、次の手段をとる。
本発明の第1の発明は、背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニターが収納されているモニター内蔵シートであって、前記バックボードは、前記表示モニターを収納できる大きさのパネル状部材で前記背凭れクッションの背面側に配設されていると共に、該パネル状部材の上部位置には前記表示モニターを前記パネル状部材から出没させることのできる開口部が形成されており、前記表示モニターは、該パネル状部材に形成された開口部を通じて前記バックボード内に収納される収納位置とバックボード外の外部位置との間を直線的動作として移動可能に配設されていると共に、該表示モニターの外部位置状態では前記直線的動作で外部に引き出された引出し位置と表示モニターのモニター面を視聴良好な角度位置状態とする使用位置との間を回動動作として移動可能に配設されており、前記表示モニターの収納位置と外部位置との間を直線的動作として移動させる移動手段と、外部位置での引出し位置と使用位置との間を回動動作として移動させる移動手段は単一のモーター駆動源で該両手段を連続して移動動作させる駆動構成として前記バックボード内に装備されていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、前記表示モニターの収納位置と外部位置との間を直線的動作として移動させる移動手段と、外部位置での引出し位置と使用位置との間を回動動作として移動させる移動手段は単一のモーター駆動源とされている。よって、従来よりもモーターの構成を1つ減らすことができ、これに伴って動力伝達系の構成も減らすことが可能となり、コストダウンを図ることができる。
本発明の第2の発明は、前記表示モニターを直線的動作として移動させる移動手段及び回動動作として移動させる移動手段は、前記モーター駆動源により回転駆動されるピニオンギアと、該ピニオンギアに噛合う直線的動作移動用のラック及び回動動作移動用のラックとにより構成されており、該直線的動作移動用のラックと回動動作移動用のラックは前記ピニオンギアが連続して噛合い移動できるように配置されており、該両ラックとピニオンギアの一方が表示モニター側に取り付けられ、他方がバックボード側に取り付けられることを特徴とする。
この第2の発明によれば、直線的動作移動用のラックと回動動作移動用のラックはピニオンギアが連続して噛合い移動できるように配置されていることから、表示モニターが収納位置から使用位置までスムーズな連続動作が可能である。
本発明の第3の発明は、前記表示モニターとバックボードとの間には、前記表示モニターの直線的動作移動時において前記引出し位置に制止させるストッパー手段を備えており、前記回動動作移動用のラックは、前記ストッパー手段位置から、前記ピニオンギアと回動動作移動用のラックとの噛合い位置までの距離に対応させた半径による円弧形状で形成されており、前記ストッパー手段を中心として前記モーターのピニオンギアが回動動作移動用のラック上を移動することによりに回動動作させることを特徴とする。
この第3の発明によれば、回動動作移動用のラックは、ストッパー手段位置から、前記ピニオンギアと回動動作移動用のラックとの噛合い位置までの距離に対応させた半径による円弧形状で形成されているため、ピニオンギアとラックの噛み合い状態が脱落しにくい状態を維持したままの回動動作が可能とされているため信頼性の高いモニター内蔵シートを提供することができる。
また、ストッパー手段、表示モニターの直線的動作移動時において引出し位置に制止させる働きと、表示モニターの回動動作時においては回転軸の働きを兼ねており、モニター内蔵シートの構成を簡素にすることができる。
本発明の第4の発明は、モニター部の端面のうち、前記バックボードの開口部を進退動作する側の端面は、モニター部を収納位置に収納させたとき、バックボードの外面に対して略面一となるように設定されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、バックボードの開口部は、表示モニターが回動動作時にバックボードと干渉しないように、表示モニターの回動方向に対し、回動動作を許容するだけの大きさの開口部が設けられている。
この開口部に対して、モニター部の上端面は、モニター部を収納位置に収納させたとき、バックボードの外面に対して略面一となるように設定されているので、バックボードの意匠性を向上させることができる。また、これにより、異物、埃等の進入を防ぐこともできる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより次の効果を得ることができる。
先ず、上記第1の発明のモニター内蔵シートによれば、従来のモーターユニットの構成に比べコストダウンを図ることのできるモニター内蔵シートを得ることができる。
次に、上記第2の発明のモニター内蔵シートによれば、表示モニターが収納位置から使用位置までスムーズな連続動作が更に向上する。
