JP2009131078A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシホルダの設置スペースを小さくすることができ、効果的に軸短化を図ることができる電動モータを提供する。
【解決手段】有底筒状のブラシホルダ19にブラシ18がコイルスプリング39を介して付勢された状態で出没自在に内装され、ブラシ18がアーマチュアに備えられているコンミテータに摺接して給電を行う電動モータにおいて、コイルスプリング39は、先端部に向かうに従って徐々に縮径する先細り形状に形成され、ブラシ18の基端、またはブラシホルダ19の底面の何れか一方に、コイルスプリング39の先端部を保持する凸部40を設けた。
【選択図】図2

Description

この発明は、整流子に給電を行うためのブラシを備えた電動モータに関するものである。
従来から、車両等に搭載されるブラシ付電動モータが知られている。この種のブラシ付電動モータは、外部からの直流電源を機械的に整流してアーマチュアに供給すべく、ブラシとコンミテータ(整流子)とを備えている。ブラシは、有底筒状のブラシホルダにコイルスプリングを介して付勢された状態で出没自在に内装されている。ブラシの先端部は、コイルスプリングによって付勢されているのでコンミテータに摺接している。これにより、外部からの電源がブラシを介してコンミテータに供給されるようになっている。
一方、コンミテータとしては、電動モータの軸短化を図るために、略円盤状に形成された樹脂モールド体を有する、所謂ディスク型コンミテータを用いる場合がある。このディスク型コンミテータの樹脂モールド体は、アーマチュアの回転軸の周囲に固定されている。そして、樹脂モールド体の一側面の回転摺動面にアーマチュアコイルと導通する複数のセグメントを放射状に露出配置している。
このようなディスク型コンミテータを用いる場合、各セグメントにブラシの先端部を摺接させるべく、ブラシホルダ、およびブラシを軸線方向に沿って配設する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−325284号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、ブラシの摩耗代やコイルスプリングの最大圧縮時の軸長を考慮すると、ブラシホルダの軸線方向の長さを大きく確保する必要がある。このため、ディスク型コンミテータを用いても効果的に電動モータの軸短化を図り難いという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ブラシホルダの設置スペースを小さくすることができ、効果的に軸短化を図ることができる電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、有底筒状のブラシホルダにブラシがコイルスプリングを介して付勢された状態で出没自在に内装され、前記ブラシがアーマチュアに備えられている整流子に摺接して給電を行う電動モータにおいて、前記コイルスプリングは、先端部に向かうに従って徐々に縮径する先細り形状に形成され、前記ブラシの基端、または前記ブラシホルダの底面の何れか一方に、前記コイルスプリングの先端部を保持する保持部を設けたことを特徴とする。
このように、ブラシホルダに内装されたブラシを整流子側に向かって付勢するコイルスプリングが軸線方向先端に向かうに従って徐々に縮径する先細り形状に形成されているので、コイルスプリングを圧縮させた際、このコイルスプリングの基端側よりも先端側が径方向内側に位置し、コイルスプリングの最大圧縮時の軸長を従来よりも短く設定できる。
また、コイルスプリングの先端部を保持する保持部をブラシの基端、またはブラシホルダの底面の何れか一方に設けるので、ブラシの基端、またはブラシホルダの底面をコイルスプリングの先端部が押し当てた際、この先端部が横滑りして首振りしてしまうことを防止できる。
請求項2に記載した発明は、前記保持部が前記コイルスプリングの先端部を保持する凸部であり、前記凸部に前記コイルスプリングの先端部を外嵌固定したことを特徴とする。
この場合、請求項3に記載した発明のように、前記保持部が前記コイルスプリングの先端部を受け入れる凹部であり、前記凹部に前記コイルスプリングの先端部を圧入固定してもよい。
このように構成することで、簡単な構造で保持部を設けることができる。
