JP2009130946A - 外部信号同期型のスイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同期信号を与えたときの出力電圧のアンダーシュートを抑制することができ、安定した出力電圧を出力することができる信頼性の向上された外部信号同期型のスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】 同期信号の、立ち上がりを検出する同期回路部12と、同期回路部12の検出結果に応じて三角波信号の波形および中心レベルを変化させて出力する三角波生成部3と、出力電圧Voutに応じた帰還電圧との差の誤差信号を出力するエラーアンプErrAmpと、三角波生成部3からの三角波信号および誤差増幅器からの誤差信号を比較し、比較信号を出力する比較器PWMCmpと、比較信号に応じてNMOSトランジスタM1,M2のスイッチング態様を交互に切り換える電力供給回路と、同期回路部12への同期信号の入力が開始されたとき、エラーアンプErrAmpが出力する誤差信号を予め定める信号レベルにクランプさせるクランプ回路部20とを含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、外部信号同期型のスイッチング電源装置に関する。
図1は、従来の外部信号同期型のスイッチング電源装置1(以下、単にスイッチング電源装置という)の構成を示す回路図である。スイッチング電源装置1は、同期回路部2と、三角波生成部3と、スイッチング電源部4とを含んで構成される。同期回路部2は、コンデンサC1と抵抗素子R1とによって形成される微分回路5と、ダイオードDと、同期信号の立ち上がりエッジを検出する検出回路7とを含んで構成される。
微分回路5の入力は、同期信号が与えられる入力端子6に接続され、微分回路5の出力は、ダイオードDのアノードに接続される。検出回路7は、バイポーラトランジスタT1と、2つの抵抗素子R2,R3と、電圧源Vcとを含んで構成される。バイポーラトランジスタT1のベースには、抵抗素子R2,R3の一端がそれぞれ接続され、抵抗素子R2の他端はダイオードDのカソードに接続され、抵抗素子R3の他端はバイポーラトランジスタT1のエミッタに接続される。バイポーラトランジスタT1のエミッタには、電圧源Vcの陽極が接続され、電圧源Vcの負極は、グランドに接続される。
三角波生成部3は、コンデンサC2と、2つの電流源I1,I2と、スイッチ素子SWと、2つの比較器OP1,OP2と、リセット・セット・フリップフロップ(以下、RSフリップフロップという)FFと、2つの電圧源Va,Vbとを含んで構成される。
コンデンサC2は、バイポーラトランジスタT1のコレクタとグランド間に接続される。電流源I1,I2は、スイッチ素子SWを介して直列に接続され、電流源I1とスイッチ素子SWとの間の部位にバイポーラトランジスタT1のコレクタが接続される。電流源I2のスイッチ素子SWと接続される端子とは反対側の端子は、グランドに接続される。
RSフリップフロップFFは、スイッチ素子SWの開閉動作を制御する。RSフリップフロップFFのQピンからの出力信号が「1」のときに、スイッチ素子SWが閉じ、Qピンからの出力信号が「0」のときに、スイッチ素子SWが開く。
比較器OP1の出力端子は、RSフリップフロップFFのRピンに接続され、比較器OP2の出力端子は、RSフリップフロップFFのSピンに接続される。比較器OP1の非反転入力端子は、電圧源Vaの陽極に接続され、電圧源Vaの負極はグランドに接続される。電圧源Vaの電圧をVaとし、電圧源Vbの電圧をVbとし、電圧源Vcの電圧をVcとすると、Va、VbおよびVcの関係は、Va>Vb>Vcである。Vbは、規定の出力電圧にあった形になるように、出力制御をかける電圧に選ばれる。後述するエラーアンプErrAmpの出力がVbよりも低下し過ぎている場合には、フィードバック制御によってVbまで引き上げられることになる。
