JP2009131356A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエスト廻りからの漏れの危険を視覚的に検知でき、ウエスト廻りからの漏れを防止できる共におむつの吸収容量を効率的に活用することのできる使い捨ておむつを提供することを提供すること。
【解決手段】液透過性の表面シート2と、防漏シート3と、これら両シート間に介在された実質的に縦長の吸収体4を具備する使い捨ておむつにおいて、前記吸収体4の長手方向の端縁4aとおむつのウエスト縁端5aとの間に、尿と接触して変色するインジケータ71がシート材72に固定されてなるインジケータ複合材7a,7Bが配されており、該インジケータ複合材7a,7Bは、吸収体4の前記端縁4aと隣接した状態又は該吸収体の該端縁4a寄り部分と一部が重なった状態に配されており、且つ前記インジケータ71が該吸収体4の幅方向に沿って延びている。
【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、尿等の排泄物が吸収されたか否かを容易に判別できるように、使い捨ておむつに、尿と接触すると色の変わるホットメルト接着剤、色が流れるインク、模様が浮かび上がる印刷等のインジケータを取り付けることが知られている。
例えば、特許文献1の図1には、使い捨ておむつの股下部に、尿を検知可能な親水性組成物を、それぞれおむつ長手方向に延びるように複数本帯状に配した使い捨ておむつが記載されている。
ところで、近年における使い捨ておむつは、ムレ防止性能や漏れ防止性能が向上しており、少量の尿を吸収した時点ですぐに交換する必要はない。
この点、従来のインジケータ付きおむつは、尿が吸収されたか否かを早期に検知することはできるが、現実に漏れを生じるまでにどの程度の時間的又は容量的な余裕があるかの示唆を与えるものではなかった。
そのため、まだ余裕があると判断して使用を継続した後に、排尿量が予想以上に多い場合や漏れやすい姿勢で排尿した場合等には、交換時期を逸してウエスト廻りから漏れを生じる恐れがあった。
特開平11−4852号公報
従って本発明の目的は、ウエスト廻りからの漏れの危険を視覚的に検知でき、ウエスト廻りからの漏れを防止できる共におむつの吸収容量を効率的に活用することのできる使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シートと、防漏シートと、これら両シート間に介在された実質的に縦長の吸収体を具備する使い捨ておむつにおいて、前記吸収体の長手方向の端縁とおむつのウエスト縁端との間に、水分もしくは尿と接触して変色するインジケータがシート材に固定されてなるインジケータ複合材が配されており、該インジケータ複合材は、前記吸収体の前記端縁と隣接した状態又は該吸収体の該端縁寄り部分と一部が重なった状態に配されており、且つ前記インジケータが該吸収体の幅方向に沿って延びている、使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、ウエスト廻りからの漏れの危険を視覚的に検知でき、ウエスト廻りからの漏れを防止できる共におむつの吸収容量を効率的に活用することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の使い捨ておむつは、図1に示すように、パンツ型の使い捨ておむつである。図2には、図1に示す使い捨ておむつの展開状態が示されており、図3には、図2のIII−III線断面図が示されている。
第1実施形態のおむつ1は、図2及び図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の防漏シート3及び両シート2、3間に介在配置された実質的に縦長の吸収体4を有する吸収体本体10と、該吸収体本体10の防漏シート3側に位置して該吸収性本体10を固定している外装体11とを備えている。
外装体11は、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしており、おむつの輪郭を画成している。おむつ1は、その長手方向において、着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。おむつ1は、腹側部Aの両側縁部A1,A2と背側部Bの両側縁部B1,B2とが互いに接合されており、それによって、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。
表面シート2、防漏シート3及び吸収体4はそれぞれ矩形状であり、一体化されて縦長の吸収性本体10を形成している。表面シート2、防漏シート3及び吸収体4としては、それぞれ、従来この種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。例えば、吸収体4としては、吸水性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているもの等を用いることができる。図2に示すように、吸収性本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8、8が形成されている。各側方カフス8は、伸長状態で配した側方カフス弾性部材81が縮むことにより起立し、幅方向への液の流出を阻止する。
