JP2009135332A - 光電変換装置用発電アレイおよび光電変換装置、ならびにそれらの製造方法 - Google Patents

光電変換装置用発電アレイおよび光電変換装置、ならびにそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】球状の第1半導体とその一部を残して被覆する第2半導体層を具備する複数の光電変換素子、前記素子を支持する一方極性側の第1導電体層、他方極性側の第2導電体層、並びに双方の導電体層間の電気絶縁層を具備する光電変換装置を低コストで構成するために有効な発電ユニットを得る。
【解決手段】第1導電体層に多数の光電変換素子を支持する素子支持部を間隔を隔てて複数設けるとともに、各素子支持部毎に独立した第2導電体層を接続した発電アレイを構成する。この発電アレイを1以上の任意の数に分割することにより、多様な仕様の光電変換装置に対応できる任意の仕様の発電ユニットを作製する。この発電ユニット単独もしくは複数を直列に接続すれば、発電ユニット同士を並列に接続する工程が簡素化される。
【選択図】図7

Description

本発明は、球状の光電変換素子を搭載した光電変換装置用発電アレイおよび該発電アレイから得られた発電ユニットを搭載した光電変換装置、ならびにそれらの製造方法に関する。
安価で、高出力が期待できる光電変換装置として、第1半導体である球状のp型半導体の表面に、第2半導体層であるn型半導体層を形成した光電変換素子を用いた球状太陽電池が検討されている。当初は、支持体(第1導電体層)の多数の孔のそれぞれに直径1mm前後の球状素子を装着する方式が検討された(特許文献1など)。近年では、底部に孔を設けた多数の凹部を有する第1導電体層の各凹部内に球状素子を取り付け、凹部内面を反射鏡として働かせる方式の低集光型球状太陽電池が提案されている(特許文献2〜5)。これは、光電変換部を薄型化して、高価なシリコンの使用量を低減し、さらに、反射鏡の作用により、直接照射される光の4〜6倍の光を素子に照射させて、光を有効に利用しようとするものである。
この種の光電変換装置およびその代表的な製造方法として、本発明者らによる提案(特許文献3〜5)がある。これらの光電変換装置の発電ユニットは、(1)球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備し、第2半導体層が第1半導体を露出させる開口部を有する複数のほぼ球状の光電変換素子、(2)前記素子を1個ずつ配置する複数の孔を有し、前記第2半導体層が前記孔の縁部に電気的に接続され、かつ第1半導体の露出部を裏面側に臨ませている導電性の第1導電体層、(3)第1導電体層の裏面側に接合され、前記第1半導体の露出部の少なくとも一部に対向する孔を有する電気絶縁層、並びに、(4)電気絶縁層上に形成され、前記素子のそれぞれの第1半導体を、電気絶縁層の孔を通して相互に電気的に接続する第2導電体層を具備する。
第2導電体層は、例えば、電気絶縁層の裏面に貼り付けられた金属シートと各素子の第1半導体とを、電気絶縁層の孔に充填され固化された導電性ペーストなどにより、電気的に接続することにより形成される。これにより、発電ユニットが構成され、例えば、出力1ワット前後の発電ユニットには約1800個という多数の直径約1mmの微小な素子が装着される。こうした発電ユニットの複数を直列あるいは並列に適宜組み合わせて電気的に接続することにより、所望の電圧および出力を備えた光電変換装置が構成される。
上記の発電ユニットの第1導電体層には発電ユニット内の各素子の第2半導体層が並列に接続され、金属シートなどの第2導電体層には第1半導体が並列に接続されている。従って、第一の発電ユニットの第1導電体層に第二の発電ユニットの第2導電体層を接続し、第二の発電ユニットの第1導電体層に第三の発電ユニットの第2導電体層を接続するというように、順次、溶接などにより接続することにより、上記の発電ユニットの複数を直列に接続することができる。
一方、発電ユニットの構造上、複数の発電ユニットの第1導電体層同士、および第2導電体層同士をそれぞれ接続することが困難なために、複数の発電ユニットを並列に接続することは困難であり、一般的には採用されない。従って、所望の電圧および電力を備えた光電変換装置の発電要素を構成するためには、通常は、所定数の発電ユニットが直列に接続された発電ブロックの所定数を、さらに並列に接続するという複雑な工程が必要であり、その簡素化が課題とされている。
上記の課題を解決するためには、例えば、予め通常の発電ユニットの数倍〜数十倍の多数の素子が並列に接続された大型の発電ユニットを構成して、これを直列に接続することにより、発電ブロック同士を並列に接続する工程を簡素化する方法も考えられる。しかし、このような大型の発電ユニットでは、第1導電体層に極めて多数の素子が取り付けられるので、電気特性が不十分な素子の混在、素子と第2導電体層あるいは第1導電体層との不十分な電気的接続および短絡、並びに第1導電体層と第2導電体層との短絡などの不具合が発生する頻度が高くなる。
このような不具合は、通常は全体の素子のごく僅かの比率の素子が関与するものであり、局所的に発生するものであるが、発生部位に止まらず、発電ユニット全体にわたるリーク回路を形成するなど、発電ユニット全体の特性の悪化に繋がる場合が多い。このような不具合が一定レベル以上に発生した発電ユニットは不良品として廃棄するか、発生部位の素子を取除いたり、短絡回路を遮断するなどの処置を施す。しかし、上記の不具合の程度や種類によっては、上記の処置を施しても発電ユニットとしての所定の特性を満たすことできず、廃棄せざるを得ない。特に発電ユニットを大型化した場合には、上記の問題が頻繁に発生し易い。
さらに、上記のように、大型の発電ユニットを直列に接続して発電ブロックを構成する場合には、個々の光電変換装置の仕様に応じた専用の発電ユニットを設計する必要がある。これは、様々な仕様に対応して光電変換装置を製造するためには、非効率的な方法である。
上記の従来技術の問題点を解決する有効な手段を見出し、多様な仕様の発電ユニットを効率的に構成できる手段を見出すことは、高信頼性、低コストの光電変換装置を提供するための不可欠な課題とされている。
特開昭61−124179号公報 特開2002−50780号公報 特開2002−164554号公報 特開2004−63564号公報 US2006/0185716A1
本発明は、球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備し、第2半導体層が第1半導体を露出させる開口部を有する複数のほぼ球状の光電変換素子、前記素子を支持し、かつ素子の第1半導体または第2半導体層と電気的に接続された第1導電体層、前記素子の第2半導体層または第1半導体と電気的に接続された第2導電体層、および第1導電体層と第2導電体層を絶縁する電気絶縁層を具備する発電ユニットを備えた光電変換装置およびその製造方法の改良に関する。
