JP2009124471A - 再生装置、再生方法、再生プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】時系列に変化する画像情報であって分割して配信される時系列画像情報を受信しながら再生する場合に、所望のリアルタイム性及び連続性を保った動画再生を実行すること。
【解決手段】時系列画像を再生する再生装置であって、記憶した動画情報と動画の撮影時刻情報とを関連付けて記憶するバッファ部103と、撮影時刻と現在時刻との遅延時間閾値以内である動画を再生対象とする遅延時間判断部151と、再生対象とされた動画以降、連続時間閾値以上連続した複数の動画情報がバッファ部103に記憶されていることを確認する連続時間判断部152と、連続時間判断部152によってバッファ部103に記憶されていることが確認された動画情報を再生する再生部153とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】時系列画像を再生する再生装置であって、記憶した動画情報と動画の撮影時刻情報とを関連付けて記憶するバッファ部103と、撮影時刻と現在時刻との遅延時間閾値以内である動画を再生対象とする遅延時間判断部151と、再生対象とされた動画以降、連続時間閾値以上連続した複数の動画情報がバッファ部103に記憶されていることを確認する連続時間判断部152と、連続時間判断部152によってバッファ部103に記憶されていることが確認された動画情報を再生する再生部153とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、再生装置、再生方法、再生プログラム及び記録媒体に関し、特に分割して配信される時系列画像の再生に関する。
近年、ネットワークを介して動画等の時系列に変化する画像情報情報を受信しながら再生するリアルタイム再生方法が用いられている。このリアルタイム再生方法では、ネットワーク負荷等の影響による動画情報の受信欠落によるコマ落ちが問題となる。コマ落ちを防ぐため、受信した動画情報をバッファすると共に、欠落した情報の再送信を要求することが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1においては、受信した動画情報をバッファに格納した後、所定時間経過した後に再生する。コマ落ち、即ち、動画情報の欠落が確認された場合、当該コマ落ち部分が再生のために次段に送出される予定時刻に応じて、再送要求の実行有無を判断する。これにより、無駄な再送要求を減らし、ネットワーク負荷を軽減している。
このようなリアルタイム再生方法は、例えば、機器のメンテナンス活動等を遠隔地から支援する場合等に用いられる。即ち、メンテナンス現場側と支援者側とでマルチメディア情報を送受信しながらやりとりを行なうことにより、支援者は遠隔地であるメンテナンス現場を訪れることなく現場の状況を把握することができる。また、支援者からの助言をマルチメディア情報により受信することによって、助言の把握を容易にすることができる。
特開2005−348015号公報
しかしながら、上述したリアルタイム再生方法を用いて現場の状況を伝える場合にコマ落ちなどが発生すると、現場の状況を正確に伝えることができず、支援者が現場の状況を正確に把握できないという課題が生ずる。例えば、軸や歯車の回転等、動きのある機器の状態を支援者に伝える場合にコマ落ちが発生すると、支援者は、機器の不具合により回転等の動きがおかしいのか、若しくはコマ落ちにより動きがおかしいのか判断ができない。
特許文献1に開示された方法を用いてこの課題を解決する場合、コマ落ちの補完を確実に行なうためにバッファ期間を長く設定することとなる。この場合、メンテナンス現場の状況が撮影された後、支援者側で再生されるまでの遅延時間が長くなってしまい、リアルタイム性が損なわれる。その結果、コミュニケーションを円滑に行なうことが困難となる。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、時系列に変化する画像情報であって分割して配信される時系列画像情報を受信しながら再生する場合に、所望のリアルタイム性及び連続性を保った画像再生を実行することを目的とする。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、時系列に変化する画像情報であって分割して配信される時系列画像情報を受信しながら再生する場合に、所望のリアルタイム性及び連続性を保った画像再生を実行することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、時間経過に伴って変化する時系列画像の情報を複数に分割した時系列画像情報を含む単位転送情報を受信して前記時系列画像を再生する再生装置であって、前記時系列画像情報を記憶する記憶部と、前記記憶した時系列画像情報と当該時系列画像情報が生成された時間を示す生成時間情報とを関連付けて記憶する時系列画像管理部と、前記時系列画像