JP2009134239A - 現像剤格納容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤格納容器と現像装置との嵌合部の形状の制約を無くし、現像剤に対するシール性とユーザの操作性を備えた現像剤格納容器及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】貫通孔6eの開口部6c側となる導入口6e1から反対側となる導出口6e2に引き出し用端部7aを挿通させることによって、引き抜き用端部7aは、前記開口部6c側から反対側に貫通孔6eを通じて案内され、引き抜き用端部7aの末端7a1を把持して矢印B方向に引張することによって第1シール部材6の封口部7bが引張されて開口部6cから剥離され、貫通孔6eを経由して現像剤格納容器6から引き抜かれる。この場合に、貫通孔6eの導出部6e2から現像剤Tが漏出することを防ぐために、発泡弾性体等からなる第2シール部材11が取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像剤を現像装置に供給するための開口部と当該現像剤を格納する格納部を有する現像剤格納容器及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、表面を帯電装置で一様に帯電した感光体ドラム等の感光体の表面を、画像情報に基づくレーザー光で露光して静電潜像を形成し、この静電潜像に、電界作用で、現像装置からトナーを供給して静電潜像をトナー像化して現像している。
このような現像装置においては、トナーを含む現像剤の品質保持のために、現像装置と感光体とを一体にしたユニットの交換毎に新規の現像剤を現像装置に供給したり、あるいは、現像装置に現像剤格納容器を搭載し、この現像剤格納容器から新規な現像剤を現像装置へ供給することが行われている。
このような現像剤格納容器は、現像剤供給開口部をシール部材で封口し、使用開始時にシール部材を当該開口部から除去、開封して現像装置内に新規な現像剤を供給するようにしている。この場合、現像剤格納容器の開封部廻りのシール性を考慮し、現像剤格納容器と現像装置との嵌合部を介してシール部材の一端に形成された引き抜き用端部を引張して現像剤格納容器からシール部材を引き抜いて開口部を開封するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、現像剤収納部及び現像剤供給開口部を備えた現像剤収納枠体と、現像剤供給開口部を閉止するシール部材と、シール部材の自由端を外部に突出させた状態で現像剤収納枠体と結合される現像フレームと、を備えたプロセスカートリッジにおいて、トナー収納枠体に対して現像フレームを結合するときにシール部材が両者間に噛込まれることを防止するために、シール部材の自由端を差し込んで引抜き方向を規制するシール引出し口を設けた構成が開示されている。しかし、特許文献1にはシール部材の引抜き時に引出し口等から発生し得るトナー漏れを防止するための構成については一切開示されていない。
特開平8−305257号公報
しかしながら、特許文献1記載のものでは、現像剤格納容器の開封部廻りのシール性を高めるために、現像剤格納容器と現像装置との嵌合部の隙間を極小にする必要があり、シール部材を開口部から引き抜くために必要な力が大きくなってしまい、ユーザへの負担が大きくなる。一方、ユーザへの負担を減らすために、嵌合部の隙間を大きくすると、現像剤格納容器の開封部廻りのシール性が低くなるため、現像剤が漏れてしまい、画像形成装置内が汚染されてしまう。従って、現像剤に対するシール性とユーザの操作性を両立するのが困難だった。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、現像剤格納容器と現像装置との嵌合部の形状の制約を無くし、現像剤に対するシール性とユーザの操作性を備えた現像剤格納容器及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、トナー粒子を含む現像剤を現像装置に供給するための開口部と、当該現像剤を格納する格納部と、を有する現像剤格納容器において、前記開口部を封口する第1シール部材を備え、当該第1シール部材は、前記開口部を封口する封口部と当該封口部と結合された引き抜き用端部を有し、当該引き抜き用端部は、所定方向に引張されることによって前記封口部による前記開口部の封口を開封し、さらに、前記格納部適所に、前記引き抜き用端部を前記開口部の反対側に案内する貫通孔を設け、当該貫通孔の前記引き抜き用端部の導入口または導出口に、当該導入口又は導出口を弾性的に閉塞する第2シール部材を設け、当該第2シール部材は、前記導入口又は導出口の周囲の一部と結合する結合部と前記導入口又は導出口の周囲の他の部分と結合せずに前記第1シール部材の移動を許容する非結合部を備え、前記第1シール部材が当該非結合部を通じて前記貫通孔から引き抜かれたときに、当該非結合部が弾性的に前記導入口又は導出口を閉塞することを特徴とする。
