JP2009127469A - 燃料供給システム及び三方弁 - Google Patents

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Kimiya Nakata
公也 中田
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洋治 都築
Hideki Ito
秀樹 伊藤
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Abstract

【課題】システム稼動中に燃料圧力の切り替えを可能とする燃料供給システムにおいて、燃料圧力の調圧精度が高く、且つシンプルな構成の燃料供給システムを提供する。
【解決手段】燃料タンク40と燃料噴射弁44と燃料ポンプ41と、第1開口部21と第2開口部22と第3開口部23とを有するとともに第1、第2、第3開口部とを連通させた状態と、第2開口部を閉鎖して第1、第3開口部とを連通させた状態に切り替え可能な三方弁1とを備える。第1開口部と燃料ポンプとが第1外部燃料通路にて接続され、第2開口部と燃料タンクとが第2外部燃料通路にて接続されて経路中には第1設定圧力の第1リリーフ弁42が設けられている。また、第3開口部と燃料タンクとが第3外部燃料通路にて接続されて経路中には第1設定圧力よりも高い第2設定圧力の第2リリーフ弁43が設けられており、第3開口部から第2リリーフ弁の間の経路に燃料噴射弁が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液相燃料を燃料噴射弁から噴射する燃料供給システムにおいて、燃料噴射弁に供給する液相燃料の圧力(燃圧)を切り替え可能な燃料供給システム、及び当該燃料供給システムにて用いる三方弁に関する。
従来より、例えば、液相燃料を噴射してエンジン等の内燃機関に供給する燃料供給システムを備えた車両では、高速走行の後等、エンジンが高温状態の場合にパーキング等にてエンジンを停止し、しばらくした後にエンジンを始動した場合、高温且つ燃料圧力が低い状態にて燃料配管中に発生した気泡により、エンジンに供給される燃料が不足し、始動性が悪化することがあった。そこで、始動時には燃料圧力を通常よりも高く設定し、燃料配管中に発生した気泡を圧縮してつぶし、燃料の供給不足を解消している。
また、特許文献1に記載された従来技術では、燃料タンク内の液相燃料を燃料噴射弁に供給する並列または直列(低圧且つ大流量、または高圧且つ小流量)に切り替え可能な2個の燃料ポンプと、高圧または低圧に切り替え可能なリリーフ弁を備えた配管にて燃料噴射弁からの余剰燃料を燃料タンクに戻す構成を備えた燃料供給装置が開示されている。この構成にて、エンジン始動時には、まず2個の燃料ポンプを並列運転させてリリーフ弁を低圧側に設定し、高温となっている配管中の燃料を短時間で低温の燃料と入れ替え、燃料の入れ替え後は、燃料ポンプを直列運転に切り替え、更にリリーフ弁を高圧側に切り替えて、始動性を向上させている。
特開2002−339823号公報
特許文献1に記載された従来技術では、2個の燃料ポンプを備えるとともに、当該2個の燃料ポンプを並列運転または直列運転に切り替え可能とするように配管及び開閉弁が必要であり、部品点数が増加し、システムが複雑であるとともに搭載スペースも必要である。また、高圧と低圧に切り替え可能なリリーフ弁は構造が複雑であり、システム稼動中にリリーフ圧力を切り替えることは困難である場合が多く、燃料圧力の調圧精度が低くなり易い。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、システム稼動中に燃料圧力の切り替えを可能とする燃料供給システムにおいて、燃料圧力の調圧精度が高く、且つシンプルな構成の燃料供給システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの燃料供給システムである。
請求項1に記載の燃料供給システムは、液相燃料を貯蔵する燃料タンクと、前記燃料タンクから供給される液相燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料タンク内の液相燃料を昇圧して前記燃料噴射弁に送り出す燃料ポンプと、第1開口部と第2開口部と第3開口部とを有するとともに、前記第1開口部と前記第2開口部と前記第3開口部とを連通させた状態と、前記第2開口部を閉鎖して前記第1開口部と前記第3開口部とを連通させた状態に切り替え可能な三方弁と、を備えている。
