JP2009130974A - 電力管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電気機器の電力監視制御の設定をユーザによって簡単に行うことができる電力管理システムを提供する。
【解決手段】分岐ブレーカIDと、電気機器9の名称情報と、電気機器9が設置された場所名称情報と、当該場所に設置された電気機器IDと、当該電気機器9のアドレス情報とを対応付けて記憶し、且つ、電気機器9の名称情報及び場所名称情報に対応付けて、当該場所に設置された特定の電気機器9の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位を設定しておき、演算部31は、分岐ブレーカの過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器9の名称又は場所、電気機器ID、アドレスを参照し、制御可能順位が高い場所や名称の電気機器9を優先して制御して、分岐ブレーカでの過電流を回避する。
【選択図】図2

Description

本発明は、多数の電気機器によって使用する電力をそれぞれの電気機器ごとに監視し、各電気機器の電力使用量を制御する電力管理システムに関する。
従来より、電気機器の電力使用量を監視及び制御する技術としては、下記の特許文献1などにて知られている。この特許文献1には、定格電流の高い宅内の電気機器を同時に運転した場合の過電流を回避するために、屋内配線の主幹ブレーカに流れる電流を検出する電流検出センサを備え、この電流検出センサからの入力信号が所定値に達した場合には電気機器の最大電流を抑制する信号を複数の電気機器に同時に送信する。これにより、主幹ブレーカの遮断を防止している。
特開平11−304218号公報
しかしながら、上述したような電気機器の電力監視制御を行うためには、電気機器に相当の設定作業を行う必要があり、当該設定作業は、宅内における設定工事段階において行われていた。したがって、電気機器のユーザにとっては、電力監視制御の設定を変更することが困難であった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、電気機器の電力監視制御の設定をユーザによって簡単に行うことができる電力管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、電気機器の電力使用量を監視して当該電気機器を制御する電力監視制御を行う電力管理システムにおいて、複数の電気機器によって使用される電力が供給される主幹ブレーカと、主幹ブレーカから分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路のそれぞれに設けられた複数の分岐ブレーカと、分岐ブレーカを介して電気機器に供給される電力使用量を、当該分岐ブレーカごとに計測する計測手段と、分岐ブレーカの所定閾値と計測手段により計測された分岐ブレーカの電力使用量とに基づいて過電流を判定する過電流判定手段とを備える。
この電力管理システムは、上述の課題を解決するために、記憶手段に、分岐ブレーカの識別子と、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の識別子と、当該電気機器のアドレス情報と、当該電気機器の名称情報とを対応付けて記憶しておき、設定手段によって、電気機器の名称に対応付けて、当該電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位を設定しておく。そして、判断制御手段は、過電流判定手段により分岐ブレーカでの過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器のうち設定手段により設定された制御可能順位が高い電気機器を低減又は電力消費を停止させるように、当該分岐ブレーカの識別子及び電気機器の名称に対応付けられた電気機器の識別子及びアドレス情報を参照して制御信号を送信する。
また、他の電力管理システムは、上述の課題を解決するために、記憶手段に、分岐ブレーカの識別子と、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の識別子と、当該電気機器のアドレス情報と、当該電気機器が設置されている場所名称情報とを対応付けて記憶しておき、設定手段によって、場所名称情報に対応付けて、当該場所に設置された電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位を設定しておく。そして、判断制御手段は、過電流判定手段により分岐ブレーカでの過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器のうち設定手段により設定された制御可能順位が高い場所に設置された電気機器の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように、当該分岐ブレーカの識別子及び場所名称情報に対応付けられた電気機器の識別子及びアドレス情報を参照して制御信号を送信する。
更に、他の電力管理システムは、上述の課題を解決するために、記憶手段に、分岐ブレーカの識別子と、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の識別子と、当該電気機器のアドレス情報と、当該電気機器の名称情報と、当該電気機器が設置された場所名称情報とを対応付けて記憶しておき、設定手段によって、電気機器の名称に対応付けて当該電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位と、場所名称情報に対応付けて当該場所に設置された電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位とを設定しておく。そして、判断制御手段は、過電流判定手段により分岐ブレーカでの過電流が判定された場合に、設定手段により設定された電気機器の名称の制御可能順位と場所の制御可能順位とを参照して、当該分岐ブレーカに接続された電気機器のうち制御可能順位が高い電気機器の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように、電気機器の識別子及びアドレス情報を参照して制御信号を送信する。