比較器OP1の反転入力端子は、電流源I1とスイッチ素子SWとの間の部位に接続される。比較器OP2の非反転入力端子は、比較器OP1の反転入力端子に接続され、比較器OP2の反転入力端子は、電圧源Vbの陽極に接続され、電圧源Vbの負極はグランドに接続される。
比較器OP1の反転入力端子および比較器OP2の非反転入力端子に印加される電圧をVxとしたとき、Va>Vx>Vbのときは、比較器OP1が「0」を表す信号を出力し、比較器OP2が「1」を表す信号を出力する。またVx>Va>Vbのときは、比較器OP1が「1」を表す信号を出力し、比較器OP2が「1」を表す信号を出力する。Va>Vb>Vxのときは、比較器OP1が「1」を表す信号を出力し、比較器OP2が「0」を表す信号を出力する。
スイッチング電源部4は、抵抗素子R4,R5、コンデンサC3、エラーアンプ(オペアンプ)ErrAmp、比較器PWMCmp、インバータ素子In、トランジスタM1,M2、およびコイルLを有している。スイッチング電源部4は、コイルLから出力される出力電圧Voutを抵抗素子R4,R5で分圧し、エラーアンプErrAmpの非反転入力端子に入力する。エラーアンプErrAmpは、誤差増幅器を構成し、分圧された出力電圧Voutと指令電圧VREFとの差を出力する。
比較器PWMCmpは、エラーアンプErrAmpから出力される誤差信号と、三角波生成部から出力される発振電圧Voscとが入力され、これらの大小を比較する。比較器PWMCmpの反転入力端子は、エラーアンプErrAmpの出力端子に接続され、比較器PWMCmpの非反転入力端子は、比較器OP1の非反転入力端子および比較器OP2の反転入力端子に接続される。
比較器PWMCmpは、比較結果をインバータ素子InおよびトランジスタM1に出力し、ソースに電源からの電圧Vinが印加されるNMOSトランジスタM1と、NMOSトランジスタM1のドレインにソースが接続されるNMOSトランジスタM2とのスイッチング態様を制御する。比較器PWMCmpの出力端子は、インバータ素子Inの入力端子と、NMOSトランジスタM1のゲートとに接続される。インバータ素子Inの出力端子は、NMOSトランジスタM2のゲートに接続される。NMOSトランジスタM1のドレインおよびNMOSトランジスタM2のソースには、コイルLの一端が接続され、コイルLの他端には、コンデンサC3と、直列接続された抵抗素子R4,R5とが並列に接続される。
図2は、外部信号同期型のスイッチング電源装置1の各部の電圧値を計測して示す波形図である。図2のグラフにおいて、横軸は時刻を表し、縦軸は電圧を表す。同期信号をVclkで表し、微分回路5の出力電圧をV1で表し、バイポーラトランジスタT1のベースの電圧をV2で表し、電圧源Va,Vb,Vcの出力電圧をそれぞれVa,Vb,Vcで表し、三角波生成部3の出力電圧をVctで表し、エラーアンプErrAmpの出力電圧をVfbで表し、NMOSトランジスタM1のドレインおよびNMOSトランジスタM2のソースにおける電圧をVswで表し、外部信号同期型のスイッチング電源装置1の出力電圧をVoutで表す。
スイッチング電源装置1では、外部から同期信号が与えられていない状態(以下、フリーラン状態という)から、外部から同期信号が与えられる状態に、時刻t1で移行するときに、三角波生成部3から出力される三角波信号の中心レベルがシフトすることによって、シフトした三角波信号とエラーアンプErrAmpの出力電圧Vfbとの間の相関が変化してしまう。比較器PWMCmpは、三角波信号とエラーアンプErrAmpの出力電圧Vfbとを比較して、パルス波形を出力するが、三角波信号の中心レベルが急に低下してしまうと、パルス波形を出力しなくなってしまう。これはエラーアンプErrAmpの出力の応答遅れのために生じる現象であり、時間が経過するとエラーアンプErrAmpの出力が安定して、再び比較器PWMCmpがパルス波形を出力するようになる。このように、スイッチング電源装置1では、時刻t1が経過した後、スイッチング電源部4におけるトランジスタM1,M2のスイッチング動作が行われない期間が発生して、矢符Aで示すように、出力電圧Voutがアンダーシュートと呼ばれる形で、不所望に低下してしまう。これに伴って、スイッチング電源装置1の出力電圧が供給されている出力負荷が誤動作するおそれがある。