請求項4に記載した発明は、有底筒状のブラシホルダにブラシがコイルスプリングを介して付勢された状態で出没自在に内装され、前記ブラシがアーマチュアに備えられている整流子に摺接して給電を行う電動モータにおいて、前記コイルスプリングは、両端を除く部位に軸線方向に徐々に縮径するくびれ部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、コイルスプリングを圧縮させた際、このコイルスプリングの両端よりもくびれ部が径方向内側に位置し、コイルスプリングの最大圧縮時の軸長を短く設定することができる。
また、コイルスプリングの両端の直径をブラシの基端、およびブラシホルダの底面を確実に保持可能な大きさに設定することができる。
請求項5に記載した発明は、前記ブラシホルダの筒部を断面略四角形に形成し、前記コイルスプリングの前記ブラシとの当接部を前記筒部の内壁に沿うように形成することを特徴とする。
このように構成することで、コイルスプリングにおけるブラシとの当接部の回転方向を規制することができ、コイルスプリングが中心軸を中心にして自転してしまうことを防止できる。
請求項6に記載した発明は、前記整流子は、前記アーマチュアの回転軸の周囲に固定される略円盤状の樹脂モールド体を有し、該樹脂モールド体の一側面の回転摺動面に前記整流子のセグメントを放射状に露出配置していることを特徴とする。
このように、樹脂モールド体の一側面の回転摺動面にセグメントを露出配置する、所謂ディスク型コンミテータを用いることによって、電動モータの軸短化を図ることができるのに加え、軸線方向に沿って配設されるブラシホルダの軸線方向の長さが従来よりも短く設定できるので、効果的に電動モータの軸短化を図ることができる。
請求項1に記載した発明によれば、ブラシホルダに内装されたブラシを整流子側に向かって付勢するコイルスプリングが軸線方向先端に向かうに従って徐々に縮径する先細り形状に形成されているので、コイルスプリングを圧縮させた際、このコイルスプリングの基端側よりも先端側が径方向内側に位置し、コイルスプリングの最大圧縮時の軸長を従来よりも短く設定できる。このため、最大圧縮時の軸長を短く設定できる分、ブラシホルダの長さを短く設定することが可能になる。よって、ブラシホルダの設置スペースを小さくすることができ、電動モータの小型化を図ることができる。
また、コイルスプリングの先端部を保持する保持部をブラシの基端、またはブラシホルダの底面の何れか一方に設けるので、ブラシの基端、またはブラシホルダの底面をコイルスプリングの先端部が押し当てた際、この先端部が横滑りして首振りしてしまうことを防止できる。このため、コイルスプリングによる押圧力を確実にブラシに付勢することができる。
請求項2、および請求項3に記載した発明によれば、簡単な構造で保持部を設けることができるため、保持部を設置するためのスペースを小さく設定することができると共に、製造コストを抑えることができる。
請求項4に記載した発明によれば、コイルスプリングを圧縮させた際、このコイルスプリングの両端よりもくびれ部が径方向内側に位置し、コイルスプリングの最大圧縮時の軸長を短く設定することができる。このため、ブラシホルダの設置スペースを小さくすることができ、電動モータの小型化を図ることが可能になる。
また、コイルスプリングの両端の直径をブラシの基端、およびブラシホルダの底面を確実に保持可能な大きさに設定することができる。このため、ブラシの基端、またはブラシホルダの底面をコイルスプリングの両端が押し当てた際、この両端が横滑りして首振りしてしまうことを防止できる。
請求項5に記載した発明によれば、コイルスプリングにおけるブラシとの当接部の回転方向を規制することができ、コイルスプリングが中心軸を中心にして自転してしまうことを防止できる。このため、コイルスプリングの自転によるブラシへの押し当て方が変動してしまうことを防止でき、この結果ブラシによる整流変動を防止することが可能になる。
請求項6に記載した発明によれば、樹脂モールド体の一側面の回転摺動面にセグメントを露出配置する、所謂ディスク型コンミテータを用いることによって、電動モータの軸短化を図ることができるのに加え、軸線方向に沿って配設されるブラシホルダの軸線方向の長さが従来よりも短く設定できるので、効果的に電動モータの軸短化を図ることができる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、電動モータ1は、有底円筒形状のヨーク2内にアーマチュア3を回転自在に配置したDCブラシ付モータである。ヨーク2の内周面には周方向に分割された複数の瓦状の永久磁石4が等間隔に、かつ隣り合う磁極が互いに逆になるように固定されている。
