JP2009128918A - 維持管理支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、上水道または下水道施設の維持管理において、最新の情報に対応するため、必要な業務内容に応じた作業計画策定とそれを実行するのに適切な作業者の配置を行うための維持管理支援システムを提供することにある。
【解決手段】本発明に関わる維持管理支援システム10は、作業計画が表示されるとともに、その実施内容またはその結果のうちの少なくとも何れかが入力される情報端末手段2a、2bと、施設・設備管理に関して作業者が実施した業務内容情報が格納される業務履歴記憶手段34と、維持管理のための業務内容情報が格納される作業内容記憶手段35と、少なくとも情報端末手段2a、2bに入力された最新の情報と作業者の業務履歴とを用いて業務内容に応じた作業計画を策定処理する作業計画策定手段40とを備え、前記手段2a、2b、34、35、40間は、情報ネットワーク手段3を介して情報通信が行われている。
【選択図】図2

Description

本発明は、上水道施設、下水処理施設等の水処理施設の維持管理を支援する維持管理支援システムに関する。
上水道・下水道の分野、特に上水道は、普及率の向上に伴い、施設拡張の時代から施設の維持管理の時代に移行している。すなわち、社会インフラが整備され公共投資が縮減される中で、需要者が要望するサービスレベルを維持するために、施設や設備を適切に運用・管理することが、より重要になってきている。
そのため、マクロの視点では、所有する資産のライフサイクルコスト(LCC;Life Cycle Cost)を評価し全体としてLCCを最適化し、その価値を最大化するアセットマネジメント手法も導入され始めている。
一方、維持管理の現場においては、熟練者の高齢化による熟練運転員の減少、若年層の人口減による作業員の減少、成熟社会を反映した求められるサービスレベルの高度化等により、各作業員への負荷はますます増大化の傾向にある。そのため、経験的に積み上げてきた維持管理ノウハウの形式知化や、特に、機器故障、水質劣化等の不具合への対応作業に対する支援が現場で求められている。
このような、作業計画やノウハウの蓄積を支援するものとして、工場内での作業に関して、作業者の配置を決定する方法やシステムが、下記の特許文献等で提案されている。
特許文献1では、複数の作業者がグループとなって協調して作業を行う場合に、各作業者の特性と能力を考慮してグループ編成を行い、最適な作業者の配置を行うこととしている。作業者の選出には、出勤状況、技能レベル、協調作業実績、身長等がパラメータとして用いられ、技能や身体的特徴を考慮し、作業時間に無駄が生じないような組合せを出力する方法、装置、システムが提案されている。
特開2004−288011号公報(段落0039〜0054、図1〜図4等) 特開2003−108217号公報(段落0043〜0060、図10等) 特開平9−171529号公報(段落0024〜0055、図6等)
ところで、特許文献1では、工場内での定常的な協調作業を対象とし、個々の作業員の能力・特性を考慮して、作業効率が最適と思われる作業者配置を行うことが可能である。
しかし、上水道・下水道の維持管理業務を対象とした場合、定常的な保守や点検作業以外にも、非定常作業や緊急時の対応に関わる作業が存在する。
さらに、ライフラインとして常時サービスの提供が求められる上水道や下水道を管理していく上では、これらの作業を迅速かつ適切に行うことも求められる。
特許文献1の方法では、与えられた生産計画を実行するのに必要な作業内容を、予め設定された作業の中から取得する形態であるため、業務における新たなノウハウの蓄積や業務計画・人員配置への反映はなされていない。また、最新のプラントの状態を把握して、それに対する業務を計画できるような構成にはなっていない。
本発明は上記実状に鑑み、最新のプラント情報を使用し、作業者の業務実績、能力等を勘案して、上水道・下水道の維持管理における定常・非定常・緊急時の業務計画と人員配置を策定できるとともに、維持管理ノウハウを逐次蓄積することが可能な維持管理支援システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の維持管理支援システムは、作業計画が表示されるとともに、その実施内容またはその結果のうちの少なくとも何れかが入力される情報端末手段と、施設・設備管理に関して作業者が実施した業務内容情報が格納される業務履歴記憶手段と、維持管理のための業務内容情報が格納される作業内容記憶手段と、少なくとも情報端末手段に入力された最新の情報と作業者の業務履歴とを用いて業務内容に応じた作業計画を策定処理する作業計画策定手段とを備え、情報端末手段、業務履歴記憶手段、作業内容記憶手段、および作業計画策定手段間は、情報ネットワーク手段を介して情報通信が行われている。
上記構成にすると、情報端末手段から得られた情報に対応するための業務に対して、作業計画に合った能力の作業者を関連する施設から選定し、適切な場所に配置することができる。また、作業計画とその実施状況を管理処理する作業計画管理手段を、さらに備えることにより、作業計画の実施状況を把握することができる。
