JP2009130715A - クロック生成回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な回路構成で、周波数が定常的に揺らいでいるクロック信号を生成できるクロック生成回路を提供する。
【解決手段】直列に接続された奇数個のインバータinv1〜invNを有し、最終段のインバータinvNの出力が初段のインバータinv1に入力され、クロック信号を生成して出力するリングオシレータ11と、リングオシレータ11から出力される前記クロック信号が与えられ、分周して出力する分周回路12と、分周回路12の出力に基づいてオンオフ制御され、オン時はリングオシレータ11の加熱を行うヒータ14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、クロック生成回路に関するものである。
クロック信号やクロック信号に同期して変化するデータ信号により電磁波干渉(Electro Magnetic Interference、以下EMI)が生じることが知られている。近年、クロック信号の周波数が高くなっており、EMI対策が必要になっている。
EMIノイズを抑制するために、ノイズ発生の要因となるクロック信号に対して、そのクロック周波数に微小な揺らぎを与え、その揺らぎによる平滑作用によってノイズスペクトラムの強度(振幅)を低減させるSSCG(Spread Spectrum Clock Generator:スペクトラム拡散クロック生成器)が提案されている。
しかし、従来のSSCGはPLL回路を用いているため、PLL回路が安定するまで、SSCGの機能が動作せず、電源のオンオフ切り替えが頻繁に行われるシステムには不向きであった。また、PLL回路を用いるとコストが増加するという問題があった。
PLL回路を用いないSSCGとして、直列に接続された複数のディレイバッファからなる遅延回路に、入力パルス(基準周波数のクロック信号)を入力し、随時切り替えて選択したディレイバッファの出力を出力パルスとして出力することで、基準周波数に揺動を与える装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
EMIノイズ低減に効果が大きいのは、ハーシーキス(Hershey Kiss)波形のような、基準クロックに対して周期的波形変動が与えられるものであることが知られている。上記の装置は遅延時間(選択するディレイバッファ)の切り替え瞬間以外は、出力パルスは基準周波数になっており、EMI低減効果が小さい。
従って、PLL回路を用いない簡易な回路構成で、周波数が定常的に揺らいでいるクロック信号を生成できるクロック生成回路が求められている。
米国特許第6392461号明細書
本発明は簡易な回路構成で、周波数が定常的に揺らいでいるクロック信号を生成できるクロック生成回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様によるクロック生成回路は、直列に接続された奇数個のインバータを有し、最終段の前記インバータの出力が初段の前記インバータに入力され、クロック信号を生成して出力するリングオシレータと、前記リングオシレータから出力される前記クロック信号が与えられ、分周して出力する分周回路と、前記分周回路の出力に基づいてオンオフ制御され、オン時は前記リングオシレータの加熱を行うヒータと、を備えるものである。
本発明の一態様によるクロック生成回路は、直列に接続された奇数個のインバータを有し、最終段の前記インバータの出力が初段の前記インバータに入力され、クロック信号を生成して出力するリングオシレータと、前記リングオシレータに隣接して形成され、与えられる駆動信号の周波数に基づき発熱量が変化するダミー回路と、前記リングオシレータから出力される前記クロック信号が与えられ、分周して前記駆動信号を生成して出力する温度調節回路と、を備えるものである。
本発明によれば、簡易な回路構成で、周波数が定常的に揺らいでいるクロック信号を生成できる。
以下、本発明の実施の形態によるクロック生成回路を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態に係るクロック生成回路の概略構成を示す。クロック生成回路はリングオシレータ11、分周回路12、NANDゲート13、及びヒータ14を備える。
リングオシレータ11はN個(Nは奇数)のインバータinv1〜invNを有する。各インバータの出力が次段のインバータに入力され、最終段のインバータinvNの出力は初段のインバータinv1に入力されており、全体としてリング構造になっている。