本発明によれば、電気機器の名称や場所に対応して予め制御可能順位を設定して、各分岐ブレーカでの過電流判定時に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器の消費電力を制御するので、一般のユーザであっても直感的且つ簡単に過電流判定時の制御内容を設定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明を適用した電力管理システムは、例えば図1に示すように、情報ブレーカ(制御端末)1に、エネルギーマネジメントユニット2とネットリモコン3,ネットリモコン4とワイヤレスセキュリティネットアダプタ5と玄関番ネットアダプタ6とコントロールパネル7とインタネットTV/ネットTV/PC8とが接続されて構成されている。この電力管理システムは、電気機器の電力使用量(消費電力)の節約を促すために、住宅における電力使用量を監視して当該電気機器を制御する電力監視制御(デマンド制御)を行うものである。この電気機器は、ネットリモコン3,ネットリモコン4に接続される。
例えば、ネットリモコン3には、住宅内のリビングに設置された照明装置、空調装置などの電気機器9が接続され、ネットリモコン4には、キッチンに設置されたIHヒータ等の電気機器9が接続される。なお、ネットリモコン3,ネットリモコン4には、住宅内の部屋ごとに各種の電気機器9が接続される構成ではなく、空調装置のみ又は照明装置のみが接続されるネットリモコンのように電気機器9の種類に応じたものであっても良い。
また、ネットリモコン4には、ワイヤレスセキュリティシステム10が接続されている。このワイヤレスセキュリティシステム10は、人感センサ、ドア開閉センサ、窓開閉センサ、煙センサ等のセンサ類、異常報知ボタン、当該センサ類によって検知されたセンサ信号や異常報知ボタンの操作信号を受信するワイヤレス受信器、ワイヤレス受信器によって受信したセンサ信号や操作信号が異常である場合に報知を行う報知装置などの電気機器9で構成されている。ワイヤレスセキュリティネットアダプタ5は、ワイヤレスセキュリティシステム10によって検知されたセンサ信号や操作信号をワイヤレス受信器から受信した場合に、当該センサ信号や操作信号を情報ブレーカ1を介して外部に出力する。
玄関番ネットアダプタ6には、宅内に設置されたディスプレイやスピーカ及びマイク等を備えた親器、玄関に設けられて呼出ボタンやカメラ、マイク及びスピーカ等を備えたドアホン子機、センサカメラなどの電気機器9を備える玄関番システム11が接続されている。玄関番ネットアダプタ6は、例えば、ドアホン子機が操作されたことの操作信号やカメラによって撮像した映像を情報ブレーカ1を介して外部に出力する。
コントロールパネル7は、電気機器9の電力使用量に関する情報や、電気機器9、ワイヤレスセキュリティシステム10、玄関番システム11の設定に関する情報を表示するディスプレイや、入力デバイスを備える。コントロールパネル7は、各種の情報を表示させる時には情報ブレーカ1に対して当該情報の送信を要求し、各種の設定をする時には制御信号を情報ブレーカ1に対して送信する。
インタネットTV/ネットTV/PC8は、Webブラウザ機能を備えている。インタネットTV/ネットTV/PC8は、Webサーバ搭載機器に格納されているWebコンテンツを介して電気機器9等を監視するコマンドや、電気機器9等を制御するコマンドを出力する。
また、情報ブレーカ1は、ルータ15及びモデム14を介してインターネット通信網13に接続され、当該インターネット通信網13を介してセンターサーバ12及び携帯端末20との間で情報の授受を行う。
センターサーバ12は、ネットワーク機能を有する汎用のコンピュータ装置で構成されている。センターサーバ12は、携帯端末20から送信された情報ブレーカ1宛ての情報や情報ブレーカ1から送信された情報を中継する機能を備えている。
具体的には、センターサーバ12は、ユーザの住宅に設けられた情報ブレーカ1のIPアドレスと、携帯端末20のIPアドレスとの対応関係を記憶しておく。センターサーバ12は、例えば、携帯端末20から宅内の状況を通知するコマンドが送信された場合には、当該携帯端末20のIPアドレスに対応した情報ブレーカ1に対して宅内の状況情報を返信するコマンドを送信し、情報ブレーカ1から送信された宅内の状況情報を携帯端末20に転送する。また、センターサーバ12は、携帯端末20から、宅内の電気機器9を制御するコマンドを受信した場合には、携帯端末20のIPアドレスに対応した情報ブレーカ1にコマンドを転送して、電気機器9を動作させる。
このように構成された電力管理システムにおけるエネルギーマネジメントユニット2は、戸建て住宅や集合住宅に設置される。この宅内分電盤には、図3に示すように、商用電源が供給され、当該商用電源と主幹ブレーカ40及び分岐ブレーカ41とが接続されている。分岐ブレーカ41には、例えば、200V専用回路、100V専用回路、コンセント照明回路といったように区分されている。また、分岐ブレーカ41は、当該区分内においてそれぞれ異なる電気機器9に接続されている。
商用電源によって供給された電力は、先ず主幹ブレーカ40に供給され、その後に分岐電路のそれぞれに設けられた複数の分岐ブレーカ41に供給されることによって各電気機器9に供給される。したがって、主幹ブレーカ40には、宅内で動作している全部の電気機器9が動作するための電流が流れ、各分岐ブレーカ41には、各電気機器9が動作するための電流が流れる。
図1に示した電力管理システムにおいて、分岐ブレーカ41は、宅内に設置されている電気機器9ごとに設けられていても良く、宅内の部屋ごとに設けられていても良く、宅内の電気機器9の種類ごとに設けられていても良い。後述の分岐ブレーカ電流検出部34は、分岐ブレーカ41ごとに設けられており、分岐ブレーカ41が部屋ごとに設けられている場合には部屋ごとに設けられている電気機器9の電力使用量を検出し、分岐ブレーカ41が電気機器9の種類ごとに設けられている場合には電気機器9の種類ごとの電気機器9の電力使用量を検出する。
エネルギーマネジメントユニット2は、図2に示すように、マイコン等で構成される演算部31に、商用電源と接続されて宅内における複数の電気機器9に電力を供給する主幹ブレーカ40に接続された主幹電流検出部32及び電力演算部33と、分岐ブレーカ41が接続された分岐ブレーカ電流検出部34と、一次分岐ブレーカ35と、制御部36と、データベース記憶部37とが接続されている。