また、本発明は上記目的を達成するために、業務履歴記憶手段に、勤務履歴、業務実施回数、勤務スケジュール、役職、維持管理技術レベルのうち少なくとも一つの情報を格納し、作業計画を遂行する作業者を選定することとしている。
上記構成にすると、能力や人員のシフトを考慮して、各業務を遂行するのに適切な人員を選定できる。
また、本発明は上記の目的を達成するために、業務履歴記憶手段の情報を用い、各作業者の作業経験のばらつきが小さくなるように、作業計画における作業者を選定することとしている。
上記構成とすると、作業者が多様な作業に対応可能となるため、特定の作業者への負荷が軽減できる。
また、本発明は上記目的を達成するために、情報端末手段から入力された作業内容と作業に係る日時データに基づき、作業内容記憶手段に格納された内容を更新する作業内容改善手段を設けている。
上記構成にすると、維持管理ノウハウの蓄積と必要な業務の継続的な改善を行うことができる。
また、施設・設備または水質の状態を検出するための検知手段、監視システム、または作業者等による測定値、アラーム情報等の点検結果を用いて異常か否か判断する判断手段を備え、該判断手段による異常と判断される情報を契機として、作業計画策定手段による処理と作業計画管理手段による処理とを実行している。
上記構成にすると、不定期に発生する緊急時の対応措置に関する計画策定と実行を迅速に行うことができる。
本発明の維持管理支援システムによれば、上水道・下水道の施設の維持管理に係る作業に関して、定常・非定常・緊急の各作業(計画)に合った能力の作業者を関連する施設から選定し、適切な場所に配置することができるとともに、作業者による維持管理ノウハウの蓄積と必要な業務の継続的な改善を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
<<第1実施形態>>
<基本システム>
本発明の一実施形態である維持管理支援システム10は、図1に示すように、コンピュータである管理サーバ1と、該管理サーバ1への入出力装置である複数の携帯端末2(2a、2b、…)と、管理サーバ1と携帯端末2a、2b、…とを接続して情報通信を行うためのインターネット、LAN(Loncal Area Network)等のネットワーク3とを具備し構成されている。なお、図1は、本発明の第1実施形態の維持管理支援システム10のハードウェア構成を示す概念的構成図である。
なお、事業所100a、100b、100c、…とは、浄水場や取水所、配水所、事務所等の作業者が通常、執務する施設であり、管理サーバ1は、例えば、センタとなる事業所100aに配置され、携帯端末2a、2b、…は、事業所100aに統括される事業所100b、100c、…にそれぞれ配置されている。
管理サーバ1は、例えばパーソナルコンピュータから成り、図2に示すメモリ31に格納されたソフトウェアのプログラムを実行することにより、ネットワーク3を介して携帯端末2等により情報の入出力が行われる。なお、図2は、第1実施形態における管理サーバ1の構成を示す詳細図である。
携帯端末2は、ネットワーク3に接続可能であるとともに作業現場への携帯が可能なノート型のパーソナルコンピュータ、個人用の携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話などであり、管理サーバ1にアクセスし、作業内容や、この作業を遂行する候補者等を取得する処理や作業内容の実施結果の入力に使用されている。
図2に示すように、管理サーバ1は、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)30、記憶装置であるハードディスクのメモリ31、入出力装置のデータ入出力端末33、および外部との通信に用いられるネットワークインターフェース32を備えており、メモリ31には、業務履歴DB(Data Base)34、作業内容DB35、作業者所属DB36、および作業計画策定手段40、作業計画管理手段41等のプログラム群が格納されている。
ここで、メモリ31に格納された作業計画策定手段40、作業計画管理手段41等のプログラム群のうち必要なプログラムが、CPU30によって、メインメモリ(図示せず)にロードされて実行され、作業計画策定手段40、作業計画管理手段42等の必要な各種機能が実現される。
この際、まずネットワークインターフェース32は、ネットワーク3に接続された携帯端末2と情報を通信する働きを行ない、この結果、各種DB34、35、36には、ネットワーク3を介して送られてきた情報や、プログラム群を実行して生成された情報、携帯端末2とデータ入出力端末33から設定または入力された情報等が格納される。
<業務履歴DB34の構成>
業務履歴DB34(図2参照)には、上水道・下水道施設の維持管理業務に携わる作業者が過去に実施した業務に関する情報が、レコードとして格納されている。
具体的なデータ項目としては、作業者名、業務内容、業務実施日時、業務内容を細分化した作業内容、作業開始/終了日時、業務開始年月日等が記録される。なお、業務履歴DB34は、各レコードに通し番号が付され、キーとして用いられている。