の遅延時間を判断するための基準となる時間を示す基準時間情報を取得する基準時間情報取得部と、前記記憶された時系列画像情報のうち前記生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値以内である時系列画像情報を再生対象とする遅延時間判断部と、前記再生対象とされた時系列画像情報を含み予め定められた連続時間閾値以上連続した複数の時系列画像情報が前記記憶部に記憶されていることを確認する連続時間判断部と、前記連続時間判断部によって前記記憶部に記憶されていることが確認された複数の時系列画像情報を再生する再生部とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の再生装置において、前記遅延時間判断部は、前記記憶部に記憶された時系列画像情報情報のうち前記生成時間情報が古い時系列画像情報を参照し、当該参照した時系列画像情報に関連付けられた生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値以内である場合に、前記参照中の時系列画像情報を再生対象とすることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の再生装置において、前記参照した時系列画像情報に関連付けられた生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値を超えている場合、前記参照中の時系列画像情報を前記記憶部から削除する時系列画像情報削除部を更に有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3いずれか1項に記載の再生装置において、前記連続時間判断部は、前記再生対象とされた時系列画像情報を先頭として連続する複数の時系列画像情報が前記記憶部に記憶されていることを確認することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の再生装置において、前記再生対象とされた時系列画像情報を先頭として連続する複数の時系列画像情報の合計再生時間が前記連続時間閾値未満である場合、前記複数の時系列画像情報を前記記憶部から削除する時系列画像情報削除部を更に有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5いずれか1項に記載の再生装置において、前記生成時間情報は実時刻に基づいて付与され、前記基準時間情報取得部は、前記基準時間情報として現在時刻に関する情報を取得することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6いずれか1項に記載の再生装置において、前記基準時間情報取得部は、前記時系列画像情報に対して生成時間情報を付与する装置から前記基準時間情報を取得することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6いずれか1項に記載の再生装置において、前記基準時間情報取得部は、前記時系列画像情報に対して生成時間情報を付与する装置が参照する時間情報の情報供給元から前記基準時間情報を取得することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、時間経過に伴って変化する画像の情報であって複数の単位転送情報に分割して配信される時系列画像情報を受信して時系列画像を再生する再生方法であって、前記時系列画像情報を取得して記憶し、前記記憶した時系列画像情報と当該時系列画像情報が生成された時間を示す生成時間情報とを関連付けて管理し、前記時系列画像の遅延時間を判断するための基準となる時間を示す基準時間情報を取得し、前記記憶された時系列画像情報のうち前記生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値以内である時系列画像情報を再生対象とし、前記再生対象とされた時系列画像情報を含み予め定められた連続時間閾値以上連続した複数の時系列画像情報が記憶されていることを確認し、前記連続時間判断部によって記憶されていることが確認された複数の時系列画像情報を再生することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、再生プログラムであって、請求項9に記載の再生方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、記録媒体であって、請求項10に記載の再生プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、時系列に変化する画像情報であって分割して配信される時系列画像情報を受信しながら再生する場合に、所望のリアルタイム性及び連続性を保った画像再生を実行することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る動画再生装置1の運用形態を示すネットワーク図である。図1に示すように、本実施形態に係る動画再生装置1は、ネットワーク3を介して動画配信サーバ2に接続されている。動画配信サーバ2は、図示しないビデオカメラに接続されており、当該ビデオカメラが撮影した画像をネットワーク3を介してリアルタイムで配信する。動画配信サーバ2は、ネットワーク3を介して画像を配信する際、パケットと呼ばれる情報の送信単位毎に情報を発信する。即ち、パケットとは単位転送情報と呼ぶことができる。尚、動画とは複数の画像が時系列に切り換わって表示されることにより、動いているように認識させる画像(時系列画像)である。