次に、上記第3の発明のモニター内蔵シートによれば、信頼性が更に向上する。
次に、上記第4の発明のモニター内蔵シートによれば、バックボードの意匠性が更に向上すると共に、異物、埃等の進入を防ぐことができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本実施例に係るモニター内蔵シートを車両後方から見た全体斜視図である。図2は、図1のII−II線断面図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。図4は、図1のバックボードの一部を切り欠いた状態を示す主要拡大図である。図5は、表示モニターの状態を示す図1に対応させた全体斜視図である。図6は、表示モニターの状態を示す図1に対応させた全体斜視図である。
まず、本発明の実施例に係るモニター内蔵シート10を説明する。図1に図示されるように、モニター内蔵シート10は、概略、乗員の着座部となるシートクッション12と、乗員の背凭れ部となりシートクッション12に対して傾動可能なシートバック16と、このシートバック16の頂部に組み付けられて乗員の後頭部を支承するヘッドレスト14とから主として構成されている。なお、このモニター内蔵シート10は、前部座席シート(例えば、運転席、助手席等)であり、その後方位置には、後述する表示モニター50を使用(視聴)する使用者が着座する後部座席シート(図示しない)が存在している。
次に、シートバック16について説明する。図2、3に図示されるように、シートバック16は、左右1対のサイドフレーム18と、この両サイドフレーム18に包着状に取り付けられる背凭れクッション20と、この背凭れクッション20の表層部を覆うシートカバー22とから主として構成されている。
この背凭れクッション20には、図示しないボルトによって、その背面側に形成された凹部20aを覆うためのバックボード30が組み付けられている。このバックボード30は、略パネル状に形成されており、表示モニター50を収納できる大きさのパネル状部材で前記背凭れクッション20の背面側に配設されている。このバックボード30は、例えば、剛性を有する合成樹脂によって一体的に成形されたものである。このバックボード30によって、シートバック16の背面側の凹部20aを見栄え良く覆うことができる。
図1に図示されるように、バックボード30のパネル面のうち、その上部位置には、車幅方向に横長となる開口部32が形成されている。この開口部32はバックボード30の内面側と、その外面側とが挿通可能となっている。これにより、後述するモニター部52がバックボード30内部の収納位置と、バックボード外の外部位置との間で直線的動作可能となっている。
図4に図示されるように、背凭れクッション20の背面側のバックボード30に収納可能な表示モニター50について説明する。この表示モニター50は、モニター面54を有するモニター部52と、このモニター部52を支持する架台部56とから構成されている。架台部56はケース状の箱部材から構成されており、バックボード30の内面に対して、その上下方向に直線的動作可能に組み付けられている。この直線的動作可能な構造について説明すると、架台部56のケース内部には、駆動源としてのモーター58とモーター58に接続されたギアボックス60が組み付けられている。このギアボックス60は減速機構を備えたものであり、モーター58の駆動力はギアボックス60を介してシャフト62に伝達される。このシャフト62は、架台部56のケース状の箱部材から突出しており、このシャフト62の両端には、左右1対のピニオンギア64がそれぞれ組み付けられている。そして、そのピニオンギア64の上方位置には、表示モニター50の直線的動作移動時において、表示モニター50のモニター部52をバックボード外の引出し位置に制止させるストッパー66が備えられている。
一方、バックボード30の内面側には、架台部56に備えられた両ピニオンギア64と噛み合い可能な左右一対の直線的動作移動用ラック34が上下方向に直線形状をなして形成されている。詳細には、直線的動作移動用ラック34は、表示モニター50のモニター部52がバックボード30内部の収納位置から、開口部32を通じて、バックボード30外の外部位置までの間を直線的動作可能に配設されている。また、バックボード30の内面には、架台部56を案内する左右1対のガイド38が上下方向であって、かつ、直線的動作移動用ラック34と平行して組み付けられている。そして、両直線的動作移動用ラック34と両ガイド38によって架台部56の両側は挟み込まれた格好となる。これにより、架台部56の両ピニオンギア64とバックボード30の両直線的動作移動用ラック34の噛み合い状態が脱落することがない。