アーマチュア3は、回転軸5に外嵌固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7と、アーマチュアコア6の径方向中央に配設され回転軸5に外嵌固定されたコンミテータ(整流子)13とで構成されている。
アーマチュアコア6は、軟磁性粉末から加圧成形によって形成された、いわゆる圧粉磁性体により形成されたものであって、略円環状に形成されたコア本体8を有している。コア本体8の両側面には、径方向中央に凹部20,20が形成されている。これら凹部20,20のうち、コア本体8の一側面(図1における上側の面)に形成された凹部20にコンミテータ13が収納されるようになっている。凹部20には、軸線方向に貫通する貫通孔21が周方向に沿って等間隔に複数個形成されている。また、凹部20の径方向中央には、回転軸5を圧入するための軸孔22が形成されている。
コア本体8の外周部には軸線方向平面視略T字状のティース9が周方向に沿って等間隔となるように放射状に複数個形成されている。各ティース9は、径方向に延出する巻胴部9aと、巻胴部9aの先端から周方向に延出すると共に、軸線方向に延出する外周部9bとで構成されている。
なお、隣接する外周部9b間には蟻溝状のスロットが周方向に沿って等間隔に複数個形成され、このスロットを通ってエナメル被覆の巻線12がティース9の巻胴部9aに巻装される。これにより、アーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成されるようになっている。
アーマチュアコア6の凹部20に収納されているコンミテータ13は、回転軸5に外嵌固定されている略円盤状の樹脂モールド体26を有する、所謂ディスク型コンミテータである。樹脂モールド体20の径方向中央には、回転軸5を圧入固定するための軸孔28が形成されている。樹脂モールド体26の外径は、コンミテータ13を凹部20に収納可能にするため、凹部20の直径よりもやや小さく設定されている。すなわち、コンミテータ13としてディスク型コンミテータを用いることに加え、凹部20にコンミテータ13を収納することによって、電動モータ1の軸短化が図られている。
樹脂モールド体26のコア本体8と反対側の面(図1における上側の面)には、導電材で形成されたセグメント14が複数個配設されている。これらセグメント14は、露出した状態で周方向に沿って放射状に等間隔に配設され、隣接するセグメント14は互いに絶縁されている。各セグメント14の外周側端部は、コア本体8側(図1における下側)に向かって、かつ軸線方向に沿って曲折し、樹脂モールド体26のコア本体8側の面から突出している。この突出した部位に、セグメント14側に折り返す形で折り曲げられたライザ15が一体成形されている。
すなわち、コンミテータ13は、一側面の回転摺動面にセグメント14が露出するように配設されている一方、他側面にライザ15が突設した状態になっている。
ライザ15にはアーマチュアコイル7の巻き始め端部と巻き終わり端部となる巻線12が掛け回わされ、巻線12は、レーザー、またはアーク溶接等によりライザ15に固定されている。これにより、セグメント14とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。
ヨーク2のエンド部(底部)2aには、径方向略中央に軸受けハウジング29が設けられ、ここに軸受け16が固定されている。この軸受け16によって回転軸5の一端側が回転自在に支持されている。ここで、軸受けハウジング29には、挿通孔32が形成されており、この挿通孔32から回転軸5の一端側が突出するようになっている。
一方、ヨーク2の開口部2bには、この開口部2bを閉塞するブラケット17が設けられている。このブラケット17の径方向略中央にはボス31が突出形成されている。ボス31の径方向略中央には、軸受けハウジング25が形成されており、ここに軸受け10が固定されている。この軸受け10は、回転軸5の他端側を回転自在に支持している。
また、ボス31には、軸受けハウジング25の周囲に複数のブラシ装置24が設けられている。
図1〜図3に示すように、ブラシ装置24は、有底筒状のブラシホルダ19にブラシ18がコイルスプリング39を介して付勢された状態で出没自在に内装されているものである。ブラシホルダ19は、この開口部19aをコンミテータ13側に向けると共に、ブラシホルダ19の筒部19bを軸線方向に沿わせた形で配置してある。ブラシホルダ19の筒部19bは、断面略四角形状に形成されている。