図1は、本実施形態に係る動画再生装置1の運用形態を示すネットワーク図である。図1に示すように、本実施形態に係る動画再生装置1は、ネットワーク3を介して動画配信サーバ2に接続されている。動画配信サーバ2は、図示しないビデオカメラに接続されており、当該ビデオカメラが撮影した画像をネットワーク3を介してリアルタイムで配信する。動画配信サーバ2は、ネットワーク3を介して画像を配信する際、パケットと呼ばれる情報の送信単位毎に情報を発信する。即ち、パケットとは単位転送情報と呼ぶことができる。尚、動画とは複数の画像が時系列に切り換わって表示されることにより、動いているように認識させる画像(時系列画像)である。
図2は、本実施形態に係る動画再生装置1の全体構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る動画再生装置1は、コントローラ100、ネットワークI/F110、入出力デバイス120及びディスプレイモニタ130を有する。また、コントローラ100は、主制御部101、入出力制御部102、バッファ部103、RTC(Real Time Clock)104、パケット処理部105及び表示制御部106を有する。また、パケット処理部105は、遅延時間判断部151、連続時間判断部152及び再生部153を有する。
ネットワークI/F110は、動画再生装置1がネットワーク3を介して他の機器と通信する際のインターフェースである。動画配信サーバ2が発信したパケットは、ネットワークI/F110を介してコントローラ100に入力され、コントローラ100の制御に従ってディスプレイモニタ130に画像が表示される。動画配信サーバ2が発信し、ネットワークI/F110に入力されるパケットの例を図3に示す。図3は、本実施形態に係る動画配信サーバ2が発信するパケットに含まれる情報の例を示す図である。図3に示すように、本実施形態に係るパケットは、パケット番号、撮影時刻及び画像情報を有する。
パケット番号とは、動画配信サーバ2がパケットを発信する際に付される番号であり、パケットを発信した順番を示す。撮影時刻は、動画配信サーバ2に接続されたビデオカメラが画像を撮影した時刻を示す情報である。画像情報は、動画配信サーバ2に接続されたビデオカメラが撮影した画像の情報であり、動画再生装置1において再生される動画の情報である。本実施形態に係るパケットは、画像情報として時系列に連続した複数の画像情報、即ち時系列画像情報を有する。これら複数の画像情報が連続して表示されることにより、動画として再生される。尚、本実施形態においては、1つのパケットに1秒分の動画の情報が含まれる。また、パケットに含まれる撮影時刻は、時系列に連続する複数の画像のうち、先頭の画像の撮影時刻、即ち、最も古い撮影時刻を示す。
入力デバイス120は、キーボードやマウス等、ユーザが動画再生装置1に対して命令を与え、操作するためのユーザインタフェースである。ディスプレイモニタ130は、動画再生装置1において動画を表示する表示装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)モニタ等、既存の表示装置によって実現可能である。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)並びにHDD(Hard Disk Drive)や光学ディスク等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU(Central Processing Unit)の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、動画再生装置1の動作を制御する制御部として機能する。
主制御部101は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。入出力制御部102は、動画再生装置1がネットワークI/F110を介して他の機器と通信する際の動作を制御する。バッファ部103は、装置外部からネットワークI/F110に入力されたパケットを一時的に保持する記憶領域を有する。バッファ部103に保持される情報の例を図4に示す。図4は、バッファ部103に保持されているパケット情報をバッファ部103が管理するためのパケット管理テーブルを示す図である。図4に示すように、パケット管理テーブルは、バッファ部103に保持されたパケットを一意に識別するID、パケット番号及びパケットに含まれる画像の撮影時刻の情報を有する。即ち、バッファ部103は、時系列画像情報としての動画情報を記憶する記憶部として機能すると共に、動画情報とその動画情報が生成された時間に関する生成時間情報とを関連付けて記憶する時系列画像管理部として機能する。