特許文献1〜3には、それぞれスイッチング電源についての発明が記載されているが、外部の同期信号に同期させてスイッチングを行う同期整流型のスイッチング電源については、全く開示されていない。
特開平7−227082号公報 特開2007−28732号公報 特開2006−94572号公報
したがって本発明の目的は、同期信号を与えたときの出力電圧のアンダーシュートを抑制することができ、安定した出力電圧を出力することができる信頼性の向上された外部信号同期型のスイッチング電源装置を提供することである。
本発明(1)は、外部から与えられる同期信号の、立ち上がりまたは立下りを検出する同期回路部と、
三角波信号を出力可能であって、前記同期回路部の検出結果に応じて、前記三角波信号の波形および中心レベルを変化させて出力する三角波生成部と、
出力電圧を設定するための指令電圧と、前記出力電圧に応じた帰還電圧との差の誤差信号を出力する誤差増幅器と、
三角波生成部からの三角波信号および誤差増幅器からの誤差信号を比較し、比較信号を出力する比較回路と、
電源およびグランド間に直列接続された2個のスイッチ素子を有し、2個のスイッチ素子の間から前記負荷に前記電力を供給し、比較信号に応じて前記スイッチ素子のスイッチング態様を交互に切り換える電力供給回路と、
同期回路部への同期信号の入力が開始されたとき、誤差増幅器が出力する誤差信号を予め定める信号レベルにクランプさせるクランプ回路と、を含むことを特徴とする外部信号同期型のスイッチング電源装置である。
本発明によれば、クランプ回路が、同期回路部への同期信号の入力が開始されたとき、誤差増幅器が出力する誤差信号を予め定める信号レベルにクランプすることによって、三角波生成部からの三角波信号と、誤差増幅器からの誤差信号との相関関係が急激に変化してしまうことが抑制され、比較回路の出力を安定化することができ、これによって出力電圧がアンダーシュートと呼ばれる形で、不所望に低下してしまうことが抑制される。したがって、安定した出力電圧を出力することができる信頼性の向上された外部信号同期型のスイッチング電源装置を提供することができる。
図3は、本発明の実施の一形態の外部信号同期型のスイッチング電源装置(以下、スイッチング電源装置という)11の構成を示す回路図である。スイッチング電源装置11は、同期回路部12と、三角波生成部13と、スイッチング電源部14と、クランプ回路部20とを含んで構成される。
同期回路部12は、外部から与えられる同期信号の、立ち上がりまたは立下りを検出する。同期回路部12は、コンデンサC1と抵抗素子R1とによって形成される微分回路15と、ダイオードD1と、同期信号の立ち上がりエッジを検出する検出回路17とを含んで構成される。微分回路15の入力は、入力端子16に接続され、微分回路15の出力は、ダイオードD1のアノードに接続される。検出回路17は、バイポーラトランジスタT1と、2つの抵抗素子R2,R3と、電圧源Vcとを含んで構成される。バイポーラトランジスタT1のベースには、抵抗素子R2,R3の一端がそれぞれ接続され、抵抗素子R2の他端はダイオードD1のカソードに接続され、抵抗素子R3の他端はバイポーラトランジスタT1のエミッタに接続される。バイポーラトランジスタT1のエミッタには、電圧源Vcの陽極が接続され、電圧源Vcの負極は、グランドに接続される。
三角波生成部3は、三角波信号を出力可能であって、同期回路部2の検出結果に応じて、三角波信号の波形および中心レベルを変化させて出力する。三角波生成部3は、コンデンサC2と、2つの電流源I1,I2と、スイッチ素子SWと、リセット・セット・フリップフロップ(以下、RSフリップフロップという)FFと、2つの比較器OP1,OP2と、2つの電圧源Va,Vbとを含んで構成される。