ブラシ18は、ブラシホルダ19の筒部19bに対応するように略角柱状に導電材で形成されたものである。このブラシ18は、コンミテータ13(セグメント14)に給電を行うためのものであって、不図示の外部電源に接続されている。
コイルスプリング39は、棒状のばね鋼を螺旋状に巻いて形成したものであって、軸線方向先端に向かうに従って徐々に先細りとなるテーパ状に形成されている。すなわち、コイルスプリング39の先端部39aの直径E1は、コイルスプリング39の基端部39bの直径E2よりも縮径されており、かつこれら先端部39aと基端部39bとの間のスプリング部39’の直径は、基端部39bから先端部39aに向かうに従って徐々に縮径されている。なお、基端部39bの直径E2は、ブラシホルダ19の筒部19bの内径E3と同等、若しくはやや小さくなる程度に設定されている。そして、コイルスプリング39は、基端部39bをブラシホルダ19のエンド部(底部)19c側に位置させるようにしてブラシホルダ19内に収納してある。
ここで、ブラシ18のコイルスプリング39との当接面18aには、径方向略中央に、つまり、コイルスプリング39の先端部39aに対応する位置に凸部40が形成されている。この凸部40はコイルスプリング39の先端部39aを保持する保持部としての機能を有する。すなわち、凸部40の外径E3はコイルスプリング39の先端部39aの直径E1と略同等に設定されており、凸部40にコイルスプリング39の先端部39aが外嵌固定されるようになっている。コイルスプリング39の先端部39aは、凸部40に外嵌固定されることにより、軸線方向や径方向への移動が規制される。
ブラシ18の先端部18bは、コイルスプリング39によってコンミテータ13に向かって(図1における下方に向かって)付勢されているためセグメント14に摺接した状態になっている。そして、コンミテータ13(セグメント14)に給電されることでセグメント14と電気的に接続されているアーマチュアコイル7に電流が流れる。これによって、アーマチュアコイル7に磁界が形成され、この磁界とヨーク2の永久磁石4との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸5が駆動する。
図4は、コイルスプリング39の最大圧縮時の状態を示し、(a)は側面図、(b)は縦断面図である。なお、図4(a)における2点鎖線は、この実施形態のコイルスプリング39との比較のため、従来のコイルスプリング、つまり、テーパ形状を有しないコイルスプリングの最大圧縮時の外形を示したものである。
同図に示すように、コイルスプリング39を圧縮させた状態にあっては、コイルスプリング39の基端部39bの径方向内側にコイルスプリング39の先端部39aが介在した状態になる。
すなわち、コイルスプリング39は、先端に向かうに従って徐々に先細りとなるテーパ状に形成されているので、コイルスプリング39を圧縮した際、軸線方向に隣接する各スプリング部39’(図3(a)参照)が互いに干渉することなく、径方向外側から径方向内側へと順に収納されていく。このため、コイルスプリング39の最大圧縮時の軸長が従来のコイルスプリングの最大圧縮時の軸長(図4(a)における2点鎖線参照)よりも短くなる。
より具体的には、従来のコイルスプリングにおいては、コイルスプリングの最大圧縮時を軸長Ljは、
Lj=(コイルスプリング端の座巻数+コイルスプリングの有効巻数)×コイルスプリングの線径
となる。
しかしながら、この第一実施形態のコイルスプリング39の最大圧縮時の軸長は、隣接する各スプリング部39’が互いに干渉しないので、コイルスプリングの有効巻数を殆ど考慮する必要がなく、軸長Ljよりも短くなる。
したがって、上述の第一実施形態によれば、コイルスプリング39の最大圧縮時の軸長を従来よりも短く設定できるので、この分ブラシホルダ19のコイルスプリング39の設置スペースを小さくすることができる。このため、ブラシ装置24におけるブラシホルダ19の筒部19bの長さを短く設定することができる。また、コンミテータ13として、略円盤状の略円盤状の樹脂モールド体26を有する、所謂ディスク型コンミテータを用いることで、回転軸5の軸短化を図ることが可能になる。
