JP2009131584A - 市販ベッドを包摂できる汎用防災フレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な市販ベッドに、緊急地震速報や地震動センサーの信号等に応じて、即時に防災機能を付与することが出来る汎用性のある方策を課題とする。
【解決手段】市販ベッドを縦に跨ぐコの字形の鋼管枠を複数個作り、鋼管枠の胴部分同士には高強度不織布を張っておく。これらの枠材を、平常時にはベッド両脇にそれぞれ同数個重ねて格納しておき、緊急地震速報や地震動センサーの信号等に応じて、電動モータの駆動力によって両脇から素早く立ち上げロックし、ベッドの上空に複数の鋼管枠を骨組とする略半円筒形のシェルターを形成するようにする。地震動が終息すれば、また元の様にベッド両脇に格納する。このようにすれば、市販ベッドに必要に応じて防災機能を付与できる。
【選択図】図1
【解決手段】市販ベッドを縦に跨ぐコの字形の鋼管枠を複数個作り、鋼管枠の胴部分同士には高強度不織布を張っておく。これらの枠材を、平常時にはベッド両脇にそれぞれ同数個重ねて格納しておき、緊急地震速報や地震動センサーの信号等に応じて、電動モータの駆動力によって両脇から素早く立ち上げロックし、ベッドの上空に複数の鋼管枠を骨組とする略半円筒形のシェルターを形成するようにする。地震動が終息すれば、また元の様にベッド両脇に格納する。このようにすれば、市販ベッドに必要に応じて防災機能を付与できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、地震時に起こりうる物品の落下や倒れこみ等から、通常の市販ベッドに就寝中の人体を保護するためのシェルターを、平常時の折り畳み格納した状態から、緊急地震速報等に応じて素早く立上げ、全体が防災ベッドとして機能するように工夫したものである。
地震動に起因する木造家屋の崩壊や半壊等によって、圧死あるいは大怪我をする例は、地震国の我が国においては残念ながらさほど珍しい事ではない。特に、就寝時の被災にどう対処すべきかは、高齢者や身障者あるいは古い木造家屋に住む人々にとって大きな関心事となっている。この問題に対しては、すでにさまざまな形の防災ベッドが提案されている。公開公報だけとっても、次の9件が見られる。
特許公開2006−254968 特許公開2006−130204 特許公開2004−208955 特許公開2004−008757 特許公開2002−051875 特許公開2001−204586 特許公開平08−336442 特許公開平08−266374 特許公開平08−224322
ベッドは本来、人が休息するための装置であるとともに、人の好みで選択される家具でもある。従って防災ベッドを考案するに当っては、選好した家具に防災性能を付与するという視点が、大切となる。この見方からすれば、防災ベッドは、以下に記す2点を満足していることが望ましい。
その1つは、防災ベッドと成る機構の中に、選好された市販ベッドが組み込めること。
前掲の公開公報9件の内、この条件を満足するのは特許文献3の事例のみであり、他の事例は防災ベッド専用の工夫となっている。
前掲の公開公報9件の内、この条件を満足するのは特許文献3の事例のみであり、他の事例は防災ベッド専用の工夫となっている。
他の1つは、防災ベッドと成る機構が、組み込まれた市販ベッドの日常的な使用、すなわち地震のない時に生活の邪魔とならないこと。 この視点から見ると、特許文献3の事例にしても、大仰に過ぎて場所を取り、とても家具の一員とは見做し得ない。
本発明は、上述した2点の条件を満足する防災ベッドの開発を課題とする。
この課題を解決するための請求項1の発明は、市販ベッドの足元を外から囲むロの字形の土台フレームを設置し、ヘッド側とフット側の土台フレーム上に、ヘッド側にはヒンジとロック機構およびサーボモータから成る支承、フット側にはヒンジとロック機構から成る支承をそれぞれ設け、この2つの支承の間に、ベッドを縦に跨ぐかたちで複数のコの字形の回転鋼管枠を取り付け、サーボモータの駆動力によって回転鋼管枠を立ち上げた時にはベッド上にシェルターを形成し、平常時にはベッド両脇にこれらを格納できることを特徴とする防災ベッドである。平常時にはベッドの両脇にそれぞれ重なって横たわっている複数の鋼管枠は、一番上の鋼管枠のみが、枠の腕の先が平歯車となっておりサーボモータのトルクを受取る事ができる。下に重なっている鋼管枠とはピアノ線で直列的に連結されている。作動時には、先ず一番上の鋼管枠がモータのトルクを受けて立上がり、続いてピアノ線の引張り力で、他の鋼管枠が支承を回転中心としてベッド両脇から次々と吊り上り、鋼管枠の腕部分がそれぞれ所定の角度に達した時に停止しロックするようにする。本発明の場合、ロック機構は鋼管枠の荷重に対する耐力を発揮させる上で極めて重要であり、特別な工夫を施している。また、ベッド両脇にそれぞれ重なっていた複数の回転鋼管枠同士の胴部分には、高強度繊維の不織布を取り付け、全部の鋼管枠が立上がって停止し、ロックした状態では、ベッド上に複数の鋼管枠を骨組みとして不織布で張られた略半円筒形のシェルターが出来上がる。すなわち、鋼管枠の数と強度が適切であれば、ここに述べた機構は充分に課題を解決するための手段となり得る。
本発明により、背もたれ電動ベッド等を含む広範囲の市販ベッドに、防災機能を付与することが可能となり、日常の就寝環境を損わずに防災ベッドを手に入れることができる。また、本発明の防災ベッドは電動であるので、気象庁の緊急地震速報や地震動センサーの信号等で作動を開始することも、あるいは日常的に、タイマーで作動の開始・終了を指定することも出来、高齢者や身障者にとっての福音となろう。