コンデンサC2は、バイポーラトランジスタT1のコレクタとグランド間に接続される。電流源I1,I2は、スイッチ素子SWを介して直列に接続され、電流源I1とスイッチ素子SWとの間の部位にバイポーラトランジスタT1のコレクタが接続される。ここで、電流源I1に流れる電流をIとし、電流源I2に流れる電流を、2×Iとしている。
RSフリップフロップFFは、スイッチ素子SWの開閉動作を制御する。RSフリップフロップFFのQピンからの出力信号が「1」のときに、スイッチ素子SWが閉じ、Qピンからの出力信号が「0」のときに、スイッチ素子SWが開く。
比較器OP1の出力端子は、RSフリップフロップFFのRピンに接続され、比較器OP2の出力端子は、RSフリップフロップFFのSピンに接続される。比較器OP1の非反転入力端子は、電圧源Vaの陽極に接続され、電圧源Vaの負極はグランドに接続される。比較器OP1の反転入力端子は、電流源I1とスイッチ素子SWとの間の部位に接続される。比較器OP2の非反転入力端子は、比較器OP1の反転入力端子に接続され、比較器OP2の反転入力端子は、電圧源Vbの陽極に接続され、電圧源Vbの負極はグランドに接続される。電圧源Vaの電圧をVaとし、電圧源Vbの電圧をVbとし、電圧源Vcの電圧をVcとすると、Va、VbおよびVcの関係は、Va>Vb>Vcである。Vbは、規定の出力電圧にあった形になるように、出力制御をかける電圧に選ばれる。後述するエラーアンプErrAmpの出力がVbよりも低下し過ぎている場合には、フィードバック制御によってVbまで引き上げられることになる。
比較器OP1の反転入力端子および比較器OP2の非反転入力端子に印加される電圧をVxとしたとき、Va>Vx>Vbのときは、比較器OP1が「0」を表す信号を出力し、比較器OP2が「1」を表す信号を出力する。またVx>Va>Vbのときは、比較器OP1が「1」を表す信号を出力し、比較器OP2が「1」を表す信号を出力する。Va>Vb>Vxのときは、比較器OP1が「1」を表す信号を出力し、比較器OP2が「0」を表す信号を出力する。
スイッチング電源部14は、三角波生成部3からの三角波信号に応じた電力を出力端子18から出力する。スイッチング電源部14は、誤差増幅器であるエラーアンプ(オペアンプ)ErrAmpと、比較回路である比較器PWMCmpと、電力供給回路を構成するインバータ素子In、トランジスタM1,M2、およびコイルLとを含んで構成される。さらにスイッチング電源部14は、抵抗素子R4,R5およびコンデンサC3を含んで構成される。
スイッチング電源部14は、コイルLから出力される出力電圧Voutを抵抗素子R4,R5で分圧し、エラーアンプErrAmpの非反転入力端子に入力する。エラーアンプErrAmpは、出力電圧を設定するための指令電圧VREFと、出力電圧Voutに応じた帰還電圧(出力電圧Voutが抵抗素子R4,R5によって分圧された電圧)との差の誤差信号を出力する。
比較器PWMCmpは、三角波生成部13からの三角波信号およびエラーアンプErrAmpからの誤差信号を比較し、比較信号を出力する。すなわち比較器PWMCmpには、エラーアンプErrAmpから出力される誤差信号と、三角波生成部3から出力される三角波信号とが入力され、これらの大小を比較する。比較器PWMCmpの反転入力端子は、エラーアンプErrAmpの出力端子に接続され、比較器PWMCmpの非反転入力端子は、比較器OP1の非反転入力端子および比較器OP2の反転入力端子に接続される。
