JP2009135278A - パワーモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】バスバーのボルト締結位置のばらつきを低減するパワーモジュールを提供すること。
【解決手段】パワーモジュール100は,発熱体である半導体素子11が実装されたセラミック基板20と,応力緩和部材40と,冷却器30とがロウ材によって一体に構成されている。また,パワーモジュール100は,セラミック基板20を搭載する冷却器30をAlダイキャストケース70内に収容し,当該冷却器30をAlダイキャストケース70に固定している。さらに,パワーモジュール100は,バスバー51を樹脂52で固定したものであるバスバーハウジング50を,接着剤54によってAlダイキャストケース70に接着している。
【選択図】 図1
【解決手段】パワーモジュール100は,発熱体である半導体素子11が実装されたセラミック基板20と,応力緩和部材40と,冷却器30とがロウ材によって一体に構成されている。また,パワーモジュール100は,セラミック基板20を搭載する冷却器30をAlダイキャストケース70内に収容し,当該冷却器30をAlダイキャストケース70に固定している。さらに,パワーモジュール100は,バスバー51を樹脂52で固定したものであるバスバーハウジング50を,接着剤54によってAlダイキャストケース70に接着している。
【選択図】 図1
Description
本発明は,発熱体である半導体素子が冷却器とともにケースに収容されたパワーモジュールに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等に車載される高耐圧・大電流用のパワーモジュールは,半導体素子の動作時の自己発熱量が大きい。このことから,車載用パワーモジュールは,高放熱性を有する冷却構造を具備する必要がある。
図2は,冷却構造を具備するパワーモジュールの一例を示している。すなわち,パワーモジュール90は,発熱体である半導体素子11と,半導体素子11を実装するセラミック基板20と,冷媒流路を備えた冷却器30と,セラミック基板20と冷却器30との間の応力歪を吸収する応力緩和部材40とを有している。そして,パワーモジュール90を構成する各部材はロウ付けないし判だ付けによって固定され,半導体素子11から発せられる熱を冷却器30によって効率良く放熱している。
このような構造のパワーモジュール90では,線膨張率の相違に起因する応力集中の発生が懸念される。つまり,セラミック基板20の線膨張率は4〜6ppm/℃と小さい。一方,冷却器30の素材となるアルミの線膨張率は23ppm/℃と比較的大きい。応力緩和部材40は,この線膨張率差を吸収するため,セラミック基板20と冷却器30との間に位置し,高熱伝導性を有しかつ冷却器30と線膨張率が近い素材(高純度アルミ等)からなる(例えば,特許文献1)。そして,この応力緩和部材40には,多数の貫通穴が設けられており,それら貫通穴がセラミック基板20と冷却器30との線膨張歪を吸収する構造になっている。
また,パワーモジュール90は,ハイブリッド車両等に車載される際には,Alダイキャストケース等のケースに固定されて収容される。図3は,Alダイキャストケース60に収容された状態のパワーモジュール90の一例を示している。パワーモジュール90では,半導体素子11を電源あるいは負荷に電気的に接続するバスバー51をモールド樹脂52で固定した枠体50(以下,「バスバーハウジング50」とする)が冷却器30上に配置される。バスバーハウジング50およびセラミック基板20を搭載した冷却器30は,Alダイキャストケース60にボルト固定される。
また,パワーモジュール90が車載された状態では,図3に示したように,Alダイキャストケース60の背面に,リアクトル80やDC−DCコンバータ81等の発熱体が配置されることもある。その場合,Alダイキャストケース60内の冷却器30は,リアクトル80等から発せられる熱を放熱する機能を兼ねることになる。そこで,冷却器30とAlダイキャストケース60との隙間は,放熱グリス61によって充填される。
特開2006−294699号公報
特開2003−9507号公報
しかしながら,前記した従来のパワーモジュール90には,次のような問題があった。すなわち,冷却器30の平坦性が悪く,バスバーモジュール50の高さ方向(図3中の上下方向)の位置のばらつきが大きい。
平坦性が悪化する要因としては,セラミック基板20や応力緩和部材40あるいはバスバーモジュール50を組み付ける際の温度変化が考えられる。つまり,セラミック基板20,応力緩和部材40および冷却器30の固定は,600℃程度に加熱した状態でロウ付けによって行われる。さらに,冷却器30自体についても,セラミック基板20等との固定とともに,フィン31,天板32および底板33がロウ付けによって固定される。また,バスバーハウジング50は,冷却器30の天板32上に,シリコン接着剤54によって固定される。この接着工程においても冷却器30が加熱される。これらの加熱工程により,冷却器30にかかる線膨張歪が増大し,冷却器30全体が反り変形する。