請求項2の発明は、現像剤を現像装置に供給するための開口部と、当該現像剤を格納する格納部と、を有する現像剤格納容器であって、前記開口部を封口する第1シール部材を備え、当該第1シール部材は、前記開口部を封口する封口部と当該封口部と結合された引き抜き用端部を有し、当該引き抜き用端部は、所定方向に引張されることによって前記封口部による前記開口部の封口を開封し、さらに、前記格納部適所に、前記引き抜き用端部を前記開口部の反対側に案内する貫通孔を設け、当該貫通孔の導入口、又は/及び、導出口に、当該導入口、又は/及び、導出口を弾性的に閉塞する第2シール部材を設け、当該第2シール部材は、前記導入口、又は/及び、導出口の周囲の一部と結合する結合部と前記導入口、又は/及び、導出口の周囲の他の部分と結合せずに前記第1シール部材の移動を許容する非結合部を備え、前記第1シール部材が当該非結合部を通じて前記貫通孔から引き抜かれたときに、当該非結合部が弾性的に前記導入口又は導出口を閉塞することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1、又は2に記載の現像剤格納容器において、前記第2シール部材は前記貫通孔の導出口と導出口に夫々設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、前記第1シール部材の引き抜き用端部と前記封口部を介して対向する他端部に、前記第2シール部材の非結合部端縁と係合する爪部を形成し、前記第1シール部材が当該非結合部端縁を通じて前記貫通孔から引き抜かれたときに、当該爪部が前記第2シール部材の非結合部端縁と係合して、少なくとも第2シール部材の非結合部の一部を前記貫通孔内に挿入して当該貫通孔を閉塞することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の現像剤格納容器において、前記貫通孔の導入口の幅及び高さは、当該貫通孔の導出口の幅及び高さよりも大きいことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、前記第2シール部材の結合部は、前記導入口、又は/及び、導出口の下方及び両側方に沿って略U字状に配置されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、前記第2シール部材の結合部は、前記導入口、又は/及び、導出口の下方に沿って配置されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、前記貫通孔の導入口は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、前記格納部に設けた凹所の内底面に位置しており、前記第2シール部材は前記凹所内に嵌合配置されることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、前記第2シール部材の上端縁は、前記導入口の上端縁よりも高い位置に延在していることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8、9又は10に記載の現像剤格納容器において、前記第2シール部材は、前記凹所内に圧入されて該凹所内壁と弾性的に圧接するように構成されていることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8乃至10の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、前記凹所の上端縁に、該凹所内の前記第2シール部材の上部表面を覆う被覆片を設けたことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、前記第2シール部材の表面に補強フィルムを一体化したことを特徴とする。
請求項13の発明に係る画像形成装置は、感光体と、当該感光体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、当該現像装置は、前記現像剤を当該現像装置に供給する現像剤格納容器を取り外し自在に備えており、当該現像剤格納容器は、請求項1乃至12の何れか一項に記載の現像剤格納容器であることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記現像剤格納容器の第1シール部材の引き抜き用端部を係止する係止部を画像形成装置本体の外装部に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、前記開口部を封口する第1シール部材を備え、当該第1シール部材は、前記開口部を封口する封口部と当該封口部と結合された引き抜き用端部を有し、当該引き抜き用端部は、所定方向に引張されることによって前記封口部による前記開口部の封口を開封し、さらに、前記格納部の外周に、前記引き抜き用端部を前記開口部の反対側に案内する貫通孔を設け、当該貫通孔の前記引き抜き用端部の導入口または導出口に、当該導入口又は導出口を弾性的に閉塞する第2シール部材を設け、当該第2シール部材は、前記導入口又は導出口の周囲の一部と結合する結合部と前記導入口又は導出口の周囲の他の部分と結合せずに前記第1シール部材の移動を許容する非結合部を備え、前記第1シール部材が当該非結合部を通じて前記貫通孔から引き抜かれたときに、当該非結合部が弾性的に前記導入口又は導出口を閉塞することによって、現像剤格納容器と現像装置との嵌合部の形状の制約を無くし、現像剤に対するシール性とユーザの操作性を備えた現像剤格納容器及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。