図4の例においては、IDが“04”のパケット番号は“203”であり、IDが“05”のパケット番号は“205”である。即ち、“204”のパケット番号を有するパケットが欠落している。上述したように、本実施形態において、1つのパケットは1秒分の画像を含むところ、IDが“04”のパケットが含む動画の撮影時刻は“2007/11/01 10:22:08”であり、“05”のパケットでは“2007/11/01 10:22:10”である。即ち、“2007/11/01 10:22:09”から1秒間の動画が欠落している。本実施形態は、このような動画の欠落による不具合に対応することが要旨の1つとなる。
RTC104は、実時刻の情報を出力する機能を有する。RTC104が出力する実時刻情報は、パケット処理部105に入力される。パケット処理部105は、バッファ部103に保持されたパケットを処理して動画を再生する機能を提供するものであり、本実施形態の要旨となる機能を担う。遅延時間判断部151は、動画再生装置1が再生する動画のリアルタイム性を保つための機能を担う。具体的には、遅延時間判断部151は、バッファ部103に保持されたパケットに含まれる動画のうち、実時刻と撮影時刻との差が所定期間以内の動画を再生対象の動画として判断する。
遅延時間判断部151は、上記の所定期間を判断するための情報として、動画再生装置1が再生する動画の遅延時間として許容される時間を示す情報を遅延時間閾値として記憶している。即ち、遅延時間判断部151は、動画の撮影時刻と実時刻の差が遅延時間閾値以内である場合に、当該動画を再生対象の動画とする。遅延時間判断部151は、RTC104が出力する情報に基づいて実時刻を判断する。即ち、RTC104は、遅延時間判断部151が動画の遅延時間を判断するための基準となる時間を示す基準時間情報を提供するものであり、遅延時間判断部151は、基準時間情報取得部としても機能する。尚、本実施形態においては、遅延時間閾値を10秒として説明する。
連続時間判断部152は、動画再生装置が再生する動画の連続性を保つための機能を担う。具体的には、連続時間判断部152は、バッファ部103に保持されたパケットのうち、遅延時間判断部152によって再生対象とされた動画が含まれるパケット以降のパケットを参照し、動画を連続して再生可能な時間を確認する。即ち、パケットの欠落の有無を確認する。動画を連続して再生可能な時間を確認した結果、所定期間以上連続して再生可能な場合、その動画の再生を許可する。
連続時間判断部152は、上記の所定期間を判断するための情報として、動画再生装置1が再生する動画が最低限連続して再生されるべき時間を示す情報を連続時間閾値として記憶している。即ち、連続時間判断部152は連続時間閾値を超える時間分の連続する動画がバッファ部103に格納されている場合に、動画の再生を許可する。尚、本実施形態においては、連続時間閾値を5秒として説明する。
遅延時間判断部151及び連続時間判断部152によって実行される処理が本実施形態に係る動画再生装置1の要旨となる。再生部153は、連続時間判断部152によって再生が許可された動画を含むパケットをバッファ部103から取得し、動画を表示する表示データにエンコードして表示制御部106に入力する。表示制御部106は、再生部153から入力された表示データに基づいてディスプレイモニタ130を制御し、動画を表示させる。
次に、本実施形態に係る動画再生装置1の動作について説明する。図5は、本実施形態に係る動画再生装置1の動作を示すフローチャートである。本実施形態においては、動画再生装置1がネットワーク3を介して取得する動画情報、即ち、ストリーミングデータの再生に特徴を有する。従って、本実施形態に係る動画再生装置1は、ネットワークを介して動画配信サーバ2から動画情報を取得することにより、動画再生動作を開始する。動画情報の取得に際しては、ユーザが入力デバイス120を操作することによって、主制御部101が入出力制御部102に命令を与え、入出力制御部102がネットワークI/F110を介して動作配信サーバ2に動画情報の配信要求を送信する。動画配信サーバ2から発信された動画情報を含むパケットは、ネットワークI/F110を介して入出力制御部102に入力される。入出力制御部102は、取得したパケットをバッファ部103に入力する。バッファ部103は、入力されたパケットにIDを付与し、図4において説明したテーブルによって管理する。
