JP2009129954A - 半導体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体撮像素子及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プリント基板等にはんだ付けする際に熱の影響及び熱膨張係数の違いによる反りの影響を受けにくい半導体撮像素子を実現できるようにする。
【解決手段】半導体撮像素子は、基板11と、基板11の一の面に形成され、撮像部12A、周辺回路部12Bを有する半導体素子12と、一の面上に接着部材16により接着され、第1の部分14Aと第1の部分14Aよりも膜厚が薄い第2の部分14Bとを有する光学部材14と、基板11の一の面と反対側の面に形成され、半導体素子12と電気的に接続された外部電極18とを備えている。光学部材14は、第1の部分14Aが撮像部12Aを覆い、第2の部分14Bが撮像部12Aを除く領域を覆い、外部電極18は、撮像部12Aを除く領域の反対側に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体撮像素子及びその製造方法に関し、特にプリント基板等に実装する半導体撮像素子及びその製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化、薄型化、かつ軽量化とともに半導体装置の高密度実装化の要求が強くなっている。さらに、微細加工技術の進歩による半導体素子の高集積化とあいまって、チップサイズパッケージ又はベアチップの半導体素子を直接実装する、いわゆるチップ実装技術が提案されている。このような動向は、半導体撮像素子においても同様であり、種々の構成が示されている。
例えば、半導体撮像素子において半導体素子の撮像領域の上に透明板を接着材で貼り合わせて、半導体撮像素子の薄型化と低コスト化を実現しようとした素子構造及び製造方法が示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
従来の半導体撮像素子は、半導体基板の主面側には、半導体素子と半導体素子を覆うガラス等の保護部材とが形成され、半導体基板の裏面側には、半導体素子の直下にはんだボールを有する外部電極が形成されている。このため、半導体撮像素子の外形サイズは半導体素子とほぼ同等となり、いわゆるチップサイズと同等の小型化を実現できる。
特開2006−73852号公報
しかしながら、前記従来の半導体撮像素子には以下のような問題がある。半導体撮像素子は、機器に実装する際にはんだボールを介して、プリント基板等にはんだ付けする。このため、はんだ付けの際に、半導体撮像素子が高温となる。また、半導体撮像素子とプリント基板との熱膨張係数の違いにより、機器に実装された、半導体撮像素子に反りが発生し、光学特性や撮像特性が低下する。
本発明は、前記従来の問題を解決し、プリント基板等にはんだ付けする際に熱の影響及び熱膨張係数の違いによる反りの影響を受けにくい半導体撮像素子を実現できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は半導体撮像素子を、撮像部を覆う部分が他の部分よりも厚い光学部材と、撮像部の裏面を除く領域に形成された外部電極とを備えた構成とする。
本発明に係る半導体撮像素子は、基板と、基板の一の面に形成され、撮像部、周辺回路部を有する半導体素子と、一の面上に接着部材により接着され、第1の部分と該第1の部分よりも膜厚が薄い第2の部分とを有する光学部材と、基板の一の面と反対側の面に形成され、半導体素子と電気的に接続された外部電極とを備え、光学部材は、第1の部分が撮像部を覆い、第2の部分が撮像部を除く領域を覆い、外部電極は、撮像部を除く領域の反対側に形成されていることを特徴とする。
本発明の半導体撮像素子は、光学部材は、第1の部分が撮像部を覆い、第2の部分が撮像部を除く領域を覆っている。このため、第1の部分に覆われた撮像部は、厚さが薄い第2の部分に覆われた撮像部以外の領域と比べて剛性が大きくなる。従って、半導体撮像素子をプリント基板等へはんだ付けする際に、半導体撮像素子とプリトン基板等との熱膨張係数の違いにより発生する半導体撮像素子の反りは、撮像部ではほとんど生じない。また、外部電極は、撮像部を除く領域の反対側に形成されているため、はんだ付けの際の熱は、撮像部には伝わりにくく、撮像部においてさらに反りが発生しにくい。また、熱自体による撮像部の劣化も抑えることができる。その結果、プリント基板等にはんだ付けする際に熱の影響及び熱膨張係数の違いによる反りの影響を受けにくい半導体撮像素子を実現できる。
本発明の半導体撮像素子において、半導体素子は、撮像部の周囲の領域に形成された素子電極を有し、周辺回路部は、撮像部と素子電極との間の領域に形成され、外部電極は、半導体基板を貫通し、素子電極と接続された貫通配線を介して半導体素子と電気的に接続されていてもよい。このような構成とすることにより、はんだ付けの際の熱をさらに撮像部に伝わりにくくすることができる。