本実施形態に係る画像形成装置は、画像形成装置本体1の中央部に記録用紙等のシート状記録媒体である転写材Pに画像を形成する画像形成部30とその下方に転写材Pを収納する給紙トレイ10を有する給紙装置2を備えている。
画像形成部30は、矢印B方向に回転するドラム状の感光体31を有し、その外周に感光体31の表面を一様に帯電する帯電手段32、現像装置3を備えており、露光手段34からの画像情報に基づいた光が感光体31の表面に照射して、感光体31の表面に静電潜像を形成する。このように静電潜像が形成された感光体31の表面に現像装置3からトナー粒子を供給して、静電潜像をトナー像化して現像する。33は、感光体31上のトナー像を転写ローラで転写材P上に転写された後に、感光体31の表面に残存するトナーを感光体31の表面から除去するクリーニング手段である。
給紙装置2は、多数の転写材Pの束を収納する給紙トレイ10から、転写材Pを、給紙トレイ10の底板25に取り付けられた図示しない押し上げ部材によって弾性的に押し上げて回転駆動する給紙コロ26と分離パッド27とによって1枚ずつ繰り出されるようになっている。
このようにして給紙トレイ10から繰り出された転写材Pは、図1の矢印Aで示すように、搬送ローラ対19によってレジストローラ対20に供給される。レジストローラ対20では、画像形成部30で上述のようにして形成されたトナー像を転写手段である転写ローラ21で転写材Pの表面に転写するタイミングをみて転写材Pを転写ローラ21に送給して転写材P上にトナー像を転写する。このようにしてトナー像が転写された転写材Pは、定着装置40に搬送され、定着装置40で定着ローラ41及び加圧ローラ42によって加熱、加圧処理を受けてトナー像が転写材Pの表面に定着される。その後、定着処理された転写材Pは、搬送ローラ対24で搬送されて排紙ローラ22によって排紙トレイ23に排出される。
本実施形態に係る現像装置3は、トナー粒子と磁性キャリア粒子を混合してなる現像剤を使用するニ成分現像方式の現像装置であり、感光体31に対向した現像ローラ4、現像剤収納部3a内に貯留された現像剤Tを現像ローラ4に搬送、供給するスクリュー5を備えている。現像ローラ4は、外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石から構成されており、回転するスリーブの表面に、この磁石の磁力によって磁性キャリア粒子と共にトナー粒子を保持し、トナー粒子を電界的に感光体31の静電潜像に供給するようになっている。なお、本発明はトナーから成る一成分現像装置にも適用することができる。従って、特許請求の範囲において現像剤とは、二成分現像剤、一成分現像剤を共に含むものである。
また、現像装置3の上方には、図2に示すように、現像剤収納部3a内に現像剤Tを供給する現像剤格納容器6が現像装置3の開口内に挿入され、嵌合部3b(図2参照)で現像剤格納容器の外壁6aと嵌合されて密封状態で現像装置3から取り外し自在に装填されている。ここで密封状態とは、必ずしも気体が漏出しない気密状態に限らず、気体は漏出するが少なくても現像剤Tが漏出しない程度の気密状態も含むものである。
プロセスカートリッジの断面を示す図2に示すように現像剤格納容器6は、現像剤Tを格納する格納部6bと格納部6bに格納している現像剤Tを現像装置3の現像剤収納部3a内に供給する開口部6cを有している。そして、当該開口部6cは、ポリエステルフィルム等からなる第1シール部材7によってヒートシール等の封口手段で封口されて現像剤Tが外に漏出することが防止されている。そして、後述するように、第1シール部材7の引き抜き端部7aを現像剤格納容器6の外部へ引き出して第1シール部材を現像剤格納容器6から引き抜くことによって開口部6cの封口を開封して格納部6b内の現像剤Tを現像装置3の現像剤収納部3a内に供給するようになっている。なお、本発明による現像剤格納容器6内に格納される現像剤Tとしては、トナー粒子とキャリア粒子を含む場合のみに限らず、キャリア粒子を含まずトナー粒子のみを含む場合も包含するものである。
本発明においては、この現像剤格納容器6のシール部材による封口構造に特徴があり、この封口構造について実施例に基づいて説明する。
[実施例1]