電力供給回路は、電源およびグランド間に直列接続された2個のスイッチ素子であるNMOSトランジスタM1,M1を有し、2個のNMOSトランジスタM1,M1が相互に接続される接続部位から負荷に電力を供給し、比較器PWMCmpの比較信号に応じてNMOSトランジスタM1,M1のスイッチング態様を交互に切り換える。具体的には、比較器PWMCmpは、比較結果をインバータ素子InおよびNMOSトランジスタM1に出力し、ソースに電源からの電圧Vinが印加されるNMOSトランジスタM1と、NMOSトランジスタM1のドレインにソースが接続されるNMOSトランジスタM2とのスイッチング態様を制御する。比較器PWMCmpの出力端子は、インバータ素子Inの入力端子と、NMOSトランジスタM1のゲートとに接続される。インバータ素子Inの出力端子は、NMOSトランジスタM2のゲートに接続される。NMOSトランジスタM1のドレインおよびNMOSトランジスタM2のソースには、コイルLの一端が接続され、コイルLの他端には、コンデンサC3と、直列接続された抵抗素子R4,R5とが並列に接続される。
以上の回路構成とすることによって、指令電圧VREFに応じた出力電圧VoutがコイルLを介して出力端子18に出力される。なお、出力電圧Voutは、次式(1)で示される。
Vout={1+(R4/R5)}×VREF …(1)
なお式(1)のR4,R5は、抵抗素子R4,R5の抵抗値、VREFは、指令電圧VREFの電圧値である。
クランプ回路部20は、同期信号の最初の立ち上がり検出すると、エラーアンプErrAmpが出力する誤差信号を予め定める信号レベルにクランプさせる。クランプ回路部20は、最初の信号、すなわち同期信号の最初の立ち上がりのみを検知し、その後の信号については検知しない。本実施の形態では、クランプ回路部20は、同期信号の最初の立ち上がりを検出しているが、本発明の実施の他の形態では、クランプ回路部20は同期信号の最初の立下りのみを検出し、その後の信号については検知しない構成としてもよい。
具体的には、クランプ回路部20は、ダイオードD2と、第1抵抗素子である抵抗素子R6と、第1コンデンサであるコンデンサC3と、第2コンデンサであるコンデンサC5と、第2抵抗素子である抵抗素子R7と、バイポーラトランジスタT2と、第3抵抗素子である抵抗素子R8と、電圧源Vdとを含んで構成される。ダイオードD2のアノードには、外部から与えられる同期信号が与えられる。抵抗素子R6とコンデンサC3とは、ダイオードD2のカソードおよびグランド間にそれぞれ並列に接続される。コンデンサC5は、ダイオードD2のカソードに直列に接続される。抵抗素子R7は、コンデンサC5のダイオードD2が接続される端子とは反対側の端子に一端が接続される。
またバイポーラトランジスタT2のベースは、抵抗素子R7の他端に接続され、そのコレクタはエラーアンプErrAmpの出力端子に接続される。抵抗素子R8は、バイポーラトランジスタT2のベースおよびエミッタ間に接続される。電圧源Vdは、バイポーラトランジスタT2のエミッタおよびグランド間に接続され、その陽極が前記エミッタに接続され、その負極が電圧源Vcの陽極に接続される。
図4は、スイッチング電源装置11の各部の電圧値を計測して示す波形図である。図4のグラフにおいて、横軸は時刻を表し、縦軸は電圧を表す。同期信号をVclkで表し、微分回路5の出力電圧をV1で表し、バイポーラトランジスタT1のベースの電圧をV2で表し、ダイオードD2のカソードと、コンデンサC4の接続部位の電圧をV3で表し、バイポーラトランジスタT2のベースの電圧をV4で表し、電圧源Va,Vb,Vc,Vdの出力電圧をそれぞれVa,Vb,Vc,Vdで表し、三角波生成部の出力電圧をVctで表し、エラーアンプErrAmpの出力電圧をVfbで表し、NMOSトランジスタM1のドレインおよびNMOSトランジスタM2のソースにおける電圧をVswで表し、外部信号同期型のスイッチング電源装置1の出力電圧をVoutで表す。
V3は、同期信号の立ち上がりエッジをコンデンサC4によって拾って、保持した電圧である。したがって、その電圧はコンデンサC4で維持されるが、時間が経過すると低下する。しかしながら、コンデンサC4に維持される電圧が低下してしまう前に、次の同期信号のパルス波形が入力されることによって、再びコンデンサC4に電荷が蓄積される。これによって、図4のV3の電圧レベルは、同期信号が与えられている間は、ハイレベルが維持される。