また、バックボード30に形成された開口部32の内面側近傍には、回動動作移動用ラック36が円弧形状をなして形成されて、直線的動作移動用ラック34の上端部の後方側に屈曲して配置されている。詳細には、回動動作移動用ラック36の一端が直線的動作移動用ラック34の上端側と接続される。もう一方の他端は、左右の直線的動作移動用ラック34の間隔を保ち、かつ、車両後方側に屈曲して配置されている。これにより、ピニオンギア64が連続して噛合い移動することができる。
更に、バックボード30に形成された開口部32の内面側であり車幅方向の横長両端近傍にはストッパー受け部材40が形成されている。これにより、表示モニター50が直線的動作移動用ラック34沿いに上方に直線的動作をして、表示モニター50のモニター部52が開口部32を通じて、バックボード30外の引出し位置まで移動したところで、架台部56のストッパー66とストッパー受け部材40が係合して、直線的動作を制止する。そして、このストッパー66とストッパー受け部材40の係合位置を中心位置として、ピニオンギア64が回動動作移動用ラック36上を噛合い移動することによりに回動動作させることができる。
回動動作移動用ラック36の形状は、ストッパー66とストッパー受け部材40の係合位置と、ピニオンギア64と回動動作移動用ラック36との噛合い位置までの距離に対応させた半径による円弧形状で形成されている。そのため、ピニオンギア64が回動動作移動用ラック36上を噛合い移動する際に噛み合い状態が脱落することがない。
そして、モーター58を正転もしくは逆転に駆動させると、その駆動力がシャフト62を介して両ピニオンギア64へ伝達されることになる。これにより、表示モニター50の架台部56を直線的動作移動用ラック34沿いの上下に直線的動作させることができる。また、このように直線的動作させることで、表示モニター50のモニター部52もバックボード内に収納される収納位置とバックボード外の外部位置との間で直線的動作させることができる。
更に、架台部56のストッパー66とストッパー受け部材40が係合して、直線的動作を制止されると、ストッパー66とストッパー受け部材40の係合位置を中心位置として、ピニオンギア64が回動動作移動用ラック36上を噛合い移動することによりに回動動作し、表示モニター50のモニター面54を視聴良好な角度位置状態とする使用位置にすることができる。
ここで「収納位置」とは、モニター部52がバックボード30の内部(すなわち、背凭れクッション20の凹部20a)に収納されている位置である(図1に図示される位置)。
「外部位置」とは、モニター部52が収納位置から開口部32を通じて直線的動作によってバックボード30の外部に突き出した位置で後述する引出し位置と使用位置との間を回動できる範囲を言う(図5、図6に図示される位置)。
「引出し位置」とは、モニター部52が直線的動作でバックボード30の外部に引き出される位置状態を言う。したがってこの「引出し位置」は前記「外部位置」の1つの位置状態である。(図5に図示される位置)。
「使用位置」とは、表示モニター50のモニター面54を視聴良好な角度位置状態とする位置であり、使用者がモニター面54を視聴するときの位置である(図6に示される位置)。
なお、バックボード30の開口部32は、表示モニター50が回動動作時にバックボード30と干渉しないように、表示モニター50の回動方向に対し、回動動作を許容するだけの大きさの開口部32が設けられている。
この開口部32に対して、モニター部52の上端面68には、モニター部52を収納位置に収納させたとき、バックボード30の外面に対して略面一となるように傾斜面が形成されているので、バックボード30の意匠性を向上させることができる。また、これにより、異物、埃等の進入を防ぐことができる。
上記構成からなる本実施例におけるモーターの駆動による表示モニター50の動作は次の通りである。
先ず、図1に図示されるように収納位置から、モーター58が駆動されると、その駆動力はギアボックス60を介してシャフト62に伝達されピニオンギア64が回転する。そうすると、図3に図示されるように、ピニオンギア64の歯が直線的動作移動用ラック34の歯と噛合い、表示モニター50が直線的動作移動用ラック34沿いに上方に直線的動作をする。そして、図5に図示されるように、表示モニター50のモニター部52が開口部32を通じて、バックボード30外の引出し位置まで移動したところで、架台部56のストッパー66とストッパー受け部材40が係合して、直線的動作を制止する。そして、図6に図示されるように、このストッパー66とストッパー受け部材40の係合位置を中心位置として、ピニオンギア64が回動動作移動用ラック36上を噛合い移動することによりに回動動作させる。こうして、表示モニター50のモニター面54を視聴良好な角度位置状態とする使用位置にすることができる。
なお、上記説明におけるモーター58を逆転に駆動させると、表示モニター50は、上記説明の逆の順を追って使用位置から収納位置まで移動させることができる。