外装体11は、2枚の不織布12,13が積層された構造を有しており、2枚の不織布12,13間は、ホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって部分的に接合されている。
また、おむつ1の腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける、ウエスト開口部の周縁部50には、ウエスト開口部の開口周縁端(ウエスト縁端)5a,5bに沿って、複数のウエスト部弾性部材51、51が配されている。また、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って存在するレッグ開口部の周縁部60、60にも、各開口部の周縁端に沿って、レッグ部弾性部材61a、61bが配されている。 これらのウエスト部弾性部材51及びレッグ部弾性部材61a、61bは、何れも、接着剤14等を介して外装体11を構成する2枚の不織布12,13間に伸長状態で固定されている。
第1実施形態のおむつ1においては、図3に示すように、腹側部Aにおける、吸収体4の長手方向の端縁4aより外方において、外装体11を構成する2枚の不織布12,13のうちの一方の不織布12(シート材)が折り返されており、該不織布12の折り返された部分12aの一部12a’が、該吸収性本体10の表面シート2側の面Pの一部を被覆している。このような構成は、背側部Bにおいても同様である。前記折り返された部分12aの前記一部12a’は、吸収性本体10の表面シート2側の面Pに固定されていることが好ましい。また、以下、2枚の不織布12,13のうち、おむつ外表面を形成している方を外層不織布12、外層不織布12よりもおむつ内面側に位置する方を内層不織布13ともいう。
第1実施形態のおむつ1においては、図3に示すように、腹側部Aにおける、吸収体4の長手方向の端縁4aとおむつのウエスト縁端5aとの間Raに、2本のインジケータ複合材7A,7Bが配されている。各インジケータ複合材7A,7Bは、それぞれ、水分もしくは尿と接触して変色するインジケータ71がシート材72に固定されてなる。一方のインジケータ複合材7Aは、接着剤15Aを介して、内層不織布13に固定されており、他方のインジケータ複合材7Bは、外層不織布12における、吸収性本体10の表面シート2側に折り返した部分12aに、接着剤15B固定されている。
各インジケータ複合材7A,7Bは、図3に示すように、吸収体4の長手方向の端縁4a寄り部分と一部が重なった状態に配されている。吸収体4の長手方向の端縁4a寄り部分と重なった状態には、吸収体4とインジケータ複合材7とが他の部材を間に挟まない状態で重なっている場合のみならず、図3に示すように、おむつ厚み方向における両者間に表面シート2や防漏シート3等の他の部材が介在した状態で重なっている場合も含まれる。各インジケータ複合材7A,7Bと吸収体4との重なり幅L7A,L7B(図3参照)は、20〜1mm、特に10〜5mmであることが好ましい。
各インジケータ複合材7A,7Bは、図4に示すように、長方形状のシート材72の幅方向略中央部に、インジケータ71を該シート材72の長手方向に延びるように固定してなる。
インジケータ複合材7のおむつ幅方向(X方向)の長さL7(図4参照)は、吸収体4の全幅をW4とした時(図2参照)、前記長さL7と前記全幅W4との比(長さL7/全幅W4)が0.3以上であることが、インジケーターの色変化を視認しやすくなるという観点より好ましく、特に0.4以上であることが好ましい。前記長さL7(図4参照)の上限は、腹側部Aの全幅Wa(図2参照)であるが、該長さL7は、腹側部Aの全幅Wa(図2参照)の30〜100%、特に40〜60%であることが好ましい。
また、インジケータ71のおむつ幅方向(X方向)の長さL71(図4参照)も、吸収体4の全幅をW4とした時(図2参照)、前記長さL71と前記全幅W4との比(長さL71/全幅W4)が0.3以上であることが、インジケータの色変化を視認しやすくなるという観点より好ましく、特に0.4以上であることが好ましい。また、前記長さL71(図4参照)の上限は、腹側部Aの全幅Wa(図2参照)であるが、該長さL71は、腹側部Aの全幅Wa(図2参照)の30〜100%、特に40〜60%であることが好ましい。
第1実施形態のおむつ1は、インジケータ複合材7を構成する前記シート材72として、液拡散性を有する親水性シートを用いている。
第1実施形態のおむつ1は、通常のパンツ型おむつと同様にして着用されるが、その着用状態において多量の尿が排出され、その尿が、吸収体4の端部4a又はその付近まで達したときには、該尿が親水性シートによって拡散され、拡散した尿が、広い範囲においてインジケータ71と速やかに接触する。
