JP2009131759A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の排ガス浄化用触媒1は、基材2と、前記基材2に支持され且つ銀担持ゼオライトと銀担持アルミナとチタニアとを含有した触媒層3とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の一態様に係る排ガス浄化用触媒を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示す排ガス浄化用触媒に採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図である。
図3は、図1に示す排ガス浄化用触媒に採用可能な構造の他の例を概略的に示す断面図である。図4は、図1に示す排ガス浄化用触媒に採用可能な構造のさらに他の例を概略的に示す断面図である。
このように、触媒層3には、多層構造を採用してもよい。
本例では、図1及び図2に示す排ガス浄化用触媒1を、以下の方法により製造した。
まず、8.5gの硝酸銀を100gの純水中に溶解させた。アンモニア水を添加してpH値を8乃至10に調整した後、この溶液に100gのゼオライトを添加した。ここでは、アルミナに対するシリカのモル比が40であるゼオライトを使用した。約1時間の撹拌後、ゼオライトを乾燥及び500℃での熱処理に順次供して、銀担持ゼオライトを得た。以下、この銀担持ゼオライトを、銀担持ゼオライトZ1と呼ぶ。
本例では、図1及び図3に示す排ガス浄化用触媒1を、以下の方法により製造した。
まず、200gの銀担持ゼオライトZ1と40gのチタニア粉末と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。チタニア粉末及びシリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS2と呼ぶ。
本例では、図1及び図4に示す排ガス浄化用触媒1を、以下の方法により製造した。
まず、スラリーS3のモノリスハニカム基材2へのコートとこの基材2の熱処理とを繰り返すことにより、第2層3bを形成した。ここでは、基材2として、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。
本例では、排ガス浄化用触媒を以下の方法により製造した。
まず、150gの銀担持ゼオライトZ1と50gの銀担持アルミナA1と100gのチタニア粉末と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。チタニア粉末及びシリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS4と呼ぶ。
本例では、排ガス浄化用触媒を以下の方法により製造した。
まず、50gの銀担持ゼオライトZ1と150gの銀担持アルミナA1と100gのチタニア粉末と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。チタニア粉末及びシリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS5と呼ぶ。
本例では、排ガス浄化用触媒を以下の方法により製造した。
まず、200gの銀担持ゼオライトZ1と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。シリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS6と呼ぶ。
本例では、排ガス浄化用触媒を以下の方法により製造した。
まず、200gの銀担持アルミナA1と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。シリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS7と呼ぶ。
本例では、排ガス浄化用触媒を以下の方法により製造した。
まず、50gの銀担持ゼオライトZ1と150gの銀担持アルミナA1と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。シリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS8と呼ぶ。
本例では、排ガス浄化用触媒を以下の方法により製造した。
まず、160gの銀担持ゼオライトZ1と40gの銀担持アルミナA1と100gのチタニア粉末と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。シリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS9と呼ぶ。
本例では、排ガス浄化用触媒を以下の方法により製造した。
まず、40gの銀担持ゼオライトZ1と160gの銀担持アルミナA1と100gのチタニア粉末と100gの純水と200gのシリカゾルとを混合した。シリカゾルとしては、触媒C1の製造で使用したのと同様のものを使用した。この混合液を撹拌すると共に、それが含んでいる粒子を粉砕することにより、スラリーを得た。以下、このスラリーを、スラリーS10と呼ぶ。
触媒C1乃至C7、C9及びC10の各々に第1模擬ガスを流通させ、各触媒が100℃乃至600℃の温度範囲内で示すNOx浄化性能を調べた。
浄化率(%)=(入口NO濃度−出口NOx濃度)/入口NO濃度×100
ここで、「入口NO濃度」は、触媒の入口における一酸化炭素濃度を示している。「出口NOx濃度」は、触媒の出口におけるNOx濃度を示している。
まず、触媒の硫黄による被毒を生じさせるべく、400℃の温度条件のもと、触媒C1乃至C3及びC6乃至C8の各々に第2模擬ガスを5時間流通させた。第2模擬ガスとしては、200ppmの二酸化硫黄と10%の酸素と残部としての窒素とからなる混合ガスを使用した。第2模擬ガスの流量は20L/分とした。
Claims (4)
- 基材と、前記基材に支持され且つ銀担持ゼオライトと銀担持アルミナとチタニアとを含有した触媒層とを具備したことを特徴とする排ガス浄化用触媒。
- 前記触媒層は、銀担持ゼオライトとチタニアとを含有した第1層と、銀担持アルミナとチタニアとを含有した第2層とを含んだ多層構造を有していることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
- 前記触媒層は単層構造を有していることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
- 前記銀担持ゼオライトと前記銀担持アルミナとの質量比は1:3乃至3:1の範囲内にあることを特徴とする請求項1乃至3に記載の排ガス浄化用触媒。
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