N個のインバータ鎖は全体として入力の論理否定になる。各インバータは遅延時間を有し、初段のインバータinv1への入力から所定の遅延時間後に最終段のインバータinvNが初段入力の論理否定を出力し、これが再び初段インバータinv1に入力される。このプロセスが繰り返されることで発振する。発振周波数fはインバータ1段当たりの遅延時間をτとするとf=1/(2×N×τ)となる。
リングオシレータ11の出力が分周回路12に入力される。分周回路12の出力のうち最上位ビットQnと最上位から2番目のビットQn−1がNANDゲート13に与えられる。ヒータ14はNANDゲート13の出力値に基づいてオンオフ制御される。例えばNANDゲート13の出力値が0のときヒータ14はオンし、出力値が1のときヒータ14はオフになる。
ヒータ14はリングオシレータ11の加熱を行う。図2に示すように、リングオシレータ11に含まれるインバータinv1〜invnの遅延時間は温度に応じて変化するという特性を持つ。各インバータの遅延時間は、+25℃の遅延時間を100%とすると、−40℃〜+80℃の間で81%〜118%に変動するので、発振周波数もその比率で変動する。
そのため、ヒータ14がオンし、加熱を行うとリングオシレータ11の遅延時間が増加し、発振周波数が低下する。逆に、ヒータ14がオフし、リングオシレータ11の温度が下がると、発振周波数は高くなる。
例えば100MHzの基準クロックに対しては、−100kHz〜+100kHz程度の変動を与えれば十分EMIスペクトラムを低減できるため、ヒータ14の加熱によりリングオシレータ11に約0.7℃の温度バイアスを与えれば良い。また、周波数の変動は33μsの間に1回上下動する程度の周期が好適であるので、約0.7℃の温度バイアスを33μsの周期で与えるのが好適である。従って、分周回路12はリングオシレータ11の出力信号を30kHz程度に分周するのが好適である。
分周回路12の出力、NANDゲート13の出力値、ヒータ14のオンオフ、リングオシレータ11の温度、及び発振周波数(パルス波形)のタイミングチャートを図3に示す。
ヒータ14がオンしている間は徐々にパルス幅が広がって発振周波数が低下し、ヒータ14がオフしている間は徐々にパルス幅が狭まって発振周波数が高くなる。
分周回路12の出力の最上位2ビットQn、Qn−1を用いてヒータ14のオンオフ制御を行っているため、ヒータ14のオン期間は1/4になっている。これはリングオシレータ11の加熱に比べて、冷却に多くの時間を要するためである。ヒータ14のオン期間はヒータ14やリングオシレータ11の特性に応じて決めることができ、例えば分周回路12の出力の最上位3ビットQn、Qn−1、Qn−2を用いれば、ヒータ14のオン期間を1/8にすることができる。
本実施形態によるクロック生成回路は、ヒータ14のオンオフを行うことでリングオシレータ11の温度を変化させ、それに伴い発振周波数を変化させることで、周波数に定常的な揺らぎを持つクロック信号を生成する。
ヒータ14には例えばポリシリコンによるヒータを用いることができる。ポリシリコンによるヒータが形成されたリングオシレータのCMOS半導体でのレイアウト図の一例を図4に示す。図4にはリングオシレータ及びヒータの一部を示す。このレイアウトを繰り返し用いることでリングオシレータ及びヒータが構築される。
PチャネルFET(Field Effect Transistor)のソース領域42及びドレイン領域43、NチャネルFETのソース領域44及びドレイン領域45が半導体基板の表面部に形成されている。ゲート電極41は、PチャネルFETのソース領域42及びドレイン領域43の間と、NチャネルFETのソース領域44及びドレイン領域45の間の半導体基板上にゲート酸化膜を介して形成される。
PチャネルFETのソース領域42は電源電位線VDDと接続される。また、NチャネルFETのソース領域44はグランド電位線VSSと接続される。
ゲート電極41はポリシリコン層であり、ポリシリコンによるヒータ46はゲート電極41と同一の工程で加工される。
ヒータ46は一端が電源電位線VDDに接続され、他端がヒータ制御線47に接続されている。ヒータ制御線47は図1におけるNANDゲート13の出力端子に接続されている。電源電位線VDDとヒータ制御線47との間に電位差が生じたとき、ポリシリコンヒータ46に電流が流れ、熱が発生する。これにより、ポリシリコンヒータ46の下方に形成されているトランジスタ(リングオシレータを構成するインバータ)を加熱することができる。