このエネルギーマネジメントユニット2は、電力計測インターフェースとして主幹電流検出部32,電力演算部33及び分岐ブレーカ電流検出部34を備えている。エネルギーマネジメントユニット2は、分岐ブレーカ電流検出部34によって各分岐ブレーカ41に流れている電流値を検出し、演算部31によって各分岐ブレーカ41での電力使用量を演算する。このような分岐ブレーカ電流検出部34及び演算部31は、分岐ブレーカ41を介して電気機器9に供給される電力使用量を、分岐ブレーカ41ごとに計測する計測手段として機能する。
演算部31は、分岐ブレーカ41の所定閾値と計測された分岐ブレーカ41の電力使用量とに基づいて過電流を判定する過電流判定手段として機能する。演算部31は、分岐ブレーカ41が過電流となっている場合に、電気機器9の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位等を含むデータベースに基づいて、各電気機器9の電力使用量を制限する(判断制御手段)。この各電気機器9の制御は、演算部31によって、制御部36から電気機器9に制御信号を出力させることによって実現する。
電気機器9の消費電力の抑制制御とは、電気機器9を停止させる制御と、電気機器9の消費電力を低減させる制御とを含む。すなわち、電気機器9の起動停止することは抑制制御のうちの停止制御に含まれる。電気機器9を通常モードから省エネモードにすることは抑制制御のうちの低減制御に含まれ、エアコンなどの温度設定や駆動量の強→弱への運転変更することも抑制制御のうちの低減制御に含まれる。
また、演算部31は、分岐ブレーカ41での過電流状態を複数の段階に区別して、過電流の度合いを判定しても良い。具体的には、演算部31は、各分岐ブレーカ41における定格電力よりも小さい所定の第1閾値と、定格の90%の第2閾値と、定格の100%の第3閾値と、定格の120%の第4閾値とを予め設定しておく。そして、演算部31は、各分岐ブレーカ41の電力使用量が、第1閾値〜第4閾値に対してどのような値となっているかを判定する。
演算部31は、分岐ブレーカ41の電力使用量が第1閾値以下である場合には、当該分岐ブレーカ41には過電流が発生していない状態と判定する。また、演算部31は、第1閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量≦第2閾値である第1過電流状態、第2閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量≦第3閾値である第2過電流状態、第3閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量≦第4閾値である第3過電流状態、第4閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量である第4過電流状態の何れに該当するかを判定する。すなわち、演算部31は、第1過電流状態、第2過電流状態、第3過電流状態、第4過電流状態となるほどに、過電流の度合いが高くなることを判定することもできる。
データベース記憶部37に記憶されているデータベース及び当該データベースを参照した動作について、図4乃至図9を参照して説明する。
データベースは、図4及び図5に示すエネルギーマネジメントユニット2が制御対象とする電気機器9に関する情報と、分岐ブレーカ41に過電流が検出された場合に、どの電気機器9の消費電力を低減させるかを記述したものであり、コントロールパネル7の操作によって設定が可能となる。
具体的には、データベース記憶部37には、図4に示すように、分岐ブレーカ41の識別子(分岐ブレーカID)と、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のID(識別子)と、当該電気機器9の名称情報と、当該電気機器9のアドレス情報(MACアドレス)とを対応付けたデータベースを記憶している。なお、データベース記憶部37は、図4に示すデータベースを、図5(a)、(b)に示すデータ構造で記憶している。図5(a)に示すデータベース(第1対応情報)は、機器名称情報と、当該機器名称に該当する電気機器IDとが対応付けられた情報であり、図5(b)に示すデータベース(第2対応情報)は、分岐ブレーカIDと、当該分岐ブレーカIDの分岐ブレーカ41に接続された電気機器IDと、当該電気機器IDで特定される電気機器9のアドレス情報とが対応付けられた情報である。
また、データベース記憶部37には、図5(c)に示すように、コントロールパネル7に対するユーザの操作によって設定される制御可能順位が記憶されている。この制御可能順位は、ユーザの操作情報を演算部31が入力して、電気機器9の名称に対応付けて、当該電気機器9の消費電力の抑制制御を許容する順位として設定される。この制御可能順位は、ユーザが電力の抑制制御を行って良いと判断して設定した順序であり、電力供給を優先して行う電気機器9の優先順位とは逆の関係となる。このように制御可能順位を設定するコントロールパネル7及び演算部31の構成によって設定手段を構成する。
そして、演算部31は、分岐ブレーカ41の過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうちで図5(c)のように設定された制御可能順位が高い電気機器9の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように、当該電気機器9に制御信号を送信する。この時、演算部31は、図5(b)の第2対応情報を参照し、過電流状態の分岐ブレーカ41のIDをキーとして電気機器ID及びアドレス情報を取得し、取得した電気機器IDをキーとして図5(a)の第1対応情報を参照して分岐ブレーカ41に接続された電気機器9の名称を得る。そして、取得した電気機器の名称をキーとして図5(c)の制御可能順位を参照して、最も高い制御可能順位となっている電気機器9の名称を取得する。これによって、取得した最も高い制御可能順位の電気機器9の名称に対応した電気機器IDを図5(a)の第1対応情報から取得し、当該電気機器IDのアドレス情報を図5(b)の第2対応情報から取得する。これにより、演算部31は、取得したアドレス情報を宛先アドレス情報として含むパケットに、消費電力を低減させる制御信号を含めて送信する。