本発明が解決しようとする課題は、上記の光電変換装置に関する前記の従来技術の問題点を解決することである。特に、一定の仕様の部品と共通した製造工程によって、様々な仕様の光電変換装置に対応できる発電ユニットを効率的に構成する手段を確立することである。これにより、高出力、低コストの光電変換装置を提供することを目的とする。
本発明の光電変換装置用発電アレイは、光電変換装置に組み込まれる発電ユニットそのもの、もしくは、これを分割して発電ユニットとするものであって、
多数の光電変換素子を支持する素子支持部を長手方向に間隔を隔てて複数設けた第1導電体層、
前記第1導電体層の各素子支持部にそれぞれが独立に支持された多数の光電変換素子であって、球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備し、前記第2半導体層が前記第1半導体を露出させる開口部を有し、前記第1半導体または第2半導体層が前記第1導電体層に電気的に接続された光電変換素子、
前記各素子支持部毎に、素子支持部の光電変換素子の第2半導体層または第1半導体と電気的に接続された第2導電体層、および
前記第1導電体層と第2導電体層とを絶縁する電気絶縁層
を具備することを特徴とするものである。
本発明の光電変換装置は、上記の光電変換装置用発電アレイそのもの、上記光電変換装置用発電アレイを分割したもの、もしくはそれらから不要な部分を取り除いたもの、からなる発電ユニットの単独、または前記発電ユニットの複数を直列に電気的に接続してなる発電ブロックを備えたものである。
本発明の第1の光電変換装置用アレイの製造方法は、多数の光電変換素子を支持する素子支持部を長手方向に間隔を隔てて複数設けた第1導電体層を作製する工程、
球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備し、前記第2半導体層が前記第1半導体を露出させる開口部を有する多数の光電変換素子を、前記第1導電体層の各素子支持部にそれぞれを独立に支持させて、前記第1半導体または第2半導体層を前記第1導電体層に電気的に接続する工程、および
前記各素子支持部毎に、素子支持部の光電変換素子の第2半導体層または第1半導体に第2導電体層を電気的に接続するとともに、前記第1導電体層と第2導電体層とを絶縁する電気絶縁層を形成する工程
を含むことを特徴とする。
本発明の第2の光電変換装置用アレイの製造方法は、多数の光電変換素子を支持する素子支持部を長手方向に間隔を隔てて複数設け、前記各素子支持部内に前記光電変換素子を一個ずつ支持するための孔を複数設けた第1導電体層を作製する工程、
球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備する多数の光電変換素子を、前記第1導電体層の裏面側に前記光電変換素子の一部が臨むように、前記素子支持部内の孔にそれぞれを独立に支持させるとともに、前記第2半導体層を前記孔の縁部に電気的に接続する工程、
前記第1導電体層の裏面側に電気絶縁層を形成する工程
前記電気絶縁層に前記第2半導体層を露出させる孔を開ける工程、
前記孔内の第2半導体層を除去して、前記第1半導体の一部を露出させる工程、および
前記各素子支持部毎に、前記電気絶縁層上に第2導電体層を設けるとともに、前記素子支持部の光電変換素子の前記第1半導体の露出部と前記第2導電体層とを前記電気絶縁層の孔をとおして電気的に接続する工程、
を含むことを特徴とする。
本発明では、まず、多数の光電変換素子を複数の素子支持部に分けて第1導電体層に支持させ、各素子支持部のそれぞれに対応する部位の電気絶縁層の上に、各素子支持部毎に互いに独立した第2導電体層を形成することにより発電アレイを構成する。さらに、前記発電アレイを所定数に分割することにより一つ以上の素子支持部を有する発電ユニットを作製する。上記の発電アレイは単独で発電ユニットとすることもできる。
上記のように、本発明による発電アレイを標準的な発電アレイとして、これを1以上の適宜の数に分割することにより、任意の数の素子支持部を有する、様々な仕様の光電変換装置に対応できる発電ユニットを効率的に得ることができる。これらの発電ユニットの単独もしくは、所定数を電気的に直列に接続することにより、所望の電圧、電力を備えた多様な光電変換装置を構成することが可能になる。さらに、本発明による複数の素子支持部を備えた発電ユニットを直列に接続して発電ブロックを構成することにより、発電ブロック同士を並列に接続という従来の煩雑な工程を解消もしくは効果的に削減できる。
また、各素子支持部毎に独立した第2導電体層が電気的に接続されるので、発電アレイを分割する以前の工程において、各素子支持部毎の電気的特性のチエックが可能となる。これにより、特性不良箇所の特定が容易となり、不良素子の除外や短絡回路の解除などの処置を適切に施すことができる。さらに、前記処置を施しても一定レベルの特性が得られない場合でも、当該素子支持部のみの限定的な不良に止まるので、工程不良による損害を効果的に削減できる。
本発明により、光電変換装置に組み込まれる発電ユニット相互間の並列接続工程が不要もしくは簡素化されるとともに、一種の仕様の発電アレイから、多種の仕様の発電ユニットが得られる。さらに、内部短絡、電気的接続不良、素子の特性不良などに起因する工程中の損失を低減することができる。これらの効果により、低コスト、高信頼性の光電変換装置を提供することができる。
本発明の発電アレイにおいては、第1導電体層の素子支持部間の少なくとも一つを、発電アレイを分割するための切断予定部とすることが好ましい。また、第1導電体層の各素子支持部は相互に区画され、各素子支持部に同数の素子が同一のパターンで支持されていることが好ましい。また、上記の各素子支持部の外周部には鍔部が設けられ、前記の切断予定部が各素子支持部間の鍔部のほぼ中央部に位置することが好ましい。
本発明における第1導電体層は、複数の方形の素子支持部、およびそれぞれの素子支持部を囲み、素子支持部より一段高くなった鍔部からなり、前記素子支持部の配列方向に沿って一体に連なった鍔部の一対の帯状の部分に、ガイド孔を有することが好ましい。このガイド孔は、各工程において第1導電体層を高精度で所定の部位に位置決めするために有効である。さらに本発明においては、多数の素子支持部が一定間隔で形成されたフープ状の長尺の第1導電体層を用いれば、連続的な工程によって効率的に発電ユニットを作製することが可能となる。
また、第1導電体層は平板状であってもよいが、各素子支持部は、光電変換素子を一個ずつ支持するための複数の孔を有することが好ましい。さらに、各素子支持部は、上記の孔を底部に有する複数の凹部を隣接して表面に有し、凹部の内面に反射鏡層を有することが好ましい。