ここで、コンミテータ13のセグメント14は樹脂モールド体26の一側面の回転摺動面に露出配置される。このため、セグメント14に摺接させるべく配設されるブラシ装置24は、ブラシホルダ19(ブラシ18)が軸線方向に沿った状態で配置される(図1参照)。よって、コンミテータ13に、この第一実施形態のブラシ装置24を用いることでより効果的に電動モータ1の軸短化を図ることが可能になる。
また、コイルスプリング39の先端部39aを保持する保持部として、ブラシ18のコイルスプリング39との当接面18aに凸部40を形成している。このため、コイルスプリング39の先端部39aの軸線方向や径方向への移動が規制され、コイルスプリング39の先端部39aがブラシ18を押し当てた際、先端部39aが横滑りして首振りしてしまうことを防止できる。よって、コイルスプリング39による押圧力を確実にブラシ18に付勢することができる。
さらに、凸部40を形成するだけで、コイルスプリング39の先端部39aの首振りを防止することができるので、先端部39a保持用のスペースを最小限に抑えることができると共に、製造コストを抑えることが可能になる。
なお、この第一実施形態では、コイルスプリング39の基端部39bをブラシホルダ19のエンド部(底部)19c側に位置させるようにしてブラシホルダ19内に収納すると共に、ブラシ18のコイルスプリング39との当接面18aに凸部40を形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、図5に示すように、コイルスプリング39の基端部39bをブラシ18のコイルスプリング39との当接面18a側に位置させるようにしてブラシホルダ19内に収納すると共に、ブラシホルダ19のエンド部(底部)19cに凸部40を形成してもよい。このようにした場合、コイルスプリング39の基端部39bは、ブラシ18を押し当てるのに十分な大きさを有しているので、ブラシ18に対して横滑りするおそれがない。
また、この第一実施形態では、コイルスプリング39の先端部39aを保持する保持部として凸部40を形成した場合について説明したが、これに限られるものではなく、凸部40に代わってコイルスプリング39の先端部39aを受け入れる凹部41(図2、図5の2点鎖線参照)を形成してもよい。この場合、凹部41の直径は、コイルスプリング39の先端部39aを圧入固定可能な大きさに設定する。
次に、この発明の第二実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する(以下の実施形態においても同様)。
この第二実施形態において、ブラシ装置44は有底筒状のブラシホルダ19にブラシ18がコイルスプリング49を介して付勢された状態で出没自在に内装されているものである点、ブラシホルダ19の開口部19aをコンミテータ13(この第二実施形態では不図示)側に向けると共に、ブラシホルダ19の筒部19bを回転軸5(この第二実施形態では不図示)の軸線方向に沿わせた形で配置してある点等の基本的構成は前述した第一実施形態と同様である(以下の実施形態においても同様)。
ここで、第二実施形態では、コイルスプリング49には、先端部49aと基端部49bを除く部位にくびれ部50が設けられている。
具体的には、コイルスプリング49の先端部49aの直径E5は、ブラシホルダ19のエンド部19c側に配置されたコイルスプリング39の基端部39bの直径E6と略同等に設定されている。これに加え、コイルスプリング49は、この基端部49bから先端部49aの首下部51に至る間で、先端に向かうに従って徐々に先細りとなるようにテーパ状に形成されている。
すなわち、コイルスプリング49は基端部49bから先端部49aの首下部51に至るまでは、これらの間にあるスプリング部49’の直径が先端に向かうに従って徐々に縮径されていると共に、先端部49aで拡径されている。これにより、コイルスプリング49は、先端部49aと基端部49bとの間にくびれ部50を形成した状態になる。なお、コイルスプリング49の先端部49aの直径E5と基端部49bの直径E6は、ブラシホルダ19の筒部19bの内径E3(図2参照)と同等、若しくはやや小さくなる程度に設定されている。
したがって、上述の第二実施形態によれば、前述した第一実施形態と同様の効果に加え、コイルスプリング49の先端部49aの直径E5をブラシホルダ19の筒部19bの内径E3(図2参照)と同等、若しくはやや小さくなる程度に設定するこが可能になる。このため、コイルスプリング49の先端部49aは、ブラシ18を押し当てるのに十分な大きさを有することになるので、ブラシ18に対して横滑りするおそれがない。よって、前述した第一実施形態のように、コイルスプリング49の先端部49aを保持する凸部(保持部)40を設ける必要がなく、さらに製造コストを低減することが可能になる。
