JP2009127389A - 戸体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な外観を確保しつつ、変形を起さない良好な強度性能を備える戸体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】芯材2の表裏両面にケナフ板3を貼着し、ケナフ板3の表面に化粧シート4を貼着して成ることを特徴とする。ケナフ板3はMDFや合板などに比べて吸水長さ膨張率が低く、そのため厚み寸法を小さく採っても反り変形が生じる恐れが少ない。厚み寸法が略規定された戸体1では、厚み寸法を小さくしたケナフ板3によると、相対的に芯材2の厚み寸法を大きく採ることができて高い剛性強度を備えるようにできる。高い剛性強度を有する芯材2によると貼着されたケナフ板3の伸縮変形を強く規制することができる。したがって、戸体1にあっては、上記比較的薄手のケナフ板3を採用したことに始まる芯材2との関係(好循環)によって、変形を起さない良好な強度性能を備えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、戸体及びその製造方法に関するものである。
従来から、芯材の表裏両面にMDFや合板で成る表面材を貼着して形成された戸体が、知られている(たとえば特許文献1参照)。
しかしながら、MDFや合板で成る表面材は、吸水長さ膨張率が比較的高く、厚み寸法を大きく採らないと雰囲気気体の湿気によって反り変形が生じることがある。ここで、一般に使用される戸体としての厚み寸法はおよそ30mm程度と決まっているため、表面材の厚みを大きく採った場合には相対的に芯材の厚み寸法が小さくなってしまう。芯材は自身の剛性強度によって貼着された表面材の伸縮を規制するものであり、厚み寸法の小さい芯材は剛性強度が低下するので表面材の伸縮規制を緩めることとなってしまう。すなわち、厚み寸法の規定された戸体にあっては、上記のような表面材と芯材との関係(悪循環)により、変形を起さない良好な強度性能を備えることができないものであった。
特に近年では、天井高さの高い建築デザインが多用されることに伴い、戸体にもその厚み寸法は変えずに高さ寸法を大きく採るデザインのものが要求されている。上記高さ寸法を大きく採るとその分戸体も変形し易くなる。つまり、限られた厚み寸法の中で如何にして変形を起さない良好な強度性能を戸体に備えるか、という技術的課題がますます厳しく要求されているのが現状である。
特開2001−3650号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、良好な外観を確保しつつ、変形を起さない良好な強度性能を備える戸体及びその製造方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係る戸体1にあっては、芯材2の表裏両面にケナフ板3を貼着し、ケナフ板3の表面に化粧シート4を貼着して成ることを特徴とする。これによると、ケナフ板3はMDFや合板などに比べて吸水長さ膨張率が低く、そのため厚み寸法を小さく採っても反り変形が生じる恐れが少ない。厚み寸法が略規定された戸体1では、厚み寸法を小さくしたケナフ板3によると、相対的に芯材2の厚み寸法を大きく採ることができて高い剛性強度を備えるようにできる。高い剛性強度を有する芯材2によると貼着されたケナフ板3の伸縮変形を強く規制することができる。したがって、戸体1にあっては、上記比較的薄手のケナフ板3を採用したことに始まる芯材2との関係(好循環)によって、変形を起さない良好な強度性能を備えることができる。また、ケナフ板3の表面にはケナフ繊維の塊による凹凸が無数に露出するが、ケナフ板3の表面には化粧シート4を貼着したので、戸体1として使用できる程度の良好な外観の確保も図られている。
また、上記戸体1の製造方法であって、ケナフ板3の表面に研磨を施した後に化粧シート4を貼着したことを特徴とする。これによると、少なくともケナフ板3の表面にできる繊維の塊としての凸部を削ぎ落とすことができ、戸体1の表面の平滑性を向上できる。
また、上記戸体1の製造方法であって、ケナフ板3の表面に突板で構成した化粧シート4を貼着し、その後に化粧シート4の表面を研磨することを特徴とする。これによると、ケナフ板3の表面に貼着した化粧シート4の表面を研磨することで、戸体1の平滑性を直接的に向上させることができ、また、研磨する化粧シート4は突板なので、研磨後の表面にも木質柄が発現されて良好な外観を確保することができる。
本発明にあっては、良好な外観を確保しながらも戸体に変形を起さない良好な強度性能を備え得る、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1には戸体1の横断面図を示し、図2には芯材2の正面図及び側面図を示し、図3にはケナフ板3の正面図及び側面図を示す。
