JP2009131334A - 塗布ブラシ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 合成樹脂製のフィラメントを束ねた塗布ブラシにおいて、この塗布ブラシが中空よりなるフィラメントであって、そのフィラメントの基部の断面形状及び中空部の断面形状が異形形状であり、また、そのフィラメントの一部に分割片を形成すると共に、その分割片が形成されたフィラメントを前記塗布ブラシの長手方向に沿って一部、又は、全部に亘り配置されている塗布ブラシ。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、この構造では、2種類のブラシ毛の配列具合によって放射状のブラシ毛の長さがまちまちとなり、ある部分では短いブラシ毛が集中し、ある部分では長いブラシ毛が集中することによりまだらになったりする。そのため、塗布液の付着が均一でなくなり、ある部分では、たっぷりと保液されるが、他の部分では保液が少なく、まつ毛に均一に塗布することが困難になる。そこで、これを避けるために製作時に2種類のブラシ毛の配列を精密に行う試作もなされたが、面倒で手間と時間がかかり、しかも、塗布ブラシの素体を作った後に、加熱手段による加熱工程を要するので工程が増し、コストが高くなるという問題が生じてしまった。さらに、この種の従来技術にあっては、ブラシ毛の形状が金属線にブラシ毛を配列した段階で決定されてしまうため、後には変更することは困難であり、仕様の自由度に乏しいという問題があった。つまり、無理に変更しようとブラシ毛に外力を加えてしまうと毛玉状のふくらみが取れてしまう危険性があるのである。
尚、本実施例においては、マスカラ用塗布ブラシを1例として説明するが、これに限られることはなく、例えば、リップブラシや修正液、接着剤、化粧ブラシ、漆器用の平筆などのフィラメントに適用させても良い。
また、塗布用ブラシの構成として、ブラシ毛を金属製の芯線間にこれと交差状に配し、芯線をらせん状に巻回する構成について説明しているが、これに限られることはなく、例えば、フィラメントを束ねて後端部を熱溶着や接着剤等で固定したブラシと言った種々の構成に適宜適用が可能である。
フィラメント6の基部の断面形状及び中空部断面形状が異形なフィラメント6は、市販品としてはタイネックスブラッシュフィラメント0960シリーズ(材質:ナイロン、断面形状:風車型(シーホース形状)、米国デュポン社製)、タイネックスブラッシュフィラメント:Diamond Hollow Filaments(材質ナイロン、断面形状:四角形型、米国デュポン社製)、タイネックスブラッシュフィラメント:Splittable Filamente(材質TPE、断面形状:三角形型、米国デュポン社製)タイネックスブラッシュフィラメント:Supersoft splittable(材質ポリエステル、断面形状:家紋型、米国デュポン社製)等が上げられる。
尚、断面異形形状とは、フィラメント6の軸方向に垂直な面の形状が円形以外のものであり、上記市販品として例示したように、略四角形状、略三角形状、略風車状、略家紋状や半円状、矩形状のものがあり、特に断面が略四角状・略三角状や略家紋状といった形状のものの方が半円形、矩形状のものより顕著な効果を示すので好ましい。
また、フィラメント6を分割し、分割片7を構成する目的としては、前記断面形状を異形にすると同様に、マスカラ液の保持性、即ち、分割した部分への保持性を良好なものとしている。尚、その分割片7は、2分割以上であるならば良いが、分割する増加に伴って、保持されるマスカラ液の液量も増加する。
又、フィラメント6の中空部8の断面形状を丸型にすると、先端を分割する際において、フィラメント6に力を加えたとき中空部が潰れやすくなったり、異形に比べて表面積が小さいことや筋が少ないので分割し難くいため、フィラメント6表面が不均一になり、分割される本数が減ったりするので、結果として、そのフィラメント6の向きが一定せずフィラメント6間における空間にバラツキが発生してしまい、フィラメント群3が広がったり、バラケて塗布時に均一な塗布が得られないからである。尚、フィラメント6の中空部の断面形状が四角形状、三角形状、風車状、家紋状のもの方が顕著な効果を示すので好ましい。又、フィラメント6の中空部8の穴の数は、1〜6個が好ましい。
図2(c)に示すように、マスカラ用塗布ブラシ5の外形を形成しているフィラメント6の毛先を剪定して所要の形状に外形を整えて形成する。フィラメント群3は、フィラメント6の基部の断面形状及び中空部8の断面形状が異形のものを用いるが、他の条件を表1に示す。
表2に実施例1〜12、並びに、比較例13〜24のマスカラ塗布ブラシ5のフィラメント6の基部の断面形状及び中空部8の断面形状と分割する長さを示す。
方法:任意に抽出したモニターに実際にマスカラ用塗布ブラシ5を使用してもらい、使用性についてのモニター調査を実施した。又、フィラメント6の先端の分割のし易さについても評価を実施した。その調査結果を表3に示す。
2 摘み1と一体の軸
3 フィラメント群
4 芯線
5 塗布ブラシ
6 フィラメント
7 分割片
8 中空部
Claims (3)
- 合成樹脂製のフィラメントを束ねた塗布ブラシにおいて、この塗布ブラシが中空よりなるフィラメントであって、そのフィラメントの基部の断面形状及び中空部の断面形状が異形形状であり、また、そのフィラメントの一部に分割片を形成すると共に、その分割片が形成されたフィラメントを前記塗布ブラシの長手方向に沿って一部、又は、全部に亘り配置されていることを特徴とする塗布ブラシ。
- 前記フィラメントは、フィラメントの基部断面形状及び中空部の断面形状が異形形状であるものを2種類以上混毛したことを特徴とする請求項1に記載の塗布ブラシ。
- 前記フィラメントの分割片の長さが0.5〜5.0mmとしたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の塗布ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007308051A JP2009131334A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 塗布ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007308051A JP2009131334A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 塗布ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009131334A true JP2009131334A (ja) | 2009-06-18 |
Family
ID=40863888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007308051A Pending JP2009131334A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 塗布ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009131334A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-11-28 JP JP2007308051A patent/JP2009131334A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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