図2は、本発明による一実施形態の現像剤格納容器6の概略構成を示す図である。本実施例における現像剤格納容器6は、感光体31と、現像ローラ4及びスクリュー5とを一体にフレーム8に取り付けたプロセスカートリッジ9の現像剤格納容器6の嵌合部3bに密封状態で取り外し自在に取り付けられている。嵌合部3bは、フレーム8に形成された現像剤格納容器6の外形とほぼ同一形状の現像剤格納容器収納用開口8aの内周壁で構成され、この開口8a内に現像剤格納容器6を挿入することによって前記開口8aの内周壁と現像剤格納容器6の外壁6aとが密封状態で嵌合して開口8aを封口している。なお、上記図1で示す画像形成装置においては、プロセスカートリッジの構成を省略している。そして、現像剤格納容器6の開口部6cは、ポリエステルフィルム等からなる第1シール部材6の封口部7bで開口部6cの外周をヒートシールして封口されている。
第1シール部材7の封口部7bの上端から引き抜き用端部7aが延設されている。また、現像剤格納容器6の格納部6bの外壁6aの一部を形成する底壁部6dには、前記開口部6c側から反対側(外側)に連通する貫通孔6eが形成されている。そして、この貫通孔6eの開口部6c側となる導入口6e1から反対側となる導出口6e2に引き出し用端部7aを挿通させることによって、引き抜き用端部7aは、円弧状に弛んだ状態で前記開口部6c側から反対側に貫通孔6eを通じて案内され、引き抜き用端部7aの末端7a1が貫通孔6eの反対側に露出されている。従って、引き抜き用端部7aの末端7a1を把持して矢印B方向に引張することによって第1シール部材6の封口部7bが引張されて開口部6cから剥離され、開口部6cを開封すると共に、貫通孔6eを経由して現像剤格納容器6から引き抜かれる。
この場合に、貫通孔6eの導出部6e2から現像剤Tが漏出することを防ぐために、発泡ウレタン(スポンジ)等の発泡弾性体等からなる第2シール部材11が導出部6e2を塞ぐように取り付けられている。第2シール部材11は、図3及び図4に示すように、貫通孔6eの導出口6e2よりも大きい面積を有し、導出口6e2の周囲の下部及び左右側部を粘着剤等で現像剤格納容器6の外壁にU字状に粘着、固定して結合する結合部(ハッチングで示す)11aが形成されている。そして、貫通孔6eの導出口6e2の周囲の上部は結合(連結)されていない非結合部11bが形成されている。この非結合部11bは、貫通孔6eの導出口6e2の幅L1より広幅L2で形成されており、貫通孔6eの導出口6e2から案内された引き抜き用端部7aの末端7a1と弾性的に当接して、引き抜き用端部7a及び封口部7bが導出口6e2の上方へ移動することを可能としている。従って、前述のように、開口部6cの開封時に、引き抜き用端部7a及び封口部7bをこの導出口6e2から引き抜いた際に、非結合部11bが導出口6e2の上部の周辺と弾性的に当接して導出口6e2を封口する。なお、図4の例では導出口6e2の下端縁と結合部11aとが離間しているが、密接させてもよい。
図5に示すように、第1シール部材7の引き抜き用端部7aを格納部6bの下方に形成した貫通孔6eを経由して、現像剤格納容器6の内側に設けた開口部6cとは反対側である外側に向けて案内するようにしたので、開口部6cからの現像剤Tの漏出を抑制できるだけでなく、第1シール部材7の引き抜き作業を容易且つ確実に行うことが可能となる。さらに、弾性体からなる第2シール部材11によって、貫通孔6eの導出口6e2を弾性的に封口(開閉)するようにしたので、貫通孔6eの開口面積を広く取ることが可能となり、貫通孔6eと第1シール部材7との摩擦抵抗を軽減することが可能となり、第1シール部材7の引き抜き作業時に大きな力を要することなく開封が可能となる。
なお、本実施例においては、貫通孔6eを底壁部6dの肉厚内部に形成したが、底壁部6dに限らず、現像剤格納容器6の格納部6bの外壁6aの一部を形成する側壁部に設けても良い。この場合には、第1シール部材7の引き抜き方向は、現像剤格納容器の左右方向となる。
[実施例2]
図6は、本発明による他の実施例の現像剤格納容器6の概略構成を示す図である。図6において、実施例1と同一構成については、同一符号を付し説明を省略する。本実施例における現像剤格納容器6は、実施例1の現像剤格納容器とは、第2シール部材11の取り付け位置を貫通孔6eの導出口6e2から導入口6e1に変更した点で基本的に相違している。この場合も、実施例1の場合と同様に、第2シール部材11は、図7に示すように、貫通孔6eの導入口6e1の面積より大きい面積を有し、導入口6e1の周囲に形成されるU字状の結合部11aと導入口6e1の周囲の上方で導入口6e1の幅L3より広幅L4の状態で結合されていない非結合部11bとを有している。従って、非結合部11bと導入口6e1の周囲の外壁との間に配設された引き抜き用端部7aは、図8に示すように、貫通孔6eを通じて導出口6e2から露出された末端7a1を引張した際に、自由に移動可能となっている。それ故、開口部6cの開封時に、引き抜き用端部7a及び封口部7bをこの導入口6e1から引き抜いた際に、非結合部11bが弾性的に導入口6e1の上部の周辺と弾性的に当接して導入口6e1を封口する。その結果、導入口6e1を通じて貫通孔6eから現像剤格納容器6外に現像剤が漏出することを適切に抑制することが可能となる。