本例の戸体1は、図1のように、芯材2の表裏両面に表面材としてのケナフ板3を貼着し、ケナフ板3の表面に化粧シート4を貼着して形成される。なお、図中5は戸体1の周端面に貼着されるエッジ板であり、エッジ板5の端縁の角部には表裏のケナフ板3と滑らかに接続するR部6を形成するためにトリミング加工が施されている。
芯材2は、図2のように、芯材2の周縁部に配置される周枠材7と、周枠材7の内部に充填したペーパーハニカム8とで構成される。周枠材7は複数本の桟材7aを組み付けて形成される。ペーパーハニカム8は高強度のハニカム構造体を軽量な紙材で形成したものである。
なお、本例の戸体1では、表裏両面のケナフ板3は表面に貼着した化粧シート4と合わせて約1.7mmに設定され、芯材2の厚み寸法は約27mmに設定され、戸体1全体の厚み寸法は約31mmに形成されている。
本例の戸体1で表面材として用いたケナフ板3は、MDFよりも比較的に長い繊維を互いに絡ませることで形成されており、従来のMDFや合板などで構成した表面材と比べても吸水長さ膨張率が低く、そのため厚み寸法を小さく採っても反り変形が生じる恐れが少ない。厚み寸法が略規定された戸体1では、厚み寸法を小さくしたケナフ板3によると、相対的に芯材2の厚み寸法を大きく採ることができて高い剛性強度を備えるようにできる。高い剛性強度を有する芯材2によると貼着されたケナフ板3の伸縮変形を強く規制することができる。したがって、本例の戸体1にあっては、上記比較的薄手のケナフ板3を採用したことに始まる芯材2との関係(好循環)によって、変形を起さない良好な強度性能を備えることができたものである。
また、ケナフ板3の表面にはケナフ繊維の塊による凹凸が無数に露出するが、ケナフ板3の表面には化粧シート4を貼着したので、戸体1として使用できる程度の良好な外観の確保も図られている。
ここで、ケナフ板3の表面に化粧シート4を貼着する際には、下記の工夫を施すことで、戸体1の表面(ケナフ板3に貼着した化粧シート4の表面)に平滑性を備えることができる。なお、化粧シート4のケナフ板3の表面への貼着は、芯材2の表裏両面への貼着前のケナフ板3、または芯材2の表裏両面への貼着後のケナフ板3、のいずれに対しても行うことができる。
まず、ケナフ板3の表面の凸部に対する対策として、0.1〜0.2mm程度の研磨を施し、ケナフ板3の表面から凸部を削ぎ落とすことが挙げられる。
また、ケナフ板3の表面の凹部に対する対策として下記の対策が挙げられる。
第1に、凹部を研磨屑で埋めるためにケナフ板3の表面を研磨する対策が挙げられる。これにより通常と同じく厚さ100μm程度の化粧シート4を使用することができる。化粧シート4としては、通常と同じく樹脂製シート、紙製シートを用いることができる。
第2に、化粧シート4をケナフ板3の表面に貼るための接着剤に、粘度の高い樹脂分、固形分の多い接着剤を用い、ケナフ板3の表面の凹部を接着剤で埋めながら同時に化粧シート4を貼着する対策が挙げられる。この接着剤には、たとえばPUR系接着剤、SBR系接着剤を好適に用いることができる。
第3に、化粧シート4に通常より厚いもの、たとえば200〜300μm厚の厚手の化粧シート4を用いる対策が挙げられる。
また、化粧シート4に突板を使用し、化粧シート4をケナフ板3の表面に貼着した後に、化粧シート4の表面を研磨して戸体1の表面に平滑性を備えるようにしてもよい。突板はその表面に研磨を施しても、研磨後の新たな露出面には木質柄が発現するのであり、良好な外観を確保できる。この突板としては研磨を考慮して比較的厚手の突板を用いるとよい。なお、この対策によると、凸部を落とすためにケナフ板3の表面を研磨する対策を省略することもでき、良好な製造性も確保できる。
本発明の実施の形態の例の戸体の概略横断面図である。 同上の芯材であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 同上のケナフ板であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
符号の説明
1 戸体
2 芯材
3 ケナフ板
4 化粧シート
5 エッジ板
6 R部
7 周枠材
7a 桟材
8 ペーパーハニカム

Claims (3)

  1. 芯材の表裏両面にケナフ板を貼着し、ケナフ板の表面に化粧シートを貼着して成ることを特徴とする戸体。
  2. 請求項1に記載した戸体の製造方法であって、ケナフ板の表面に研磨を施した後に化粧シートを貼着したことを特徴とする戸体の製造方法。
  3. 請求項1に記載した戸体の製造方法であって、ケナフ板の表面に突板で構成した化粧シートを貼着し、その後に化粧シートの表面を研磨することを特徴とする戸体の製造方法。
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