本発明の半導体撮像素子において、外部電極は、バンプを有していてもよい。
本発明の半導体撮像素子において第1の部分は、第2の部分よりも表面粗さが小さくてもよい。
本発明の半導体撮像素子において、光学部材における第1の部分と第2の部分との境界部には、テーパを有する段差部が形成されていてもよい。
本発明の半導体撮像素子において、光学部材は、第1の部分を除いて遮光膜に覆われていてもよい。
本発明に係る半導体撮像素子の製造方法は、半導体ウェハの一の面に撮像部、周辺回路部及び素子電極を有する複数の半導体素子を形成する工程(a)と、一の面に光学部材を接着部材により接着する工程(b)と、半導体ウェハの一の面と反対側の面における撮像部の反対側を除く領域に、貫通配線を介して素子電極と電気的に接続された外部電極を形成する工程(c)と、光学部材における撮像部以外の領域を覆う部分の膜厚を、撮像部を覆う部分の膜厚よりも薄くすることにより、第1の部分と該第1の部分よりも膜厚が薄い第2の部分とを形成する工程(d)と、光学部材が接着された半導体ウェハを半導体素子ごとに切断する工程(e)とを備えていることを特徴とする。
本発明の半導体撮像素子の製造方法は、光学部材における撮像部以外の領域を覆う部分の膜厚を、撮像部を覆う部分の膜厚よりも薄くすることにより、第1の部分と該第1の部分よりも膜厚が薄い第2の部分とを形成する工程を備えている。このため、第1の部分に覆われた撮像部は、第2の部分に覆われた撮像部以外の領域よりも剛性が大きくなる。従って、半導体撮像素子をプリント基板等にはんだ付けする際に、撮像部には反りが生じにくい。また、半導体ウェハの一の面と反対側の面における撮像部の反対側を除く領域に、貫通配線を介して素子電極と電気的に接続された外部電極を形成する。このため、はんだ付けの際の熱は撮像部に伝わりにくく、撮像部の反りをさらに抑えることができると共に、熱自体による撮像部の劣化も抑えることができる。
本発明の半導体素子の製造方法において、工程(d)は、工程(b)よりも前に行い、工程(b)では、第1の部分が撮像部を覆い、第2の部分が撮像部を除く領域を覆うように、光学部材を接着してもよい。
本発明の半導体撮像素子の製造方法は、工程(e)よりも前に、半導体ウェハの厚さを薄くする工程(f)をさらに備えていてもよい。
本発明の半導体撮像素子の製造方法において、周辺回路部は撮像部と素子電極との間の領域に形成してもよい。
本発明の半導体撮像素子の製造方法において、工程(d)では外部電極にバンプを形成してもよい。
本発明の半導体撮像素子の製造方法において、工程(e)では第2の部分における表面粗さを第1の部分における表面粗さよりも大きくしてもよい。
本発明の半導体撮像素子の製造方法において、工程(e)では第1の部分と第2の部分との境界部にテーパを有する段差部を形成してもよい。
本発明の半導体撮像素子の製造方法において、工程(e)よりも後に、光学部材における第1の部分を除く部分に遮光膜を形成する工程(h)をさらに備えていてもよい。
本発明に係る半導体撮像素子によれば、プリント基板等にはんだ付けする際に熱の影響及び熱膨張係数の違いによる反りの影響を受けにくい半導体撮像素子を実現できる。
(一実施形態)
図1は本発明の一実施形態に係る半導体撮像素子の断面構成を示している。図1に示すように、シリコン(Si)等からなる半導体基板11の一の面に半導体素子12が形成されている。半導体素子12は、撮像部12Aと、撮像部12Aの周囲に形成された周辺回路部12B及び素子電極12Cを有している。
半導体基板11の上には、半導体素子12を覆うように、ガラス等からなる光学部材14が透明な接着材16により接着されている。光学部材14は、膜厚が厚い第1の部分14Aと第1の部分14Aよりも膜厚が薄い第2の部分14Bとを有しており、第1の部分14Aが撮像部12Aを覆うように接着されている。
半導体基板11の半導体素子12と反対側の面(裏面)には、はんだ等からなる突起であるバンプ20を有する外部電極18が形成されている。外部電極18と素子電極12Cとは、半導体基板11を貫通する貫通配線22により電気的に接続されている。
本実施形態の半導体撮像素子は、光学部材14が膜厚の厚い第1の部分14Aと第1の部分14Aよりも膜厚が薄い第2の部分14Bを有している。また、撮像部12Aが膜厚が厚い第1の部分に覆われ、撮像部12Aを除く周辺回路部12B及び素子電極12Cが膜厚が薄い第2の部分14Bに覆われている。
膜厚が厚い第1の部分14Aに覆われた領域は、剛性が大きく、反りが生じにくい。従って、半導体撮像素子とプリント基板等との熱膨張係数の違いによる反りは、撮像部12Aにはほとんど生じない。
また、外部電極18は撮像部12Aを除く領域の裏面に形成されている。従って、半導体撮像素子をプリント基板等にはんだ付けする際の熱は、撮像部12Aには伝わりにくい。このため、撮像部12Aにはさらに反りが生じにくくなる。また、熱自体による撮像部12Aの劣化も抑えることができる。