そして,冷却器30の反り変形に伴って,冷却器30上のバスバーハウジング50が高さ方向の上側に押し上げられる。その結果,図3に示したように,ボルト締結位置の高さHにずれが生じる。すなわち,バスバー51の本来のボルト締結位置とボルト締結孔53の位置との間にずれDが生じ,バスバー51の締結が困難になる。
本発明は,前記した従来のパワーモジュールが有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,バスバーのボルト締結位置のばらつきを低減するパワーモジュールを提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたパワーモジュールは,半導体素子と,半導体素子を支持する絶縁基板と,一面に絶縁基板が固定された冷却器と,半導体素子と電気的に接続するバスバーを絶縁体で固定し,ボルト締結用の孔が設けられたバスバー部材と,冷却器を収容するとともに冷却器が固定されたケースとを備え,バスバー部材は,ケースに固定されていることを特徴としている。
本発明のパワーモジュールは,冷却器の一方の面上に,発熱体である半導体素子が実装された絶縁基板を固定している。すなわち,半導体素子と冷却器とが一体に構成されており,半導体素子からの熱を効率良く冷却器に伝達している。絶縁基板は,冷却器の一方の面上に配置されていればよく,冷却器と絶縁基板との間に線膨張歪を緩和する応力緩和部材を介在させてもよい。
また,本発明のパワーモジュールは,半導体素子と一体である冷却器をケースに収容し,当該冷却器をケースに固定している。さらに,本発明のパワーモジュールは,バスバーを樹脂等の絶縁体によって固定したバスバー部材をケースに固定している。すなわち,バスバー部材は,冷却器の変位範囲外に位置しており,冷却器の反りの影響を受けない。よって,バスバー部材に設けられたボルト締結用の孔の位置のばらつきは極めて小さい。従って,バスバーのボルト締結は容易である。
また,本発明のパワーモジュールの冷却器は,接着剤によってケースに固定されていることとするとよりよい。すなわち,接着剤を利用することで,ボルトによって固定していた従来のパワーモジュールと比較して,部品点数を少なくすることができる。
また,接着剤を利用する場合,その接着剤の線膨張率は,冷却器の線膨張率と等しいこととするとよりよい。すなわち,パワーモジュールを車載する際には,ケースの背面にも発熱体を配置することがある。そこで,接着剤として,高放熱性(高熱伝導性)を有するものを利用し,さらにその接着剤の線膨張率が冷却器の線膨張率と等しいものを利用することで,接着時に冷却器に生じる応力を軽減することができる。なお,線膨張率が等しいとは,必ずしも厳密に同値であることを意味するものではなく,その差によって生じる応力歪が軽微なものであれば許容される。なお,冷却器の材質やサイズ等によってその許容範囲は異なる。
また,本発明のパワーモジュールは,ケースの背面であって,ケースを挟んで冷却器と対向する位置に,発熱体を接触させるスペースが設けられていることとするとよりよい。すなわち,ケース外に位置する発熱体を,ケースを挟んで冷却器と対向する領域に配置する。ケース内の冷却器とケース外の発熱体とをケースを挟んで対向させることで,その発熱体から発せられる熱を効率良く冷却器に伝達することができる。
本発明によれば,バスバーのボルト締結位置のばらつきを低減するパワーモジュールが実現されている。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,以下の形態では,ハイブリッド自動車用のインバータ回路を構成するパワーモジュールとして本発明を適用する。
本形態のパワーモジュール100は,図1に示すように,半導体素子11と,半導体素子11を実装するセラミック基板20と,冷媒流路を備えた冷却器30と,セラミック基板20と冷却器30との間に介在し,両者の線膨張率差による応力歪を緩和する応力緩和部材40と,バスバーを保持するバスバーハウジング50と,これらを収容するAlダイキャストケース70とを有している。
半導体素子11は,インバータ回路を構成するIGBT等のスイッチング素子であり,バスバーハウジング50のバスバー51にボンディングワイヤ12によって電気的に接続されている。また,半導体素子11は,半田付けによってセラミック基板20上に固定されている。なお,実際には,セラミック基板20上に複数の半導体素子が固定されるが,説明の便宜上省略している。
セラミック基板20は,必要とされる絶縁特性,熱伝導率および機械的強度を満たしていれば,どのようなセラミックから形成されていてもよい。例えば,酸化アルミニウムや窒化アルミニウムが適用可能である。本形態では,セラミック基板20として窒化アルミニウム(AlN)を用いる。また,セラミック基板20の上面には,パターン層21が設けられている。パターン層21には,電気伝導率が高く,はんだとの濡れ性に優れたものであればよい。例えば,純度が高いアルミニウムが適用可能である。一方,セラミック基板20の下面には,金属層22が設けられている。金属層22は,熱伝導率が高く,後述するロウ材との濡れ性に優れたものであればよい。例えば,純度が高いアルミニウムが適用可能である。