本発明における光電変換素子は、第2半導体層の表面を被覆する反射防止膜を有し、第2半導体層および反射防止膜が第1半導体を露出させる開口部をそれぞれ同部位に有するものであることが好ましい。
本発明の発電アレイにおける第1導電体層および第2導電体層の主材料は、導電性の金属シートであることが好ましい。第1導電体層の材料は銅、ニッケルなどの導電性材料を使用できるが、アルミニウムあるいはアルミニウムを主成分とする合金が好ましい。導電性および反射性に優れた銀などの層を、メッキ、スパッタ、又は真空蒸着などで凹部の内面に形成すれば、導電体および反射鏡としての機能が高まり、光電変換装置の出力を増大させることができる。
本発明の光電変換装置は、第1導電体層および第2導電体層のそれぞれの基材がアルミニウムまたはアルミニウム合金であり、隣接する前記発電ユニットの一方の発電ユニットの第1導電体層と他方の発電ユニットの第2導電体層のそれぞれの端部同士が溶接されて、発電ユニットの複数が直列に接続された発電ブロックを備えていることが好ましい。
本発明の光電変換装置においては、上記発電ブロックの一方の端に位置する発電ユニットの第1導電体層および他方の端に位置する発電ユニットの第2導電体層のそれぞれに端子板が接続され、該端子板はアルミニウムもしくはアルミニウム合金からなる基材シートと、該基材シートの片面側に結合された、少なくとも表面が銅、黄銅、錫、鉄、銀、および半田からなる群より選ばれた少なくとも一種を主成分とする金属層からなり、基材シート側が第1導電体層および第2導電体層のそれぞれに溶接されていることが好ましい。
本発明の光電変換装置の製造方法においては、前記の光電変換装置用アレイを、所定数の発電ユニットに分割する工程を含むことが好ましい。さらに、発電ユニット、の複数を直列に接続する工程を含むことが好ましい。
本発明における代表的な第1導電体層の平面図を図1(1)に示し、図1(2)には素子支持部内の凹部とその底部に設けられた孔の部分の拡大図を示す。この第1導電体層20は、例えば、厚さ0.2mmのアルミニウム薄板をプレス加工して作製される。第1導電体層20には、素子支持部27が、4個形成され、各素子支持部27内には、底部に孔22を有する多数の凹部21が形成されている。これらの孔は、各素子支持部において同じ数だけ規則的に配列している。凹部21は蜂の巣状に密に形成され、底になるほど狭く、それらの各開口端23は六角形であって相互に隣接し、その底部に形成された孔22は素子の外径より小さい。
各素子支持部27の周囲には鍔部25が設けられ、該鍔部25は素子支持部27より一段高くなった位置にある。即ち、鍔部25は、素子を個々に取り付ける凹部21の開口端23とほぼ同一もしくはやや低い位置にある。第1導電体層20の長手方向(素子支持部の配列方向)に沿って一体に連なった部分の鍔部のうち、一方の側の帯状の鍔部25aには素子支持部27毎に3個のガイド孔26aが形成されている。他方の側の鍔部25bには、素子支持部毎に1個の突起部29が設けられ、その突起部にはガイド孔26bが形成されている。隣接する素子支持部は互いの鍔部によって隔てられており、後の工程で発電アレイを分割する場合には、隣接する素子支持部の長手方向の鍔部25cおよび25dの境界線28の少なくとも一つの線に沿って切断される。
第2導電体層は、通常、電気絶縁層上に接合した金属シートにより構成されるが、ITO(In23−SnO2)などの導電性の薄膜により構成してもよい。上記の金属シートは電気絶縁層の孔を通して導電性ペーストや導体バンプなどの層間接続部により、第1半導体と電気的に接続される。金属シートとしては、通常はアルミニウムシート、あるいはアルミニウムを主成分とする合金のシートを用いるが、銅、ニッケルなどの金属のシートであってもよい。無孔性のシート以外に、例えば厚さ15〜100μm程度の薄板に多数の孔を設けた多孔性シートを用いる場合もある。
本発明における光電変換素子について詳細に説明する。素子の中核を構成する球状の第1半導体は、例えば、極微量のホウ素を含むp型多結晶シリコン塊を坩堝内に供給し、不活性ガス雰囲気中で溶融させ、この融液を坩堝底部の微小なノズル孔から滴下させ、その液滴を自然落下中に冷却して固化させることにより作製できる。この第1半導体は、多結晶または単結晶のp型半導体である。通常は、その表面を研磨し、さらにエッチングなどにより表面層の約50μmを除去した後、球状の第1半導体として用いる。
p型の第1半導体を、例えば、オキシ塩化リンを拡散源として800〜950℃で10〜30分間熱処理することにより、その表面に、第2半導体層、即ちn型半導体層として、厚さ約0.5μm程度の燐の拡散層が形成される。上記の素子とは逆に、第1半導体がn型半導体であり、第2半導体層がp型半導体層であってもよい。第1半導体は、芯体の外周面に第1半導体層が被覆されたものや、中心付近が空洞のものであってもよい。第1半導体は、真球が好ましいが、ほぼ球状であればよい。第1半導体の直径は、通常0.5〜2mmであり、0.8〜1.2mmが好ましい。
光電変換素子は、結晶シリコン半導体を主成分とする以外に、化合物半導体などからなってもよく、アモルファス材料などからなってもよい。また、素子は、第1半導体と第2半導体層の界面にノンドープ層を形成したpin形構造のもの、MIS形、ショットキーバリヤ形、ホモ接合形、またはヘテロ接合形などの構成を有していてもよい。
第1半導体1の表面に第2半導体層2が形成されている素子10Aを図2(1)に示す。第2半導体層2に開口部4を形成した素子10Bを図2(2)に示す。第2半導体層2および第1半導体1が部分的に削りとられて第1半導体の露出部3が形成されている。第1半導体の露出部3に導電層6が形成されている素子10Cを図2(3)に示す。図3には第2半導体層2上に反射防止膜5が形成されている素子を示す。図3(1)は図2(1)の素子に対応するもので、これを加工すれば、図3(2)および図3(3)に示すような素子とすることができる。図2(3)および図3(3)の導電層6は、例えば、第1半導体の露出部3に導電性ペーストを塗着し、高温で熱処理することにより形成される。
導電層形成用の導電性ペーストは、銀、金、銅、ニッケルなどの金属あるいはそれらの合金の粉末などからなる導電材、バインダー、および溶媒ないしは分散媒を含む導電性ペーストを使用できる。第1半導体がp型の場合はアルミニウム粉末、n型の場合はリンもしくはリン化合物などの、それぞれの添加材を含むものが好ましい。塗着後の熱処理により、第1半導体とのオーミックな導電性に富む層が、導電層の第1半導体との接合面側に形成される。この導電性に富む層は、導電性ペースト中の上記添加材と第1半導体表面のシリコンとの合金層ないしは拡散層として形成されるもので、第1半導体と第2導電体層とを低抵抗で電気的に接続するために有効に作用する。