撮像部12Aと素子電極12Cとの間に周辺回路部12Bを形成すれば、撮像部12Aと素子電極12Cとを離すことができる。これにより、外部電極18と撮像部12Aとの距離も離すことができるため、熱の影響をさらに低減することが可能となる。
なお、図2に示すように、第2の部分14Bの表面及び第2の部分14Bと第1の部分14Aとの境界である段差部14Cの表面を覆う金属膜等からなる遮光膜24を形成してもよい。このように、第1の部分14Aを除いて光学部材14の表面を遮光膜24により覆うことにより、撮像部12A及び周辺回路部12Bへ外光が入るのを防ぐことができ、光学特性を向上させることができる。
また、図3に示すように、段差部14Dがテーパを有するようにしてもよい。段差部14Dがテーパを有することにより段差部14Dの底面の角に応力が集中することを防ぐことができる。
以下に、本実施形態に係る半導体撮像素子の製造方法について図面を参照して説明する。まず、図4(a)に示すように、半導体ウェハ10に、それぞれが撮像部12A、周辺回路部12B及び素子電極12Cを有する複数の半導体素子12を形成する。続いて、半導体ウェハ10の半導体素子12が形成された面の上に、接着材16を用いて光学部材14を接着する。
半導体ウェハ10は、シリコン(Si)若しくはゲルマニウム(Ge)又はガリウム砒素(GaAs)、インジウムリン(InP)、窒化ガリウム(GaN)若しくは炭化硅素(SiC)等の化合物半導体材料とすればよい。また、厚さが200μm〜800μm程度、直径が2インチ〜20インチ程度のものを用いればよい。光学部材14は、厚さが50μm〜1000μm程度のガラスを用いればよい。接着材16は、撮像部12Aにおいて利用する波長の光の吸収が小さいものであればよく、例えばアクリル、ポリエステル又はエポキシ等を主成分とする液状又はシート状のものを用いればよい。また、熱硬化型であっても、紫外線硬化型であっても、常温硬化型であってもよい。
光学部材14を接着する際には、まず始めに、半導体ウェハ10の表面に接着材16を塗布する。塗布は、スピンコート、印刷方式、ローラー方式等により行えばよい。シート状の場合は、ローラー方式を用いればよい。次に、光学部材14と接着材16とを密着させる。この際、光学部材14のサイズ及び形状を半導体ウェハ10とほぼ等しいものであっても、半導体ウェハ10の一部を覆うものであってもよい。接着材16と光学部材14との間に気泡が発生することを抑えるため、真空中で光学部材14と接着材16とを密着させてもよい。さらに、接着材16を押し出すように光学部材14を加圧してもよい。また、接着材16を光学部材14側に塗布してもよい。次に、接着材16を硬化させる。接着材16の硬化は紫外線硬化型の場合は、超高圧水銀ランプ等を用いて光学部材14側から紫外線を照射すればよい。また、熱硬化型の場合は、赤外線ランプ又は硬化炉により50〜200℃程度に加熱すればよい。
次に、図4(b)に示すように、半導体ウェハ10の裏面を研磨し、厚さを10μm〜200μmとする。半導体ウェハ10の研磨は、砥石等による機械研磨又はドライエッチング等により行えばよい。この時、撮像部12A及び周辺回路部12Bは、半導体ウェハ10の表面を覆おう光学部材14により保護されているため、高い歩留まりを実現できる。 次に、素子電極12Cを露出する貫通孔10aを裏面側から形成する。貫通孔10aは、半導体ウェハ10の裏面に選択的にレジスト等を形成した後、半導体ウェハ10の裏面が露出した部分をプラズマエッチングやウエットエッチング等でエッチングして形成すればよい。この際に、素子電極12Cの下部に存在していたSiや絶縁膜も除去し、素子電極12Cの裏面を露出させる。
次に、貫通孔10aの内壁及び、半導体ウェハ10の裏面に絶縁膜(図示せず)を形成する。絶縁膜は、SiO2膜又はSiN膜等を化学気相堆積(CVD)法等により形成すればよい。また、絶縁性樹脂をコーティングして形成してもよい。絶縁膜は、素子電極12Cの裏面にも形成されため、レジスト等を選択的に形成した後、ドライエッチング又はウエットエッチング等の方法により素子電極12Cの裏面に形成された絶縁膜を除去する。
続いて、図2(c)に示すように、真空蒸着、スパッタリング又はめっき等により、チタン(Ti)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)又はニッケル(Ni)等の金属膜を貫通孔の内壁、素子電極12Cの裏面及び半導体ウェハ10の裏面に形成する。その後、レジスト等を選択的に形成し、金属膜を選択的にエッチングすることにより、半導体ウェハ10の裏面に外部電極18を形成すると共に、貫通孔10aに素子電極12Cと外部電極18とを電気的に接続する貫通配線22を形成する。なお、外部電極18は、撮像部12Aの直下を除く領域に形成する。