<作業内容DB35の構成>
作業内容DB35(図2参照)には、管理対象とする上水道・下水道施設において実施する維持管理業務に関する情報が、レコードとして格納されている。
具体的なデータ項目としては、業務内容、必要人員、設備機器情報、業務内容の詳細、予想所要時間、優先事業所、業務内容分類、優先役職ランク等がある。
これらは、作業計画の策定において利用する情報であり、設備機器情報とは、業務内容の対象となる機場や施設、設備、機器を示すものであり、予想所要時間は業務内容を遂行するために通常必要とされる時間を示すものである。
また、優先事業所は、業務内容の実施を優先して担当する事業所を示すものであり、優先順位が、繰り返しデータ項目の事業所の順番で示される。また、業務内容分類は、業務内容を分類するもので、業務遂行に適した部署を選定する際に利用され、また、優先役職ランクは、業務内容を遂行するべき役職を示す。
なお、作業内容DB35は、例えば、業務内容を識別する業務コードが付され、キーとして使用される。
<作業者所属DB36の構成>
作業者所属DB36(図2参照)には、計画策定時までの作業者の所属に関する情報が、レコードとして格納されている。
具体的なデータ項目としては、作業者名、所属、役職、維持管理技術レベル、勤務事業所、業務開始年月日、業務スケジュール等が記録されている。
維持管理技術レベルとは、上水道・下水道施設の維持管理に関わる資格の取得や講習の受講状況によって点数化したものであり、また、業務開始年月日は、維持管理業務に最初に従事した年月日とする。また、業務スケジュールは、シフト勤務や休日など、今後の作業員の勤務予定を示すものである。
なお、作業者所属DB36は、例えば、作業者の社員コードが各作業者のレコード毎に付され、キーとして使用される。
<作業計画策定手段40>
作業計画策定手段40(図2参照)は、業務履歴DB34の情報を用いてデータ入出力端末33または携帯端末2で設定された業務内容に関して、作業計画を策定し、業務に適切な作業員を選定し、配置する。
<作業計画管理手段41>
作業計画管理手段41(図2参照)は、作業計画に対する実際の作業の進行状況を管理し、所要時間や計画外で実施した作業内容を記録する。
<作業計画策定入力画面G1>
図3は、作業計画策定入力画面G1を示す図である。
作業計画策定入力画面G1は、発生した業務内容を、作業員のデータに基づいて、誰が担当するか選定するための画面であり、業務内容、優先パラメータ、および機場等の施設・設備情報を、それぞれ選択入力する。選択入力用の各選択肢は、予めDB化してあり、増設、改造、撤去に応じて適宜修正可能とする。
作業計画策定入力画面G1の施設・設備は、例えば、4階層、すなわち、機場(浄水場、排水場等)‐設備機器(ポンプ、モータ等)の大分類‐設備機器の中分類‐設備機器で管理し、上位から下位の階層間の関連付けが行われているものとする。また、業務内容は、これらの施設・設備と関連付けがなされている。
選択用の機場コンボボックスG1a、大分類コンボボックスG1b、中分類コンボボックスG1c、設備機器名称コンボボックスG1d、および業務内容コンボボックスG1eは、上位の選択がなされた場合、選択された内容に関連付けられた下位の項目をそれぞれ抽出し、選択肢にするように構成されている。
また、業務内容も、コンボボックスG1a、G1b、G1c、G1dで選択された施設・設備に応じて、それらに関連付けられた業務内容を抽出し、業務内容コンボボックスG1eに選択肢として表示される。
作業員を選定するために優先する作業員の資質を表すパラメータが有る場合、勤務履歴(勤続年数)、業務実施回数、役職、維持管理技術レベルから選択し、それぞれのチェックボックスG1f、G1g、G1h、G1iにチェックを入れる。優先させるパラメータが無い場合は、チェックボックスG1f、G1g、G1h、G1iにチェックを入れた選択を全て外すと、優先するパラメータを用いることなく、これらの全てのパラメータを等しく使って算出する総合評価指標により作業員を選出することになる。
なお、勤務履歴(勤続年数)、業務実施回数、役職、維持管理技術レベルから任意に選択するチェックボックスG1f、G1g、G1h、G1iに代えて、勤務履歴(勤続年数)、業務実施回数、役職、維持管理技術レベルの中から何れか一つを選択するラジオボタンで構成することも可能である。
そして、最後に策定結果の表示ボタンG1jをクリックすることにより、後記の作業計画(図4参照)が表示される。
<作業計画表示画面G2>
図4は、作業計画表示画面G2を示す図である。
図4に示す作業計画表示画面G2は、個別の作業を誰が行うか決定するための画面であり、図3の作業計画策定入力画面G1で選択された業務内容G2a、個別の作業内容G2b、作業を実施する候補者G2c、候補者が通常勤務する事務所G2d、優先パラメータの評価値G2e、総合評価指標の評価値G2f、その他のパラメータ1の評価値G2g1、…を表示している。また、各作業内容に関して、作業者の変更を行い、別の候補者を表示するための別候補ボタンG2c1を設けており、別候補ボタンG2c1をクリックすることにより、次の順位の候補者が繰り上がって表示される。