そして、前記第1開口部と前記燃料ポンプとが第1外部燃料通路にて接続されており、前記第2開口部と前記燃料タンクとが第2外部燃料通路にて接続されているとともに、前記第2外部燃料通路の経路中には前記第2開口部から流出される液相燃料が第1設定圧力となるように設定された第1リリーフ弁が設けられており、前記第3開口部と前記燃料タンクとが第3外部燃料通路にて接続されているとともに、前記第3外部燃料通路の経路中には前記第3開口部から流出される液相燃料が前記第1設定圧力よりも高い第2設定圧力となるように設定された第2リリーフ弁が設けられており、前記第3外部燃料通路における前記第3開口部から前記第2リリーフ弁の間の経路に前記燃料噴射弁が設けられており、前記三方弁の連通状態を切り替えることで、前記燃料噴射弁に供給する液相燃料の圧力を前記第1設定圧力と前記第2設定圧力に切り替え可能である。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの燃料供給システムである。
請求項2に記載の燃料供給システムは、請求項1に記載の燃料供給システムであって、前記三方弁において、前記第2開口部を連通状態または閉鎖状態とする弁体部及び弁座部から前記第2開口部の先端までの第1内部燃料通路は略直線状に形成されている。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの燃料供給システムである。
請求項3に記載の燃料供給システムは、請求項1または2に記載の燃料供給システムであって、前記三方弁はコイルを備えた電磁弁であり、前記コイルの近傍に設けられた弁体部周囲には流体溜まり空間が形成されており、前記第3開口部は前記第1開口部よりも前記コイルに近い側に設けられている。
そして、前記第1開口部から流入した液相燃料が前記流体溜まり空間及び前記第3開口部に向かう第2内部燃料通路は、前記コイルに向かう方向となる弁軸方向に形成されており、前記第2内部燃料通路を通った液相燃料が、前記コイルの周囲の部材における少なくとも一部に衝突して方向を変えて前記第3開口部または前記流体溜まり空間へと向かうように、前記第1開口部と前記第3開口部と前記流体溜まり空間と前記第2内部燃料通路とが配置されている。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの三方弁である。
請求項4に記載の三方弁は、コイルと、前記コイルにて駆動する弁体部と、第1開口部と第2開口部と第3開口部とを有するとともに、前記第1開口部と前記第2開口部と前記第3開口部とを連通させた状態と、前記第2開口部を閉鎖して前記第1開口部と前記第3開口部とを連通させた状態に切り替え可能な三方弁であって、前記第1開口部からは流体を流入させ、流入させた流体を前記第2開口部及び前記第3開口部から流出させ、あるいは流入させた流体を前記第2開口部から流出させることなく前記第3開口部から流出させ、前記弁体部周囲には流体溜まり空間が形成されており、前記第3開口部は前記第1開口部よりも前記コイルに近い側に設けられており、前記第1開口部から流入した流体が前記流体溜まり空間及び前記第3開口部に向かう第2内部燃料通路は、前記コイルに向かう方向となる弁軸方向に形成されており、前記第2内部燃料通路を通った流体が、前記コイルを覆う部材に衝突して方向を変えて前記第3開口部または前記流体溜まり空間へと向かうように、前記第1開口部と前記第3開口部と前記流体溜まり空間と前記第2内部燃料通路とが配置されている。
請求項1に記載の燃料供給システムを用いれば、高圧と低圧を切り替え可能な1個のリリーフ弁を用いるのでなく、低圧用に設定した第1リリーフ弁と、高圧用に設定した第2リリーフ弁とを用い、それぞれの要求精度で調圧された別々のリリーフ弁を備えることで、調圧精度を向上させることが容易である。
また、燃料ポンプも2個必要とせず、三方弁を用いて燃料流路を切り替えることで、システム稼動中において燃料噴射弁に供給する燃料圧力を低圧と高圧に切り替え可能であり、非常にシンプルな燃料供給システムを実現することができる(図2参照)。
また、請求項2に記載の燃料供給システムによれば、低圧用に設定した第1リリーフ弁への燃料をストレート形状の第1内部燃料通路から(第2外部燃料通路を介して)供給することで、燃料圧力の圧損を低減することができるので、低圧側の燃料圧力の調圧精度をより向上させることができる。
また、請求項3に記載の燃料供給システムによれば、三方弁の内部にて、燃料タンク内の比較的低温の液相燃料をコイル(発熱体)周囲の部材に衝突する方向に送り出すことで、コイルの冷却を促進し、コイルの温度上昇によるインピーダンスの上昇を抑制することで駆動電流の低下を抑制し、より低い作動電圧を確保することができる。