図3の各素子の反射防止膜には、例えば、溶液析出法、霧化法またはスプレー法などで形成したZnO、SnO2またはITOなどを主体とする薄膜を適用することができる。これらの素子は、第2半導体層と第1導電体層とが反射防止膜を介して電気的に接続される場合が多いので、反射防止膜は導電性を有することが好ましい。特に、フッ素およびアンチモンの少なくとも一方をドープした、厚さ50〜100nmの導電性のSnO2膜が好ましい。例えば、第2半導体層形成済みの多数の素子を加熱板上において回転させながら400〜600℃に加熱し、フッ化アンモニウム、フッ酸、五塩化アンチモンまたは三塩化アンチモンなどのドープ材料および四塩化錫、二塩化ジメチル錫またはトリメチル塩化錫などの錫化合物の溶液の微粒子を、素子表面に吹きつけることにより、ほぼ一定厚みの導電性SnO2膜が形成される。
本発明における電気絶縁層は、通常、電気絶縁性シートを第1導電体層の裏面側に接合することにより形成される。電気絶縁性シートとしては、例えば、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、および、ポリカーボネイト、ポリテトラフルオロエチレン、熱可塑性ポリイミドおよびポリエーテルエーテルケトンなどの熱可塑性樹脂のシートないしはフィルムが用いられる。特に好ましい電気絶縁性シートは半硬化状態の樹脂シートであり、半硬化状態のエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂もしくはこれを主体とするシート、および基材シートの両面に半硬化状態の熱硬化性樹脂層を形成したシートなどがある。
これら半硬化状態の樹脂シートは、第1導電体層の裏面に熱圧着する際の加熱により、適度な柔軟性と粘着性が付与されて第1導電体層に強固に密着する。さらに、この樹脂シートに金属シートを熱圧着して第2導電体層を形成する際の加熱・加圧により、接着剤を用いることなく、樹脂シートを介して第1導電体層および金属シートを強固に結合させることができる。
本発明においては、第1半導体が第1導電体層に電気的に接続され、第2半導体層が第2導電体層に電気的に接続される場合と、その逆に、第2半導体層が第1導電体層に電気的に接続され、第1半導体が第2導電体層に電気的に接続される場合がある。以下には、代表例として、後者の場合の光電変換装置用発電アレイ、光電変換装置およびその製造方法の実施形態について具体的に説明する。
1)光電変換装置用発電アレイの代表的な実施形態
本実施形態は、第1導電体層に装着する段階で用いる素子の形態に対応して、三種類に大別される。以下に、それぞれの場合の実施形態を詳細に説明する。
1−(1) 図2(1)または図3(1)の素子を用いる場合、
まず、例えば、図2(1)の素子10Aを図1の第1導電体層の孔の部分に固定した組立体を準備する。図4に示す組立体30Aは、素子10Aの第2半導体層2が第1導電体層20の凹部21の孔の縁部に導電性接着剤24により接続され、かつ素子10Aの一部が第1導電体層20の裏面側に臨んでいる。図4には、図1(2)のIV−IV線で切った断面図に相当する第1導電体層の一部のみを示している。第1導電体層20には4個の素子支持部27が設けられ、各素子支持部には約1800個の素子が支持されている。各素子支持部のサイズは約50×150mmであり、相互に約5mmの間隔をおいて配列されている。
導電性接着剤24は、第1導電体層の孔の周縁部にリング状に塗着される。組立体30Aは、塗着された接着剤が乾燥する以前に、第1導電体層に素子を配置し、加熱して接着剤を固化させることにより構成される。導電性接着剤には、銀、アルミニウム、銅、ニッケルなどの導電材、バインダー、および溶媒ないしは分散媒を含む導電性ペーストを使用できる。
第2半導体層が反射防止膜で被覆された図3(1)の素子を第1導電体層に固定する場合には、第2半導体層は、導電性の反射防止膜を介して、導電性接着剤により第1導電体層に電気的に接続される。
次いで、組立体30Aに支持された素子10の第1導電体層20の裏面側に臨む部位に第1半導体の露出部13を形成する(図5(1))。具体的には、エッチング、もしくはサンドブラスト、ブラッシングなどの機械的な研磨、またはこれらの併用などにより素子の表面層(厚さ約1〜3μm)を除去する。除去される表面層は、第1半導体の極く表面の層とその上の第2半導体層であり、図3(1)の素子を用いる場合は、その上の反射防止膜を含む。
第1半導体の露出部13には導電層を形成するのが好ましい。まず、前記の導電層形成用の導電性ペーストを第1半導体の露出部13に塗着し、直径約300μm、厚さ約50μmの塗布層を形成する。次いで、この塗布層にYAGレーザを照射して導電層16を形成する(図5(2))。このレーザ照射により局所的に高温の熱処理が施され、第1半導体の露出面のシリコンとペースト内のアルミニウムとの合金層が形成される。この合金層は、第1半導体と第2導電体層との低抵抗の電気的接続に寄与する。導電層は上記の合金層を主体とした薄肉の層である。
第1半導体の露出部もしくは上記の導電層の上には、後の工程でレーザ照射により電気絶縁層に孔を開け易くするために、導電性ペーストの塗布層を形成することが好ましい。導電性ペーストは、銀、銅、ニッケルおよび金のうちの少なくとも一種の導電材を含むものを使用できる。第1半導体の露出部の直径が0.4〜0.7mmの場合には、塗布層の直径は0.2〜0.5mm、厚みは50〜100μmが好ましい。図5(3)に、図5(2)の導電層6の上に導電性ペーストの塗布層7を形成した状態を示す。導電層16は単独でも電極の機能を有するが、上記のように、導電層16と導電性ペーストの塗布層7の双方で電極の機能を果たすこともできる。導電性ペーストの塗布層7は、加熱して固化することが好ましい。
次に、第1導電体層の裏面に電気絶縁層を接合する。例えば、半硬化状態のエポキシ樹脂からなる樹脂シート40を図5(3)の組立体の第1導電体層20の裏面に軽く圧着して仮固定した後、二枚の熱盤で挟んで加圧することにより、樹脂シート40は、第1導電体層20の裏面に貼り付ける(図6(1))。樹脂シートを用いる方法以外に、第1導電体層の裏面に樹脂ペーストを塗布し乾燥することにより形成された樹脂層を電気絶縁層とすることもできる。樹脂ペーストには、ポリイミド系、シリコーン系、ウレタン系、アクリル系などの樹脂を有機溶媒や水に溶解または分散させたものを用いる。