図4に示すように、スイッチング電源装置11では、フリーラン状態から、外部から同期信号が与えられる状態に移行するとき、すなわち時刻t1で同期信号が立ち上がると、コンデンサC4に電荷が蓄積され、バイポーラトランジスタT2のベースおよびエミッタ間に電圧が印加されることによって、バイポーラトランジスタT2のソースおよびエミッタ間が導通する。これによって、エラーアンプErrAmpの出力電圧VfbがVc+Vdにクランプされることになる。V4は時刻t1でその電圧が高くなった後、徐々に低下し、これに伴ってバイポーラトランジスタT2のソースおよびエミッタ間が非導通となる。Vc+Vdは、Vbにほぼ等しくなるように選ばれている。このように、三角波生成部3から出力される三角波信号の中心レベルがシフトしても、エラーアンプErrAmpが出力する誤差信号を予め定める信号レベル(Vd+Vc)にクランプされるので、エラーアンプErrAmp自体は応答遅れを生じていても、比較器PWMCmpから見ると、応答遅れが生じていないように動作させることができる。
これによって、三角波信号の中心レベルが急に低下してしまっても、比較器PWMCmpがパルス波形を出力しなくなってしまうことが防止されるので、スイッチング電源装置11では、図1に示す従来の技術のスイッチング電源装置11とは異なり、時刻t1が経過した後のしばらくの期間、スイッチング電源部4におけるトランジスタM1,M2のスイッチング動作が行われないというような不具合が発生しないので、出力電圧Voutのアンダーシュートが抑制される。したがって、安定した出力電圧を出力することができるので、スイッチング電源装置11の出力電圧が供給されている負荷が誤動作するおそれがなく、信頼性の向上されたスイッチング電源装置11を提供することができる。
スイッチング電源装置11は、たとえば車両に搭載されて用いられ、負荷としては、たとえばオーディオ機器およびカーナビゲーション機器などが接続される。たとえば、負荷がオーディオ機器であるとすると、通常は同期信号を与えないフリーラン状態とし、すなわち入力端子16に与えられる信号レベルをローレベルにしておき、三角波生成部13によって規定されるフリーラン周波数でNMOSトランジスタM1,M2をスイッチングして、予め定めるAM(Amplitude Modulation)周波数の放送を受信して聞くときだけ、AM周波数にノイズが載らないようなスイッチング周波数となるように、同期信号を入力端子に与える。この場合、三角波信号の周波数は、350kHz以上に選ばれ、同期信号によって、三角波信号の周波数が±20kHzの範囲外となるように、周波数をずらすと、AM周波数にノイズが載ってしまうことを抑制することができる。
図5は、本発明の他の実施の形態のスイッチング電源装置31の構成を示す回路図である。本実施の形態のスイッチング電源装置31は、前述した図3に示す実施の形態のスイッチング電源装置11に類似し、クランプ回路部40の構成が異なるのみであるので、同様の構成には同様の参照符号を付してその説明を省略する。
クランプ回路部40は、同期信号の1パルス分の波形に応じて、エラーアンプErrAmpが出力する誤差信号を予める信号レベルにクランプさせる。具体的には、クランプ回路部40は、1ショットトリガ回路41と、コンデンサC5と、抵抗素子R7と、バイポーラトランジスタT2と、抵抗素子R8と、電圧源Vdとを含んで構成される。
1ショットトリガ回路41には、外部からの同期信号が入力される。1ショットトリガ回路41は、同期信号の1パルス分の波形を取り出して、出力の信号レベルを、同期信号に同期させてローレベルからハイレベルに変化させ、再びハイレベルからローレベルに変化させる。すなわち、1ショットトリガ回路41は、同期信号の1パルス分の波形に対応するクロック信号を生成して出力する。また1ショットトリガ回路41は、1パルス分の信号が入力された後に、予め定める期間内に再び1パルス分の信号が入力されると、出力の信号レベルをローレベルに維持する。これによってクランプ回路40は、最初の1パルス分の信号を検知して、その後の信号について検知しない構成となる。ローレベルの信号の電位は、たとえば0ボルト(V)に選ばれる。これによって、同期信号の最初の1パルス分の信号が1ショットトリガ回路41に入力されたときにだけ、バイポーラトランジスタT2のソースおよびゲート間が導通して、エラーアンプErrAmpの出力の信号レベルをVc+Vdにクリップすることができる。