なお、この第二実施形態では、コイルスプリング49の基端部49bをブラシホルダ19のエンド部19c側に配置し、コイルスプリング49の先端部49aをブラシ18に押し当てるようにした場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、コイルスプリング49の先端部49aをブラシホルダ19のエンド部19c側に配置し、コイルスプリング49の基端部49bをブラシ18に押し当ててもよい。
また、この第二実施形態では、コイルスプリング49の先端部49aの首下部51にくびれ部50を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られずにコイルスプリング49の先端部49aと基端部49bとの間にくびれ部50を設ければよく、例えば、図7に示すように、コイルスプリング49の軸線方向略中央にくびれ部50を設けてもよい。
次に、この発明の第三実施形態を図8、図9に基づいて説明する。
図8、図9に示すように、この第三実施形態におけるブラシ装置54のコイルスプリング59は、この基端部59bをブラシ18側に向けた状態で配置され、基端部59bから軸線方向先端に向かうに従って徐々に先細りとなるテーパ状に形成されている。なお、コイルスプリング59の先端部59aは、特に図示しない保持部としての凸部、または凹部によって、ブラシホルダ19のエンド部19cに固定されている。
ここで、コイルスプリング59の基端部59bは、ブラシホルダ19の筒部19bの内壁19eに沿うように軸線方向平面視で略四角形状に形成されている。すなわち、コイルスプリング59の基端部59bは、互いに径方向で対向する4つの直線部61と、これら直線部61を連結する4つの曲折部62とで構成されている。そして、曲折部62がブラシホルダ19の角部19dに位置した状態になっている。
したがって、上述の第三実施形態によれば、前述した第一実施形態と同様の効果に加え、コイルスプリング59の基端部59b、つまり、コイルスプリング59におけるブラシ18との当接部分の回転方向を規制することができる。すなわち、コイルスプリング59が中心軸を中心にして自転しようとしても、コイルスプリング59の曲折部62がブラシホルダ19の筒部19bと干渉するので、コイルスプリング59の自転が防止できる。このため、コイルスプリング59の自転によるブラシ18への押し当て方が変動してしまうことを防止でき、ブラシ18による整流変動を防止することが可能になる。
図9に基づいて、より詳しく説明する。同図に示すように、コイルスプリング59は、棒状のばね鋼を螺旋状に巻いて形成したものであるから、このブラシ18との当接部分、つまり、コイルスプリング59の基端部(座面)59bを正確に同一平面上に形成することは困難である。したがって、コイルスプリング59にブラシ18が付勢された状態にあっては、ブラシ18がやや傾いた状態になる。
ここで、コイルスプリング59は回転方向を規制されているため、ブラシ18を常に一定の傾き状態でコンミテータ13のセグメント14に摺接させることが可能になる。しかしながら、コイルスプリングが自転してしまう場合にあっては、ブラシ18の傾き状態が変動してしまう。
したがって、コイルスプリング59の回転方向を規制することで、ブラシ18への押し当て方が変動してしまうことを防止でき、この結果ブラシ18による整流変動を防止することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、コンミテータ13は、回転軸5に外嵌固定されている略円盤状の樹脂モールド体26を有し、樹脂モールド体26の一側面にセグメント14を露出配置した、所謂ディスク型コンミテータである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ディスク型コンミテータに代えて、樹脂モールド体を略円柱状に形成し、この外周面にセグメントを露出配置する、所謂円筒型コンミテータを用いてもよい。
さらに、上述の実施形態では、アーマチュアコア6として軟磁性粉末から加圧成形によって形成された、いわゆる圧粉磁性体により形成されたものが用いられている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、アーマチュアコアを圧粉磁性体に代わって複数の磁性鋼板を軸線方向に積層して形成してもよい。