次いで、第1半導体の露出部の少なくとも一部が対向する部位の電気絶縁層にレーザを照射することにより、該部位の電気絶縁層に孔を開ける。前記の導電性ペーストの塗布層に含まれる銀などの金属に対しての炭酸ガスレーザの反射率が高いので、この塗布層を電気絶縁層の下地として形成しておけば、被照射部位にレーザのエネルギーが集中的に吸収される。これにより、所定の位置に所定の寸法・形状の孔を、より正確に開けることができる。この孔は後の工程で各素子の第1半導体を第2導電体層に接続するための導電路となる。
図6(1)の組立体の電気絶縁層に孔を開ける工程を図6(2)に示す。樹脂シート40の、導電性ペーストの塗布層7に対向する部位に、炭酸ガスレーザ照射装置11によりレーザ12を照射する。これにより、厚さ75μmの樹脂シート40を貫通する直径約0.3mmの孔42が開けられ、その孔42の内部に導電性ペーストの塗布層7が露出する。
図6(2)の工程を経た組立体の各素子支持部のそれぞれに対応する互いに分離された金属シートを電気絶縁層の上に接合し、この金属シートと該素子支持部内の素子の第2半導体層とを、電気絶縁層の孔を通して導電性の層間接続部により電気的に接続する。これにより、各素子支持部内の素子の第1半導体を相互に並列に接続する第2導電体層が形成される。
その代表的な実施形態は、導電路に導電性ペーストを充填した後、金属シートを電気絶縁層に接着する方法である。まず、図6(2)の組立体の樹脂シート40の孔42を満たすよりやや多量に孔内に導電性ペースト55を充填する(図6(3))。導電性ペーストには、第1導電体層に素子を固定するために用いた導電性接着剤と同様のものを使用する。
次いで、図6(3)の組立体の電気絶縁層に、素子支持部毎に、第2導電体層としての金属シートを個別に接着することにより発電アレイが構成される。図7(1)は、その発電アレイの部分的な縦断面図であり、図7(2)はこの発電アレイを金属シート側から見た平面図である。約1800個の素子10が装着された各素子支持部に対向する位置に、樹脂シート40を介して、独立した4枚のアルミニウム製の金属シート75を重ね合わせて加熱圧着した後、熱処理して導電性ペースト55を固化し、同時に樹脂シートを硬化させる。これにより、各金属シート75は樹脂シート40に強固に接合し、かつ、各素子支持部内の各素子の第1半導体1は対応する金属シート75に確実に電気的に接続される。
金属シート75の素子支持部と対向する部分75aは素子支持部とほぼ同サイズであり、第1半導体側の端子部となる部分75bは第1導電体層20の外側に突出している。素子支持部の配列方向に沿った第1導電体層の両端部のうち、ガイド孔26aが形成されている側では、樹脂シートの端40aは金属シートの端75cのやや外側にある。これに対向する側では、突起部29を除く部分の第1導電体層の端20aよりもやや外側に樹脂シートの端40bがある。素子支持部の長手方向に沿った第1導電体層の両端部20cおよび20dでは、第1導電体層20の端と樹脂シート40の端とがそれぞれ重なっている。
この発電アレイを分割して、例えば二つの発電ユニットを得る場合には、切断予定部30である右から2番目の金属シート75Xと3番目の金属シート75Y間のほぼ中央の線(双方の金属シート75Xおよび75Yのそれぞれに対向する二つの素子支持部の鍔部の境界線)に沿って発電ユニットを切断する。
第2半導体層2が反射防止膜5で被覆された図3(1)の素子を用いた場合にも上記と同様の方法により発電アレイを構成することができる。
導電路に充填された導電性ペーストが加熱されると、ペースト中の有機溶剤や樹脂などの揮発あるいは熱分解による気化成分が電気絶縁層と金属シートの間に介在し、両者間の接合や第1半導体と金属シートとの電気的導通が不安定になる場合がある。これを防止するためには、多数の通気孔を設けた金属シートを、個々の導電路に少なくとも通気孔の一部が対向するように、電気絶縁層に貼り合わせればよい。
次に、他の実施形態として、電気絶縁層と金属シートのそれぞれに、互いに連通する孔を設け、連通する二つの孔に導電性ペーストを充填し、固化して第2導電体層を形成することによって、発電アレイを構成する方法を説明する。
例えば、まず、図6(1)の組立体の樹脂シート40に、第1導電体層の凹部の孔と対応する位置に孔44を有するアルミニウム製の金属シート35を貼り付ける(図8(1))。次いで、金属シートの孔44内にレーザ15を照射して、その部位の樹脂シート40に孔52を開ける(図8(2))。次いで、双方の孔52および44に導電性ペースト55を充填し、これを固化する(図8(3))。これにより各素子の第1半導体が金属シートに電気的に接続される。図8(3)と同構造の発電アレイは、例えば、電気絶縁層と金属シートを順次、第1導電体層の裏面に接合するか、両者が一体化された複合シートを第1導電体層の裏面に接合した後、両者を連通する孔を形成し、その孔に導電性ペーストを充填して固化することによっても構成できる。
以上の第2導電体層の形成方法においては、いずれも、固化された導電性ペーストを層間接続部としたが、第1半導体側に形成された導体バンプを層間接続部とすることもできる。例えば、図5(2)の組立体の第1半導体の露出部13上の導電層16上に円錐状の導体バンプを形成する。導体バンプは、比較的高粘度の導電性ペーストを、厚手のメタルマスクを用いて導電層上に塗布し、これを加熱して固化することにより形成される。導体バンプの先端部は先細状であり、電気絶縁層を貫通し、さらに金属シートに当接するに十分な100〜300μm程度の厚みが好ましい。
次いで、第1導電体層20の裏面に樹脂シート40を重ね合わせて加圧し、両者を貼り合わせるとともに導体バンプ8の先端部を樹脂シート40から突き抜けさせる(図9(1))。さらに、金属シート45を樹脂シート40に重ね合わせて加圧することにより、両者を貼り合わせるとともに、塑性変形させた導体バンプ8の先端部を金属シート45に当接させる(図9(2))。これにより、導体バンプを層間接続部として、金属シートと各素子の第1半導体が電気的に接続された第2導電体層が形成される。
以上の各実施形態では、素子の第1半導体の一部に露出部を形成した後、第1導電体層の裏面側に電気絶縁層を形成したが、電気絶縁層を形成した後、第1半導体の露出部を形成する方法を採ることもできる。その実施形態を図10に沿って説明する。
まず、図4の組立体を用意し、その第1導電体層20の裏面側に半硬化状態の樹脂シート40を貼り付ける(図10(1))。次いで、レーザ照射により、樹脂シート40に孔62を開ける(図10(2))。次いで、孔62内の第2半導体層2をエッチングにより除去し、第1半導体1の露出部33を形成する(図10(3))。次いで、該露出部に導電性ペーストを塗布し、これにレーザを照射して、導電層36を形成する(図10(4))。次いで、孔62内に、その孔を満たすよりやや多量に導電性ペースト65を充填した後、4個の素子支持部のそれぞれに対向させて、金属シート75を貼り付け、これを加熱して、導電性ペースト65および樹脂シート40を固化させることにより、発電アレイを構成する(図10(5))。