このように、第2シール部材11を貫通孔6eの導入口6e1側に配設したときには、現像剤格納容器6を現像装置3内に装填した際に、第2シール部材11は現像装置3内に取り付けられるため、前述の実施例1の場合のように、外部に露出せず、誤ってユーザーが第2シール部材11を取り外したりする事故を未然に防止することが可能となる。また、メンテナンスにおいて従来実施されていた現像剤格納容器6廻りの現像剤による汚れ確認作業を省き、メンテナンスに要する時間を短縮することができる。
なお、図7の例では導入口6e1の下端縁と結合部11aとが離間しているが、密接させてもよい。
[実施例3]
図9は、本発明による他の実施例の現像剤格納容器6の概略構成を示す図である。図9において、前述の実施例1と同一構成については、同一符号を付し説明を省略する。本実施例における現像剤格納容器6は、基本的には、前述の実施例2の場合と同様に、第2シール部材11が貫通孔6eの導入口6e1の周辺に取り付けられている。実施例2の場合と相違して、本実施例においては、第1シール部材7の引き抜き用端部7aと封口部7bを介して対向する他端部に爪部12を取り付けている。
即ち、爪部12は、第2シール部材11の非結合部11bの端縁と係合可能な構成を有している。爪部12は、第1シール部材7が非結合部端縁を通過して貫通孔6eから引き抜かれる過程で開口部6c周縁から離脱し、導入口6e1に配置された第2シール部材11の非結合部端部に達した時にこの非結合部端縁を引っ掛けて係合し、少なくとも第2シール部材の非結合部の一部を貫通孔内に挿入して貫通孔を閉塞させるように機能する。
また、第2シール部材11は、図10(a)に示すように、貫通孔6eの導入口6e1の幅L5より小さい幅L6を有し、導出口6e2の幅L1より大きい幅を有している。そして、導入口6e1の周辺の下部のみに結合部11aが形成され、導入口6e1の左右側周辺及び上部は結合されない非結合部11bが形成されている。さらに、貫通孔6eは、導出口6e2の幅L1及び高さh2より大きい幅L5、高さh1を有する導入口6e1を有し、導入口6e1から導出口6e2に向かって幅、高さとも漸次小さくなる楔状形状となっている。
また、図10(b)は貫通孔6eの横断面図(C−C断面図)であり、平面形状がテーパー状の貫通孔6e内に挿通された状態にある第1シール部材7を引き抜く際に、導出口6e2よりも幅が広い第1シール部材7は導出口6e2から引き出される際に幅方向に圧縮され導出口の内壁と密着しながら引き出される。このため、第1シール部材に付着したトナーが導出口内部に掻き落とされ、導出口の外部に漏出することがなくなる。
なお、この例では、導入口6e1の左右両端縁は非結合部11bの左右両端縁から外側にはみ出しているが、はみ出さないように構成してもよい。即ち、導入口6e1の左右両端縁は非結合部11bの左右両端縁と同じ位置、或いは内側に位置するように構成しても良い。
なお、図10(a)の例では導入口6e1の下端縁と結合部11aの上端縁とが離間しているが、密接させてもよい。
このような構成とすることによって、第1シール部材7の末端7a1を引張して、開口部3cを開封する際に、第1シール部材7の他端に取り付けられた爪部12が第2シール部材11の非結合部11bの端縁11b1に係合しつつ移動し、第1シール部材7の移動とともに、図11に示すように、第2シール部材11の端縁11b1を貫通孔6e内に挿入させる。そして、第2シール部材11の非結合部11bの端縁11b1が導入口6e1から導出口6e2に向かって幅、高さとも漸次小さくなる楔状形状の貫通孔6e内で貫通孔6eの周壁と弾性的に当接して貫通孔6eを封口する。このように、爪部12の作用により第2シール部材の結合部11bが貫通孔6e内に挿入されて貫通孔6eを封口するので、第2シール部材11が貫通孔6eの導入口6e1に対してずれて取り付けられたとしても確実に封口することが可能となる。また、本実施例においては、貫通孔6eの導入口6e1の幅L5が第2シール部材11の非結合部11bの幅L6よりも大きく形成されているので、第2シール部材11の非結合部11bの貫通孔6e内への挿入を容易に行うことができるので好ましい。
[実施例4]
図12は、本発明による他の実施例の画像形成装置の概略構成を示す図である。図12において、前述の図1で示す画像形成装置と同一構成については、同一符号を付し説明を省略する。本実施例における画像形成装置は、中央部に画像形成部30、その下部に、給紙装置2及び上部に画像読取り部50を備えている。画像形成部30は、感光体31と一体に形成された現像装置3及び図示しない帯電手段、クリーニング手段並びに露光手段34を有している。図1で示す画像形成装置と同様に、帯電手段で感光体31の表面を一様に帯電し、露光手段34で感光体31の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置からトナー粒子を供給してトナー像を形成する。このようにして感光体31の表面に形成されたトナー像は、図示しない転写ローラ等の転写手段で給紙装置2から供給された転写紙P上に転写し、図示しない定着装置によって、トナー像を転写紙P上に定着して排紙トレイ23上に排出している。