ポリシリコンヒータ46はその加熱ワット容量に応じて長さを変えることで、所望の加熱容量にすることができる。
ポリシリコンヒータ46は半導体基板からみてゲート電極41と同じ高さに形成される。そのため、拡散層(ソース領域42、44、ドレイン領域43、45)との距離が短く、熱の伝達が早くなり、加熱期間(ヒータのオン期間)を短くすることができる。
また、ヒータ14にポリシリコンでなく、アルミ配線を用いることもできる。アルミ配線によるヒータが形成されたリングオシレータのCMOS半導体でのレイアウト図の一例を図5に示す。アルミ配線ヒータ51以外の構成要素は図4と同じであるので、同じ参照番号を付して説明を省略する。
アルミ配線ヒータ51は一端が電源電位線VDDに接続され、他端がヒータ制御線(図示せず)に接続される。但し、図5では電源電位線VDD、ヒータ制御線とアルミ配線ヒータ51とのコンタクト箇所は示していない。アルミ配線ヒータ51は図4に示すポリシリコンヒータ46と比較して、半導体基板から見て高い位置に形成される。従って、アルミ配線ヒータ51はリングオシレータを構成するトランジスタ(ソース領域42、44、ドレイン領域43、45)を均一に加熱することができる。
このように、本実施形態によるクロック生成回路は、ヒータのオンオフによりリングオシレータの温度を変化させ、発振周波数に定常的な揺動を与えることで、EMIノイズ低減効果の大きいクロック信号を生成することができる。また、PLL回路でなく、奇数個のインバータが直列に接続されたリングオシレータを用いるため、回路構成が簡易であり、コストを低減できる。
(第2の実施形態)図6に本発明の第2の実施形態に係るクロック生成回路の概略構成を示す。クロック生成回路はリングオシレータ61、温度調節回路62、及びダミー回路63を備える。リングオシレータ61は上記第1の実施形態におけるリングオシレータ11と同様に、奇数個のインバータが鎖状に接続された構成を有する。温度調節回路62は、リングオシレータ61から出力される発振クロック信号が与えられ、ダミー回路63へ駆動信号を出力する。
ダミー回路63はリングオシレータ61と同様に直列に接続されたインバータを有する。ダミー回路63のインバータとリングオシレータ61のインバータは半導体基板上に交互に形成される。
上記第1の実施形態で説明したようにリングオシレータ61は加熱(温度変化)により発振周波数が変動する。本実施形態によるクロック生成回路はダミー回路63をリングオシレータ61内に櫛状に配置して、その動作に伴う発生熱の変動を制御して、リングオシレータ61の加熱制御を行うものである。
リングオシレータ及びダミー回路のCMOS半導体でのレイアウト図の一例を図7(a)に示す。図7(a)にはリングオシレータ及びダミー回路の一部を示す。このレイアウトを繰り返し用いることでリングオシレータ及びダミー回路が構築される。
PチャネルFETのソース領域72a、72b、ドレイン領域73a、73b、NチャネルFETのソース領域74a、74b、ドレイン領域75a、75bが半導体基板の表面部に形成されている。
ゲート電極71aは、PチャネルFETのソース領域72a及びドレイン領域73aの間と、NチャネルFETのソース領域74a及びドレイン領域75aの間の半導体基板上にゲート酸化膜を介して形成される。
ゲート電極71bは、PチャネルFETのソース領域72b及びドレイン領域73bの間と、NチャネルFETのソース領域74b及びドレイン領域75bの間の半導体基板上にゲート酸化膜を介して形成される。
PチャネルFETのソース領域72a、72bは電源電位線VDDと接続される。また、NチャネルFETのソース領域74a、74bはグランド電位線VSSと接続される。
ゲート電極71a及び拡散層(ソース・ドレイン領域)72a、73aからなるPMOSトランジスタと、ゲート電極71a及び拡散層(ソース・ドレイン領域)74a、75aからなるNMOSトランジスタにより構成されるインバータはリングオシレータ61に含まれるインバータである。
また、ゲート電極71b及び拡散層(ソース・ドレイン領域)72b、73bからなるPMOSトランジスタと、ゲート電極71b及び拡散層(ソース・ドレイン領域)74b、75bからなるNMOSトランジスタにより構成されるインバータはダミー回路63に含まれるインバータである。