そして、上述の第三実施形態では、コイルスプリング59の基端部59bがブラシホルダ19の筒部19bの内壁19eに沿うように軸線方向平面視で略四角形状に形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、ブラシホルダ19の筒部19bの断面形状が略長方形である場合、コイルスプリング59の基端部59bを軸線方向平面視で略楕円形状に形成してもよい。
本発明の第一実施形態における電動モータの構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態におけるブラシ装置の構成図である。 本発明の第一実施形態におけるコイルスプリングを示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 本発明の第一実施形態におけるコイルスプリングの最大圧縮時の状態を示し、(a)は側面図、(b)は縦断面図である。 本発明の第一実施形態における他のブラシ装置の構成図である。 本発明の第二実施形態におけるブラシ装置の構成図である。 本発明の第二実施形態における他のブラシ装置の構成図である。 本発明の第三実施形態におけるブラシ装置の斜視図である。 本発明の第三実施形態におけるブラシ装置の説明図である。
符号の説明
1 電動モータ
2 ヨーク
3 アーマチュア
4 永久磁石
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7 アーマチュアコイル
13 コンミテータ(整流子)
14 セグメント
18 ブラシ
18a 当接面(基端)
18b 先端部
19 ブラシホルダ
19a 開口部
19b 筒部
19c エンド部
19d 角部
19e 内壁
24,44,54 ブラシ装置
26 樹脂モールド体
39,49,59 コイルスプリング
39’,49’ スプリング部
39a,49a,59a 先端部
39b,49b,59b 基端部
40 凸部
41 凹部
50 くびれ部
51 首下部
59 コイルスプリング

Claims (6)

  1. 有底筒状のブラシホルダにブラシがコイルスプリングを介して付勢された状態で出没自在に内装され、
    前記ブラシがアーマチュアに備えられている整流子に摺接して給電を行う電動モータにおいて、
    前記コイルスプリングは、先端部に向かうに従って徐々に縮径する先細り形状に形成され、
    前記ブラシの基端、または前記ブラシホルダの底面の何れか一方に、前記コイルスプリングの先端部を保持する保持部を設けたことを特徴とする電動モータ。
  2. 前記保持部が前記コイルスプリングの先端部を保持する凸部であり、
    前記凸部に前記コイルスプリングの先端部を外嵌固定したことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記保持部が前記コイルスプリングの先端部を受け入れる凹部であり、
    前記凹部に前記コイルスプリングの先端部を圧入固定したことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  4. 有底筒状のブラシホルダにブラシがコイルスプリングを介して付勢された状態で出没自在に内装され、
    前記ブラシがアーマチュアに備えられている整流子に摺接して給電を行う電動モータにおいて、
    前記コイルスプリングは、両端を除く部位に軸線方向に徐々に縮径するくびれ部が形成されていることを特徴とする電動モータ。
  5. 前記ブラシホルダの筒部を断面略四角形に形成し、前記コイルスプリングの前記ブラシとの当接部を前記筒部の内壁に沿うように形成することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の電動モータ。
  6. 前記整流子は、前記アーマチュアの回転軸の周囲に固定される略円盤状の樹脂モールド体を有し、該樹脂モールド体の一側面の回転摺動面に前記整流子のセグメントを放射状に露出配置していることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の電動モータ。


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