次に、図5(a)に示すように、光学部材14における撮像部12Aを覆う部分以外の部分を研磨する。これにより、撮像部12Aを覆う膜厚が厚い第1の部分14Aと、撮像部12A以外の領域を覆う第1の部分14Aよりも膜厚が薄い第2の部分14Bとを形成する。第2の部分14Bの厚さは10μm〜500μm程度とすればよい。光学部材14の研磨は、例えばダイシングによる切削を部分的に行えばよい。ダイシングによる方法の場合には、ダイシングのブレードの幅を選択することで1回〜数回のダイシングにより第2の部分14Bを形成できる。また、研磨に代えてウエットエッチング又はドライエッチング等により第2の部分14Bを形成してもよい。
ダイシングにより第2の部分14Bを形成した場合には、第2の部分14Bの表面及び第2の部分14Bと第1の部分14Aとの境界である段差部の表面には、ダイシングのブレードが接触することにより微視的な凹凸が形成される。このため、第2の部分14Bの表面粗度及び第2の部分14Bと第1の部分14Aとの境界である段差部の表面粗度は、第1の部分14Aの表面粗度よりも大きくなり、表面の粗さが粗くなる。これにより、外光が周辺回路部12Bへ入りにくくなり、周辺回路部12Bの誤動作を防止することができる。
また、ブレードの形状を選択したり、ウエットエッチング又はドライエッチングを用いることにより、第1の部分14Aと第2の部分14Bとの境界をテーパを有する段差部とすることができる。段差部にテーパを形成することにより段差部の底面の角に応力が集中することを防ぐことができる。
また、光学部材14に第2の部分14Bを形成した後に、第2の部分14Bの表面及び第2の部分14Bと第1の部分14Aとの境界である段差部の表面を覆う金属膜等の遮光膜を形成してもよい。このように、第1の部分14Aを除いて光学部材14の表面を遮光膜により覆うことにより、撮像領域や周辺回路領域へ外光が入るのを防ぐことができ、光学特性を向上させることができる。
次に図5(b)に示すように、ボール搭載法等を用いてはんだボールからなるバンプ20を外部電極18に形成する。この後、光学部材14ごと半導体ウェハ10を切断することにより、図5(c)に示すような半導体撮像素子を形成する。半導体ウェハ10の切断は、ダイシングにより光学部材14及び半導体ウェハ10を連続して切削すればよい。光学部材14は、膜厚が薄い第2の部分14Bにおいて切断するため、ダイシング時に適用するブレードは、幅の薄いものを用いることができ、半導体ウェハ10の切断幅を小さくすることができる。これにより、一枚の半導体ウェハ10から得られるの半導体撮像素子の数を多くすることができ、生産性が高くし、コストを低く抑えることが可能となる。
本実施形態の半導体撮像素子は、光学部材14が厚さが厚い第1の部分14Aと厚さが薄い第2の部分14Bとを有し、外部電極18を半導体基板11における第2の部分14Bの反対側の領域に形成している。このため、プリント基板にはんだ付けする際に撮像部12Aでは反りが発生せず、第2の部分14Bに覆われた領域のみで反りが発生するため光学特性の低下が小さく、信頼性が高い半導体撮像素子を実現できる。
本実施形態は、光学部材14を半導体ウェハ10と接着した後、研磨又はエッチングすることにより第1の部分14A及び第2の部分14Bを形成する例を示した。しかし、光学部材14をあらかじめ研磨又はエッチングして第1の部分14A及び第2の部分14Bを形成した後、半導体ウェハ10と接着してもよい。
本発明に係る半導体撮像素子は、プリント基板等にはんだ付けする際に熱の影響及び熱膨張係数の違いによる反りの影響を受けにくい半導体撮像素子を実現でき、特にプリント基板等に実装する半導体撮像素子及びその製造方法等として有用である。
本発明の一実施形態に係る半導体撮像素子を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体撮像素子の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体撮像素子の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体撮像素子の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体撮像素子の製造方法を工程順に示す断面図である。
符号の説明
10 半導体ウェハ
10a 貫通孔
11 半導体基板
12 半導体素子
12A 撮像部
12B 周辺回路部
12C 素子電極
14 光学部材
14A 第1の部分
14B 第2の部分
14C 段差部
14D 段差部
16 接着材
18 外部電極
20 バンプ
22 貫通配線
24 遮光膜

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板の一の面に形成され、撮像部、周辺回路部を有する半導体素子と、
    前記一の面上に接着部材により接着され、第1の部分と該第1の部分よりも膜厚が薄い第2の部分とを有する光学部材と、