応力緩和部材40は,高熱伝導性を有する材料からなり,応力吸収空間が幾つか設けられている。本形態では,純度が99.99%以上のアルミ板であり,複数の貫通穴が千鳥状に配置されているものを用いる。高純度アルミである応力緩和部材40の線膨張率は,アルミニウムの固有値と等しい23.5ppm/℃である。高純度アルミは,ヤング率が70.3GPaと比較的軟らかい材料であり,応力に対する変形が大きい。そのため,アルミ製の冷却器30とセラミック基板20との線膨張率差による応力歪を緩和できる。
冷却器30は,圧延薄板を波状に成形した冷却フィン31と,冷却フィン31を挟んで固定する天板32および底板33とを有している。冷却器30を構成する各部材は,高熱伝導性を有しかつ軽量であるアルミによって形成される。冷却器30の内部の冷却フィン31によって区画された中空は,冷媒流路となる。冷媒としては,液体および気体のいずれを用いてもよい。
セラミック基板20と応力緩和部材40は,半導体素子11から発せられる熱を効率よく冷却器30に伝達させるため,ロー付けによって冷却器30上に直接接合される。ロウ材としては,Al−Si系合金,Al−Si−Mg系合金等のアルミニウムロウ材が適用可能である。本形態では,Al−Si系合金を用い,600℃弱の温度でロウ付けを行う。なお,冷却器30の,冷却フィン31,天板32,底板33の接合も同様に,Al−Si系合金のロウ付けによって行われる。
バスバーハウジング50は,電源あるいは負荷に電気的に接続するための金属部材からなるバスバー51をモールド樹脂52で固定した枠体である。また,バスバーハウジング50の側面には,バスバー51のボルト締結に利用されるボルト締結孔53が設けられている。
Alダイキャストケース70は,アルミ製のケースであり,半導体素子11,セラミック基板20および応力緩和部材40と一体化された冷却器30と,バスバーハウジング50とを収容する。また,Alダイキャストケース70には,その内側に向かって突出するリブ71が設けられている。そして,リブ71によって,ケース内が,冷却器30を収容するスペース72と,バスバーハウジング50を収容するスペース73とに区画される。
また,Alダイキャストケース70の背面には,リアクトル80やDC−DCコンバータ81等の発熱体が配置される。より具体的には,リアクトル80やDC−DCコンバータ81は,Alダイキャストケース70を挟んで冷却器30と対向する領域内に配置される。これにより,リアクトル80等から発せられる熱をAlダイキャストケース70を介して冷却器30に放熱することができる。つまり,Alダイキャストケース60内の冷却器30が,リアクトル80等に対する放熱機能を兼ねることになる。
スペース72内の冷却器30は,高放熱性(熱伝導率:1.0W/(m・K)以上が好ましい)を有する接着剤75にてAlダイキャストケース70に接着される。これにより,冷却器30の底板33とAlダイキャストケース70の底面との隙間が接着剤75によって充填される。高放熱性を有する接着剤75が充填されていることから,Alダイキャストケース70の背面に配置されるリアクトル80等から発せられる熱を効率よく冷却器30に伝えることができる。また,接着剤75の線膨張率は,冷却器30やAlダイキャストケース70とほぼ等しい。
スペース73内のバスバーハウジング50は,シリコン接着剤54にてAlダイキャストケース70の底面に接着される。すなわち,バスバーハウジング50は,冷却器30の変位範囲外に配置される。そのため,バスバーハウジング50は,冷却器30の反りの影響を殆ど受けない。よって,ボルト締結孔53の位置のばらつきは,従来の形態(図3参照)と比較して極めて小さい。なお,シリコン接着剤54の厚さのばらつきは極めて小さく,ボルト締結位置には影響しない。シリコン接着剤54としては一般的なものを使用すればよい。
以上詳細に説明したように本形態のパワーモジュール100は,発熱体である半導体素子11が実装されたセラミック基板20と,応力緩和部材40と,冷却器30とが一体に構成されており,半導体素子11からの熱を効率良く冷却器30に伝達している。また,パワーモジュール100は,冷却器30をAlダイキャストケース70内に収容し,当該冷却器30をAlダイキャストケース70に固定している。
さらに,パワーモジュール100は,バスバーハウジング50を,Alダイキャストケース70に固定している。すなわち,バスバーハウジング50は,冷却器30の変位範囲外に位置しており,冷却器30の反りの影響を殆ど受けない。よって,パワーモジュール100の製造工程中に冷却器30が熱変形したとしても,ボルト締結孔53の位置のばらつきは小さい。従って,バスバーのボルト締結位置のばらつきを低減するパワーモジュールが実現している。