ユーザの入力デバイスの操作により動画再生命令を認識し、ストリーミングデータが含まれたパケットの受信を開始した主制御部111は、表示制御部106を制御してディスプレイモニタ130にバッファ処理中である旨を表示させる(S501)。次に、遅延時間判断部151は、主制御部101の制御に従い、バッファ部103に保持されたパケットのうち、最も撮影時刻の古いパケットを参照する(S502)。そして、遅延時間判断部151は、RTC104から実時刻に関する情報を取得し、参照中のパケットの撮影時刻と実時刻との差が遅延時間閾値以内であるか否かを判定する(S503)。S503の判定の結果、差が遅延時間閾値を超えている場合(S503/NO)、参照中のパケットを削除する(S509)。S509の処理は、遅延時間判断部151が実行しても良いし、遅延時間判断部151からの通知を受けた主制御部101が実行してもよい。これにより、バッファ部103の記憶領域を有効に活用することができる。
他方、S503の判定の結果、差が遅延時間閾値以内である場合(S503/YES)、遅延時間判断部151は、参照中のパケットに含まれる動画情報を再生対象とする。次に、連続時間判断部152は、遅延時間判断部151が再生対象とした動画情報を含むパケット(即ち、参照中のパケット)のパケット番号以降のパケットを参照し、動画を連続して再生可能な時間を確認する(S504)。S504の確認の結果、連続時間閾値以上の動画再生が可能な場合(S505/YES)、再生部153が参照中パケットに含まれる動画情報から動画再生を実行する(S507)。S504の確認の結果、連続時間閾値以上の動画再生が不可能な場合(S505/NO)、参照中のパケットを削除する(S509)。
再生部153による動画再生の開始後、パケット欠落が発生した場合(S507/YES)、S501に戻り、パケット処理部による処理が繰り返される。パケット欠落が発生しなければ(S507/NO)、動画が終了するまで(S508/NO)再生部が動画再生を続行し、動画が終了すれば(S508/YES)、処理を終了する。このような処理により、本実施形態に係る動画再生装置1は、遅延時間閾値以内の遅延時間で連続時間閾値以上の期間連続した動画再生を行なうことが可能となる。
次に、図5において説明した動画再生装置1の動作について、具体例を挙げて説明する。例として、現在時刻が2007年11月1日の10時22分22秒の場合を説明する。また、バッファ部103には、図4に示すようにパケットが保持されている場合を例とする。この場合、最も撮影時間の古いパケットはパケット番号“200”のパケットである(S502)。現在時刻との差は17秒であり、遅延時間閾値以上である(S503/NO)。従って、パケット番号“200”のパケットは削除される(S509)。同様の処理がパケット番号“206”まで繰り返し実行され、パケット番号“207”のパケットを参照した場合において現在時刻と撮影時刻との差が10秒となり、遅延時間閾値以内となる(S503/YES)。
パケット“207”から連続して動画再生可能であるのは、パケット番号“207”、“208”及び“209”に格納された動画情報であり、3秒間である(S504)。これは、連続時間閾値未満である(S505/NO)。従って、パケット番号“207”〜“209”のパケットは削除される(S509)。現在参照中のパケットはパケット番号“207”のパケットであるが、“207”〜“208”のパケットを一括して削除することにより、処理を効率化することができる。次に、パケット番号“211”のパケットが参照された場合(S502)、現在時刻との差は6秒であり、これは遅延時間閾値以内である(S503/YES)。
パケット番号“211”のパケットに含まれる動画情報から連続して動画再生可能であるのは、パケット番号“211”、“212”、“213”、“214”及び“215”のパケットに格納された動画情報であり、5秒間である(S504)。これは、連続時間閾値以降であるため(S505/YES)、再生部153は、パケット番号“211”のパケットに格納された動画情報から動画の再生を実行する(S506)。これにより、パケット番号“211”〜“215”のパケットに格納された動画情報が再生され、ディスプレイモニタ130に5秒間動画が表示される。
以上説明したように、本実施形態に係る動画再生装置1によれば、遅延時間閾値以内の動画情報であって、且つ連続時間閾値以上連続して再生可能な場合にのみ動画の再生が成される。これにより、所望のリアルタイム性及び連続性を保った動画再生を実行することが可能となる。その結果、例えば遠隔地に離れた者同士がライブ映像による会議を行なう場合等において、遅延の範囲が遅延時間閾値以内に限定されるため、コミュニケーションを円滑に行なうことが可能となる。また、連続時間閾値以上の連続した映像のみが再生されるため、コマ落ちが発生した途切れ途切れの映像が再生させることを防ぎ、遠隔地の状況を正しく把握することが可能となる。
尚、上記の説明においては、遅延時間判断部151がバッファ部103に保持されたパケットのうち撮影時刻の古い動画情報を含むパケットから順に参照し、遅延時間閾値以内に撮影されているか否かを判断する例を説明した。この他、遅延時間判断部151が、バッファ部103に格納されているパケットのうち、遅延時間閾値以内に撮影されている動画情報を含むパケットを抽出し、抽出されたパケットの中で最も撮影時刻の古い動画情報を含むパケットを再生対象としても良い。このような場合の動作について、図6を参照して説明する。