この消費電力を低減させる制御信号としては、電気機器9の電源をオフとする命令、電気機器9の消費電力を低減させる割合を含む命令などが挙げられる。
これによって、エネルギーマネジメントユニット2は、分岐ブレーカ41での電力使用量が過電流となったと演算部31によって判定された場合に、ユーザの操作によって消費電力を低減させて良いと設定された電気機器9を優先して制御することができる。
また、データベース記憶部37に記憶されているデータベースは、図6及び図7に示すようになっていても良い。このデータベースは、エネルギーマネジメントユニット2が制御対象とする電気機器9に関する情報と、ある分岐ブレーカ41に過電流が検出された場合に、どの電気機器9の消費電力を低減させるかを記述したものであり、コントロールパネル7の操作によって設定が可能となる。
具体的には、データベース記憶部37には、図6に示すように、電気機器9が設置されているリビングやキッチンといった場所名称情報と、当該電気機器9のID(識別子)と、分岐ブレーカIDと、当該電気機器9のアドレス情報(MACアドレス)とを対応付けたデータベースを記憶している。なお、データベース記憶部37は、図6に示すデータベースを、図7(a)、(b)に示すデータ構造で記憶している。図7(a)に示すデータベース(第1対応情報)は、場所名称情報と、当該場所名称に該当する電気機器IDとが対応付けられた情報であり、図7(b)に示すデータベース(第2対応情報)は、分岐ブレーカIDと、当該分岐ブレーカIDの分岐ブレーカ41に接続された電気機器IDと、当該電気機器IDで特定される電気機器9のアドレス情報とが対応付けられた情報である。
また、データベース記憶部37には、図7(c)に示すように、コントロールパネル7に対するユーザの操作によって設定される制御可能順位が記憶されている。この制御可能順位は、ユーザの操作情報を演算部31が入力して、場所名称に対応付けて、当該電気機器9の消費電力の抑制制御を許容する順位として設定される。このように制御可能順位を設定するコントロールパネル7及び演算部31の構成によって設定手段を構成する。
そして、演算部31は、分岐ブレーカ41の過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうち図7(c)のように設定された制御可能順位が高い場所に設置された電気機器9の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように、当該電気機器9に制御信号を送信する。この時、演算部31は、過電流状態の分岐ブレーカ41の分岐ブレーカIDをキーとして図7(b)の第2対応情報を参照して、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器IDを取得し、取得した電気機器IDをキーとして図7(a)を参照して場所名称を取得し、取得した場所名称をキーとして図7(c)の制御可能順位を取得する。そして、演算部31は、制御可能順位が最も高い場所名称を判定し、判定した場所名称をキーとして図7(a)の第1対応情報を参照して電気機器IDを取得し、取得した電気機器IDをキーとして図7(b)を参照して、制御する電気機器9のアドレス情報を取得できる。これにより、演算部31は、取得したアドレス情報を宛先アドレス情報として含むパケットに、消費電力を低減させる制御信号を含めて送信する。
これによって、エネルギーマネジメントユニット2は、分岐ブレーカ41の電力使用量が過電流となったと演算部31によって判定された場合に、当該分岐ブレーカ41が接続された電気機器9のうちで、ユーザの操作によって消費電力を低減させて良いと設定された場所の電気機器9を優先して制御することができる。これによって、エネルギーマネジメントユニット2は、分岐ブレーカ41の過電流が検出された場合に、例えば、リビングに設置されているエアコンについては制御可能順位を高くし、高齢者がいることが多い和室に設置されているエアコンについては制御可能順位を低くでき、分岐ブレーカ41の過電流判定時に、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9にリビングに設置された電気機器9が含まれている場合には、当該電気機器9の消費電力を優先的に少なくできる。
更に、エネルギーマネジメントユニット2は、データベース記憶部37に、電気機器9の名称情報と、電気機器9が設置された場所名称情報と、当該場所に設置された電気機器9の識別子と、当該電気機器9のアドレス情報とを対応付けて記憶しておき、当該電気機器9の名称に対応付けて当該電気機器9の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位と、場所名称情報に対応付けて当該場所に設置された電気機器9の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位とを設定しておいても良い。この場合において、演算部31によって、分岐ブレーカ41における過電流が判定された時には、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうち、電気機器9の名称の制御可能順位と場所の制御可能順位とを参照して、制御可能順位が高い電気機器9の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように、当該電気機器9及び場所に対応付けられた電気機器ID及びアドレス情報を参照して制御信号を送信する。例えば、演算部31は、電気機器9の名称の制御可能順位と場所の制御可能順位とが設定された時点において、それぞれの制御可能順位を加算又は乗算するなどの演算を行って、電気機器9の名称の制御可能順位と場所の制御可能順位とを組みあわせた制御可能順位を求めておく。そして、演算部31は、過電流状態が判定された分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうちで、電気機器9の名称の制御可能順位と場所の制御可能順位とを組みあわせた制御可能順位が最も高い電気機器9の消費電力を低減させる。