図6は、スイッチング電源装置31の各部の電圧値を計測して示す波形図である。図6のグラフにおいて、横軸は時刻を表し、縦軸は電圧を表す。同期信号をVclkで表し、微分回路5の出力電圧をV1で表し、バイポーラトランジスタT1のベースの電圧をV2で表し、ダイオードD2のカソードと、バイポーラトランジスタT2のベースの電圧をV4で表し、電圧源Va,Vb,Vc,Vdの出力電圧をそれぞれVa,Vb,Vc,Vdで表し、三角波生成部の出力電圧をVctで表し、エラーアンプErrAmpの出力電圧をVfbで表し、NMOSトランジスタM1のドレインおよびNMOSトランジスタM2のソースにおける電圧をVswで表し、外部信号同期型のスイッチング電源装置1の出力電圧をVoutで表す。
図6に示すように、スイッチング電源装置31では、フリーラン状態から、外部から同期信号が与えられる状態に移行するとき、すなわち時刻t1で同期信号が入力されると、1ショットトリガ回路41が同期信号の1パルス分の波形を検出して、バイポーラトランジスタT2のベースおよびエミッタ間に電圧が印加されることによって、バイポーラトランジスタT2のソースおよびエミッタ間が導通する。これによって、エラーアンプErrAmpの出力電圧をVfbがVc+Vdにクランプされることになる。V4は時刻t1でその電圧が高くなった後、同期信号に応じて高くなった電圧を維持し、同期信号が立ち下がるとローレベル(グランドと等しい)になり、これに伴ってバイポーラトランジスタT2のソースおよびエミッタ間が非導通となる。このように、三角波生成部3から出力される三角波信号の中心レベルがシフトしても、エラーアンプErrAmpが出力する誤差信号を予め定める信号レベル(Vd+Vc)にクランプされるので、エラーアンプErrAmp自体は応答遅れを生じていても、比較器PWMCmpから見ると、応答遅れが生じていないように動作させることができる。
このようにスイッチング電源装置31は、前述した実施の形態のスイッチング電源装置11と同様の効果を達成することができる。1ショットトリガ回路41は、ソフトウェアを実行することによって動作する回路であるので、図6のグラフにおいて時刻t1において、同期信号Vclkと、V4との立ち上がりは同時ではなく、実際には、V4の立ち上がりが同期信号の立ち上がりからわずかに遅れてしまうが、この遅れはわずかな時間であって、動作には影響を与えるものではない。1ショットトリガ回路41は、AD(Analog Digital)コンバータとDSP(Digital Signal Processor)などのソフトウェアで動作するデジタル回路とによって構成することができる。したがって、半導体装置への集積化が容易となる。
以上の各実施の形態のスイッチング電源装置11,31は、たとえば三角波生成部3の機能を有し、かつ外部の同期信号に対する同期機能を有さないIC(Integrated Circuit)に対して、同期回路部12と、クランプ回路部20またはクランプ回路部40となどを付加して構成することができ、同期機能を付加してICを作成し直す必要がなく、複雑な製造プロセスを必要としない。
また、前述の各実施の形態のスイッチチング電源装置11,13の同期回路部12と、三角波生成部13と、スイッチング電源部14と、クランプ回路部20,40とは、前述した回路構成に限らず、同様の機能を有する構成であればよい。