また、請求項4に記載の三方弁を用いれば、燃料圧力の調圧精度が高く、且つシンプルな構成である、上記の請求項1〜3のいずれかに記載した燃料供給システムを容易に実現することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の三方弁1の弁軸BZに沿った断面図、及び当該断面図において弁体部24周囲の拡大図の例を示しており、図2は当該三方弁1を用いた燃料供給システムSの例を示している。以下、図2及び図1を用いて、本発明の燃料供給システムSの全体構成と、当該燃料供給システムSにて用いる三方弁1の構造について説明する。
●[燃料供給システムSの構成(図2)]
まず、燃料供給システムSの全体構成について説明する。
図2の例に示すように、本発明の燃料供給システムSは、液相燃料を貯蔵する燃料タンク40と、燃料タンク40内の液相燃料を昇圧して燃料噴射弁44に送り出す燃料ポンプ41と、燃料ポンプ41から供給された液相燃料を(エンジン等の内燃機関に)噴射する燃料噴射弁44と、3つの開口部を有する三方弁1と、第1リリーフ弁42と、第2リリーフ弁43と、を備えている。
そして図1及び図2に示すように、三方弁1の第1開口部21は、第1外部燃料通路41Aにて燃料ポンプ41に接続されている。また、三方弁1の第2開口部22は、第2外部燃料通路42Aにて第1リリーフ弁42に接続され、第1リリーフ弁41を経由して燃料タンク40に接続されている。また、三方弁1の第3開口部23は、配管43Aとデリバリ44Aとリターン配管45にて構成された第3外部燃料通路にて燃料噴射弁44と第2リリーフ弁43を経由して燃料タンク40に接続されている。
第1リリーフ弁42は第1設定圧力に高精度に調圧(例えば284[Kpa]に、高精度に調圧)された低圧用のリリーフ弁であり、第2開口部22が開口状態の場合、三方弁1の第2開口部22から第2外部燃料通路42Aを介して供給される液相燃料の圧力が第1設定圧力以上となる場合に燃料タンク40に液相燃料を戻し、燃料ポンプ41にて昇圧された液相燃料の圧力を第1設定圧力となるように保持する。
第2リリーフ弁43は第1設定圧力よりも高い第2設定圧力に高精度に調圧(例えば400[Kpa]に、高精度に調圧)された高圧用のリリーフ弁であり、第2開口部22が閉鎖されている場合に、三方弁1の第3開口部23から配管43A及びデリバリ44を介して供給される液相燃料の圧力が第2設定圧力以上となる場合にリターン配管45を介して燃料タンク40に液相燃料を戻す。この場合、燃料ポンプ41にて昇圧された液相燃料の圧力を第2設定圧力となるように保持する。
三方弁1は、第1開口部21と第2開口部22と第3開口部23とを連通させた状態(以下、低圧状態と記載する)と、第2開口部22を閉鎖して第1開口部21と第3開口部23とを連通させた状態(以下、高圧状態と記載する)と、に制御手段(図示省略)から切り替え可能である。
三方弁1を低圧状態(第1開口部21と第2開口部22と第3開口部23とを連通)にすると、低圧側に設定された第1リリーフ弁42が有効となり、燃料噴射弁44に供給される液相燃料の圧力は、第1リリーフ弁42に設定された第1設定圧力となる。また、三方弁1を高圧状態(第2開口部22を閉鎖、第1開口部21と第3開口部23とを連通)にすると、高圧側に設定された第2リリーフ弁43が有効となり、燃料噴射弁44に供給される液相燃料の圧力は、第2リリーフ弁43に設定された第2設定圧力となる。
この構成にて、燃料噴射弁44に供給される液相燃料圧力をシステム稼動中であっても、容易に切り替え可能である。
また、高精度に調圧された各々の圧力のリリーフ弁を使用することで、調圧圧力を切り替え可能に構成した従来のリリーフ弁(複雑な構造で調整精度が低い)を用いたシステムと比較して、それぞれの圧力に高精度に調圧することができる。
●[三方弁1の構造(図1)]
次に、三方弁1の構造について説明する。
三方弁1は、図1に示すように、磁気回路部10と燃料通路部20にて構成されている。磁気回路部10は、電源を接続するためのコネクタ12と、通電されることで弁体部24を弁軸BZの方向に駆動するコイル11とを含んでいる。
燃料通路部20には、第1開口部21、第2開口部22、第3開口部23が設けられている。そして、第1開口部21と第2開口部22とは、第2内部燃料通路28と、弁体部24及び弁座部25の周囲に形成された流体溜り空間27と、第1内部燃料通路26とで連通されている。また、第1開口部21と第3開口部23とは、第2内部燃料通路28にて連通されている。