1−(2) 図2(2)または図3(2)の素子を用いる場合
第2半導体層に第1半導体の一部を露出させる開口部を形成した素子を用いて発電アレイを組み立てる場合の代表的な実施形態を図11に沿って説明する。
先ず、図4の組立体30Aの構成方法に準じて、孔の縁部に導電性接着剤24を塗着した第1導電体層20に図2(2)の素子を固定する(図11(1))。素子10Bは、第1半導体1の露出部3が第1導電体層20の裏面側に臨むように位置合わせして固定される。次いで、図6の方法に準じて第1導電体層20の裏面に貼り合わされた樹脂シート70に、導電路となる孔72を開ける((図11(2))。次に、孔72の内部の第1半導体の露出部3に導電性ペーストを塗布し、これにレーザを照射して、図5(2)に準じた方法で導電層76を形成する((図11(3))。次いで、図7(1)の方法に準じて、孔72にその孔を満たすよりやや多くの導電性ペースト85を充填した後、樹脂シート70に、各素子支持部に対応する金属シート75を貼り付け、次いで導電性ペースト85を固化する((図11(4))。
1−(3) 図2(3)または図3(3)の素子を用いる場合
第1半導体の露出部を形成し、さらにその露出部に導電層を形成した素子を用いて発電アレイを組み立てる場合の代表的な実施形態を図12に沿って説明する。
先ず、図4の組立体30Aを構成した方法に準じて、孔の縁部に導電性接着剤24を塗着した第1導電体層20に図2(c)の素子を固定する(図12(1))。この際、素子10Cは、第1半導体1の露出部3および導電層6が第1導電体層20の裏面側に臨むように位置合わせして固定される。次いで、図6の方法に準じて、樹脂シート70を第1導電体層20の裏面に貼り合わせ、これに導電路となる孔62を開ける((図12(2))。次いで、図7(1)の方法に準じて、孔62にその孔を満たすよりやや多くの導電性ペースト65を充填した後、樹脂シート70に、各素子支持部に対応する金属シート75を貼り付け、次いで導電性ペースト65を固化する((図12(3))。
上記の実施形態1−(2)または1−(3)において、導電性の反射防止膜で第2半導体層が被覆された図3(2)または図3(3)の素子を用いて発電アレイを構成する場合にも、上記の図11または図12と同様の方法が適用できる。これらの場合、第2半導体層と第1導電体層の間に反射防止膜が介在する構造となる。また、図11および図12以外にも、実施形態1―(1)の種々の形態の工程やその手順に準じて、実施形態1−(2)または1−(3)における種々の形態を採ることができる。
また、上記の各実施形態では、第1半導体の露出部に導電層を形成し、あるいは、その上に導電性ペーストの塗布層を形成するという好ましい形態を採用した。しかし、上記の導電層およびは導電性ペーストの塗布層は必ずしも必要としない。こうして得られる発電アレイにおいては、球状の光電変換素子が第1導電体層の各素子支持部内の凹部の所定位置に強固に固定され、さらに、固定された全ての素子の第1半導体と第2導電体層、第2半導体層と第1導電体層とが確実に電気的に接続されている。これらの各実施形態により構成された発電アレイの全体図は何れも図7(2)と同様なので、個々の説明は省略する。
上記の実施形態に拘らず、通常、素子支持部内の素子数は1500〜2500程度であり、発電アレイ中の素子支持部の数は2〜15程度であるが、これらの数には格別な制約はない。特に、多数の素子支持部が所定間隔をおいて設けられたフープ状の長尺の第1導電体層を用いて発電アレイを作製し、この発電アレイを任意の数に分割する方法を採れば、多種の仕様の光電変換装置に対応できる発電ユニットを、効率的に得ることができる。
2)発電アレイから得られる発電ユニットの代表的な実施形態
本発明における発電アレイは、単独もしくは所定数に分割されて、発電ユニットとなる。発電ユニットは、多くの場合、第1導電体層のガイド孔の設置部など、光電変換装置に組み込む段階では不要な部分を発電アレイから取り除かれている。これらの発電ユニットは単独で光電変換装置に組み込まれる場合もあるが、多くの場合、複数個が直列に接続されて組み込まれる。
本発明における発電ユニットの代表的な実施形態を具体的に説明する。例えば、4個の素子支持部にそれぞれ素子が支持されている図7の発電アレイを二つに分割すれば、二つの素子支持部を備えた2個の発電ユニットが得られる。この発電ユニットは、図7の発電アレイの切断予定部30の第1導電体層20を樹脂シート40とともに切断し、必要に応じて、さらに、第1導電体層のガイド孔26aおよび26bが形成されている部分の鍔部25aおよび突起部25bなど、発電ユニットとしては必ずしも必要としない部分を切り落とすことにより作製される。
図13は上記の発電ユニットの底面図、即ち、第1導電体層側から見た図である。発電ユニットの長辺側の縁部103および104は、第1導電体層20、樹脂シート40および金属シート(第2導電体層)75の3層からなっている。短辺側の一方の縁部101では、第1導電体層および樹脂シートの端20aおよび40bよりも外側に金属シートの端部75bが突出している。他方の縁部102では、電気絶縁層および第2導電体層の端40aおよび75cよりも外側に第1導電体層20の端部20bが突出している。
この発電ユニットの素子支持部のサイズは約50×150mmであり、第1導電体層の端部75bを除く発電ユニットのサイズは、約107×155mmである。第1導電体層および第2導電体層の端部20bおよび75bは、発電ユニット同士を接続する場合の、それぞれ第2半導体層側および第1半導体側の接続部となる。上記の発電ユニットは、2個の素子支持部を有し、合計で約3600個の素子10が支持されており、開放電圧は0.57Vで、約2Wの出力が得られる。
発電アレイそのものを発電ユニットとして使用する場合には、図7の発電アレイを分割せずに、必要に応じて、不要な部分のみを除去すればよい。これにより4個の素子支持部を有する出力約4Wの発電ユニットが得られる。また、これらの素子支持部間の各切断予定部を切断して4分割すれば、出力約1Wの発電ユニットが得られる。上記の実施形態に拘らず、発電ユニット中の素子数、即ち、素子支持部の数および素子支持部中の素子数を任意に設定すれば、各種仕様の光電変換装置に対応できる発電ユニットを得ることができる。
3)複数の発電ユニットが接続された発電ブロックの代表的な実施形態
光電変換装置に組み込まれる発電ブロックには、単独の発電ユニットからなる場合、および相互に電気的に接続された複数の発電ユニットからなる場合がある。前者は1)の発電ユニットそのものなので説明を省略し、後者の実施形態について以下に説明する。