例えば乗算によって制御可能順位を決定する場合、宅内全体でのエアコンの制御可能順位が「1」、宅内全体での床暖房の制御可能順位「2」となっている一方で、宅内全体でのリビングの制御可能順位が「1」、高齢者の居る和室の制御可能順位が「5(最下位)」となっていた場合には、「リビングのエアコン」の制御可能順位は「1」、「和室のエアコン」の制御可能順位は「5」、「リビングの床暖房」の制御可能順位は「2」、「和室の床暖房」の制御可能順位は「10」となる。これによって、和室の制御可能順位を「5(最下位)」とするだけで、過電流状態が判定された分岐ブレーカ41に高齢者が居る「和室の床暖房」が接続されていても、当該「和室の床暖房」がオフされることや消費電力が低減されることを回避できる。
このようにエネルギーマネジメントユニット2は、分岐ブレーカ41の過電流が検出された場合に、例えば、高齢者がいることが多い和室に設置されている床暖房については制御可能順位を低くするといったように、特定の場所の特定の電気機器9については消費電力を少なくする制御を行いにくくし、逆に、宅内で消費電力の低減を優先して制御したい特定の場所の特定電気機器9を指定させることができる。
以上のように、電力管理システムによれば、例えば、図8に示すような画面をコントロールパネル7によってユーザに提示して操作をさせることによって、制御可能順位を設定させる。なお、この制御可能順位を設定する例では、電気機器9をオフとする順位を決定するものである。
図8(a)に示すように、分岐ブレーカ41の過電流が発生した時に電気機器9の消費電力を低減するピークカット設定画面をコントロールパネル7によって表示させる。このピークカット設定画面は、図8(b)に示すような電気機器9のリモートコントロール設定画面におけるピークカット設定ボタン101がタッチ操作されたことによって表示される。
図8(a)のピークカット設定画面には、制御可能順位を設定する電気錠については「電力制御が不可」、リビングエアコンについては「制御可能順位が第1位」、寝室床暖房については「切らない」という設定がされている。この「電力制御が不可」とは、分岐ブレーカ41の過電流発生時であっても電力制御を行わないという設定状態であり、「切らない」とは、分岐ブレーカ41の過電流発生時であってもオフにしないという設定状態であり、「制御可能順位が第1位」とは、分岐ブレーカ41の過電流発生時に最優先で消費電力が低減されるという設定状態である。このピークカット設定画面において、次ページボタン103がタッチ操作されると、図8(a)に表示させている電気機器9とは別の電気機器9に関する設定状態を表示させる。
また、ピークカット設定画面において、変更ボタン102がタッチ操作されると、図8(d)に示すように、分岐ブレーカ41の過電流判定時にリビングエアコンをオフにするかしないかのリビングエアコン設定画面を表示させ、更にこの選択画面において「切る」を選択した状態で登録ボタン104がタッチ操作されると、図8(e)に示すリビングエアコン設定画面を表示させ、電源をオフとする順位(制御可能順位)を選択させる。そして、「1番」が選択されて登録ボタン105が選択されると、図8(f)に示すような「リビングエアコンのピークカット順序を1番目に設定しますか」とのメッセージを含む確認画面を表示させ、「はい」の決定ボタン106がタッチ操作されると、図8(a)のピークカット設定画面に戻る。
一方、図8(d)のリビングエアコン設定画面を表示させている状態で「切らない」を選択して登録ボタン104がタッチ操作されると、図8(g)に示す「リビングエアコンを「切らない」に設定しますが」とのメッセージを含む確認画面を表示させ、「はい」の決定ボタン107がタッチ操作されると、図8(a)のピークカット設定画面に戻る。
このように、電力管理システムによれば、図8に示したように、電気機器9の名称や電気機器9が設置された場所によって過電流判定時に消費電力を低減しても良いかを選択させるのみで、制御可能順位を直感的且つ簡単に設定することができる。
また、上述したように構成された電力管理システムにおいて、演算部31は、電気機器9の名称についての制御可能順位と、場所名称についての制御可能順位との何れを優先するかの重み付け情報を対応付けて設定して、当該制御可能順位と重み付け情報とを用いて消費電力を少なくする電気機器9を決定しても良い。そして、演算部31は、分岐ブレーカ41の過電流発生時に、電気機器9の名称又は場所名称に対応付けられた重み付けを考慮して、分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうちで制御可能順位が高い電気機器9に制御信号を送信する。例えば、複数の電気機器9が「エアコン」の制御可能順位が「第1位」、複数の場所のうちで「浴室」の制御可能順位が「第1位」となっていた場合において、過電流状態が判定された分岐ブレーカ41にエアコン及び浴室の電気機器9の双方が接続されていた場合には、電気機器9の名称よりも場所の方が重み付けが高いので、「浴室」に設置されている電気機器9を優先して制御信号を送信することができる。
更に、この電力管理システムにおいて、演算部31は、複数の電気機器9について、制御可能順位ごとに消費電力の低減を許容するフラグ及び電力供給の停止を許容するフラグを設定しておく。そして、図9の動作方向(1)に示すように、演算部31は、電気機器9の消費電力を制御可能順位の高い順に低減させるように制御した後に、分岐ブレーカ41にて過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカ41に接続されている電気機器9且つ電力供給の停止が許容されている電気機器9のうち制御可能順位の高いものへの電力供給を停止させても良い。これによって、電力管理システムは、できる限り電気機器9の停止を行わずに、確実に分岐ブレーカ41での過電流を回避できる。
更にまた、この電力管理システムにおいて、演算部31は、複数の電気機器9について、制御可能順位ごとに消費電力の低減を許容するフラグ及び電力供給の停止を許容するフラグを設定しておく。そして、演算部31は、過電流が検出された分岐ブレーカ41に接続されている複数の電気機器9について、制御可能順位の高い順に、先ず、電気機器9の消費電力を低減させる。それでも分岐ブレーカ41の過電流が判定されている場合には、当該消費電力を低減させた電気機器9の電力供給の停止が許容されている場合に、電力供給を停止させる。このように、制御可能順位が高い電気機器9の順に、消費電力を低減させる動作、停止させる動作を繰り返してもよい。これによって、電力管理システムは、制御可能順位が高い順に低減制御及び停止制御を行って、確実に分岐ブレーカ41の過電流を回避できる。