本実施例においては、図1の場合と同様に、フレーム8の嵌合部に現像剤格納容器6が取り外し自在に取り付けられている。そして、現像剤格納容器6の開口部6cには、第1シール部材7の封口部7bが取り付けられて封口されており、封口部7bの一端から延設された引き抜き用端部7aが現像剤格納容器6の底壁部6dに形成された貫通孔6eによって案内されて開口部6cの反対側に引き出されている。さらに、引き抜き用端部7aの末端7a1は、画像形成部30を開閉するために支軸36で回動自在に取り付けられたカバー35の上端(遊端縁)35aを乗り越え装置本体1の外部に露出されている。そしてこの引き抜き用端部7aの末端7a1がカバー35上に形成された係止部である留め具37に係止されている。従って、カバー35上の留め具37に第1シール部材7の引き抜き用端部7aの末端7a1が係止されていることをユーザーが視認することによって、第1シール部材7が現像剤格納容器6から引き抜かれて開封されていないことを容易に認識することが可能となり、画像形成装置の初期設定時の第1シール部材7の引き抜き忘れを防止することができる。
なお、本実施例においては、第2シール部材11は、貫通孔6eの導入口6e1に配設されており、前述の実施例2で説明したように、第1シール部材7を引き抜いて開口部6cを開封した際には、第2シール部材11の非結合部が貫通孔6eを弾性的に封口して現像装置3内からの現像剤の漏出を抑制するようになっている。
[実施例5]
図13は、本発明による他の実施例の画像形成装置の概略構成を示す図であり、図14はその要部拡大断面図である。
この実施形態に係る現像剤格納容器6は、貫通孔6eの導入口6e1が、格納部6bの開口部6cよりも下側の側壁に設けた凹所(段差面)6fの内底面(内側壁)に位置しており、第2シール部材11が凹所6f内に嵌合配置されている構成が特徴的である。
また、現像剤格納容器6に設けた貫通孔6eから外部に引き出された引き抜き用端部7aの端末7a1がカバー35の内側に位置している点が図12の画像形成装置と異なっている。
本実施形態に係る現像剤格納容器6における第1シール部材7、第2のシール部材11、貫通孔6eの各構成は、上記実施形態の構成をそのまま適用することができる。
即ち、本実施形態における第2シール部材11の結合部11aは、図4のように導入口6e1、又は/及び、導出口6e2の下方及び両側方に沿って略U字状に配置してもよいし、図10のように導出口6e2(導入口6e1)の下縁に沿って結合部11aを配置するようにしてもよい。
第2シール部材11は、凹所6fの四つの内壁面と整合する形状よりも若干大きい四角い板状に構成することにより凹所6f内に圧入された時に凹所の各内壁面と弾性的に圧接させる。このように構成することにより、開口部6cが開放された際に貫通孔6eからのトナー漏れが防止できるばかりでなく、第1シール部材7を引き抜く際に第1シール部材のトナー付着面が第2シール部材11と強く摺擦しながら付着したトナーを効果的に除去することができる。
凹所6f内に嵌合配置された第2シール部材11の上端縁は貫通孔6eの上端縁よりも上方に配置される(オーバーラップする)ことにより貫通孔6eを塞ぐトナー漏れ防止効果、及び第1シール部材を引き抜く際の付着トナーの除去効果を発揮できる。即ち、第2シール部材11の上端縁が貫通孔6eよりも上方に延在していることにより、第1シール部材から加わるテンションによって第2シール部材11の上端縁が下方へ撓み変形した(押し潰された)としても、第2シール部材上端縁と凹所上側内壁との間に大きな空隙が形成されたり、貫通孔6eが露出することが防止される。
要するに、凹所6f内に第2シール部材11を嵌合配置すると共に、少なくとも第2シール部材の上端縁が凹所の上側の内壁に圧接することにより貫通孔6eからのトナー漏出を防止するように構成する。
凹所6fの内底面のうちで第2シール部材11を接着する部位(結合部11a)は、貫通孔6eの下端縁よりも下側の部位とする。また、この接着部位と併せて、シール部材の下面と凹所の下側内壁との間を接着してもよい。
また、第2シール部材11の外側表面は凹所6fから横方向外側へ突出しないように(凹所内に納まるように)構成することにより、第1シール部材7を引き抜いて開口部6cを開口する際に落下してくるトナーが第2シール部材の上端面或いは外側面に付着することを防止できる。トナーが第2シール部材の上端部に溜まるとその重みにより第2シール部材の上端部が撓んで凹所6f内壁との間に隙間が形成され、この隙間からトナーが貫通孔6e内に漏れ出す虞があるが、第2シール部材上端部にトナーが溜まる余地をなくすることにより、そのような漏出しを防止できる。