このようなレイアウトを繰り返し用いることで、図7(b)に示すような、リングオシレータ61のインバータとダミー回路63のインバータとが(2段ずつ)交互に形成された構造を実現することができる。
ダミー回路63は温度調節回路62から出力される駆動信号に基づいて動作する。ダミー回路63の動作に伴い、ダミー回路63のインバータが発熱し、熱拡散により隣接するリングオシレータ61のインバータを加熱することができる。つまり、ダミー回路63がヒータの役割を果たす。
温度調節回路62の概略構成を図8に示す。温度調節回路62は分周回路81、5/8パルス発生回路82、6/8パルス発生回路83、及びマルチプレクサ84を有する。
分周回路81はリングオシレータ(図示せず)から出力される発振クロック信号が与えられ、分周して、最上位7ビットQn〜Qn−6を出力する。最上位7ビットQn〜Qn−6のタイミングチャートを図9に示す。Qn−3ビットが1パルス発生する一定期間Tに、Qn−4ビットは2パルス、Qn−5ビットは4パルス、Qn−6ビットは8パルス発生する。
5/8パルス発生回路82は分周回路81からQn−3〜Qn−6ビットが与えられ、一定期間Tに5パルス発生する信号を出力する。5/8パルス発生回路82の概略構成を図10に示す。ANDゲート101にQn−5ビット及びQn−4ビットが与えられる。ANDゲート101の出力及びQn−3ビットがORゲート102に与えられる。
ORゲート102の出力及びQn−6ビットがANDゲート103に与えられる。図11に示すように、ANDゲート103からは一定期間Tに5パルス発生する信号が出力される。
6/8パルス発生回路83は分周回路81からQn−3ビット、Qn−4ビット、及びQn−6ビットが与えられ、一定期間Tに6パルス発生する信号を出力する。6/8パルス発生回路83の概略構成を図12に示す。ORゲート121にQn−3ビット及びQn−4ビットが与えられる。
ORゲート121の出力及びQn−6ビットがANDゲート122に与えられる。図13に示すように、ANDゲート122からは一定期間Tに6パルス発生する信号が出力される。
図8に示すように、マルチプレクサ84の入力端子X0〜X7にはそれぞれQn−5ビット、5/8パルス発生回路82の出力、6/8パルス発生回路83の出力、Qn−6ビット、6/8パルス発生回路83の出力、5/8パルス発生回路82の出力、Qn−4ビットが与えられる。
マルチプレクサ84は分周回路81から出力されるQn〜Qn−2ビットを用いて8分割した時間の区間毎に入力端子X0〜X7を順に1つ選択し、その入力端子から与えられる信号を駆動信号として出力する。従って、マルチプレクサ84の出力信号の動作周波数は8分割した時間の区間毎に変化する。
マルチプレクサ84の出力信号の周波数の推移を図14に示す。時間(区間)t1では入力端子X0から与えられた信号(Qn−5ビット信号)が出力され、以後、時間t2では入力端子X1、時間t3では入力端子X2、時間t4では入力端子X3、時間t5では入力端子X4、時間t6では入力端子X5、時間t7では入力端子X6、時間t8では入力端子X7から与えられた信号がそれぞれ出力される。
つまり、時間t8における出力信号の周波数を2mとすると、時間t1、t7は周波数4m、時間t2、t6は周波数5m、時間t3、t5は周波数6m、時間t4は周波数8mとなる。
従って、図14から分かるように、マルチプレクサ84から出力される信号の周波数は増加、減少を繰り返し、増加から減少に転じる期間、減少から増加に転じる期間で周波数の変化量が大きくなっている。周波数の増減は、上記第1の実施形態と同様に、33μsで1回増減するのが好適である。すなわち、約30kHzの周期での周波数の増減が好適である。
ダミー回路63の発熱量は、マルチプレクサ84から出力される信号(駆動信号)の周波数に比例するため、ダミー回路63の発熱量の変動も図14に示すようなものとなる。従って、リングオシレータ61の温度(及び温度依存性のある発振周波数)も同様に増加、減少を繰り返し、増加から減少に転じる期間、減少から増加に転じる期間で、変化量が大きくなる。このような周波数の変化はいわゆるハーシーキス(Hershey Kiss)波形に近い挙動となり、EMIスペクトラム低減の効果が大きい。
このように、本実施形態によるクロック生成回路は、リングオシレータを構成するインバータと、ダミー回路を構成するインバータとを交互に形成し、ダミー回路の駆動による発生熱でリングオシレータを加熱し、発振周波数に揺動を与え、EMIノイズを低減できる。また、ダミー回路の駆動信号の周波数を周期的に変えることで、発熱量を変化させ、定常的な揺らぎを持つクロック信号を生成することができる。