本発明の実施例に係る車両用シートは上述したように構成されている。この構成によれば、表示モニター50の直線的動作移動と回動動作移動を単一のモーター58によって達成しているため、従来よりもモーターの構成を1つ減らすことができ、これに伴って動力伝達系の構成も減らすことが可能となりコストダウンを図ることができる。
また、直線的動作移動用ラック34及び回動動作移動用ラック36はピニオンギアが連続して噛合い移動できるように配置されていることから、使用者は収納位置にある表示モニター50を使用位置へとスムーズに移行させることができる。
回動動作移動用ラック36の形状は、ストッパー66とストッパー受け部材40の係合位置と、ピニオンギア64と回動動作移動用ラック36との噛合い位置までの距離に対応させた半径による円弧形状で形成されている。そのため、ピニオンギア64が回動動作移動用ラック36上を噛合い移動する際に噛み合い状態が脱落することがなく信頼性の高いモニター内蔵シート10を提供することができる。
バックボード30の開口部32は、表示モニター50が回動動作時にバックボード30と干渉しないように、表示モニター50の回動方向に対し、回動動作を許容するだけの大きさの開口部32が設けられている。
この開口部32に対して、モニター部52の上端面68には、モニター部52を収納位置に収納させたとき、バックボード30の外面に対して略面一となるように傾斜面が形成されているので、バックボード30の意匠性を向上させることができる。また、これにより、異物、埃等の進入を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、架台部56、および架台部56を直線的動作及び回動動作させる機構はバックボード30の内面側に組み付けられている。そのため、例えば、架台部56もしくはモニター部52に修理を要する場合であっても、背凭れクッション20からバックボード30を取り外し、取り外したバックボード30をそのまま修理店舗へ持っていくことができる。これにより、簡便に修理を行うことができる。
また、開口部32はバックボード30の上部位置に配置されていることから、表示モニター50のモニター面54を視聴良好な角度位置状態とする使用位置にする回動動作の軸を、シートバック16の傾動する軸と平行とした場合には、シートバックを傾動した場合においても、傾動されたシートバック16の位置に合わせて表示モニター50のモニター面54を視聴良好な角度位置状態にすることができる。
また回動動作について、回動角度の微調整機構を備えた場合には、表示モニター50を視聴者の好みの角度に容易に調整することも可能である。
本発明のモニター内蔵シート10は、本実施の形態で説明した外観、構成、処理、表示例等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば上記実施例では、左右一対の直線的動作移動用ラック34及び回動動作移動用ラック36とピニオンギア64によって架台部56をバックボード30内において直線的動作移動及び回動動作移動させる構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、左右一対ではなく、1つの直線的動作移動用ラック34及び回動動作移動用ラック36とピニオンギア64によって架台部56をバックボード30内において直線的動作移動及び回動動作移動とすることもできる。
また、上記実施例では、モーター58、ギアボックス60、シャフト62、ピニオンギア64の構成が表示モニター50の架台部56に組み付けられ、直線的動作移動用ラック34及び回動動作移動用ラック36がバックボードに組みつけられている構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、モーター58、ギアボックス60、シャフト62、ピニオンギア64の構成がバックボードに組みつけられ、直線的動作移動用ラック34及び回動動作移動用ラック36が表示モニター50の架台部56に組み付けられる構成とすることもできる。
また、図2に図示されるように、直線的動作移動用ラック34及び回動動作移動用ラック36がピニオンギア64と噛合う位置は、上方側に配置された構成を説明した。しかし、これに限定されるものではない。
図7に図示されるように、噛合う位置を下方側に配置させたものでも良い。係る場合のストッパー66の配置位置は、実施例と同様にピニオンギア64の上方、すなわち直線的動作移動の軌道上に配置されると、回動動作移動用ラック36と干渉する。そのため、実施例の配置位置よりも車両前方側に配置し、ピニオンギア64直線的動作移動の軌道上を平行するようにすることでストッパー手段の作用を達成できる。
本実施例に係るモニター内蔵シートを車両後方から見た全体斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のバックボードの一部を切り欠いた状態を示す主要拡大図である。 表示モニターの状態を示す図1に対応させた全体斜視図である。 表示モニターの状態を示す図1に対応させた全体斜視図である。 本実施例の変更例を図3に対応させて示す構成図である。