本発明における発電ブロックは、通常、所定数の発電ユニットを直列に接続して構成されるが、並列に接続してもよい。発電ユニットの各素子支持部は不要な部分が除去された残部の鍔部で囲まれている。この発電ユニットの複数を直列に接続する場合には、図13における第1導電体層の端部20b(第2半導体層側の端子部)と隣接する発電ユニットの金属シートの端部75b(第1半導体側の接続部)が接続される。発電ブロックは、通常、4〜30個程度の発電ユニットが直列に接続されて構成されるが、その数に特に制約はない。
上記のような発電ブロックを光電変換装置に組み込むためには、通常、コンバータや装置側の端子板などに接続するため、あるいは発電ブロック同士を接続するための端子板を取り付ける必要がある。この端子板は、発電ブロックの、一方の端に位置する発電ユニットの第1導電体層よび他方の端に位置する発電ユニットの第2導電体層のそれぞれに接続される。上記の発電ブロックの構成例を以下に説明する。
図14は、二つの素子支持部を有する図13の発電ユニットの複数を直列に接続し、端子板を取り付けた発電ブロックの平面図である。図15には、その発電ブロックのなかの隣接する二つの発電ユニットが接続されている状態を示し、図16には、端子板が取り付けられた部位の状態を示す。
図14および図15において、一方の発電ユニット100Aの縁部102Aの第1導電体層20Aの裏面側と、他方の発電ユニット100Bの縁部101Bの第2導電体層(アルミニウムシート)75Bの裏面側(電気絶縁層側)とが重ね合わされた箇所において、両者が超音波溶接などの溶接により接続されている。図15の接続方法に代わり、第1導電体層の端部20Aの表面側と第2導電体層5Bの端部の表面側とを重ね合わせて両者を溶接により接続してもよい。これにより複数の発電ユニットが直列に接続される。
本発明における第1導電体層および第2導電体層の主材料は、超音波溶接などで両者を容易かつ確実に接続するために、アルミニウムもしくはアルミニウムを主成分とする合金からなるほぼ同じ材質であることが好ましい。
この際、上記の部材の一方の表面に銀などの表面層が設けられる場合には、図14のように、前記の表面層が形成されていない面(アルミニウムもしくはアルミニウム合金が露出している面)同士を重ね合わせて溶接することが好ましい。上記の表面層は、例えば、第1導電体層の表面側(受光面側)の反射率あるいは導電性を向上させるため、あるいは、図8のように、アルミニウム製の金属シートを、その孔を通して導電性ペーストにより第1半導体と電気的に接続する場合の導通を良くするために、金属シートの表面側(受光面の反対側)に形成される。
図14および図16において、発電ブロックの一方の端に位置する発電ユニット100Cの第1導電体層の端部20C、および他方の端に位置する発電ユニット100Aの第2導電体層の端部75Aのそれぞれの裏面側が、アルミニウムシート121と銅シート122のクラッド板のアルミニウムシート121側と溶接されている。これによって、第1半導体側の端子板123および第2半導体側の端子板124が発電ブロックに接続される。
端子板は、上記のアルミニウムシートと銅シートのクラッド板で代表されるように、第1導電体層および第2導電体層の主材料と同様のアルミニウムもしくはアルミニウム合金を主体とする基材シートの片面に、少なくとも表面が半田付け可能な金属層が結合されたものであって、基材シート側が発電ブロック側の被接続面に重ね合わせて溶接により接続されたものが好ましい。
上記のように導電体層と端子板の基材シートを同材質とし、端子板の基材シート側を導電体層の被接続部に超音波溶接などで溶接すれば、端子板を発電ブロックに強固に接続することができる。上記基材シートの片面に形成される半田付けが容易な金属層は、少なくともその表面が、銅、黄銅、錫、鉄、銀、および半田からなる群より選ばれた少なくとも一種を主成分とする金属からなることが好ましく、この金属層と、光電変換装置内の他の構成要素とが半田付けにより接続される。表面層が半田の場合には、半田以外の上記の金属を主成分とする層の上の少なくとも一部に半田層が形成されていることが好ましい。
端子板としては、i)上記の基材シートの片面に半田付けが容易な半田以外
の金属層を結合したもの、ii)上記の基材シートの片面に形成した中間層を介
して、半田付けが容易な半田以外の金属層を結合したもの、並びに、i)また
はii)の半田付けが容易な半田以外の金属層の上に半田層を結合するか、部分
的に半田を付着させたもの、などを用いることができる。
端子板に予め半田層を設ける場合は、その厚みは10〜100μmであることが好ましい。比較的厚めの半田付けが容易な半田以外の金属層を必要とする場合には、スパッタやめっきで該金属層を形成するよりも、銅などの金属シートを基材シートと結合させたクラッド板が有効である。このクラッド板に半田シートを結合させた3層構造のクラッド板、あるいは半田めっきを施したものが、端子板としてさらに有効である。半田の種類には特に限定はないが、環境問題に関わる要求から、Sn−Ag−Cu系、Sn−Bi−Ag系などの、SnあるいはBiなどを主成分とする鉛フリーの半田を用いることが好ましい。
本発明による光電変換装置は、特に、住宅などの建築物の自家発電用の太陽電池として有用である。
本発明に用いる第1導電体層の態様を示し、(1)は平面図、(2)は要部の拡大図である。 本発明に用いる光電変換素子の態様を示す縦断面図である。 本発明に用いる光電変換素子の別の態様を示す縦断面図である。 本発明における第1の実施形態の発電アレイの製造過程における第1段階の工程を示す縦断面図である。 同上の製造過程における第2段階の工程を示す縦断面図である。 同上の製造過程における第3段階の工程を示す縦断面図である。 同上の実施形態の発電アレイを示し、(1)は縦断面図、(2)は全体の底面図である。 同上の第2の実施形態の発電アレイの製造工程を示す縦断面図である。 同上の第3の実施形態の発電アレイの製造工程を示す縦断面図である。 同上の第4の実施形態の発電アレイの製造工程を示す縦断面図である。 同上の第5の実施形態の発電アレイの製造工程を示す縦断面図である。 同上の第6の実施形態の発電アレイの製造工程を示す縦断面図である。 本発明における発電ユニットの一実施形態を示す平面図である。 本発明における発電ブロックの一実施形態を示す底面図である。 同上の発電ブロックにおける発電ユニット同士の接続部を示す縦断面図である。 同上の発電ブロックにおける端子板の取り付け部を示す縦断面図である。
符号の説明
1 第1半導体
2 第2半導体層
3、13、33 第1半導体の露出部
4 第2半導体層の開口部
5 反射防止膜
6、16、36,76 第1半導体とのオーミックな導電性を有する層
7 導電性ペーストの塗布層
8 導体バンプ
10、10A、10B、10C 光電変換素子