更にまた、この電力管理システムにおいて、図9の動作方向(3)に示すように、演算部31は、複数の電気機器9について、制御可能順位ごとに消費電力の低減を許容するフラグ及び電力供給の停止を許容するフラグを設定しておく。そして、演算部31は、過電流が検出された分岐ブレーカ41に接続されている電気機器のうち電力供給の停止が許容されている電気機器9への電力供給を停止させた後に、更に当該分岐ブレーカ41の過電流が判定された場合に、動作中の電気機器9のうち、制御可能順位の高い順に他の電気機器9の消費電力を低減させる制御を行ってもよい。これによって、電力管理システムは、低減制御よりも先に停止制御を行って速やか且つ確実に分岐ブレーカ41の過電流を回避できる。
更にまた、この電力管理システムにおいて、演算部31は、複数の電気機器9について、制御可能順位ごとに消費電力の低減を許容するフラグ及び電力供給の停止を許容するフラグを設定しておく。そして、分岐ブレーカ41の過電流が判定された場合に、制御可能順位が高い順に、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうち消費電力の低減及び電力供給の停止の双方が許容されている電気機器9への電力供給を停止させても良い。これによって、電力管理システムは、停止させても良い電気機器9に対する制御を優先して行って確実に分岐ブレーカ4140の過電流を回避できる。
このように、図9に示すように、制御可能順位ごとに低減制御フラグ、停止制御フラグを設定しているが、この低減制御フラグ、停止制御フラグは、図7(c)に示した場所に対する制御可能順位についても設定されていても良い。例えば、図7(c)に示す制御可能順位が「1」のリビングの電気機器9については、図9に示すように、消費電力の低減及び停止ができる低減制御フラグ「○」及び停止制御フラグ「○」が設定されていて、図7(c)に示す制御可能順位が「4」和室の電気機器9については、図9に示すように、消費電力の低減のみができる低減制御フラグ「○」及び停止制御フラグ「×」が設定されている。この場合において、過電流が発生した場合には、先ず、リビングの電気機器9の消費電力を低減、又は、低減及び停止させた後に、和室の電気機器9を低減させることとなる。これにより場所ごとに電気機器9の電力の抑制制御を低減と停止とで選択することができる。
同様に、図5(c)に示すような制御可能順位についても、当該制御可能順位ごとに低減制御フラグ、停止制御フラグが設定されていても良い。例えば、制御可能順位が「1」の空調装置の電気機器9については、図9に示すように、消費電力の低減及び停止ができる低減制御フラグ「○」及び停止制御フラグ「○」が設定されていて、制御可能順位が「4」のIHヒータの電気機器9については、図9に示すように、消費電力の低減のみができる低減制御フラグ「○」及び停止制御フラグ「×」が設定されている。この場合において、過電流が発生した場合には、先ず、空調装置の消費電力を低減、又は、低減及び停止させた後に、IHヒータの消費電力を低減させることとなる。これにより電気機器9の種類ごとに電力の抑制制御を低減と停止とで選択することができる。
このように、図5(c)のように電気機器9の種類に応じた制御可能順位、図7(c)のように場所に応じた制御可能順位が設定されている場合においても、図9に示したように、制御可能順位に従って、図9の動作方向(1)の順、動作方向(2)の順又は動作方向(3)の順で電力の抑制制御を行うことができる。又は、後述の所定の閾値と過電流の度合いによって、過電流の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には消費電力の低減を優先して行い、過電流の度合いが所定の閾値よりも大きい場合には電力供給の停止を優先して行っても良い。
更にまた、演算部31は、電源供給を停止させずに消費電力を低減させる電気機器9と、電力供給の停止を許容する電気機器9とが設定されている場合には、分岐ブレーカ41の過電流発生時には、先ず、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうちで制御可能順位が最も高い電気機器9の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように制御する。その後、電気機器9の消費電力を低減させたにも拘わらず、再度分岐ブレーカ41の過電流が判定された場合には、当該分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうちで電力供給の停止が許容されている電気機器9をオフとする制御信号を出力する。これによって、電力管理システムは、確実に分岐ブレーカ41での過電流を回避できる。
更にまた、演算部31は、分岐ブレーカ41における過電流の度合いが小さい場合には消費電力の低減が許容されている電気機器9への電力供給を停止させ、分岐ブレーカ41における過電流の度合いが大きい場合には電力供給の停止が許容されている電気機器9への電力供給を停止させてもよい。
具体的には、演算部31は、上述したように、第1閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量≦第2閾値である第1過電流状態、第2閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量≦第3閾値である第2過電流状態、第3閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量≦第4閾値である第3過電流状態、第4閾値<分岐ブレーカ41の電力使用量である第4過電流状態の何れに該当するかを判定する。すなわち、演算部31は、第1過電流状態、第2過電流状態、第3過電流状態、第4過電流状態となるほどに、過電流の度合いが高くなることを判定できるものである場合に、第3過電流状態又は第4過電流状態のように過電流の度合いが高い場合には、電気機器9の消費電力が少なくする制御をしないで、分岐ブレーカ41に接続された電気機器9のうちで電力供給の停止が許容されている電気機器9が存在する場合には、当該電気機器9への電力供給を停止させても良い。これによって、ユーザの操作によって電源をオフしても良い電気機器9が設定されている場合には、当該電気機器9をオフにして迅速に分岐ブレーカ41の過電流状態を回避できる。