また、決定ボタンG2kが設けられており、この作業計画表示画面G2に表示された作業内容G2bを誰が行うか決定し承認する場合に、決定ボタンG2kがクリックされる。
なお、No(G2h)は、作業内容G2bが、1、2、3、…と付番を付けた数、存在することを示している。
<作業計画表示画面G3>
図5は、決定された作業計画表示画面G3を示す図である。
決定された作業計画表示画面G3は、作業の実際の進捗状況を確認するための画面であり、図5に示すように、業務内容G3a、業務内容G3aにおける作業者G3e毎の具体的作業内容G3b、予定所要時間G3c、作業内容の進捗状況G3dが表示される。
具体的作業内容G3bとしては、実施場所、操作方法、必要な装備、実施する上での注意事項等がある。また、本実施形態では記載しないが、具体的作業内容G3bに関連する地図や画像がある場合は、作業計画表示画面G3上または別のウィンドウを開いて表示させてもよい。この画像情報は、作業内容を作業者に理解させるのに有効である。
<作業者の業務開始/終了日時入力画面G4>
図6は、作業者の業務開始/終了日時入力画面G4を示す図である。
作業者の業務開始/終了日時入力画面G4は、各作業者の業務の開始/終了日時を入力する画面であり、図1に示す事業所100b、100c、…の携帯端末2、…またはセンタとなる事業所100aのサーバ1のディスプレイ上に表示される。
作業者の業務開始/終了日時入力画面G4は、業務内容G4a、作業者、所属G4b、具体的作業内容G4c、予定所要時間G4d、および開始日時入力コンボボックスG4e/終了日時入力コンボボックスG4fを備えている。
なお、No(G4g)は、各作業者の手持ちの作業数を示している。
また、作業計画策定手段42が示した作業内容以外、すなわち、No1、No2、No3の作業内容以外にも実施した業務内容を選択入力する選択コンボボックスG4h、テキスト入力する手入力欄G4iとその開始日時入力コンボボックスG4j/終了日時入力コンボボックスG4kを備えている。
なお、選択コンボボックスG4hに、選択肢として表示される業務内容は、作業内容DB35に記録されたデータであり、この、選択コンボボックスG4hに表示される業務内容以外の業務内容、すなわち作業内容DB35に記録された業務内容、業務内容の一部の作業内容以外の業務内容が、手入力欄G4iに作業者によって、テキスト入力されることになる。
作業者は、PC(Personal Computer)、個人用の携帯情報端末(PDA)、携帯電話等の携帯端末2に、上述の作業者の業務開始/終了日時入力画面G4を表示し、作業状況を入力する。
そして、登録ボタンG4lをクリックすると、これらの情報は ネットワーク3を介してサーバ1上の業務履歴DB34に格納される。なお、作業員がシステム管理者等に電話等で連絡して、システム管理者等が、作業者に代わって、作業者の業務開始/終了日時入力画面G4に入力を行うこともできる。
<作業計画の策定処理>
維持管理支援システム10では、作業計画の策定と作業の進行の管理に関するデータ処理が行われる。
次に、維持管理支援システム10における作業計画の策定を行う作業計画策定処理について、図7を用いて説明する。なお、図7は、作業計画策定処理の処理フローを示す図である。
この作業計画策定処理は、図3に示す作業計画策定入力画面G1における「策定結果の表示」ボタンG1jをクリックした際に、実行される処理である。
まず、図7のS11において、図3に示す作業計画策定入力画面G1において、(業務内容)コンボボックスG1eで選択入力された業務内容、(機場)・(大分類)・(中分類)・(設備機器名称)コンボボックスG1a、G1b、G1c、G1dで選択入力された対象の施設・設備、および勤務履歴、業務実施回数、役職、維持管理技術レベルチェックボックスG1f、G1g、G1h、G1iのチェック結果から、優先するパラメータの情報を取得する。
続いて、図7のS12において、S11で取得した情報に関する詳細情報を、作業内容DB35からリードする。
続いて、図7のS13において、行われる作業の場所、候補者の勤務場所等の位置情報を基に、作業者所属DB36をリードし、候補者抽出を行う。すなわち、業務内容に関連付けられた優先事業所に勤務する作業者を、作業者所属DB36の勤務事業所を用いて抽出する。例えば、業務内容の作業が行われる場所に近い勤務場所に勤務する候補者を、作業者所属DB36をリードし検索し、選出する。
続いて、図7のS14において、総合評価指標を算出する。この総合評価指標は、作業者所属DB36と業務履歴DB34とをリードし、これらの情報から、例えば、優先パラメータ、すなわち、図3に示す優先パラメータである勤務履歴(G1f)、業務実施回数(G1g)、役職(G1h)、維持管理技術レベル(G1i)の値を規格化し、各パラメータの規格化した値の和を取る方法がある。
優先パラメータとして、勤務履歴(勤続年数)、業務実施回数、役職、および維持管理レベルを用いるケースでは、それぞれ次のように規格化することができる。
・ 勤務履歴(勤続年数):p1 = (偏差値)/100
・ 業務実施回数:p2 = (偏差値)/100