符号の説明
10 モニター内蔵シート
12 シートクッション
14 ヘッドレスト
16 シートバック
18 サイドフレーム
20 背凭れクッション
20a 凹部
22 シートカバー
30 バックボード
32 開口部
34 直線的動作移動用ラック
36 回動動作移動用ラック
38 ガイド
40 ストッパー受け部材
50 表示モニター
52 モニター部
54 モニター面
56 架台部
58 モーター
60 ギアボックス
62 シャフト
64 ピニオンギア
66 ストッパー
68 上端面


Claims (4)

  1. 背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニターが収納されているモニター内蔵シートであって、
    前記バックボードは、前記表示モニターを収納できる大きさのパネル状部材で前記背凭れクッションの背面側に配設されていると共に、該パネル状部材の上部位置には前記表示モニターを前記パネル状部材から出没させることのできる開口部が形成されており、
    前記表示モニターは、該パネル状部材に形成された開口部を通じて前記バックボード内に収納される収納位置とバックボード外の外部位置との間を直線的動作として移動可能に配設されていると共に、該表示モニターの外部位置状態では前記直線的動作で外部に引き出された引出し位置と表示モニターのモニター面を視聴良好な角度位置状態とする使用位置との間を回動動作として移動可能に配設されており、
    前記表示モニターの収納位置と外部位置との間を直線的動作として移動させる移動手段と、外部位置での引出し位置と使用位置との間を回動動作として移動させる移動手段は単一のモーター駆動源で該両手段を連続して移動動作させる駆動構成として前記バックボード内に装備されていることを特徴とするモニター内蔵シート。
  2. 請求項1に記載のモニター内蔵シートであって、
    前記表示モニターを直線的動作として移動させる移動手段及び回動動作として移動させる移動手段は、前記モーター駆動源により回転駆動されるピニオンギアと、該ピニオンギアに噛合う直線的移動用のラック及び回動動作移動用のラックとにより構成されており、
    該直線的動作移動用のラックと回動動作移動用のラックは前記ピニオンギアが連続して噛合い移動できるように配置されており、
    該両ラックとピニオンギアの一方が表示モニター側に取り付けられ、他方がバックボード側に取り付けられることを特徴とするモニター内蔵シート。
  3. 請求項2に記載のモニター内蔵シートであって、
    前記表示モニターとバックボードとの間には、前記表示モニターの直線的動作移動時において前記引出し位置に制止させるストッパー手段を備えており、
    前記回動動作移動用のラックは、前記ストッパー手段位置から、前記ピニオンギアと回動動作移動用のラックとの噛合い位置までの距離に対応させた半径による円弧形状で形成されており、
    前記ストッパー手段を中心として前記モーターのピニオンギアが回動動作移動用のラック上を移動することによりに回動動作させることを特徴とするモニター内蔵シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のモニター内蔵シートであって、
    モニター部の端面のうち、前記バックボードの開口部を進退動作する側の端面は、モニター部を収納位置に収納させたとき、バックボードの外面に対して略面一となるように設定されていることを特徴とするモニター内蔵シート。

JP2007314732A 2007-07-03 2007-12-05 モニター内蔵シート Pending JP2009137400A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314732A JP2009137400A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 モニター内蔵シート
US12/163,123 US7959226B2 (en) 2007-07-03 2008-06-27 Vehicle seats

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314732A JP2009137400A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 モニター内蔵シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009137400A true JP2009137400A (ja) 2009-06-25

Family