    前記基板の前記一の面と反対側の面に形成され、前記半導体素子と電気的に接続された外部電極とを備え、
    前記光学部材は、前記第1の部分が前記撮像部を覆い、前記第2の部分が前記撮像部を除く領域を覆い、
    前記外部電極は、前記撮像部を除く領域の反対側に形成されていることを特徴とする半導体撮像素子。
  2. 前記半導体素子は、前記撮像部の周囲の領域に形成された素子電極を有し、
    前記周辺回路部は、前記撮像部と前記素子電極との間の領域に形成され、
    前記外部電極は、前記半導体基板を貫通し、前記素子電極と接続された貫通配線を介して前記半導体素子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体撮像素子。
  3. 前記外部電極は、バンプを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体撮像素子。
  4. 前記第1の部分は、前記第2の部分よりも表面粗さが小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体撮像素子。
  5. 前記光学部材における前記第1の部分と前記第2の部分との境界部には、テーパを有する段差部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体撮像素子。
  6. 前記光学部材は、前記第1の部分を除いて遮光膜に覆われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体撮像素子。
  7. 半導体ウェハの一の面に撮像部、周辺回路部及び素子電極を有する複数の半導体素子を形成する工程(a)と、
    前記一の面に光学部材を接着部材により接着する工程(b)と、
    前記半導体ウェハの前記一の面と反対側の面における前記撮像部の反対側を除く領域に、貫通配線を介して前記素子電極と電気的に接続された外部電極を形成する工程(c)と、
    前記光学部材における前記撮像部以外の領域を覆う部分の膜厚を、前記撮像部を覆う部分の膜厚よりも薄くすることにより、第1の部分と該第1の部分よりも膜厚が薄い第2の部分とを形成する工程(d)と、
    前記光学部材が接着された前記半導体ウェハを前記半導体素子ごとに切断する工程(e)とを備えていることを特徴とする半導体撮像素子の製造方法。
  8. 前記工程(d)は、前記工程(b)よりも前に行い、
    前記工程(b)では、前記第1の部分が前記撮像部を覆い、前記第2の部分が前記撮像部を除く領域を覆うように、前記光学部材を接着することを特徴とする請求項7に記載の半導体撮像素子の製造方法。
  9. 前記工程(e)よりも前に、前記半導体ウェハの厚さを薄くする工程(f)をさらに備えていることを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体撮像素子の製造方法。
  10. 前記周辺回路部は、前記撮像部と前記素子電極との間の領域に形成することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の半導体撮像素子の製造方法。
  11. 前記工程(d)では、前記外部電極にバンプを形成することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の半導体撮像素子の製造方法。
  12. 前記工程(e)では、前記第2の部分における表面粗さを前記第1の部分における表面粗さよりも大きくすることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の半導体撮像素子の製造方法。
  13. 前記工程(e)では、前記第1の部分と前記第2の部分との境界部にテーパを有する段差部を形成することを特徴とする請求項7〜12のいずれか1項に記載の半導体撮像素子の製造方法。
  14. 前記工程(e)よりも後に、前記光学部材における前記第1の部分を除く部分に遮光膜を形成する工程(h)をさらに備えていることを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載の半導体撮像素子の製造方法。
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JP2011066093A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Olympus Corp 撮像ユニット

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JP2011066093A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Olympus Corp 撮像ユニット

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