そのため、インジケータ71の変色が明瞭に表れ、その変色を見ることで、ウエスト廻りからの漏れの危険を視覚的に検知することができる。これにより、ウエスト廻りからの漏れを防止することができる。また、ウエスト廻りからの漏れの危険を検知できるため、股下部付近が多少濡れた程度の場合には、おむつ交換の交換時期を遅らせる等により、おむつの吸収容量を効率的に活用することもできる。
尚、親水性シートとしては、コットン、レーヨン、パルプ等のセルロース系親水性繊維からなる不織布や紙、ティッシュペーパー等を用いることができる。
これらの中でも、コスト、尿の拡散性、インジケーターの塗布のしやすさ(塗工性)の観点から、紙、ティッシュペーパー等を用いることが好ましい。
シート材72は、親水性シートであることが好ましい。
親水性シートは、以下の評価方法にて定義される。
図12に示すように、内径Rが3.5cmで、断面積が9.6cm2 の2つ円筒管101,101′で、中空のゴムパッキン材102,102′を介して試験シート材料110を挾み、これら円筒管101、ゴムパッキン102、試験シート材料110、ゴムパッキン102′及び円筒管101′を、図示しないクランプで固定する。
上方から40gの生理食塩水を円筒管101内に入れた際、該生理食塩水が、試験シート材料110を通って下の円筒管101′に、ほぼ全量通過するものを「親水性シート」とする。
40gの生理食塩水の注入開始から注入完了までの時間は、1秒以内とし、試験シート材料110を通過した液の量は、注入完了時点から10秒経過後に測定する。このようにして測定した通過液量が36g以上の場合に、ほぼ全量通過とする。
また、親水性シートはインジケータの変化のしやすさ、およびその視認性、尿の染み出しにくさという観点から、DRYシート重さに対して、3.0倍以上の液保持性(液保持倍率)を有することが好ましく、5.0倍以上であることがさらに好ましい。
液保持性(液保持倍率)は、以下のような測定より得られる。
試験シート材料の大きさは、50×150mmとする。シートのDRY重量を測定する。
試験シート材料を、生理食塩水(0.9%)に、2分間どぶづけ(全体を浸水させる)した後、取り出したシートを吊り下げ、1分後に、WET重量を測定する。
DRYシート重さに対して、どれだけ、液を吸収保持しているかを下記式により求める。
液保持倍率=〔WET重量(g)−DRY重量(g)〕/DRY重量(g)
インジケータ71は、尿と接触して視覚的に認識できる変色を生じるものであり、従来、インジケータとして利用されている各種公知のものを用いることができる。インジケータ71としては、例えば、水分もしくは尿と接触して変色する各種の色剤を含む接着剤やインク等を用いることができる。
インジケータ71としての接着剤やインク等に含有させる色剤としては、(1)液体に溶解又は分散して、拡散したり他の場所に移動したりする結果として、変色するもの、(2)液体との接触により、それ自体が化学反応等を生じて変色するもの、(3)尿中の成分と接触により、それ自体が化学反応等を生じて変色するもの等を用いることができる。本発明における「変色」には、ある色から他の色への変化の他、無色から有色への発色、有色から無色への変色等も含まれる。
上記(1)のタイプの色剤としては、水溶性インクに配合された顔料の他、水溶性接着剤に配合された顔料等を挙げることができる。水溶性インクは、印刷によりシート材72に固定することができ、水溶性接着剤は、スプレーによる噴霧やコーターによる塗工により、シート材72に固定することができる。印刷による場合の印刷方法としては、例えば、フレキソ印刷方式、グラビア印刷方式、オフセット印刷、インクジェット方式、スクリーン印刷方式、バブルジェット(登録商標)方式等の印刷方法が挙げられる。
上記(2)のタイプの色剤としては、pH指示薬と酸化化合物の混合物、塩化コバルト等が挙げられ、これらは、例えばホットメルト接着剤等に配合し、それをシート材72に塗工することができる。
上記(3)のタイプの色剤としては、尿から発生するアンモニアに反応するフェノールフタレイン等のアルカリ指示薬、尿中に含まれるアスコルビン酸(ビタミンC)と反応する酸化還元指示薬等が挙げられ、これらは、例えばホットメルト接着剤等に配合し、それをシート材72に塗工することができる。
以上においては、主としておむつ1の腹側部A側に配されたインジケータ複合材7A、7Bに関して説明したが、第1実施形態のおむつ1においては、背側部B側にも、同様の構成を有する2枚のインジケータ複合材7が同様の態様で配されている。背側部B側の2枚のインジケータ複合材7の構成及びその配置態様については、腹側部A側のインジケータ複合材7A,7Bについての説明が同様に適用される。
おむつ外表面から変色を確認できるようにする観点から、外装体11は、インジケータ71の変色を隠蔽しないものであることが好ましい。また、第1実施形態のおむつ1は、インジケータ複合材7によって吸収体4の端部4aからの液漏れを検知できるのみではなく、親水性シート72の液拡散性ないし液保持性によって漏れ自体も防止されるため、外装体11を構成する外層不織布12及び内層不織布13として、液を透過させ易いものを用いても漏れが生じくい。