更にまた、演算部31は、電力供給の停止が許容されている電気機器9への電力供給を停止させた後に、過電流が判定された場合には、制御可能順位に基づいて他の電気機器の消費電力を少なくする制御を行っても良い。これによって、分岐ブレーカ41の過電流発生時には、先ず、電源をオフとして良い電気機器9からオフにして、その他の電源をオフとしない電気機器9の消費電力を低減することができる。
更にまた、分岐ブレーカ41の過電流発生時には、(1)先ず電気機器9の消費電力を低減させて過電流状態が解消しない場合には電気機器9をオフする、(2)過電流状態が高い場合にいきなり電気機器9をオフする、(3)先ず制御可能順位が高い電気機器9をオフにして過電流状態が解消しない場合には電気機器9の消費電力を低減させるという3つの制御方法について説明したが、上述の第1過電流状態、第2過電流状態の時には(1)の動作を行い、第3過電流状態、第4過電流状態には(2)又は(3)の動作を行うような設定としておいても良い。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した電力管理システムの構成を示すシステム図である。 本発明を適用した電力管理システムにおけるエネルギーマネジメントユニットの内部構成を示すブロック図である。 本発明を適用した電力管理システムに含まれる主幹ブレーカ及び分岐ブレーカの構成例を示す図である。 分岐ブレーカID、電気機器ID、電気機器の機器名称、アドレス情報を対応付けたデータベースを示す図である。 (a)は電気機器の機器名称と電気機器IDとを対応付けた第1対応情報であり、(b)は分岐ブレーカIDと電気機器IDとアドレス情報とを対応付けた第2対応情報であり、(c)は機器名称に設定された制御可能順位を示す。 場所名称、当該場所に設置されている電気機器の電気機器ID、分岐ブレーカID、アドレス情報を対応付けたデータベースを示す図である。 (a)は場所名称と電気機器IDとを対応付けた第1対応情報であり、(b)は分岐ブレーカIDと電気機器IDとアドレス情報とを対応付けた第2対応情報であり、(c)は場所名称に設定された制御可能順位を示す。 コントロールパネルによって制御可能順位を設定する時の画面遷移を説明する図である。 制御可能順位に対する低減制御フラグ及び停止制御フラグの値を示す図である。
符号の説明
1 情報ブレーカ
2 エネルギーマネジメントユニット
3 ネットリモコン
4 ネットリモコン
5 ワイヤレスセキュリティネットアダプタ
6 玄関番ネットアダプタ
7 コントロールパネル
8 インタネットTV/ネットTV/PC
9 電気機器
10 ワイヤレスセキュリティシステム
11 玄関番システム
12 センターサーバ
13 インターネット通信網
14 モデム
15 ルータ
20 携帯端末
31 演算部
32 主幹電流検出部
33 電力演算部
34 分岐ブレーカ電流検出部
35 一次分岐ブレーカ
36 制御部
37 データベース記憶部
40 主幹ブレーカ
41 分岐ブレーカ

Claims (9)

  1. 電気機器の電力使用量を監視して当該電気機器を制御する電力監視制御を行う電力管理システムにおいて、
    複数の電気機器によって使用される電力が供給される主幹ブレーカと、
    前記主幹ブレーカから分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路のそれぞれに設けられた複数の分岐ブレーカと、
    前記分岐ブレーカを介して電気機器に供給される電力使用量を、当該分岐ブレーカごとに計測する計測手段と、
    前記分岐ブレーカの所定閾値と前記計測手段により計測された前記分岐ブレーカの電力使用量とに基づいて過電流を判定する過電流判定手段と、
    前記分岐ブレーカの識別子と、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の識別子と、当該電気機器のアドレス情報と、当該電気機器の名称情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、
    前記電気機器の名称に対応付けて、当該電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位を設定する設定手段と、
    前記過電流判定手段により前記分岐ブレーカでの過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器のうち前記設定手段により設定された制御可能順位が高い電気機器を低減又は電力消費を停止させるように、当該分岐ブレーカの識別子及び電気機器の名称に対応付けられた電気機器の識別子及びアドレス情報を参照して制御信号を送信する判断制御手段と
    を備えることを特徴とする電力管理システム。
  2. 電気機器の電力使用量を監視して当該電気機器を制御する電力監視制御を行う電力管理システムにおいて、
    複数の電気機器によって使用される電力が供給される主幹ブレーカと、
    前記主幹ブレーカから分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路のそれぞれに設けられた複数の分岐ブレーカと、
    前記分岐ブレーカを介して電気機器に供給される電力使用量を、当該分岐ブレーカごとに計測する計測手段と、
    前記分岐ブレーカの所定閾値と前記計測手段により計測された前記分岐ブレーカの電力使用量とに基づいて過電流を判定する過電流判定手段と、
    前記分岐ブレーカの識別子と、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の識別子と、当該電気機器のアドレス情報と、当該電気機器が設置されている場所名称情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、
    前記場所名称情報に対応付けて、当該場所に設置された電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位を設定する設定手段と、