本実施形態では、温度調節回路62は時間を8分割し、各区間で出力する駆動信号の周波数を変えていたが、16又はそれ以上の区間に分割してもよい。また、出力する駆動信号は一定期間Tに2〜8パルスを発生する信号を選択していたが、2〜64パルスを発生する信号から選択するようにしてもよい。これにより、ダミー回路の発熱量(リングオシレータの温度)をさらに精度良く制御することができる。
上述した実施の形態はいずれも一例であって限定的なものではないと考えられるべきである。例えば、ヒータ上方の配線不要部分をアルミニウムで埋め尽くすようにしてもよい。アルミニウムは熱の伝導率が高く、ヒータのオフ時に冷却を効率良く行うことができる。これにより加熱期間と冷却期間のバランスがより良くなり、EMIスペクトラム低減の効果をさらに大きくすることができる。
本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施形態に係るクロック生成回路の概略構成図である。 インバータの遅延時間と温度の関係を表すグラフである。 同第1の実施形態に係るクロック生成回路における各部の出力信号値とリングオシレータ温度のタイミングチャートである。 ポリシリコンヒータが形成されたリングオシレータのレイアウト図である。 アルミ配線ヒータが形成されたリングオシレータのレイアウト図である。 本発明の第2の実施形態に係るクロック生成回路の概略構成図である。 リングオシレータ及びダミー回路のレイアウト図である。 温度調節回路の概略構成図である。 分周回路から出力される最上位7ビットのタイミングチャートである。 5/8パルス発生回路の概略構成図である。 5/8パルス発生回路の入出力信号のタイミングチャートである。 6/8パルス発生回路の概略構成図である。 6/8パルス発生回路の入出力信号のタイミングチャートである。 温度調節回路から出力される駆動信号の周波数の推移を表すグラフである。
符号の説明
11 リングオシレータ
12 分周回路
13 NANDゲート
14 ヒータ
41、71a、71b ゲート電極
42、72a、72b PチャネルFETソース領域
43、73a、73b PチャネルFETドレイン領域
44、74a、74b NチャネルFETソース領域
45、75a、75b PチャネルFETドレイン領域
46 ポリシリコンヒータ
47 ヒータ制御線
51 アルミ配線ヒータ
61 リングオシレータ
62 温度調節回路
63 ダミー回路
81 分周回路
82 5/8パルス発生回路
83 6/8パルス発生回路
84 マルチプレクサ
101、103、122 ANDゲート
102、121 ORゲート

Claims (5)

  1. 直列に接続された奇数個のインバータを有し、最終段の前記インバータの出力が初段の前記インバータに入力され、クロック信号を生成して出力するリングオシレータと、
    前記リングオシレータから出力される前記クロック信号が与えられ、分周して出力する分周回路と、
    前記分周回路の出力に基づいてオンオフ制御され、オン時は前記リングオシレータの加熱を行うヒータと、
    を備えるクロック生成回路。
  2. 前記ヒータは半導体基板上に形成されたポリシリコン膜からなることを特徴とする請求項1に記載のクロック生成回路。
  3. 前記ヒータは前記インバータ上方に形成されたアルミ配線からなることを特徴とする請求項1に記載のクロック生成回路。
  4. 直列に接続された奇数個のインバータを有し、最終段の前記インバータの出力が初段の前記インバータに入力され、クロック信号を生成して出力するリングオシレータと、
    前記リングオシレータに隣接して形成され、与えられる駆動信号の周波数に基づき発熱量が変化するダミー回路と、
    前記リングオシレータから出力される前記クロック信号が与えられ、分周して前記駆動信号を生成して出力する温度調節回路と、
    を備えるクロック生成回路。
  5. 前記ダミー回路は直列に接続された複数のインバータを有し、前記リングオシレータが有するインバータと、前記ダミー回路が有するインバータとが、半導体基板に交互に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のクロック生成回路。
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