20 第1導電体層
21 凹部
22(支持体の)孔
24 導電性接着剤
25、25a、25b、25c、25d (素子支持部を囲む)鍔部
26a、26b ガイド孔
27 素子支持部
29 突起部
30 切断予定部
35、45、75、75X、75Y 金属シート(または、第2導電体層)
40、70 電気絶縁層(または、樹脂シート)
42、52、62、72 電気絶縁層の孔(導電路)
44 金属シートの孔
55、65、85 導電性ペースト
100、100A,100B,100C 発電ユニット
101、101B 発電ユニットの短辺側の他方の縁部
102、102A 発電ユニットの短辺側の一方の縁部
103 発電ユニットの長辺側の一方の縁部
104 発電ユニットの長辺側の一方の縁部
121 基材シート
122 半田付けが容易な金属層
123、124 端子板

Claims (14)

  1. 多数の光電変換素子を支持する素子支持部を長手方向に間隔を隔てて複数設けた第1導電体層、
    前記第1導電体層の各素子支持部にそれぞれが独立に支持された多数の光電変換素子であって、球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備し、前記第2半導体層が前記第1半導体を露出させる開口部を有し、前記第1半導体または第2半導体層が前記第1導電体層に電気的に接続された光電変換素子、
    前記各素子支持部毎に、素子支持部の光電変換素子の第2半導体層または第1半導体と電気的に接続された第2導電体層、および
    前記第1導電体層と第2導電体層とを絶縁する電気絶縁層
    を具備することを特徴とする光電変換装置用発電アレイ。
  2. 前記第1導電体層の素子支持部間の少なくとも一つを、前記発電アレイを分割するための切断予定部とする請求項1記載の光電変換装置用発電アレイ。
  3. 前記第1導電体層の各素子支持部が相互に区画され、各素子支持部にそれぞれ同数の前記光電変換素子が同一のパターンで支持されている請求項1または2に記載の光電変換装置用発電アレイ。
  4. 前記第1導電体層の各素子支持部の外周部に鍔部が設けられ、前記切断予定部が前記各素子支持部間の鍔部のほぼ中央部に位置する請求項2または3に記載の光電変換装置用発電アレイ。
  5. 前記第1導電体層が、複数の方形の素子支持部、および前記各素子支持部を囲み、前記素子支持部より一段高くなった鍔部からなり、前記素子支持部の配列方向に沿って一体に連なった鍔部の一対の帯状の部分に、第1導電体層の位置決め用のガイド孔を有する請求項1〜4のいずれかに記載の光電変換装置用発電アレイ。
  6. 前記光電変換素子が、前記第2半導体層の表面を被覆する反射防止膜を有し、前記第2半導体層および前記反射防止膜が前記第1半導体を露出させる開口部をそれぞれ同部位に有する請求項1〜5のいずれかに記載の光電変換装置用発電アレイ。
  7. 前記第1導電体層および第2導電体層の主材料が、導電性の金属シートである請求項1〜6のいずれかに記載の光電変換装置用発電アレイ。
  8. 前記第1導電体層の素子支持部が前記光電変換素子を一個ずつ支持するための複数の孔を有する請求項1〜7のいずれかに記載の光電変換装置発電アレイ。
  9. 前記素子支持部が前記孔を底部に有する複数の凹部を隣接して表面に有し、前記凹部の内面に反射鏡層を有する請求項8記載の光電変換装置発電アレイ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の前記光電変換装置用発電アレイそのもの、もしくは前記光電変換装置用発電アレイを分割したものからなる発電ユニットの、単独、または前記発電ユニットの複数を直列に電気的に接続してなる発電ブロックを備えた光電変換装置。
  11. 前記第1導電体層および第2導電体層のそれぞれの基材がアルミニウムまたはアルミニウム合金であり、隣接する前記発電ユニットの一方の発電ユニットの第1導電体層と他方の発電ユニットの第2導電体層のそれぞれの端部同士が溶接されて、前記発電ユニットの複数が直列に接続された発電ブロックを備えた請求項10記載の光電変換装置。
  12. 前記発電ブロックの一方の端に位置する発電ユニットの第1導電体層および他方の端に位置する発電ユニットの第2導電体層のそれぞれに端子板が接続され、前記端子板はアルミニウムもしくはアルミニウム合金からなる基材シートと、該基材シートの片面側に結合された、少なくとも表面が銅、黄銅、錫、鉄、銀、および半田からなる群より選ばれた少なくとも一種を主成分とする金属層からなり、前記基材シート側が前記第1導電体層および第2導電体層のそれぞれに溶接されている請求項11記載の光電変換装置。
  13. 多数の光電変換素子を支持する素子支持部を長手方向に間隔を隔てて複数設けた第1導電体層を作製する工程、
    球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備し、前記第2半導体層が前記第1半導体を露出させる開口部を有する多数の光電変換素子を、前記第1導電体層の各素子支持部にそれぞれを独立に支持させて、前記第1半導体または第2半導体層を前記第1導電体層に電気的に接続する工程、および
    前記各素子支持部毎に、素子支持部の光電変換素子の第2半導体層または第1半導体に第2導電体層を電気的に接続するとともに、前記第1導電体層と第2導電体層とを絶縁する電気絶縁層を形成する工程
    を含むことを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  14. 多数の光電変換素子を支持する素子支持部を長手方向に間隔を隔てて複数設け、前記各素子支持部内に前記光電変換素子を一個ずつ支持するための孔を複数設けた第1導電体層を作製する工程、
    球状の第1半導体およびその表面を被覆する第2半導体層を具備する多数の光電変換素子を、前記第1導電体層の裏面側に前記光電変換素子の一部が臨むように、前記素子支持部内の孔にそれぞれを独立に支持させるとともに、前記第2半導体層を前記孔の縁部に電気的に接続する工程、
    前記第1導電体層の裏面側に電気絶縁層を形成する工程
    前記電気絶縁層に前記光電変換素子の第2半導体層を露出させる孔を開ける工程、
    前記孔内の第2半導体層を除去して、前記第1半導体の一部を露出させる工程、および
    前記各素子支持部毎に、前記電気絶縁層上に第2導電体層を設けるとともに、素子支持部の光電変換素子の前記第1半導体の露出部と前記第2導電体層とを前記電気絶縁層の孔をとおして電気的に接続する工程、
    を含むことを特徴とする光電変換装置の製造方法。


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