図6の場合においても、図5の場合と同様に、主制御部111はユーザの入力デバイスの操作により動画再生命令を認識し、表示制御部106を制御してディスプレイモニタ130にバッファ処理中である旨を表示させる(S601)。次に、遅延時間判断部151は、主制御部101の制御に従い、バッファ部103に保持されたパケットから、撮影時刻と現在時刻との差が遅延時間閾値以内のパケットを抽出する(S602)。次に、遅延時間判断部151は、S602において抽出されたパケットのうち、撮影時刻が最も古いパケットを再生対象とする(S603)。
次に、連続時間判断部152は、遅延時間判断部151が再生対象とした動画情報を含むパケット(即ち、参照中のパケット)のパケット番号以降のパケットを参照し、動画を連続して再生可能な時間を確認する(S604)。以降、図5におけるS505と同様の処理により、バッファ部103に保持されたパケットに含まれる動画情報の動画が再生される。このような処理によっても、図5において説明した態様と同様の効果を得ることが可能となる。また、図5の態様の場合、遅延時間判断部151が遅延時間閾値以内の撮影時刻のパケットを参照するまでS502〜S503及びS509の処理が繰り返されることとなる。しかし、図6の態様の場合、一括で遅延時間閾値以内のパケットを抽出するため、同様の処理が繰り返されることを防ぐことができ、処理を効率化することが可能となる。
また、上記の説明において、連続時間判断部152は、連続時間閾値を動画が最低限連続して再生されるべき時間を示す情報として記憶している例を説明した。この他、連続時間閾値を連続するパケットの個数で指定することも可能である。1つのパケットに含まれる動画情報の再生時間が、全てのパケットにおいて同一である場合は、パケットの個数を指定することにより、時間を指定することになるため、上記と同様の効果を得ることが可能となる。他方、1つのパケットに含まれる動画情報の再生時間が、夫々のパケット毎に異なる場合は、上記の説明のように、連続時間閾値を時間で指定することが好ましい。
また、上記の説明においては、パケットに含まれる動画の撮影時刻や遅延時間判断部151が遅延時間を判断する基準となる時刻として実時刻を用いる例を説明した。この他、例えば動画再生装置1と動画配信サーバ2とに共通する時間情報であれば、実時刻以外の時間情報を用いることも可能である。他方、これらの情報として上述したように実時刻を用いる場合であっても、RTC104の時刻情報と動画情報に撮影時刻を付与する動画配信サーバ2の時刻情報とにギャップがある場合、遅延時間を正確に判断することができない。このような問題は、RTC104がネットワーク3を介して動画配信サーバ2から時刻情報を取得して遅延時間判断部151に時刻情報を出力することにより、解決することが可能となる。また、動画配信サーバ2及びRTC104が同一のNTP(Network Time Protocol)サーバから時刻情報を取得することによっても同様に解決することが可能となる。
また、上記の説明においては、動画配信サーバ2が配信する動画情報を再生する動画再生装置1を例として説明した。しかしながら、再生する画像は動画に限らず、時間経過に伴って変化する画像、即ち時系列画像であれば適用可能である。
また、上記の説明においては、図4において説明したように、夫々のパケットに含まれる動画とその動画の撮影時刻とを関連付けて管理する例を説明した。この撮影時刻とは、その動画情報が生成された時間に関する情報の一例である。従って、撮影時刻に限らず、その動画情報が生成された時間に関する情報であれば用いることが可能であり、上記と同様の効果を得ることが可能である。
1 動画再生装置
2 動画配信サーバ
3 ネットワーク
100 コントローラ
101 主制御部
102 入出力制御部
103 バッファ部
104 RTC
105 パケット処理部
106 表示制御部
110 ネットワークI/F
120 入力デバイス
130 ディスプレイモニタ
151 遅延時間判断部
152 連続時間判断部
153 再生部
2 動画配信サーバ
3 ネットワーク
100 コントローラ
101 主制御部
102 入出力制御部
103 バッファ部
104 RTC
105 パケット処理部
106 表示制御部
110 ネットワークI/F
120 入力デバイス
130 ディスプレイモニタ
151 遅延時間判断部
152 連続時間判断部
153 再生部
Claims (11)
- 時間経過に伴って変化する時系列画像の情報を複数に分割した時系列画像情報を含む単位転送情報を受信して前記時系列画像を再生する再生装置であって、
前記時系列画像情報を記憶する記憶部と、
前記記憶した時系列画像情報と当該時系列画像情報が生成された時間に関する生成時間情報とを関連付けて記憶する時系列画像管理部と、