この構造を有することで、コイル11に通電すると弁体部24が弁座部25に押圧されて第2開口部22は閉鎖状態となり、第1開口部21と第3開口部23とが連通した状態となる。また、コイル11への通電を停止すると弁体部24が弁座部25から離間して第2開口部22は連通状態となり、第1開口部21と第2開口部22と第3開口部23とが連通した状態となる。
また図1に示すように、第2開口部22を連通状態または閉鎖状態に制御する弁体部24及び弁座部25から第2開口部22の先端までの第1内部燃料通路26は、略直線状のストレート形状に形成されており、圧損の発生を抑制している。この第1内部燃料通路26の形状を図3(B)のように屈折させた形状にすると、屈折部分で圧損が発生し、第1リリーフ弁42にて調圧した第1設定圧力に圧損分が重畳されて燃料噴射弁44に供給する液相燃料の圧力の誤差が大きくなるので好ましくない。
なお、図2において、第2開口部122から第1リリーフ弁42までの第2外部燃料通路42Aは、圧損を低減するために、大きな曲率で湾曲させる。
また、一般的に、コイル11は通電されると発熱し、発熱により内部抵抗が上昇する。定電圧源から電源供給している場合、内部抵抗が上昇すると、電流値が低下し、弁体部24の駆動力が低下する。どこまで低い電圧で弁体部24を駆動できるか、という最低作動電圧をより低くするには、コイル11の発熱を抑制することが効果的である。
そこで、本実施の形態における三方弁1では、液相燃料を積極的に利用してコイル11の冷却を促進している。以下、液相燃料をコイル11の冷却に積極的に利用する構造について説明する。
第3開口部23は、第1開口部21よりもコイル11に近い側に設けられている。
また、第1開口部21から流入した液相燃料が流体溜り空間27及び第3開口部23に向かって流れる第2内部燃料通路28は、円筒状に形成されており(図1(A)の断面AAを参照)、コイル11に向かう方向となる弁軸BZの方向に形成されている。
そして、第2内部燃料通路28を通った液相燃料は、コイル11の周囲の部材の少なくとも一部(この場合、磁気回路部10の蓋に相当するプレート13)に衝突して方向を変えて第3開口部23または流体溜り空間27へと向かうように(図3(A)を参照)、第1開口部21と第3開口部23と流体溜り空間27と第2内部燃料通路28とが配置されている。液相燃料を発熱部(発熱部の近傍)に衝突させるように流すことで、流体の淀みが抑制され、効果的に冷却することができる。
なお、プレート13の材質を熱伝導率の高い材質で形成し、更に、液相燃料が衝突する面の表面積を増やすとともに乱流を発生しにくい程度の凹凸を形成してもよい。また、燃料通路部20の材質を熱伝導率の高い材質で形成し、第2内部燃料通路28に液相燃料が流れる方向に沿ってフィン状の凹凸を設けてもよい。
なお、図4は従来の三方弁100の断面図(弁軸に沿った断面図)の例を示している。
従来の三方弁100は磁気回路部110と燃料通路部120を有しており、燃料通路部120には第1開口部121と第2開口部122と第3開口部123とを備えている。
図4に示す従来の三方弁100は、弁体部124に対して第2開口部122を閉鎖状態とする弁座部125Aと、第3開口部123を閉鎖状態とする弁座部125Bとを備え、第3開口部123を閉鎖して第1開口部121と第2開口部122とを連通する状態と、第2開口部122を閉鎖して第1開口部121と第3開口部123とを連通する状態に切り替え可能である。
この従来の三方弁100の弁座部125Aを削除して第1開口部121と第3開口部123とが常時連通状態となるように構成して、本実施の形態にて説明した三方弁1の代わりに用いた場合、弁座部125Aから流入して第2開口部122に向かう液相燃料の方向が曲げられることで液相燃料の圧損が比較的大きくなり、好ましくない。また、第1開口部121から流入した液相燃料がプレート13に到達するまでの経路がやや複雑に曲げられており、液相燃料をプレート13に接触的に衝突させる構造でないため、コイル11の放熱性も、本実施の形態にて説明した三方弁1のほうが優位である。
本発明の燃料供給システムS及び三方弁1は、本実施の形態で説明した外観、構成、構造等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない
本発明の三方弁1の一実施の形態を説明する断面図である。 本発明の燃料供給システムSの例を説明する図である。 三方弁1のコイル11の冷却を説明する図、及び第1内部燃料通路26の形状を、直線状でなく曲げた場合の例を説明する図である。 従来の三方弁100の例を説明する断面図である。