また、図14に示すように凹所6fの上端縁に、凹所内に配置された第2シール部材の上部表面を覆う被覆片6gを下向きに突設することにより、第1シール部材を引き抜くことにより開放された開口部6cから落下してくるトナーが第2シール部材に付着することを防止できる。即ち、被覆片6gは、第2シール部材の外側面上部とオーバーラップしているため、第2シール部材上端縁と凹所上側内壁との間からの現像剤漏出しを防止できる。このため、第2シール部材上端部と凹所上側内壁とを強く圧接させる必要性をなくすることができる。また、被覆片6bは、第1シール部材の引き抜き時に付着したトナーを掻き取る効果も有する。なお、この被覆片6gは、凹所6fの上端縁以外の端縁に設けても良い。
なお、被覆片6gをPET等から成る薄板材として構成し、凹所6fの上側の壁面に接着するようにしてもよい。
[実施例6]
図15は上記各実施形態に係る現像剤格納容器の変形例であり、貫通孔6eの導入口6e1と導出口6e2に対して第2シール部材11を配置した構成が特徴的である。
この構成例によれば、導入口6e1と導出口6e2に対して共に第2シール部材11を配置したので、第1シール部材7の引抜き後に現像剤が貫通孔6eから漏れ出すことを最大限に防止することができる。即ち、仮に導入口6e1からトナーが貫通孔内に侵入したとしても導出口6e2に設けた第2のシール部材11によって外部への漏出を阻止することができる。
また、本実施形態における第2シール部材11の結合部11aは、図4のように導入口6e1、及び、導出口6e2の下方及び両側方に沿って略U字状に配置してもよいし、図10のように導入口6e1、及び、導出口6e2の下縁に沿って結合部11aを配置するようにしてもよい。
[実施例7]
次に、第2シール部材11の表面の少なくとも一部にPETシートなどから成る補強フィルムを添設して接着一体化することにより第2シール部材の保形性を高めてもよい。即ち、第2シール部材11の上端縁は第1シール部材からの張力等によって撓み変形し易いが、第2シール部材(特に上端縁の外面)を補強フィルムによって補強することにより、上端縁が下方へ撓み変形して貫通孔6eを露出させることが防止される。補強フィルムを併用することにより、第2シール部材11の外形寸法を凹所6fの内径寸法よりも過大に構成することなく漏出しを防止できる。
補強フィルムを第2シール部材表面に接着する範囲は、縦方向及び横方向全長に亘ってもよいし、部分的であっても良い。
なお、図16は本発明の各実施形態に係る現像剤格納容器を含んだプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の構成例を示す図である。
図1と同一部分には同一符号を付し、重複した構成の説明は省略する。
プロセスカートリッジ50は、感光体31、現像装置3、帯電手段32、クリーニング手段33などを含んでおり、現像装置3内には本発明の現像剤格納容器6が着脱自在に組み込まれている。
本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明による実施例1の現像装置に装填された現像剤格納容器の概略構成を示す断面図である。 本発明による実施例1の現像装置に装填された現像剤格納容器の正面図である。 図3の第2シール部材の拡大平面図である。 本発明による実施例1の現像装置に装填された現像剤格納容器の斜視図である。 本発明による実施例2の現像装置に装填された現像剤格納容器の概略構成を示す断面図である。 図6の第2シール部材の拡大平面図である。 本発明による実施例2の現像装置に装填された現像剤格納容器の斜視図である。 本発明による実施例3の現像装置に装填された現像剤格納容器の概略構成を示す断面図である。 (a)及び(b)は導入口側から見た図、及びC−C断面図である。 本発明による実施例3の現像装置に装填された現像剤格納容器の第2シール部材による封口状態を示す断面図である。 本発明による実施例4の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明による他の実施例の画像形成装置の概略構成を示す図である。 図13の要部拡大図である。 現像剤格納容器の変形例の説明図である。 本発明の各実施形態に係る現像剤格納容器を含んだプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体、3 現像装置、3a 現像剤収納部、3b 嵌合部、4 現像ローラ、5 スクリュー、6 現像剤格納容器、6a 外壁、6b 格納部、6c 開口部、6d 底壁部、6e 貫通孔、6e1 導入口、6e2 導出口、7 第1シール部材、7a 引き抜き用端部、7a1 末端、7b 封口部、8 フレーム、11 第2シール部材、11a 結合部、11b 非結合部、12 爪部、30 画像形成部、31 感光体、32 帯電手段、33 クリーニング手段、34 露光手段、35 カバー、36 支軸、37 留め具、40 定着装置、50 プロセスカートリッジ

Claims (14)

  1. トナー粒子を含む現像剤を現像装置に供給するための開口部と、当該現像剤を格納する格納部と、を有する現像剤格納容器において、