また,冷却器30は,高放熱性の接着剤75によってAlダイキャストケース70に固定されている。そのため,冷却器30をボルトによって固定していた従来のパワーモジュール90(図3参照)と比較して,部品点数が少ない。また,接着剤75の線膨張率は,冷却器30の線膨張率と等しい。そのため,Alダイキャストケース70への接着時に冷却器30に生じる応力は小さい。また,接着剤75は,放熱グリスと比較して安価であり,従来のパワーモジュール90と比較してコストダウンを図ることができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,バスバーハウジング50の固定は,Alダイキャストケース70の底面に限るものではなく,側面であってもよい。また,バスバーハウジング50は,接着剤54による固定に限らず,ボルトによって固定してもよい。
11 半導体素子
20 セラミック基板
30 冷却器
40 応力緩和部材
50 バスバーハウジング(バスバー部材)
51 バスバー
52 モールド樹脂
53 ボルト締結孔
54 接着剤
60 Alダイキャストケース
61 放熱グリス
70 Alダイキャストケース(ケース)
75 接着剤
80 リアクトル(発熱体)
100 パワーモジュール
20 セラミック基板
30 冷却器
40 応力緩和部材
50 バスバーハウジング(バスバー部材)
51 バスバー
52 モールド樹脂
53 ボルト締結孔
54 接着剤
60 Alダイキャストケース
61 放熱グリス
70 Alダイキャストケース(ケース)
75 接着剤
80 リアクトル(発熱体)
100 パワーモジュール
Claims (3)
- 半導体素子と,
前記半導体素子が実装された絶縁基板と,
一面に前記絶縁基板が固定された冷却器と,
前記半導体素子と電気的に接続するバスバーを絶縁体で固定し,ボルト締結用の孔が設けられたバスバー部材と,
前記冷却器を収容するとともに前記冷却器が固定されたケースとを備え,
前記バスバー部材は,前記ケースに固定されていることを特徴とするパワーモジュール。 - 請求項1に記載するパワーモジュールにおいて,
前記冷却器は,接着剤によって前記ケースに固定されていることを特徴とするパワーモジュール。 - 請求項2に記載するパワーモジュールにおいて,
前記接着剤の線膨張率は,前記冷却器の線膨張率と等しいことを特徴とするパワーモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007310291A JP2009135278A (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | パワーモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007310291A JP2009135278A (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | パワーモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009135278A true JP2009135278A (ja) | 2009-06-18 |
Family
ID=40866898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007310291A Withdrawn JP2009135278A (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | パワーモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009135278A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011023545A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Nisshin Steel Co Ltd | 放熱構造体およびパワーモジュール |
CN101594067B (zh) * | 2009-06-26 | 2012-05-23 | 天津大学 | 混合动力汽车双面冷却平面高温逆变器 |
-
2007
- 2007-11-30 JP JP2007310291A patent/JP2009135278A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101594067B (zh) * | 2009-06-26 | 2012-05-23 | 天津大学 | 混合动力汽车双面冷却平面高温逆变器 |
JP2011023545A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Nisshin Steel Co Ltd | 放熱構造体およびパワーモジュール |
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