符号の説明
1 三方弁
10 磁気回路部
11 コイル
12 コネクタ
13 プレート
20 燃料通路部
21 第1開口部
22 第2開口部
23 第3開口部
24 弁体部
25 弁座部
26 第1内部燃料通路
27 流体溜り空間
28 第2内部燃料通路
40 燃料タンク
41 燃料ポンプ
42 第1リリーフ弁
43 第2リリーフ弁
44 燃料噴射弁
41A 第1外部燃料通路
42A 第2外部燃料通路
43A 配管
44A デリバリ
45 リターン配管
BZ 弁軸
S 燃料供給システム

Claims (4)

  1. 液相燃料を貯蔵する燃料タンクと、
    前記燃料タンクから供給される液相燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    前記燃料タンク内の液相燃料を昇圧して前記燃料噴射弁に送り出す燃料ポンプと、
    第1開口部と第2開口部と第3開口部とを有するとともに、前記第1開口部と前記第2開口部と前記第3開口部とを連通させた状態と、前記第2開口部を閉鎖して前記第1開口部と前記第3開口部とを連通させた状態に切り替え可能な三方弁と、を備え、
    前記第1開口部と前記燃料ポンプとが第1外部燃料通路にて接続されており、
    前記第2開口部と前記燃料タンクとが第2外部燃料通路にて接続されているとともに、前記第2外部燃料通路の経路中には前記第2開口部から流出される液相燃料が第1設定圧力となるように設定された第1リリーフ弁が設けられており、
    前記第3開口部と前記燃料タンクとが第3外部燃料通路にて接続されているとともに、前記第3外部燃料通路の経路中には前記第3開口部から流出される液相燃料が前記第1設定圧力よりも高い第2設定圧力となるように設定された第2リリーフ弁が設けられており、
    前記第3外部燃料通路における前記第3開口部から前記第2リリーフ弁の間の経路に前記燃料噴射弁が設けられており、
    前記三方弁の連通状態を切り替えることで、前記燃料噴射弁に供給する液相燃料の圧力を前記第1設定圧力と前記第2設定圧力に切り替え可能である、
    燃料供給システム。
  2. 請求項1に記載の燃料供給システムであって、
    前記三方弁において、前記第2開口部を連通状態または閉鎖状態とする弁体部及び弁座部から前記第2開口部の先端までの第1内部燃料通路は略直線状に形成されている、
    燃料供給システム。
  3. 請求項1または2に記載の燃料供給システムであって、
    前記三方弁はコイルを備えた電磁弁であり、前記コイルの近傍に設けられた弁体部周囲には流体溜まり空間が形成されており、
    前記第3開口部は前記第1開口部よりも前記コイルに近い側に設けられており、
    前記第1開口部から流入した液相燃料が前記流体溜まり空間及び前記第3開口部に向かう第2内部燃料通路は、前記コイルに向かう方向となる弁軸方向に形成されており、
    前記第2内部燃料通路を通った液相燃料が、前記コイルの周囲の部材における少なくとも一部に衝突して方向を変えて前記第3開口部または前記流体溜まり空間へと向かうように、前記第1開口部と前記第3開口部と前記流体溜まり空間と前記第2内部燃料通路とが配置されている、
    燃料供給システム。
  4. コイルと、
    前記コイルにて駆動する弁体部と、
    第1開口部と第2開口部と第3開口部とを有するとともに、前記第1開口部と前記第2開口部と前記第3開口部とを連通させた状態と、前記第2開口部を閉鎖して前記第1開口部と前記第3開口部とを連通させた状態に切り替え可能な三方弁であって、
    前記第1開口部からは流体を流入させ、流入させた流体を前記第2開口部及び前記第3開口部から流出させ、あるいは流入させた流体を前記第2開口部から流出させることなく前記第3開口部から流出させ、
    前記弁体部周囲には流体溜まり空間が形成されており、
    前記第3開口部は前記第1開口部よりも前記コイルに近い側に設けられており、
    前記第1開口部から流入した流体が前記流体溜まり空間及び前記第3開口部に向かう第2内部燃料通路は、前記コイルに向かう方向となる弁軸方向に形成されており、
    前記第2内部燃料通路を通った流体が、前記コイルを覆う部材に衝突して方向を変えて前記第3開口部または前記流体溜まり空間へと向かうように、前記第1開口部と前記第3開口部と前記流体溜まり空間と前記第2内部燃料通路とが配置されている、
    三方弁。

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