    前記過電流判定手段により前記分岐ブレーカでの過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器のうち前記設定手段により設定された制御可能順位が高い場所に設置された電気機器の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように、当該分岐ブレーカの識別子及び場所名称情報に対応付けられた電気機器の識別子及びアドレス情報を参照して制御信号を送信する判断制御手段と
    を備えることを特徴とする電力管理システム。
  3. 電気機器の電力使用量を監視して当該電気機器を制御する電力監視制御を行う電力管理システムにおいて、
    複数の電気機器によって使用される電力が供給される主幹ブレーカと、
    前記主幹ブレーカから分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路のそれぞれに設けられた複数の分岐ブレーカと、
    前記分岐ブレーカを介して電気機器に供給される電力使用量を、当該分岐ブレーカごとに計測する計測手段と、
    前記分岐ブレーカの所定閾値と前記計測手段により計測された前記分岐ブレーカの電力使用量とに基づいて過電流を判定する過電流判定手段と、
    前記分岐ブレーカの識別子と、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器の識別子と、当該電気機器のアドレス情報と、当該電気機器の名称情報と、当該電気機器が設置された場所名称情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、
    前記電気機器の名称に対応付けて当該電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位と、前記場所名称情報に対応付けて当該場所に設置された電気機器の消費電力の抑制制御を許容する制御可能順位とを設定する設定手段と、
    前記過電流判定手段により前記分岐ブレーカでの過電流が判定された場合に、前記設定手段により設定された前記電気機器の名称の制御可能順位と前記場所の制御可能順位とを参照して、当該分岐ブレーカに接続された電気機器のうち制御可能順位が高い電気機器の消費電力を低減又は電力消費を停止させるように、前記電気機器の識別子及びアドレス情報を参照して制御信号を送信する判断制御手段と
    を備えることを特徴とする電力管理システム。
  4. 前記設定手段は、前記電気機器の名称情報についての制御可能順位と、前記場所名称情報についての制御可能順位との何れを優先するかの重み付け情報を対応付けて設定して、当該制御可能順位と重み付け情報とを用いて消費電力を少なくする電気機器を決定することを特徴とする請求項3に記載の電力管理システム。
  5. 前記設定手段は、消費電力の低減を許容する電気機器及び電力供給の停止を許容する電気機器を設定し、
    前記判断制御手段は、前記過電流判定手段により過電流が判定された場合に前記電気機器の消費電力を前記制御可能順位の高い順に低減させるように制御した後に、前記過電流判定手段によって前記分岐ブレーカでの更に過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続されている電気機器且つ前記設定手段によって電力供給の停止が許容されている電気機器のうち前記制御可能順位の高いものへの電力供給を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の電力管理システム。
  6. 前記設定手段は、消費電力の低減を許容する電気機器及び電力供給の停止を許容する電気機器を設定し、
    前記判断制御手段は、前記過電流判定手段により過電流が判定された場合に前記過電流判定手段によって判定された前記分岐ブレーカに接続されている電気機器の中の前記制御可能順位の高い順に、前記電気機器の消費電力を低減させた後に当該電気機器の電力供給の停止が許容されている場合に電力供給を停止させる動作を繰り返すことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の電力管理システム。
  7. 前記設定手段は、消費電力の低減を許容する電気機器及び電力供給の停止を許容する電気機器を設定し、
    前記判断制御手段は、前記過電流判定手段により過電流が判定された場合に前記過電流判定手段によって判定された前記分岐ブレーカに接続されている電気機器のうち前記設定手段によって電力供給の停止が許容されている電気機器への電力供給を停止させた後に、前記過電流判定手段によって更に前記分岐ブレーカの過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器且つ動作中の電気機器のうち、前記制御可能順位の高い順に他の電気機器の消費電力を低減させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の電力管理システム。
  8. 前記設定手段は、消費電力の低減を許容する電気機器及び電力供給の停止を許容する電気機器を設定し、
    前記判断制御手段は、前記過電流判定手段によって前記分岐ブレーカの過電流が判定された場合に、当該分岐ブレーカに接続された電気機器のうち前記設定手段によって消費電力の低減及び電力供給の停止の双方が許容されている電気機器への電力供給を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の電力管理システム。
  9. 前記設定手段は、消費電力の低減を許容する電気機器及び電力供給の停止を許容する電気機器を設定し、
    前記判断制御手段は、前記過電流判定手段によって判定された過電流の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には前記消費電力の低減が許容されている電気機器へ供給する電力を低減させ、前記過電流判定手段によって判定された過電流の度合いが所定の閾値よりも大きい場合には前記電力供給の停止が許容されている電気機器への電力供給を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の電力管理システム。
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