・ 役職:p3; 作業者の過去の業務履歴から、例えば、業務履歴DB34をリードし、経験した役職を取得する。一方、業務内容に関連する優先役職ランクと業務内容分類も取得する。これらから、業務内容分類が一致する役職の経験者で、優先役職ランクが現在の役職と一致する作業者に0.2ポイントを与える。すなわち、p3 = 0.2とする。
・ 維持管理レベル:p4; 維持管理において有用な資格を点数化する。例えば、1資格に対して0.1ポイント付与する。すなわち、p4 = 0.1×資格数とする。
以上のp1、p2、p3、p4を用いて、総合評価指数Hは、以下の式で算出される。
総合評価指数H=Σ(wi×pi) = w1・p1 + w2・p2 + w3・p3 + w4・p4 ………(1)
なお、wiはそれぞれのパラメータに関する重みを意味し、より重点を置く優先パラメータに関する重みを大きく設定するものである。 例えば、重みwiを、0≦wi≦1の値、或いは、0≦wi≦10の値で設定する。
各優先パラメータ、すなわち、勤務履歴(勤続年数)、業務実施回数、役職、および維持管理レベル等の定量化の方法としては、上記の方法以外にもランクを設定する方法がある。勤務履歴の例としては、ランク1:y1<勤務年数y≦y2、ランク2:y2<勤務年数y≦y3、ランク3:y3<勤務年数y≦y4 (y1〜y4は境界値)のようにランク付けすることで定量化できる。例えば、ランク1を1年<勤務年数y≦3年とし、ランク2を3年<勤務年数y≦5年とし、ランク3を5年<勤務年数y≦7年とできる。
また、総合評価指標の算出式も、式(1)以外にも、各優先パラメータを定量化した値の積やその他の関数を用いてもよい。
続いて、図7のS15において、優先パラメータで候補者をソートして、候補者の順位付けを行う。
図7のS11で優先パラメータが取り込まれている場合は、該当する優先パラメータに関してS15で定量化した値の降順で、S13で抽出された作業の候補者をソートし、候補者の順位を付ける。同じ順位の候補者がいる場合は、総合評価指標と位置情報を用いて順位を付ける。これらを用いても順位付けができない場合は、同順位とする。
続いて、図7のS16において、予想作業時間から推定される各作業の実施時間帯による計画実行可否のチェックを行う。
すなわち、作業内容DB35の予想所要時間から推定される各作業の実施時間帯を求め、作業者所属DB36をリードして、各候補者の業務スケジュールと比較し、作業を開始できる時間が業務時間内であるかを判定する。判定は、S15で処理した候補者順に行い、該当する作業者数が必要人員数になるまで繰り返す。
そして、図7のS17において、処理結果を図4の画面に表示する。S16において、同順位で該当する作業者が必要人員以上になる場合、同順位で該当する作業者間で、S14、S15と同様な処理を行い、優先パラメータの重み付けを変えて再度、順位付けして必要人員としたり、また、候補者のリストを別のウィンドウに表示し、人が作業者を選択してもよい。
一方、必要人員に満たない場合は、未確定の候補者間で、S14、S15と同様な処理を行い、優先パラメータの重み付けを変えて再度、順位付けして必要人員としたり、それでも必要人員に満たない場合は、未確定の候補者をリストアップして、必要条件を満たす候補者を社員コード順に又はアトランダムに選出したりする。或いは、候補者のリストを別のウィンドウに表示し、人が作業者を選択してもよい。
続いて、図7のS17において、S16で選定した作業者を出力する。すなわち、必要な事業所100a、100b、…(図1参照)において、処理の結果をプリンタ(図示せず)で出力したり、必要な携帯端末2(図1参照)のディスプレイに表示したり、データ入出力端末33(図2参照)のディスプレイに表示する。
以上が、作業計画の策定処理である。
<作業進行管理処理>
次に、作業の進行を管理する作業進行管理処理について、図8を用いて説明する。なお、図8は、作業の進行を管理する作業進行管理処理の処理フローを示す図である。
作業進行管理処理は、作業者等が図6に示す作業者の業務開始/終了日時入力画面G4において該当する作業の開始日時欄G4e/終了日時入力欄G4fに入力し、登録ボタンG4lをクリックした際に実行される。
登録ボタンG4lをクリックすると、まず、図8のS21において、図6の作業者の業務開始/終了日時入力画面G4に表示された(作業者、所属)G4bの作業者名と、具体的作業内容G4cの作業内容を取得する。
続いて、図8のS22において、図6の作業者の業務開始/終了日時入力画面G4の開始日時欄G4e/終了日時入力欄G4fに入力された作業の開始/終了日時を取得する。このとき、データが取得されるのは選択されているNoの作業のみとする。
続いて、図8のS23において、上記S21、S22で取得した情報を業務履歴DB34に保存する。
続いて、図8のS24において、図6の作業者の業務開始/終了日時入力画面G4の選択コンボボックスG4hに入力された業務内容と開始日時入力コンボボックスG4j/終了日時入力コンボボックスG4kに入力されたデータから、その他の実施業務の名称と開始/終了日時を取得する。