前記時系列画像の遅延時間を判断するための基準となる時間を示す基準時間情報を取得する基準時間情報取得部と、
前記記憶された時系列画像情報のうち前記生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値以内である時系列画像情報を再生対象とする遅延時間判断部と、
前記再生対象とされた時系列画像情報を含み予め定められた連続時間閾値以上連続した複数の時系列画像情報が前記記憶部に記憶されていることを確認する連続時間判断部と、
前記連続時間判断部によって前記記憶部に記憶されていることが確認された複数の時系列画像情報を再生する再生部とを有することを特徴とする、再生装置。 - 前記遅延時間判断部は、前記記憶部に記憶された時系列画像情報情報のうち前記生成時間情報が古い時系列画像情報を参照し、当該参照した時系列画像情報に関連付けられた生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値以内である場合に、前記参照中の時系列画像情報を再生対象とすることを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
- 前記参照した時系列画像情報に関連付けられた生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値を超えている場合、前記参照中の時系列画像情報を前記記憶部から削除する時系列画像情報削除部を更に有することを特徴とする、請求項2に記載の再生装置。
- 前記連続時間判断部は、前記再生対象とされた時系列画像情報を先頭として連続する複数の時系列画像情報が前記記憶部に記憶されていることを確認することを特徴とする、請求項1乃至3いずれか1項に記載の再生装置。
- 前記再生対象とされた時系列画像情報を先頭として連続する複数の時系列画像情報の合計再生時間が前記連続時間閾値未満である場合、前記複数の時系列画像情報を前記記憶部から削除する時系列画像情報削除部を更に有することを特徴とする、請求項4に記載の再生装置。
- 前記生成時間情報は実時刻に基づいて付与され、
前記基準時間情報取得部は、前記基準時間情報として現在時刻に関する情報を取得することを特徴とする、請求項1乃至5いずれか1項に記載の再生装置。 - 前記基準時間情報取得部は、前記時系列画像情報に対して生成時間情報を付与する装置から前記基準時間情報を取得することを特徴とする、請求項1乃至6いずれか1項に記載の再生装置。
- 前記基準時間情報取得部は、前記時系列画像情報に対して生成時間情報を付与する装置が参照する時間情報の情報供給元から前記基準時間情報を取得することを特徴とする、請求項1乃至6いずれか1項に記載の再生装置。
- 時間経過に伴って変化する画像の情報であって複数の単位転送情報に分割して配信される時系列画像情報を受信して時系列画像を再生する再生方法であって、
前記時系列画像情報を取得して記憶し、
前記記憶した時系列画像情報と当該時系列画像情報が生成された時間を示す生成時間情報とを関連付けて管理し、
前記時系列画像の遅延時間を判断するための基準となる時間を示す基準時間情報を取得し、
前記記憶された時系列画像情報のうち前記生成時間情報が示す時間と前記基準時間情報が示す時間との差が予め定められた遅延時間閾値以内である時系列画像情報を再生対象とし、
前記再生対象とされた時系列画像情報を含み予め定められた連続時間閾値以上連続した複数の時系列画像情報が記憶されていることを確認し、
前記連続時間判断部によって記憶されていることが確認された複数の時系列画像情報を再生することを特徴とする、再生方法。 - 請求項9に記載の再生方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする、再生プログラム。
- 請求項10に記載の再生プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする、記録媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007296706A JP2009124471A (ja) | 2007-11-15 | 2007-11-15 | 再生装置、再生方法、再生プログラム及び記録媒体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017059073A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | ヤフー株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム |
-
2007
- 2007-11-15 JP JP2007296706A patent/JP2009124471A/ja active Pending
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