図1は、本発明による汎用防災フレームの、地震時に於ける作動形態を表す立面・断面図である。図1の図形は対称であるので、右半分が立面図、左半分が断面図となっている。図の視線方向は図3にA−A’方向、B−B’方向として図示してある。コの字形をした鋼管枠は、内包する市販ベッドのヘッド側とフット側の外に設けられた2つの支承に跨り、支承内部の軸受を回転中心として回転出来るようになっている。図1の状態は、平常時にはベッドの両脇に横たわっていた鋼管枠が、立上がってロックされた状態を示している。回転鋼管枠の立上がりは、腕の先が平歯車となっている一番奥の鋼管枠がサーボモータのトルクを受けて立上がり、次いで中位置の鋼管枠が一番奥の鋼管枠と連結されているピアノ線に引張られて立上がり、続いて、同様に一番手前の鋼管枠も立上がる。すべての鋼管枠が立上がり、それぞれの腕部分が所定の傾きに達した時、以下に述べるロック機構が働く。
図2は、3枚のロック板がスライダー板の上に溶接されているロック板セットの等角投影図である。このロック板セットは、ロック板が隣り合った軸受板の間に来るように設置され、回転鋼管枠の腕の先にある平鋼部分が所定の傾きに達した時、丁度ロック板が左右の平鋼の間に嵌まり込めるようになっている。この時、ロック板セットの移動は、直下に設置されているアクチュエーターの推力による。
回転鋼管枠の胴部分には、図1に見られるように、高強度繊維の不織布が取付けられ、鋼管枠が立上がってロックされた時、不織布は全展開するようになっている。
図3は、回転鋼管枠がすべて立上がった時の側面・断面図を示す。図の視線方向は図1にC−C’方向として図示してある。回転鋼管枠の腕の先にある平鋼は、管の中心からズレた位置に取付けられ、図に見られるごとく、平鋼/軸受板/ロック板が交互に間隔を置きながら設置されている。 このように組立てると、平鋼が所定の傾きに達した時、ロック板セットを平鋼位置に移動させることでロックが完了する。なお、ロック板を載せているスライダー板は、下のガイド板と噛合いになっており移動直交方向に抵抗が生ずるようになっている。このことは、回転鋼管枠をロックする上で大変重要である。
図4は、図1と同じ立面・断面図であるが、平常時に回転鋼管枠が市販ベッドの足元に格納されている状況を表している。
本発明による汎用防災フレームに用いる部材および装備品は、全て市場にて調達可能な工業製品であるので、産業上の利用可能性を有する。
1 土台フレーム
2 支承
3 回転鋼管枠
4 駆動歯車付サーボモータ
5 半円形平歯車
6 ピアノ線と不織布
7 軸受板
8 ロック板
9 アクチュエーター
10 スライダー板
11 市販ベッド
2 支承
3 回転鋼管枠
4 駆動歯車付サーボモータ
5 半円形平歯車
6 ピアノ線と不織布
7 軸受板
8 ロック板
9 アクチュエーター
10 スライダー板
11 市販ベッド
Claims (1)
- 市販ベッドを包摂できる汎用防災フレーム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007341612A JP2009131584A (ja) | 2007-12-01 | 2007-12-01 | 市販ベッドを包摂できる汎用防災フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007341612A JP2009131584A (ja) | 2007-12-01 | 2007-12-01 | 市販ベッドを包摂できる汎用防災フレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009131584A true JP2009131584A (ja) | 2009-06-18 |
Family
ID=40864110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007341612A Pending JP2009131584A (ja) | 2007-12-01 | 2007-12-01 | 市販ベッドを包摂できる汎用防災フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009131584A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102772056A (zh) * | 2012-08-14 | 2012-11-14 | 葛宜坤 | 一种防震床 |
CN105725578A (zh) * | 2016-05-07 | 2016-07-06 | 王萍 | 摇杆式式安全床 |
CN107028406A (zh) * | 2017-05-17 | 2017-08-11 | 马云祥 | 一种抗地震床 |
CN107157184A (zh) * | 2017-04-10 | 2017-09-15 | 北京科技大学 | 一种可定位通讯的家庭救生床 |
-
2007
- 2007-12-01 JP JP2007341612A patent/JP2009131584A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102772056A (zh) * | 2012-08-14 | 2012-11-14 | 葛宜坤 | 一种防震床 |
CN105725578A (zh) * | 2016-05-07 | 2016-07-06 | 王萍 | 摇杆式式安全床 |
CN107157184A (zh) * | 2017-04-10 | 2017-09-15 | 北京科技大学 | 一种可定位通讯的家庭救生床 |
CN107157184B (zh) * | 2017-04-10 | 2019-08-13 | 北京科技大学 | 一种可定位通讯的家庭救生床 |
CN107028406A (zh) * | 2017-05-17 | 2017-08-11 | 马云祥 | 一种抗地震床 |
CN107028406B (zh) * | 2017-05-17 | 2023-08-18 | 马云祥 | 一种抗地震床 |
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