ID=40868489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007314732A Pending JP2009137400A (ja) 2007-07-03 2007-12-05 モニター内蔵シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009137400A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010241334A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Toyota Boshoku Corp 車両用シートの表示装置
JP2012170557A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Okamura Corp テーブル装置及び椅子
JP2016224280A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ミネベア株式会社 表示板移動装置及びこれを備えた表示装置
JP2017530904A (ja) * 2014-10-16 2017-10-19 ベントレー モーターズ リミテッド ディスプレイスクリーンマウント

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010241334A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Toyota Boshoku Corp 車両用シートの表示装置
JP2012170557A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Okamura Corp テーブル装置及び椅子
JP2017530904A (ja) * 2014-10-16 2017-10-19 ベントレー モーターズ リミテッド ディスプレイスクリーンマウント
US10543791B2 (en) 2014-10-16 2020-01-28 Bentley Motors Limtied Display screen mount
US10647265B2 (en) 2014-10-16 2020-05-12 Bentley Motors Limited Switch mechanism for an electrically adjusted screen mount
JP2016224280A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ミネベア株式会社 表示板移動装置及びこれを備えた表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7959226B2 (en) Vehicle seats
US20090085383A1 (en) Vehicle seat having an electronic display mounted thereon
JP5050793B2 (ja) 車両用サンバイザ装置
JP2016168931A (ja) 車両用サンバイザ
JP6647409B2 (ja) 車両用シート
JP2009137400A (ja) モニター内蔵シート
JP4169830B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
US9216696B2 (en) Device for vehicle-mounted equipment and vehicle having the same
JP5076685B2 (ja) 車両用シート
JP4305840B2 (ja) 車載用電子機器及びその機器に接続するパネル装着台
CN102005163A (zh) 液晶显示装置
KR100723296B1 (ko) 모니터의 각도 조절장치
JP2004182120A (ja) 車両のインストルメントパネル構造
JP3129586U (ja) 車両用ルームミラー
KR200194087Y1 (ko) 차량용 모니터 자동 수납장치
JP6840439B2 (ja) 車載用表示装置
JP2006315444A (ja) 車両用表示装置
JP2004182141A (ja) 車両のステアリング装置
JP3676854B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
JPH0692187A (ja) テレビジョン受像機の取付装置
JP2008195239A (ja) 車両用サンバイザー装置
KR100477246B1 (ko) 차량용 모니터의 인출구조
KR20000000580U (ko) 자동차용 에이브이 시스템의 모니터 인출장치
KR200395741Y1 (ko) 헤드레스트 전·후진장치
JP6984411B2 (ja) 表示パネル駆動機構および電子機器