従来の外部信号同期型のスイッチング電源装置1(以下、単にスイッチング電源装置という)の構成を示す回路図である。 外部信号同期型のスイッチング電源装置1の各部の電圧値を計測して示す波形図である。 本発明の実施の一形態の外部信号同期型のスイッチング電源装置11の構成を示す回路図である。 スイッチング電源装置11の各部の電圧値を計測して示す波形図である。図4のグラフにおいて、 本発明の他の実施の形態のスイッチング電源装置31の構成を示す回路図である。 スイッチング電源装置31の各部の電圧値を計測して示す波形図である。
符号の説明
1,11,31 スイッチング電源装置
2,12 同期回路部
3,13 三角波生成部
4,14 スイッチング電源部
6,16 入力端子
8,18 出力端子
20,40 クランプ回路部
41 1ショットトリガ回路
PWMCmp 比較器
ErrAmp エラーアンプ
M1,M2 NMOSトランジスタ

Claims (5)

  1. 外部から与えられる同期信号の、立ち上がりまたは立下りを検出する同期回路部と、
    三角波信号を出力可能であって、前記同期回路部の検出結果に応じて、前記三角波信号の波形および中心レベルを変化させて出力する三角波生成部と、
    出力電圧を設定するための指令電圧と、前記出力電圧に応じた帰還電圧との差の誤差信号を出力する誤差増幅器と、
    三角波生成部からの三角波信号および誤差増幅器からの誤差信号を比較し、比較信号を出力する比較回路と、
    電源およびグランド間に直列接続された2個のスイッチ素子を有し、2個のスイッチ素子の間から前記負荷に前記電力を供給し、比較信号に応じて前記スイッチ素子のスイッチング態様を交互に切り換える電力供給回路と、
    同期回路部への同期信号の入力が開始されたとき、誤差増幅器が出力する誤差信号を予め定める信号レベルにクランプさせるクランプ回路と、を含むことを特徴とする外部信号同期型のスイッチング電源装置。
  2. 前記クランプ回路は、同期信号の最初の立ち上がりもしくは立下りを検出すると、誤差増幅器が出力する誤差信号を予め定める信号レベルにクランプさせることを特徴とする請求項1記載の外部信号同期型のスイッチング電源装置。
  3. 前記クランプ回路は、
    同期信号がアノードに与えられるダイオードと、
    前記ダイオードのカソードおよびグランド間にそれぞれ並列に接続される第1抵抗素子および第1コンデンサと、
    前記ダイオードのカソードに直列に接続される第2コンデンサと、
    前記第2コンデンサの前記ダイオードが接続される端子とは反対側の端子に一端が接続される第2抵抗素子と、
    第2抵抗素子の他端にベースが接続され、コレクタが誤差増幅器の出力部分に接続されるバイポーラトランジスタと、
    前記バイポーラトランジスタのベースおよびエミッタ間に接続される第3抵抗素子と、
    前記バイポーラトランジスタのエミッタおよびグランド間に接続される電圧源とを含むことを特徴とする請求項2記載の外部信号同期型のスイッチング電源装置。
  4. 前記クランプ回路は、同期信号の1パルス分の波形に応じて、誤差増幅器が出力する誤差信号を予め定める信号レベルにクランプさせることを特徴とする請求項1記載の外部信号同期型のスイッチング電源装置。
  5. 前記クランプ回路は、
    入力部および出力部を備え、入力部に同期信号の1パルス分の波形が入力されると、出力部を予め定める電位に保持し、1パルス分の波形が入力された後、予め定める期間内に再び1パルス分の波形が入力されると、出力部を予め定める電位に維持するトリガ回路と、
    出力部に一端が接続される第2抵抗素子と、
    第2抵抗素子の他端にベースが接続され、コレクタが誤差増幅器の出力部分に接続されるバイポーラトランジスタと、
    前記バイポーラトランジスタのベースおよびエミッタ間に接続される第3抵抗素子と、
    前記バイポーラトランジスタエミッタおよびグランド間に接続される電圧源とを含むことを特徴とする請求項4記載の外部信号同期型のスイッチング電源装置。
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