続いて、図8のS25において、予想所要時間の再評価を行う。最新の所要時間は、S22またはS24で取得した日時を用いて算出され、この値と、業務履歴DB34に登録されている同作業の所要時間を用いて、中央値、平均値、最大値や最小値や標準偏差を考慮した値等の統計値を算出する。
続いて、図8のS26において、S25で得られた統計値を作業内容DB35に記録する。作業内容DBに記録する統計値としては、中央値や平均値などが望ましいが、最大値や最小値や標準偏差を考慮した値を算出して用いることもできる。
以上の構成と情報処理により、発生した業務内容に適切な作業者を選定できるとともに、業務に関する情報を継続的に収集することができる。
この実施形態では、作業の候補者選定において、勤務履歴(勤続年数)、業務実施回数、役職、維持管理レベルを優先パラメータとし、作業を実施するうえで十分な知識や経験を有する作業者を抽出するロジックを用いる場合を説明した。
一方で、組織全体の維持管理技術の向上を図るためには、経験や知識が必ずしも十分でない作業者、すなわち未熟練者に業務を担当させることも重要である。このような場合、OJT(On the Job Training)として成立するには、十分な知識を持った指導者の監督下での作業が必須となる。
本システムで自動的にこのような人選を行うためには、例えば次のような処理を行えばよい。
図3の作業計画策定入力画面G1の優先パラメータとして「OJT」を追加する。そして、「OJT」を選択した場合、総合評価指標の昇順で候補者をソートし、図7に示すS16において候補者を選定する。このとき、所要人数が1人の場合、総合評価指標が高い作業員を指導員として配置する。また、所要人数が複数の場合は、OJTの対象者人数の上限を設定し、必要であれば総合評価指標が高い作業員を補充するようにする。
また、この実施形態に示したロジックでは、経験豊富な熟練者が優先して選定されるため、熟練者への負荷が増大する可能性がある。これを防止するための方法の一つとして、図7に示すS16において、降順に並べた候補者のうち所定の順位以降の者を対象として処理を行う方法がある。
また、候補者選定に用いる優先パラメータとして、前記以外にも当月勤務時間、作業者の体力レベル、同業務実施に要した時間等を用いてパラメータとして定量化し、候補者選定や総合評価指標の算出に用いることも可能である。
以上のように、勤務先の事業所100a、100b、…と対象作業を行う住所の位置的条件と、定量的に評価する総合評価指標や優先パラメータを用い、処理ロジックを変更することで、様々な目的や条件を満足する作業者配置を実現することができる。
なお、前記維持管理支援システム10においては、作業計画管理手段を含めた場合を例示して説明したが、作業計画管理手段を含めることなく構成することも可能である。この場合も、作業計画に対応して、柔軟に適切な作業者を配置することができるという作用効果を奏する。
<<第2実施形態>>
次に、第2実施形態の維持管理支援システム20について説明する。なお、図9は、第2実施形態の維持管理支援システム20のシステム構成図である。
図9に示すように、第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成に作業内容改善手段42を追加したものである。作業内容改善手段42は、過去の対応事例を参照して作業内容DB35の内容を変更させる手段である。
この過去の対応事例としては、第1実施形態で説明した図6の作業者の業務開始/終了日時入力画面G4における「その他の実施業務」を用いる。
第2実施形態の作業内容改善手段42による処理について、作業内容改善手段42による作業内容改善処理フローを示す図10を用いて説明する。なお、作業内容改善手段42による処理は、図9に示すように、メモリ31に格納されたプログラムがCPU30によって実行されることにより、実現されるものである。
この作業内容改善手段42の処理は、作業計画策定手段40(図9参照)を実行する直前、すなわち、図3に示す作業計画策定入力画面G1の策定結果の表示ボタンG1jのクリック後に実行するものとする。
まず、図10のS31において、業務内容、対象施設を、図3の作業計画策定入力画面G1において、選択入力される 機場コンボボックスG1a、大分類コンボボックスG1b、中分類コンボボックスG1c、設備機器名称コンボボックスG1d、および業務内容コンボボックスG1eから取得する。
続いて、図10のS32において、作業内容DB35から、業務内容等の詳細な作業情報を取得する。
続いて、図10のS33において、S32で取得した業務内容と、過去に「その他の実施項目」としてこの業務内容と関連付けて登録されている作業の実施回数を、業務履歴DB34から取得する。「その他の実施項目」は、過去に業務が実施された際に、図6に示す作業者の業務開始/終了日時入力画面G4から入力された項目である。ただし、既にS32で取得した作業内容に含まれているものは除外する。
続いて、図10のS34において、S33で求めた実施回数が所定の実施回数を超えるか否かを比較する。
所定回数以下の場合(S34においてNo)は、図10のS35に進み、作業計画の表示画面中では、「その他の実施項目」を参考情報として提示するのみとする。