次に、本発明の他の実施形態のおむつについて説明する。
他の実施形態については、第1実施形態のおむつ1との相違点を主として説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点については、おむつ1について上述した説明が適宜適用される。
第2実施形態のおむつ1Aにおいては、図5に示すように、外層不織布12における、吸収性本体10の表面シート2側に折り返した部分12aのみに、インジケータ複合材7B及びそのインジケータ71が固定されている。
第3実施形態のおむつ1Bにおいては、図6に示すように、内層不織布13のみにインジケータ複合材7A及びそのインジケータ71が固定されている。
第2又は第3実施形態のおむつによれば、おむつ1より多少劣るが同様の効果が得られる。
おむつ1の腹側部Aに関して、うつ伏せで寝ている時を想定した際、尿はその自重により主にインジケータ複合材7A側に拡散するため、少なくともインジケータ複合材7Aを配置することが望ましい。一方、腹側部における7Bは、仰向けで寝ている時を想定した際、尿が到達しやすい部位であり、7A同様に重要である。
背側部Bに関しては、うつ伏せで寝ている場合、排尿ポイントが腹側に偏在していることから液が到達する確率は低く、インジケータ複合材7A、7Bとも比較的重要ではないが、仰向け寝の際、お尻を伝って尿が背側部Bに到達することがあること、また背側部Bに関しては排便ポイント(肛門)が背側に偏在しているため、水分の多い便、下痢の到達状況を判別することも可能であることを考慮に入れると腹側部A同様にインジケータ複合材7A、7Bを配置することが望ましい。
第4及び第5実施形態のおむつ1C,1Dにおいては、図7及び図8に示すように、インジケータ複合材7を構成する親水性シート72が、吸収体4の長手方向の端縁4aより外方において折り返されており、その折り返し部7aを境界とする一方の側72bが、表面シート2に重ね合わされており、他方の側72aが、防漏シート3に重ね合わされている。また、親水性シート72は、折り返し部7aを境界とする何れか一方の側のみにインジケータ71を有している。
また、第4及び第5実施形態のおむつ1C,1Dにおいては、吸収体4の端部4aから、外装体11側に液が漏れだした場合であっても、外層不織布12における、吸収性本体10の表面シート2側に折り返した部分12a側に液が漏れだした場合であっても、親水性シート72による拡散効果により、インジケータ71を変色させることができる。
以上、本発明をその好ましい幾つかの実施形態に基づき説明したが、本発明は上記各実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、上述した各おむつ1,1A〜1Dにおいては、インジケータ複合材7が、吸収体4の長手方向の端縁4a寄り部分と一部が重ねった状態に配されていたが、これに代えて、図9に示すように、インジケータ複合材7を、吸収体4の長手方向の端縁4aと隣接した状態に配することもできる。
また、上述したインジケータ複合材7は、インジケータ71を親水性シート72に固定したものであったが、インジケータ複合材7は、インジケータ71を液不透過性ないし撥水性のシートに固定してなるものであっても良い。液不透過性ないし撥水性のシートとしては、フィルム、エアスルー、スパンボンド、SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)等の不織布等が挙げられる。
液不透過性ないし撥水性のシートを用いた場合、インジケータ複合材7を貫通しての液漏れを防止することができる。
また、インジケータ複合材7を配するのに代えて、図10及び図11に示すように、インジケータ71のみが配されていても良い。図10に示すおむつにおいては、インジケータ71が、内層不織布13に、おむつ幅方向(X方向)に長い矩形状に塗工されており、そのインジケータ71が、吸収体4の端縁4aと隣接した状態に配されている。図11に示すおむつにおいては、インジケータ71が、内層不織布13にX方向に長い矩形状に塗工されており、そのインジケータ71が、吸収体4の長手方向の端縁4a寄り部分と一部が重ねった状態に配されている。図10及び図11の何れのおむつにおいても、インジケータ71が吸収体4の幅方向に沿って延びている。
また、インジケータ複合材7を、腹側部A及び背側部Bの両方に配するのに代えて、何れか一方のみに配することもできる。また、腹側部A及び背側部Bの両方に配する場合、腹側部Aと背側部Bとで、インジケータ複合材7の枚数や配置の仕方を変えることもできる。
また本発明におけるインジケータが配置される位置は、吸収体端部近傍であり、特に夏季において、着用者が汗をかきやすい部位である。よって水分にて変色を示すインジケータを該部位に用いることにより、吸収体の利用状況のみならず、発汗の状況をも知ることが可能となる。