    前記開口部を封口する第1シール部材を備え、当該第1シール部材は、前記開口部を封口する封口部と当該封口部と結合された引き抜き用端部を有し、当該引き抜き用端部は、所定方向に引張されることによって前記封口部による前記開口部の封口を開封し、さらに、前記格納部適所に、前記引き抜き用端部を前記開口部の反対側に案内する貫通孔を設け、当該貫通孔の前記引き抜き用端部の導入口または導出口に、当該導入口又は導出口を弾性的に閉塞する第2シール部材を設け、当該第2シール部材は、前記導入口又は導出口の周囲の一部と結合する結合部と前記導入口又は導出口の周囲の他の部分と結合せずに前記第1シール部材の移動を許容する非結合部を備え、前記第1シール部材が当該非結合部を通じて前記貫通孔から引き抜かれたときに、当該非結合部が弾性的に前記導入口又は導出口を閉塞することを特徴とする現像剤格納容器。
  2. 現像剤を現像装置に供給するための開口部と、当該現像剤を格納する格納部と、を有する現像剤格納容器であって、
    前記開口部を封口する第1シール部材を備え、当該第1シール部材は、前記開口部を封口する封口部と当該封口部と結合された引き抜き用端部を有し、当該引き抜き用端部は、所定方向に引張されることによって前記封口部による前記開口部の封口を開封し、さらに、前記格納部適所に、前記引き抜き用端部を前記開口部の反対側に案内する貫通孔を設け、当該貫通孔の導入口、又は/及び、導出口に、当該導入口、又は/及び、導出口を弾性的に閉塞する第2シール部材を設け、当該第2シール部材は、前記導入口、又は/及び、導出口の周囲の一部と結合する結合部と前記導入口、又は/及び、導出口の周囲の他の部分と結合せずに前記第1シール部材の移動を許容する非結合部を備え、前記第1シール部材が当該非結合部を通じて前記貫通孔から引き抜かれたときに、当該非結合部が弾性的に前記導入口又は導出口を閉塞することを特徴とする現像剤格納容器。
  3. 請求項1、又は2に記載の現像剤格納容器において、前記第2シール部材は前記貫通孔の導出口と導出口に夫々設けられていることを特徴とする現像剤格納容器。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の現像剤格納容器において、
    前記第1シール部材の引き抜き用端部と前記封口部を介して対向する他端部に、前記第2シール部材の非結合部端縁と係合する爪部を形成し、前記第1シール部材が当該非結合部端縁を通じて前記貫通孔から引き抜かれたときに、当該爪部が前記第2シール部材の非結合部端縁と係合して、少なくとも第2シール部材の非結合部の一部を前記貫通孔内に挿入して当該貫通孔を閉塞することを特徴とする現像剤格納容器。
  5. 請求項4に記載の現像剤格納容器において、
    前記貫通孔の導入口の幅及び高さは、当該貫通孔の導出口の幅及び高さよりも大きいことを特徴とする現像剤格納容器。
  6. 前記第2シール部材の結合部は、前記導入口、又は/及び、導出口の下方及び両側方に沿って略U字状に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の現像剤格納容器。
  7. 前記第2シール部材の結合部は、前記導入口、又は/及び、導出口の下方に沿って配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の現像剤格納容器。
  8. 前記貫通孔の導入口は、前記格納部に設けた凹所の内底面に位置しており、前記第2シール部材は前記凹所内に嵌合配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の現像剤格納容器。
  9. 前記第2シール部材の上端縁は、前記導入口の上端縁よりも高い位置に延在していることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の現像剤格納容器。
  10. 前記第2シール部材は、前記凹所内に圧入されて該凹所内壁と弾性的に圧接するように構成されていることを特徴とする請求項8、9又は10に記載の現像剤格納容器。
  11. 前記凹所の上端縁に、該凹所内の前記第2シール部材の上部表面を覆う被覆片を設けたことを特徴とする請求項8乃至10の何れか一項に記載の現像剤格納容器。
  12. 前記第2シール部材の表面に補強フィルムを一体化したことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の現像剤格納容器。
  13. 感光体と、当該感光体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、
    当該現像装置は、前記現像剤を当該現像装置に供給する現像剤格納容器を取り外し自在に備えており、当該現像剤格納容器は、請求項1乃至12の何れか一項に記載の現像剤格納容器であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤格納容器の第1シール部材の引き抜き用端部を係止する係止部を画像形成装置本体の外装部に形成したことを特徴とする画像形成装置。
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