一方、図10のS34において所定の回数より多いと判断された場合(S34においてYes)は、図10のS36に進み、「その他の実施項目」(図6参照)を図10のS31で取得した業務内容と関連付けて作業内容DB35に保存する。これにより、次回以降は、業務内容に係る標準の作業内容として作業内容DB35に新たに登録されていることになる。
続いて、図10のS37において、図6に示す画面と同様な画面の作業計画表示画面(図示せず)に一連の作業内容とそれぞれの開始/終了日時を、それぞれ開始日時入力コンボボックスG4e/終了日時入力コンボボックスG4fに表示する。
この第2実施形態により、維持管理ノウハウの蓄積と必要な業務の継続的な改善を行うことができる。
<<第3実施形態>>
次に、第3実施形態の維持管理支援システム30について説明する。
図11は、第3実施形態の維持管理支援システム30のハードウェア構成を示す概念的構成図である。
図11に示すように、第3実施形態の維持管理支援システム30のハードウェアは、処理を実行する管理サーバ1、作業員が入出力等に用いる携帯端末2a、該携帯端末2aおよび後記のセンサ205と管理サーバ1との通信を担うネットワーク3、水質、設備機器等に係わるセンサ205、および水質、施設・設備の異常を監視するための監視用サーバ210を具備し構成されている。
センサ205は、例えば、pH計、濁度計、流量センサ等が使用され、水処理施設202における水質またはプロセス情報をセンシングする。水質情報としては、例えば、濁度、pH、残留塩素等があり、また、プロセス情報としては、処理水量、薬注量等が挙げられる。
センシングされたセンサ205の情報は、ネットワーク3を介して、監視用サーバ210に送られ、監視用サーバ210内のDBに格納される。
そして、監視用サーバ210は、得られたセンサ205の情報から、施設・設備または水質が正常か異常かを判断する。
判断結果が正常であれば、継続してデータ収集を行い。一方、判定結果が異常の場合、データ収集の継続とともに、予め関連付けられた業務内容をDBから抽出し、この業務内容をネットワーク3を介して管理サーバ1へ送る。
管理サーバ1は、監視用サーバ210から送られた業務内容の受信をトリガーとして、前記の作業計画策定手段40による処理(図7参照)を実行する。この場合、図7のS11のステップでは業務内容として監視用サーバ210から送られた情報を用いることとする。以下のS12以降の処理は第1実施形態と同様である。なお、作業者の入力による異常情報をトリガーとすることも可能である。
このような構成とすることで、不定期に発生する緊急時の対応措置に関する作業計画策定を自動化でき、対応業務を迅速に実行することができる。
本第3実施形態では、センサ205は、水質やプロセス情報のモニタリングを行うものとしたが、それ以外にも、設備の故障に関する信号を検出してもよい。この場合、より直接的に施設・設備の不具合が把握できるため、業務内容との関連付けが容易で、適切な対応を取ることが可能である。
また、複数のセンサ205を設置し、異なる場所や異なるモニタリング対象の情報を取得し、これらを用いて施設・設備または水質の診断を行ってもよい。この診断においては、モニタリング結果をパラメータとした関数による評価指標を算出したり、所定のルールに従って正常/異常を診断する方法などがある。
<<第4実施形態>>
前記第3実施形態では、センサ205の情報に基づいて画一的に作業計画策定手段40(図2、図7参照)を実行させる処理フローとしたが、ライフラインとして、例えば、連続的な供給等の水道に対する要求や、維持管理ビジネス運営上の例えば、コスト削減要求を考慮した、より柔軟な人員配置が可能である。
第4実施形態は、作業内容DB35に、新たに要員の上限を設けるとともに、対応レベルを示す分類のフィールドを設け、これらの条件も考慮して作業計画を策定する構成である。
図12は、第4実施形態の作業計画策定手段40による作業計画策定処理フローを示す図である。
第4実施形態の作業計画策定手段40による作業計画策定処理は、基本的に、図7に示す第1実施形態の作業計画策定処理と同様であり、新たにS43として、作業者選定人数と作業開始時期の設定のステップを追加したものである。
図12のS42において作業内容の詳細情報とともに、要員の上限と対応レベルの分類を取得する。対応レベルの分類は、例えば以下のようにする。
レベル1:優先パラメータ基準で最適とされる作業者が出勤した時点で対応する。例えば、一番経験のある作業者が出勤した時点で対応する。
レベル2:総合評価指標基準で最適とされる作業者が出勤した時点で対応する
レベル3:即時対応する(必要な要員のみ確保する)
レベル4:即時対応する(要員の上限まで確保する。ただし、出勤者のみ)
レベル5:即時対応する(要員の上限まで確保する。ただし、退勤後や休日の作業者も候補者に加える)
このケースでは、対応レベルの分類1、2は比較的緊急性が低い業務に関するものであり、対応レベルの分類3〜5は緊急性が高い業務に関するものである。