また、本発明の使い捨ておむつは、パンツ型使い捨ておむつに限定されず、いわゆる展開型の使い捨ておむつであっても良い。また、外装体11を構成するシート材のうち表面シート2側に折り返す不織布は、外層不織布12及び内層不織布13のうちの、内層不織布13であっても良いし、両者とも折り返しても良い。また、外装体11は、一枚の不織布からなるものであっても良い。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明の第1実施形態の使い捨ておむつを示す斜視図である。 図1に示すおむつの展開状態を示す平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図1に示すおむつに用いたインジケータ複合材を示す平面図である。 本発明の別の実施形態を示す図(図3相当図)である。 本発明の更に別の実施形態を示す図(図3相当図)である。 本発明の更に別の実施形態を示す図(図3相当図)である。 本発明の更に別の実施形態を示す図(図3相当図)である。 本発明の更に別の実施形態を示す図(図3相当図)である。 本発明の更に別の実施形態を示す図(図3相当図)である。 本発明の更に別の実施形態を示す図(図3相当図)である。 液保持性の測定に用いる器具を示す説明図である。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ(使い捨ておむつ)
2 表面シート
3 防漏シート
4 吸収体
4a 長手方向の端縁
5 ウエスト開口部
5a,5b ウエスト縁端
51 ウエスト部弾性部材
6 レッグ開口部
61a,61b レッグ部弾性部材
7 インジケータ複合材
71 インジケータ
72 親水性シート(シート材)
8 側方カフス
10 吸収性本体
11 外装体
12 外層不織布(外装体を構成するシート材)
13 内層不織布(外装体を構成するシート材)

Claims (7)

  1. 液透過性の表面シートと、防漏シートと、これら両シート間に介在された実質的に縦長の吸収体を具備する使い捨ておむつにおいて、
    前記吸収体の長手方向の端縁とおむつのウエスト縁端との間に、水分もしくは尿と接触して変色するインジケータがシート材に固定されてなるインジケータ複合材が配されており、該インジケータ複合材は、前記吸収体の前記端縁と隣接した状態又は該吸収体の該端縁寄り部分と一部が重なった状態に配されており、且つ前記インジケータが該吸収体の幅方向に沿って延びている、使い捨ておむつ。
  2. 前記インジケータ複合材を構成する前記シート材が親水性シートからなり、該親水性シートが、前記吸収体の前記端縁と隣接した状態又は該吸収体の該端縁寄り部分と一部が重なった状態に配されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記表面シート、前記防漏シート及び前記吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の前記防漏シート側に位置し該吸収性本体を固定している外装体とを備えており、
    前記吸収体の長手方向における前記端縁より外方において、前記外装体を構成するシート材が折り返されており、該シート材の折り返された部分の一部が、該吸収性本体の表面シート側の面の一部を被覆している、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記インジケータが、前記外装体を構成するシート材の前記折り返した部分に固定されている、請求項3記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記インジケータ複合材を構成する前記シート材が親水性シートとからなり、該親水性シートは、前記吸収体の長手方向における前記端縁より外方において折り返されており、その折り返し部を境界とする一方の側が、前記表面シートに、隣接しているか又は重ね合わされており、他方の側が、前記防漏シートに、隣接しているか又は重ね合わされている、請求項の1〜4の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記親水性シートは、前記折り返し部を境界とする何れか一方の側のみに前記インジケータを有している請求項5記載の使い捨ておむつ。
  7. 液透過性の表面シートと、防漏シートと、これら両シート間に介在された実質的に縦長の吸収体を具備する使い捨ておむつにおいて、
    前記吸収体の長手方向の端縁とおむつのウエスト縁端との間に、水分もしくは尿と接触して変色するインジケータが配されており、該インジケータは、前記吸収体の前記端縁と隣接した状態又は該吸収体の該端縁寄り部分と一部が重なった状態に配されており、且つ該インジケータが該吸収体の幅方向に沿って延びている、使い捨ておむつ。
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