続いて、図12のS43においては、読み込んだ情報を基に、作業者選定人数、作業開始時期を設定し、候補者に加えることのできる作業者のスケジュールの分類(出勤/退勤/休日)を確定する。これらの情報も制約条件として加え、以降の図12のS44〜S47の処理(図7のS13〜S16)を行い、作業者を最終的に選定する。
第4実施形態では、対応レベルの分類を5種類としたが、これ以外にも、長時間勤務にならないような勤務時間等を考慮できるようにルール化し、適切な作業者の選定と作業計画の策定を行うことができる。
以上の第1実施形態〜第4実施形態によれば、上水道・下水道施設の維持管理業務において、業務内容に応じて適切な作業者を配置することができるとともに、適切な作業計画を策定することができ、良好な維持管理が可能となる。
なお、前記実施形態は、必要な情報をDBに記憶する場合を例示して説明したが、DB以外のファイル、テーブル等に情報を記憶してもよく、情報記憶手段は、必ずしもDBに限定されるものではない。
本発明の第1実施形態の維持管理支援システムのハードウェア構成を示す概念的構成図である。 第1実施形態における管理サーバの構成を示す詳細図である。 作業計画策定入力画面を示す図である。 作業計画表示画面を示す図である。 決定された作業計画表示画面を示す図である。 作業者の業務開始/終了日時入力画面を示す図である。 第1実施形態の作業計画策定処理の処理フローを示す図である。 第1実施形態の作業の進行を管理する作業進行管理処理の処理フローを示す図である。 第2実施形態の維持管理支援システムのシステム構成図である。 第2実施形態の作業内容改善手段による作業内容改善処理フローを示す図である。 第3実施形態の維持管理支援システムのハードウェア構成を示す概念的構成図である。 第4実施形態の作業計画策定処理フローを示す図である。
符号の説明
2、2a、2b…携帯端末(情報端末手段)、
3…ネットワーク(情報ネットワーク手段)、
10、20、30…維持管理支援システム、
34…業務履歴DB(業務履歴記憶手段)、
35…作業内容DB(作業内容記憶手段)、
40…作業計画策定手段、
41…作業計画管理手段、
42…作業内容改善手段、
205…センサ(検知手段)、
210…監視用サーバ(監視システム)

Claims (6)

  1. 上水道または下水道に係る施設およびその設備の維持管理を支援する維持管理支援システムであって、
    作業計画が表示されるとともに、その実施内容またはその結果のうちの少なくとも何れかが入力される情報端末手段と、
    施設・設備管理に関して作業者が実施した業務内容情報が格納される業務履歴記憶手段と、
    維持管理のための業務内容情報が格納される作業内容記憶手段と、
    少なくとも前記情報端末手段に入力された最新の情報と作業者の業務履歴とを用いて業務内容に応じた作業計画を策定処理する作業計画策定手段とを備え、
    前記情報端末手段、前記業務履歴記憶手段、前記作業内容記憶手段、および前記作業計画策定手段間は、情報ネットワーク手段を介して情報通信が行われる
    ことを特徴とする維持管理支援システム。
  2. 請求項1に記載の維持管理支援システムにおいて、
    前記作業計画とその実施状況を管理処理する作業計画管理手段を備え、
    前記情報ネットワーク手段を介して、前記情報端末手段、前記業務履歴記憶手段、作業内容記憶手段、作業計画策定手段、および作業計画管理手段間で情報通信が行われる
    ことを特徴とする維持管理支援システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の維持管理支援システムにおいて、
    前記業務履歴記憶手段は、勤務履歴、業務実施回数、勤務スケジュール、役職、維持管理技術レベルのうち少なくとも一つの情報が格納され、
    前記格納された情報を用いて作業計画を遂行する作業者が選定される
    ことを特徴とする維持管理支援システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の維持管理支援システムにおいて、
    前記業務履歴記憶手段の情報を用い、作業者間での業務実施回数の差が小さくなるように、作業計画に参加する作業者が選定される
    ことを特徴とする維持管理支援システム。
  5. 請求項1または請求項2に記載の維持管理支援システムにおいて、
    前記情報端末手段から入力された作業内容と作業に係る日時データとに基づき、前記作業内容記憶手段に格納された内容情報を更新する作業内容改善手段を有する
    ことを特徴とする維持管理支援システム。
  6. 請求項2に記載の維持管理支援システムにおいて、
    施設・設備または水質の状態を検出するための検知手段、監視システム、または作業者等による測定値、アラーム情報等の点検結果を用いて異常か否か判断する判断手段を備え、
    該判断手段による異常と判断される情報を契機として、前記作業計画策定手段による処理と前記作業計画管理手段による処理とを実行する
    ことを特徴とする維持管理支援システム。
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